JP2015071866A - キーシリンダ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】キーシリンダを、高い取付性と保持強度で車両ドアに取付けることができ、外観の向上も可能なキーシリンダ取付構造の提供を目的としている。【解決手段】本発明にかかるキーシリンダ取付構造は、車両ドア内部に配置されるリーンフォース112と、リーンフォースに取付けられるキーシリンダとを備え、キーシリンダは、シリンダ状で外周にボルト状のねじ切部136を有する本体部134と、本体部の端部に配置される鍵穴114と、本体部から外側に突設される羽根140と、羽根より車内側でねじ切部にはめられるナット156とを含み、リーンフォースには、キーシリンダが所定の姿勢時に通り抜け可能な貫通孔120が形成され、本体部は、鍵穴近傍の端部側から貫通孔に車内側より通され、回転して羽根を貫通孔から抜き取り不能な姿勢にし、ナットと羽根とでリーンフォースが挟まれて取付けられていることを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、車両ドア用の鍵が差し込まれるキーシリンダを車両ドアへ取付けるキーシリンダ取付構造に関するものである。
車両のドアには、防盗性や安全性などの観点から施錠する構造が必須である。その方法として、キー操作による車両ドアのロックもしくはアンロックが可能なキーシリンダを用いた施錠の方法がある。キーシリンダは車両ドアの内部に配置され、鍵が差し込まれる鍵穴だけを車両ドアから覗かせている。またキーシリンダは、取付けられた車両ドアから脱落しないよう、高い保持力や防盗性を有している必要がある。
例えば特許文献1には、車両ドアを構成する2枚のパネルにかけてキーシリンダを取付けることで、保持力を高めつつ取付性を向上させる技術が記載されている。また特許文献2には、別部材を用いてキーシリンダの固定強度を高める技術が挙げられている。
しかし、キーシリンダを車外側から車両ドアに取付ける場合、キーシリンダの車内側端部に設けられた機構部を、車両ドアの車外側を構成するドアアウタパネルに開けた孔に先に通す必要がある。かかる機構部はキーシリンダ径より外側に突出しているため、ドアアウタパネルに大きく孔を開ける必要があり、それを埋めるカバーが大型化して外観を損なうおそれがある。
一方、キーシリンダを車内側から車両ドアに取付ける場合、キーシリンダをドアアウタパネルに固定する方法と、ドア内部に配置されるリーンフォースやブラケットに固定する方法とが考えられる。キーシリンダをドアアウタパネルに固定する方法では、キーシリンダの車内側端部に設けられた機構部から離れたドアアウタパネルにキーシリンダが固定されるため、機構部の動きに対して安定した保持力を確保しにくい。
キーシリンダをドア内部のリーンフォースに固定する方法では、リーンフォースに対するキーシリンダの位置が一意に決定される。そのため、リーンフォースおよびドアアウタパネルの両者は、それらに設けられたキーシリンダ用の孔が一直線上に並ぶよう、高い精度で位置合わせされていなければならない。さもなければ、キーシリンダの車外側端部に設けられた鍵穴をドアアウタパネルに設けられた孔から覗かせることが難しく、取付性の悪化が懸念されるからである。特許文献1に記載の技術では、上記の点が検討されていない。
特許文献2に記載の技術では、保持力を高めるために別部材を必要とするし、キーシリンダをドアアウタパネルに取付けると、車外に近い位置に設けられることとなるため防盗性が低くなるという問題も生じる。
本発明は、このような課題に鑑み、キーシリンダを、高い取付性および保持強度で車両ドアに取付けることができ、さらに外観を向上させることも可能なキーシリンダ取付構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるキーシリンダ取付構造の代表的な構成は、車両ドア内部で車両前後方向に配置されるリーンフォースと、リーンフォースに取付けられるキーシリンダとを備えるキーシリンダ取付構造において、キーシリンダは、シリンダ状で外周にボルト状のねじ切部を有する本体部と、本体部の端部に配置され鍵が差し込まれる鍵穴と、本体部から外側に突設される羽根と、羽根より車内側でねじ切部にはめられるナットとを含み、リーンフォースには、羽根が所定の姿勢をとったときに限り本体部および羽根が通り抜け可能な貫通孔が形成され、キーシリンダの本体部は、鍵穴が配置されている端部側から羽根とともに貫通孔に車内側より通され、回転して羽根を貫通孔から抜き取り不能な姿勢にしていて、ねじ切部に車内側よりはめられたナットと羽根とでリーンフォースが挟まれることによりキーシリンダがリーンフォースに取付けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、キーシリンダを車両ドア内部のリーンフォースに取付けることで、保持強度と防盗性とを向上させることができる。また、ナットと羽根とでリーンフォースが挟まれるという新規な構成によってキーシリンダがリーンフォースに取付けられているため、リーンフォースに対するキーシリンダの位置が一意に決定されることはない。したがって、リーンフォースと車両ドアとが高い精度で位置合わせされていなくても、キーシリンダの本体部の鍵穴が配置された端部を車両ドア(ドアアウタパネル)に設けられた孔から覗かせることが容易であり、取付性が格段に向上する。また、本発明では、キーシリンダを保持するために特に別部品を用意する必要がなく、部品点数の削減が可能となる。
上記キーシリンダの羽根は、ナット状のねじ切部を有する第1ナット穴を有し、リーンフォースは、ナット状のねじ切部を有する第2ナット穴を有し、当該キーシリンダ取付構造は、位置合わせされた第1ナット穴および第2ナット穴を貫通して羽根をリーンフォースに締結するボルトを備えるとよい。
上記構成によれば、キーシリンダの羽根とリーンフォースとをボルトによって締結可能なため、キーシリンダの保持強度および防盗性をさらに高めることが可能となる。なお、上記構成を採用する場合は、リーンフォースに対するキーシリンダの位置が一意に決定されるため、リーンフォースと車両ドアとが高い精度で位置合わせされていることが前提である。
当該キーシリンダ取付構造は、車両ドアの外面を構成するドアアウタパネルを貫通して車外から目視可能なキーシリンダの本体部の端部をドアアウタパネルの外側から覆うキャップを備え、キャップは本体部に固定されているとよい。
上記構成によれば、キャップによってキーシリンダ、リーンフォースおよびドアアウタパネルがつながれるため、さらにキーシリンダの保持強度を高めることが可能である。また、鍵穴近傍に生じるドアアウタパネルとキーシリンダとの隙間をキャップで埋めるため、外観を損なうこともない。
上記キーシリンダの本体部の側面には、外側へ突出する突出部が設けられ、キャップには、突出部に固定可能な固定部が設けられているとよい。かかる構成によれば、キャップの固定部によって貫通孔の羽根が通過した部分の隙間を詰めることが可能になり、キーシリンダのガタツキを抑制することが可能である。
上記キャップの固定部は、貫通孔を通り貫通孔より車内側で突出部と固定されていて、上記ナットは、ねじ切部にはめられる底部と、底部からキャップの固定部の外側に延びてリーンフォースに接触し固定部が進入可能な空間を形成している側壁部とを有するとよい。
かかる構成によれば、キャップの固定部および本体部に設けられる突出部が、リーンフォースより車内側に設けられていても、羽根とナットによりリーンフォースを挟むことが可能となる。また、かかる構成によれば、キーシリンダをコンパクトにできるため、重量を軽くすることが可能である。
上記キャップは、弾性体で構成されているとよい。かかる構成によれば、ドアアウタパネルからキャップを差し込む際に、ドアアウタパネルとキーシリンダとの隙間が僅かであっても差し込むことが可能である。また、車体が受ける振動により、キャップおよびドアアウタパネルが削れてしまうことを防止可能である。
本発明によれば、キーシリンダを、高い取付性および保持強度で車両ドアに取付けることができ、さらに外観を向上させることも可能なキーシリンダ取付構造を提供することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態にかかるキーシリンダ取付構造100(図4)が適用される車両ドア102を示す図である。車両ドア102は車両の左側のフロントドアであるが、これは一例であり、本実施形態は、車両のあらゆるドアに適用してよい。
図1は、本実施形態にかかるキーシリンダ取付構造100(図4)が適用される車両ドア102を示す図である。車両ドア102は車両の左側のフロントドアであるが、これは一例であり、本実施形態は、車両のあらゆるドアに適用してよい。
図1(a)は車両ドア102の分解図であり、車両ドア102は、その外面および内面をそれぞれ構成するドアアウタパネル116およびドアインナパネル117を含む。図1(a)に示すように、ドアアウタパネル116には孔119が開けられている。孔119は、後述するキーシリンダ110(図2)の端部に配置される鍵穴114だけを車外から見えるように覗かせる孔である。車両ドア102内部には、車両前後方向にドア102を補強するリーンフォース112が配置されている。
図1(b)は、図1(a)のX部を拡大した拡大図である。図1(b)に示すように、リーンフォース112には、後述するキーシリンダ110(図2)が通り抜ける貫通孔120が形成されている。
図2は、本実施形態にかかるキーシリンダ110を示す斜視図である。図2に示すように、キーシリンダ110は、シリンダ状で外周にボルト状のねじ切部136を有する本体部134を備えている。またキーシリンダ110は、本体部134の端部に配置され鍵が差し込まれる鍵穴114を備えている。キーシリンダ110はさらに、本体部134から外側に突設される円板形の土台135と、土台135からさらに外側に突設される羽根140とを備えている。土台135および羽根140は一体であり、本体部134に固定されている。土台135は羽根140の強度を向上させるため、設けることが望ましいが、必須のものではなく、羽根140を本体部134から直接突設させてもよい。羽根140は、ナット状のねじ切部を有する第1ナット穴130、132を有している。
本体部134の鍵穴114とは反対側の端部には、機構部154が設けられている。この機構部154により、鍵穴114から鍵を差し込み、鍵を所定の方向へ回すことで、車両ドア102(図1参照)に施錠することが可能である。本体部134に設けられたねじ切部136は、本体部134の羽根140から機構部154近傍まで形成されている。キーシリンダ110はさらにナット156を備えていて、これは、羽根140より車内側でねじ切部136に車内側よりはめられている。
図3は、図2におけるキーシリンダ110を図1(b)の貫通孔120に取付ける取付方法を示す斜視図である。図3(a)に示すように、貫通孔120は、羽根140が所定の姿勢、すなわち上下方向に延びる姿勢をとったときに限り、キーシリンダ110の本体部および羽根140が通り抜け可能に形成されている。キーシリンダ110の本体部134は、鍵穴114が配置されている端部側から、羽根140とともに貫通孔120に、車内側より通される。
図3(b)に示すように、貫通孔120に差し込まれたキーシリンダ110は、キーシリンダ110の差し込み方向を回転軸として時計回りに90度回転して、羽根140を貫通孔120から抜き取り不能な姿勢にされる。リーンフォース112には、ナット状のねじ切部である第2ナット穴150、152が設けられている。上記の90度回転によって、羽根140の第1ナット穴130、132とリーンフォース112の第2ナット穴150、152とがそれぞれ位置合わせされる。
図4は、図3(b)におけるキーシリンダ110のA−A断面図である。図4に示すように、ナット156はこの時点ではリーンフォース112から離れた位置でねじ切部136にはめられているだけである。一方、位置合わせされた第1ナット穴130・第2ナット穴150と、第1ナット穴132・第2ナット穴152には、車内側より貫通するように、羽根140をリーンフォース112に締結するボルト162、164がはめられる。
図5は、図3(b)のナット156およびボルト162、164が締められた状態を示す斜視図である。図6は、図5のキーシリンダ110のB−B断面図であり、図4に対応する図である。図5および図6に示すようにナット156を締めると、ナット156と羽根140とでリーンフォース112が挟まれることにより、キーシリンダ110がリーンフォース112に取付けられる。
上記構成によると、キーシリンダ110をドアアウタパネル116に取付ける方法と比較して、キーシリンダ110を車両ドア102内部の機構部154に近いリーンフォース112に取付けることができる。そのため、キーシリンダ110の保持強度を向上させることができる。またキーシリンダ110をドアアウタパネル116に取付ける方法と比較して、格段に高い防盗性が確保できる。本実施形態は、このように、ナット156と羽根140とでリーンフォース112を挟むという新規な構成を取るだけで、キーシリンダ110の保持強度および防盗性を十分に高めることが可能である。
従来、キーシリンダ110に設けられた羽根140は、固定される対象でしかなく、本実施形態でも、キーシリンダ110の羽根140は、リーンフォース112に、ボルト162、164によって締結されている。
しかしかかる構成は、リーンフォース112に対するキーシリンダ110の位置が一意に決定されるため、リーンフォース112と車両ドア102(ドアアウタパネル116)とが高い精度で位置合わせされていることが前提である。リーンフォース112と車両ドア102とが仮に著しく位置ずれしていた場合、リーンフォース112に対する位置が固定されたキーシリンダ110を、ドアアウタパネル116に設けられた孔119から覗かせることが不可能なおそれがあるからである。
しかし、本実施形態の場合、ナット156と羽根140とでリーンフォース112を挟むという新規な構成を採用している。そのため、仮にボルト162、164を用いた締結を採用できなくても、キーシリンダ110を貫通孔120の遊びの範囲内で自由に動かして、鍵穴114をドアアウタパネル116の孔119から覗かせることができる。しかる後、ナット156を締結すれば、キーシリンダ110をリーンフォース112に十分な保持強度および防盗性をもって取付可能である。このように、本実施形態によれば、リーンフォース112とドアアウタパネル116とを高い精度で位置合わせすることは、必ずしも必要ではない。また、本実施形態では、キーシリンダ110を保持するために特に別部品を用意する必要がなく、部品点数の増大を招くこともない。
図7は、図2のキーシリンダ110の鍵穴114に車外側より取付けられるキャップ160を示す図である。図4等に示したように、キーシリンダ110の本体部134の側面には、その外周を一周して突出している突出部158が設けられている。突出部158は、図7のキャップ160を固定するためのものである。キャップ160は弾性体で構成され、図7に示すように、本体部134に車両ドア102内部で突出部158に固定可能な固定部170、172が設けられている。
図8は、図5におけるキーシリンダ110のC−C断面図である。図8(a)に示すように、キャップ160には、鍵穴114が露出する孔161が設けられている。キャップ160の固定部170、172がドアアウタパネル116を貫通して取付けられる。
図8(b)は、キャップ160の取付けが完了した状態を示している。図8(b)に示すように、キャップ160は、車外から目視可能な本体部134の端部を、ドアアウタパネル116の外側から覆っている。キャップ160の固定部170、172は、本体部134に設けられた外側へ突出する突出部158に固定されている。
上記構成によれば、キャップ160によってキーシリンダ110、リーンフォース112およびドアアウタパネル116がつながれるため、さらにキーシリンダ110の保持強度を高めることが可能である。また、ドアアウタパネル116の孔119のうち、キーシリンダ110の周囲に生じる隙間がキャップ160によって埋まるため、外観を損なうこともない。
さらにキャップ160は弾性体で構成されているため、キーシリンダ110の周囲に生じる隙間が僅かであっても、その隙間にキャップ160の固定部170、172を差し込むことが可能である。また、車体が受ける振動により、キャップ160およびドアアウタパネル116が削れてしまうことも防止可能である。
(第2の実施形態)
図9は、本発明による第2の実施形態を示す、図8に対応する断面図である。本実施形態では、車両ドア102に取付けの完了した状態を示している。本実施形態では、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、第1の実施形態と同様の要素は同一の符号で示す。
図9は、本発明による第2の実施形態を示す、図8に対応する断面図である。本実施形態では、車両ドア102に取付けの完了した状態を示している。本実施形態では、第1の実施形態と異なる点のみ説明し、第1の実施形態と同様の要素は同一の符号で示す。
図9に示すように、本実施形態と図8の第1の実施形態との第1の相違点は、リーンフォース112がドアアウタパネル116に近接していることである。そのため、キャップ160の固定部170、172は、第1の実施形態のそれと長さが等しいにも拘わらず、貫通孔120を通り、貫通孔120より車内側で突出部258と固定されている。この第1の相違点があるために、本実施形態のキーシリンダ210は、第1の実施形態が有する円板形の土台135を有していない。固定部170、172との干渉を避けるためである。
本実施形態と第1の実施形態との第2の相違点は、ナット256の形状である。ナット256は、ねじ切部136にはめられる底部257と、側壁部259とを有する。側壁部259は、底部257からキャップ160の固定部170、172の外側に延びてリーンフォース112に接触し、固定部170、172が進入可能な空間261を形成している。
本実施形態と第1の実施形態との第3の相違点は、羽根240が、突出部258よりも車外側に位置する点である。図4の第1の実施形態では、羽根140は突出部158より車内側に位置していた。
上述の第2の実施形態の構成によると、図9に示すように、キーシリンダ210は、突出部258から車内側の端部までの長さ263が非常に短く、コンパクトな構成にすることができる。キーシリンダ210は、突出部258の車内側には、ナット256をはめることのできる長さ263だけを有していればよいからである。
一方、図8の一点鎖線間の長さ163は、キーシリンダ110を仮に限界まで短くした場合の、突出部158から車内側の端部までの長さを示している。すなわち、図8(b)に示すように、キーシリンダ110は、突出部158の車内側に、少なくとも、羽根140、リーンフォース112およびナット156を配置するだけの長さ163を要する。第1および第2の実施形態のナット156、256の車幅方向の長さD1、D2を等しいと仮定しても、長さ163は長さ263より明らかに長く、第1の実施形態のキーシリンダ110を第2の実施形態のキーシリンダ210ほどコンパクトにすることは不可能である。
このように、第2の実施形態では、キーシリンダ210をコンパクト化することにより、キーシリンダ210の重量を軽くすることができる。さらに、キャップ160の固定部170、172によって、貫通孔120の羽根240が通過した部分の隙間を詰めることが可能になり、キーシリンダ210のガタツキを抑制することが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両ドア用の鍵が差し込まれるキーシリンダを車両ドアへ取付けるキーシリンダ取付構造に利用することができる。
100…キーシリンダ取付構造、102…車両ドア、110、210…キーシリンダ、112…リーンフォース、114…鍵穴、116…ドアアウタパネル、117 …ドアインナパネル、119、161 …孔、120…貫通孔、130、132…第1ナット穴、134、234…本体部、135 …土台、136…ねじ切部、140、240…羽根、150、152…第2ナット穴、154…機構部、156、256…ナット、158、258…突出部、160…キャップ、162、164…ボルト、170、172…固定部、257 …底部、259 …側壁部、261 …空間
Claims (6)
- 車両ドア内部で車両前後方向に配置されるリーンフォースと、該リーンフォースに取付けられるキーシリンダとを備えるキーシリンダ取付構造において、
前記キーシリンダは、
シリンダ状で外周にボルト状のねじ切部を有する本体部と、
前記本体部の端部に配置され鍵が差し込まれる鍵穴と、
前記本体部から外側に突設される羽根と、
前記羽根より車内側で前記ねじ切部にはめられるナットとを含み、
前記リーンフォースには、前記羽根が所定の姿勢をとったときに限り前記本体部および前記羽根が通り抜け可能な貫通孔が形成され、
前記キーシリンダの本体部は、前記鍵穴が配置されている端部側から前記羽根とともに前記貫通孔に車内側より通され、回転して前記羽根を前記貫通孔から抜き取り不能な姿勢にしていて、
前記ねじ切部に車内側よりはめられた前記ナットと前記羽根とで前記リーンフォースが挟まれることにより前記キーシリンダが前記リーンフォースに取付けられていることを特徴とするキーシリンダ取付構造。 - 前記キーシリンダの前記羽根は、ナット状のねじ切部を有する第1ナット穴を有し、
前記リーンフォースは、ナット状のねじ切部を有する第2ナット穴を有し、
当該キーシリンダ取付構造は、位置合わせされた第1ナット穴および第2ナット穴を貫通して前記羽根を前記リーンフォースに締結するボルトを備えることを特徴とする請求項1に記載のキーシリンダ取付構造。 - 当該キーシリンダ取付構造は、前記車両ドアの外面を構成するドアアウタパネルを貫通して車外から目視可能な前記キーシリンダの本体部の端部を前記ドアアウタパネルの外側から覆うキャップを備え、
前記キャップは前記本体部に固定されていることを特徴とする請求項1もしくは2に記載のキーシリンダ取付構造。 - 前記本体部の側面には、外側へ突出する突出部が設けられ、
前記キャップには、前記突出部に固定可能な固定部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のキーシリンダ取付構造。 - 前記キャップの固定部は、前記貫通孔を通り該貫通孔より車内側で前記突出部と固定されていて、
前記ナットは、
前記ねじ切部にはめられる底部と、
前記底部から前記キャップの固定部の外側に延びて前記リーンフォースに接触し該固定部が進入可能な空間を形成している側壁部とを有することを特徴とする請求項4に記載のキーシリンダ取付構造。 - 前記キャップは、弾性体で構成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のキーシリンダ取付構造。
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