JP2015070038A - ボンディング装置 - Google Patents

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Akira Yamada
山田  晃
坪井 保孝
Yasutaka Tsuboi
保孝 坪井
辻川 俊彦
Toshihiko Tsujikawa
俊彦 辻川
石川 隆稔
Takatoshi Ishikawa
隆稔 石川
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【課題】基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるボンディング装置を提供する。【解決手段】基板2の縁部2aを支持する透過部材13の内部に、水平方向からの光を上方に反射させる反射面を有するミラー部材14A,14B,14Cを、圧着対象である電子部品3A,3C,3Eの位置に対応させて配設する。圧着作業では、基板2を位置決めした後、圧着ツールによって電子部品3A,3C,3Eを押圧するとともに光照射器19から光を照射する。このとき、ミラー部材14A〜14Cの反射面に入射した光照射器19からの光は上方に反射され、基板2と電子部品3A,3C,3Eとの間に介在する接着剤に入射する。一方、非圧着対象である電子部品3B,3Dの下方にはミラー部材14A〜14Cが存在しないので、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤には光照射器19からの光が入射しない。【選択図】図8

Description

本発明は、光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置に関するものである。
従来、光透過性を有するガラス基板(以下、「基板」と略称する)の縁部に光硬化性の接着剤を介してIC等の電子部品を接合するボンディング装置が知られている(例えば特許文献1)。このようなボンディング装置では、光透過性を有するバックアップ部によって基板の縁部を下方から支持し、接着剤を介して予め仮圧着(搭載)された電子部品を圧着ツールによって所定時間だけ押圧する。この押圧時に、光照射部から照射される光を接着剤に向けて下方から照射する。照射された光は、バックアップ部と基板を通過して接着剤に到達し、これにより接着剤の硬化を促進させながら基板に電子部品を低温度で圧着することができる。
ボンディング装置には、通常、複数の電子部品が仮圧着された状態の基板が搬入される。このような基板に対して効率的に電子部品を圧着するため、装置内には複数の圧着ツールが備えられている。しかしながら、圧着ツールの数は電子部品の数よりも少ない場合が殆どであり、かかる場合、一又は複数の圧着ツールにより所定の電子部品を圧着する第1の圧着動作を実行後、圧着ツールと基板の相対位置を変更したうえで再び一又は複数の圧着ツールにより未圧着の電子部品を圧着する第2の圧着動作が実行される。
特開平9−69543号公報
一枚の基板に対して複数回の圧着動作を必要とする生産形態下では、次回の圧着動作の対象外である電子部品に付着した接着剤に光が入射して硬化しないよう、当該接着剤への光の入射を遮断する必要がある。また、基板に仮圧着された電子部品の数やその位置は基板品種によって異なるため、光の照射範囲を適宜変更する必要がある。しかしながら従来技術においては、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜変更して、基板に付着した複数の接着剤のうち特定の接着剤への光の入射を遮断するための具体的な解決策が講じられていなかった。
そこで本発明は、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるボンディング装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を下方から支持するバックアップ部と、前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部とを備え、前記バックアップ部は、前記光照射部から照射された光を透過する透過部材と、前記透過部材が装着される支持ベースを備え、前記透過部材は圧着対象となる電子部品の位置に対応する範囲の反射面を複数有する。
請求項3に記載の本発明は、光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を下方から支持するバックアップ部と、前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部とを備え、前記バックアップ部は、前記光照射部から照射された光を透過する複数の透過部材と、前記複数の透過部材が装着される支持ベースを備え、少なくとも一部の透過部材は圧着対象となる電子部品の位置に対応する範囲の反射面を有する。
本発明によれば、基板において接着剤を介して電子部品が搭載された領域を下方から支持するバックアップ部と、接着剤に搭載された電子部品を押圧して基板に圧着する圧着部と、基板と電子部品との間に介在する接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部とを備え、バックアップ部は、光照射部から照射された光を透過する透過部材と、透過部材が装着される支持ベースを備え、透過部材は圧着対象となる電子部品の位置に対応する範囲の反射面を複数有するので、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができる。
本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の斜視図 本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の側面図 (a)本発明の実施の形態1におけるバックアップ部の平面図(b)(c)本発明の実施の形態1におけるバックアップ部の斜視図本発明の一実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの斜視図 (a)本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の部分正面図(b)本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の部分平面図 (a)(b)本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の部分平面図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における電子部品の圧着動作を示す説明図 (a)(b)本発明の実施の形態1における電子部品の圧着動作を示す説明図 本発明の実施の形態1における電子部品の圧着動作を示す説明図 (a)本発明の実施の形態2における透過部材の正面図(b)本発明の実施の形態2におけるバックアップ部の斜視図 (a)(b)本発明の実施の形態2における電子部品の圧着動作を示す説明図 (a)本発明の実施の形態3における透過部材の斜視図(b)本発明の実施の形態3における透過部材の正面図(c)本発明の実施の形態3におけるバックアップ部の側面図 (a)(b)本発明の実施の形態3におけるバックアップ部の斜視図
(実施の形態1)
まず図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1におけるボンディング装置の全体構成について説明する。ボンディング装置1は基板2にIC等の電子部品3を圧着により接合する機能を有しており、基台4に基板位置決め部5、バックアップ部6、圧着部7及び光照射部8を配設して構成されている。基板2は2枚の透明なガラス基板を積層した構成となっている。ボンディング装置1には、下層側のガラス基板が露呈された複数の縁部2a,2bに光硬化性の接着剤9(図4(a))を介して複数の電子部品3が搭載(仮圧着)された基板2が搬入される。このボンディング装置1では、基板2の縁部2aに搭載された電子部品3が圧着される。
図2において、基板位置決め部5は、X軸テーブル10X、Y軸テーブル10Y、Zθ軸テーブル10Zθを積層した構成の基板位置決めテーブル10上に、基板保持ステージ11を装着した構造となっている。X軸テーブル10Xを駆動することによりY軸テーブル10Yは一の水平方向(X方向)に移動し、Y軸テーブル10Yを駆動することによりZθ軸テーブル10ZθはX方向と水平面内において直交するY方向に移動する。また、Zθ軸テーブル10Zθを駆動することにより、基板保持ステージ11はXY平面に対して垂直な軸(Z軸)を中心に回転する。基板保持ステージ11の上面には、作業対象となる基板2が保持される。基板位置決めテーブル10を駆動することにより、基板保持ステージ11上の基板2を所定の圧着作業位置に位置決めすることができる。
図2及び図3において、バックアップ部6は、基台4上においてX方向に延びて立設された支持ベース12の上部に、同じくX方向に延びたブロック状の透過部材13を着脱自在に装着して構成される。支持ベース12の上面には溝部12a(図3(b))が形成されており、この溝部12aに透過部材13の下端部をはめ込むことによって透過部材13を装着することができる。透過部材13は光透過性を有しており、電子部品3の圧着時に電子部品3が搭載された領域を含む基板2の縁部2aを下方から支持する。このようにバックアップ部6は、基板2において接着剤9を介して電子部品3が搭載された領域を下方から支持する。
透過部材13の内部には、水平方向からの光を上方に反射させる反射面を有する複数のミラー部材14A,14B,14Cが所定の位置に配設されている。ミラー部材14A〜14CはXY平面に対して所定角度だけ傾斜しており、反射面は光照射部8が配設される方向に向いている。透過部材13の内部におけるミラー部材14A,14B,14Cの配設位置の詳細については後述する。
図1及び図2において、圧着部7は、基台4上に立設された門型のフレーム15に、昇降押圧機構16によって昇降駆動される複数の圧着ツール17A,17B,17CをX方向に並べて配設した構成となっている。各圧着ツール17A〜17Cの下方には透過部材13が位置している。昇降押圧機構16を駆動することにより、圧着ツール17A〜17Cは透過部材13の上方においてロッド16aを介して昇降する。これにより、電子部品3を押圧して基板2に圧着することができる。このように圧着部7は、接着剤9に搭載された電子部品3を押圧して基板2に圧着する。
光照射部8は、基台4上においてX方向に延びて立設された支持ベース18の上方に、LED等の光源を複数内蔵した光照射器19を配設して構成される。光照射器19は透過部材13に向けて光を水平方向に照射する。また、透過部材13は光照射器19から照射された光を透過する。この光照射器19の照射範囲は、透過部材13の長手方向の略全長にまで及ぶ。
透過部材13を透過してミラー部材14A〜14Cに水平に入射した光照射器19からの光は、ミラー部材14A〜14Cの反射面によって上方に反射される。したがって、基板2に搭載された電子部品3を透過部材13の上方に位置合わせしたとき、基板2と電子部品3との間に介在する接着剤9に光照射器19からの光が入射する。その一方で、ミラー部材14A〜14Cが存在しない透過部材13の領域に水平に入射した光照射器19からの光は、そのまま水平方向に直進して上方へ反射されない。
光照射器19から照射される光は、接着剤9の硬化を促進する作用を有する。すなわち光照射部8は、基板2と電子部品3との間に介在する接着剤9の硬化を促進するための光を照射する。基板2と電子部品3の良好な接合を確保するためには、圧着ツール17による電子部品3の押圧時に接着剤9を硬化させる必要があり、押圧前に接着剤9が硬化すると接合不良が発生し得る。
次に、ミラー部材14A,14B,14Cの配設位置について説明するが、その前提として電子部品3の圧着方法について説明する。ボンディング装置1には様々な品種の基板2が搬入され、基板2に搭載されている電子部品3の数及び位置は品種によって異なる。そのため、基板2に搭載されている電子部品3の数及び各電子部品3の隣接する間隔と、ボンディング装置1に備えられた圧着ツール17A〜17Cの数及び各圧着ツール17A〜17Cの隣接する間隔は必ずしも一致しない。
したがって、ボンディング装置1では圧着可能な電子部品3のみを圧着し、圧着不可能な電子部品3については別途配設されたボンディング装置で圧着する。実施の形態1におけるボンディング装置1は、図4に示す基板2の縁部2aに搭載された電子部品3A,3B,3C,3D,3Eの圧着に対応している。そして、電子部品3A〜3Eの位置と圧着ツール17A〜17Cの配設位置に基づき、電子部品3A,3C,3Eを同時に圧着可能な第1グループに分け、電子部品3B,3Dを同時に圧着可能な第2グループに分けることとする。
図4(a)に示すように、圧着ツール17A,17B,17Cの下方に電子部品3A,3C,3Eが位置するよう基板2を位置決めしたとき、ミラー部材14A,14B,14Cはそれぞれ電子部品3A,3C,3Eの下方に位置する。換言すれば、ミラー部材14A,14B,14Cは圧着作業に使用する圧着ツール17A,17B,17Cの下方に位置する。
図4(b)は、図4(a)のA−A矢視を示している。ミラー部材14Aの反射面は、水平方向から入射した光照射器19からの光を、その上方に位置する電子部品3Aに接着した接着剤9の全体に反射させることが可能であって、且つ電子部品3Aと隣接する電子部品3Bには反射させない大きさに設定されている。ミラー部材14Bと電子部品3C(隣接する電子部品3B,3Dも含む)、及びミラー部材14Cと電子部品3E(隣接する電子部品3Dも含む)との関係も同様である。このように透過部材13は、第1グループにおいて圧着対象となる電子部品3A,3C,3Eの位置に対応する反射面を複数有している。
実施の形態1では、電子部品3A〜3Eのサイズは全て同一であり、且つ隣接する各電子部品3A〜3Eの間隔Lは等しい。したがって図4(a),(b)に示す状態から基板2を間隔Lだけ透過部材13の長手方向にスライドさせると(矢印a)、図5(a)に示すように電子部品3B,3Dはミラー部材14A,14Bの上方に位置する。このとき、ミラー部材14Cの上方には電子部品3A,3C,3Eの何れも位置しない。
また、基板2を矢印a方向とは反対側の矢印b方向(図4(b))に間隔Lだけスライドさせると、図5(b)に示すように電子部品3B,3Dはミラー部材14B,14Cの上方に位置する。このとき、ミラー部材14Aの上方には電子部品3A,3C,3Eの何れも位置しない。このように透過部材13は、第2グループにおいて圧着対象となる電子部品3B,3Dの位置に対応する反射面も複数有している。
実施の形態1におけるボンディング装置1は以上のような構成から成り、次に動作について説明する。以下に説明する動作は、ボンディング装置1に備えられた制御部(図示省略)が各機構を制御することによってなされる。なお、電子部品3A〜3Eの圧着作業の開始に先立って、オペレータは生産対象となる基板2の品種に応じた透過部材13を支持ベース12に予め装着しておく。
まず、第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの圧着を行う。すなわち、基板保持ステージ11に基板2が搬入された後、制御部は基板位置決めテーブル10を駆動させ、基板2を所定の圧着作業位置に位置決めする(ST1:基板位置決め工程)。より具体的には、図6(a)に示すように、圧着ツール17A,17B,17Cの下方に電子部品3A,3C,3Eがそれぞれ位置するよう基板2の縁部2aを透過部材13に接触させる(矢印c)。このとき、電子部品3A,3C,3Eの下方には、ミラー部材14A,14B,14Cの反射面がそれぞれ位置する(図4(a),(b))。
次いで図6(b)に示すように、制御部は圧着ツール17A,17B,17Cを同時又は連続的に下降させ(矢印d)、電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧する(ST2:押圧工程)。そして、この押圧時に制御部は光照射器19から光を照射させる(矢印e)(ST3:光照射工程)。このとき、図7(a)及び図8に示すように、透過部材13を透過してミラー部材14A.14B,14Cの反射面に入射した光照射器19からの光は上方に反射され、基板2と電子部品3A,3C,3Eとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3A,3C,3Eが圧着される。便宜上、図7(a),(b)では基板2の縁部2aと透過部材13を離して図示している。
その一方で、ミラー部材14A,14B,14Cが存在しない透過部材13の領域に水平に入射した光照射器19からの光は、透過部材13の内部をそのまま水平方向に直進して外部に放出される。電子部品3B,3Dの下方にはミラー部材14A,14B,14Cが存在しないので、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤9に光照射器19からの光は照射されない。これにより、圧着対象である電子部品3A,3C,3Eの圧着時に、非圧着対象である電子部品3B,3Dと基板2との間に介在する接着剤9に光照射器19からの光が照射されて硬化が促進される事態を防止することができる。
電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧したならば、図6(c)に示すように、制御部は光照射器19からの光の照射を停止させ、その後、圧着ツール17A,17B,17Cを上昇させる(矢印f)(ST4:圧着ツール上昇工程)。これにより、電子部品3A,3C,3Eは硬化した接着剤9を介して基板2に圧着される。
次に、第2グループに属する電子部品3B,3Dの圧着を行う。すなわち、電子部品3A,3C,3Eの圧着が完了後、制御部は基板位置決めテーブル10を駆動させ、圧着ツール17A,17Bの下方に電子部品3B,3Dがそれぞれ位置するよう基板2を位置決めする(ST1)(図5(a))。なお、圧着ツール17B,17Cの下方に電子部品3B,3Dがそれぞれ位置するよう基板2を位置決めしてもよい(図5(b))。
次いで、制御部は圧着ツール17A,17Bを同時又は連続的に下降させて電子部品3B,3Dを所定時間だけ押圧する(ST2)。そして、この押圧時に制御部は光照射器19から光を照射させる(ST3)。このとき、図7(b)に示すように、透過部材13を透過してミラー部材14A,14Bの反射面に入射した光照射器19からの光は上方に反射され、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3B,3Dが圧着される。
その一方で、電子部品3A,3C,3Eの下方にはミラー部材14A,14B,14Cが存在しないので、圧着済みの電子部品3A,3C,3Eに向けて光照射器19からの光は照射されない。したがって、圧着対象である電子部品3B,3Dの圧着時に、非圧着対象である電子部品3A,3C,3Eと基板2との間に介在する硬化後の接着剤9に光照射器19からの光が不必要に照射される事態を防止することができる。
電子部品3B,3Dを所定時間だけ押圧したならば、制御部は光照射器19からの光の照射を停止させるとともに、圧着ツール17A,17Bを上昇させる(ST4)。これにより電子部品3A〜3Eの接合が完了する。このように、ボンディング装置1は光硬化性の接着剤9を介して光透過性を有する基板2に電子部品3を接合する。なお、ボンディング装置1では電子部品3A,3C,3E(又は電子部品3B,3D)のみを圧着対象としてもよい。
実施の形態1におけるボンディング装置1では、基板2の品種に応じてミラー部材14(14A〜14C)の数、大きさ、配設位置等が異なる複数の透過部材13を予め用意する。そして圧着作業を開始する前に、オペレータは基板2の品種に応じた透過部材13を支持ベース12に装着しておく。すなわち、圧着対象となる電子部品3の位置に応じて、反射面の範囲が異なる透過部材13を支持ベース12Aに対して交換自在に装着する。これにより、光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるとともに、様々な品種の基板2に対する電子部品3の圧着に対応することができる。
(実施の形態2)
次に図9(a),(b)を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。支持ベース12には、透過性を有する第1の透過部材20と第2の透過部材21が溝部12aを介して着脱自在に装着される。第1の透過部材20と第2の透過部材21は、透過部材13を所定の長さに分割して個片化したものと同一である。第1の透過部材20の内部には、水平方向からの光を上方に反射させる反射面を有するミラー部材22が設けられている。その一方で、第2の透過部材21の内部にはミラー部材22が設けられていない。
ミラー部材22の反射面は、第1の透過部材20の上方に基板2に搭載された電子部品3を位置合わせしたとき、水平方向から入射した光を電子部品3に接着した接着剤9の全体に反射させることが可能な大きさに設定されている。第1の透過部材20の側部とミラー部材22の側部との間には所定の隙間S1が設けられている。この隙間S1が設けられた第1の透過部材20の領域は、水平方向からの光を上方に反射しない非反射エリアとなっている。
次に、第1の透過部材20と第2の透過部材21を用いた圧着動作について説明する。ここでは、実施の形態1と同様に第1のグループ、第2のグループに分けて圧着を行う。まず、オペレータは基板2の品種に応じて第1の透過部材20と第2の透過部材21を支持ベース12に装着する。すなわち、電子部品3A,3C,3Eの位置に対応させて第1の透過部材20A,20B,20Cを支持ベース12に装着する。より具体的には、電子部品3A,3C,3Eの圧着に使用する圧着ツール17A,17B,17Cの下方にミラー部材22A,22B,22Cの反射面がそれぞれ位置するよう、第1の透過部材20A,20B,20Cを支持ベース12に装着する。そして、第1の透過部材20A,20B,20Cが存在しない溝部12a上のスペースを埋めるようにして第2の透過部材21A,21Bを装着する。
第1の透過部材20と第2の透過部材21を装着後、第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの圧着を行う。すなわち、制御部は圧着ツール17A,17B,17Cの下方に電子部品3A,3C,3Eがそれぞれ位置するよう基板2を位置決めする(ST1)。次いで、制御部は圧着ツール17A,17B,17Cによって電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧するとともに(ST2)、光照射器19から光を照射させる(ST3)。このとき図10(a)に示すように、ミラー部材22A,22B,22Cの反射面に水平方向から入射した光照射器19からの光は上方に反射され、基板2と電子部品3A,3C,3Eとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3A,3C,3Eが圧着される。
その一方で、第1の透過部材20A,20B,20Cの両側部の非反射エリア及び第2の透過部材21A,21Bに水平に入射した光照射器19からの光は、そのまま水平方向に直進して外部に放出される。したがって、非圧着対象である電子部品3B,3Dと基板2との間に介在する接着剤9に光照射器19からの光が照射されて硬化が促進される事態を防止することができる。電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧したならば、制御部は光照射器19からの光の照射を停止させ、その後、圧着ツール17A,17B,17Cを上昇させる(ST4)。
次いで、第2グループに属する電子部品3B,3Dの圧着を行う。すなわち、制御部は圧着ツール17A,17Bの下方に電子部品3B,3Dがそれぞれ位置するよう基板2を位置決めする(ST1)。次いで、制御部は圧着ツール17A,17Bによって電子部品3B,3Dを所定時間だけ押圧するとともに(ST2)、この押圧時に光照射器19から光を照射させる(ST3)。このとき図10(b)に示すように、ミラー部材22A,22Bの反射面に水平方向から入射した光照射器19からの光は上方に反射され、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3B,3Dが圧着される。
その一方で、電子部品3A,3C,3Eの下方にはミラー部材22A,22B,22Cが存在しないので、電子部品3A,3C,3Eと基板2との間に介在する硬化後の接着剤9に光照射器19からの光は照射されない。
このように、実施の形態2におけるバックアップ部6は、光照射部8から照射された光を透過する複数の透過部材(第1の透過部材20、第2の透過部材21)と、複数の透過部材が装着される支持ベース12を備え、少なくとも一部の透過部材は圧着対象となる電子部品3の位置に対応する範囲の反射面を有する。そして、圧着対象となる電子部品3の位置に応じて、反射面を有する透過部材(第1の透過部材20)を支持ベース12に対して交換自在に装着することにより、様々な品種の基板2に対する電子部品3の圧着に対応することができる。また、一の透過部材を様々な品種の基板2の生産に利用することができるため経済的である。
第1の透過部材20のみで基板2を安定して支持することができる場合は、必ずしも第2の透過部材21を支持ベース12に装着する必要はない。第2の透過部材21を装着するか否かは、使用する第1の透過部材20の数、サイズ、配設位置等に基づいてオペレータが判断する。
(実施の形態3)
次に図11及び図12を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。図11(a),(b)に示す透過部材23は、第1の透過部材20に切り欠き部25を形成したものと同一である。すなわち、透過部材23の内部には水平方向からの光を上方に反射する反射面を有するミラー部材24が設けられている。また、透過部材23の側部とミラー部材24の側部との間には所定の隙間S2が設けられている。この隙間S2が設けられた透過部材23の領域は、水平方向からの光を上方に反射しない非反射エリアとなっている。
切り欠き部25は、透過部材23の両側部の上方であって隙間S2の範囲内に形成されている。これにより、透過部材23は第1の上面23aと、第1の上面23aよりも切り欠き高さHだけ低い第2の上面23bを有する。
透過部材23は、支持ベース12とは上面の構造が異なる支持ベース12Aに装着される。図11(c)及び図12(a)に示すように、支持ベース12Aの上面の一側部には、凸状の当接部材26が長手方向に延びて形成されている。また、支持ベース12Aの上面のもう一方の側部には、Z方向を軸心(符号g)とする回転軸27に取り付けられ、この回転軸27を介して水平回転する複数のストッパ28が設けられている。ストッパ28は支持ベース12A上で透過部材23を固定するためのものであり、2個のストッパ28を用いて1個の透過部材23を固定する。
ストッパ28は水平方向に延びた平板状の押え部28aを有しており、電子部品3の位置に対応させて透過部材23を支持ベース12Aに載置した状態において、切り欠き部25に対応した位置に設けられている。支持ベース12Aに透過部材23を載置した状態において、押え部28aの下面の高さは透過部材23の第2の上面の高さと一致する。また、押え部28aの上面は透過部材23の第1の上面23aよりも低く設定されており、これにより当接部材26で基板2を支持する際に当該基板2と押え部28aの干渉が防止される。
透過部材23の固定方法について説明する。図12(a)に示すように、まず、透過部材23を支持ベース12に載置する際に押え部28aが干渉しないようストッパ28を予め回転させておく。次いで図12(b)に示すように、透過部材23の長手方向における側面の下端を当接部材26に接触させた状態で、支持ベース12A上に透過部材23を載置する。かかる状態からストッパ28を回転(矢印h)させ、透過部材23の第2の上面23bと押え部28aの下面を当接させる(図11(c))。これにより、透過部材23はストッパ28によって支持ベース12Aに固定される。この透過部材23を用いた電子部品3の圧着の具体的な動作は、実施の形態2で説明した動作と同様である。なお、ミラー部材を内蔵していない透過部材に切り欠き部を形成し、同様の手段によってこの透過部材を固定するようにしてもよい。
本発明によれば、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができ、基板に電子部品を実装する電子部品実装分野において有用である。
1 ボンディング装置
2 基板
3,3A,3B,3C,3D,3E 電子部品
6 バックアップ部
7 圧着部
8 光照射部
9 接着剤
13,23 透過部材
20 第1の透過部材
21 第2の透過部材

Claims (4)

  1. 光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、
    前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を下方から支持するバックアップ部と、
    前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、
    前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部とを備え、
    前記バックアップ部は、前記光照射部から照射された光を透過する透過部材と、前記透過部材が装着される支持ベースを備え、前記透過部材は圧着対象となる電子部品の位置に対応する範囲の反射面を複数有することを特徴とするボンディング装置。
  2. 圧着対象となる電子部品の位置に応じて、前記反射面の範囲が異なる前記透過部材を前記支持ベースに対して交換自在に装着することを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置。
  3. 光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、
    前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を下方から支持するバックアップ部と、
    前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、
    前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部とを備え、
    前記バックアップ部は、前記光照射部から照射された光を透過する複数の透過部材と、前記複数の透過部材が装着される支持ベースを備え、少なくとも一部の透過部材は圧着対象となる電子部品の位置に対応する範囲の反射面を有することを特徴とするボンディング装置。
  4. 圧着対象となる電子部品の位置に応じて、前記反射面を有する前記透過部材を前記支持ベースに対して交換自在に装着することを特徴とする請求項3に記載のボンディング装置。
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