JP2015066826A - 印刷装置及び印刷処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】被印字テープの消費量を抑制するラベル作成装置を提供する。【解決手段】ラベル作成装置は、第1印字オブジェクトR1を含む第1印字ラベルL1の作成指示を受け付け、作成指示を受け付けた第1印字ラベルL1の第1印字オブジェクトR1をEEPROMに記憶し、EEPROMに記憶された第1印字オブジェクトR1の一部を変更した第2印字オブジェクトR2を含む第2印字ラベルL2の作成指示を受け付け、EEPROMに記憶された第1印字オブジェクトR1と、作成指示を受け付けた第2印字ラベルL2の第2印字オブジェクトR2とを比較し、第2印字オブジェクトR2の第1印字オブジェクトR1と異なる部分を少なくとも部分印字オブジェクトR3として切り出し、切り出された部分印字オブジェクトR3を印字形成した、第2印字ラベルL2よりも長さ方向寸法が小さい、第1印字ラベルL1に重ね貼りするための、部分印字ラベルL3を作成する。【選択図】図9

Description

本発明は、所望の印字オブジェクトを被印字テープに印字形成した印字ラベルを作成する印刷装置及び印刷処理プログラムに関する。
従来、所望の印字オブジェクトを被印字テープに印字形成した印字ラベルを作成する印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術の印刷装置(テープ印字装置)は、操作者の操作手段(入力キー群)の操作に応じた所望の印字オブジェクト(キャラクタ)を被印字テープ(印字用テープ)に印字形成することにより、印字ラベルを作成可能である。
特開平6−15909号公報
ここで、上記のようにして作成された印字ラベルの印字オブジェクトの内容に誤りがあった場合や、以前に作成された印字ラベルの印字オブジェクトの内容に改変の必要性が生じた場合等、作成済みの印字ラベルの印字オブジェクトの内容の一部を変更したい場合がある。
このような場合、上記従来技術では、作成済みの印字ラベルの印字オブジェクトの内容の一部を変更し、内容を変更した後の印字オブジェクト全体を印字形成した印字ラベルを作り直す必要がある。この場合、内容を変更したい部分(例えば全体の僅かな部分)のために、変更のない部分(例えば全体の大部分)を含む印字オブジェクト全体を印字形成した(比較的長さ方向寸法が大きい)印字ラベルが作成されるので、被印字テープの消費量が多くなるという問題がある。
本発明の目的は、被印字テープの消費量を抑制できる印刷装置及び印刷処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、所望の操作を入力可能な操作手段と、被印字テープを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに対し、所望の印字オブジェクトの印字を行う印字手段と、を有し、前記印字オブジェクトを前記被印字テープに印字形成した印字ラベルを作成する印刷装置であって、所望の第1印字オブジェクトを含む第1印字ラベルの作成指示を受け付ける第1受付手段と、前記第1受付手段が作成指示を受け付けた前記第1印字ラベルに含まれる前記第1印字オブジェクトを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1印字オブジェクトの一部を変更した第2印字オブジェクトを含む第2印字ラベルの作成指示を受け付ける第2受付手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1印字オブジェクトと、前記第2受付手段が作成指示を受け付けた前記第2印字ラベルに含まれる前記第2印字オブジェクトと、を比較し、前記第2印字オブジェクトの前記第1印字オブジェクトと異なる部分を少なくとも部分印字オブジェクトとして切り出す切出手段と、前記切出手段により切り出された前記部分印字オブジェクトを印字形成した、前記第2印字ラベルよりも長さ方向寸法が小さい、前記第1印字ラベルに重ね貼りするための、部分印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する連携制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の印刷装置においては、搬送手段により搬送される被印字テープに対し、印字手段により印字オブジェクトの印字形成が行われ、印字形成後の被印字テープが適宜の切断手段によって切断される。これにより、印字オブジェクト(文字列、枠、地紋、文字装飾等)が備えられた印字ラベルが作成される。作成された印字ラベルは、例えば適宜の被着体に対し貼り付けて使用される。
ここで、作成された印字ラベルの印字オブジェクトの内容に誤りがあった場合や、以前に作成された印字ラベルの印字オブジェクトの内容(例えば西暦等)に改変の必要性が生じた場合等、作成済みの印字ラベルの印字オブジェクトの内容の一部を変更したい場合がある。
このような場合に、仮に印字ラベルを作り直すとした場合、内容を変更したい部分(例えば全体の僅かな部分)のために、変更のない部分(例えば全体の大部分)を含む印字オブジェクト全体を印字形成した(比較的長さ方向寸法が大きい)印字ラベルが作成されるので、被印字テープの消費量が多くなる。
本願発明では、操作者が操作手段を介して所望の印字オブジェクト(第1印字オブジェクト)を含む印字ラベル(第1印字ラベル)の作成指示を行うと、その作成指示が第1受付手段によって受け付けられる。これにより、第1印字オブジェクトが備えられた第1印字ラベルが作成される。また、上記作成指示が受け付けられた第1印字ラベルの第1印字オブジェクトは、記憶手段に記憶される。
そして、作成済みの第1印字ラベルの第1印字オブジェクトの一部を変更したい場合、操作者は、操作手段を介して、上記記憶手段に記憶された第1印字オブジェクトを読み出し、読み出した第1印字オブジェクトの一部を変更した印字オブジェクト(第2印字オブジェクト)を含む印字ラベル(第2印字ラベル)の作成指示を行う。すると、その作成指示が第2受付手段によって受け付けられ、切出手段によって、上記記憶手段に記憶された第1印字オブジェクトと、上記作成指示が受け付けられた第2印字ラベルの第2印字オブジェクトとが比較され、第2印字オブジェクトの第1印字オブジェクトと異なる部分が少なくとも部分印字オブジェクトとして切り出される。
その後、連携制御手段が搬送手段及び印字手段を連携して制御することにより、上記切出手段によって切り出された部分印字オブジェクトを印字形成した印字ラベル(部分印字ラベル)を作成することができる。作成された部分印字ラベルは、第2印字ラベルよりも長さ方向寸法が小さく、第1印字ラベルに重ね貼りして使用される。
以上のように、本願発明では、第2印字オブジェクトのうち、第1印字オブジェクトから内容が変更された部分を少なくとも部分印字オブジェクトとして印字形成した、第2印字ラベルよりも長さ方向寸法が小さい部分印字ラベルが作成される。この結果、印字ラベルを作り直す場合に比べ、被印字テープの消費量を抑制することができ、コスト低減を図ることができる。また、上記部分印字オブジェクトが自動的に切り出されるので、操作者が操作手段を介して切り出し範囲を指定する場合に比べ、操作者の操作労力を低減することができる。
本発明によれば、被印字テープの消費量を抑制することができる。
本発明の一実施の形態のラベル作成装置の前方側の外観を表す斜視図である。 ラベル作成装置の後方側の外観を表す斜視図である。 カバーの内側の構造を表す斜視図である。 電池が収納されていない状態の装置本体の後方側の内部構造を表す斜視図である。 電池が収納されていない状態の装置本体の後方側の内部構造を表す平面図である。 ラベル作成装置の制御系を表すブロック図である。 第1印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 第2印字ラベルの作成手法をする説明するための説明図である。 ラベル作成装置1のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 ステップS200のラベル作成処理の詳細手順を表すルーチンである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、ラベル作成装置について「上」「下」「前」「後」「幅」というときは、図1等の図面中に適宜示す矢印方向に各々対応し、ラベル作成装置について「厚さ」というときは、前後方向の厚さを指すものとする。
<ラベル作成装置の全体構造>
図1及び図2に示すように、ラベル作成装置1(印刷装置に相当)は、操作者の手によって把持されるハンドヘルド型の電子機器である。このラベル作成装置1は、装置本体2と、装置本体2の後部面に着脱自在に取り付けられるカバー3とを備える。
装置本体2は、薄厚で上下方向に長い扁平な略直方体形状を有する。この装置本体2の前面には、上部に、後述のラベルイメージ等を表示する液晶表示部4(表示手段に相当)が設けられ、液晶表示部4の下側に、所望の操作を入力可能なキーボード部5(操作手段に相当)が設けられている。キーボード部5には、文字や記号、数字等の文字キー及び種々の機能キーを含むキー群が配置されている。また、装置本体2の幅方向一方側(図1中左側、図2中右側)の側壁部2aの上部には、後述の印刷済みラベル用テープを切断するためのカット操作レバー6が設けられている。
<カバーの構造>
図3に示すように、カバー3は、底部45と、底部45の幅方向一方側(図3中左上側)に立設された側面部46a及び幅方向他方側(図3中右下側)に立設された側面部46bとを備え、上下方向からの側面視が略コの字状となるように形成されている。底部45の上端部には、略中央部から装置本体2の厚さ方向に立設された突出片47が形成されている。側面部46aは、立設方向(前後方向と同じ)の高さが上端部から下端部に向けて3段に分けて漸減する段部形状に形成されている。同様に、側面部46bは、立設方向の高さが上端部から下端部に向けて2段に分けて漸減する段部形状に形成されている。
底部45の下端には、カバー3を装置本体2の後面部に取り付ける際に、装置本体2の下部2c(図1、図2、後述の図4参照)の幅方向の2か所に設けられた係合孔2c1(後述の図4参照)に挿入する差し込み片48が幅方向2か所に設けられている。
また、底部45の下部には、装置本体2の幅方向と上下方向とに組んだ四角枠状の第1リブ49と、第1リブ49の下側に近接して配置され、幅方向3箇所に円弧状の切り欠き50aを有する第2リブ50とが立設されている。第1リブ49の立設方向上端の高さと第2リブ50の切り欠き50aの円弧中央部の立設方向の高さとが略同一となるように、各リブ49,50の高さが各々設定されている。
第1リブ49は、電池収納部30(後述の図4、図5等を参照)に充電池(図示省略)を収納して、装置本体2の後面部にカバー3を取り付けた際に、充電池の表面に当接して押える。
カバー3を装置本体2の後面部に取り付けるには、カバー3の下端の2つの差し込み片48を装置本体2の下部2cの2か所の係合孔2c1に挿入し、カバー3の上端の突出片47を装置本体2の上端の係止用開口部9(後述の図4参照)に挿入して係止する。これにより、装置本体2の後面部にカバー3が取り付けられ、カバー3が装置本体2のラベル作成部10(後述の図4、図5参照)及び電池収納部30を覆う。
<ラベル作成装置のラベル作成機構>
図4及び図5に示すように、装置本体2は、ラベル作成部10と、電池収納部30とを備える。ラベル作成部10と電池収納部30とは、図示しない制御基板や後述のプラテンローラ24を駆動するためのモータ63a(後述の図6参照)等が収容された収容部8により区画されている。また、装置本体2の幅方向一方側の側壁部2a及び幅方向他方側の側壁部2b(図1も参照)には、カバー3の開放側の端部に対応した形状を有する段部7が設けられている。また、装置本体2の上端には、係止用開口部9が設けられている。
ラベル作成部10は、装置本体2の略上半分の大半を占めるように設けられた、カートリッジ11を着脱自在に装着するための凹状のカートリッジホルダ12と、カートリッジホルダ12の幅方向他方側(図4及び図5中左側)を含む領域に設けられた印刷・搬送機構13とを備える。
図5に示すように、カートリッジ11は、内部に、基材テープロール14、カバーフィルムロール15、インクリボンロール16、インクリボン巻き取りローラ17、及び搬送ローラ18を備える。
図4及び図5に示すように、印刷・搬送機構13は、基材テープロール14の支持軸19と、カバーフィルムロール15の支持軸20と、インクリボンロール16の支持軸21と、インクリボンの巻き取り軸22と、サーマルヘッド23(印字手段に相当)と、プラテンローラ24(搬送手段に相当)と、搬送ローラ18の駆動軸25と、押圧ローラ26とを備える。プラテンローラ24及び押圧ローラ26は、ロールホルダ27に取り付けられ、当該ロールホルダ27の揺動によって、それぞれサーマルヘッド23及び搬送ローラ18に接触する印刷・搬送位置(図5等に示す位置)と、それぞれサーマルヘッド23及び搬送ローラ18から離間する待機位置(図示せず)とに切り替え可能である。
後述の印字ラベルの作成時には、プラテンローラ24及び押圧ローラ26が印刷・搬送位置に切り替えられる。印刷・搬送位置に切り替えられたプラテンローラ24は、装置本体2側のモータ63a(後述の図6参照)による駆動で回転すると共に、カバーフィルムロール15から繰り出されたカバーフィルム(被印字テープに相当。図示せず)とインクリボンロール16から繰り出されたインクリボン(図示せず)とを搬送しつつサーマルヘッド23に押圧する。これにより、サーマルヘッド23が、プラテンローラ24によって搬送されるカバーフィルムに対し、後述の印字データに従った所望の印字オブジェクト(文字、枠(囲み線)、地紋、文字飾り等)の印字を行うと共に、プラテンローラ24が、印字の終了したカバーフィルムとインクリボンとを、搬送ローラ18に向けて搬送する。印字が終了したインクリボンは、その後、カバーフィルムから分離されてインクリボン巻き取りローラ17に巻き取られる。
一方、印刷・搬送位置に切り替えられた押圧ローラ26は、プラテンローラ24によって搬送された、印字が終了したカバーフィルムと、基材テープロール14から繰り出された基材テープ(図示せず)とを、装置本体2側のモータ63a(後述の図6参照)に連繋された駆動軸25による駆動で回転する搬送ローラ18に押圧する。これにより、印字が終了したカバーフィルムと基材テープとを貼り合せて印字済みラベル用テープを形成しつつ、搬送ローラ18が印字済みラベル用テープを装置本体2の上端に設けられたラベル排出口29に向けて搬送する。そして、印字済みラベル用テープがラベル排出口29から排出された所定の時点で操作者がカット操作レバー6を手動操作することにより、ラベル排出口29の近傍に配設されたカッタ28が作動し、印字済みラベル用テープが切断され、上記印字オブジェクトをカバーフィルムに印字形成した印字ラベルが形成される。
電池収納部30は、装置本体2の幅方向に長い平面視略長方形状の凹部として形成されており、複数個(この例では6個)の円筒形状の乾電池(図示省略)又は1個の直方体形状の充電池(例えばリチウムイオンバッテリーパック、図示省略)を択一的に収納可能となっている。
<ラベル作成装置の制御系>
次に、図6を参照しつつ、ラベル作成装置1の制御系を説明する。
図6に示すように、ラベル作成装置1の制御基板(図示せず)上には、制御回路70が配置されている。制御回路70には、CPU74が設けられ、CPU74には、ROM76、RAM78、EEPROM77(記憶手段に相当)、及び入出力インターフェース71がデータバスを介して接続されている。なお、EEPROM77に代えて、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。
ROM76には、ラベル作成装置1の制御上必要な各種プログラム(例えば、後述の図14及び図15のフローに示す各手順を実行するプログラム等)が格納されている。CPU74は、このROM76に記憶された各種プログラムに基づき、各種演算を行う。
RAM78は、CPU74による各種演算結果を一時的に記憶する。このRAM78には、後述のラベルイメージが展開されるバッファ領域78Aが設けられている。
EEPROM77は、後述のラベルイメージ等の各種情報を記憶する。
入出力インターフェース71には、サーマルヘッド駆動回路61、モータ駆動回路63、上記キーボード部5、上記液晶表示部4等が接続されている。
サーマルヘッド駆動回路61は、上記サーマルヘッド23を駆動する。
モータ駆動回路63は、モータ63aを駆動する。また、モータ63aの駆動により、ギア(図示省略)を介して上記インクリボン巻き取りローラ17が回転する。また、ギアの回転は、プラテンローラ用ギア及び押圧ローラ用ギア(図示省略)へ伝達され、当該プラテンローラ用ギア及び押圧ローラ用ギアが回転することで、上記プラテンローラ24及び押圧ローラ26が回転する。
このような制御回路70を核とする制御系において、操作者がキーボード部5を介し印字ラベルの作成指示を入力すると、モータ駆動回路63及びモータ63aを介しプラテンローラ24及び押圧ローラ26等が駆動され、カバーフィルム等の搬送が行われる。また、これと同期して、サーマルヘッド駆動回路61を介しサーマルヘッド23の複数の発熱素子が選択的に発熱駆動され、上記搬送されるカバーフィルムに対し、印字オブジェクトの印字が行われる。これにより、最終的に、印字オブジェクトがカバーフィルムに印字形成された印字ラベルが作成される。作成された印字ラベルは、例えば適宜の被着体に対し貼り付けて使用される。
本実施形態では、CPU74が選択的に実行可能な2つのモード、つまり「通常モード」「変更モード」が設けられている。
<通常モード>
まず、図7を参照しつつ、上記通常モードについて説明する。
図7において、通常モードは、所望の印字オブジェクトR1(第1印字オブジェクトに相当。以下適宜「第1印字オブジェクトR1」という)を含む印字ラベルL1(第1印字ラベルに相当。以下適宜「第1印字ラベルL1」という)の作成を行うためのモードである。
すなわち、通常モードが実行されると、液晶表示部4に、第1印字ラベルL1に対応するラベルイメージM1(例えばビットマップデータ等により構成される)を作成するための作成画面4Aが表示される。この作成画面4Aが表示された状態で、操作者がキーボード部5を介し第1印字オブジェクトR1(文字、枠(囲み線)、地紋、文字飾り等)を入力する操作(以下適宜「入力操作」という)を行うと、その入力操作に応じた第1印字オブジェクトR1を割り当てたラベルイメージM1が生成され、作成画面4A内に、そのラベルイメージM1が表示される。
図7(a)には、第1印字オブジェクトR1として文字列「A001」が割り当てられたラベルイメージM1が、作成画面4A内に表示された状態を示している。
そして、操作者がキーボード部5を介し、作成画面4A内に表示されたラベルイメージM1に対応する第1印字ラベルL1の作成指示を入力すると、その作成指示に係るラベルイメージM1が、上記EEPROM77に記憶される。また、上記作成指示に係るラベルイメージM1に割り当たられた第1印字オブジェクトR1が、上記バッファ領域78Aに展開される。
図7(b)には、上記図7(a)に示す例に沿い、ラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1としての文字列「A001」が、バッファ領域78Aに展開された状態を示している。なお、図7(b)中では、多数の格子により印字領域Tを表しており、黒い格子は、印字形成される1ドットを表し、白い格子は、印字形成されない1ドットを表している。
その後、バッファ領域78Aに展開された第1印字オブジェクトR1に対応する印字データが生成され、その印字データに従った第1印字ラベルL1の作成処理が実行され、上記第1印字オブジェクトR1を含む第1印字ラベルL1が作成される。
図7(c)には、上記図7(b)に示す例に沿い、第1印字オブジェクトR1として文字列「A001」を含む第1印字ラベルL1が作成された状態を示している。
<変更モード>
次に、図8〜図13を参照しつつ、上記変更モードについて説明する。
ここで、上記のように作成された第1印字ラベルL1の第1印字オブジェクトR1の内容に誤りがあった場合や、以前に作成された第1印字ラベルL1の第1印字オブジェクトR1の内容に改変の必要性が生じた場合等、作成済みの第1印字ラベルL1の第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更したい場合がある。このような場合に、仮に第1印字ラベルL1を作り直すとした場合、内容を変更したい部分(例えば全体の僅かな部分)のために、変更のない部分(例えば全体の大部分)を含む第1印字オブジェクトR1全体を印字形成した(比較的長さ方向寸法が大きい)第1印字ラベルL1が作成されるので、カバーフィルムの消費量が多くなる。そこで本実施形態では、上記変更モードが設けられている。
図8〜図13において、変更モードは、EEPROM77に記憶されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更した印字オブジェクトR2(第2印字オブジェクトに相当。以下適宜「第2印字オブジェクトR2」という)を含む印字ラベルL2(第2印字ラベルに相当。以下適宜「第2印字ラベルL2」という)の作成を行うためのモードである。
すなわち、変更モードが実行されると、液晶表示部4に、第2印字ラベルL2に対応するラベルイメージM2(例えばビットマップデータ等により構成される)を作成するための変更画面4Bが表示される。この変更画面4Bが表示された状態で、操作者がキーボード部5を介し、EEPROM77に記憶されたラベルイメージM1のうち、第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更したいラベルイメージM1を読み出し、そのラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更する操作(以下適宜「変更操作」という)を行うと、その変更操作に応じた第2印字オブジェクトR2を割り当てたラベルイメージM2が生成され、変更画面4B内に、そのラベルイメージM2が表示される。
そして、操作者がキーボード部5を介し、変更画面4B内に表示されたラベルイメージM2に対応する第2印字ラベルL2の作成指示を入力すると、上記読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1がバッファ領域78Aに展開されると共に、上記作成指示に係るラベルイメージM2に割り当てられた第2印字オブジェクトR2がバッファ領域78Aに展開される。
そして、それら展開された第1印字オブジェクトR1と第2印字オブジェクトR2とが比較され、第2印字オブジェクトR2の、第1印字オブジェクトR1と異なる部分及びその周辺部分が部分印字オブジェクトR3として切り出される。この例では、上記展開された、第1印字オブジェクトR1の印字領域Tでのドットパターンと、第2印字オブジェクトR2の印字領域Tでのドットパターンとが、1ラインずつ比較され、第2印字オブジェクトR2の、第1印字オブジェクトR1と印字領域Tのドットパターンが異なる最初のラインから最後のラインまでの間のライン群、及び、当該ライン群のテープ長さ方向両側の所定数のライン群を含む部分P1(第1印字オブジェクトと異なる部分及び当該部分の周辺部分に相当)が印字オブジェクトR3(部分印字オブジェクトに相当。以下適宜「部分印字オブジェクトR3」という)として切り出される。
その後、その切り出された部分印字オブジェクトR3に対応する印字データが生成され、その印字データに従った印字ラベルL3(部分印字ラベルに相当。以下適宜「部分印字ラベルL3」という)の作成処理が実行され、上記部分印字オブジェクトR3が備えられた部分印字ラベルL3が作成される。その部分印字ラベルL3は、上記作成指示に係る第2印字ラベルL2よりも長さ方向寸法が小さく、第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更したい第1印字ラベルL1に重ね貼りして使用される。
<具体例1>
例えば、図8(a)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「管理期限2012」を含む第1印字ラベルL1があり、操作者が、この文字列「管理期限2012」を、末尾の「2」を「3」に変更して文字列「管理期限2013」としたい場合を考える。
この場合、上記変更画面4Bが表示された状態で、操作者がキーボード部5を介し、EEPROM77から、文字列「管理期限2012」を含むラベルイメージM1を読み出し、そのラベルイメージM1に割り当てられた文字列「管理期限2012」の末尾「2」を「3」に変更する変更操作を行うと、図8(b)に示すように、その変更操作に応じた第2印字オブジェクトR2として文字列「管理期限2013」を割り当てたラベルイメージM2が生成され、変更画面4B内に、そのラベルイメージM2が表示される。
そして、操作者がキーボード部5を介し、第2印字ラベルL2の作成指示を入力すると、図8(c)に示すように、上記読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1としての文字列「管理期限2012」がバッファ領域78Aに展開されると共に、上記作成指示に係るラベルイメージM2に割り当てられた第2印字オブジェクトR2としての文字列「管理期限2013」がバッファ領域78Aに展開される。そして、それら展開された、文字列「管理期限2012」の印字領域Tでのドットパターンと、文字列「管理期限2013」の印字領域Tでのドットパターンとが、1ラインずつ比較され、文字列「管理期限2013」の、文字列「管理期限2012」と印字領域Tのドットパターンが異なる最初のラインから最後のラインまでの間のライン群(文字「3」を含む)、及び、当該ライン群のテープ長さ方向両側の所定数のライン群(余白を含む)を含む部分P1が部分印字オブジェクトR3として切り出される。
その後、その切り出された文字「3」を含む部分印字オブジェクトR3に対応する印字データが生成され、最終的に、図9(a)に示すように、文字「3」を含む部分印字オブジェクトR3が備えられた部分印字ラベルL3が作成される。その部分印字ラベルL3は、図9(b)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「管理期限2012」を含む第1印字ラベルL1に対し、変更部分を覆い隠すように重ね貼りされることによって、第2印字オブジェクトR2として文字列「管理期限2013」を含む第2印字ラベルL2とされる。
<具体例2>
また例えば、図10(a)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「担当者:河合」を含む第1印字ラベルL1があり、操作者が、この文字列「担当者:河合」を、「河合」を「林」に変更して文字列「担当者:林」としたい場合を考える。
この場合、上記変更画面4Bが表示された状態で、操作者がキーボード部5を介し、EEPROM77から、文字列「担当者:河合」を含むラベルイメージM1を読み出し、そのラベルイメージM1に割り当てられた文字列「担当者:河合」の「河合」を「林」に変更する変更操作を行うと、図10(b)に示すように、その変更操作に応じた第2印字オブジェクトR2として文字列「担当者:林」を割り当てたラベルイメージM2が生成され、変更画面4B内に、そのラベルイメージM2が表示される。
そして、操作者がキーボード部5を介し、第2印字ラベルL2の作成指示を入力すると、図10(c)に示すように、上記読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1としての文字列「担当者:河合」がバッファ領域78Aに展開されると共に、上記作成指示に係るラベルイメージM2に割り当てられた第2印字オブジェクトR2としての文字列「担当者:林」がバッファ領域78Aに展開される。そして、それら展開された、文字列「担当者:河合」の印字領域Tでのドットパターンと、文字列「担当者:林」の印字領域Tでのドットパターンとが、1ラインずつ比較され、文字列「担当者:林」の、文字列「担当者:河合」と印字領域Tのドットパターンが異なる最初のラインから最後のラインまでの間のライン群(文字「林」と、「河合」から「林」への変更(文字列の短縮)による文字列の隠蔽用の余白とを含む)、及び、当該ライン群のテープ長さ方向両側の所定数のライン群(余白を含む)を含む部分P1が部分印字オブジェクトR3として切り出される。
その後、その切り出された文字「林」及び余白を含む部分印字オブジェクトR3に対応する印字データが生成され、最終的に、図11(a)に示すように、文字「林」及び余白を含む部分印字オブジェクトR3が備えられた部分印字ラベルL3が作成される。その部分印字ラベルL3は、図11(b)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「担当者:河合」を含む第1印字ラベルL1に対し、変更部分を覆い隠すように重ね貼りされることによって、第2印字オブジェクトR2として文字列「担当者:林」を含む第2印字ラベルL2とされる。
<具体例3>
また例えば、図12(a)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「担当者:河合」及びその文字列を囲う枠を含む第1印字ラベルL1があり、操作者が、このうちの文字列「担当者:河合」を、「河合」を「林」に変更すると共に「河合」から「林」への変更(文字列の短縮)による余白を詰めて文字列「担当者:林」としたい場合を考える。
この場合、上記変更画面4Bが表示された状態で、操作者がキーボード部5を介し、EEPROM77から、文字列「担当者:河合」及び枠を含むラベルイメージM1を読み出し、そのラベルイメージM1に割り当てられた文字列「担当者:河合」の「河合」を「林」に変更すると共に「河合」から「林」への変更によって生じる余白を詰める変更操作を行うと、図12(b)に示すように、その変更操作に応じた第2印字オブジェクトR2として文字列「担当者:林」及びその文字列を囲う枠を割り当てたラベルイメージM2が生成され、変更画面4B内に、そのラベルイメージM2が表示される。
そして、操作者がキーボード部5を介し、第2印字ラベルL2の作成指示を入力すると、図12(c)に示すように、上記読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1としての文字列「担当者:河合」及び枠がバッファ領域78Aに展開されると共に、上記作成指示に係るラベルイメージM2に割り当てられた第2印字オブジェクトR2としての文字列「担当者:林」及び枠がバッファ領域78Aに展開される。そして、それら展開された、文字列「担当者:河合」及び枠の印字領域Tでのドットパターンと、文字列「担当者:林」及び枠の印字領域Tでのドットパターンとが、1ラインずつ比較され、文字列「担当者:林」及び枠の、文字列「担当者:河合」及び枠と印字領域Tのドットパターンが異なる最初のラインから最後のラインまでの間のライン群(文字「林」と、「河合」から「林」への変更による余白を詰めることでテープ長さ方向位置が一方側(図12(c)中左側)に移動した他方側(図12(c)中右側)の枠部分と、文字「林」及び当該テープ長さ方向他方側の枠部分との間に配置されたテープ幅方向両側の枠部分とを含む)、及び、当該ライン群のテープ長さ方向両側の所定数のライン群(テープ幅方向両側の枠部分と、余白とを含む)を含む部分P1が部分印字オブジェクトR3として切り出される。
その後、その切り出された文字「林」、上記テープ長さ方向他方側の枠部分、及び上記テープ幅方向両側の枠部分を含む部分印字オブジェクトR3に対応する印字データが生成され、最終的に、図13(a)に示すように、文字「林」、上記テープ長さ方向他方側の枠部分、及び上記テープ幅方向両側の枠部分を含む部分印字オブジェクトR3が備えられた部分印字ラベルL3が作成される。その部分印字ラベルL3は、図13(b)に示すように、第1印字オブジェクトR1として文字列「担当者:河合」及び枠を含む第1印字ラベルL1に対し、変更部分を覆い隠すように重ね貼りされることによって、第2印字オブジェクトR2として文字列「担当者:林」及び枠を含む第2印字ラベルL2とされる。
<制御手順>
次に、図14を参照しつつ、上記手法を実現するために、ラベル作成装置1のCPU74が実行する制御手順を説明する。
図14において、このフローに示す処理は、例えばラベル作成装置1の電源がオンされることにより開始される。
まず、ステップS20で、CPU74は、操作者のキーボード部5を介したモード選択操作を受け付ける。
その後、ステップS30で、CPU74は、上記ステップS20で受け付けたモード選択操作によって選択されたモードが通常モードであるか否かを判定する。選択されたモードが通常モードである場合には、ステップS30の判定が満たされて(S30:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記作成画面4Aを表示させる。
そして、ステップS50に移り、CPU74は、操作者のキーボード部5を介した第1印字オブジェクトR1の入力操作を受け付ける。
その後、ステップS60で、CPU74は、上記ステップS50で受け付けた入力操作に応じた第1印字オブジェクトR1を割り当てたラベルイメージM1を生成する。
そして、ステップS70に移り、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記ステップS60で生成されたラベルイメージM1を上記作成画面4A内に表示させる。
その後、ステップS80で、CPU74は、操作者のキーボード部5の操作によって、上記作成画面4Aに表示されたラベルイメージM1に対応する第1印字ラベルL1の作成指示が入力されたか否かを判定する。第1印字ラベルL1の作成指示が入力されていない場合には、ステップS80の判定は満たされず(S80:NO)、上記ステップS50に戻り同様の手順を繰り返す。一方、第1印字ラベルL1の作成指示が入力された場合には、ステップS80の判定が満たされて(S80:YES)、ステップS90に移る。なお、このステップS80を実行するCPU74が、第1受付手段として機能する。
ステップS90では、CPU74は、上記ステップS80で入力された作成指示に係るラベルイメージM1を、EEPROM77に記憶させる。
そして、ステップS100に移り、CPU74は、上記ステップS80で入力された作成指示に係るラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1をバッファ領域78Aに展開し、その展開した第1印字オブジェクトR1に対応する印字データを生成する。
その後、ステップS200で、CPU74は、プラテンローラ24及びサーマルヘッド23等を連携して制御することにより、所定のラベル作成処理(詳細手順は後述の図15参照)を実行し、上記ステップS80で入力された作成指示に係るラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1を印字形成した第1印字ラベルL1を作成する。これにより、このフローに示す処理が終了される。
一方、上記ステップS30において、選択されたモードが変更モードである場合には、ステップS30の判定は満たされず(S30:NO)、ステップS110に移る。
ステップS110では、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記変更画面4Bを表示させる。
その後、ステップS120で、CPU74は、操作者のキーボード部5の操作によって、EEPROM77から、第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更したいラベルイメージM1を読み出す。
そして、ステップS125に移り、CPU74は、操作者のキーボード部5を介した、上記ステップS120で読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1の内容の一部を変更する変更操作を受け付ける。
その後、ステップS130で、CPU74は、上記ステップS125で受け付けた変更操作に応じた第2印字オブジェクトR2を割り当てたラベルイメージM2を生成する。
そして、ステップS140に移り、CPU74は、液晶表示部4に制御信号を出力し、上記ステップS130で生成されたラベルイメージM2を上記変更画面4B内に表示させる。
その後、ステップS150で、CPU74は、操作者のキーボード部5の操作によって、上記変更画面4Bに表示されたラベルイメージM2に対応する第2印字ラベルL2の作成指示が入力されたか否かを判定する。第2印字ラベルL2の作成指示が入力されていない場合には、ステップS150の判定は満たされず(S150:NO)、上記ステップS125に戻り同様の手順を繰り返す。一方、第2印字ラベルL2の作成指示が入力された場合には、ステップS150の判定が満たされて(S150:YES)、ステップS160に移る。なお、このステップS150を実行するCPU74が、第2受付手段として機能する。
ステップS160では、CPU74は、上記ステップS120で読み出されたラベルイメージM1に割り当てられた第1印字オブジェクトR1をバッファ領域78Aに展開すると共に、上記ステップS150で入力された作成指示に係るラベルイメージM2に割り当てられた第2印字オブジェクトR2をバッファ領域78Aに展開する。そして、CPU74は、それら展開した、第1印字オブジェクトR1の印字領域Tでのドットパターンと、第2印字オブジェクトR2の印字領域Tでのドットパターンとを、1ラインずつ比較し、第2印字オブジェクトR2の上記部分P1を部分印字オブジェクトR3として切り出す。なお、このステップS160を実行するCPU74が、切出手段として機能する。
そして、ステップS170に移り、CPU74は、上記ステップS160で切り出された部分印字オブジェクトR3に対応する印字データを生成する。
その後、ステップS200で、CPU74は、プラテンローラ24及びサーマルヘッド23等を連携して制御することにより、上記ラベル作成処理を実行し、上記ステップS160で切り出された部分印字オブジェクトR3を印字形成した部分印字ラベルL3を作成する。なお、このステップS200を実行するCPU74が、連携制御手段として機能する。これにより、このフローに示す処理が終了される。
<ラベル作成処理>
次に、図15を参照しつつ、上記ステップS200のラベル作成処理の詳細手順を説明する。
図15において、まず、ステップS210で、CPU74は、モータ駆動回路63に対し制御信号を出力し、モータ63aの駆動を開始する。これにより、ギアが回転駆動し、プラテンローラ24及び押圧ローラ26等の回転が開始され、カバーフィルム、基材テープ、及び印字済みラベル用テープ(以下適宜、単に「カバーフィルム等」という)の搬送が開始される。
その後、ステップS220で、CPU74は、カバーフィルム等の搬送方向位置が所定の印字開始位置に達したか否かを公知の手法で判定する。印字開始位置に達するまでは、ステップS220の判定は満たされず(S220:NO)、上記ステップS210に戻り同様の手順を繰り返す。印字開始位置に達したら、ステップS220の判定が満たされて(S220:YES)、ステップS230に移る。
ステップS230では、CPU74は、サーマルヘッド駆動回路61に対し、上記ステップS100又はステップS170で生成された印字データを出力する。これにより、当該印字データに対応してサーマルヘッド23が駆動され、カバーフィルムに対し、当該印字データに対応した印字オブジェクト(第1印字オブジェクトR1又は部分印字オブジェクトR3)の形成が開始される。
そして、ステップS235に移り、CPU74は、カバーフィルム等の搬送方向位置が所定の印字終了位置に達したか否かを公知の手法で判定する。印字終了位置に達するまでは、ステップS235の判定は満たされず(S235:NO)、ループ待機する。印字終了位置に達したら、ステップS235の判定が満たされて(S235:YES)、ステップS240に移る。
ステップS240では、CPU74は、サーマルヘッド駆動回路61に対し制御信号を出力し、サーマルヘッド23の駆動を停止して、上記印字を終了させる。
その後、ステップS245で、CPU74は、上記印字済みラベル用テープの搬送方向位置がテープ切断位置に達したか否かを公知の手法で判定する。テープ切断位置に達するまでは、ステップS245の判定は満たされず(S245:NO)、ループ待機する。テープ切断位置に到達したら、ステップS245の判定が満たされて(S245:YES)、ステップS250に移る。
ステップS250では、CPU74は、モータ駆動回路63に対し制御信号を出力し、モータ63aの駆動を停止する。これにより、プラテンローラ24及び押圧ローラ26等の回転が停止し、カバーフィルム等の搬送が停止する。
そして、ステップS255に移り、CPU74は、カット操作レバー6が操作されることでカッタ28が駆動され上記印字済みラベル用テープが切断されたか否を判定する。印字済みラベル用テープが切断されるまでは、ステップS255の判定は満たされず(S255:NO)、ループ待機する。印字済みラベル用テープが切断されたら、ステップS255の判定が満たされて(S255:YES)、ステップS260に移る。なお、印字済みラベル用テープが切断されることで、印字ラベル(第1印字ラベルR1又は部分印字ラベルR3)が生成されることとなる。これにより、このルーチンに示す処理が終了される。
<本実施形態による効果>
以上説明したように、本実施形態では、第2印字オブジェクトR2のうち、第1印字オブジェクトR1から内容が変更された部分を少なくとも部分印字オブジェクトR3として印字形成した、第2印字ラベルL2よりも長さ方向寸法が小さい部分印字ラベルL3が作成される。この結果、印字ラベルを作り直す場合に比べ、カバーフィルムの消費量を抑制することができ、コスト低減を図ることができる。また、上記部分印字オブジェクトR3が自動的に切り出されるので、操作者がキーボード部5を介して切り出し範囲を指定する場合に比べ、操作者の操作労力を低減することができる。
また、本実施形態では特に、第2印字オブジェクトR2の第1印字オブジェクトR1と異なる部分及び当該部分の周辺部分(上記の例では部分P1)を部分印字オブジェクトR3として切り出す。これにより、第1印字ラベルL1の第1印字オブジェクトR1が文字列及びその周囲の枠を含み、文字列を変更する変更が行われた場合に、変更された文字列部分及びその周囲の枠部分を自動的に切り出すことができ、変更された文字列及びその周囲に配置される枠部分を印字形成した部分印字ラベルL3を作成することができる。
また、本実施形態では特に、液晶表示部4に表示された第2印字オブジェクトR2に含まれ、上述のように切り出された部分印字オブジェクトR3を印字形成した部分印字ラベルL3を作成する。これにより、操作者は、内容の一部を変更した意図する第2印字オブジェクトR2を視覚的に確認することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態では、ラベル作成装置1のCPU74が上記図14のフローに示す各手順を実行する場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、被印字テープを搬送する搬送手段、及び、搬送手段により搬送される被印字テープに対し所望の印字オブジェクトの印字を行う印字手段等を有する印刷装置を操作可能に接続された、ディスプレイ等の表示手段、マウスやキーボード等の操作手段、メモリ等の記憶手段、及びCPU(演算手段に相当)等を有するパソコン等の操作端末によって、上記印刷装置を操作し、上記第1印字ラベルL1や部分印字ラベルL3を作成させる構成を本発明に適用してもよい。
この場合、上記操作端末のCPUに対し上記図14のフローに示すステップS200を除く各手順と同様の手順を実行させるための印刷処理プログラムが上記操作端末の記憶手段に記憶され、上記操作端末のCPUがこの印刷処理プログラムに従って上記図14のフローに示すステップS200を除く各手順と同様の手順を実行する(但し、ステップS100,170と同様の手順では、生成した印字データ(制御信号に相当)を印刷装置に対し送信する)ことによって、上記印刷装置が上記図14のフローに示すステップS200と同様の手順を実行し、上記第1印字ラベルL1や部分印字ラベルL3を作成することができる。なお、この場合における、上記操作端末のCPUが実行するステップS80と同様の手順が第1受付手順に相当し、上記操作端末のCPUが実行するステップS90と同様の手順が記憶手順に相当し、上記操作端末のCPUが実行するステップS150と同様の手順が第2受付手順に相当し、上記操作端末のCPUが実行するステップS160と同様の手順が切出手順に相当し、上記操作端末のCPUが実行するステップS170と同様の手順が送信手順に相当する。この場合も、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、図6中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図14及び図15に示すフローチャートは、本発明を図示する手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例等による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置(印刷装置)
4 液晶表示部(表示手段)
5 キーボード部(操作手段)
23 サーマルヘッド(印字手段)
24 プラテンローラ(搬送手段)
77 EEPROM(記憶手段)
L1 第1印字ラベル
L2 第2印字ラベル
L3 部分印字ラベル
P1 部分
R1 第1印字オブジェクト
R2 第2印字オブジェクト
R3 部分印字オブジェクト

Claims (4)

  1. 所望の操作を入力可能な操作手段と、
    被印字テープを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに対し、所望の印字オブジェクトの印字を行う印字手段と、
    を有し、
    前記印字オブジェクトを前記被印字テープに印字形成した印字ラベルを作成する印刷装置であって、
    所望の第1印字オブジェクトを含む第1印字ラベルの作成指示を受け付ける第1受付手段と、
    前記第1受付手段が作成指示を受け付けた前記第1印字ラベルに含まれる前記第1印字オブジェクトを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第1印字オブジェクトの一部を変更した第2印字オブジェクトを含む第2印字ラベルの作成指示を受け付ける第2受付手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第1印字オブジェクトと、前記第2受付手段が作成指示を受け付けた前記第2印字ラベルに含まれる前記第2印字オブジェクトと、を比較し、前記第2印字オブジェクトの前記第1印字オブジェクトと異なる部分を少なくとも部分印字オブジェクトとして切り出す切出手段と、
    前記切出手段により切り出された前記部分印字オブジェクトを印字形成した、前記第2印字ラベルよりも長さ方向寸法が小さい、前記第1印字ラベルに重ね貼りするための、部分印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する連携制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記切出手段は、
    前記第2印字オブジェクトの前記第1印字オブジェクトと異なる部分及び当該部分の周辺部分を前記部分印字オブジェクトとして切り出す
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の印刷装置において、
    前記第2印字オブジェクトを表示する表示手段をさらに有し、
    前記連携制御手段は、
    前記表示手段に表示された前記第2印字オブジェクトに含まれ前記切出手段により切り出された前記部分印字オブジェクトを印字形成した前記部分印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 被印字テープを搬送する搬送手段、及び、前記搬送手段により搬送される前記被印字テープに対し所望の印字オブジェクトの印字を行う印字手段を有し、前記印字オブジェクトを前記被印字テープに印字形成した印字ラベルを作成する印刷装置を操作可能に接続された操作端末に備えられた演算手段に対し、
    所望の第1印字オブジェクトを含む第1印字ラベルの作成指示を受け付ける第1受付手順と、
    前記第1受付手順で作成指示を受け付けた前記第1印字ラベルに含まれる前記第1印字オブジェクトを記憶する記憶手順と、
    前記記憶手順で記憶された前記第1印字オブジェクトの一部を変更した第2印字オブジェクトを含む第2印字ラベルの作成指示を受け付ける第2受付手順と、
    前記記憶手順で記憶された前記第1印字オブジェクトと、前記第2受付手順で作成指示を受け付けた前記第2印字ラベルに含まれる前記第2印字オブジェクトと、を比較し、前記第2印字オブジェクトの前記第1印字オブジェクトと異なる部分を少なくとも部分印字オブジェクトとして切り出す切出手順と、
    前記切出手順で切り出された前記部分印字オブジェクトを印字形成した、前記第2印字ラベルよりも長さ方向寸法が小さい、前記第1印字ラベルに重ね貼りするための、部分印字ラベルを作成するように、前記搬送手段及び前記印字手段を連携して制御させるための制御信号を、前記印刷装置に対し送信する送信手順と、
    を実行させるための、印刷処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10929075B2 (en) 2019-06-28 2021-02-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print control device performing print control for printing object on upper tape to be affixed to lower tape, and notifying of error when object meets precondition but does not meet all of prescribed conditions

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US10929075B2 (en) 2019-06-28 2021-02-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Print control device performing print control for printing object on upper tape to be affixed to lower tape, and notifying of error when object meets precondition but does not meet all of prescribed conditions

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