JP2015072807A - 空気電池の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水素ガスの発生を抑制することができる空気電池の制御装置を提供する。【解決手段】液体供給部12は、空気電池組セル11に液体を供給し、空気供給部13は、空気電池組セル11に空気を供給する。指令発生部20は、空気電池組セル11に対する発電開始指令又は発電停止指令を出力する。制御装置16は、発電開始指令に基づき開閉口部14と送風部15を制御することにより空気と液体とを空気電池組セル11に供給させ、発電停止指令に基づき開閉口部14を閉じることにより空気を空気電池組セル11に供給させる。【選択図】図1

Description

本発明は、空気電池の制御装置に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載された空気電池装置が知られている。この空気電池装置は、負極と、セパレータと、触媒層及び正極集電体を有する正極と、酸素拡散膜とがこの順に積層された積層体、並びに、負極、セパレータ、及び正極と接触する電解質を含む発電体を備えている。
酸素拡散膜の主面の一つは、正極集電体の主面の一つに対向して配置され、酸素拡散膜の周縁部の少なくとも一部が空気と接している。これにより、大容量化が容易な空気電池、空気電池スタックおよび捲回型の空気電池装置を提供することができる。
特開2011−146339号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の空気電池装置においては、空気電池が大容量である場合、主電池の過放電、過充電時には、空気電池で発生した電力を電動車の主電池に供給できない状態となる。
即ち、空気電池が発生させた電力を主電池で消費できない場合には、空気電池の内部で空気と液体とにより発電反応が行われ、大量の水素ガスが発生してしまう。
本発明は、水素ガスの発生を抑制することができる空気電池の制御装置を提供する。
本発明において、液体供給手段は、空気電池組セルに液体を供給し、空気供給手段は、空気電池組セルに空気を供給する。指令発生手段は、空気電池組セルに対する発電開始指令又は発電停止指令を出力する。制御手段は、発電開始指令に基づき空気と液体とを空気電池組セルに供給させ、発電停止指令に基づき空気を空気電池組セルに供給させる。
本発明によれば、制御手段は、発電開始指令に基づき空気と液体とを空気電池組セルに供給させ、発電停止指令に基づき空気を空気電池組セルに供給させる。即ち、発電停止時には液体が供給されないため、空気電池の内部で発電反応が行われなくなり、水素ガスの発生を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の空気電池の制御装置の処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の空気電池の制御装置の発電指令時における各部の動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態の空気電池の制御装置の停止指令時における各部の動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態の空気電池の制御装置内の空気電池組セルの1セル分の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の空気電池の制御装置の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の空気電池の制御装置の除湿部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す空気電池の制御装置内の電力変換部の一例を示す回路図である。 図12に示す空気電池の制御装置内の電力変換部の他の例を示す回路図である。 本発明の第7の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態の空気電池の制御装置について図面を参照して説明する。この空気電池の制御装置は、空気電池の出力の異常時に、発電を停止する場合に使用可能である。また、空気電池の制御装置は、空気電池の出力に主電池が接続され、空気電池から主電池に充電し、一度、空気電池の発電を停止(例えば主電池が満充電になる等)してから、再度、主電池が放電した後に主電池に充電する場合にも使用可能である。
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態の空気電池の制御装置のブロック図を示す。この空気電池の制御装置は、空気電池装置1と指令発生部20とを備えている。空気電池装置1は、空気電池組セル11、液体供給部12、空気供給部13、開閉口部14、送風部15、制御装置16を備えている。
液体供給部12は、液体供給手段に対応し、空気電池組セル11に液体を供給する。空気供給部13は、空気供給手段に対応し、空気電池組セル11に空気を供給する。開閉口部14は、開閉口手段に対応し、液体供給部12の液体の液量を調整する。送風部15は、送風手段に対応し、空気供給部13の空気量を調整する。指令発生部20は、指令発生に対応し、空気電池組セル11に対する発電開始指令又は発電停止指令を制御装置16に出力する。指令発生部20は、例えばボタンスイッチ等で構成されている。
開閉口部14は、液体供給部12の液体の液量を調整し調整された液量を空気電池組セル11に供給する。送風部15は、ファン等で構成されており、空気供給部13の空気量を調整し調整された空気量を空気電池組セル11に供給する。送風部15は、空気電池組セル11の空気入力側に配置されている。
制御装置16は、制御手段に対応し、指令発生部20からの発電開始指令に基づき開閉口部14と送風部15とを制御して空気供給部13の空気と液体供給部12の液体とを空気電池組セル11に供給させる。また、制御装置16は、指令発生部20からの発電停止指令に基づき開閉口部14を閉じて空気供給部13の空気を空気電池組セル11に供給させる。また、制御装置16は、指令発生部20からの発電開始指令に基づき送風部15の出力をオンし、指令発生部20からの発電停止指令に基づき送風部15の送風出力を最大にする。
次にこのように構成された第1の実施形態の空気電池の制御装置の動作を図2に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、ステップS101からステップS104までの処理は、通常の発電開始時の処理である。ステップS105からステップS106までの処理は、発電停止時の処理である。
まず、ステップS101では、制御装置16は、指令発生部20から発電開始指令があるか否かを検出する。発電開始指令は、例えば、ユーザーがボタンを押すことで発生する。発電開始指令がない場合にはスタートに戻り、発電開始指令がある場合には、制御装置16は、送風部15および開閉口部14を制御し、ステップS102へ進む。
ステップS102では、空気供給部13からの空気を空気電池組セル11へ供給するために、送風部15がオンし、ステップS103へ進む。
ステップS103では、液体供給部12からの液体を空気電池組セル11へ供給するために、開閉口部14が開くことで、液体を空気電池組セル11へ供給し、ステップS104へ進む。ステップS104では、発電停止指令がない場合には、ステップS101へ戻る。
ステップS101からステップS104までの各部の処理を時間軸で説明したタイミングチャートを図3に示す。図3の時刻t1において、発電開始指令が発生し、時刻t2において、空気供給のための送風部15と液体供給のための開閉口部14が開かれることで、発電反応が開始され、空気電池組セル11の出力電力が上昇していく。
次に、発電停止指令がある場合には、ステップS105に進む。発電停止指令は、例えば、負荷に出力できないフラグや、ユーザがボタンを押すことで発生する。ステップS105では、制御装置16は、発電停止指令に基づき開閉口部14を閉じる。これにより、液体供給を停止させることができる。
ステップS106では、制御装置16は、発電停止指令に基づき送風部15を駆動させて、空気供給の送風を最大にする。これにより、空気電池組セル内部の液体を乾かすことができる。その後、空気の送風を停止し、再度、発電するまで待機する。
ステップS105からステップS106までの各部の処理を時間軸で説明したタイミングチャートを図4に示す。図4の時刻t11において、発電停止指令が発生し、時刻t12において、液体供給が停止され、空気供給のための送風部15の送風出力が最大で開始され、空気電池組セル11の出力電力が低下していく。液体供給の停止方法は、例えば液体供給部12で蓋をする構成等によって行う。
次に、空気電池組セル11の反応現象について、図5を用いて説明する。図5は空気電池の1セル分の構成を示す図である。空気電池組セル11は、分離膜111と集電部材112と正極触媒層113と電解質114と負極金属115と集電部材116とで構成されている。この空気電池組セル11に空気と液体が入ってくると発電反応が始まる。以下に、亜鉛空気電池の反応例を用いて説明する。
Figure 2015072807
となる。正常な反応では電荷が取り出せるが、電荷を取り出せない、言い換えると負極表面で電池反応と平行して起きる副反応が生じると、水素が発生する。
このため、装置を停止する際、内部の液体を迅速に除去することで、副反応を速急に抑制するか、空気電池装置内部で発電反応で発生する電荷を消費する(電子を取り出す)ことで、水素の発生を抑制する。
このように、第1の実施形態の空気電池の制御装置によれば、液体供給部12は、空気電池組セル11に液体を供給し、空気供給部13は、空気電池組セル11に空気を供給する。指令発生部20は、空気電池組セル11に対する発電開始指令又は発電停止指令を出力する。制御装置16は、発電開始指令に基づき空気と液体とを空気電池組セルに供給させ、発電停止指令に基づき空気を空気電池組セルに供給させる。即ち、発電停止時には液体が供給されないため、空気電池の内部で発電反応が行われなくなり、水素ガスの発生を抑制することができる。
また、液体供給部12の液体の液量を調整し調整された液量を空気電池組セル11に供給する開閉口部14が設けられている。制御装置16が指令発生部20からの発電停止指令に基づき開閉口部14を閉じるので、空気電池組セル内へ液体の供給を停止できるため、水素の発生を抑制できる。
また、空気供給部13の空気量を調整し調整された空気量を空気電池組セル11に供給する送風部15が設けられている。制御装置16が指令発生部20からの発電停止指令に基づき送風部15の送風出力を最大にするので、空気電池組セル内部の液体を迅速に乾かすことができ、水素の発生を抑制することができる。
また、送風部15は空気電池組セルの空気入力側に配置されているので、液体と空気を両方引くことができ、液量と空気量を調整することができる。
(第2の実施形態)
図6は本発明の第2の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。具体的には、図6に示すように、送風部15が空気電池組セル11の空気出力側に配置されている。
この構成によれば、送風部15により空気電池組セル内部の空気を引くことで、空気電池組セル11に対し、空気供給部13から空気を供給することおよび液体供給部12から液体を供給することを同時に行うことができる。即ち、液体と空気を両方引くことができ、液量と空気量を調整することができる。
(第3の実施形態)
大容量の空気電池になると、液体供給を停止しても空気電池組セル11の内部に液体が残っているため、すぐには発電反応が停止しない。そこで、第3の実施形態の空気電池の制御装置は、液体供給を停止してから、なるべく早く発電反応を停止するようにしたものである。
図7は本発明の第3の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。図7に示すように、空気電池組セル11と空気供給部13との間に空気供給部13からの空気を除湿する除湿部17を設けている。除湿部17は、除湿手段に対応し、空気供給部13からの空気を加熱するためのヒータ171を備えている。
図8は第3の実施形態の空気電池の制御装置の処理を示すフローチャートである。図8に示すステップS101からステップS106までの処理は、図2に示すそれらと同様であるので、それらの説明は省略する。
発電停止指令が発生すると、ステップS107で、制御装置16aは、発電停止指令に基づき除湿部17のヒータ171をオンさせる。このため、空気供給部13からの空気が加熱されることにより、空気の除湿が行われる。これにより、乾いた空気を空気電池組セル11に供給することができ、空気電池組セル内部の液体を迅速に乾かすことができる。その後、空気の送風を停止し、再度、発電するまで待機する。
ステップS107の処理を時間軸で説明したタイミングチャートを図9に示す。図9の時刻t21において、除湿部17を駆動すると、ヒータ171が動作して、空気供給部13からの空気の湿度を下げることで、空気電池組セル内の液体を迅速に乾かすことができる。その結果、水素ガスの発生を抑制することができる。
なお、除湿部17は、ヒータ171の代わりに、エアコンディショナを用いても良い。エアコンディショナを用いた場合にも、空気電池組セル内の液体を迅速に乾かすことができる。その結果、水素ガスの発生を抑制することができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。第4の実施形態の空気電池の制御装置は、図10に示すように、外部電源21と、端子aが送風部15に接続され端子bが外部電源21に接続され端子cが空気電池組みセル11の出力に接続される電源切り替え部18とを備えている。電源切り替え部18は、リレーや半導体スイッチなどである。
制御装置16bは、指令発生部20からの発電開始指令に基づき電源切り替え部18の端子bに切り替えて外部電源21により送風部15を駆動させる。制御装置16bは、空気電池組セル11の出力に基づき電源切り替え部18の端子cに切り替えて空気電池組セル11の出力により送風部15を駆動させる。即ち、空気電池組セル11の出力に基づき外部電源21から空気電池組セル11の出力に切り替えて送風部15に電源を供給している。
このように構成された第4の実施形態の空気電池の制御装置によれば、空気電池組セル11が発電を開始する時には、電源切り替え部18の端子bに切り替えられて外部電源21から送風部15に電力を供給する。即ち、空気供給開始のために、外部電源21からの電力により送風を開始する。
次に、空気電池組セル11から電力が出力され始めると、制御装置16bは、空気電池組セル11の出力に基づき電源切り替え部18の端子cに切り替えて空気電池組セル11の出力から送風部15に電源を供給する。
即ち、空気電池組セル11の出力を用いることで、空気電池装置内部の発電反応で発生する電荷を、空気電池装置1で消費し、即ち電子を取り出すことで、水素の発生を抑制することができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。第5の実施形態の空気電池の制御装置は、図11に示すように、外部電源21と、端子aが除湿部17に接続され端子bが外部電源21に接続され端子cが空気電池組セル11の出力に接続される電源切り替え部18とを備えている。
制御装置16cは、指令発生部20からの発電開始指令に基づき電源切り替え部18の端子bに切り替えて外部電源21により除湿部17を駆動させる。制御装置16cは、、空気電池組セル11の出力に基づき電源切り替え部18の端子cに切り替えて空気電池組セル11の出力により除湿部17を駆動させる。即ち、空気電池組セル11の出力に基づき外部電源21から空気電池組セル11の出力に切り替えて除湿部17に電源を供給している。
このように構成された第5の実施形態の空気電池の制御装置によれば、空気電池組セル11が発電を開始する時には、電源切り替え部18の端子bに切り替えられて外部電源21から除湿部17に電力を供給する。即ち、空気供給開始のために、外部電源21からの電力により空気の除湿を開始する。
次に、空気電池組セル11から電力が出力され始めると、制御装置16cは、空気電池組セル11の出力に基づき電源切り替え部18の端子cに切り替えて空気電池組セル11の出力から除湿部17に電源を供給する。
即ち、空気電池の出力を用いることで、空気電池装置内部の発電反応で発生する電荷を、空気電池装置1で消費し、即ち電子を取り出すことで、水素の発生を抑制することができる。
(第6の実施形態)
図12は本発明の第6の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。この空気電池の制御装置は、図12に示すように、空気電池組セル11と接続され且つ空気電池組セル11の電力を所定の電力に変換する電力変換部22と、電力変換部22の出力側に接続される負荷23とを備える。電力変換部22は、電力変換手段に対応する。即ち、電力変換部22が空気電池組セル11の出力を可変し、負荷23へ電力を供給することができる。
図13に電力変換部の一例を示す。この電力変換部22aは、図13に示すように、非絶縁型昇圧コンバータからなる。電力変換部22aは、平滑コンデンサC1とインダクタL1とダイオードD1と半導体スイッチQ1と平滑コンデンサC2と制御部221とを有する。
平滑コンデンサC1は空気電池組セル11の出力端に接続され、この平滑コンデンサC1の両端にはインダクタL1と半導体スイッチQ1との直列回路が接続される。半導体スイッチQ1の両端にはダイオードD1と負荷に接続される平滑コンデンサC2との直列回路が接続される。
半導体スイッチQ1は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)やMOSFETからなる。制御部221は、平滑コンデンサC2の出力電圧に基づきデューティを制御して半導体スイッチQ1をオン/オフさせることで、出力電圧を可変することができる。
また、半導体スイッチQ1をオンした時にインダクタL1にエネルギーを蓄積する。半導体スイッチQ1をオフした時にインダクタL1に蓄積されたエネルギーと空気電池組セル11の出力とがダイオードD1を介して平滑コンデンサC2に出力されるので、昇圧することができる。
なお、図13に示す例では非絶縁型昇圧コンバータを説明したが、例えば、電力変換部としては、非絶縁型降圧コンバータを用いても良い。
図14に電力変換部の他の例を示す。この電力変換部22bは、図14に示すように、絶縁型コンバータからなる。電力変換部22aは、インダクタL1、平滑コンデンサC1、半導体スイッチQ1〜Q4、トランスT、ダイオードD1〜D4、平滑コンデンサC2を有している。
空気電池組セル11の出力端にインダクタL1と平滑コンデンサC1との直列回路が接続される。平滑コンデンサC1の両端には、半導体スイッチQ1と半導体スイッチQ2との直列回路と、半導体スイッチQ3と半導体スイッチQ4との直列回路とが接続される。
トランスTは一次巻線Pとこの一次巻線Pと同相に巻回された二次巻線Sとを有し、二次巻線Sの巻数は一次巻線Pの巻数のN倍である。トランスTの一次巻線Pの一端は半導体スイッチQ1のエミッタと半導体スイッチQ2のコレクタと接続され、トランスTの一次巻線Pの他端は半導体スイッチQ3のエミッタと半導体スイッチQ4のコレクタとに接続される。
平滑コンデンサの両端には、ダイオードD1とダイオードD2との直列回路と、ダイオードD3とダイオードD4との直列回路とが接続される。トランスTの二次巻線Sの一端はダイオードD1のアノードとダイオードD2のカソードとに接続される。トランスTの二次巻線Sの他端はダイオードD3のアノードとダイオードD4のカソードとに接続される。
このように構成された電圧変換部22bによれば、半導体スイッチQ1と半導体スイッチQ4とがオンすると、空気電池組セル11の出力→インダクタL1→半導体スイッチQ1→トランスTの一次巻線P→半導体スイッチQ4の経路で電流が流れる。トランスTの二次巻線Sには一次巻線Pに発生した電圧のN倍の電圧が発生する。二次側では、トランスTの二次巻線Sの一端→ダイオードD3→平滑コンデンサC2→ダイオードD2→トランスTの二次巻線Sの他端の経路で電流が流れる。このため、平滑コンデンサC2に直流電圧が発生する。
次に、半導体スイッチQ3と半導体スイッチQ2とがオンすると、空気電池組セル11の出力→インダクタL1→半導体スイッチQ3→トランスTの一次巻線P→半導体スイッチQ2の経路で電流が流れる。トランスTの二次巻線Sには一次巻線Pに発生した電圧のN倍の電圧が発生する。二次側では、トランスTの二次巻線Sの他端→ダイオードD1→平滑コンデンサC2→ダイオードD4→トランスTの二次巻線Sの一端の経路で電流が流れる。このため、平滑コンデンサC2に直流電圧が発生する。
このように、トランスTの巻数を選択することで、空気電池組セル11の出力電圧を可変することができる。また、空気電池組セル11の出力を可変することで、空気電池組セル11の数を少なくすることができる。
また、電力変換部22を停止することで空気電池装置1と負荷23とが電気的に切り離され、空気電池装置内で電力を消費することができる。
(第7の実施形態)
図15は本発明の第7の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。第7の実施形態の空気電池の制御装置は、図15に示すように、空気電池組セル11の出力に電池24を接続している。電池24内部にはコントローラ241が設けられている。
例えば主電池の過放電、過充電により、空気電池組セル11の電力を電池24に供給できない場合には、コントローラ241が指令発生部20に発電停止指令情報を出力する。これにより、指令発生部20は、発電停止指令を制御装置16に出力するので、上述したような空気電池組セル11の反応を停止する動作が行われる。
(第8の実施形態)
図16は本発明の第8の実施形態の空気電池の制御装置の構成を示すブロック図である。第8の実施形態の空気電池の制御装置は、図16に示すように、空気電池組セル11と電池24との間に電力変換部22を配置している。即ち、電力変換部22を停止することで空気電池装置1と電池24が電気的に切り離され、空気電池装置内で電力を消費することができる。
本発明の第1の実施の形態乃至第8の実施形態の空気電池の制御装置は、電気自動車やハイブリッド自動車(HEV)にも適用することができ、また、車両以外の装置に搭載される空気電池装置の制御装置にも適用可能である。
なお、本発明は、第1の実施の形態乃至第8の実施形態の空気電池の制御装置に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。本発明は、例えば、第1の実施の形態の空気電池の制御装置乃至第8の実施の形態の空気電池の制御装置のいつくかを組み合わせた実施例にも適用することができる。
1 空気電池装置
11 空気電池組セル
12 液体供給部
13 空気供給部
14 開閉口部
15 送風部
16 制御装置
17 除湿部
18 電源切り替え部
20 指令発生部
21 外部電源
22 電力変換部
23 負荷
24 電池
171 ヒータ
221 制御部
241 コントローラ
C1,C2 平滑コンデンサ
Q1〜Q4 スイッチング素子
L1 インダクタ
D1〜D4 ダイオード
T トランス
P 一次巻線
S 二次巻線

Claims (12)

  1. 空気電池組セルと、
    前記空気電池組セルに液体を供給する液体供給手段と、
    前記空気電池組セルに空気を供給する空気供給手段と、
    前記空気電池組セルに対する発電開始指令又は発電停止指令を出力する指令発生手段と、
    前記指令発生手段からの発電開始指令に基づき前記空気供給手段の空気と前記液体供給手段の液体とを前記空気電池組セルに供給させ、前記指令発生手段からの発電停止指令に基づき前記空気供給手段の空気を前記空気電池組セルに供給させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする空気電池の制御装置。
  2. 前記液体供給手段の液体の液量を調整し調整された液量を前記空気電池組セルに供給する開閉口手段を備え、
    前記制御手段は、前記指令発生手段からの前記発電停止指令に基づき前記開閉口手段を閉じることを特徴とする請求項1記載の空気電池の制御装置。
  3. 前記空気供給手段の空気量を調整し調整された空気量を前記空気電池組セルに供給する送風手段を備え、
    前記制御手段は、前記指令発生手段からの前記発電開始指令に基づき前記送風手段の出力をオンし前記指令発生手段からの前記発電停止指令に基づき送風出力を最大にすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気電池の制御装置。
  4. 前記送風手段は、前記空気電池組セルの空気入力側に配置されることを特徴とする請求項3記載の空気電池の制御装置。
  5. 前記送風手段は、前記空気電池組セルの空気出力側に配置されることを特徴とする請求項3記載の空気電池の制御装置。
  6. 前記空気供給手段の空気を除湿し除湿された空気を前記空気電池組セルに供給する除湿手段を有し、
    前記制御手段は、前記指令発生手段からの前記発電停止指令に基づき前記除湿手段を駆動させることにより前記空気を除湿させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の空気電池の制御装置。
  7. 前記除湿手段は、ヒータからなることを特徴とする請求項6記載の空気電池の制御装置。
  8. 前記除湿手段は、エアコンディショナからなることを特徴とする請求項6記載の空気電池の制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記指令発生手段からの発電開始指令に基づき外部電源により前記送風手段を駆動させ、前記空気電池組セルの出力に基づき前記空気電池組セルの出力により前記送風手段を駆動させることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の空気電池の制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記指令発生手段からの発電開始指令に基づき外部電源により前記除湿手段を駆動させ、前記空気電池組セルの出力に基づき前記空気電池組セルの出力により前記除湿手段を駆動させることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の空気電池の制御装置。
  11. 前記空気電池組セルと接続され且つ前記空気電池組セルの電力を所定の電力に変換する電力変換手段と、
    前記電力変換手段に接続される負荷と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の空気電池の制御装置。
  12. 空気電池組セルに液体を供給する液体供給ステップと、
    前記空気電池組セルに空気を供給する空気供給ステップと、
    前記空気電池組セルに対する発電開始指令又は発電停止指令を出力する指令発生ステップと、
    前記発電開始指令に基づき前記空気供給ステップの空気と前記液体供給ステップの液体とを前記空気電池組セルに供給させ、前記発電停止指令に基づき前記空気供給ステップの空気を前記空気電池組セルに供給させる制御ステップと、
    を含むことを特徴とする空気電池の制御方法。
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