JP2015070763A - 発電システム - Google Patents

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雅敏 武田
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【課題】第1デバイスおよび第2デバイスの劣化および損傷を抑制することができる発電システムを提供すること。【解決手段】発電システム1に、温度が経時的に上下する内燃機関2と、内燃機関2の熱エネルギーが排ガスを介して伝達され、内燃機関2の温度変化により電気分極する第1デバイス3と、第1デバイス3から電力を取り出すための第2デバイス4と、内燃機関2から排ガスを案内するために設けられ、略水平方向に沿って延びるように配置されるとともに、少なくとも鉛直方向上部および鉛直方向下部に分割されるデバイス収容管5と、排ガスの流路を、デバイス収容管5の鉛直方向上部または鉛直方向下部に切り替えるための流路切替弁6と、デバイス収容管5内に水が生じることを予測するための水予測装置7と、水予測装置7の予測に基づいて、流路切替弁6を制御するための制御ユニット8とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発電システムに関する。
従来、自動車エンジンなどの内燃機関や、ボイラー、空調設備などの熱交換器、発電機、モータなどの電動機関、照明などの発光装置などの各種エネルギー利用装置では、例えば、排熱、光などとして、多くの熱エネルギーが放出および損失されている。
近年、省エネルギー化の観点から、放出される熱エネルギーを回収し、エネルギー源として再利用することが要求されている。
そのようなシステムとして、具体的には、例えば、温度が経時的に上下する熱源と、その熱源の温度変化に応じて、ピエゾ効果、焦電効果、ゼーベック効果などにより電気分極する第1デバイス(誘電体など)と、第1デバイスから電力を取り出すため、第1デバイスを挟むように対向配置される第2デバイス(電極など)とを備える発電システムが提案されている。また、その発電システムを自動車などに積載すること、さらには、そのような場合に第1デバイス(誘電体など)および第2デバイス(電極など)を自動車の排ガスが供給される排気管内に配置することが、提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−250675号公報
一方、自動車の排気管内などには、エンジンの状態などに応じて、凝縮水などが生じる場合がある。そのため、引用文献1に記載されるように、第1デバイス(誘電体など)および第2デバイス(電極など)を自動車の排気管内に配置すると、第1デバイスおよび第2デバイスに水滴が付着し、劣化、損傷を生じる場合がある。
本発明の目的は、第1デバイスおよび第2デバイスの劣化および損傷を抑制することができる発電システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の発電システムは、温度が経時的に上下する熱源と、前記熱源の熱エネルギーが熱媒体を介して伝達され、前記熱源の温度変化により電気分極する第1デバイスと、前記第1デバイスから電力を取り出すための第2デバイスと、前記熱源から前記熱媒体を案内するために設けられ、略水平方向に沿って延びるように配置されるとともに、少なくとも鉛直方向上部および鉛直方向下部に分割される管と、前記熱媒体の流路を、前記管の鉛直方向上部または鉛直方向下部に切り替えるための切替手段と、前記管内に水が生じることを予測するための水予測手段と、前記水予測手段の予測に基づいて、前記切替手段を制御するための制御手段とを備え、前記第1デバイスおよび前記第2デバイスは、前記管の鉛直方向上部に配置されており、前記制御手段は、前記水予測手段により前記管内に水が生じると予測された場合に、前記切替手段によって、前記熱媒体の流路を前記管の鉛直方向下部に切り替え、前記水予測手段により前記管内に水が生じると予測されなかった場合に、前記切替手段によって、前記熱媒体の流路を前記管の鉛直方向上部に切り替えることを特徴としている。
また、本発明の発電システムは、前記熱源が、内燃機関であり、前記熱媒体が、排ガスであることが好適である。
本発明の発電システムによれば、水予測手段により管内に水が生じることが予測される場合には、切替手段の切り替えによって、熱媒体を管中の第1デバイスおよび第2デバイスが配置されている鉛直方向上部から、第1デバイスおよび第2デバイスが配置されていない鉛直方向下部に案内する。
一方、水予測手段により管内に水が生じることが予測されない場合には、切替手段の切り替えによって、熱媒体を管中の第1デバイスおよび第2デバイスが配置されていない鉛直方向下部から、第1デバイスおよび第2デバイスが配置されている鉛直方向上部に案内する。
つまり、このような本発明の発電システムでは、管内に水が生じていない場合にのみ、第1デバイスおよび第2デバイスに熱媒体が供給される。そのため、第1デバイスおよび第2デバイスに水滴が付着することを抑制でき、第1デバイスおよび第2デバイスが劣化および損傷することを抑制することができる。
図1は、本発明の発電システムの一実施形態を示す概略構成図である。 図2は、図1の制御ユニットにおいて実行される制御処理を示すフロー図である。
図1は、本発明の発電システムの一実施形態の概略構成図である。
図1において、自動車10は、発電システム1を備えている。
発電システム1は、温度が経時的に上下する熱源としての内燃機関2と、内燃機関2の熱エネルギーが熱媒体としての排ガスを介して伝達され、内燃機関2の温度変化により電気分極する第1デバイス3と、第1デバイス3から電力を取り出すための第2デバイス4と、第1デバイス3および第2デバイス4が配置される管としてのデバイス収容管5と、デバイス収容管5に設けられ、排ガスの流路を切り替えるための切替手段としての流路切替弁6と、デバイス収容管5内に水が生じることを予測するための水予測手段としての水予測装置7と、水予測装置7の予測に基づいて流路切替弁6を制御するための制御手段としての制御ユニット8とを備えている。
内燃機関2は、エンジン11、エンジン11に空気を供給するための吸気管16、エンジン11から排ガスを排出させるための排気管17、および、エンジン11に燃料を供給するための燃料供給手段としての燃料供給装置20を備えている。
エンジン11は、車両などの動力を出力する装置であって、例えば、単気筒型または多気筒型(例えば、2気筒型、4気筒型、6気筒型)が採用されるとともに、その各気筒において、多サイクル方式(例えば、2サイクル方式、4サイクル方式、6サイクル方式など)が採用される。
以下において、4気筒型が採用されるとともに、その各気筒で4サイクル方式が採用されるエンジン11について、説明する。
このエンジン11は、並列配置される複数(4つ)の気筒12を備えている。なお、図1においては、1つの気筒12を取り出して示し、その他の気筒12については省略している。
各気筒12は、ピストン13、燃焼室14および点火プラグ(図示せず)などを備えており、上流側が吸気管16に接続されるとともに、下流側が排気管17に接続されている。
また、各気筒12は、吸気管16と接続される接続部分において、吸気バルブ18を備えるとともに、排気管17と接続される接続部分において、排気バルブ19を備えている。
吸気バルブ18は、気筒12と吸気管16との接続部分において、気筒12を開閉可能に設けられている。
排気バルブ19は、気筒12と排気管17との接続部分において、気筒12を開閉可能に設けられている。
これら吸気バルブ18および排気バルブ19は、図示しないが、スプリングなどの弾性力によって閉方向に付勢されている。これら吸気バルブ18および排気バルブ19は、例えば、カムシャフトの回転などによって、気筒12を開閉可能としている。
吸気管16は、エンジン11に空気を供給するために設けられ、その下流側端部がエンジン11の気筒12に接続されるとともに、上流側端部が外気に開放されている。
また、吸気管16は、スロットルバルブ27を備えている。スロットルバルブ27は、例えば、アクセルペダルを踏み込みなどの運転操作に伴い、その開閉および開度が調節可能とされており、その開閉によって、エンジン11に空気を取り込み可能としている。
排気管17は、エンジン11から排ガスを排出させるために設けられ、その上流側端部がエンジン11の気筒12に接続されている。
また、図示しないが、複数(4つ)の気筒12に接続される複数(4つ)の排気管17は、所定の箇所で1つに集合され、その集合された排気管17の下流側には、触媒搭載部24が介在されている。
触媒搭載部24は、例えば、触媒担体およびその担体上にコーティングされる触媒を備えており、内燃機関2から排出される排ガスに含まれる炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)などの有害成分を浄化するために、排気管17における排ガスの流れ方向途中部分に接続されている。
そして、触媒搭載部24の下流側において、排気管17の下流側端部は、外気に開放されている。これにより、エンジン11から排出される排ガスを、外気に放出可能としている。
燃料供給装置20は、燃料タンク21および燃料供給管22を備えている。
燃料タンク21は、エンジンに供給される燃料(例えば、ガソリンなど)が貯留されるタンクであって、耐熱耐圧容器などから形成されている。
燃料供給管22は、燃料タンク21からエンジン11に燃料を供給するために設けられており、その上流側端部が燃料タンク21に接続されるとともに、下流側端部が、燃料噴射弁23に接続されている。
燃料噴射弁23は、エンジン11に対する燃料タンク21からの燃料の供給量を調節するとともに、その燃料をエンジン11に対して噴射するための弁であって、燃料供給管22の下流側端部に設けられ、吸気管16の吸気バルブ18よりも上流側に接続されている。
燃料噴射弁23としては、特に制限されず、公知の噴射弁を用いることができる。
このような燃料噴射弁23は、エンジン11のエンジン制御ユニット28に電気的に接続されており、エンジン制御ユニット28によって、その開閉が制御されている。
エンジン制御ユニット28は、エンジン11の運転状態(例えば、図示しない回転計により検知されるエンジン11の回転数、例えば、図示しない圧力センサにより検知されるスロットルバルブ27下流側の吸気管16内の圧力など)に基づいて燃料供給量を制御するユニットであって、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。
そして、このエンジン制御ユニット28に燃料噴射弁23が電気的に接続されることにより、エンジン制御ユニット28からの制御信号が、燃料噴射弁23に入力可能とされている。これにより、エンジン制御ユニット28が、エンジン11の運転状態に応じて、燃料噴射弁23の開閉および開度、すなわち、燃料噴射弁23による燃料の噴射量(エンジン11に対する燃料の供給量)を制御可能としている。
第1デバイス3は、内燃機関2(エンジン11)から排出され、温度が経時的に上下する排ガスが供給されることにより、温度が経時的に上下され、電気分極するデバイスである。
ここでいう電気分極とは、結晶の歪みにともなう正負イオンの変位により誘電分極し電位差が生じる現象、例えばピエゾ効果、および/または、温度変化により誘電率が変化し電位差が生じる現象、例えば焦電効果などのように、材料に起電力が発生する現象と定義する。
このような第1デバイス3として、より具体的には、例えば、ピエゾ効果により電気分極するデバイス、焦電効果により電気分極するデバイスなどが挙げられる。
ピエゾ効果は、応力または歪みが加えられたときに、その応力または歪みの大きさに応じて電気分極する効果(現象)である。
このようなピエゾ効果により電気分極する第1デバイス3としては、特に制限されず、公知のピエゾ素子(圧電素子)を用いることができる。
第1デバイス3としてピエゾ素子が用いられる場合には、ピエゾ素子は、例えば、その周囲が固定部材により固定され、体積膨張が抑制された状態において、排ガスに接触(曝露)されるように、デバイス収容管5(後述)内に配置される。
固定部材としては、特に制限されず、例えば、後述する第2デバイス4(例えば、電極など)を用いることもできる。
そして、このような場合には、ピエゾ素子は、排ガスの経時的な温度変化により、加熱または冷却され、これにより、膨張または収縮する。
このとき、ピエゾ素子は、固定部材により体積膨張が抑制されているため、ピエゾ素子は、固定部材に押圧され、ピエゾ効果(圧電効果)、または、キュリー点付近での相変態により、電気分極する。これにより、詳しくは後述するが、第2デバイス4を介して、ピエゾ素子から電力が取り出される。
また、このようなピエゾ素子は、通常、加熱状態または冷却状態が維持され、その温度が一定(すなわち、体積一定)になると、電気分極が中和され、その後、冷却または加熱されることにより、再度、電気分極する。
そのため、後述するように排ガスが経時的に温度変化し、高温状態と低温状態とが経時的に繰り返される場合などには、ピエゾ素子が経時的に繰り返し加熱および冷却されるため、ピエゾ素子の電気分極およびその中和が、経時的に繰り返される。
その結果、後述する第2デバイス4により、電力が、経時的に変動する波形(例えば、交流、脈流など)として取り出される。
焦電効果は、例えば、絶縁体(誘電体)などを加熱および冷却する時に、その温度変化に応じて絶縁体が電気分極する効果(現象)であって、第1効果および第2効果を含んでいる。
第1効果は、絶縁体の加熱時および冷却時において、その温度変化により自発分極し、絶縁体の表面に、電荷を生じる効果とされている。
また、第2効果は、絶縁体の加熱時および冷却時において、その温度変化により結晶構造に圧力変形が生じ、結晶構造に加えられる応力または歪みにより、圧電分極を生じる効果(ピエゾ効果、圧電効果)とされている。
このような焦電効果により電気分極するデバイスとしては、特に制限されず、公知の焦電素子を用いることができる。
第1デバイス3として焦電素子が用いられる場合には、焦電素子は、排ガスに接触(曝露)されるように、デバイス収容管5(後述)内に配置される。
このような場合において、焦電素子は、排ガスの経時的な温度変化により、加熱または冷却され、その焦電効果(第1効果および第2効果を含む)により、電気分極する。これにより、詳しくは後述するが、第2デバイス4を介して、焦電素子から電力が取り出される。
また、このような焦電素子は、通常、加熱状態または冷却状態が維持され、その温度が一定になると、電気分極が中和され、その後、冷却または加熱されることにより、再度、電気分極する。
そのため、後述するように排ガスが経時的に温度変化し、高温状態と低温状態とが経時的に繰り返される場合などには、焦電素子が経時的に繰り返し加熱および冷却されるため、焦電素子の電気分極およびその中和が、経時的に繰り返される。
その結果、後述する第2デバイス4により、電力が、経時的に変動する波形(例えば、交流、脈流など)として取り出される。
このような第1デバイス3として、具体的には、上記したように、公知の焦電素子(例えば、BaTiO、CaTiO、(CaBi)TiO、BaNdTi14、BaSmTi12、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O)など)、公知のピエゾ素子(例えば、水晶(SiO)、酸化亜鉛(ZnO)、ロッシェル塩(酒石酸カリウム−ナトリウム)(KNaC)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、リチウムテトラボレート(Li)、ランガサイト(LaGaSiO14)、窒化アルミニウム(AlN)、電気石(トルマリン)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)など)などを用いることができる。
これら第1デバイス3は、単独使用または2種類以上併用することができる。
第1デバイス3のキュリー点は、例えば、−77℃以上、好ましくは、−10℃以上であり、例えば、1300℃以下、好ましくは、900℃以下である。
また、第1デバイス3(絶縁体(誘電体))の比誘電率は、例えば、1以上、好ましくは、100以上、より好ましくは、2000以上である。
このような発電システム1では、第1デバイス3(絶縁体(誘電体))の比誘電率が高いほど、エネルギー変換効率が高く、高電圧で電力を取り出すことができるが、第1デバイス3の比誘電率が上記下限未満であれば、エネルギー変換効率が低く、得られる電力の電圧が低くなる場合がある。
なお、第1デバイス3(絶縁体(誘電体))は、排ガスの温度変化によって電気分極するが、その電気分極は、電子分極、イオン分極および配向分極のいずれでもよい。
例えば、配向分極によって分極が発現する材料(例えば、液晶材料など)では、その分子構造を変化させることにより、発電効率の向上を図ることができるものと期待されている。
このような第1デバイス3は、デバイス収容管5(後述)内において、例えば、互いに間隔を隔てて複数整列配置され、第2デバイス4(および必要により設けられる固定部材(図示せず))により、固定されている。
また、複数の第1デバイス3は、それぞれ、デバイス収容管5(後述)内において、長手方向が排ガスの流れ方向に沿うように配置されており、各第1デバイス3は、直接または第2デバイス4を介して、排ガスに接触(曝露)可能とされている。
なお、図1においては、1つの第1デバイス3を取り出して示し、その他の第1デバイス3については省略している。
第2デバイス4は、第1デバイス3から電力を取り出すために設けられる。
このような第2デバイス4は、より具体的には、特に制限されないが、例えば、上記の第1デバイス3を挟んで対向配置される2つの電極(例えば、銅電極、銀電極など)、例えば、それら電極に接続される導線などを備えており、第1デバイス3に電気的に接続されている。
また、第2デバイス4は、必要により、昇圧器(図示せず)、交流/直流変換器(AC−DCコンバーター)(図示せず)などを介して、バッテリー9に、電気的に接続されている。
デバイス収容管5は、内燃機関2(エンジン11)から排ガス(熱媒体)を案内するために設けられる管状部材であって、排気管17における触媒搭載部24よりも流れ方向下流側に介在され、略水平方向に沿って延びるように配置されている。
また、デバイス収容管5の内側には、デバイス収容管5の上下方向途中において水平方向に延びる仕切壁25が設けられており、この仕切壁25によって、デバイス収容管5は、鉛直方向上部5A(例えば、鉛直方向上端から径方向長さ2分の1〜5分の4の領域)と、鉛直方向下部5B(例えば、鉛直方向下端から径方向長さ5分の1〜2分の1)とに、上下方向において分割されている。
そして、このデバイス収容管5の鉛直方向上部5A(例えば、仕切壁25の鉛直方向上面)には、第1デバイス3および第2デバイス4が、配置(収容)されている。また、このような第1デバイス3および第2デバイス4は、流路切替弁6(後述)よりも、排ガスの流れ方向下流側に配置されている。
流路切替弁6は、排ガスの流路を、デバイス収容管5における鉛直方向上部5Aと鉛直方向下部5Bとに切り替えるための弁であって、デバイス収容管5の上流側端部に設けられている。
流路切替弁6としては、特に制限されないが、例えば、ロータリーバルブまたはシャッターなどの公知の弁が用いられる。
すなわち、流路切替弁6は、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを開通させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを閉塞させることにより、排ガスを、デバイス収容管5の鉛直方向上部5A内に流し、第1デバイス3に供給することができる。また、流路切替弁6は、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを閉塞させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを開通させることにより、排ガスを、デバイス収容管5の鉛直方向下部5B内に流し、第1デバイス3を回避させることができる(図1の部分拡大図における矢印参照)。
このように流路切替弁6は、排ガスの流れ方向を、第1デバイス3に向かって流れる方向、および、第1デバイス3を回避する方向に変更可能としている。
水予測装置7は、デバイス収容管5内に水が生じ、デバイス収容管5に配置される第1デバイス3に水が付着すること(すなわち、第1デバイス3の被水の発生)を予測するための装置であって、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。
この水予測装置7は、図1において破線で示すように、エンジン制御ユニット28や、図示しない温度センサ、さらには、図示しない各種制御装置に、電気的に接続されている。そして、水予測装置7は、例えば、スロットルバルブ27の開度(エンジン11の吸気量)、燃料噴射弁23による燃料噴射量などによるエンジン11の状態、さらには、排ガスの温度、排気管17およびデバイス収容管5内の温度など、その他、種々の運転状況から、排気管17およびデバイス収容管5内に凝縮水が生成されることを、予測可能としている。
制御ユニット8は、発電システム1における電気的な制御を実行するユニット(例えば、ECU:Electronic Control Unit)であり、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。
この制御ユニット8は、図1において破線で示すように、水予測装置7に電気的に接続されるとともに、流路切替弁6に電気的に接続されており、後述するように、水予測装置7の予測に基づいて、流路切替弁6を切り替え可能としている。
また、この発電システム1が搭載される自動車10では、エンジン11の運転条件などによっては、エンジン11および排ガスの温度が過度に高くなる場合がある。
そして、そのような排ガスが、第1デバイス3に供給され、第1デバイス3の温度が性能低下温度(例えば、キュリー点など)を超過すると、第1デバイス3に損傷を生じ、発電性能が低下する場合や、発電不能となる場合がある。
そこで、この発電システム1は、さらに、第1デバイス3の温度を予測するためのデバイス温度予測装置26を備え、第1デバイス3の温度が過度に上昇することを抑制することができる。
具体的には、デバイス温度予測装置26は、第1デバイス3の温度を予測するための装置であって、CPU、ROMおよびRAMなどを備えるマイクロコンピュータから構成されている。
このデバイス温度予測装置26は、図1において破線で示すように、エンジン制御ユニット28や、図示しない温度センサ、ノッキングセンサ、さらには、図示しない各種制御装置に、電気的に接続されている。そして、デバイス温度予測装置26は、例えば、スロットルバルブ27の開度(エンジン11の吸気量)、燃料噴射弁23による燃料噴射量などによるエンジン11の状態、排ガスの温度、排気管17およびデバイス収容管5内の温度、さらには、ノッキングの有無、運転継続時間など、その他、種々の運転状況から、第1デバイス3の温度条件を、予測可能としている。
そして、このようなデバイス温度予測装置26は、制御ユニット8に電気的に接続されている。そして、制御ユニット8は、後述するように、デバイス温度予測装置26の予測に基づいて、流路切替弁6を切り替え可能としている。
2.発電方法
以下において、上記した発電システム1を用いた発電方法について、詳述する。
この発電システム1では、エンジン11の駆動により、気筒12においてピストンの昇降運動が繰り返されており、これにより、例えば、4サイクル方式では、吸気工程、圧縮工程、爆発工程、排気工程などが順次実施される。
より具体的には、このエンジン11では、まず、スロットルバルブ27が開かれ、吸気管16から空気が供給されるとともに、燃料供給管22から所定量の燃料が燃料噴射弁23によって供給(噴射)され、それらが混合される。そして、空気と燃料との混合気が、吸気バルブ18が開かれることにより、気筒12の燃焼室14に供給される(吸気工程)。
次いで、吸気バルブ18が閉じられ、ピストン13が上昇することにより、燃焼室14の混合気が圧縮され、高温化される(圧縮工程)。
次いで、図示しない点火プラグにより混合気が点火され、爆発的に燃焼されるとともに、ピストン13が爆発により押し下げられる(爆発工程)。
その後、排気バルブ19が開かれ、燃焼により生じたガス(排ガス)が、気筒12から排出される(排気工程)。
このように、エンジン11では、燃料が燃焼され、動力が出力されるとともに、高温の排ガスが、排気管17の内部を排気工程において通過する。
そして、各気筒12において生じた排ガスは、各気筒12に接続される排気管17内を通過しながら、所定の箇所で1つに集合された後、触媒搭載部24を通過するとともに触媒により浄化され、デバイス収容管5に供給される。
そして、このようなエンジン11、および、そのエンジン11から排出される排ガスの温度は、例えば、自動車10の運転状態(エンジン11の駆動状態)などに応じて、経時的に上下する。
具体的には、自動車10では、エンジン11の駆動および停止が経時的に繰り返され、これにより、自動車10の走行および停止が制御される。
このような場合、エンジン11の駆動時には、エンジン11の温度は高温状態とされ、また、エンジン11の停止時には、エンジン11の温度は低温状態とされる。
また、エンジン11の温度は、例えば、自動車10の走行時における負荷(車両重量、路面の傾斜度合など)や、車速、アクセル開度、エンジン11の回転数、吸気系における吸気圧および吸入空気量、燃料流量、さらには、空燃比(吸入空気量/燃料流量)などによっても変化し、経時的に上下する。
このとき、エンジン11の熱が排ガスを介して伝達されるため、排ガスの温度(排気管17およびデバイス収容管5の内部温度)は、エンジン11の状態に応じて、経時的に上下する。
このような発電システム1において、内燃機関2(エンジン11)および排ガスの温度は、高温状態における温度が、例えば、200〜1200℃、好ましくは、700〜900℃であり、低温状態における温度が、上記の高温状態における温度未満、より具体的には、例えば、100〜800℃、好ましくは、200〜500℃であり、高温状態と低温状態との温度差が、例えば、10〜600℃、好ましくは、20〜500℃である。
そして、この発電システム1では、上記したように、デバイス収容管5内の鉛直方向上部5Aに、第1デバイス3が配置されている。
そのため、流路切替弁6が、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを開通させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを閉塞させる場合には、エンジン11(内燃機関2)から排出される排ガスが、第1デバイス3に供給される。
これにより、エンジン11(内燃機関2)の熱エネルギーが、排ガスを介して第1デバイス3に伝達され、加熱および/または冷却される。すなわち、第1デバイス3が、エンジン11(内燃機関2)、および、そのエンジン11の熱を伝達する排ガスの経時的な温度変化により、加熱および/または冷却される。
そして、これにより、第1デバイス3を、経時的に高温状態または低温状態にすることができ、第1デバイス3を、その素子(例えば、ピエゾ素子、焦電素子など)に応じた効果(例えば、ピエゾ効果、焦電効果など)により、電気分極させることができる。
そのため、この発電システム1では、第2デバイス4を介して、各第1デバイス3から電力を経時的に変動する波形(例えば、交流、脈流など)として、取り出すことができる。
その後、この方法では、例えば、図1において点線で示すように、上記により得られた電力を、必要により第2デバイス4に接続される昇圧器(図示せず)で昇圧し、交流/直流変換器(図示せず)において直流電圧に変換した後、バッテリー9に蓄電する。バッテリー9に蓄電された電力は、自動車10や、自動車10に搭載される各種電気部品の動力などとして、適宜、用いることができる。
一方、発電に用いられた排ガスは、第1デバイス3を通過した後、外気に排出される。
3.第1デバイスおよび第2デバイスの保護
上記した発電システム1が搭載される自動車10では、エンジン11の運転状態などによっては、排気管17内に凝縮水などが生じる場合がある。
具体的には、例えば、気筒12から排出される排ガスに含有される水蒸気が、排気管17およびデバイス収容管5内において冷却され、排気管17およびデバイス収容管5に凝縮水が生成する場合がある。
このように凝縮水が生成すると、その凝縮水が排ガスにより輸送され、第1デバイス3および第2デバイス3に付着する場合があり、これにより第1デバイス3および第2デバイス4に劣化や損傷を生じる場合がある。
また、上記したように、この発電システム1が搭載される自動車10では、エンジン11の運転条件などによっては、エンジン11および排ガスの温度が過度に高くなる場合がある。そして、そのような排ガスが第1デバイス3に供給され、第1デバイス3の温度が、性能低下温度(例えば、キュリー点など)を超過すると、第1デバイス3に損傷を生じ、発電性能が低下する場合や、発電不能となる場合がある。
そこで、この発電システム1では、上記した水予測装置7により排気管17およびデバイス収容管5内に水が生じることを予測し、また、デバイス温度予測装置26により第1デバイス3の温度を予測する。そして、水の発生の予測、および、第1デバイス3の温度に基づいて、制御ユニット8の制御により流路切替弁6を切り替え、第1デバイス3および第2デバイス4を保護する。
図2は、図1の制御ユニット8において実行される制御処理を示すフロー図である。
この制御処理は、自動車10の走行中に、スタートおよびリターンが繰り返される。
処理がスタートされると、まず、スロットルバルブ27の開度(エンジン11の吸気量)、燃料噴射弁23による燃料噴射量などによるエンジン11の状態、さらには、排ガスの温度、排気管17およびデバイス収容管5内の温度などから、排気管17およびデバイス収容管5内に凝縮水が生成されることが、水予測装置7により予測される(ステップS1)。
より具体的には、例えば、水予測装置7は、エンジン11の状態から排ガスの温度および流量を予測するとともに、図示しない温度センサにより、第1デバイス3よりも上流側の排気管17の内壁温度を検知する。そして、水予測装置7において、温度センサによる検知温度が、排ガスの露点または露点近傍の温度以下であるか否かが判断される。このとき、排気管17の内壁温度が、排ガスの露点または露点近傍の温度以下であれば、気筒12から排ガスが排気管17に排出されたときに、排ガス中の水蒸気が冷却され、排ガス中に凝縮水が生成されると予測される。
そして、水予測装置7により排気管17およびデバイス収容管5内に水の発生が予測された場合(ステップS1のYES)には、流路切替弁6により、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを閉塞させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを開通させる。これによって、排ガスの流路を、デバイス収容管5の鉛直方向下部5B側とする(ステップS2)。
なお、排ガスの流路が、既にデバイス収容管5の鉛直方向下部5B側とされている場合には、流路切替弁6を切り替えることなく、その状態を維持する。
これにより、排気管17を流れる排ガスは、流路切替弁6によってデバイス収容管5の鉛直方向下部5Bに導入され、排ガスの流れ方向が、第1デバイス3および第2デバイス4を回避する方向とされる。そして、排ガスは、第1デバイス3および第2デバイス4を回避するようにデバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを通過する。
また、これとともに、排ガス中に生じた凝縮水は、重力に従って、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを通過する。
そして、鉛直方向下部5Bを通過した排ガスおよび凝縮水は、デバイス収容管5の下流側において、再び排気管17に導入され、外気に排出される。
その結果、第1デバイス3および第2デバイス4に水滴が付着することを抑制し、第1デバイス3および第2デバイス4が劣化および損傷することを抑制することができる。
なお、上記の制御処理は、自動車10の走行停止(エンジン11の駆動停止)まで繰り返される(リターン)。
一方、水予測装置7によって水の発生が予測されなかった場合(ステップS1のNO)には、次いで、デバイス温度予測装置26によって、第1デバイス3に排ガスを供給した場合の、第1デバイス3の温度が予測される(ステップS3)。
具体的には、例えば、自動車10の走行時における負荷(車両重量、路面の傾斜度合など)や、車速、アクセル開度、エンジン11の回転数などから、エンジン11の目標出力および加減速状態が、デバイス温度予測装置26によって予測される。また、これとともに、例えば、エンジン11の回転数や、吸気系における吸気圧などから、排ガスの温度が、デバイス温度予測装置26によって予測される。さらに、これとともに、例えば、吸気系における吸入空気量や、エンジン11における燃料流量、さらには、空燃比(吸入空気量/燃料流量)などから、排ガスの流量が、デバイス温度予測装置26によって予測される。さらに、上記により予測されたエンジン11の目標出力および加減速状態、および、排ガスの予測温度(さらには、エンジン11における燃料の供給状態など)から、排ガスの温度変化が、デバイス温度予測装置26によって予測される。
そして、予測された排ガスの温度変化、および、排ガスの流量(さらには、例えば、第1デバイス3の熱容量、予め設定される補正係数など)から、排ガスを供給した場合の第1デバイス3の温度が、デバイス温度予測装置26によって予測される。
なお、上記の各予測における演算方法は、特に制限されず、公知の方法を採用することができる。
そして、この処理では、第1デバイス3に排ガスを供給した場合の、第1デバイス3の温度(予測温度)が、その性能低下温度(例えば、キュリー点など)以上であるか否かが、デバイス温度予測装置26によって判断される(ステップS4)。
第1デバイス3の温度(予測温度)が、その性能低下温度以上である場合(ステップS4のYES)には、流路切替弁6により、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを閉塞させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを開通させる。これによって、排ガスの流路を、デバイス収容管5の鉛直方向下部5B側とする(ステップS5)。
なお、排ガスの流路が、既にデバイス収容管5の鉛直方向下部5B側とされている場合には、流路切替弁6を切り替えることなく、その状態を維持する。
これにより、排気管17を流れる排ガスは、流路切替弁6によってデバイス収容管5の鉛直方向下部5Bに導入され、排ガスの流れ方向が、第1デバイス3および第2デバイス4を回避する方向とされる。
そして、排ガスは、第1デバイス3および第2デバイス4を回避するようにデバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを通過し、デバイス収容管5の下流側において、再び排気管17に導入され、外気に排出される。
その結果、第1デバイス3に過度に高温の排ガスが供給されることを抑制し、第1デバイス3が劣化および損傷することを抑制することができる。
なお、上記の制御処理は、自動車10の走行停止(エンジン11の駆動停止)まで繰り返される(リターン)。
一方、デバイス温度予測装置26によって、排ガスを供給した場合の第1デバイス3の温度が、その性能低下温度未満であると予測された場合(ステップS4のNO)には、流路切替弁6により、デバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを開通させるとともに、デバイス収容管5の鉛直方向下部5Bを閉塞させる。これによって、排ガスの流路を、デバイス収容管5の鉛直方向上部5A側とする(ステップS6)。
これにより、排気管17を流れる排ガスは、流路切替弁6によってデバイス収容管5の鉛直方向上部5Aに導入され、排ガスの流れ方向が、第1デバイス3および第2デバイス4に供給される方向とされる。そして、排ガスは、第1デバイス3および第2デバイス4に供給されるようにデバイス収容管5の鉛直方向上部5Aを通過し、デバイス収容管5の下流側において、再び排気管17に導入され、外気に排出される。
このとき、第1デバイス3は、排ガスを介して伝達されるエンジン11の熱エネルギーによって温度変化し、電気分極するため、発電システム1において、発電される。
なお、上記の制御処理は、自動車10の走行停止(エンジン11の駆動停止)まで繰り返される(リターン)。
このような発電システム1によれば、第1デバイス3および第2デバイス4の損傷を抑制することができる。
つまり、上記の発電システム1によれば、水予測装置7により管内に水が生じることが予測される場合には、流路切替弁6の切り替えによって、排ガス(熱媒体)をデバイス収容管5中の第1デバイス3および第2デバイス4が配置されている鉛直方向上部5Aから、第1デバイス3および第2デバイス4が配置されていない鉛直方向下部5Bに案内する。
一方、水予測装置7により管内に水が生じることが予測されない場合には、流路切替弁6の切り替えによって、排ガス(熱媒体)をデバイス収容管5中の第1デバイス3および第2デバイス4が配置されていない鉛直方向下部5Bから、第1デバイス3および第2デバイス4が配置されている鉛直方向上部5Aに案内する。
すなわち、この発電システム1では、デバイス収容管5内に水が生じていない場合にのみ、第1デバイス3および第2デバイス4に排ガス(熱媒体)が供給される。そのため、第1デバイス3および第2デバイス4に水滴が付着することを抑制でき、第1デバイス3および第2デバイス4が劣化および損傷することを抑制することができる。
また、上記の発電システム1によれば、デバイス温度予測装置26により予測される第1デバイス3の温度が、性能低下温度以上である場合には、流路切替弁6の制御によって、排ガス(熱媒体)をデバイス収容管5中の第1デバイス3および第2デバイス4が配置されていない側、すなわち、鉛直方向下部5B側に案内する。
一方、デバイス温度予測装置26により予測される第1デバイス3の温度が、性能低下温度未満である場合には、流路切替弁6の制御によって、排ガス(熱媒体)をデバイス収容管5中の第1デバイス3および第2デバイス4が配置されている側、すなわち、鉛直方向上部5A側に案内する。
すなわち、この発電システム1では、デバイス温度予測装置26により予測される第1デバイス3の温度が、性能低下温度未満である場合にのみ、第1デバイス3に排ガス(熱媒体)が供給される。そのため、第1デバイス3の温度が性能低下温度以上となることを抑制でき、第1デバイス3が、劣化および損傷することを抑制することができる。
なお、上記した説明では、熱源として内燃機関2を用いて説明したが、熱源は上記に限定されず、例えば、発光装置などの各種エネルギー利用装置を用いることができる。なお、このような場合、熱媒体は、例えば、光、空気など、種々選択される。
好ましくは、熱源が内燃機関2であり、熱媒体が排ガスである。
また、上記した説明では、デバイス収容管5を2つに分割したが、デバイス収容管5の分割数は、特に制限されず、目的および用途に応じて、適宜設定される。
また、上記した説明では、水予測装置7、制御ユニット8、デバイス温度予測装置26およびエンジン制御ユニット28を、それぞれ別々の装置として説明したが、それらを
1つの制御部(ECUなど)として形成することもできる。また、そのような場合、水の発生や、デバイス温度などを、制御部のメモリに格納されるプログラムに従って予測することができ、また、制御部の中央処理装置(CPU)によって、流路切替弁6を切り替えることができる。
1 発電システム
2 内燃機関
3 第1デバイス
4 第2デバイス
5 デバイス収容管
6 流路切替弁
7 水予測装置
8 制御ユニット

Claims (2)

  1. 温度が経時的に上下する熱源と、
    前記熱源の熱エネルギーが熱媒体を介して伝達され、前記熱源の温度変化により電気分極する第1デバイスと、
    前記第1デバイスから電力を取り出すための第2デバイスと、
    前記熱源から前記熱媒体を案内するために設けられ、略水平方向に沿って延びるように配置されるとともに、少なくとも鉛直方向上部および鉛直方向下部に分割される管と、
    前記熱媒体の流路を、前記管の鉛直方向上部または鉛直方向下部に切り替えるための切替手段と、
    前記管内に水が生じることを予測するための水予測手段と、
    前記水予測手段の予測に基づいて、前記切替手段を制御するための制御手段と
    を備え、
    前記第1デバイスおよび前記第2デバイスは、前記管の鉛直方向上部に配置されており、
    前記制御手段は、
    前記水予測手段により前記管内に水が生じると予測された場合に、前記切替手段によって、前記熱媒体の流路を前記管の鉛直方向下部に切り替え、
    前記水予測手段により前記管内に水が生じると予測されなかった場合に、前記切替手段によって、前記熱媒体の流路を前記管の鉛直方向上部に切り替える
    ことを特徴とする、発電システム。
  2. 前記熱源が、内燃機関であり、
    前記熱媒体が、排ガスであることを特徴とする、請求項1に記載の発電システム。
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