JP2015071920A - 改装サッシ枠及び既設サッシ枠の改装工法 - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、近年においては、既設サッシ枠を取付けた状態のまま、新設サッシ枠を取付けた改装サッシ枠や、既設サッシ枠の改装工法が種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
(1)建物躯体の方形をなす開口部に取付けられた、既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠よりなる既設サッシ枠の枠内に、新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠よりなる新設サッシ枠を取付けてなる改装サッシ枠において、前記既設サッシ枠における既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠は、内面に前記建物躯体の室外側の側面または前記開口部の内周面に取付けた枠材における室外側の側面に固定された内向固定片を有し、かつ前記既設上枠と既設下枠における前記内向固定片よりも室外側の内面には、内向固定片と平行をなすように内向きに突設された、障子等用の案内レールとを備え、前記新設サッシ枠における新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外周面に突設した外向きの取付片を、前記案内レールの少なくとも一部を切除した状態で前記内向固定片または開口部の内周面に取付けた前記枠材の室外側の側面に、ねじをもって固定することにより、前記既設サッシ枠の枠内に前記新設サッシ枠を取付ける。
(5)建物躯体の方形をなす開口部に取付けられた既設サッシ枠を、上記(1)〜(4)項のいずれかに記載の改装サッシ枠に改装する既設サッシ枠の改装工法であって、前記既設サッシ枠における既設上枠及び既設下枠に枠内方向に内向きに突設された、障子等用の案内レールの少なくとも一部を切除する工程と、新設サッシ枠における新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠を、前記既設サッシ枠内に室外側より挿入し、前記新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外向きの取付片を、前記既設サッシ枠における既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠の内向固定片または開口部の内周面に取付けた枠材の室外側の側面に、ねじにより固定する工程とを備えるものとする。
(1)新設サッシ枠の外向きの取付片を、既設サッシ枠の内向固定片または開口部の内周面に取付けた枠材に直接固定しているので、従来工法のように、新設サッシ枠取付用の部材を別途製作してこれを既設サッシ枠に取付ける必要はなく、実質的に新設サッシ枠の施工のみで改装しうるので、工期が短縮されるとともに、改装費用が削減される。
(2)既設サッシ枠と新設サッシ枠との間に何らの部材を設ける必要がなく、既設サッシ枠の内周面に新設サッシ枠を近づけて取付けることができるので、従来工法のように、改装サッシ枠の開口面積が小さくなることを、可及的に防止することができ、窓の採光や通風等の面で有利となる。
(3)既設サッシ枠の障子等用の案内レール、更には必要に応じて既設縦枠の突出フィンの少なくとも一部を切除した状態で、新設サッシ枠の取付片を既設サッシ枠の内向固定片または枠材に固定するので、新設サッシ枠を既設サッシ枠内に室外側より挿入する際において、新設サッシ枠の外向きの取付片が案内レールや突出フィンと干渉することがなく、既設サッシ枠への新設サッシ枠の取付け作業が能率的となる。
図1は、本発明に係る改装サッシ枠の第1の実施形態、すなわち、外付けタイプの既設サッシ枠を、本発明の改装工法をもって改装サッシ枠に改装した実施例における躯体開口部の縦断面図、図2は、同じく躯体開口部の横断面図、図3は、同じく既設サッシ枠を改装サッシ枠に改装する前の縦断面図である。
また、上下左右の各枠本体20における室内側の端部の内周面には、立上がり片30が内向きに突設されている。
まず、既設サッシ枠2を、これに新設サッシ枠3を室外側から嵌装する際に支障とならない形状に加工する。
すなわち、図1〜図3に2点鎖線で示すように、新設サッシ枠3の外向き鍔状の第1取付片31と対向する、既設サッシ枠2に内向き突設された既設上部内レール9、既設上部外レール10、既設上部網戸レール11、既設下部内レール13、既設下部外レール14、内側突出フィン17、外側突出フィン18及び網戸用突出フィン19を、基端部において切除し、それらの各レールに第1取付片31が干渉しないようにする。既設サッシ枠2はアルミニウムまたは合成樹脂よりなり、かつ既設上部内レール9等の各レールの厚さも薄いので、各レールの基端部に鋭利なバリ取り工具等により長手方向の切込み溝を形成すれば、各レールを折り曲げて容易に切除することができる。なお、第1取付片31と干渉しなければ、既設上部内レール9、既設上部外レール10、既設上部網戸レール11、既設下部内レール13、既設下部外レール14、内側突出フィン17、外側突出フィン18及び網戸用突出フィン19は、その一部のみを切除することもある。
なお、この実施例では、新設上枠3a及び左右の新設縦枠3cと、額縁6の内面との間に隙間が形成されるため、この隙間にスペーサ35を挟入し、このスペーサ35を介して、第2取付片32を額縁6の内面に固定しているが、上側の額縁6が、隙間が形成されない厚さであれば、スペーサ35を省略して、第2取付片32を額縁6の内面に直接固定することができる。
図示を省略した左右の既設縦枠にも、上記第1の実施形態の内向固定片16、内側突出フィン17、外側突出フィン18、及び網戸用突出フィン19と同様のレールが設けられている。
また、既設サッシ枠2への新設サッシ枠3の取付け作業を統一して標準化することができるので、改装作業を手際よく行うことができるとともに、改装サッシ枠1のサッシ性能が安定する。
2 既設サッシ枠
2a 既設上枠
2b 既設下枠
2c 既設縦枠
3 新設サッシ枠
3a 新設上枠
3b 新設下枠
3c 新設縦枠
4 建物躯体
5 開口部
6 額縁(枠材)
7 外装材
8 内向固定片
9 既設上部内レール
10 既設上部外レール
11 既設上部網戸レール
12 内向固定片
13 既設下部内レール
14 既設下部外レール
15 既設下部網戸レール
16 内向固定片
17 内側突出フィン
18 外側突出フィン
19 網戸用突出フィン
20 枠本体
21 新設上部内レール
22 新設上部外レール
23 新設上部網戸レール
24 新設下部内レール
25 新設下部外レール
26 新設下部網戸レール
27 新設側部内レール
28 新設側部外レール
29 新設側部網戸レール
30 立上がり片
31 第1取付片
32 第2取付片
33 シール材
34 ねじ
35 スペーサ
36 塞ぎ材
37 コーキング材
38 水切りカバー
39 枠材
A 新設内障子
B 新設外障子
Claims (9)
- 建物躯体の方形をなす開口部に取付けられた、既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠よりなる既設サッシ枠の枠内に、新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠よりなる新設サッシ枠を取付けてなる改装サッシ枠において、
前記既設サッシ枠における既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠は、内面に前記建物躯体の室外側の側面または前記開口部の内周面に取付けた枠材における室外側の側面に固定された内向固定片を有し、かつ前記既設上枠と既設下枠における前記内向固定片よりも室外側の内面には、内向固定片と平行をなすように内向きに突設された、障子等用の案内レールとを備え、
前記新設サッシ枠における新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外周面に突設した外向きの取付片を、前記案内レールの少なくとも一部を切除した状態で前記内向固定片または開口部の内周面に取付けた前記枠材の室外側の側面に、ねじをもって固定することにより、前記既設サッシ枠の枠内に前記新設サッシ枠を取付けたことを特徴とする改装サッシ枠。 - 既設サッシ枠における左右の既設縦枠の内面に突出フィンが設けられているものにおいて、この突出フィン少なくとも一部を切除することを特徴とする請求項1に記載の改装サッシ枠。
- 新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外周面における室内側の側縁に、室内方向を向く第2の取付片を設け、この第2の取付片を、建物躯体の開口部の内周面または開口部の内面に取付けた枠材の内周面に、ねじにより固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の改装サッシ枠。
- 外向きの取付片と内向固定片または枠材の室外側の側面との間にシール材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の改装サッシ枠。
- 建物躯体の方形をなす開口部に取付けられた既設サッシ枠を、請求項1〜4のいずれかに記載の改装サッシ枠に改装する既設サッシ枠の改装工法であって、
前記既設サッシ枠における既設上枠及び既設下枠に枠内方向に内向きに突設された、障子等用の案内レールの少なくとも一部を切除する工程と、
新設サッシ枠における新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠を、前記既設サッシ枠内に室外側より挿入し、前記新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外向きの取付片を、前記既設サッシ枠における既設上枠、既設下枠及び左右の既設縦枠の内向固定片または開口部の内周面に取付けた枠材の室外側の側面に、ねじにより固定する工程
とを備えることを特徴とする既設サッシ枠の改装工法。 - 既設サッシ枠における左右の既設縦枠の内面に突出フィンが設けられているものにおいて、この突出フィン少なくとも一部を切除することを特徴とする請求項5に記載の既設サッシ枠の改装工法。
- 新設上枠、新設下枠及び左右の新設縦枠の外周面における室内側の側縁に、室内方向を向く第2の取付片を設け、この第2の取付片を、建物躯体の開口部の内周面または開口部の内面に取付けた枠材の内周面に、ねじにより固定する工程を有することを特徴とする請求項5または6に記載の既設サッシ枠の改装工法。
- 取付片と内向固定片または枠材の室外側の側面との間にシール材を介在させて、取付片と内向固定片とをねじにより固定することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の既設サッシ枠の改装工法。
- 既設サッシ枠の内周面と新設サッシ枠の外周面との間に形成される隙間を、断熱性の塞ぎ材により閉塞することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の既設サッシ枠の改装工法。
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