JP2015069662A - Hdd用ガラス基板の製造方法 - Google Patents

Hdd用ガラス基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015069662A
JP2015069662A JP2013201586A JP2013201586A JP2015069662A JP 2015069662 A JP2015069662 A JP 2015069662A JP 2013201586 A JP2013201586 A JP 2013201586A JP 2013201586 A JP2013201586 A JP 2013201586A JP 2015069662 A JP2015069662 A JP 2015069662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
scrub
cleaning
brush
scrub brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013201586A
Other languages
English (en)
Inventor
葉月 中江
Hazuki Nakae
葉月 中江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2013201586A priority Critical patent/JP2015069662A/ja
Publication of JP2015069662A publication Critical patent/JP2015069662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】主表面から端面にかけて充分に洗浄することができ、清浄度の高いガラス基板を得ることのできるガラス基板の製造方法を提供する。【解決手段】洗浄工程を備え、該洗浄工程は、表面に複数の突起が設けられた第1スクラブブラシを用いて、前記複数の突起を前記ガラス基板の主表面、内周端面および外周端面に接触させて洗浄する第1スクラブ洗浄工程と、前記第1スクラブ洗浄工程後に、前記内周端から前記外周端までの長さよりも長い溝が設けられた第2スクラブブラシを用いて、前記主表面、前記内周端面および前記外周端面を洗浄する第2スクラブ洗浄工程とを含むHDD用ガラス基板の製造方法。【選択図】図6

Description

本発明は、HDD用ガラス基板の製造方法に関する。
近年、ハードディスクドライブ(HDD)は、増々高密度化および高容量化されてきており、それに伴い搭載されているディスク表面には高い清浄度が求められている。これは、近年のHDDではディスク上を浮上すヘッドの浮上量が数nmにまで低下する傾向にあり、ディスク表面の清浄度が低い場合には、ヘッドクラッシュなどハードディスクに致命的な問題が発生するためである。そのため、このようなHDDに搭載されるディスクには、主表面および端面においてこれまで以上の高い清浄度も求められている。
ところで、HDDに搭載されているディスクには、ガラス基板とアルミニウム基板の2種類があるが、中でもガラス基板は高剛性、高平滑性の観点から優れており、ノートパソコンなどにも使用されている。ガラス基板は、たとえば中心孔が形成された円盤形状であり、記録領域が形成される主表面のほか内周面、外周面を有する。主表面と内周面との接続部分(内周端面付近)、主表面と外周面との接続部分(外周端面付近)には、主に耐衝撃性を付与するための面取り加工が施された面取り面(チャンファ面)が形成されている。
ガラス基板の清浄度を確保するために、洗浄ブラシによってガラス基板を直接的に洗浄する方法が知られている。洗浄ブラシによって、ガラス基板を直接的に洗浄する方法としては、たとえば、ロールスクラブブラシやカップスクラブブラシを用いたスクラブ洗浄方法が知られている。しかしながら、従来のスクラブ洗浄では、ガラス基板の表面と端面との洗浄度が一定でなく、いずれかに付着物(汚れ)が残るという問題がある。
そこで、端面洗浄ブラシを用いて端面を洗浄する方法や、特定の表面形状を有するブラシを用いて洗浄する方法が提案されている(特許文献1)。
特開2010−227766号公報
しかしながら、近年のHDDには、さらなる高容量化(たとえば1TB/inch)が求められており、主表面から端面にかけて充分に洗浄される必要がある。特許文献1に記載のスクラブブラシで洗浄したガラス基板では、充分に洗浄が行われず、HDDに搭載した場合に読み書きエラーが発生するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、主表面から端面にかけて充分に洗浄することができ、清浄度の高いガラス基板を得ることのできるガラス基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記読み取りエラーの原因について精査したところ、ガラス基板の付着物が充分に除去されていないことに基づくことを突き止めた。すなわち、特許文献1に記載のような従来のスクラブブラシを用いることによりガラス基板の主表面の付着物を移動させることができるものの、完全に除去することはできず、端面付近に集中させてしまい、集中した付着物が読み取りエラーの原因となっていることを突き止めた。この問題に対して、端面ブラシを用いて付着物の集中した端面付近を洗浄することが考えられるが、端面ブラシは、端面に対して強く接触して洗浄することができるものの、チャンファ面に対しては充分に強く接触して洗浄することができず、端面付近に集中した付着物を充分に除去することができないことが分かった。そこで本発明者は、鋭意検討した結果、主表面および端面を同時に洗浄することのできる2種類のスクラブブラシを順に使用することにより、主表面から端面にかけて付着物が良好に除去できることに着目し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の一局面によるHDD用ガラス基板の製造方法は、中心孔が形成されたガラス基板の洗浄工程を備えるHDD用ガラス基板の製造方法であって、前記洗浄工程は、表面に複数の突起が設けられた第1スクラブブラシを用いて、前記複数の突起を前記ガラス基板の主表面、内周端面および外周端面に接触させて洗浄する第1スクラブ洗浄工程と、前記第1スクラブ洗浄工程後に、前記内周端から前記外周端までの長さよりも長い溝が設けられた第2スクラブブラシを用いて、前記主表面、前記内周端面および前記外周端面を洗浄する第2スクラブ洗浄工程とを含むことを特徴とする。
上記構成によれば、第1スクラブ洗浄工程において、第1スクラブブラシは、突起をガラス基板の主表面および端面に周り込ませながら同時に接触させて、洗浄することができる。これにより、付着物を主表面から後続する第2スクラブ洗浄工程により洗浄しやすい位置に移動させることができる。第2スクラブ洗浄工程において、第2スクラブブラシは、主表面から端面にかけて溝が形成された部分を同時に接触させ、第1スクラブ洗浄工程において移動された付着物を拭き取ることができる。その結果、ガラス基板は、主表面から端面にかけて付着物が集中することなく良好に除去され、高い清浄度が実現される。したがって、得られるガラス基板を使用したHDDは、読み取りエラーの発生頻度が充分に低下する。
上記構成において、前記第1スクラブブラシは、前記突起が側面に形成された円柱状のロールスクラブブラシであってもよい。この場合、第1スクラブブラシはロールスクラブ洗浄装置に適用することができ、複数の突起をガラス基板の主表面、内周面および外周面に同時に接触させやすく、付着物をガラス基板の主表面から移動させやすい。
上記構成において、前記第2スクラブブラシは、円柱状のロールスクラブブラシであり、前記溝は、前記ロールスクラブブラシの側面に、該ロールスクラブブラシの回転軸と平行な方向に設けられていてもよい。この場合、第2スクラブブラシは、ロールスクラブ洗浄装置に適用することができ、溝をガラス基板の主表面、内周面および外周面に同時に接触させやすく、ガラス基板を良好に洗浄することができる。
上記構成において、前記第1スクラブブラシは、前記突起が平面に形成された円柱状のカップスクラブブラシであってもよい。この場合、第1スクラブブラシはカップスクラブ洗浄装置に適用することができ、複数の突起をガラス基板の主表面、内周面および外周面に同時に接触させやすく、付着物をガラス基板の主表面から移動させやすい。
上記構成において、前記第2スクラブブラシは、前記溝が平面に形成された円柱状のカップスクラブブラシであってもよい。この場合、第2スクラブブラシは、カップスクラブ洗浄装置に適用することができ、溝をガラス基板の主表面、内周面および外周面に同時に接触させやすく、ガラス基板を良好に洗浄することができる。
上記構成において、前記突起の面積は、30〜500mmであることが好ましい。この場合、ブラシが基板の端部に円滑に周り込むことにより、端部を円滑に洗浄することができる。
上記構成において、前記溝の幅は、5〜30mmであることが好ましい。この場合、たとえば洗浄液を供給しながらガラス基板を洗浄する場合には、溝は、過度に変形することがない。また、新旧の洗浄液が効率的に交換され、洗浄効率が向上する。
上記構成において、前記突起は、円柱状であることが好ましい。この場合、突起部が基板に接触した際に圧力が比較的分散されるため、安定した洗浄性を得ることができる。
本発明によれば、主表面から端面にかけて充分に洗浄することができ、清浄度の高いガラス基板を得ることのできるガラス基板の製造方法を提供することができる。
図1は、ロールスクラブ洗浄を行う場合に使用される第1スクラブブラシの概略図である。 図2は、ロールスクラブ洗浄装置の概略図である。 図3は、カップスクラブ洗浄を行う場合に使用される第1スクラブブラシの概略図である。 図4は、カップスクラブ洗浄装置の概略図である。 図5は、ロールスクラブ洗浄を行う場合に使用される第2スクラブブラシの概略図である。 図6は、ロールスクラブ洗浄装置の概略図である。 図7は、カップスクラブ洗浄を行う場合に使用される第2スクラブブラシの概略図である。 図8は、カップスクラブ洗浄装置の概略図である。 図9は、実施例3において使用されるロールスクラブ洗浄装置の概略図である。 図10は、実施例3において使用されるロールスクラブ洗浄装置の概略図である。
以下、本発明のガラス基板の製造方法の実施形態について説明する。本実施形態のガラス基板の製造方法は、ガラス基板の洗浄工程を備え、複数の突起が形成された第1スクラブブラシを用いた第1スクラブ洗浄工程と、溝が形成された第2スクラブブラシを用いた第2スクラブ洗浄工程とを備える洗浄工程を有することを特徴とする。これにより、本実施形態のガラス基板の製造方法によれば、第1スクラブ洗浄工程において付着物を主表面から移動させ、移動させた付着物がガラス基板に固着する前に、続く第2スクラブ洗浄工程において除去することができる。その結果、主表面から端面にかけて付着物が集中することなく良好に除去された高い清浄度のガラス基板が得られる。まずは本実施形態の特徴部分である洗浄工程について詳細に説明する。
(洗浄工程)
洗浄工程は、後述するポリッシング工程の後に行われる工程であり、ガラス基板の表面を清浄にスクラブ洗浄する工程である。スクラブ洗浄とは、湿式の物理洗浄方法であり、被洗浄面(たとえば主表面)に洗浄液を供給しながらスクラブブラシを押し当て、被洗浄面とスクラブブラシとを相対的に移動させて、被洗浄面の付着物(汚れ)を擦り取る洗浄方法である。スクラブ洗浄を行うためのスクラブ洗浄装置としては、一般的に、ロールスクラブ洗浄を行うロールスクラブ洗浄装置およびカップスクラブ洗浄を行うカップスクラブ洗浄装置が知られている。洗浄工程では、これらロールスクラブ洗浄およびカップスクラブ洗浄のうち、少なくともいずれか一方が複数回行われる。
本実施形態において、洗浄工程では、複数の突起が形成された第1スクラブブラシを用いた第1スクラブ洗浄工程と、溝が形成された第2スクラブブラシを用いた第2スクラブ洗浄工程とがこの順で連続して行われる。第1スクラブ洗浄工程および第2スクラブ洗浄工程では、上記ロールスクラブ洗浄またはスクラブ洗浄が行われる。以下、それぞれの洗浄工程について説明する。
(第1スクラブ洗浄工程)
第1スクラブ洗浄工程は、表面に複数の突起が設けられた第1スクラブブラシを用いて、複数の突起をガラス基板の主表面、内周端面および外周端面に同時に接触させて洗浄する工程である。第1スクラブ洗浄工程は、ロールスクラブ洗浄装置を用いたロールスクラブ洗浄が行われてもよく、カップスクラブ洗浄装置を用いたカップスクラブ洗浄が行われてもよい。
<ロールスクラブ洗浄が行われる場合>
図1は、第1スクラブ洗浄工程を、ロールスクラブ洗浄装置を用いたロールスクラブ洗浄を行う場合に使用される第1スクラブブラシ100の概略図である。第1スクラブブラシ100は、円柱状の本体部110と、該本体部110の側面に形成された複数の突起120とを含むロールスクラブブラシである。
本体部110および突起120を構成する材料としては特に限定されず、たとえば、セルローススポンジ、ポリビニルアルコールスポンジ、ウレタンフォーム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)スポンジ、メラミンフォーム、ポリエチレンフォーム等の樹脂系スポンジ、天然ゴム(NR)スポンジ、クロロプレンゴム(CR)スポンジ、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)スポンジ、ブタジエン−アクリロニトリルゴムスポンジ等のゴム系スポンジ等で構成することができる。これらの材料のうち、洗浄液の吸収率が800〜1300%程度である材料が好ましく、ポリビニルアルコールスポンジが好ましい。なお、本実施形態において、「吸収率」は、乾燥時の第1スクラブブラシ100の重量を100%とする場合において、水分を吸収させた際の重さの割合をいう。
突起120の配列は特に限定されず、本体部110の側面に規則的に設けられてもよく、不規則的に設けられてもよい。突起120が規則的に設けられる場合には、複数の突起120は、洗浄中にガラス基板に対して規則的に接触するため、得られるガラス基板は、清浄度のバラつきが小さい。突起120が規則的に配置される場合としては、たとえば、第1スクラブブラシ100の軸L方向に沿って配列される場合が挙げられる。本実施形態では、図1に示されるように、突起120が規則的に設けられる場合において、複数の突起120は、第1スクラブブラシ100の軸L方向に沿って一列になるように配置されている場合が例示されている。また、複数の突起120は、第1スクラブブラシ100の回転方向Aに沿って、ジグザグ状に配置されている。複数の突起120が第1スクラブブラシ100の回転方向Aに沿ってジグザグ状に配置される場合、ガラス基板の表面は、洗浄時に突起120と接触しない部分を生じないため、均等に洗浄されやすい。また、不規則的に突起を設ける場合は、基板端面に接触するブラシ部分のみ突起物の形状を変化させても良い。
突起の高さは特に限定されず、たとえばガラス基板と非接触状態において2〜8mm程度であり、接触状態において1〜6mm程度であることが好ましい。突起は、ガラス基板との接触時に20〜70%程度押し込まれるため、接触時および非接触時において高さが異なる。
突起の個数は特に限定されず、第1スクラブブラシ100の大きさ、突起の面積およびガラス基板の大きさにもよるが、複数であればよい。
突起1個あたりの面積は特に限定されないが、本洗浄方法はブラシが端部に周り込んで洗浄するため、ブラシが端部を覆う必要性がある観点から、30〜500mmであることが好ましく、80〜200mmであることがより好ましい。突起1個あたりの面積が大きすぎる場合、端面にブラシが入りきらず、洗浄性が低下する傾向がある。一方、突起1個あたりの面積が小さすぎる場合、ブラシが横倒しになり、圧力が弱まり、洗浄性が低下する傾向がある。
なお、複数の突起のそれぞれの面積は、同じであってもよく、異なっていてもよい。なお、本実施形態において突起の面積は、ガラス基板の主表面とブラシとが接触する際の面積として定義される。このような面積を備える突起は、ガラス基板との接触時において、ガラス基板の内周端から外周端までの長さ(大きさ)よりも小さい。そのため、このような大きさの突起が複数備えられていることにより、ガラス基板と突起とが不連続的に接触することとなり、ガラス基板の主表面、内周面、外周面は、複数の突起が周り込みながら同時に洗浄される。また、第1スクラブブラシ100における突起の総面積比はブラシの全面積を1とすると特に限定されないが、0.3〜0.8であることが好ましく、0.5〜0.7であることがより好ましい。
突起がガラス基板(主表面)と接触する際の圧力としては特に限定されないが、たとえば0.6〜2.0kPaとすることができる。突起がこのような圧力でガラス基板に接触する場合、基板主表面に適切な圧力を与えることで洗浄効果が増す、という利点がある。圧力が高すぎると、ガラス基板とブラシとの摩擦が大きくなりすぎ、ガラス基板に傷が入ったり、ブラシが磨耗する傾向がある。一方、圧力が小さすぎる場合、ガラス基板の洗浄性が低下する傾向がある。
突起の形状は特に限定されず、角のない形状(たとえば円柱状、楕円柱状等)であってもよく、各種多角形状であってもよく、不定形状であってもよい。本実施形態では、図1に示されるように、円柱状の突起120が例示されている。突起が角のない形状である場合、突起部が基板に接触した際に圧力が比較的分散されるため、安定した洗浄性を得るという利点がある。中でも突起が円柱状である場合には、角が全く存在しないため安定した洗浄性を得られるという利点がある。
次に、上記第1スクラブブラシを備えたロールスクラブ洗浄装置について説明する。図2は、ロールスクラブ洗浄装置200の概略図である。ロールスクラブ洗浄装置200は、一対の第1スクラブブラシ100(ロールスクラブブラシ)を備える。ガラス基板300は、主に主表面310が一対の第1スクラブブラシ100により挟持される。この状態で、第1スクラブブラシ100の上方に配置されたノズル400から洗浄液410が供給されつつ、第1スクラブブラシ100が回転される。これにより、第1スクラブブラシ100の突起120がガラス基板300の主表面310、内周面320、外周面330に周り込むように接触し、主表面310、内周面320、外周面330が同時に洗浄される。ガラス基板300に付着していた付着物(図示せず)は、主表面310、内周面320、外周面330から除去されるか、後続の第2スクラブ洗浄工程により除去されやすい位置(たとえば主表面310と外周面330との接続部分に形成されるチャンファ面)に移動される。
洗浄液としては特に限定されず、公知の酸性洗剤やアルカリ洗剤を使用することができる。
洗浄時間としては特に限定されず、ガラス基板の大きさや処理枚数に応じて適宜調整することができる。洗浄時間は、たとえば5〜15秒程度とすることができる。
洗浄液の供給量は特に限定されず、ガラス基板の大きさや処理枚数に応じて適宜調整することができる。洗浄液の供給量は、たとえば、0.5〜1.5L/分とすることができる。
第1スクラブブラシの回転速度は特に限定されず、ガラス基板1cmに対して、第1スクラブブラシが10〜80cm通過する程度の速度であればよい。
第1スクラブ洗浄工程では、ガラス基板を回転させながら洗浄することが好ましい。その際、ガラス基板は、たとえば図示しない保持冶具により端面を複数個所保持し、該保持冶具を回転させることにより回転させることができる。ガラス基板を回転させる場合、回転速度は特に限定されず、たとえば300〜1000rpmとすることができる。これにより、ガラス基板の主表面、内周面、外周面がより均等に洗浄される。
<カップスクラブ洗浄を行う場合>
図3は、第1スクラブ洗浄工程を、カップスクラブ洗浄装置を用いたカップスクラブ洗浄を行う場合に使用される第1スクラブブラシ500の概略図であり、図3(a)は第1スクラブブラシ500の平面図であり、図3(b)は第1スクラブブラシ500の断面図である。第1スクラブブラシ500は、円柱状の本体部510と、該本体部510の平面に形成された複数の突起520とを含むカップスクラブブラシである。
本体部510および突起520を構成する材料、突起520の高さ、面積、ガラス基板と接触する際の圧力、幅、形状としては、ロールスクラブ洗浄装置を用いる場合に使用される第1スクラブブラシ100(図1参照)と同様であるため説明を省略する。
突起520の配列は特に限定されず、本体部の平面に規則的に設けられてもよく、不規則的に設けられてもよい。突起520が規則的に設けられる場合には、複数の突起520は、洗浄中にガラス基板に対して規則的に接触するため、得られるガラス基板は、清浄度のバラつきが小さい。突起520が規則的に配置される場合としては、たとえば、第1スクラブブラシ500の回転軸を中心とする同心円状に配列される場合が挙げられる。本実施形態では、図3(a)に示されるように、複数の突起520は、本体部510の平面に、第1スクラブブラシの回転軸を中心とする同心円状に配列されている場合が例示されている。複数の突起520が同心円状に配列される場合、ガラス基板の表面は、洗浄時に突起520と接触しない部分を生じにくく、均等に洗浄されやすい。突起520の個数は特に限定されず、複数であればよい。
次に、上記第1スクラブブラシを備えたカップスクラブ洗浄装置について説明する。図4は、カップスクラブ洗浄装置600の概略図である。カップスクラブ洗浄装置600は、一対の第1スクラブブラシ500(カップスクラブブラシ)を備える。ガラス基板300は、主に主表面310が一対の第1スクラブブラシ500により挟持される。この状態で、第1スクラブブラシ500の上方に配置されたノズル400から洗浄液410が供給されつつ、第1スクラブブラシ500が回転される。これにより、第1スクラブブラシ500の突起520(図3(a)参照)がガラス基板300の主表面310、内周面320、外周面330に周り込むように接触し、主表面310、内周面320、外周面330が同時に洗浄される。ガラス基板300に付着していた付着物(図示せず)は、主表面310、内周面320、外周面330から除去されるか、後続の第2スクラブ洗浄工程により除去されやすい位置(たとえば主表面310と外周面330との接続部分に形成されるチャンファ面)に移動される。
洗浄液の種類、洗浄時間、洗浄液の供給量、第1スクラブブラシの回転速度、ガラス基板を回転させながら洗浄する場合におけるガラス基板の回転速度としては、ロールスクラブ洗浄装置を用いる場合と同様であるため説明を省略する。
以上の第1スクラブ洗浄工程によれば、第1スクラブブラシは、突起をガラス基板の主表面および端面に周り込ませながら同時に接触させて、洗浄することができる。これにより、付着物を主表面から後続する第2スクラブ洗浄工程により洗浄しやすい位置に移動させることができる。
(第2スクラブ洗浄工程)
第2スクラブ洗浄工程は、第1スクラブ洗浄工程に続いて連続的に行われる工程であり、内周端から外周端までの長さよりも長い溝が設けられた第2スクラブブラシを用いて、ガラス基板の主表面、内周端面および外周端面を洗浄する工程である。第2スクラブ洗浄工程では、ロールスクラブ洗浄装置を用いたロールスクラブ洗浄が行われてもよく、カップスクラブ洗浄装置を用いたカップスクラブ洗浄が行われてもよい。
<ロールスクラブ洗浄を行う場合>
図5は、第2スクラブ洗浄工程を、ロールスクラブ洗浄装置を用いたロールスクラブ洗浄を行う場合に使用される第2スクラブブラシ700の概略図である。第2スクラブブラシ700は、円柱状の本体部710を有し、該本体部710の側面には溝720が形成されたロールスクラブブラシである。
本体部を構成する材料としては特に限定されず、第1スクラブ洗浄工程においてロールスクラブ洗浄装置を用いる場合に使用される第1スクラブブラシ100(図1参照)と同様であるため説明を省略する。
溝は、ガラス基板の内周端から外周端までを含むよう接触する方向および長さに形成されていればよい。すなわち、たとえばガラス基板の内周端から外周端までの長さが35〜50mmである場合、溝の長さは、その長さよりも長ければよい。より具体的には、外径が65mmのガラス基板の場合、内周端から外周端までの長さは30mm程度となるため、溝の長さは、30mmよりも長ければよい。これにより、溝に捉えられた付着物は、ガラス基板上の他の場所に逃がされること無く溝とガラス基板との間の空間に保持される。そして、溝には、順次新しい洗浄液が供給されるため、付着物は、溝の端部から古い洗浄液とともに排出される。
このような溝の方向としては、ガラス基板の大きさにもよるが、たとえばロールスクラブブラシである第2スクラブブラシの回転軸に対する直交方向とは異なる方向が挙げられる。また、このような溝の長さとしては、ガラス基板の大きさにもよるが、たとえばガラス基板との接触時にガラス基板の内周端から外周端までの長さよりも長い長さが挙げられる。
本実施形態では、図5に示されるように、ロールスクラブブラシである第2スクラブブラシ700の回転軸L方向と平行となるよう、本体部710の先端から後端にかけて溝720が形成されている。この場合、洗浄液が滞留することがないため、液の置換が良く、洗浄効率が向上する。という利点がある。
溝の形状としては特に限定されず、たとえば円形状、U字形状(四角形状を含む)、V字形状等であってもよい。本実施形態では、図5に示されるように、V字形状の溝720が例示されている。
溝の数は特に限定されず、1以上であればよい。溝の数が複数である場合、洗浄効率が向上しやすい。本実施形態では、図5に示されるように、本体部710の側面に等間隔で8本の溝720が平行に形成されている。溝が複数形成される場合、それぞれの溝の間隔は、第2スクラブブラシの回転速度にもよるが、たとえば20〜400mm程度空けられることが好ましい。
溝の幅は特に限定されず、洗浄中に供給される洗浄液が順次交換されるために充分な幅であればよい。このような幅としては、たとえば5〜30mmであることが好ましい。この場合、溝は、ガラス基板に本体部が接触する際に、過度に変形することがない。また、新旧の洗浄液が効率的に交換され、洗浄効率が向上する。
溝の深さは、ガラス基板に本体部が接触する際に、溝の底がガラス基板に接触しない程度の深さであればよい。このような深さとしては、たとえばガラス基板との接触時に2〜20mm程度、溝の底部とガラス基板とが離間するような深さが好ましい。この場合、ガラス基板との接触時であっても溝とガラス基板との間には洗浄液が流通する空間が確保され、洗浄効率が向上する。
第2スクラブ洗浄工程では、第1スクラブ洗浄工程におけるガラス基板と第1スクラブブラシとの接触時の圧力の20〜70%程度となるように、ガラス基板に対して第2スクラブブラシを接触させることが好ましい。具体的には、第2スクラブ洗浄工程では、第2スクラブブラシをガラス基板に対して0.4〜1.4kPaとなるような圧力で接触させる。このような圧力で第2スクラブブラシを接触させることにより、第2スクラブブラシを程度に変形させ、主表面だけでなく、内周面、外周面に対しても適度な圧力で接触させることができるため、上記した第1スクラブ洗浄工程によりこれらの場所に付着物が移動されている場合であっても、付着物を拭き取るように除去することができる。
次に、上記第2スクラブブラシを備えたロールスクラブ洗浄装置について説明する。図6は、ロールスクラブ洗浄装置800の概略図である。ロールスクラブ洗浄装置800は、一対の第2スクラブブラシ700(ロールスクラブブラシ)を備える。第2スクラブブラシ700は、本体部710の長さが、ガラス基板300の内周面320から外周面330までの長さよりも長い。ガラス基板300は、主に主表面310が一対の第2スクラブブラシ700により挟持される。この状態で、第2スクラブブラシ700の上方に配置されたノズル400から洗浄液410が供給されつつ、第2スクラブブラシ700が回転されることにより、ガラス基板300の主表面310、内周面320、外周面330が同時に拭き取るように洗浄される。なお、第2スクラブブラシ700の本体部710の長さは、ガラス基板300の内周面320から外周面330までの長さよりも長ければよく、たとえばガラス基板の直径と同程度の長さであってもよい。
洗浄液の種類、洗浄時間、洗浄液の供給量、ブラシの回転速度としては特に限定されず、第1スクラブ洗浄工程においてロールスクラブ洗浄装置を用いる場合と同様であるため説明を省略する。また、第2スクラブ洗浄工程では、第1スクラブ洗浄工程と同様に、ガラス基板を回転させながら洗浄することが好ましい。
上記のとおり、第1スクラブ洗浄工程を経たガラス基板には、付着物が除去されているか、ガラス基板上の洗浄しやすい位置(たとえば主表面310と外周面330との接続部分に形成されるチャンファ面)に移動されている。第2スクラブ洗浄工程は、これら移動された付着物がガラス基板300に固着する前に第1スクラブ洗浄工程に続いて行われる。また、第2スクラブ洗浄工程において、第2スクラブブラシ700の溝720は、少なくともガラス基板の内周端(内周面320)から外周端(外周面330)を含むように接触するため、第2スクラブブラシ700は、付着物がガラス基板300上のいずれの場所に移動されている場合であっても、これらを拭き取るように除去することができる。
<カップスクラブ洗浄装置を用いる場合>
図7は、第2スクラブ洗浄工程を、カップスクラブ洗浄装置を用いてカップスクラブ洗浄を行う場合に使用される第2スクラブブラシ900の概略図であり、図7(a)は第2スクラブブラシ900の平面図であり、図3(b)は第2スクラブブラシ900の断面図である。第2スクラブブラシ900は、円柱状の本体部910の平面に溝920が形成されたカップスクラブブラシである。
本体部を構成する材料としては特に限定されず、ロールスクラブ洗浄装置を用いる場合に使用される第2スクラブブラシ700(図5参照)と同様であるため説明を省略する。
溝は、ロールスクラブ洗浄装置を用いる場合に使用される第2スクラブブラシ700(図5参照)と同様に、ガラス基板の内周端から外周端までを含むよう接触する方向および長さに形成されていればよい。また、溝の数、形状、幅、深さは特に限定されず、第2スクラブブラシ700(図5参照)と同様であるため説明を省略する。複数の溝が形成される場合、これらの溝はカップスクラブブラシである第2スクラブブラシ900の平面において交差するように形成されてもよく、交差しないように形成されてもよい。溝が第2スクラブブラシ900の平面において交差するように形成されている場合、洗浄液の置換が円滑に行われるため洗浄効率が高くなるという利点があるが、一方で洗浄液がまじりあうため基板から除去した汚れが基板に再付着するおそれがあるため、これを防ぐには溶液を大量にしようする。こうさしないように形成されている場合、洗浄液が一定方向に流れるため、汚れが再付着する可能性が少ないため洗浄液を少なくさせることができるという利点がある。
本実施形態の第2スクラブブラシでは、図7(a)に示されるように、溝920は、V字形状であり、平面の中心で交差する十字状に形成されている場合を例示している。溝920の交差部分からブラシ平面の周縁までの長さは、ガラス基板の内周端から外周端までの長さよりも長い。このように、平面の中心(第2スクラブブラシ900の回転中心)から均等に周縁にまで延びる溝920を形成することにより、第2スクラブブラシ900を回転させた際に、溝920が形成された部分は、規則的にガラス基板に接触し、効率よくガラス基板を洗浄することができる。
次に、上記第2スクラブブラシを備えたカップスクラブ洗浄装置について説明する。図8は、カップスクラブ洗浄装置960の概略図である。カップスクラブ洗浄装置960は、一対の第2スクラブブラシ900(カップスクラブブラシ)を備える。ガラス基板300は、主に主表面310が一対の第2スクラブブラシ900により挟持される。この状態で、第2スクラブブラシ900の上方に配置されたノズル400から洗浄液410が供給されつつ、第2スクラブブラシ900が回転されることにより、ガラス基板300の主表面310、内周面320、外周面330が同時に拭き取るように洗浄される。
洗浄液の種類、洗浄時間、洗浄液の供給量、第2スクラブブラシの回転速度、ガラス基板を回転させながら洗浄する場合におけるガラス基板の回転速度としては、ロールスクラブ洗浄装置を用いる場合と同様であるため説明を省略する。
以上の第2スクラブ洗浄工程によれば、第2スクラブブラシは、溝を少なくともガラス基板の内周端から外周端を含むように接触させながら洗浄することができるため、第1スクラブ洗浄工程を経たガラス基板上の付着物がいずれの場所に移動されている場合であっても、これらを拭き取るように除去することができる。
次に、本実施形態が採用し得るその他の工程について説明する。なお、本実施形態のガラス基板の製造方法で、その他の工程は特に限定されない。そのため、以下に説明するその他の工程は、例示であり、適宜設計変更を行うことができる。
<ガラス溶融工程>
ガラス溶融工程は、ガラス基板を構成するガラス素材を溶融する工程である。
ガラス基板の材料としては、たとえば、SiO、NaO、CaOを主成分としたソーダライムガラス;SiO、Al、RO(R=K、Na、Li)を主成分としたアルミノシリケートガラス;ボロシリケートガラス;LiO−SiO系ガラス;LiO−Al−SiO系ガラス;R’O−Al−SiO系ガラス(R’=Mg、Ca、Sr、Ba)などを使用することができる。中でも、アルミノシリケートガラスやボロシリケートガラスは、耐衝撃性や耐振動性に優れるため特に好ましい。
<プレス成形工程>
プレス成形工程は、溶融ガラスを下型に流し込み、上型によってプレス成形して、円板状のガラス基板前駆体を得る工程である。なお、円板状のガラス基板前駆体を得る方法は、プレス成形に限定されず、たとえば、ダウンドロー法やフロート法で形成したシートガラスを研削砥石で切り出して作製してもよい。ガラス基板前駆体の大きさは特に限定されず、たとえば、外径が2.5インチ、1.8インチ、1インチ、0.8インチなど種々の大きさのガラス基板が使用できる。また、ガラス基板の厚みは特に限定されず、2mm、1mm、0.63mmなど種々の厚みのガラス基板が使用できる。
<コアリング加工工程>
コアリング加工工程は、プレス成形したガラス基板前駆体の中心に孔を開ける工程である。具体的には、カッター部にダイヤモンド砥石等を備えたコアドリル等で研削することで、ガラス基板前駆体の中心に孔を開けることができる。
<第1ラッピング工程>
第1ラッピング工程は、ガラス基板の両表面を研磨加工し、ガラス基板の全体形状、すなわちガラス基板の平行度、平坦度および厚みを予備調整する工程である。
<内・外径精密加工工程>
内・外径精密加工工程は、ガラス基板の外周端面および内周端面を、たとえば鼓状のダイヤモンド等の研削砥石により研削することで、内・外径を精密加工する工程である。
<端面研磨加工工程>
端面研磨加工工程は、内・外径精密加工工程を終えたガラス基板を、複数積み重ねて積層した状態で、端面研磨機を用いて、外周面および内周面の研磨加工を行なう工程である。
<第2ラッピング工程>
第2ラッピング工程は、ガラス基板の両表面を再び研磨加工して、ガラス基板の平行度、平坦度および厚みを微調整する工程である。
ところで、第1ラッピング工程および第2ラッピング工程において、ガラス基板の表裏の表面を研磨する研磨機としては、両面研磨機と呼ばれる公知の研磨機が使用可能である。両面研磨機は、互いに平行になるように上下に配置された円盤状の上定盤と下定盤とを備えている。この上下の定盤の各々には、ガラス基板の主表面を研磨するための複数のダイヤモンドシートが貼り付けられる。上下の定盤の間には、下定盤の外周に円環状に設けてあるインターナルギアと下定盤の回転軸の周囲に設けてある太陽ギアとに結合して回転する複数のキャリアがある。このキャリアには、複数の孔が設けられており、この孔にガラス基板をはめ込んで配置する。上下の定盤、インターナルギアおよび太陽ギアは別駆動で動作させることができる。
研磨機の研削動作において、上下の定盤は互いに逆方向に回転する。ダイヤモンドシートを介して定盤に挟まれているキャリアは、複数のガラス基板を保持した状態で、自転しながら定盤の回転中心に対して下定盤と同じ方向に公転する。このように動作する研磨機において、上定盤とガラス基板および下定盤とガラス基板との間に研削液を供給することで、ガラス基板の研削を行うことができる。
第2ラッピング工程を終えた時点で、ガラス基板の大きなうねり、欠け、ひび等の欠陥は除去されていることが好ましい。この時点で、ガラス基板の主表面の面粗さは、Rmaxが2〜4μm程度、Rが0.2〜0.4μm程度とすることが好ましい。このような面状態にしておくことで、化学強化工程を経た後のポリッシング工程において、研磨を効率よく行うことができる。
なお、第1ラッピング工程では、第2ラッピング工程を効率よく行なうことができるように、大きなうねり、欠け、ひびを大まかに除去する。第2ラッピング工程で使用するダイヤモンドシートの固定砥粒径は、15〜16μm程度のダイヤモンドシートを使用するのが好ましい。第1ラッピング工程が完了した時点でのガラス基板の面粗さは、Rmaxが4〜8μm程度、Rが0.4〜0.8μm程度とするのが好ましい。
<化学強化工程>
化学強化工程は、第2ラッピング工程の次に、化学強化液にガラス基板を浸漬して、ガラス基板の表面に化学強化層を形成する工程である。化学強化層を形成することで、ガラス基板の耐衝撃性、耐振動性および耐熱性等を向上させることができる。
化学強化工程は、加熱された化学強化処理液にガラス基板を浸漬することによって、ガラス基板に含まれるリチウムイオン、ナトリウムイオン等のアルカリ金属イオンを、それよりイオン半径の大きなカリウムイオン等のアルカリ金属イオンに置換するイオン交換法によって行なわれる。イオン半径の違いによって生じる歪みにより、イオン交換された領域に圧縮応力が発生し、ガラス基板の表面が強化される。
<ポリッシング工程>
ポリッシング工程は、ガラス基板の表面を精密に仕上げるとともに、主表面の外周端の形状を所定の形状に研磨する工程である。ポリッシング工程は、1工程だけであってもよいが、2工程からなる方が好ましい。
研磨の方法は、第1ラッピング工程および第2ラッピング工程で使用したダイヤモンドペレットと研削液に代えて、パッドと研磨液を使用する。それ以外は、第1ラッピング工程および第2ラッピング工程で使用した研磨機と同一の構成の研磨機を使用することができる。
ポリッシング工程が2工程からなる場合、第1の工程においては、たとえば、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、またはケイ酸ジルコニウムなどを研磨剤として用いることができる。この際、砥粒径はD50値で、0.5〜1.5μm程度であることが好ましい。また、第2の工程においては、たとえば、コロイダルシリカを分散剤などで分散させた研磨スラリーを用いることができる。この際、コロイダルシリカの平均粒子径は、5〜30nm程度であることが好ましい。
<洗浄工程(スクラブ洗浄工程)>
洗浄工程については、上記したとおりである。本実施形態のガラス基板の製造方法は、複数の突起が形成された第1スクラブブラシを用いた第1スクラブ洗浄工程と、溝が形成された第2スクラブブラシを用いた第2スクラブ洗浄工程とを備える洗浄工程を有する。これにより、第1スクラブ洗浄工程において付着物を主表面から移動させ、第2スクラブ洗浄工程において付着物を除去することにより、主表面から端面にかけて付着物が集中することなく良好に除去された高い清浄度のガラス基板が得られる。
なお、洗浄工程では、ガラス基板表面の研磨剤や異物などの付着物を効果的に除去するために、洗浄を行なう前に、洗浄液と同じ液体にガラス基板を接触させておくことが好ましい。
<乾燥処理工程>
乾燥処理工程は、洗浄工程を経たガラス基板に対して、必要に応じて行われる工程である。乾燥処理は、たとえば、ガラス基板をIPA(イソプロピルアルコール)中に浸漬し、IPA中に洗浄液成分を溶け込ませ、基板表面の被覆液体をIPAと置換した後、さらにIPA蒸気中にさらしながら、IPAを蒸発させてガラス基板を乾燥させることができる。ガラス基板の乾燥処理としては、IPAを用いる方法に限定されず、スピン乾燥、エアーナイフ乾燥など、ガラス基板の乾燥方法として一般的に知られた方法が採用されてもよい。
これらの工程を経たガラス基板は、キズ、割れ、異物の付着等の有無を、目視や光学表面アナライザ(たとえば、KLA−TENCOL社製の「OSA6100」)を用いて検査した後、異物等が表面に付着しないように、清浄な環境中で、専用収納カセットに収納され、真空パックされた後に出荷することができる。
以上、本実施形態によれば、上記した洗浄工程を備えることにより、主表面から端面にかけて充分に洗浄することができ、清浄度の高いガラス基板を得ることのできるガラス基板の製造方法を提供することができる。
なお、本実施形態では、落下強度対策として、ガラス基板の主表面以外の外周面や内周面に化学強化処理を行う工程を採用してもよいし、ガラス基板に生じた傷のエッジ緩和処理として、ガラス基板をフッ化水素浸漬処理に供する工程を採用してもよい。
以下、本発明のガラス基板の製造方法を実施例により詳述する。なお、本発明のガラス基板の製造方法は、以下に示す実施例になんら限定されるものではない。
<実施例1>
以下の方法によりガラス基板を作製した。
<ガラス溶融工程、プレス成形工程>
ガラス材料としてガラス転移温度(Tg)が600℃のアルミノシリケートガラスを用い、溶融ガラスをプレス成形してガラス基板前駆体(外径68mm、厚さ1.3mm)を作製した。
<コアリング加工工程>
次に、円筒状のダイヤモンド砥石を用いて、ガラス基板の中心に孔(直径18mm
)を設けた。
<第1ラッピング工程>
ガラス基板の両表面を研磨機(浜井産業(株)製)を用いて研削した。研削条件としては、ダイヤモンドシートで固定砥粒径が10μmのものを用い、荷重100g/cmとし、上定盤の回転数30rpm、下定盤の回転数10rpmとした。
<内・外径精密加工工程>
鼓状のダイヤモンド砥石により、内・外径加工を行ない、ガラス基板の内径を20mm、外径を65mmとした。
<端面研磨加工工程>
内・外加工工程を終えて得られたガラス基板を100枚重ね、端面研磨機を用いて、内周および外周の端面を研磨した。
<第2ラッピング工程>
ガラス基板の両主表面を研磨機(浜井産業(株)製)を用いて研削した。研削条件としては、ダイヤモンドシートで固定砥粒径が3μmのものを用い、荷重100g/cmとし、上定盤の回転数30rpm、下定盤の回転数10rpmとした。この結果、得られたガラス基板の表面粗さはRmaxが3μm、Rが0.3μmであった。
<化学強化工程>
次に、ガラス基板を化学強化処理液に浸漬して化学強化工程を行った。化学強化処理液には、硝酸カリウム(KNO)と硝酸ナトリウム(NaNO)との混合溶融塩を用いた。混合比は、質量比で1:1とした。また、化学強化処理液の温度は400℃、浸漬時間は40分とした。
<ポリッシング工程>
第1ポリッシング工程として、研磨機(浜井産業(株)製)を用いた研磨を行なった。パッドとしては、硬度Aで80度の発泡ウレタンを用いた。研磨剤としては、平均粒径1.5μmの酸化セリウムを水に分散させてスラリー状にしたものを用いた。水と研磨剤との混合比率(質量)は、1:9とした。研磨荷重を100g/cmとし、上定盤の回転数30rpm、下定盤の回転数10rpmとした。また、研磨量を30μmとした。
第2ポリッシング工程として、第1ポリッシング工程と同様に、研磨機(浜井産業(株)製)を用いた研磨を行なった。パッドとしてスエードパッドを用い、平均粒子径が20nmのコロイダルシリカを水に分散させた研磨スラリーにて研磨を行なった。
<スクラブ洗浄工程>
第2ポリッシング工程の終了後、スクラブ洗浄を行なった。第1スクラブ洗浄工程として、図3(a)および図3(b)に示される同心円状に円柱状の突起520が形成された第1スクラブブラシ500(カップスクラブブラシ)を備えるカップスクラブ洗浄装置600(図4参照)を使用し、カップスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。第1スクラブブラシの突起520の高さはガラス基板との非接触時に6mmであり、ガラス基板との接触時に2mm押し込まれるよう洗浄時の圧力を1.1kPaに調整した。1個あたりの突起520の面積は、100mmであった。
続いて、第2スクラブ洗浄工程として、図7(a)および図7(b)に示される十字状のV字の溝920が形成された第2スクラブブラシ900(カップスクラブブラシ)を備えるカップスクラブ洗浄装置960(図8参照)を使用し、カップスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。第2スクラブブラシとガラス基板との接触時の圧力は0.7kPaとした。溝920の幅は20mmとし、深さは10mmとした。溝920の長さ(第2スクラブブラシ900の平面の中心(溝920の交差点)から周縁部までの溝の長さ)は80mmであった。
なお、第1スクラブ洗浄工程、第2スクラブ洗浄工程ともに、洗浄液としては、水を主成分として、コロイダルシリカを分散できるようにコロイダルシリカのζ電位が−30mVとなるように調整した溶液を用いた。洗浄液は、第1スクラブブラシおよび第2スクラブブラシの外部から、スプレー噴霧によって、スクラブ洗浄開始3秒前からスクラブ洗浄終了まで連続して供給した。洗浄液の供給量は、第1スクラブブラシおよび第2スクラブブラシの単位質量、単位時間、およびガラス基板の被洗浄面の単位面積あたり、5ml/g・min・cmとした。第1スクラブブラシおよび第2スクラブブラシの材料としては、吸水率1000%のPVA(ポリビニルアルコール)スポンジを用いた。また、第1スクラブブラシおよび第2スクラブブラシの平均気孔径は30μmとした。洗浄時の第1スクラブブラシおよび第2スクラブブラシの周速度は20mm/秒とした。
<乾燥処理工程>
洗浄後のガラス基板をIPAベーパー乾燥法にて乾燥させ、実施例1のガラス基板を作製した。
<実施例2>
洗浄工程以外の工程は、実施例1と同様の方法により、ガラス基板を作製した。洗浄工程において、第1スクラブ洗浄工程として、図1に示される側面に円柱状の突起120が周状に形成された第1スクラブブラシ100(ロールスクラブブラシ)を備えるロールスクラブ洗浄装置200(図2参照)を使用し、ロールスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。第1スクラブブラシ100の突起120の高さはガラス基板との非接触時に6mmであり、ガラス基板との接触時に2mm押し込まれるよう洗浄時の圧力を1.1kPaに調整した。1個あたりの突起120の面積は、100mmであった。続いて、第2スクラブ洗浄工程として、図5に示される側面に等間隔で8本のV字の溝720が形成された第2スクラブブラシ700(ロールスクラブブラシ)を備えるロールスクラブ洗浄装置800(図6参照)を使用し、ロールスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。溝720の幅は20mmとし、深さは10mmとした。溝の長さ(本体部の長さ)は80mmであった。その他の条件(洗浄液の種類、供給量、スクラブブラシの材料等)は、実施例1と同様とした。
<実施例3>
洗浄工程以外の工程は、実施例1と同様の方法により、ガラス基板を作製した。洗浄工程において、第1スクラブ洗浄工程として、図9に示される本体部111の側面に四角柱状の突起121が周状に形成された第1スクラブブラシ101(ロールスクラブブラシ)を備えるロールスクラブ洗浄装置201を使用し、ロールスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。第1スクラブブラシ101の突起121の高さはガラス基板との非接触時に6mmであり、ガラス基板との接触時に2mm押し込まれるよう洗浄時の圧力を1.1kPaに調整した。1個あたりの突起121の面積は、100mmであった。続いて、第2スクラブ洗浄工程として、図10に示される本体部711の側面に等間隔で8本の四角形状の溝721が形成された第2スクラブブラシ701(ロールスクラブブラシ)を備えるロールスクラブ洗浄装置801を使用し、ロールスクラブ洗浄を行った。洗浄時間は10秒とした。溝721の幅は20mmとし、深さは10mmとした。溝721の長さ(本体部の長さ)は80mmであった。その他の条件(洗浄液の種類、供給量、スクラブブラシの材料等)は、実施例1と同様とした。
<比較例1>
洗浄工程において、第2スクラブ洗浄工程を、第1スクラブ洗浄工程と同様の条件で行った以外は実施例1と同様の方法によりガラス基板を作製した。
<比較例2>
洗浄工程において、第1スクラブ洗浄工程を、第2スクラブ洗浄工程と同様の条件で行った以外は実施例1と同様の方法によりガラス基板を作製した。
実施例1〜3、比較例1〜2により作製されたガラス基板について、磁性膜等を製膜しメディアを作成し、その後、HDDに搭載した。得られたHDDを、外周部のヘッド浮上量が3nmとなるよう運転させ、端面付近の読み書きエラーの発生欠陥数を評価した。欠陥数が5以下の場合を○とし、5を超える場合を×とした。結果を表1に示す。
Figure 2015069662
表1に示されるように、洗浄工程において、突起が形成された第1スクラブブラシを用いた第1スクラブ洗浄工程と、溝が形成された第2スクラブブラシを用いた第2スクラブ洗浄工程とを順に行った実施例1〜3により作製されたガラス基板は、欠陥数が4以下であり、端面付近の欠陥が良好に除去されていることが分かった。中でも、四角柱状の突起が形成された第1スクラブブラシ(カップスクラブブラシ)を用いて第1スクラブ洗浄を行った実施例3により製造されたガラス基板よりも、角のない円柱状の突起が形成された第1スクラブブラシ(カップスクラブブラシ)を用いて第1スクラブ洗浄を行った実施例1により製造されたガラス基板の方が、欠陥数が少なくなった。さらに、洗浄装置の種類としてカップスクラブ洗浄装置を使用した実施例1、3で製造されたガラス基板よりも、ロールスクラブ洗浄装置を使用した実施例2で製造されたガラス基板の方が、欠陥数が少なくなった。
一方、洗浄工程において、第1スクラブ洗浄工程および第2スクラブ洗浄工程の両方において同じスクラブブラシを用いて洗浄した比較例1〜2により作製されたガラス基板は、欠陥数が12以上であり、端面付近の欠陥が充分に除去されていないことが分かった。
本発明のガラス基板の製造方法によれば、主表面から端面にかけて充分に洗浄することができ、清浄度の高いガラス基板を得ることのできるガラス基板の製造方法を提供することができる。そのため、本発明は、たとえば、記録容量の大きなHDD用ガラス基板の製造方法等として有用である。
100、101、500 第1スクラブブラシ
110、111、510、710、711、910 本体部
120、121、520 突起
200、800、801 ロールスクラブ洗浄装置
300 ガラス基板
310 主表面
320 内周面
330 外周面
400 ノズル
410 洗浄液
600、960 カップスクラブ洗浄装置
700、701、900 第2スクラブブラシ
720、721、920 溝

Claims (8)

  1. 中心孔が形成されたガラス基板の洗浄工程を備えるHDD用ガラス基板の製造方法であって、
    前記洗浄工程は、
    表面に複数の突起が設けられた第1スクラブブラシを用いて、前記複数の突起を前記ガラス基板の主表面、内周端面および外周端面に接触させて洗浄する第1スクラブ洗浄工程と、
    前記第1スクラブ洗浄工程後に、前記内周端から前記外周端までの長さよりも長い溝が設けられた第2スクラブブラシを用いて、前記主表面、前記内周端面および前記外周端面を洗浄する第2スクラブ洗浄工程とを含む、
    HDD用ガラス基板の製造方法。
  2. 前記第1スクラブブラシは、前記突起が側面に形成された円柱状のロールスクラブブラシである、請求項1記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  3. 前記第2スクラブブラシは、円柱状のロールスクラブブラシであり、
    前記溝は、前記ロールスクラブブラシの側面に、該ロールスクラブブラシの回転軸と平行な方向に設けられている、請求項1または2記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  4. 前記第1スクラブブラシは、前記突起が平面に形成された円柱状のカップスクラブブラシである、請求項1または3記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  5. 前記第2スクラブブラシは、前記溝が平面に形成された円柱状のカップスクラブブラシである、請求項1、2または4記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  6. 前記突起の面積は、30〜500mmである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  7. 前記溝の幅は、5〜30mmである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
  8. 前記突起は、円柱状である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のHDD用ガラス基板の製造方法。
JP2013201586A 2013-09-27 2013-09-27 Hdd用ガラス基板の製造方法 Pending JP2015069662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013201586A JP2015069662A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 Hdd用ガラス基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013201586A JP2015069662A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 Hdd用ガラス基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015069662A true JP2015069662A (ja) 2015-04-13

Family

ID=52836173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013201586A Pending JP2015069662A (ja) 2013-09-27 2013-09-27 Hdd用ガラス基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015069662A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021010230A1 (ja) * 2019-07-16 2021-01-21 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造方法及びガラス板の洗浄装置
CN117463659A (zh) * 2023-12-28 2024-01-30 山西科达自控股份有限公司 一种矿用井下巡检机器人充电清洁舱

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021010230A1 (ja) * 2019-07-16 2021-01-21 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造方法及びガラス板の洗浄装置
JP7557717B2 (ja) 2019-07-16 2024-09-30 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造方法及びガラス板の洗浄装置
CN117463659A (zh) * 2023-12-28 2024-01-30 山西科达自控股份有限公司 一种矿用井下巡检机器人充电清洁舱
CN117463659B (zh) * 2023-12-28 2024-04-02 山西科达自控股份有限公司 一种矿用井下巡检机器人充电清洁舱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2009031401A1 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、情報記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体
JP5037975B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
JP2009193608A (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、情報記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体
JP2007118172A (ja) 研磨装置、研磨方法、磁気ディスク用ガラス基板および磁気ディスクの製造方法
JP2009173295A (ja) 記録媒体用ガラス基板の収納容器、記録媒体用ガラス基板収納体、記録媒体用ガラス基板の製造方法、記録媒体用ガラス基板及び記録媒体
WO2013046583A1 (ja) Hdd用ガラス基板、hdd用ガラス基板の製造方法及びhdd用情報記録媒体の製造方法
JP5853408B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法および磁気記録媒体用ガラス基板
US20100081013A1 (en) Magnetic disk substrate and magnetic disk
JP2007098485A (ja) 磁気記録媒体用のガラス基板および磁気ディスクの製造方法
JP2015069662A (ja) Hdd用ガラス基板の製造方法
JP2010227766A (ja) 洗浄用ブラシ
JP2009151881A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板、磁気ディスクおよび磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP5461936B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法
JP5897959B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
JP5886108B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法
JP6034580B2 (ja) Hdd用ガラス基板の製造方法
JP6328052B2 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、情報記録媒体の製造方法および研磨パッド
WO2012090755A1 (ja) 記録媒体用ガラス基板を製造する方法
JP5814064B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
JP6041290B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
WO2013099083A1 (ja) Hdd用ガラス基板の製造方法
JP2007102844A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の洗浄方法、ならびに磁気ディスク用ガラス基板および磁気ディスクの製造方法
JP2009187630A (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の梱包方法、情報記録媒体用ガラス基板梱包体、情報記録媒体用ガラス基板の製造方法及び磁気記録媒体の製造方法
JP5719030B2 (ja) 研磨パッドおよび該研磨パッドを用いたガラス基板の製造方法
WO2009093484A1 (ja) 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法、情報記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体