JP2015066713A - 積層造形方法および積層造形装置 - Google Patents
積層造形方法および積層造形装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015066713A JP2015066713A JP2013201050A JP2013201050A JP2015066713A JP 2015066713 A JP2015066713 A JP 2015066713A JP 2013201050 A JP2013201050 A JP 2013201050A JP 2013201050 A JP2013201050 A JP 2013201050A JP 2015066713 A JP2015066713 A JP 2015066713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin particles
- electrode
- transfer medium
- pattern
- additive manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
Description
特許文献1には、顔料粒子を制御された電界により吐出させて転写ベルトに顔料画像を形成し、顔料画像を転写ベルトから情報キャリアに転写することでカラー画像を印刷する技術が開示されている。
また、本適用例による積層造形方法は、粒子パターンを構成する樹脂粒子を溶融し溶融パターンを形成する工程と、溶融パターンを転写媒体から転写して積層する工程とを含む。より高精細・高精度に形成された粒子パターンを溶融し溶融パターンを形成することで、積層構造体の各層をより高精細に形成することができる。より高精細に形成された各層を積層することで、より高精細な積層構造体を造形することができる。
以上のように、本適用例による積層造形方法よれば、より高精細・高精度の積層造形をより安定して行うことができる。
つまり、所定の厚さの帯電樹脂粒子層として第1電極の表面に並ぶ樹脂粒子が、第1電極と吐出口に備えられた第3電極とで形成される電界によって電界加速され吐出される。電界加速される対象領域の樹脂粒子が所定の厚さに並んでいるため、吐出される樹脂粒子(あるいは樹脂粒子群)の量のバラツキが低減される。その結果、第3電極と第2電極とで形成する電界により、第2電極に到達する樹脂粒子の量は一定の範囲にコントロールされる。すなわち、第2電極(転写媒体)に形成される粒子パターンの厚みが一定の範囲にコントロールされる。その結果、溶融パターンが積層される積層構造体の寸法がより高精度にコントロールされ、より高精細・高精度の積層造形を行うことができる。
また、本適用例によれば、積層造形装置は、粒子パターンを構成する樹脂粒子を溶融し、転写媒体の表面に溶融パターンを形成する溶融部と、溶融パターンが転写される造形部とを備える。より高精細・高精度に形成された粒子パターンを溶融し溶融パターンを形成することで、積層構造体の各層をより高精細に形成することができる。より高精細に形成された各層を積層することで、より高精細な積層構造体を造形することができる。
以上のように、本適用例によれば、より高精細・高精度の積層造形をより安定して行うことができ、信頼性のより高い積層造形装置を提供することができる。
つまり、本適用例によれば、樹脂粒子が吐出される吐出口に、所定の厚さの帯電樹脂粒子層として形成された樹脂粒子が供給される。
つまり、所定の厚さの帯電樹脂粒子層として第1電極の表面に並ぶ樹脂粒子が、第1電極と吐出口に備えられた第3電極とで形成される電界によって電界加速され吐出される。電界加速される対象領域の樹脂粒子が所定の厚さに並んでいるため、吐出される樹脂粒子(あるいは樹脂粒子群)の量のバラツキが低減される。その結果、第3電極と第2電極とで形成する電界により、第2電極に到達する樹脂粒子の量は一定の範囲にコントロールされる。すなわち、第2電極(転写媒体)に形成される粒子パターンの厚みが一定の範囲にコントロールされる。
転写媒体の回転移動とステージの移動とが同期しているため、積層する溶融パターンに発生する位置ズレを抑制することができる。また、円柱側面形状の転写媒体の表面に形成された溶融パターンをステージあるいはステージに先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターンの表層部分に押圧することで転写して積層する構成のため、溶融パターンが曲率分離されることで、よりスムーズに転写・積層させることができる。
転写媒体のベルト駆動とステージの移動とが同期しているため、積層する溶融パターンに発生する位置ズレを抑制することができる。また、ローラーにより押圧されたベルト(転写媒体)の表面に形成された溶融パターンをステージあるいはステージに先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターンの表層部分に押圧することで転写して積層する構成のため、溶融パターンが曲率分離されることで、よりスムーズに転写・積層させることができる。
図1は、実施形態1に係る積層造形装置100の構成を示す概念側面図である。
積層造形装置100は、3次元形状の立体モデルの断面を構成する各層(断面層)を次々に積層して立体を造形する装置である。
積層造形装置100は、帯電した樹脂粒子1を電界加速して選択的に吐出する吐出ヘッド10、吐出された樹脂粒子1を捕捉することでその表面に樹脂粒子1による粒子パターン2が形成される転写媒体20、粒子パターン2を構成する樹脂粒子1を溶融し転写媒体20の表面に溶融パターン3を形成する溶融部30、溶融パターン3が転写される造形部40などを備えている。造形部40において溶融パターン3が積層されることで、積層構造体4が形成(造形)される。また、溶融パターン3の転写が完了した転写媒体20の表面をクリーニングするクリーニングブレード(図示省略)を有するクリーニング部50などを備えている。
次に、転写媒体20の表面に並んだ樹脂粒子1を加熱して溶融することにより、上下左右に隣接する樹脂粒子1を融合させて、断面層としての溶融パターン3を形成する。この溶融パターン3を次々に転写して積層することにより3次元形状の立体モデルが造形される。
図2(a)は、吐出ヘッド10を説明する概念断面図、図2(b)は、吐出ヘッド10が備える吐出口を示す平面図である。
吐出ヘッド10は、樹脂粒子1を収納するカートリッジ11、樹脂粒子1を帯電させ吐出する樹脂吐出部12などを備えている。
カートリッジ11は、筐体111を備えている。筐体111は、内部に樹脂粒子1を収納し、樹脂吐出部12と連結することで、樹脂吐出部12に樹脂粒子1を供給する。筐体111の内部に収納された樹脂粒子1は、重力(樹脂粒子1の自重)あるいは押圧機構(図示省略)などによる力Fにより筐体111に連結された樹脂吐出部12に移動する(供給される)。
供給ローラー123は、搬送ローラー121の周面に回転自在に接触して配設されるローラーであり、駆動部により回転しながら樹脂粒子1を摩擦帯電させて搬送ローラー121の表面に供給する。つまり、供給ローラー123は、「帯電機構」を構成する。なお、樹脂粒子の帯電は、この供給ローラー123との摩擦のみによらず、樹脂粒子が接触する部材(例えば搬送ローラー121や筐体111、ヘッド筐体126)との接触・剥離や摩擦によっても行われる。樹脂粒子1を帯電させる材料は、供給ローラー123を含め、樹脂粒子1に対し、帯電列上でより離れて位置する材質の部材を用いることが好ましく、より効率的に帯電させることができる。
また、搬送ローラー121と供給ローラー123とが別々に駆動する場合には、供給ローラー123を、図2(a)に示す矢印の方向と逆の方向に回転させても良い。このように搬送ローラー121の回転に逆らう方向で回転させることによって、樹脂粒子の流動性が向上すると共に、摩擦帯電の機会を向上させることができる。
また、個々の吐出口122の周囲には、樹脂粒子1の吐出を制御するための第3電極73が備えられている。第3電極73を駆動制御する駆動回路130(ドライバーIC)を樹脂吐出部12に備えても良い。
粒子パターン2は、これら複数のタイプの樹脂粒子1によって構成される。つまり、粒子パターン2、溶融パターン3、積層構造体4は、複数の色材を含む樹脂によって構成される。
転写媒体20は、図1に示すように、円柱側面形状(ドラム状)に構成されており、X―Y平面に置かれた積層造形装置100において、例えば、その円柱軸がY軸方向を向くように配置される。転写媒体20は、後述する第2電極72として構成されている。
転写媒体20の上方(Z方向)には、複数の吐出ヘッド10が、吐出口122(図2)が転写媒体20の表面に対向するように、所定の空隙を介して配置されている。転写媒体20は、その円柱軸を回転軸として吐出ヘッド10との空隙を一定に保ちながら回転可能に設置され、後述する「第1移動機構」により軸回りに回転移動する。
吐出ヘッド10は、それぞれ、ヘッドプレート127の延在方向(吐出口122が並ぶ方向)が、対向する転写媒体20の表面が回転移動する方向と交差する方向となるように設置されている。つまり、吐出ヘッド10は、転写媒体20に対してラインヘッドとして構成されている。
吐出口122の周囲には、第3電極73が配設されている。
吐出口122の上部に位置する第1電極71(つまりは、吐出口122の開口領域に樹脂粒子1を搬送してきた搬送ローラー121)と、この第1電極71と第2電極72(転写媒体20)との間に位置する第3電極73および第2電極72とで、帯電した樹脂粒子1を第1電極71から剥離し電界加速して吐出口122から吐出し、第2電極72(転写媒体20の表面)に到達させる電界が構成される。また、第3電極73に印加される電圧(電位)を制御することにより、帯電樹脂粒子層1Lに含まれる樹脂粒子1が選択的に吐出され、第2電極72に到達する。
このように、第3電極73の電位を制御することで、搬送ローラー121によって次々と供給される帯電した樹脂粒子1を吐出制御しながら、吐出口122に対して移動する転写媒体20に到達(付着)させることで、転写媒体20の表面に粒子パターン2が形成される。
搬送ローラー121とヘッドプレート127との空隙、および、ヘッドプレート127と転写媒体20との空隙を維持するために、それぞれにスペーサー(図示省略)を設けると電界変動を防止し吐出量を均一にすることができるため好ましい。
溶融部30は、粒子パターン2を構成する樹脂粒子1を溶融する熱源を備え、図1に示すように、転写媒体20の表面(円柱側面)において、吐出ヘッド10が設置された上部と、造形部40との間に設置されている。溶融部30は、粒子パターン2を構成する樹脂粒子1を溶融する手段として、ハロゲンランプ等の熱源を内部に有するヒートローラーなど(図示省略)を備えている。粒子パターン2は、ヒートローラーによりエア抜きされ所定の層厚にシート化され、溶融パターン3が形成される。
造形部40は、転写媒体20に対向し相対移動可能に設けられたステージ41と、溶融パターン3を転写媒体20からステージ41に転写して積層する「積層機構」とを備えている。
「積層機構」は、転写媒体20を軸回りに回転移動する第1移動機構(図示省略)と、ステージ41を転写媒体20の回転移動の接線方向および接線方向に交差する方向に移動する第2移動機構(図示省略)とを備えている。
転写媒体20を軸回りに回転移動させながら、溶融パターン3をステージ41あるいはステージ41に先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターン3の表層部分に押圧することで転写して積層する。溶融パターン3は、ステージ41上で粘着転写され、冷却されて積層構造体4が形成される。
具体的には、例えば、図4に示すように、第1移動機構と第2移動機構とを同じ駆動モーターで構成し、転写媒体20が1回転するとステージ41が1サイクルの移動をするように構成している。また、駆動モーターがn(自然数)回転すると転写媒体20が1回転し、駆動モーターがm(自然数)回転するとステージ41が1サイクルの移動をするように構成している。このように構成することで、駆動モーターの変動がそれぞれ同位相で現れるため、溶融パターン3の積層ズレを抑制することができる。
樹脂粒子1は、体積平均粒子径が5〜20μmの異形もしくは球形の粒子で、その材料には、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を用いている。有色の場合には、色材として、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、白の顔料を分散し粉砕法や重合法で作成される。
また、樹脂粒子1は、白色または透明な疎水性粒子が外添されている。具体的には、粒径が数nmから数十nmのシリカやチタニアといった無機微粒子が外添され、安息角で45度以下の流動性が与えられる。従って、カートリッジ11の内壁は樹脂粒子1が滞留しないように、重力方向に対して安息角以上に立った壁で構成することが望ましい。
次に、上述した構成の積層造形装置100によって積層構造体4を造形する一連の流れを示し、積層造形方法について説明する。
<帯電工程>
まず、各吐出ヘッド10(10S,10C,10M,10Y,10T,10W)に該当するカートリッジ11を装填し、積層造形装置100を稼動させ、各吐出ヘッド10内で樹脂粒子1を帯電させ、所定の厚さに帯電樹脂粒子層1Lを準備する。
<粒子パターン形成工程>
次に、造形する積層構造体4の形状・色彩に応じ色重ねされた所定の厚さの各層(溶融パターン3)が形成されるように各吐出ヘッド10の第3電極73の電位を設定・制御し、吐出ヘッド10の吐出口122に供給される樹脂粒子1を選択吐出することにより転写媒体20の表面に粒子パターン2を形成する。
次に、転写媒体20の表面に形成された粒子パターン2を、転写媒体20の回転に伴い溶融部30に移動させる。溶融部30の熱により樹脂粒子1を軟化溶融し、ヒートローラーによりエア抜きして所定の層厚の溶融パターン3を形成する。
<転写して積層する工程>
次に、転写媒体20の表面に形成された溶融パターン3を、転写媒体20の回転に伴い造形部40に移動させる。造形部40では、転写媒体20を軸回りに回転移動させながら、溶融パターン3をステージ41あるいはステージ41に先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターン3の表層部分に押圧することで転写して積層する。溶融パターン3は、ステージ41上で粘着転写される。
転写を終えた転写媒体20は、クリーニング部50に配設されるクリーニングブレードで表面を清掃されて、次の層の造形へと向かう。
転写媒体20の回転による溶融パターン3の形成と、ステージ41の移動を同期させ、以上の転写を繰りかえし、溶融パターン3を積層させることで積層構造体4が形成される。
積層造形装置100は、帯電した樹脂粒子1を電界加速して選択的に吐出する吐出ヘッド10と、吐出された樹脂粒子1を捕捉することで、その表面に樹脂粒子1による粒子パターン2が形成される転写媒体20とを備える。従って、より微細な樹脂粒子1を活用することで、樹脂粒子1を電界加速して吐出する吐出ヘッド10をより微細化(小型化)することが可能であり、電界加速する電圧制御をより高速、高分解能にて行うことによって、より高精細・高精度な粒子パターン2を形成することができる。
また、積層造形装置100は、粒子パターン2を構成する樹脂粒子1を溶融し、転写媒体20の表面に溶融パターン3を形成する溶融部30と、溶融パターン3が転写される造形部40とを備える。より高精細・高精度に形成された粒子パターン2を溶融し溶融パターン3を形成することで、積層構造体4の各層をより高精細に形成することができる。より高精細に形成された各層を積層することで、より高精細な積層構造体4を造形することができる。
以上のように、より高精細・高精度の積層造形をより安定して行うことができ、信頼性のより高い積層造形装置を提供することができる。
つまり、樹脂粒子1が吐出される吐出口122に、所定の厚さの帯電樹脂粒子層1Lとして形成された樹脂粒子1が供給される。
以上のように、本実施形態による積層造形装置100によれば、溶融パターン3が積層される積層構造体4の寸法がより高精度にコントロールされるため、より高精細・高精度の積層造形を行うことができる。
なお、図1のように複数色のヘッドを用いる場合には、各色で1〜2層、トータルで3〜5層として、転写媒体20の周回ごとにフルカラーの溶融パターン3を形成し、これを転写して積層するのが好ましい。
また、色材としてシアン、マゼンタ、イエロー、白を個別に有する樹脂粒子1および透明な樹脂粒子1を含む複数の色種類の樹脂粒子1が用いられ、吐出ヘッド10は、それぞれの色種類の樹脂粒子1において独立して備えられることで、フルカラーに対応した積層構造体4を造形することができる。
転写媒体20の回転移動とステージ41の移動とが同期しているため、積層する溶融パターン3に発生する位置ズレを抑制することができる。また、円柱側面形状の転写媒体20の表面に形成された溶融パターン3をステージ41あるいはステージ41に先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターン3の表層部分に押圧することで転写して積層する構成のため、溶融パターン3が曲率分離されることで、よりスムーズに転写・積層させることができる。
図5は、変形例1に係る積層造形装置101の構成を示す概念側面図である。
実施形態1では、図1に示すように、転写媒体20は、円柱側面形状(ドラム状)に構成されているとして説明したが、この構成に限定するものではなく、図5に示す転写媒体90のように環状ベルトの形状に構成されていても良い。
ローラー91により押圧されたベルト(転写媒体90)の表面に形成された溶融パターン3をステージ41あるいはステージ41に先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている溶融パターン3の表層部分に押圧することで転写して積層する構成のため、溶融パターン3が曲率分離されることで、よりスムーズに転写・積層させることができる。実施形態1の転写媒体20は、ドラム状であり、溶融パターン3を押圧する曲率は、ドラムの径により決まっていたが、ローラー91の半径(つまりは曲率)転写媒体90(ベルト)の長さによらず、ベルト環内に入る大きさの範囲で、任意に設定することができる。その結果、溶融パターン3を曲率分離させるためにより効果的な径のローラー91を利用することが可能となる。
実施形態1では、図2に示すように、吐出ヘッド10が有するヘッドプレート127の幅Wは、転写媒体20の幅と略等しい長さに構成されている、つまり、吐出ヘッド10は、転写媒体20に対してラインヘッドとして構成されているとして説明したが、この構成に限定するものではない。
吐出ヘッドを吐出ヘッド10より小型に構成し(ヘッドプレートの幅を転写媒体20の幅より短く構成し)、転写媒体20が相対移動(回転)する方向と交差する方向に相対移動可能に設けても良い。具体的には、転写媒体20が回転移動する方向と交差する方向に吐出ヘッドを移動(走査)可能とし、転写媒体20が停止している間に転写媒体20の必要な幅方向に吐出ヘッドを移動(走査)させながら樹脂粒子1を吐出し、次に転写媒体20を所定量回転させる。吐出ヘッドの移動と転写媒体20の回転とを交互に繰り返すことにより、粒子パターン2を形成する。
Claims (23)
- 樹脂粒子を帯電させる帯電工程と、
帯電した前記樹脂粒子を電界加速して吐出し、吐出された前記樹脂粒子により転写媒体の表面に粒子パターンを形成する粒子パターン形成工程と、
前記粒子パターンを構成する前記樹脂粒子を溶融し溶融パターンを形成する工程と、
前記溶融パターンを前記転写媒体から転写して積層する工程と、を含むことを特徴とする積層造形方法。 - 前記帯電工程で帯電した前記樹脂粒子を第1電極の表面に並べ、所定の厚さに帯電樹脂粒子層を形成する工程と、
前記第1電極を移動して、帯電した前記樹脂粒子が吐出される吐出口に前記帯電樹脂粒子層を供給する工程と、を含み、
前記転写媒体は、第2電極を構成し、
前記粒子パターン形成工程は、前記吐出口に移動した前記第1電極と、前記吐出口に移動した前記第1電極と前記第2電極との間に位置する前記吐出口に備えられた第3電極とで形成する電界により、前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子を電界加速して前記吐出口から吐出し、前記第3電極と前記第2電極とで形成する電界により、吐出された前記樹脂粒子を前記第2電極に到達させることにより前記転写媒体の表面に粒子パターンを形成することを特徴とする請求項1に記載の積層造形方法。 - 前記第3電極に印加する電圧を制御することにより、前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子を選択的に吐出して前記第2電極に到達させることを特徴とする請求項2に記載の積層造形方法。
- 所定の厚さに形成された前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子を選択的に吐出して前記第2電極に到達させることにより、前記転写媒体の表面に形成される前記溶融パターンの層厚を所定の厚みに制御することを特徴とする請求項3に記載の積層造形方法。
- 前記帯電工程は、摩擦帯電により前記樹脂粒子を帯電させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の積層造形方法。
- 前記粒子パターン形成工程は、複数の前記吐出口を用いて行うことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか一項に記載の積層造形方法。
- 前記樹脂粒子は、色材を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の積層造形方法。
- 前記色材としてシアン、マゼンタ、イエロー、白を個別に有する前記樹脂粒子および透明な前記樹脂粒子を含む複数の色種類の前記樹脂粒子を用い、
前記帯電工程および前記粒子パターン形成工程は、それぞれの色種類の前記樹脂粒子において独立して行うことを特徴とする請求項7に記載の積層造形方法。 - 前記樹脂粒子には、白色または透明な疎水性粒子が外添されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の積層造形方法。
- 帯電した樹脂粒子を電界加速して選択的に吐出する吐出ヘッドと、
吐出された前記樹脂粒子を捕捉することで、その表面に前記樹脂粒子による粒子パターンが形成される転写媒体と、
前記粒子パターンを構成する前記樹脂粒子を溶融し、前記転写媒体の表面に溶融パターンを形成する溶融部と、
前記溶融パターンが転写される造形部と、を備えることを特徴とする積層造形装置。 - 前記吐出ヘッドは、第1電極と、吐出口と、樹脂粒子を帯電させる帯電機構と、帯電した前記樹脂粒子を前記第1電極の表面に並べ、所定の厚さに帯電樹脂粒子層を形成する帯電樹脂粒子層形成機構と、前記第1電極を移動して前記帯電樹脂粒子層を前記吐出口に搬送する搬送機構と、前記吐出口に備えられた第3電極と、を備え、
前記転写媒体は、前記吐出口に対向し相対移動可能に設けられ、第2電極を構成し、
前記吐出口に移動した前記第1電極と、前記吐出口に移動した前記第1電極と前記第2電極との間に位置する前記第3電極とで形成する電界により、前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子を電界加速して前記吐出口から吐出し、前記第3電極と前記第2電極とで形成する電界により、吐出された前記樹脂粒子を前記第2電極に到達させることにより前記転写媒体の表面に前記粒子パターンを形成することを特徴とする請求項10に記載の積層造形装置。 - 前記造形部は、前記吐出口に対向した位置から移動した前記転写媒体に対向し相対移動可能に設けられたステージと、前記溶融パターンを前記転写媒体から前記ステージに転写して積層する積層機構と、を備えることを特徴とする請求項11に記載の積層造形装置。
- 前記第3電極に印加される電圧により、前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子が選択的に吐出され前記第2電極に到達することを特徴とする請求項11または請求項12に記載の積層造形装置。
- 所定の厚さに形成された前記帯電樹脂粒子層に含まれる前記樹脂粒子が選択的に吐出され前記第2電極に到達することにより、前記転写媒体の表面に形成される前記溶融パターンの層厚が所定の厚みに制御されることを特徴とする請求項13に記載の積層造形装置。
- 前記帯電機構は、摩擦帯電により前記樹脂粒子を帯電させることを特徴とする請求項11ないし請求項14のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記吐出ヘッドが複数備えられ、前記複数の吐出ヘッドから吐出された前記樹脂粒子により前記転写媒体の表面に形成される前記溶融パターンの層厚が所定の厚みに制御されることを特徴とする請求項10ないし請求項15のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記樹脂粒子は、色材を有していることを特徴とする請求項10ないし請求項16のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記色材としてシアン、マゼンタ、イエロー、白を個別に有する前記樹脂粒子および透明な前記樹脂粒子を含む複数の色種類の前記樹脂粒子が用いられ、
前記吐出ヘッドは、それぞれの色種類の前記樹脂粒子において独立して備えられていることを特徴とする請求項17に記載の積層造形装置。 - 前記樹脂粒子には、白色または透明な疎水性粒子が外添されていることを特徴とする請求項10ないし請求項18のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記吐出ヘッドは、前記転写媒体が相対移動する方向と交差する方向に相対移動可能に設けられていることを特徴とする請求項10ないし請求項19のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記第1電極は、円柱側面形状に形成され、前記搬送機構は、前記第1電極を軸回りに回転移動させることにより、前記帯電樹脂粒子層を前記吐出口に搬送することを特徴とする請求項11ないし請求項20のいずれか一項に記載の積層造形装置。
- 前記転写媒体は、円柱側面形状に構成され、
前記積層機構は、
前記転写媒体を軸回りに回転移動する第1移動機構と、
前記ステージを前記転写媒体の回転移動の接線方向および前記接線方向に交差する方向に移動する第2移動機構と、を備え、
前記転写媒体の回転移動と、前記ステージの移動とが同期して、
前記転写媒体を軸回りに回転移動させながら、前記溶融パターンを前記ステージあるいは前記ステージに先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている前記溶融パターンの表層部分に押圧することで転写して積層することを特徴とする請求項11ないし請求項21のいずれか一項に記載の積層造形装置。 - 前記転写媒体は、環状ベルトの形状に構成され、
前記積層機構は、
前記転写媒体をベルト駆動する第1移動機構と、
前記転写媒体の環状ベルトの内側から押圧するローラーと、
前記ステージを、前記ローラーと前記転写媒体の環状ベルトとの接線方向および前記接線方向に交差する方向に移動する第2移動機構と、を備え、
前記転写媒体のベルト駆動と、前記ステージの移動とが同期して、
前記転写媒体をベルト駆動させながら、前記ローラーにより前記溶融パターンを前記ステージあるいは前記ステージに先に転写積層され冷却固化した、または冷却固化し始めている前記溶融パターンの表層部分に押圧することで転写して積層することを特徴とする請求項11ないし請求項21のいずれか一項に記載の積層造形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013201050A JP2015066713A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 積層造形方法および積層造形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013201050A JP2015066713A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 積層造形方法および積層造形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015066713A true JP2015066713A (ja) | 2015-04-13 |
Family
ID=52833982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013201050A Withdrawn JP2015066713A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | 積層造形方法および積層造形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015066713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130834A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 積層造形用粉体 |
KR20190080441A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 주식회사 에스에프에이 | 3차원 인쇄 장치 및 이를 이용한 3차원 인쇄 방법 |
JP7537154B2 (ja) | 2020-02-25 | 2024-08-21 | 株式会社リコー | 立体造形装置、及び立体造形方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07254768A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Toshiba Corp | 回路基板の製造方法 |
JPH10207194A (ja) * | 1997-01-24 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 積層造形方法及び積層造形装置 |
JP2000127476A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-09 | Sharp Corp | 画像記録方法および装置 |
JP2002331259A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-11-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パネル基材へのパターン形成方法および装置 |
JP2003053846A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Konica Corp | 積層造形装置および積層造形方法 |
JP2014133414A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-07-24 | Canon Inc | 構造体の製造方法および製造装置 |
-
2013
- 2013-09-27 JP JP2013201050A patent/JP2015066713A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07254768A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Toshiba Corp | 回路基板の製造方法 |
JPH10207194A (ja) * | 1997-01-24 | 1998-08-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 積層造形方法及び積層造形装置 |
JP2000127476A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-09 | Sharp Corp | 画像記録方法および装置 |
JP2002331259A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-11-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パネル基材へのパターン形成方法および装置 |
JP2003053846A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Konica Corp | 積層造形装置および積層造形方法 |
JP2014133414A (ja) * | 2012-12-13 | 2014-07-24 | Canon Inc | 構造体の製造方法および製造装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130834A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | 積層造形用粉体 |
KR20190080441A (ko) * | 2017-12-28 | 2019-07-08 | 주식회사 에스에프에이 | 3차원 인쇄 장치 및 이를 이용한 3차원 인쇄 방법 |
KR102032993B1 (ko) * | 2017-12-28 | 2019-11-08 | 주식회사 에스에프에이 | 3차원 인쇄 장치 및 이를 이용한 3차원 인쇄 방법 |
JP7537154B2 (ja) | 2020-02-25 | 2024-08-21 | 株式会社リコー | 立体造形装置、及び立体造形方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108136674B (zh) | 多喷嘴3d打印喷头及打印方法及3d打印系统 | |
CN110884116B (zh) | 一种光固化3d打印系统和打印方法 | |
EP1761386B1 (en) | Phase-change ink jet with electrostatic transfer | |
US9446558B2 (en) | Three-dimensional printing apparatus and printing head module | |
JP2015066713A (ja) | 積層造形方法および積層造形装置 | |
KR102536436B1 (ko) | 적층 가공 시스템에 사용되는 압출기 헤드를 위한 최적화된 노즐 배열 | |
US20170291362A1 (en) | Printing 3d parts with controlled surface finish | |
KR20150126120A (ko) | 3 d 프린터용 재료공급장치 및 재료공급방법 | |
JP3236526U (ja) | 三次元物体の製造のためのスレッド構成および操作方法 | |
KR101719245B1 (ko) | 3 d 프린터용 재료공급장치 및 재료공급방법 | |
KR101589662B1 (ko) | 멀티 컬러 3d 프린터 | |
JP2018154882A (ja) | 三次元造形装置 | |
JP2005059324A (ja) | 3次元積層造形装置 | |
JP7537154B2 (ja) | 立体造形装置、及び立体造形方法 | |
JP2015066714A (ja) | 積層造形方法および積層造形装置 | |
JP5363313B2 (ja) | 物体、ウェブまたはシート上に画像を形成するための粉末の使用 | |
KR101275222B1 (ko) | 전기방사를 이용한 고종횡비 패턴 인쇄장치 | |
KR101628164B1 (ko) | 블록 적층 방식과 수지압출 기술을 결합한 3d 프린팅 시스템 및 하이브리드 3d 프린팅을 위한 설계 데이터 생성 방법 | |
JP6664921B2 (ja) | 積層造形装置及び積層造形方法 | |
CN114761242B (zh) | 具有混合印刷技术的印刷机 | |
JP2003053846A (ja) | 積層造形装置および積層造形方法 | |
US7293862B2 (en) | Reservoir systems for administering multiple populations of particles | |
JPH10224581A (ja) | 三次元像形成方法及び三次元像形成装置 | |
JP2016055452A (ja) | 積層造形装置および積層造形方法 | |
KR101628161B1 (ko) | 가이드 튜브를 통한 블록 자동공급 방식의 블록 적층형 3d 프린팅 시스템 및 블록 적층형 3d 프린팅 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150113 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160617 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160624 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180227 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20180329 |