JP2015070002A - 板状物の搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触式吸引保持器の弾性部材との接触を抑制することができ、かつ、非接触式吸引保持器の吸引力を維持することができる板状物の搬送装置を提供すること。【解決手段】板状物Wを吸引保持する吸引保持手段2と、吸引保持手段2を第1の所定の位置から第2の所定の位置へと移動させる移動手段と、を備える板状物Wの搬送装置において、吸引保持手段2は、移動手段に連結したベース部21と、ベース部21に支持され、エアーを噴射して負圧を生成し、非接触状態で板状物Wを吸引する非接触式吸引保持器22と、を備え、非接触式吸引保持器22は、平坦な下面を有する本体部22aと、本体部22aの下面の中央部に開口し本体部22aの下面に沿ってエアーを噴出する噴出口22dと、を備え、本体部22aの下面は、弾性部材22fによって構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、板状物を搬送する板状物の搬送装置に関する。
半導体ウェーハのダイシングを含む製造後工程では、通常、半導体ウェーハおよびリング状に形成された環状フレームがダイシングテープに貼着され、半導体ウェーハがダイシングテープを介して環状フレームに支持された状態となる。しかしながら、コスト削減やいわゆる先ダイシング加工の場合には、ダイシングテープや環状フレームを用いずに半導体ウェーハを単体で搬送することが求められることがある。半導体ウェーハを単体で搬送する場合には、いわゆるベルヌーイの原理を用いて半導体ウェーハを非接触状態で吸引保持し、水平方向への半導体ウェーハの移動を摩擦部材によって規制する構成の搬送装置が用いられることがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−119784号公報
ベルヌーイの原理を利用した搬送装置は、非接触状態で保持することから半導体ウェーハを保護する目的で使用されるが、ベルヌーイの原理を利用した搬送装置では、吸引保持した瞬間に半導体ウェーハが搬送パッドに急激に接近して接触し、半導体ウェーハが破損する虞があった。その対策として、搬送パッドの下面から突出する緩衝用の弾性部材を配設した搬送装置が用いられているが、搬送パッドの下面から突出する弾性部材を設けると、弾性部材の下側には、エアー層が形成されにくくなり、または弾性部材の配置によってはエアー層が形成されなくなるため、半導体ウェーハが弾性部材に接触しやすくなり、その接触に伴って半導体ウェーハが傷付く虞があった。また、弾性部材の下側にはエアー層が形成されにくくなり、またはエアー層が形成されなくなるため、搬送パッドの吸引力が低下する虞もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非接触式吸引保持器の弾性部材との接触を抑制することができ、かつ、非接触式吸引保持器の吸引力を維持することができる板状物の搬送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、板状物を吸引保持する吸引保持手段と、吸引保持手段を第1の所定の位置から第2の所定の位置へと移動させる移動手段と、を備える板状物の搬送装置において、吸引保持手段は、移動手段に連結したベース部と、ベース部に支持され、エアーを噴射して負圧を生成し、非接触状態で板状物を吸引する非接触式吸引保持器と、を備え、非接触式吸引保持器は、平坦な下面を有する本体部と、本体部の下面の中央部に開口し本体部の下面に沿ってエアーを噴出する噴出口と、を備え、本体部の下面は、弾性部材によって構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、非接触式吸引保持器の平坦な下面を弾性部材によって構成したので、非接触式吸引保持器の平坦な下面の全面にエアー層が形成され、非接触式吸引保持器の弾性部材との接触を抑制することができ、かつ、非接触式吸引保持器の吸引力を維持することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る板状物の搬送装置の構成例を示す図である。 図2は、非接触式吸引保持器を示す図である。 図3は、板状物を保持した状態の吸引保持手段を示す図である。 図4は、変形例に係る非接触式吸引保持器を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る板状物の搬送装置の構成例を示す図である。図2は、非接触式吸引保持器を示す図である。図3は、板状物を保持した状態の吸引保持手段を示す図である。なお、図3は、図1に示すA−A断面の断面図であり、一部が省略された図である。
搬送装置1は、板状物Wを搬送するものであり、図1および図3に示すように、吸引保持手段2と、移動手段3とを備え、板状物Wを非接触で吸引保持することで搬送するものである。搬送装置1は、板状物Wの加工処理において前工程(例えば、切削工程、研削・研磨工程、位置合わせ工程など)が終了した板状物Wを前工程の領域から後工程(例えば、洗浄・乾燥工程、板状物Wの収容工程など)を行う領域まで搬送するものである。ここで、板状物Wは、特に限定されないが、例えば、シリコンウェーハ、ガリウムヒ素、シリコンカーバイト等の半導体ウェーハや、半導体製品のパッケージ、セラミックス、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、液晶ディスプレイドライバ等の各種電子部品、さらには、ミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料が挙げられ、搬送装置1により搬送可能な形状のものである。なお、本実施形態では、円盤状の板状物Wを搬送する場合について説明する。
吸引保持手段2は、板状物Wを吸引保持するものであり、図3に示すように、ベース部21と、非接触式吸引保持器22と、固定手段23とを含み、さらに規制手段24を含んで構成されている。ベース部21は、移動手段3と連結されており、移動手段3の動作に応じて移動するものである。ベース部21は、円盤状に形成されており、非接触式吸引保持器22と、固定手段23と、規制手段24とが配設されている。ベース部21は、一組の非接触式吸引保持器22に対応する位置に開口部21aが形成されている。開口部21aは、後述するエアー配管5を挿入可能な大きさに形成されている。ベース部21は、開口部21aの周囲に連通穴21bが形成されている。ここで、非接触式吸引保持器22は、ベース部21に配設される数について限定はないが、1つの場合はベース部21の中央部、2つ以上の場合は周方向に等間隔に配設されていることが好ましい。また、規制手段24は、ベース部21に配設される数について限定はないが、ベース部21の外周端部でかつ板状物Wと接触することができる位置に配設されていれば、1以上(2以上の場合は周方向に等間隔に)配設されていればよい。また、連通穴21bは、数について限定はないが、固定手段23により非接触式吸引保持器22をベース部21に固定することができれば1以上(2以上の場合は周方向に等間隔に)形成されていればよい。本実施形態では、非接触式吸引保持器22が等間隔に3箇所配設され、規制手段24が等間隔に3箇所で、かつ周方向に隣り合う非接触式吸引保持器22の間に配設され、連通穴21bが等間隔に3箇所形成されている場合について説明する。
非接触式吸引保持器22は、エアーを噴射して負圧を形成し、非接触状態で、板状物Wを吸引するものである。非接触式吸引保持器22は、ベルヌーイの原理によって板状物Wを吸引保持するものであり、円盤状の本体部22aを有する。本体部22aは、図2および図3に示すように、平坦な下面221aを有している。本体部22aの下面221aは、本体部22aの軸線に直交する平坦な平面である。本体部22aには、内部にエアー流入部22bと、エアー通路部22cと、エアー噴出口22dと、案内部22eとが形成されている。エアー流入部22bは、非接触式吸引保持器22にエアーを流入させるものであり、ベース部21と対向する面である上面に形成されている。エアー流入部22bは、図1に示すエアー供給源4から供給されるエアーが流入する。エアー通路部22cは、図3に示すように、エアー流入部22bとエアー噴出口22dとを連通するものである。エアー噴出口22dは、流入したエアーを対向する板状物Wに向けて噴射する噴出口であり、板状物Wと対向する面である下面221aの中央部に開口して形成されている。エアー噴出口22dは、非接触式吸引保持器22を下面221aから見た場合に円形状に形成された開口であり、エアー通路部22cと連通する開口である。エアー噴出口22dは、本体部22a内から下面221aに向かって拡径して形成されており、本体部22a内に傾斜面221cを形成する。エアー噴出口22dは、同軸上に設けられた案内部22eにより、同図矢印Bに示すように、非接触式吸引保持器22で板状物Wを吸引保持した際、流入したエアーを下面221aに沿って放射状に外部に噴出する。案内部22eは、本体部22aの下面221aと平行する平面である下面221bを有しており、下面221bは、本体部22aの下面221aよりも上側に配置されている。案内部22eは、その下面221bが本体部22aの下面221aよりも上面側に配置されている。案内部22eの下面221bは、本体部22aの軸線に直交する平面である。
ここで、本実施形態では、非接触式吸引保持器22は、図2に示すように、1つの部材で一体に構成された本体部の下面221aを、ゴムパッドやゴムシート等の弾性部材22fに置き換えたものである。つまり、本実施形態では、本体部22aの下面221aは、その全面が弾性部材22fによって構成されている。弾性部材22fは、例えば、弾性部材22fで置き換えられていないアルミニウム等の合金部分に対して接着材等により接着、固定されている。弾性部材22fは、非接触式吸引保持器22が板状物Wを吸引保持した瞬間に、板状物Wが本体部22aの下面221aに急激に接近して接触しても、板状物Wが破損しないような弾性を有している。弾性部材22fの下面221aと案内部22eの下面221bとのクリアランス、すなわち間隔dは、1つの部材で一体に構成された本体部の下面を弾性部材22fに置き換えない場合のクリアランスと同じである。弾性部材22fの内周面221dは、傾斜面221cと面一で形成されている。つまり、下面221aが弾性部材22fによって構成された非接触式吸引保持器22は、板状物Wが非接触式吸引保持器22に吸引保持される際に、エアー噴出口22dから傾斜面221cおよび下面221aに沿って放射状に外部に噴射されるエアーの流れが妨げられず、下面221aに沿って放射状に流れて反発力として作用するエアーを含むエアー層の形成が妨げられない。従って、非接触式吸引保持器22は、1つの部材で一体に構成された本体部の下面を弾性部材22fに置き換えない非接触式吸引保持器と同じ吸引力を維持することができる。なお、弾性部材22fは、例えば、ゴムパッドなどを本体部22aの下面221aに積層することで構成されていてもよい。
固定手段23は、図3に示すように、ベース部21に非接触式吸引保持器22を固定するものである。本実施形態では、固定手段23は、連通穴21bおよび締結穴22gに挿入し、固定手段23の雄ねじを締結穴22gの雌ねじに螺合することで、非接触式吸引保持器22をベース部21に固定する。
ここで、エアー配管5は、図1に示すように、エアー供給源4に接続されており、エアー供給源4から供給されるエアーを非接触式吸引保持器22に供給するものであり、例えばフレキシブルチューブなどの柔軟な配管である。従って、エアー配管5は、移動手段3により吸引保持手段2の位置が変化する際に、この位置変化を規制することを抑制する、つまり位置変化を許容することができる。本実施形態では、エアー配管5は、図3に示すように、エアー流入部22bに挿入された状態で、締結手段、例えばエアー配管5の先端外周に形成された雄ねじが、エアー流入部22bに形成された雌ねじに螺合することで締結される。これにより、エアー通路部5aとエアー流入部22bとが連通する。なお、エアー配管5は、移動手段3により追従できるように支持されていてもよい。また、エアー供給源4と非接触式吸引保持器22との間には、図1に示すエアー制御弁6が設けられており、図示しない制御装置によりエアー制御弁6の開閉制御を行うことにより、非接触式吸引保持器22に供給されるエアー供給量を制御、すなわち非接触式吸引保持器22の吸引力を制御することができる。
規制手段24は、図1に示すように、板状物Wの水平移動を規制するものであり、搬送装置1が搬送する板状物Wの外周領域と対向する位置に配設されている。ここで、外周領域とは、板状物Wの少なくとも外周を含む領域であり、好ましくは外周よりも半径方向内側の部分、例えば、デバイスが形成されていない余剰領域の一部も含む。規制手段24は、図3に示すように、軸部24aと、つば部24bと、ブロック24cとを含んで構成されている。軸部24aは、ベース部21に形成された軸部貫通穴21cに軸方向、すなわち上下方向に移動自在に挿入されている。軸部24aは、上方の端部につば部24bが固定され、下方の端部にブロック24cが挿入固定されている。つまり、規制手段24は、ベース部21に支持されている。つば部24bは、軸部貫通穴21cよりも水平方向における幅が広く設定されており、軸部24aが軸部貫通穴21cから抜け落ちることを防止する。ブロック24cは、非接触式吸引保持器22により保持された板状物Wと対向し、接触するものである。ブロック24cの保持された板状物Wと対向する面は、保持された板状物Wの径方向内側に向かうに伴いベース部21側に向かう、すなわち上昇する傾斜面24dに形成されている。傾斜面24dは、非接触式吸引保持器22により板状物Wが保持される際に水平方向に移動することが規制できる程度の摩擦係数を有する。傾斜面24dは、例えば、ラバーシートなどの摩擦部材を敷設することで形成されていてもよい。
移動手段3は、第1の所定の位置から第2の所定の位置へと吸引保持手段2を移動させるものである。移動手段3は、図1に示すように、アーム部31と、昇降手段32と、旋回手段33とを含んで構成されている。アーム部31の一方の端部には、ベース部21を連結する連結部材31aが形成されている。昇降手段32は、アーム部31の他方の端部が連結され、例えばエアーピストンであり、アーム部31を昇降させることで、吸引保持手段2を上下方向(同図矢印C)に昇降させるものである。旋回手段33は、昇降手段32に連結され、回転運動可能なモータなどを駆動源に含み、昇降手段32およびアーム部31を旋回させることで、吸引保持手段2を水平方向(同図矢印D)に旋回させるものである。
次に、搬送装置1による板状物Wの搬送動作について説明する。まず、板状物Wが吸引保持されていない吸引保持手段2を、例えば移動手段3の旋回手段33により旋回させることで、第1の所定の位置、例えば、前工程における板状物Wを複数収容するカセットや板状物Wが保持されている保持テーブルの上方まで移動させる。次に、前工程の保持テーブルの上方に位置する吸引保持手段2を移動手段3の昇降手段32により下降させ、規制手段24を板状物Wに接触させる。従って、非接触式吸引保持器22が板状物Wを吸引保持する前に、板状物Wの水平方向への移動が規制される。これにより、非接触式吸引保持器22により板状物Wを確実に吸引保持することができる。また、ブロック24cは、上述のように、傾斜面24dが板状物Wの外周と接触するので、板状物Wに対する接触面積を少なくすることができ、板状物Wに形成されたデバイス領域に規制手段24が接触することで発生するデバイス領域への影響を抑制することができる。
次に、吸引保持手段2をさらに下降させると、ブロック24cが板状物Wに接触した状態でベース部21に向けて上昇するとともに、図3に示すように、非接触式吸引保持器22が板状物Wに近接する。ここで、非接触式吸引保持器22は、エアー噴出口22dから放射状にエアーが外部に噴射されると本体部22aの下面221aの中心部に負圧が発生しており(同図に示す点線矢印)、非接触式吸引保持器22に近接した板状物Wは負圧によって本体部22aの下面221aに引き寄せられる。板状物Wが負圧によって本体部22aの下面221aに引き寄せられすぎると、本体部22aと板状物Wとの間に流れるエアーが反発力として作用し、本体部22aと板状物Wとの接触が阻止されるため、非接触式吸引保持器22が板状物Wを非接触状態で吸引保持することができる。
次に、板状物Wを吸引保持した吸引保持手段2を移動手段3の昇降手段32により上昇させ、板状物Wを保持テーブルから上昇させる。板状物Wを吸引保持した吸引保持手段2を、例えば移動手段3の旋回手段33により旋回させることで、第2の所定の位置、例えば、後工程において板状物Wを保持する保持テーブルや板状物Wを複数収容するカセットの上方まで移動させる。次に、後工程の保持テーブルの上方に位置する吸引保持手段2を板状物Wが保持テーブルに接触するまで下降させ、エアー供給源4からのエアーの供給をエアー制御弁6により遮断する。これにより、本体部22aの下面221aの中心部に発生していた負圧が消滅し、吸引保持手段2による板状物Wの吸引保持が解除される。
以上のように、本実施形態に係る板状物Wの搬送装置1では、非接触式吸引保持器22の本体部22aの下面221aが平坦に形成され、平坦な下面221aが弾性部材22fによって構成されているので、板状物Wを吸引保持する際に、エアー噴出口22dからエアーを傾斜面221cおよび下面221aに沿って外部に放射状に噴射することができ、弾性部材22fの下面221aの全面と板状物Wとの間に、反発力として作用するエアーを含むエアー層を形成することができる。従って、搬送装置1により搬送される板状物Wに対して、弾性部材22fが接触することを抑制することができ、かつ、吸引力を維持することができるという効果を奏する。また、本実施形態に係る板状物Wの搬送装置1では、下面221aが弾性部材22fによって構成されているので、不意に板状物Wが非接触式吸引保持器22に接触しても傷付けにくいという効果を奏する。
〔変形例〕
次に、図4を参照して、変形例に係る非接触式吸引保持器22について説明する。図4は、変形例に係る非接触式吸引保持器を示す図である。変形例に係る非接触式吸引保持器22の基本構成は、実施形態に係る非接触式吸引保持器22と同様であるので、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
変形例に係る非接触式吸引保持器22は、図4に示すように、本体部22aの下面221aの一部が弾性部材22fによって置き換えられたものである。本体部22aの下面221aは、平坦に形成されており、本体部22aの軸線に直交する平面である。弾性部材22fは、周方向に等間隔に4個配置されている。弾性部材22fの下面221aと本体部22aの下面221aとは、互いに面一に形成されている。
変形例に係る非接触式吸引保持器22では、本体部22aの下面221aの一部が弾性部材22fによって構成されているので、上記の実施形態と同様に、本体部22aの下面が板状物Wに接触することを抑制することができる。
なお、上記の実施形態では、規制手段24は、板状物Wが水平方向に移動することが規制できる程度の摩擦係数を有するが、規制手段24の重さを調整するための錘をつば部24b上に設けてもよい。これにより、つば部24bに設けられる錘で規制手段24の摩擦力を調整することができる。
また、上記の実施形態では、規制手段24として、ベース部21に対して上下方向に移動可能なブロック24cを用いたが本発明はこれに限定されるものではなく、非接触式吸引保持器22により板状物Wを吸引保持する際に、板状物Wが水平方向に移動することを規制することができるものであればよい。例えば、規制手段24は、ベース部21に回動自在に支持されたアームであってもよい。この場合、アームは、ベース部21の外周近傍に設けられており、待機状態では吸引保持手段2の上昇下降時に板状物Wの外周と接触しないように位置し、吸引保持手段2による板状物Wの吸引保持時に、アームの回動先端が板状物Wの外周領域に接触する位置まで回動する。これにより、アームが板状物Wの水平方向への移動を規制する。
また、上記の実施形態および変形例では、本体部22aの下面221aを本体部22aの軸線に直交する平坦な平面にしているが、これに限定されず、周方向になだらかに凹凸する曲面であってもよい。この場合、少なくとも凸となる部分に弾性部材22fが配置されることが好ましい。つまり、本体部22aの下面221aの全面が必ずしも三次元的に平坦な平面でなくともよい。
1 搬送装置
2 吸引保持手段
21 ベース部
22 非接触式吸引保持器
22a 本体部
22d エアー噴出口(噴出口)
22f 弾性部材
3 移動手段

Claims (1)

  1. 板状物を吸引保持する吸引保持手段と、前記吸引保持手段を第1の所定の位置から第2の所定の位置へと移動させる移動手段と、を備える板状物の搬送装置において、
    前記吸引保持手段は、
    前記移動手段に連結したベース部と、
    前記ベース部に支持され、エアーを噴射して負圧を生成し、非接触状態で板状物を吸引する非接触式吸引保持器と、を備え、
    前記非接触式吸引保持器は、
    平坦な下面を有する本体部と、
    前記本体部の前記下面の中央部に開口し前記本体部の前記下面に沿ってエアーを噴出する噴出口と、を備え、
    前記本体部の前記下面は、弾性部材によって構成されている板状物の搬送装置。
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