JPH10224581A - 三次元像形成方法及び三次元像形成装置 - Google Patents

三次元像形成方法及び三次元像形成装置

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JPH10224581A
JPH10224581A JP9020620A JP2062097A JPH10224581A JP H10224581 A JPH10224581 A JP H10224581A JP 9020620 A JP9020620 A JP 9020620A JP 2062097 A JP2062097 A JP 2062097A JP H10224581 A JPH10224581 A JP H10224581A
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JP
Japan
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dimensional image
dimensional
particles
particle
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Withdrawn
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JP9020620A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Ito
克之 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】三次元像形成装置を小型化することができるよ
うにする。 【解決手段】複数ページのビットマップデータを発生さ
せ、該各ビットマップデータに従って、一定の外径を有
する粒子15を平面状に並べて二次元像を形成し、該二
次元像を積層して三次元像を形成する。この場合、粒子
15を平面状に並べて二次元像を形成し、該二次元像を
積層して三次元像を形成するようになっているので、レ
ーザ光発生器、モノマー状態の樹脂等を使用する必要が
ない。装置本体を小型化することができるだけでなく、
三次元像を形成するために必要な時間を短くすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD、コンピュ
ータ等の画像処理装置において、三次元像を形成するた
めの三次元像形成方法及び三次元像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、三次元像を形成するための三次元
像形成装置として光造型機が提供されているが、該光造
型機においては、二次元スキャニングによってモノマー
状態の樹脂に紫外線領域のレーザ光を照射し、前記モノ
マー状態の樹脂を光重合させてポリマー状態の樹脂に
し、該樹脂を安定させるようにしている。そして、前記
モノマー状態の樹脂の供給と二次元スキャニングとを交
互に繰り返すことによって、三次元像が形成されるよう
になっている。
【0003】また、他の三次元像形成装置としてサーマ
ルインクジェット印刷装置を使用するものが提供されて
いる。この場合、溶融させられた樹脂がインクとして使
用され、該インクを媒体に吹き付けることによって三次
元像が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の三次元像形成装置においては、いずれも簡易モール
ドが製造されるようになっていて、装置本体が大型化し
てしまうだけでなく、三次元像を形成するために必要な
時間が長いので、情報を伝達する出力装置として三次元
像形成装置を使用することができない。特に、光造型機
においては、レーザ光を発生させるためにレーザ光発生
器が必要になるだけでなく、光重合される前のモノマー
状態の樹脂が液体であるので、装置本体が更に大型化し
てしまう。
【0005】また、例えば、宙に浮いている物体を表現
した三次元像、透明な物体を表現した三次元像、細い線
を表現した三次元像等を形成することもできない。本発
明は、前記従来の三次元像形成装置の問題点を解決し
て、小型化することができ、情報を伝達するための出力
装置として使用することができ、宙に浮いている物体を
表現した三次元像、透明な物体を表現した三次元像、細
い線を表現した三次元像等を形成することができる三次
元像形成方法及び三次元像形成装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の三
次元像形成方法においては、複数ページのビットマップ
データを発生させ、該各ビットマップデータに従って、
一定の外径を有する粒子を平面状に並べて二次元像を形
成し、該二次元像を積層して三次元像を形成する。
【0007】本発明の三次元像形成装置においては、X
軸方向に回転軸が配設された像担持体と、該像担持体の
表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電装置と、前記像
担持体に光を照射して静電潜像を形成する光書込装置
と、前記静電潜像に粒子を付着させて粒子像を形成する
現像装置と、前記像担持体の粒子像を転写するための転
写部材と、該転写部材の粒子像を画像基材に定着して二
次元像を形成する加熱手段と、前記画像基材を、前記X
軸方向に対して直角に、かつ、互いに直角に設定された
Y軸方向及びZ軸方向に移動させる画像基材移動手段と
を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における三次元像形成装置の概念図、
図3は本発明の第1の実施の形態における粒子の断面図
である。図において、11はモータ39によって回転さ
せられる像担持体としての感光体ドラム、12は該感光
体ドラム11と接触させて配設され、感光体ドラム11
の表面を一様にかつ均一に帯電させる帯電装置としての
帯電ローラ、13は前記感光体ドラム11の表面に光を
照射して静電潜像を形成する光書込装置、14は前記静
電潜像に粒子15を付着させて、前記感光体ドラム11
の表面に二次元の粒子像を形成する現像装置である。な
お、前記帯電ローラ12には高圧電源51が接続され、
該高圧電源51によって帯電ローラ12に帯電電圧を印
加することができるようになっている。また、前記現像
装置14には、一定の外径を有する粒子15を搬送する
ために現像ローラ41が配設され、該現像ローラ41に
接続された高圧電源52によって現像ローラ41にバイ
アス電圧が印加され、該バイアス電圧によって粒子15
が帯電させられる。
【0009】そして、コンピュータ18は、三次元像を
形成するための画像信号を発生させ、画像制御部17に
送る。本実施の形態において、三次元像は複数の二次元
像を積層することによって形成され、そのために、前記
画像信号は、各二次元像に対応させて各ページごとに発
生させられる。そして、前記画像制御部17は、コンピ
ュータ18から順次送られる各ページごとの各二次元像
に対応する画像信号を編集して、各ページごとのビット
マップデータを作成し、該ビットマップデータを前記光
書込装置13に送る。したがって、該光書込装置13は
前記ビットマップデータに従って各ページごとに静電潜
像を形成する。
【0010】ところで、前記粒子15は、非磁性一成分
のトナーと同様の樹脂、例えば、ポリスチレン、ポリエ
ステル等をベースとして形成され、図3に示すように、
中心部85、及び該中心部85の表面に形成された表層
86から成り、前記中心部85及び表層86は、保存さ
れる温度より高い温度(定着温度)で加熱されたとき
に、中心部85は溶融させられず、表層86だけが溶融
させられる成分によって形成される。すなわち、前記表
層86と中心部85とは互いに溶融温度が異なり、表層
86は中心部85より低い温度で溶融させられる。
【0011】また、前記感光体ドラム11と接触させて
転写部材としての転写ローラ19が配設され、該転写ロ
ーラ19は、例えば、アルミニウム製の円筒状導電性基
材に、離型性の良好な半導電性フッ素樹脂を被覆するこ
とによって形成される。前記転写ローラ19の回転軸と
前記感光体ドラム11の回転軸とは平行に配設される。
【0012】そして、前記転写ローラ19には高圧電源
53が接続され、該高圧電源53によって前記粒子15
の帯電極性と逆の極性の転写電圧が転写ローラ19に印
加されるようになっている。したがって、前記感光体ド
ラム11の表面に形成された粒子像は、前記転写電圧に
よって発生させられた静電気力により、転写ローラ19
に転写される。
【0013】さらに、該転写ローラ19内には加熱手段
としてのヒータ20が配設され、該ヒータ20によって
転写ローラ19を加熱することができるようになってい
る。そして、転写ローラ19の外周には、図示しない温
度センサが転写ローラ19の表面と接触させて、又は対
向させて配設され、転写ローラ19の温度を検出するこ
とができるようになっている。したがって、前記転写ロ
ーラ19の温度に対応させてヒータ20を選択的に通電
することによって、前記転写ローラ19の温度を一定に
することができる。
【0014】ところで、本実施の形態において、三次元
像は前記粒子15によって形成されるようになっている
が、該粒子15を積層するために画像基材22が配設さ
れ、該画像基材22を二方向に移動させることができる
ようになっている。そのために、前記転写ローラ19と
対向させて画像基材移動手段としての二次元移動台23
が配設され、該二次元移動台23によって画像基材22
が支持され、かつ、水平方向及び垂直方向に移動させら
れる。また、前記二次元移動台23は、画像基材22を
支持する平板状の第1テーブル25、該第1テーブル2
5を水平方向に移動自在に支持する第2テーブル29、
及び該第2テーブル29を垂直方向に移動自在に支持す
る支持台55から成る。
【0015】そして、前記第2テーブル29によって第
1テーブル25を水平方向に移動自在に支持するため
に、該第1テーブル25に固定されたナット26、該ナ
ット26と螺(ら)合させられ、前記第2テーブル29
に対して回転自在に支持されたスクリュー27、及び前
記第2テーブル29に固定され、前記スクリュー27を
正方向又は逆方向に回転させるステッピングモータ28
が配設される。
【0016】また、前記支持台55によって第2テーブ
ル29を垂直方向に移動自在に支持するために、該第2
テーブル29に固定されたナット30、該ナット30と
螺合させられ、前記支持台55に対して回転自在に支持
されたスクリュー31、及び前記支持台55に固定さ
れ、前記スクリュー31を正方向又は逆方向に回転させ
るステッピングモータ32が配設される。
【0017】そして、前記各ステッピングモータ28、
32はいずれも装置制御部35によって駆動される。該
装置制御部35は、前記感光体ドラム11を回転させる
ために信号SG1を発生させてモータ39に送り、前記
画像基材22を水平方向に移動させるために信号SG2
を発生させてステッピングモータ28に送り、前記画像
基材22を垂直方向に移動させるために信号SG3を発
生させてステッピングモータ32に送る。
【0018】ここで、前記感光体ドラム11の回転軸方
向にX軸を、前記第1テーブル25を移動させる方向に
Y軸を、前記第2テーブル29を移動させる方向にZ軸
を設定すると、三次元像はX軸、Y軸及びZ軸によって
構成される三次元空間において画像基材22上に形成さ
れることになる。次に、前記構成の三次元像形成装置の
動作について説明する。
【0019】まず、前記画像基材22は第1テーブル2
5の上にセットされ、図示しないクランプ手段によって
固定される。続いて、前記装置制御部35からステッピ
ングモータ28に信号SG2が、ステッピングモータ3
2に信号SG3が送られて、前記ステッピングモータ2
8、32が駆動され、前記第1テーブル25は、第2テ
ーブル29上において図1における最右端に設定された
ホームポジションに、前記第2テーブル29は支持台5
5上において図1における最上端に設定されたホームポ
ジションに置かれる。
【0020】次に、前記画像制御部17は、コンピュー
タ18から送られた第1ページの二次元像に対応する画
像信号を受けると、該画像信号を編集して第1ページの
ビットマップデータを作成する。そして、前記画像制御
部17は、装置制御部35と連動して第1ページの先頭
行から1行分ずつビットマップデータを光書込装置13
に送る。該光書込装置13は、ビットマップデータを受
け、感光体ドラム11の表面に第1ページの先頭行から
1行分ずつ静電潜像を形成する。そして、感光体ドラム
11の表面に第1ページの静電潜像が形成されると、第
1ページの光書込みが終了する。
【0021】また、前記モータ39は、装置制御部35
から信号SG1を受けて駆動され、前記感光体ドラム1
1を回転させる。そして、該感光体ドラム11の回転に
伴って帯電ローラ12及び現像ローラ41が回転させら
れ、帯電ローラ12によって感光体ドラム11の表面が
一様にかつ均一に帯電させられ、現像ローラ41によっ
て前記静電潜像に対応させて静電気力により感光体ドラ
ム11に粒子15が付着させられる。その結果、前記静
電潜像が、感光体ドラム11の回転に伴って1行分ずつ
順次現像されて第1ページの粒子像が形成される。
【0022】また、転写ローラ19は、感光体ドラム1
1と同じ周速度で連回り方向に回転させられる。そし
て、前記高圧電源53によって前記粒子15の帯電極性
と逆の極性の転写電圧が転写ローラ19に印加され、感
光体ドラム11上の粒子像は、感光体ドラム11及び転
写ローラ19の回転に伴って1行分ずつ転写ローラ19
に移動し、第1ページの粒子像が転写ローラ19に転写
される。
【0023】この場合、該転写ローラ19はヒータ20
によって一定の温度にされているので、前記粒子像の転
写に伴って転写ローラ19に付着させられた粒子15
は、表層86だけが溶融させられる。そして、前記転写
ローラ19の回転に伴って、前記装置制御部35からス
テッピングモータ28に信号SG2が送られ、前記第1
テーブル25は、ホームポジションから図1における左
方に、転写ローラ19の周速度と等しい走行速度で移動
させられる。
【0024】この場合、前記転写ローラ19の表面は離
型性が良好であるので、転写ローラ19に転写された粒
子像を構成する各粒子15は、表層86だけが溶融させ
られた状態で容易に画像基材22に付着する。したがっ
て、転写ローラ19上の粒子像は、前記転写ローラ19
の回転及び二次元移動台23の移動に伴って1行分ずつ
画像基材22に移動し、第1ページの粒子像が画像基材
22に定着されて二次元像が形成される。
【0025】なお、この間、前記装置制御部35からス
テッピングモータ32に信号SG3は送られず、画像基
材22は転写ローラ19と一定の間隙(げき)を置いて
移動させられる。このようにして、前記画像基材22上
に第1ページの二次元像が形成されると、前記装置制御
部35は、ステッピングモータ32に1ステップ分の信
号SG3を送る。その結果、ステッピングモータ32が
1ステップ分だけ駆動され、第2テーブル29は垂直方
向において1ステップ分図における下方に移動させら
れ、画像基材22は転写ローラ19から離れる。この場
合、前記第2テーブル29の1ステップ分の移動量は粒
子15の径、すなわち、粒子像の厚さに相当する。な
お、第2テーブル29が垂直方向において1ステップ分
下方に移動させられる間に、第1テーブル25はホーム
ポジションに戻される。
【0026】続いて、前記画像制御部17はコンピュー
タ18から送られた第2ページの二次元像に対応する画
像信号を受けると、該画像信号を編集して第2ページの
ビットマップデータを作成する。そして、前記画像制御
部17は、装置制御部35と連動して第2ページの先頭
行から1行分ずつビットマップデータを光書込装置13
に送る。該光書込装置13は、ビットマップデータを受
け、感光体ドラム11の表面に第2ページの先頭行から
1行分ずつ静電潜像を形成し、感光体ドラム11の表面
に第2ページの静電潜像が形成されると、第2ページの
光書込みが終了する。
【0027】そして、現像ローラ41は、前記静電潜像
に対応させて静電気力によって感光体ドラム11に粒子
15を付着させ、前記静電潜像が、感光体ドラム11の
回転に伴って1行分ずつ順次現像されて第2ページの粒
子像が形成される。また、前記感光体ドラム11上の粒
子像は、感光体ドラム11及び転写ローラ19の回転に
伴って1行分ずつ転写ローラ19に移動し、第2ページ
の粒子像が転写ローラ19に転写される。さらに、前記
装置制御部35からステッピングモータ28に信号SG
2が送られ、前記第1テーブル25は、前記転写ローラ
19の回転に伴って、ホームポジションから図1におけ
る左方に、転写ローラ19の周速度と等しい走行速度で
移動させられる。
【0028】そして、転写ローラ19上の粒子像は、前
記転写ローラ19の回転及び二次元移動台23の移動に
伴って1行分ずつ画像基材22に移動し、第2ページの
粒子像が画像基材22に定着されて二次元像が形成され
る。なお、この間、前記装置制御部35からステッピン
グモータ32に信号SG3は送られず、画像基材22は
転写ローラ19と一定の間隙を置いて移動させられる。
【0029】このようにして、前記第1ページの二次元
像の上に第2ページの二次元像が形成されると、前記装
置制御部35は、ステッピングモータ32に1ステップ
分の信号SG3を送る。その結果、ステッピングモータ
32が1ステップ分だけ駆動され、第2テーブル29は
垂直方向において1ステップ分下方に移動させられ、画
像基材22は転写ローラ19から離れる。なお、前のペ
ージの二次元像の上に次のページの二次元像を重ねて形
成する場合、粒子15の中心部85は溶融させられてい
ないので、二次元像の厚さを維持することができる。
【0030】このようにして、あらかじめ設定されたペ
ージ数分だけ画像基材22上に二次元像を積層して形成
することによって三次元像が形成されると、画像制御部
17及び装置制御部35は動作を終了する。そして、画
像基材22が第1テーブル25から外され、二次元移動
台23から取り出される。なお、次の三次元像を形成す
る場合、前記画像基材22は前記第1テーブル25に再
びセットされる。
【0031】このように、粒子15を平面状に並べて二
次元像を形成し、該二次元像を積層して三次元像を形成
するようになっているので、装置本体を小型化すること
ができるだけでなく、三次元像を形成するために必要な
時間を短くすることができる。したがって、情報を伝達
する出力装置として三次元像形成装置を使用することが
できる。
【0032】また、レーザ光発生器、モノマー状態の樹
脂等を使用しないので、装置本体を一層小型化すること
ができる。なお、前記三次元像は、一定の温度以上の高
温に加熱されない限り劣化することはなく、保存性は良
好である。また、前記光書込装置13におけるX軸方向
の分解能、二次元移動台23のY軸方向及びZ軸方向の
分解能を変更することによって、三次元像の形成速度を
変更することができる。さらに、粒子15の色を変更す
ることによって、所定の色の三次元像を形成することが
できる。また、粒子15を無色のものにすることによっ
て、透明な物体を表現した三次元像を形成することがで
きる。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図2は本発明の第2の実施の形態における三
次元像形成装置の概念図である。なお、第1の実施の形
態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与
することによってその説明を省略する。この場合、転写
部材としての転写ローラ19の周囲に第1、第2の粒子
像形成ユニット58、59が配設され、第1の粒子像形
成ユニット58によって有色の粒子15から成る二次元
像が形成され、第2の粒子像形成ユニット59によって
無色の粒子15から成る二次元像が形成される。
【0034】そして、前記第1の粒子像形成ユニット5
8は、第1の実施の形態と同様に、像担持体としての感
光体ドラム11、帯電装置としての帯電ローラ12、光
書込装置13及び現像装置14から成り、例えば、白、
黒、青、赤等のカラーの粒子15によって対応する色の
粒子像が感光体ドラム11の表面に形成され、前記粒子
像は転写ローラ19に転写される。なお、各色の顔料等
の発色剤は中心部85(図3)に含まれる。
【0035】そして、前記第2の粒子像形成ユニット5
9において、61はモータ69によって回転させられる
像担持体としての感光体ドラム、62は該感光体ドラム
61と接触させて配設され、感光体ドラム61の表面を
一様にかつ均一に帯電させる帯電装置としての帯電ロー
ラ、63は前記感光体ドラム61の表面に光を照射して
静電潜像を形成する光書込装置、64は前記静電潜像に
無色の一定の外径を有する粒子65を付着させて、前記
感光体ドラム61の表面に二次元の無色の粒子像を形成
する現像装置である。なお、前記帯電ローラ62には高
圧電源71が接続され、該高圧電源71によって帯電ロ
ーラ62に帯電電圧を印加することができるようになっ
ている。また、前記現像装置64には、粒子65を搬送
するために現像ローラ70が配設され、該現像ローラ7
0に接続された高圧電源72によって現像ローラ70に
バイアス電圧が印加され、該バイアス電圧によって粒子
65が帯電させられる。なお、前記モータ69は装置制
御部35から信号SG4を受けて駆動される。
【0036】そして、コンピュータ18は、三次元像を
形成するための画像信号を発生させ、画像制御部77に
送る。本実施の形態において、三次元像は主二次元像及
び補助二次元像から成る複数の二次元像を積層すること
によって形成され、そのために、前記画像信号は、各二
次元像に対応させて各ページごとに発生させられる。そ
して、前記画像制御部77は、コンピュータ18から順
次送られる各ページごとの主二次元像に対応する画像信
号を編集して、第1のビットマップデータを形成し、該
第1のビットマップデータを前記光書込装置13に送
る。したがって、該光書込装置13は前記第1のビット
マップデータに従って各ページごとに静電潜像を形成す
る。
【0037】また、前記画像制御部77は、コンピュー
タ18においてあらかじめ設定され、コンピュータ18
から順次送られる各ページごとの補強用、支持用等の補
助二次元像に対応する画像信号を編集して、第2のビッ
トマップデータを形成し、該第2のビットマップデータ
を前記光書込装置63に送る。したがって、該光書込装
置63は前記第2のビットマップデータに従って各ペー
ジごとに補助二次元像に対応する静電潜像を形成する。
【0038】そして、前記感光体ドラム11、61と接
触させて転写ローラ19が配設され、該転写ローラ19
には高圧電源53が接続され、該高圧電源53によって
前記粒子15、65の帯電極性と逆の極性の転写電圧が
転写ローラ19に印加されるようになっている。したが
って、前記各感光体ドラム11、61の表面に形成され
た各粒子像は、前記転写電圧によって発生させられた静
電気力により、転写ローラ19に転写される。
【0039】さらに、前記転写ローラ19内には加熱手
段としてのヒータ20が配設され、前記転写ローラ19
の温度に対応させてヒータ20を選択的に通電すること
によって、前記転写ローラ19の温度を一定にすること
ができるようになっている。ところで、本実施の形態に
おいて、三次元像は前記粒子15、65によって形成さ
れるようになっているが、該粒子15、65を積層する
ために画像基材22が配設され、該画像基材22を二方
向に移動させることができるようになっている。
【0040】そのために、前記転写ローラ19と対向さ
せて画像基材移動手段としての二次元移動台23が配設
され、該二次元移動台23によって画像基材22が支持
され、かつ、水平方向及び垂直方向に移動させられる。
また、前記二次元移動台23は、画像基材22を支持す
る平板状の第1テーブル25、該第1テーブル25を水
平方向に移動自在に支持する第2テーブル29、及び該
第2テーブル29を垂直方向に移動自在に支持する支持
台55から成る。
【0041】そして、前記第2テーブル29によって第
1テーブル25を水平方向に移動自在に支持するため
に、ナット26、スクリュー27及びステッピングモー
タ28が配設される。また、前記支持台55によって第
2テーブル29を垂直方向に移動自在に支持するため
に、ナット30、スクリュー31及びステッピングモー
タ32が配設される。
【0042】そして、前記各ステッピングモータ28、
32はいずれも装置制御部35によって駆動される。該
装置制御部35は、前記感光体ドラム11、61を回転
させるために信号SG1、SG4をそれぞれ発生させて
モータ39、69に送り、前記画像基材22を水平方向
に移動させるために信号SG2を発生させてステッピン
グモータ28に送り、前記画像基材22を垂直方向に移
動させるために信号SG3を発生させてステッピングモ
ータ32に送る。
【0043】次に、前記構成の三次元像形成装置の動作
について説明する。まず、前記画像基材22は第1テー
ブル25の上にセットされ、図示しないクランプ手段に
よって固定される。続いて、前記装置制御部35からス
テッピングモータ28に信号SG2が、ステッピングモ
ータ32に信号SG3が送られて、前記ステッピングモ
ータ28、32が駆動され、前記第1テーブル25は、
第2テーブル29上において図2における最右端に設定
されたホームポジションに、前記第2テーブル29は支
持台55上において図2における最上端に設定されたホ
ームポジションに置かれる。
【0044】次に、前記画像制御部77は、コンピュー
タ18から送られた第1ページの主二次元像に対応する
画像信号を受けると、該画像信号を編集して第1ページ
の第1のビットマップデータを作成する。また、前記画
像制御部77は、コンピュータ18から送られた第1ペ
ージの補助二次元像に対応する画像信号を受けると、該
画像信号を編集して第1ページの第2のビットマップデ
ータを作成する。
【0045】そして、前記画像制御部77は、装置制御
部35と連動して第1ページの先頭行から1行分ずつ第
1のビットマップデータを光書込装置13に送る。ま
た、同時に前記画像制御部77は、装置制御部35と連
動して第1ページの先頭行から1行分ずつ第2のビット
マップデータを光書込装置63に送る。前記光書込装置
13は、第1のビットマップデータを受け、感光体ドラ
ム11の表面に第1ページの先頭行から1行分ずつ静電
潜像を形成する。そして、感光体ドラム11の表面に第
1ページの静電潜像が形成されると、第1ページの光書
込みが終了する。一方、前記光書込装置63は、第2の
ビットマップデータを受け、感光体ドラム61の表面に
第1ページの先頭行から1行分ずつ静電潜像を形成す
る。そして、感光体ドラム61の表面に第1ページの静
電潜像が形成されると、第1ページの光書込みが終了す
る。
【0046】また、前記モータ39は、装置制御部35
から信号SG1を受けて駆動され、前記感光体ドラム1
1を回転させる。そして、該感光体ドラム11の回転に
伴って帯電ローラ12及び現像ローラ41が回転させら
れ、帯電ローラ12によって感光体ドラム11の表面が
一様にかつ均一に帯電させられ、現像ローラ41によっ
て前記静電潜像に対応させて静電気力により感光体ドラ
ム11に粒子15が付着させられる。その結果、前記静
電潜像が、感光体ドラム11の回転に伴って1行分ずつ
順次現像されて第1ページの粒子像が形成される。
【0047】次に、前記モータ69は、装置制御部35
から信号SG4を受けて駆動され、前記感光体ドラム6
1を回転させる。そして、該感光体ドラム61の回転に
伴って帯電ローラ62及び現像ローラ70が回転させら
れ、帯電ローラ62によって感光体ドラム61の表面が
一様にかつ均一に帯電させられ、現像ローラ70によっ
て前記静電潜像に対応させて静電気力により感光体ドラ
ム61に粒子65が付着させられる。その結果、前記静
電潜像が、感光体ドラム61の回転に伴って1行分ずつ
順次現像されて第1ページの粒子像が形成される。
【0048】なお、前記転写ローラ19に転写される各
粒子像に対応するビットマップデータの各アドレスが互
いに一致するように、第2のビットマップデータによる
感光体ドラム61への静電潜像の形成、すなわち、光書
込タイミングが所定時間だけ遅らせられる。また、転写
ローラ19は、感光体ドラム11、61と同じ周速度で
連回り方向に回転させられる。そして、前記高圧電源5
3によって前記粒子15、65の帯電極性と逆の極性の
転写電圧が転写ローラ19に印加されるので、感光体ド
ラム11、61上の粒子像は1行分ずつ転写ローラ19
に移動し、第1ページの粒子像が転写ローラ19に転写
される。
【0049】この場合、該転写ローラ19はヒータ20
によって一定の温度にされているので、前記粒子像の転
写に伴って転写ローラ19に付着させられた粒子15、
65は、表層86だけが溶融させられる。そして、前記
装置制御部35からステッピングモータ28に信号SG
2が送られ、前記第1テーブル25は、前記転写ローラ
19の回転に伴って、ホームポジションから図2におけ
る左方に、転写ローラ19の周速度と等しい走行速度で
移動させられる。
【0050】この場合、前記転写ローラ19の表面は離
型性が良好であるので、転写ローラ19に転写された粒
子像を構成する各粒子15、65は、容易に画像基材2
2に付着する。したがって、転写ローラ19上の粒子像
は、1行分ずつ画像基材22に移動し、第1ページの粒
子像が画像基材22に定着されて主二次元像及び補助二
次元像が形成される。
【0051】このようにして、前記画像基材22上に第
1ページの主二次元像及び補助二次元像が形成される
と、前記装置制御部35は、ステッピングモータ32に
1ステップ分の信号SG3を送る。その結果、ステッピ
ングモータ32が1ステップ分だけ駆動され、第2テー
ブル29は垂直方向において1ステップ分図2における
下方に移動させられ、画像基材22は転写ローラ19か
ら離れる。なお、第2テーブル29が垂直方向において
1ステップ分下方に移動させられる間に、第1テーブル
25はホームポジションに戻される。
【0052】続いて、前記画像制御部77はコンピュー
タ18から送られた第2ページの主二次元像に対応する
画像信号及び第2ページの補助二次元像に対応する画像
信号を受けると、該画像信号を編集して第2ページの第
1、第2のビットマップデータを作成する。そして、前
記画像制御部77は、装置制御部35と連動して第2ペ
ージの先頭行から1行分ずつ第1、第2のビットマップ
データをそれぞれ光書込装置13、63に送る。該光書
込装置13、63は、それぞれビットマップデータを受
け、感光体ドラム11、61の表面に第2ページの先頭
行から1行分ずつ静電潜像を形成し、感光体ドラム1
1、61の表面に第2ページの静電潜像が形成される
と、第2ページの光書込みが終了する。
【0053】そして、現像ローラ41、70は、それぞ
れ前記静電潜像に対応させて静電気力によって感光体ド
ラム11、61に粒子15、65を付着させ、前記静電
潜像が感光体ドラム11、61の回転に伴って1行分ず
つ順次現像されて第2ページの粒子像が形成される。ま
た、前記感光体ドラム11、61上の粒子像は、1行分
ずつ転写ローラ19に移動し、第2ページの粒子像が転
写ローラ19に転写される。さらに、前記装置制御部3
5からステッピングモータ28に信号SG2が送られ、
前記第1テーブル25は、前記転写ローラ19の回転に
伴って、ホームポジションから図2における左方に、転
写ローラ19の周速度と等しい走行速度で移動させられ
る。
【0054】そして、転写ローラ19上の粒子像は、前
記転写ローラ19の回転及び二次元移動台23の移動に
伴って1行分ずつ画像基材22に移動し、第2ページの
粒子像が画像基材22に定着されて主二次元像及び補助
二次元像が形成される。このようにして、前記第1ペー
ジの主二次元像及び補助二次元像の上に第2ページの主
二次元像及び補助二次元像が形成されると、前記装置制
御部35は、ステッピングモータ32に1ステップ分の
信号SG3を送る。その結果、ステッピングモータ32
が1ステップ分だけ駆動され、第2テーブル29は垂直
方向において1ステップ分図における下方に移動させら
れ、画像基材22は転写ローラ19から離れる。
【0055】このようにして、あらかじめ設定されたペ
ージ数分だけ画像基材22上に主二次元像及び補助二次
元像を積層して形成することによって、三次元像が形成
されると、画像制御部77及び装置制御部35は動作を
終了する。そして、画像基材22が第1テーブル25か
ら外され、二次元移動台23から取り出される。なお、
次の三次元像を形成する場合、前記画像基材22は前記
第1テーブル25に再びセットされる。
【0056】図4は本発明の第2の実施の形態における
1段の二次元像の例を示す図、図5は本発明の第2の実
施の形態における2段の二次元像の例を示す図、図6は
本発明の第2の実施の形態における3段の二次元像の例
を示す図である。図において、15、65は粒子、22
は画像基材、81は該画像基材22上に形成された第1
ページの二次元像、82は該二次元像81の上に積層し
て形成された第2ページの二次元像、83は該二次元像
82の上に積層して形成された第3ページの二次元像で
ある。
【0057】この場合、無色の粒子65及び有色の粒子
15が使用されるので、例えば、宙に浮いている物体を
表現した三次元像、細い線を表現した三次元像等を形成
することができる。なお、サーマルインクジェット方式
で三次元像を形成する場合に、本発明を適用することも
できる。この場合、溶融させた有色の樹脂及び無色の樹
脂がインクとして使用され、インクを媒体に吹き付ける
ことによって三次元像が形成される。
【0058】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。この場合、粒子の外径を三次元像形成装置の
解像度とほぼ一致させるようにしている。したがって、
例えば、粒子の外径を1/300インチに設定すると、
300〔dpi〕の解像度で三次元像を形成することが
できる。なお、本実施の形態において、粒子は重合製造
法によって形成される。
【0059】次に、カラーの三次元像を形成することが
できるようにした本発明の第4の実施の形態について説
明する。図7は本発明の第4の実施の形態における三次
元像形成装置の概念図、図8は本発明の第4の実施の形
態における三次元像形成装置の要部拡大図である。な
お、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについて
は、同じ符号を付与することによってその説明を省略す
る。
【0060】この場合、駆動ローラ91と従動ローラ9
2との間に、転写部材としてのエンドレスの転写ベルト
101が張設され、前記駆動ローラ91をモータ94に
よって回転させることにより、前記転写ベルト101を
矢印A方向に走行させることができる。該転写ベルト1
01は、ETFE、ポリイミド、PVDF等によって形
成され、耐熱性及び離型性が良好な半導電性のフィルム
から成る。
【0061】そして、前記転写ベルト101の周囲に、
粒子像形成ユニット102〜106が配設され、粒子像
形成ユニット102によって白色の二次元像が、粒子像
形成ユニット103によって無色の二次元像が、粒子像
形成ユニット104によって黄色の二次元像が、粒子像
形成ユニット105によって緑色の二次元像が、粒子像
形成ユニット106によって赤色の二次元像がそれぞれ
形成される。そのために、前記粒子像形成ユニット10
2〜106に、それぞれ像担持体としての感光体ドラム
112〜116、帯電装置としての帯電ローラ122〜
126、光書込装置132〜136及び現像装置142
〜146が配設され、該現像装置142〜146にそれ
ぞれ図示しない白色、無色、黄色、緑色及び赤色の一定
の外径を有する各色の粒子が配設される。この場合、無
色の粒子によって、宙に浮いている物体を表現した三次
元像、透明な物体を表現した三次元像、細い線を表現し
た三次元像を形成することができる。また、白色、黄
色、緑色及び赤色の粒子によって、カラーの三次元像を
形成することもできる。
【0062】なお、前記駆動ローラ91内には加熱手段
としてのヒータ93が配設され、駆動ローラ91及び転
写ベルト101を加熱するが、該転写ベルト101が駆
動ローラ91から離れ、前記粒子像形成ユニット102
に到達するまでに転写ベルト101は冷却されるように
なっている。そして、コンピュータ18は、三次元像を
形成するための画像信号を発生させ、画像制御部117
に送る。本実施の形態において、三次元像は複数の二次
元像を積層することによって形成され、そのために、前
記画像信号は、各二次元像に対応させて各ページごとに
発生させられる。そして、前記画像制御部117は、コ
ンピュータ18から順次送られる各ページごとの二次元
像に対応する画像信号を編集して、各色のビットマップ
データを作成し、該各ビットマップデータを前記光書込
装置132〜136に送る。したがって、該各光書込装
置132〜136は、感光体ドラム112〜116にそ
れぞれ前記各ビットマップデータに従って各ページごと
の静電潜像を形成する。
【0063】そして、各感光体ドラム112〜116に
形成された各静電潜像は、前記転写ベルト101の走行
に伴って順次転写ベルト101に転写される。この場
合、該転写ベルト101に転写される各粒子像に対応す
るビットマップデータの各アドレスが互いに一致するよ
うに、各ビットマップデータによる感光体ドラム112
〜116への静電潜像の形成、すなわち、光書込タイミ
ングが互いに所定時間だけずらされる。
【0064】次に、転写ベルト101の走行に伴って各
粒子像が駆動ローラ91と画像基材22との間に到達す
ると、各粒子像の粒子は表層だけが溶融させられ、転写
ベルト101に付着する。したがって、転写ベルト10
1上の粒子像が画像基材22に定着され、画像基材22
上に1ページ分の二次元像が形成される。このようにし
て、あらかじめ設定されたページ数分だけ画像基材22
上に二次元像を積層して形成することによって、三次元
像が形成されると、画像制御部117及び装置制御部3
5は動作を終了する。
【0065】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、三次元像形成方法においては、複数ページのビッ
トマップデータを発生させ、該各ビットマップデータに
従って、一定の外径を有する粒子を平面状に並べて二次
元像を形成し、該二次元像を積層して三次元像を形成す
る。
【0067】この場合、粒子を平面状に並べて二次元像
を形成し、該二次元像を積層して三次元像を形成するよ
うになっているので、レーザ光発生器、モノマー状態の
樹脂等を使用する必要がない。したがって、装置本体を
小型化することができるだけでなく、三次元像を形成す
るために必要な時間を短くすることができる。本発明の
三次元像形成装置においては、X軸方向に回転軸が配設
された像担持体と、該像担持体の表面を一様にかつ均一
に帯電させる帯電装置と、前記像担持体に光を照射して
静電潜像を形成する光書込装置と、前記静電潜像に粒子
を付着させて粒子像を形成する現像装置と、前記像担持
体の粒子像を転写するための転写部材と、該転写部材の
粒子像を画像基材に定着して二次元像を形成する加熱手
段と、前記画像基材を、前記X軸方向に対して直角に、
かつ、互いに直角に設定されたY軸方向及びZ軸方向に
移動させる画像基材移動手段とを有する。
【0068】この場合、像担持体の表面が一様にかつ均
一に帯電させられ、光が照射されて像担持体の表面に静
電潜像が形成される。次に、該静電潜像に粒子が付着さ
せられて粒子像が形成され、該粒子像は転写部材に転写
される。そして、転写部材の粒子像は、画像基材に定着
されて二次元像になる。このとき、画像基材はY軸方向
及びZ軸方向に移動させられるので、二次元像は積層さ
れ、三次元像が形成される。
【0069】したがって、レーザ光発生器、モノマー状
態の樹脂等を使用する必要がないので、装置本体を小型
化することができるだけでなく、三次元像を形成するた
めに必要な時間を短くすることができる。また、情報を
伝達する出力装置として三次元像形成装置を使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における三次元像形
成装置の概念図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における三次元像形
成装置の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における粒子の断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における1段の二次
元像の例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における2段の二次
元像の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における3段の二次
元像の例を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における三次元像形
成装置の概念図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における三次元像形
成装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
11、61、112〜116 感光体ドラム 12、62、122〜126 帯電ローラ 13、63、132〜136 光書込装置 14、64、142〜146 現像装置 15、65 粒子 19 転写ローラ 20、93 ヒータ 22 画像基材 23 二次元移動台 58 第1の粒子像形成ユニット 59 第2の粒子像形成ユニット 81〜83 二次元像 85 中心部 86 表層 101 転写ベルト 102〜106 粒子像形成ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数ページのビットマップデータ
    を発生させ、(b)該各ビットマップデータに従って、
    一定の外径を有する粒子を平面状に並べて二次元像を形
    成し、(c)該二次元像を積層して三次元像を形成する
    ことを特徴とする三次元像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記粒子は、保存される温度より高い温
    度で加熱され、中心部の表面に形成された表層だけを溶
    融させた状態で付着させられる請求項1に記載の三次元
    像形成方法。
  3. 【請求項3】 (a)像担持体に静電潜像を形成し、
    (b)該静電潜像に前記粒子を付着させて粒子像を形成
    し、(c)像担持体の粒子像を転写部材に転写し、
    (d)転写部材の粒子像を画像基材に定着することによ
    って二次元像が形成される請求項1に記載の三次元像形
    成方法。
  4. 【請求項4】 (a)複数のビットマップデータが形成
    され、(b)該各ビットマップデータに従って、有色の
    粒子及び無色の粒子によって前記二次元像が形成される
    請求項1に記載の三次元像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記有色の粒子の色は複数設けられる請
    求項4に記載の三次元像形成方法。
  6. 【請求項6】 (a)X軸方向に回転軸が配設された像
    担持体と、(b)該像担持体の表面を一様にかつ均一に
    帯電させる帯電装置と、(c)前記像担持体に光を照射
    して静電潜像を形成する光書込装置と、(d)前記静電
    潜像に粒子を付着させて粒子像を形成する現像装置と、
    (e)前記像担持体の粒子像を転写するための転写部材
    と、(f)該転写部材の粒子像を画像基材に定着して二
    次元像を形成する加熱手段と、(g)前記画像基材を、
    前記X軸方向に対して直角に、かつ、互いに直角に設定
    されたY軸方向及びZ軸方向に移動させる画像基材移動
    手段とを有することを特徴とする三次元像形成装置。
  7. 【請求項7】 (a)前記像担持体、帯電装置、光書込
    装置及び現像装置によって構成される複数の粒子像形成
    ユニットが、前記転写部材に沿って配設され、(b)各
    粒子像形成ユニットによって有色の粒子及び無色の粒子
    から成る二次元像が形成される請求項6に記載の三次元
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記粒子の外径は解像度とほぼ一致させ
    られる請求項6に記載の三次元像形成装置。
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