JP2015061008A - ボンディング装置 - Google Patents

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Yasutaka Tsuboi
保孝 坪井
山田 晃
Akira Yamada
山田  晃
辻川 俊彦
Toshihiko Tsujikawa
俊彦 辻川
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Abstract

【課題】基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるボンディング装置を提供する。
【解決手段】基板2の縁部2aを支持する透過部材13と、透過部材13に光を照射する光照射器19との間にプレート部材25を装着する。プレート部材25に、圧着対象である電子部品3A,3C,3Eの位置に対応させて光照射器19からの光を透過する透過部26a,26b,26cを形成する。圧着作業では、基板2を位置決め後、圧着ツールによって電子部品3A,3C,3Eを押圧するとともに光照射器19から光を照射する。このとき、透過部26〜26cを透過した光照射器19からの光はミラー部材14によって上方に反射され、基板2と電子部品3A,3C,3Eとの間に介在する接着剤に入射する。一方、非圧着対象である電子部品3B,3Dに向かう光照射器19からの光は、遮光部25b,25cによって遮断される。
【選択図】図9

Description

本発明は、光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置に関するものである。
従来、光透過性を有するガラス基板(以下、「基板」と略称する)の縁部に光硬化性の接着剤を介してIC等の電子部品を接合するボンディング装置が知られている(例えば特許文献1)。このようなボンディング装置では、光透過性を有するバックアップ部によって基板の縁部を下方から支持し、接着剤を介して予め仮圧着(搭載)された電子部品を圧着ツールによって所定時間だけ押圧する。この押圧時に、光照射部から照射される光を接着剤に向けて下方から照射する。照射された光は、バックアップ部と基板を通過して接着剤に到達し、これにより接着剤の硬化を促進させながら基板に電子部品を低温度で圧着することができる。
ボンディング装置には、通常、複数の電子部品が仮圧着された状態の基板が搬入される。このような基板に対して効率的に電子部品を圧着するため、装置内には複数の圧着ツールが備えられている。しかしながら、圧着ツールの数は電子部品の数よりも少ない場合が殆どであり、かかる場合、一又は複数の圧着ツールにより所定の電子部品を圧着する第1の圧着動作を実行後、圧着ツールと基板の相対位置を変更したうえで再び一又は複数の圧着ツールにより未圧着の電子部品を圧着する第2の圧着動作が実行される。
特開平9−69543号公報
一枚の基板に対して複数回の圧着動作を必要とする生産形態下では、次回の圧着動作の対象外である電子部品に付着した接着剤に光が入射して硬化しないよう、当該接着剤への光の入射を遮断する必要がある。また、基板に仮圧着された電子部品の数やその位置は基板品種によって異なるため、光の照射範囲を適宜変更する必要がある。しかしながら従来技術においては、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜変更して、基板に付着した複数の接着剤のうち特定の接着剤への光の入射を遮断するための具体的な解決策が講じられていなかった。
そこで本発明は、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるボンディング装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、光透過性を有する透過部材を有し、前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を前記透過部材に接触させて下方から支持するバックアップ部と、前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部と、前記光照射部と前記バックアップ部との間で着脱自在に装着され、前記光照射部から照射される光が透過する透過範囲を変更する透過範囲変更手段とを備えた。
本発明によれば、光透過性を有する透過部材を有し、基板において接着剤を介して電子部品が搭載された領域を透過部材に接触させて下方から支持するバックアップ部と、接着剤の上面に付着した電子部品を押圧して基板に圧着する圧着部と、基板と電子部品との間に介在する接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部と、光照射部とバックアップ部との間で着脱自在に装着され、光照射部から照射される光が透過する透過範囲を変更する透過範囲変更手段とを備えたので、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができる。
本発明の一実施の形態におけるボンディング装置の斜視図 本発明の一実施の形態におけるボンディング装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの斜視図 (a)本発明の一実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの正面図(b)本発明の一実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの平面図(c)本発明の一実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの側面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるプレート部材の透過部及び遮光部と基板に仮圧着されている電子部品の関係を示す図 本発明の一実施の形態におけるボンディング装置の部分正面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における電子部品の圧着作業を示す説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品の圧着作業を示す説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品の圧着作業を示す説明図 本発明の一実施の形態における電子部品の圧着作業を示す説明図 (a)本発明のその他の実施の形態におけるバックアップ部及び照射範囲変更ユニットの正面図(b)本発明のその他の実施の形態における電子部品の圧着作業を示す説明図
まず図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態におけるボンディング装置の全体構成について説明する。ボンディング装置1は、基板2にIC等の電子部品3を圧着により接合する機能を有しており、基台4上に基板位置決め部5、バックアップ部6、圧着部7及び光照射部8を配設して構成されている。基板2は2枚の透明なガラス基板を積層した構成となっており、下層側のガラス基板が露呈された複数の縁部2a,2bに光硬化性の接着剤9(図5)を介して複数の電子部品3が仮圧着された状態でボンディング装置1に搬入される。このボンディング装置1では、基板2の縁部2aに仮圧着された電子部品3が圧着される。
図2において、基板位置決め部5は、X軸テーブル10X、Y軸テーブル10Y、Zθ軸テーブル10Zθを積層した構成の基板位置決めテーブル10上に、基板保持ステージ11を装着した構造となっている。X軸テーブル10Xを駆動することによりY軸テーブル10Yは水平方向(X方向)に移動し、Y軸テーブル10Yを駆動することによりZθ軸テーブル10ZθはX方向と水平面内において直交するY方向に移動する。また、Zθ軸テーブル10Zθを駆動することにより、基板保持ステージ11はXY平面に対して垂直な軸(Z軸)を中心に回転する。基板保持ステージ11の上面には、作業対象となる基板2が保持される。基板位置決めテーブル10を駆動することにより、基板保持ステージ11上の基板2を所定の圧着作業位置に位置決めすることができる。
図2及び図3において、バックアップ部6は、基台4上においてX方向に延びて立設された支持ベース12の上部に、同じくX方向に延びたブロック状の透過部材13を装着して構成される。透過部材13は光透過性を有しており、電子部品3の圧着作業時に電子部品3が仮圧着された領域を含む基板2の縁部2aを下方から支持する。これにより、基板2を所定の圧着作業位置に位置決めすることができる。このようにバックアップ部6は、光透過性を有する透過部材13を有し、基板2において接着剤9を介して電子部品3が搭載された領域を透過部材13に接触させて下方から支持する。
透過部材13の内部には、水平方向からの光を上方に反射させる反射面を有するミラー部材14がX方向に延びて設けられている。ミラー部材14はXY平面に対して所定角度だけ傾斜しており、反射面は光照射部8が配設される方向に向いている。また、支持ベース12の側面には照射範囲変更ユニット20が設けられている。照射範囲変更ユニット20の詳細は後述する。
図1及び図2において、圧着部7は、基台4上に立設された門型のフレーム15に、昇降押圧機構16によって昇降駆動される複数(本実施の形態では3つ)の圧着ツール17をX方向に並べて配設した構成となっている。複数の圧着ツール17の下方には透過部材13が位置している。昇降押圧機構16を駆動することにより、圧着ツール17は透過部材13の上方においてロッド16aを介して昇降する。これにより、透過部材13によって支持されて所定の圧着作業位置に位置決めされた基板2上の電子部品3を圧着することができる。このように圧着部7は、接着剤9に搭載された電子部品3を押圧して基板2に圧着する。
光照射部8は、基台4上においてX方向に延びて立設された支持ベース18に、LED等の光源を複数内蔵した光照射器19を配設して構成される。光照射器19は、透過部材13に向けて光を水平方向に照射する。基板2の縁部2aの下面を透過部材13の上面で支持した状態において、透過部材13に入射した光はミラー部材14の反射面によって上方に反射され、これにより基板2と電子部品3との間に介在する接着剤9の全体に光照射器19からの光が入射する。光照射器19から照射される光は、接着剤9の硬化を促進する作用を有する。このように光照射部8は、基板2と電子部品3との間に介在する接着剤9の硬化を促進するための光を照射する。また、透過部材13は光照射部8から照射された光を透過部材13と接触した基板2に向けて反射させる反射面を有している。
光照射器19の長手方向における照射範囲は、透過部材13の長手方向の略全長にまで及ぶ。すなわち、光照射器19からの光は、透過部材13で基板2の縁部2aを支持した状態において、当該縁部2aに存在する全ての接着剤9に照射され得る。
次に図3、図4及び図5を参照して、照射範囲変更ユニット20について説明する。照射範囲変更ユニット20は、透過部材13に向かう光照射器19からの光の一部を遮断する機能を有する。支持ベース12の光照射部8と対向する側面には、X方向に延びた板状のベース部21が設けられている。ベース部21はY方向に所定の厚みを有しており、Y方向からみてこのベース部21上の略中央には、X方向に延びた板状部材22が立設されている。図4(c)において、板状部材22はその上端部が支持ベース12の上端部よりも低くなるように設計されている。これにより、透過部材13へ照射される光照射器19からの光が板状部材22によって遮断されないようになっている。
ベース部21において光照射部8と対向する側面の両端部近傍には、バネ鋼等の素材で製作された板バネ部材23がネジ24を介して片持ち固定されている。この板バネ部材23には、板状部材22の配設方向に凸状に湾曲した当接部23aが形成されている(図4(c))。
板バネ部材23と板状部材22との間の隙間Sには、X方向に延びたプレート部材25が出し入れ自在に挿入される。プレート部材25は均一な厚みSを有する板状であって、光を透過しない材質で成型されている(図4(b),(c))。プレート部材25を板状部材22と板バネ部材23の隙間Sに挿入すると、プレート部材25は板バネ部材23の弾性力により、板状部材22に対し押圧されて保持される。これにより、プレート部材25を板バネ部材23と板状部材22によって挟み込んだ状態でベース部21上に装着することができる。
プレート部材25の上部には、複数(本実施の形態では3つ)の切り欠き部26a,26b,26cが形成されている。ベース部21上にプレート部材25の下端部を接地させてプレート部材25を装着したとき、切り欠き部26a〜26cは光照射器19から照射される光の光路上に位置する。したがって、切欠き部26a〜26cに向かう光照射器19からの光は、当該切り欠き部26a〜26cを透過して透過部材13内のミラー部材14の反射面に入射する。このように、切り欠き部26a〜26cは光照射部8から照射される光の一部を透過する透過部となっている。また、ミラー部材14の反射面には、プレート部材25の透過部を透過した光照射部8からの光が入射する。以後、「切り欠き部」を「透過部」と読み替えて説明する。
その一方で、ベース部21上にプレート部材25を装着したとき、プレート部材25の上部であって透過部26a〜26cの非形成箇所、すなわち透過部26aよりも端部側に形成された本体部25a,透過部26a,26bの間に形成された本体部25b,透過部26b,26cの間に形成された本体部25c,透過部26cよりも端部側に形成された本体部25dは、光照射器19から照射される光の光路上に位置する。したがって、本体部25a〜25dに向かう光照射器19からの光は、当該本体部25a〜25dによって光路が遮断されて透過部材13まで到達しない。このように、本体部25a〜25dは、透過部材13へ照射される光照射部8からの光の一部を遮断する遮光部となっている。以後、「本体部」を「遮光部」と読み替えて説明する。
以上説明したように、プレート部材25をベース部21上に装着することにより、ベース部21の上方において光照射器19から照射される光の一部を透過・遮断させて、透過部材13に支持された基板2の縁部2aに対する照射範囲を変更することができる。このようにプレート部材25は、光照射部8とバックアップ部6との間で着脱自在に装着され、光照射部8から照射される光が透過する透過範囲を変更する透過範囲変更手段となっている。また、ベース部21、板状部材22及び板バネ部材23は、透過範囲変更手段を装着するための装着手段となっている。さらに、ミラー部材14の反射面には、透過範囲変更手段の透過部26a〜26cを透過した光照射器19(光照射部8)からの光が入射する。
次に、透過部26a〜26cの形成位置について説明する前に、電子部品3の圧着順序について説明する。ボンディング装置1には様々な品種の基板2が搬入され、基板2の縁部2aに仮圧着されている電子部品3の数や位置は品種によって異なる。そのため、基板2の縁部2aに仮圧着されている電子部品3の数及び各電子部品3の隣接する間隔と、ボンディング装置1に備えられた圧着ツール17の数及び各圧着ツール17の隣接する間隔は必ずしも一致しない。このような場合には、電子部品3の数及び仮圧着位置と、圧着ツール17の数及び配設位置に基づいて、同時に圧着可能な電子部品3をグループ分けする。同時に圧着可能な他の電子部品3がない場合には、単一の電子部品3を一のグループとする。そして圧着作業においては、グループ毎に電子部品3の圧着を行う。
本実施の形態では、基板2の縁部2aに仮圧着された図5に示す電子部品3A,3C,3Eを同時に圧着可能な第1グループに分け、電子部品3B,3Dを同時に圧着可能な第2グループに分けることとする。基板2をバックアップ部6によって基板2を支持した状態(基板2を所定の圧着作業位置に位置決めした状態)において、プレート部材25の透過部26a,26b,26cは、第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの位置に対応してそれぞれ形成されている。図5(a)は、電子部品3A,3C,3Eと透過部26a,26b,26cとの関係、及び電子部品3B,3Dと遮光部25b、25cとの関係を示している。
図5(a)に示すように、透過部26aの長手方向の寸法L1は、電子部品3A(接着剤9)の長手方向の寸法L2よりも長く設定されている。透過部26bと電子部品3C、透過部26cと電子部品3Eとの関係も同様である。また、遮光部25bの長手方向の寸法L3は、電子部品3Bの長手方向の寸法L4よりも長く設定されている。遮光部25cと電子部品3Dとの関係も同様である。
本実施の形態では、電子部品3A〜3Eのサイズは全て同一であり、且つ隣接する各電子部品3A〜3Eの間隔L5が等しくなるように仮圧着されている。これに伴い、透過部26a〜26cと遮光部25c,25dは、長手方向の寸法(L1,L3)が等しく設定されている。したがって図5(b)に示すように、基板2とプレート部材25を間隔L5だけ矢印a方向に相対移動させると、電子部品3B,3Dは透過部26a,26bとそれぞれ一致するとともに、電子部品3A,3C,3Eは遮光部25a,25b,25cとそれぞれ一致する。すなわち、透過部26a,26bは第2グループに属する電子部品3B,3Dの位置にも対応して形成されており、遮光部25a,25b,25cは第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの位置にも対応して形成されている。
また図5(c)に示すように、基板2とプレート部材25を矢印a方向と反対側の矢印b方向に間隔L5だけ相対移動させたとき、電子部品3B,3Dは透過部26b,26cとそれぞれ一致し、電子部品3A,3C,3Eは遮光部25b,25c,25dとそれぞれ一致する。すなわち、透過部26b,26cは第2グループに属する電子部品3B,3Dの位置にも対応して形成されており、遮光部27b,27c,27dは第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの位置にも対応して形成されている。
プレート部材25は、基板2の品種に応じて複数用意される。製造メーカは、グループ分けされた同時に圧着し得る電子部品3の位置に対応して透過部(26a〜26c)が形成されたプレート部材25を基板2の品種ごとに作成する。
本発明のボンディング装置1は以上のような構成から成り、次に基板2の縁部2aに仮圧着された電子部品3A〜3Eの圧着作業について説明する。ここでの圧着作業は、ボンディング装置1に備えられた3つの圧着ツール17(17A,17B,17C(図6))を用いることとする。まず、作業開始に先立って、オペレータは生産対象となる基板2の品種に応じたプレート部材25をベース部21上に装着する(ST1:プレート部材装着工程)。この工程では、図6に示すように、透過部26a,26b,26cと、圧着作業に用いられる圧着ツール17A,17B,17Cの下方に位置する透過部材13の領域(実線で示す範囲)が、水平方向(Y方向)において重なり合うようにプレート部材25を装着する。
プレート部材25を装着したならば、最初に第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eの圧着を行う。以下に説明する動作は、ボンディング装置1に備えられた制御部(図示省略)が各機構を制御することによってなされる。図7(a)に示すように、基板保持ステージ11上に基板2が搬入された後、制御部は基板位置決めテーブル10を駆動させ、基板2を所定の圧着作業位置に位置決めする(ST2:基板位置決め工程)。より具体的には、圧着ツール17A,17B,17Cの下方に電子部品3A,3C,3Eがそれぞれ位置するよう基板2の縁部2aを透過部材13に接触させる(矢印c)。
このとき、図8(a)に示すように、電子部品3A,3C,3Eは透過部26a,26b,26cと水平方向において重なり合う透過部材13の領域の上方にそれぞれ位置する。また、電子部品3B,3Dは遮光部25b,25cと水平方向において重なり合う透過部材13の領域の上方にそれぞれ位置する。
次いで図7(b)に示すように、制御部は圧着ツール17A,17B,17Cを同時又は連続的に下降させ(矢印d)、電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧する(ST3:押圧工程)。そして、この押圧時に制御部は光照射器19から光を照射させる(矢印e)(ST4:光照射工程)。このとき図9(a)及び図10に示すように、透過部26a,26b,26cを透過した光照射器19からの光はミラー部材14の反射面によって上方に反射され、基板2と電子部品3A,3C,3Eとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3A,3C,3Eが圧着される。図9(a)は便宜上、基板2の縁部2aと透過部材13を離しているが、実際には図10に示すように、基板2の縁部2aは透過部材13によって支持されている。
その一方で、電子部品3B,3Dに向かう光照射器19からの光は、遮光部25b,25cによって遮断される(図9(a))。したがって、当該光はミラー部材14まで到達せず、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤9に照射されない。これにより、圧着対象である電子部品3A,3C,3Eの圧着時に、非圧着対象である電子部品3B,3Dと基板2との間に介在する接着剤9に光照射器19からの光が照射されて硬化が促進される事態を防止することができる。
電子部品3A,3C,3Eを所定時間だけ押圧したならば、図7(c)に示すように、制御部は光照射器19からの光の照射を停止させ、その後、圧着ツール17A,17B,17Cを上昇させる(矢印f)(ST5:圧着ツール上昇工程)。以上の工程を経て、第1グループに属する電子部品3A,3C,3Eは、硬化した接着剤9を介して基板2に圧着される。
単一のグループ(第1グループ)に属する電子部品3の圧着は上述のとおりであるが、本実施の形態では他のグループ(第2グループ)に属する電子部品3の圧着も連続して行われる。すなわち、電子部品3A,3C,3Eの圧着が完了後、制御部は基板位置決めテーブル10を駆動させ、圧着ツール17A,17Bの下方に第2グループに属する電子部品3B,3Dがそれぞれ位置するよう基板2の縁部2aを透過部材13に接触させて所定の圧着作業位置に位置決めする(ST2)。このとき、図8(b)に示すように、電子部品3B,3Dは透過部26a,26bと水平方向において重なり合う透過部材13の領域の上方にそれぞれ位置する。また、電子部品3A,3C,3Eは遮光部25a,25b,25cと水平方向において重なり合う透過部材13の領域の上方にそれぞれ位置する。
次いで、制御部は圧着ツール17A,17Bを同時又は連続的に下降させて電子部品3B,3Dを所定時間だけ押圧する(ST3)。そして、この押圧時に制御部は光照射器19から光を照射させる(ST4)。このとき、図9(b)に示すように、透過部26a,26bを透過した光照射器19からの光はミラー部材14の反射面によって上方に反射され、基板2と電子部品3B,3Dとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3B,3Dが圧着される。
その一方で、電子部品3A,3C,3Eに向かう光照射器19からの光は、遮光部25a,25b,25cによって遮断される。したがって、当該光はミラー部材14まで到達せず、圧着済みの電子部品3A,3C,3Eに照射されない。これにより、圧着対象である電子部品3B,3Dの押圧時に、非圧着対象である電子部品3A,3C,3Eと基板2との間に介在する硬化後の接着剤9に光照射器19からの光が照射される事態を防止することができる。
電子部品3B,3Dを所定時間だけ押圧したならば、制御部は圧着ツール17A,17Bを上昇させるとともに、光照射器19からの光の照射を停止する。これにより、基板2の縁部2aに存在する全ての電子部品3A〜3Eの接合が完了する。このように、ボンディング装置1は光硬化性の接着剤9を介して光透過性を有する基板2に電子部品3を接合する機能を有している。
上述の動作では全ての電子部品3A〜3Eを圧着する例を示したが、ボンディング装置1では第1のグループに属する電子部品3A,3C,3Eのみを圧着対象とし、第2のグループに属する電子部品3B,3Dは下流側に別途配設されたボンディング装置(図示省略)によって圧着するようにしてもよい。
次に図11を参照して、プレート部材の変形例について説明する。ボンディング装置1での圧着対象が電子部品3C,3Eのみである場合、図11(a)に示すプレート部材27を用いる。プレート部材27の上部には、電子部品3C,3Eに対応する位置に透過部(切り欠き部)28a,28bが形成されている。
電子部品3C,3Eの圧着は、オペレータがプレート部材27をベース部21に予め装着したうえで行う。すなわち、透過部28a,28bと、圧着作業に用いられる圧着ツール17B,17Cの下方に位置する透過部材13の領域が、水平方向において重なり合うようにプレート部材25を装着する。
プレート部材27を装着後、制御部は圧着ツール17B,17Cの下方に電子部品3C,3Eがそれぞれ位置するよう基板2の縁部2aを透過部材13に接触させる。次いで、制御部は圧着ツール17B,17Cを下降させて電子部品3C,3Eを押圧するとともに、光照射器19から光を照射させる(図11(b)に示す矢印g)。このとき、図11(b)に示すように、透過部28a,28bを透過した光照射器19からの光はミラー部材14の反射面によって上方に反射され、基板2と電子部品3C,3Eとの間に介在する接着剤9に入射する。これにより、接着剤9の硬化を促進させながら基板2に電子部品3C,3Eが圧着される。
その一方、電子部品3A,3B,3Dに向かう光照射器19からの光は、プレート部材27の上部における透過部28a,28bの非形成箇所、すなわち透過部28aの両側に位置する遮光部としての本体部27a,27bによって光路が遮断される。これにより、圧着対象である電子部品3C,3Eの圧着時に、非圧着対象である電子部品3A,3B,3Dと基板2との間に介在する接着剤9に光照射器19からの光が照射されて硬化が促進される事態を防止することができる。
このように、本実施の形態におけるボンディング装置1では、透過部の形状が異なるプレート部材25,27と交換することにより、透過範囲が変更可能となっている。すなわち、オペレータが基板2の品種に応じて透過部の形状が異なるプレート部材25,27をベース部21上に装着することによって、基板2に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができるとともに、様々な品種の基板2に対する電子部品3の圧着に対応することができる。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されるものではない。例えば、プレート部材の本体部に囲まれた開口部を形成し、これを透過部としてもよい。また、基板と電子部品との間に介在する接着剤に光照射器からの光を直接照射する構成のボンディング装置に本発明を適用してもよい。かかる場合、光照射器からの光の光路上に透過部及び遮光部が位置するようにプレート部材を装着する。
本発明によれば、基板に対する光の照射範囲を基板品種に応じて適宜且つ容易に変更することができ、基板に電子部品を実装する電子部品実装分野において有用である。
1 ボンディング装置
2 基板
3,3A,3B,3C,3D,3E 電子部品
6 バックアップ部
7 圧着部
8 光照射部
9 接着剤
13 透過部材
25,27 プレート部材
25a,25b,25c,25d,27a,27b 遮光部
26a,26b,26c,28a,28b 透過部

Claims (4)

  1. 光硬化性の接着剤を介して光透過性を有する基板に電子部品を接合するボンディング装置であって、
    光透過性を有する透過部材を有し、前記基板において前記接着剤を介して前記電子部品が搭載された領域を前記透過部材に接触させて下方から支持するバックアップ部と、
    前記接着剤に搭載された電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着部と、
    前記基板と前記電子部品との間に介在する前記接着剤の硬化を促進するための光を照射する光照射部と、
    前記光照射部と前記バックアップ部との間で着脱自在に装着され、前記光照射部から照射される光が透過する透過範囲を変更する透過範囲変更手段とを備えたことを特徴とするボンディング装置。
  2. 前記透過範囲変更手段は、前記光照射部から照射される光の一部を遮断する遮光部と光の一部を透過する透過部を有し、
    前記透過部の形状が異なる前記透過範囲変更手段と交換することにより、前記透過範囲を変更することを特徴とする請求項1に記載のボンディング装置。
  3. 前記透過部材は、前記光照射部から照射された光を前記透過部材と接触した基板に向けて反射させる反射面を有し、前記反射面には前記透過範囲変更手段の前記透過部を透過した光が入射することを特徴とする請求項2に記載のボンディング装置。
  4. 前記基板には圧着前の複数の電子部品が前記接着剤を介して搭載されており、前記バックアップ部によって前記基板を支持した状態において、前記透過部は圧着対象となる電子部品の位置に対応して形成され、前記遮光部は非圧着対象となる電子部品の位置に対応して形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のボンディング装置。
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