JP2015070989A - テープ切断具 - Google Patents
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Abstract
【課題】不使用時には切断刃が突出せず、かつテープ挿入口も閉鎖し、安全性が高いテープ切断具を提供する。【解決手段】本体に切断刃取付板を操作により移動可能に取り付けており、前記切断刃取付板の前記支持ピンを前記本体のガイド溝に移動自在に挿入し、前記切断刃取付板を左右方向および上下方向に移動させて、不使用時には切断刃を上昇させてテープ切断空間へ突出させないと共にテープ挿入口を切断刃取付板で閉鎖する一方、使用時には前記テープ挿入口を開口すると共に前記切断刃をテープ切断空間に突出させる構成としている。【選択図】図1
Description
本発明はテープ切断具に関し、特に、ワイヤハーネス用テープとして汎用されている織布テープを切断するためのテープ切断具に関する。
従来、車両用ワイヤハーネスを構成する電線群の結束用等として粘着テープが汎用されており、該粘着テープは巻き付け後に作業員が手で千切れるものが多い。これに対して、近時、耐摩耗性が良く、異音防止効果があり、且つ、見栄えが良い等の理由で、手で千切れない織布テープが汎用されている。該織布テープは、PET等の剛性を有する樹脂糸の織布からなる基材をゴム系の粘着剤に含浸して作成されている。該織布テープの基材の樹脂糸を手で千切れないため、テープ切断具を用いて切断する必要がある。
ワイヤハーネス組立工程で、テープの巻き付け作業は、ワイヤハーネスの幹線及び枝線の電線群をそれぞれ結束するため、電線群にクリップを取り付けるため、電線群の外周にジョイントコネクタを固着するため等の理由より、多数の箇所にテープ巻きがなされている。このテープを巻き付け終了後に切断するため、テープ切断具を作業員が手持ちして任意の位置に移動できるハンドタイプとする必要がある。
ハンドタイプのテープ切断具として、通常、図8(A)(B)に示すテープ切断具が用いられている。該テープ切断具100は作業員が持つ環状把持部101の一部から外径方向へ突出した後に周方向に屈折させた切断刃保持部102を設け、該切断刃保持部102の内面と環状把持部101の外周との間にテープ切断空間103を設けている。切断刃保持部102に切断刃105の上部をモールド固定し、該切断刃105の下部を前記テープ切断空間103に上方から突出させ、該テープ切断空間103に挿入したテープ200を上向きに引っ張ると切断刃105で切断できるようにしている。また、切断刃保持部102の周方向の先端を環状把持部101側へ内径方向に屈曲してテープ挿入部106を設け、該テープ挿入部106の先端内面と環状把持部101の外周面の間に細幅としてテープ挿入口110を設け、該テープ挿入口110をテープ切断空間103へ連続させている。細幅としたテープ挿入口110からテープ200を矢印で示すように、横入れしてテープ切断空間103に挿入している。
前記テープ切断具100では、ワイヤハーネスの電線群にテープ200を巻き付けた後に、テープ200の切断位置をテープ切断具100のテープ挿入口110にテープ幅方向の一端から他端へと横入れし、テープ切断空間103へ移動させた後にテープ200を上向きに引っ張って切断している。
なお、この種のテープ切断具として、特開2008−238345号公報で、切断刃が指に触れないようにした安全性が高い切断具が提供されている。しかしながら、該切断具はハンドタイプではないため、ワイヤハーネス用として多数箇所で用いられ、巻付作業後の切断位置へ移動させなければならない場合に、非常に使い勝手が悪い問題がある。
また、ハンドタイプのテープカッターとして、特開平11−49418号公報で、図9(A)(B)に示す粘着テープコイル400を収容すると共に、引き出した粘着テープをカッター401で切断するテープカッターが提供されている。しかしながら、ワイヤハーネスに巻き付ける粘着テープは長いため、粘着テープをテープカッター内に収容して引き出しながらワイヤハーネスに巻き付ける構成であると作業性が非常に悪くなる。よって、ワイヤハーネス用粘着テープの手持ち式カッターとしては不適である。
また、ハンドタイプのテープカッターとして、特開平11−49418号公報で、図9(A)(B)に示す粘着テープコイル400を収容すると共に、引き出した粘着テープをカッター401で切断するテープカッターが提供されている。しかしながら、ワイヤハーネスに巻き付ける粘着テープは長いため、粘着テープをテープカッター内に収容して引き出しながらワイヤハーネスに巻き付ける構成であると作業性が非常に悪くなる。よって、ワイヤハーネス用粘着テープの手持ち式カッターとしては不適である。
前記図8に示す汎用されているハンドタイプのワイヤハーネス用のテープ切断具100は、テープ挿入口110は細くされているが、不意な力が作用してテープや細径電線が押し込まれると、テープ挿入口110に連続するテープ切断空間103内に常時切断刃105が突出しているため、テープや電線が切断される恐れがある。かつ、比較的広いテープ挿入空間103に切断刃105が剥き出しの状態で突出しているため、作業者が不用意に指を入れて怪我する恐れがある。さらに、切断刃105の交換ができず使い捨てであるため、切断刃の切れ味が悪くなると、テープ切断具を廃棄しなければならず資源の無駄になる。
本発明は前記問題を解消し、テープ挿入口から不用意にテープや細径電線が入り込まないようにし、かつ、テープ挿入空間に切断刃を常時剥き出しにせず、さらに、切断刃の交換が容易にできるテープ切断具を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、本体に切断刃取付板を操作により移動可能に取り付けており、
前記本体は、把持部と、該把持部から突設する切断刃移動保持部と、該切断刃移動保持部の先端から屈折して突出するテープ挿入アーム部を連続して備え、前記切断刃移動保持部と前記把持部の外面との間にテープ切断空間を設けていると共に、該テープ切断空間と連続するテープ挿入口を前記テープ挿入アーム部の先端と前記把持部の外面との間に設け、かつ、前記切断刃移動保持部に縦溝と横溝とを連続させた倒L形状のガイド溝を設けている一方、
前記切断刃取付板は、縦板部と、横板部と、該横板部から上方へ突出する移動操作部と、該移動操作部の下部に突設した支持ピンを備え、かつ、前記横板部の下部に切断刃を取り付けており、
前記切断刃取付板の前記支持ピンを前記ガイド溝に移動自在に挿入し、前記切断刃取付板を左右方向および上下方向に移動させて、不使用時には切断刃を上昇させて前記テープ切断空間へ突出させないと共にテープ挿入口を切断刃取付板で閉鎖する一方、使用時には前記テープ挿入口を開口すると共に前記切断刃をテープ切断空間に突出させる構成としているテープ切断具を提供している。
前記本体は、把持部と、該把持部から突設する切断刃移動保持部と、該切断刃移動保持部の先端から屈折して突出するテープ挿入アーム部を連続して備え、前記切断刃移動保持部と前記把持部の外面との間にテープ切断空間を設けていると共に、該テープ切断空間と連続するテープ挿入口を前記テープ挿入アーム部の先端と前記把持部の外面との間に設け、かつ、前記切断刃移動保持部に縦溝と横溝とを連続させた倒L形状のガイド溝を設けている一方、
前記切断刃取付板は、縦板部と、横板部と、該横板部から上方へ突出する移動操作部と、該移動操作部の下部に突設した支持ピンを備え、かつ、前記横板部の下部に切断刃を取り付けており、
前記切断刃取付板の前記支持ピンを前記ガイド溝に移動自在に挿入し、前記切断刃取付板を左右方向および上下方向に移動させて、不使用時には切断刃を上昇させて前記テープ切断空間へ突出させないと共にテープ挿入口を切断刃取付板で閉鎖する一方、使用時には前記テープ挿入口を開口すると共に前記切断刃をテープ切断空間に突出させる構成としているテープ切断具を提供している。
前記のように、切断刃を切断具の本体に固定せず、切断刃を固定した切断刃取付板を切断具の本体に移動可能に取り付けることにより、作業員の操作で切断刃取付板を移動させて、不使用時には切断刃を剥き出し状に突出させず、かつ、テープや電線が切断空間に挿入できないようにしている。よって、不用意なテープや電線の切断を防止でき、かつ、作業員の安全性も図ることができる。
詳しくは、例えば、本体では、前記把持部を環状把持部とし、該環状把持部の一部から外径方向へ支持部を突出させた後に横向きに前記切断刃移動保持部を設け、該切断刃移動保持部の先端から内径方向へ前記テープ挿入アーム部を突出させ、前記環状把持部の外周面と切断刃移動保持部の内側縁との間に前記テープ切断空間を設けると共に、前記環状把持部の外周面と前記テープ挿入アーム部の先端との間に前記テープ挿入口を設けている。
さらに、前記切断刃取付板と前記切断刃移動保持部との間にバネ材を介在させ、
常時、前記テープ挿入口が閉鎖される状態で、前記テープ切断空間に切断刃を突出させた状態に前記切断刃取付板を前記バネ材で付勢してもよい。
常時、前記テープ挿入口が閉鎖される状態で、前記テープ切断空間に切断刃を突出させた状態に前記切断刃取付板を前記バネ材で付勢してもよい。
さらに、前記切断刃取付板に切断刃を交換自在に取り付けられる構成とすることが好ましい。
切断刃を取り付けた前記切断刃取付板はテープ切断具の本体から取り出し、切断刃を交換した後に、本体に装着できるものとしている。
切断刃を取り付けた前記切断刃取付板はテープ切断具の本体から取り出し、切断刃を交換した後に、本体に装着できるものとしている。
前記のように、本発明によれば、テープ切断具の本体に切断刃を固定せず、切断刃取付板を本体に移動可能に取り付け、作業員の操作で切断刃取付板を移動させ、不使用時には切断刃をテープ切断空間に剥き出し状に突出させず、かつ、テープ挿入口を閉じてテープや電線の不用意な挿入を防止している。よって、テープや電線の不用意な切断を防止でき、かつ、作業員の安全性も図ることができる。
以下、本発明のテープ切断具の実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。
図1に示すように、テープ切断具1は切断刃の取付機構を除いて、前記図8に示す汎用されているテープ切断具と略同様な外形としている。
該テープ切断具1は、図1(A)に示すように、左右対称の一対の本体1Aと1Bを突き合わせて結合した構成とし、本体1Aと1Bを対称形状としているため、図1(B)に示す本体1A側で説明する。該左右一対の本体1Aと1Bとは図2に示すように、対向して設けた一方のピン1Arを他方のピン穴1Brに圧入し、他の箇所にロック結合部(図示せず)を設けて結合している。本体1Aと1Bとは薄肉ヒンジを介して一体に成形してもよい。
図1に示すように、テープ切断具1は切断刃の取付機構を除いて、前記図8に示す汎用されているテープ切断具と略同様な外形としている。
該テープ切断具1は、図1(A)に示すように、左右対称の一対の本体1Aと1Bを突き合わせて結合した構成とし、本体1Aと1Bを対称形状としているため、図1(B)に示す本体1A側で説明する。該左右一対の本体1Aと1Bとは図2に示すように、対向して設けた一方のピン1Arを他方のピン穴1Brに圧入し、他の箇所にロック結合部(図示せず)を設けて結合している。本体1Aと1Bとは薄肉ヒンジを介して一体に成形してもよい。
各本体1A、1Bは、作業員の手で把持する円環形状の環状把持部2と、該環状把持部2の一部から外径方向へ突出した支持部3と、該支持部3の側端上部より横向きに屈折させた平板状の切断刃移動保持部4(以下、移動保持部4と略称する)と、該刃移動保持部4の突出端から内径方向に屈折させたテープ挿入アーム部5とを連続して樹脂で一体成形している。前記移動保持部4は後述する切断刃取付板8を移動可能に保持する部分である。
前記移動保持部4の下端(内端)と環状把持部2の外周面の間にテープ切断空間6をあけている。また、前記テープ挿入アーム部5の先端は外側先端5aより内側に円弧部5bに切り欠いた形状とし、該外側先端5aおよび円弧部5bと前記環状把持部2の外周面の間に細幅としたテープ挿入口7を設け、該テープ挿入口7を前期テープ切断空間6に連続させている。
前記一対の本体1A、1Bの前記移動保持部4およびテープ挿入アーム部5の対向面となる内面間に切断刃取付板8を移動可能に配置するため、略L形状に連続する浅底段部9を設けている。該浅底段部9は移動保持部4の中央上端にあたる位置に開口部9aを設け、かつ、テープ挿入アーム部5の内面側の内側端および先端に開口部9b、9cを設けている。一方、移動保持部4の下端は突出させて切断刃取付板8を摺動自在に支持する受け台4uとし、かつ、テープ挿入アーム部5の外側縁をストッパー部5sとして突出させている。
また、移動保持部4の浅底段部9にはガイド溝10を凹設している。該ガイド溝10は前記開口部9aの下方に位置する倒L形状の深溝とし、縦溝10bと、該縦溝10bの上端から支持部3の方向に向かう横溝10cを設けた形状としている。
前記切断刃取付板8は、図3に示すように、縦板部8aの上端から図中右方向に突出する横板部8bを備え、該横板部8bの先端上面より移動操作部8cを突出させている。該移動操作部8cを前記開口部9aを通して上方へ突出させ、作業員が操作できるようにしている。該移動操作部8cと横板部8bと交点位置に支持ピン部8pを両側へ突設している。該支持ピン8pを前記倒L形状の深底溝の縦溝10bと横溝10cに移動自在に挿入している。即ち、図4に示すように、切断刃取付板8は横溝10cの横寸法L2だけ横移動でき、縦溝10bの縦寸法L3だけ上下移動できるものとしている。
前記切断刃取付板8の横板部8bの下端に切断刃挿入固定部8dを設けている。該切断刃挿入固定部8dの長さは横板部8bの図中右端より突出すると共に縦板部8aとは隙間をあけた寸法とし、厚さは横板部8bの2倍程度として両側に突出させ、下端面の幅方向の中央に長さ方向に連続する切断刃挿入溝8eを設けている。該切断刃挿入溝8eを挟む切断刃挿入固定部8dの下面を前記受け台4u上に摺動自在に搭載している。切断刃挿入溝8eに挿入固定する長方形の薄い切断刃15の下部を、図2に示すように、テープ切断時に受け台4uより下方へ突出させている。切断刃挿入溝8eに挿入する切断刃15の上部は切断刃挿入溝8eを挟む他側に設けた止めピン穴にピンを挿入して切断刃15を固定している。よって、ピンを外して、切断刃15を交換できるようにしている。
前記切断刃15を固定した切断刃取付板8は支持ピン8pを縦溝10bと横溝10cが連続する倒L形状の深底溝を移動可能に挿入して取り付けている。該切断刃取付板8を上方に突出した移動操作部8cを作業員が持って移動して、不使用時の状態および使用時の状態に移動させることができるようにしている。
図1は不使用時の状態を示している。この不使用時には、切断刃取付板8の支持ピン8pを上部の横溝10cに位置させ、切断刃取付板8の全体を上側に位置させ、下端の切断刃15を受け台4uより上方に位置させて、テープ切断空間6に切断刃15を突出させていない。かつ、支持ピン8pを横溝10cの先端の右端に移動させ、図4でP1に位置させて、切断刃取付板8を右寄り位置としている。該P1位置で、縦板部8aの右側縁および下端がテープ挿入アーム部5の内側端および先端円弧部の下端からそれぞれ突出し、先端円弧部5bより突出した先端が環状把持部2の外周に接触し、テープ挿入口7を閉鎖する状態となる。
即ち、不使用時には、テープ切断空間6に切断刃15を剥き出し状に突出させず、かつ、テープ挿入口7は切断刃取付板8の縦板部8aの先端で閉鎖している。これにより、テープ切断空間に不用意に指が挟まれても切断刃15で指を切ることはなく、かつ、テープ挿入口7を通ってテープや細い電線が入り込むのを防止できる。
手で千切れない織布テープからなるテープ20を切断する際、前記図1(A)(B)に示す不使用状態から図5(A)(B)のテープ挿入位置をへて、図6(A)(B)に示す切断状態とする。
即ち、まず、図5(A)に示すように、移動操作部8cを持って図中矢印で示す左方向へ移動させて図4中でP2に位置させる。これにより、支持ピン8pは横溝10c中で左端に移動し、図5(A)のテープ挿入位置に位置する。該P2位置で切断刃取付板8の縦板部8aが図中左移動してテープ挿入アーム部5に隠れた状態となり、かつ、縦板部8aの先端はテープ挿入アーム部5の下端より上方へ位置し、テープ挿入アーム部5と環状把持部との間に隙間をあけ、テープ挿入口7を開口する。よって、テープ20をテープ挿入口7を通して横入れし、連続するテープ切断空間6に挿入することができる。
前記テープ挿入口7を通してテープ切断空間6にテープ20を位置させた時には、まだ、テープ切断空間6に切断刃15は剥き出し状態で突出していない。よって、テープ挿入作業時にテープ切断空間6に指を挟んでも、切断刃15に接触して指に傷を負うことはない。
テープ切断空間6にテープ20を配置した後、図6(A)(B)に示すように、移動操作部8cを持って図中矢印で示すように、下方へ移動させる。これにより、支持ピン8pは縦溝10b内を移動し、下端で停止し、図4でP3に位置する。図6(B)に示すように、切断刃取付板8の下降で切断刃15を下端を受け台4uより下降させ、テープ切断空間6へ突出させ、テープ切断位置とする。図6(B)に示すように、このテープ切断位置で切断刃取付板8の切断刃挿入固定部8dの下面が受け台4u上に支持され、切断状態を安定して保持する。
この切断位置で、テープ切断空間6に挿入したテープ20を上向きに引っ張ることで、切断刃15によりテープ20を切断する。
この切断位置で、テープ切断空間6に挿入したテープ20を上向きに引っ張ることで、切断刃15によりテープ20を切断する。
テープ切断後は、移動操作部8cを持って上昇させて支持ピン8pを縦溝10bの上端のP2位置へ移動させ、ついで、右移動させて支持ピン8pを横溝10cを右移動させて先端で停止してP1位置とし、前記図1(A)(B)に示す不使用位置に戻す。
このように、本発明のテープ切断具1は、不使用時にはテープ切断空間6に切断刃15を突出させないため、安全性の高いものとすることができる。また、不使用時にはテープ挿入口7を閉鎖しているため、不用意にテープや電線が入りこむことが防止できる。かつ、仮にテープや電線がテープ挿入口7を通ってテープ切断空間6に入りこんでも、テープ切断空間6には切断刃15が突出していないため、テープや電線が切断されることはない。
図7(A)〜(C)に第2実施形態を示す。
該第2実施形態では、前記図6に示す切断位置にしてテープを切断した後、作業員が移動操作部8cから手を離すと、自動的に前記図1に示す不使用位置に戻るようにバネ材を装着している。
該第2実施形態では、前記図6に示す切断位置にしてテープを切断した後、作業員が移動操作部8cから手を離すと、自動的に前記図1に示す不使用位置に戻るようにバネ材を装着している。
具体的には、図7(A)に示すように、前記深溝のガイド溝10の縦溝10bを挟んで横方向に延在する浅底の横溝10aを設けている。また、図7(B)に示すように、切断刃取付板8の横板部8bに厚肉部8kを設け、該厚肉部8kを前記横溝10a内に移動自在に挿入し、該厚肉部8kの図中左端と横溝10aの左端との間にコイルバネ31を縮装し、厚肉部8kを介して切断刃取付板8を常時矢印で示す右方向に付勢している。
また、横溝10aの下端に前記第1実施形態の受け台4uを設けずに、板バネ32を取り付け、前記横板部8bの厚肉部8kの下端面を板バネ32の上面に当接させている。これにより、板バネ32で厚肉部8kを介して切断刃取付板8を常時矢印方向の上方向に付勢している。
また、横溝10aの下端に前記第1実施形態の受け台4uを設けずに、板バネ32を取り付け、前記横板部8bの厚肉部8kの下端面を板バネ32の上面に当接させている。これにより、板バネ32で厚肉部8kを介して切断刃取付板8を常時矢印方向の上方向に付勢している。
上記のように、切断刃取付板8をコイルバネ31により不使用時の右側へ付勢し、板バネ32により不使用時の上側へ付勢しているため、切断工程終了後に移動操作部8cから手を離すと、まず、板バネ32で支持ピン8Pが縦溝10b内を上昇いた後、コイルバネ32により支持ピン8Pが横溝10c内を右移動し、前記図1に示す不使用状態に自動復帰する。
本発明のテープ切断具はワイヤハーネス用として汎用されている手で千切れない織布テープの切断に好適に用いられるが、他のテープおよび他の用途に用いられるテープの切断具としても好適に用いられる。
また、テープ切断具の本体を左右対称に一対設けて結合する構成としているが、該構成に変えて、切断刃取付板8を移動自在には挟む部分だけ開口して、蓋で閉鎖して移動自在に介在させる構成としてもよい。
また、テープ切断具の本体を左右対称に一対設けて結合する構成としているが、該構成に変えて、切断刃取付板8を移動自在には挟む部分だけ開口して、蓋で閉鎖して移動自在に介在させる構成としてもよい。
1 テープ切断具
1A、1B 本体
2 環状把持部
3 支持部
4 切断刃移動保持部
5 テープ挿入アーム部
6 テープ切断空間
7 テープ挿入口
8 切断刃取付板
8a 縦板部
8b 横板部
8c 移動操作部
8p 支持ピン
10 ガイド溝
10b 縦溝
10c 横溝
15 切断刃
20 テープ
1A、1B 本体
2 環状把持部
3 支持部
4 切断刃移動保持部
5 テープ挿入アーム部
6 テープ切断空間
7 テープ挿入口
8 切断刃取付板
8a 縦板部
8b 横板部
8c 移動操作部
8p 支持ピン
10 ガイド溝
10b 縦溝
10c 横溝
15 切断刃
20 テープ
Claims (3)
- 本体に切断刃取付板を操作により移動可能に取り付けており、
前記本体は、把持部と、該把持部から突設する切断刃移動保持部と、該切断刃移動保持部の先端から屈折して突出するテープ挿入アーム部を連続して備え、前記切断刃移動保持部と前記把持部の外面との間にテープ切断空間を設けていると共に、該テープ切断空間と連続するテープ挿入口を前記テープ挿入アーム部の先端と前記把持部の外面との間に設け、かつ、前記切断刃移動保持部に縦溝と横溝とを連続させた倒L形状のガイド溝を設けている一方、
前記切断刃取付板は、縦板部と、横板部と、該横板部から上方へ突出する移動操作部と、該移動操作部の下部に突設した支持ピンを備え、かつ、前記横板部の下部に切断刃を取り付けており、
前記切断刃取付板の前記支持ピンを前記ガイド溝に移動自在に挿入し、前記切断刃取付板を左右方向および上下方向に移動させて、不使用時には切断刃を上昇させて前記テープ切断空間へ突出させないと共にテープ挿入口を切断刃取付板で閉鎖する一方、使用時には前記テープ挿入口を開口すると共に前記切断刃をテープ切断空間に突出させる構成としているテープ切断具。 - 前記把持部を環状把持部とし、該環状把持部の一部から外径方向へ支持部を突出させた後に横向きに前記切断刃移動保持部を設け、該切断刃移動保持部の先端から内径方向へ前記テープ挿入アーム部を突出させ、前記環状把持部の外周面と切断刃移動保持部の内側縁との間に前記テープ切断空間を設けると共に、前記環状把持部の外周面と前記テープ挿入アーム部の先端との間に前記テープ挿入口を設けている請求項1に記載のテープ切断具。
- 前記切断刃取付板と前記切断刃移動保持部との間にバネ材を介在させ、前記テープ切断空間に切断刃を突出させた位置および前記テープ挿入口が閉鎖される位置に前記切断刃取付板を前記バネ材で付勢している請求項1または請求項2に記載のテープ切断具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013208848A JP2015070989A (ja) | 2013-10-04 | 2013-10-04 | テープ切断具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013208848A JP2015070989A (ja) | 2013-10-04 | 2013-10-04 | テープ切断具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015070989A true JP2015070989A (ja) | 2015-04-16 |
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ID=53013840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013208848A Pending JP2015070989A (ja) | 2013-10-04 | 2013-10-04 | テープ切断具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015070989A (ja) |
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2013
- 2013-10-04 JP JP2013208848A patent/JP2015070989A/ja active Pending
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