JP2015067014A - ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出力側回転部材30は、カム面23に当接可能な当接部36Bを有する。そして、ブレーキ装置3は、入力側回転部材(出力リング40)の回転操作によりブレーキカム20に回転トルクを与えるとカム面23が当接部36Bを押して出力側回転部材が回転する一方、出力側回転部材30に回転トルクを与えても、少なくとも一方の回転方向については、当接部36Bがカム面23を押してブレーキ面21が外輪の内周面に押し付けられることでブレーキカム20が回転しないように構成される。また、ブレーキ装置3は、出力側回転部材30に対し径方向外側から当接する解除片(ローラ75)をさらに備え、出力リング40は、他方の回転方向に回転させたときにローラ75に作用してローラ75を出力側回転部材30に押圧させるように構成される。
【選択図】図11
Description
出力側回転部材は、カム面に当接可能な当接部を有する。そして、ブレーキ装置は、入力側回転部材の回転操作によりブレーキカムに回転トルクを与えるとカム面が当接部を押して出力側回転部材が回転する一方、出力側回転部材に回転トルクを与えても、少なくとも一方の回転方向については、当接部がカム面を押してブレーキ面が外輪の内周面に押し付けられることでブレーキカムが回転しないように構成される。
また、ブレーキ装置は、出力側回転部材に対し径方向外側から当接する解除片をさらに備え、入力側回転部材は、他方の回転方向に回転させたときに解除片に作用して解除片を出力側回転部材に押圧させるように構成される。
まず、ブレーキ装置3の構成について説明する。
外輪10は、所定肉厚のリングからなり、円筒状の内周面11と、内周面11と同心な円筒状の外周面12と、内周面11と外周面12を繋ぐ一対の側面13,14とを有している。
図2に示すように、操作入力部材50は、レバーLVと係合してレバーLVと一体に揺動可能であるとともに、可動片としてのローラ72を介して出力リング40と係合することで、出力リング40にレバーLVからの回転トルクを伝達する部材である。このため、操作入力部材50は、カム板部51と、このカム板部51から入力側に延出した2つのレバー係合部52とを備えてなる。
支持孔64は、出力側回転部材30の支持軸部33と嵌合し、出力側回転部材30を軸支する部分である。
円弧孔65は、操作入力部材50のレバー係合部52に対応して設けられ、レバー係合部52よりも広い角度範囲で円弧状に形成されている。これにより、円弧孔65は、レバー係合部52を受け入れるとともに、レバー係合部52が円弧孔65の中において所定角度範囲で移動することが可能となっている。
まず、ラチェット装置2の動作について説明する。
図6に示す中立位置において、ローラ72は、出力リング40の内周面41Aと操作入力部材50のカム面55の間に位置するが、これらの間には僅かな隙間があり、これらに挟持されてはいない。ローラ72は、リターンスプリング73により規制部71Bに押し付けられている。レバーLVの操作により操作入力部材50を時計回り方向に少し回動させると、カム面55が時計回りに回動してローラ72に接し、内周面41Aとカム面55の間でローラ72が挟持される。これにより、操作入力部材50と出力リング40は一体に回転できるようになる。
そのため、図7に示すように、操作入力部材50を時計回りに回していけば、出力リング40と操作入力部材50とが一体になったまま、時計回りに回動する。すなわち、操作入力部材50を回動させた入力トルクが出力リング40に伝達される。
図9に示すように、入力側回転部材としての出力リング40から時計回りの回転トルク(入力トルク)が入力された場合、出力リング40の係合脚42の時計回り方向を向く端面42Aが回転力入力面25に当接し、回転力入力面25を押すことで、ブレーキカム20が時計回りに回転し始める。そして、各ブレーキカム20は、各カム面23が出力側回転部材30の当接部36Bに当接して、出力側回転部材30に時計回りの回転力を与える(矢印参照)。これにより、出力リング40を時計回りに回転させると、出力リング40、ブレーキカム20および出力側回転部材30が一体となって時計回りに回転する。
ブレーキ装置3において、出力リング40の傾斜面45Aがローラ75に作用して、ローラ75が出力側回転部材30に径方向外側から当接し、この当接力により当接部36Bとカム面23との間の押圧力が弱まるので、当接部36Bとカム面23の間の摩擦力を小さくすることができる。このため、出力リング40を回転させてブレーキ力を解除してブレーキカム20を回転させるときの初期荷重を小さくすることができる。
例えば、前記実施形態においては、係合脚42と回転力入力面25が係合する前に、ローラ75が出力側回転部材30の対向面34に押圧される設定とされていたが、係合脚42と回転力入力面25が係合するのと同時に、ローラ75が出力側回転部材30の対向面34に押圧される設定とすることもできる。
2 ラチェット装置
3 ブレーキ装置
10 外輪
11 内周面
12 外周面
20 ブレーキカム
21 ブレーキ面
23 カム面
25 回転力入力面
30 出力側回転部材
34 対向面
35 出力ギヤ
36A 当接部
36B 当接部
40 出力リング
42 係合脚
42A 端面
43 作用板
44 孔
45 収容凹部
45A 傾斜面
50 操作入力部材
60 カバー部材
75 ローラ
82 フリクションリング
85 取付板
100 ハウジング
S 車両用シート
S1 シートクッション
Claims (6)
- 円筒状の内周面を有する外輪と、
前記外輪の径方向内側に周方向に複数並んで配置され、前記内周面に対向して当該内周面と接触可能なブレーキ面と前記径方向内側を向き前記内周面の中心軸からの距離が徐々に変化するカム面とを有するブレーキカムと、
前記各ブレーキカムの前記径方向内側に配置された出力側回転部材と、
前記各ブレーキカムに対し周方向で係合可能な係合部を有する入力側回転部材とを備え、
前記出力側回転部材は、前記カム面に当接可能な当接部を有し、
前記入力側回転部材の回転操作により前記ブレーキカムに回転トルクを与えると前記カム面が前記当接部を押して前記出力側回転部材が回転する一方、前記出力側回転部材に回転トルクを与えても、少なくとも一方の回転方向については、前記当接部が前記カム面を押して前記ブレーキ面が前記外輪の前記内周面に押し付けられることで前記ブレーキカムが回転しないように構成され、
前記出力側回転部材に対し径方向外側から当接する解除片をさらに備え、
前記入力側回転部材は、他方の回転方向に回転させたときに前記解除片に作用して前記解除片を前記出力側回転部材に押圧させるように構成されたことを特徴とするブレーキ装置。 - 前記入力側回転部材は、前記解除片に当接して解除片を押圧する、前記周方向に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。
- 前記ブレーキカムは、周方向に3つ並んで設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置。
- 前記入力側回転部材を他方の回転方向に回転させたときに、前記係合部と前記ブレーキカムとが周方向で係合する前に、前記解除片が前記出力側回転部材に押圧されるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記入力側回転部材を他方の回転方向に回転させたときに、前記係合部と前記ブレーキカムとが周方向で係合する前に、前記当接部と前記カム面の当接が解除されるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載のブレーキ装置。
- 前記入力側回転部材を他方の回転方向に回転させたときに、前記当接部と前記カム面の当接が解除される前に、前記係合部と前記ブレーキカムとが周方向で係合するように設定されていることを特徴とする請求項4に記載のブレーキ装置。
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