JP2015065386A - 保護膜検出装置 - Google Patents

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幸伸 大浦
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Abstract

【課題】レーザー加工される被加工物の被加工面に保護膜が被覆されたか否かを確認できるようにする。
【解決手段】被加工物の保護膜33側に赤外線50を照射する赤外線照射手段5と、保護膜33側において反射した赤外線の反射光60を受光する位置に配設された赤外線撮像手段6と、画像処理により保護膜33が被覆されている領域と保護膜33が被覆されていない領域330との反射光の強度差によって保護膜33が被覆されていない領域330を検出する検出手段とを備え、保護膜33が被覆されていない領域330の有無を検出することにより、保護膜33が適正に被覆されたか否かを容易に確認することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物の被加工面に保護膜が適正に被覆されたか否かを検出する保護膜検出装置に関する。
半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハをストリートに沿って分割する方法として、ウェーハに形成されたストリートに沿ってパルスレーザー光線を照射することによりレーザー加工溝を形成し、そのレーザー加工溝に沿ってメカニカルブレーキング装置によって割断する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この加工方法においては、ウェーハのストリートに沿ってレーザー光線を照射すると、照射された領域に熱エネルギーが集中してデブリが発生し、このデブリがデバイスの表面に付着してデバイスの品質を低下させるという問題がある。
このデブリによる問題を解消するために、ウェーハの加工面にポリ・ビニル・アルコール等の保護膜を被覆し、保護膜を通してウェーハにレーザー光線を照射することによりデブリがデバイスに付着しないようにしたレーザー加工機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−305420号公報 特開2007−201178号公報
しかし、保護膜の被覆条件はウェーハの種類やロットごとに調整する必要があるところ、その被覆条件が適切でない場合には、ウェーハの被加工面に部分的に保護膜が被覆されないことがある。そして、被加工面に部分的に保護膜が被覆されない状態でレーザー加工が施されると、その部分にデブリが堆積して製品不良を招くおそれがある。
本発明は、上記事実にかんがみなされたもので、その主たる技術的課題は、被加工物の被加工面に保護膜が被覆されたか否かを確認できるようにすることにある。
本発明は、被加工物の表面に液状樹脂による保護膜が被覆されたか否かを検出する保護膜検出装置であって、表面に保護膜が被覆された被加工物を保持する保持テーブルと、保持テーブル上に保持された被加工物の保護膜側に赤外線を照射する赤外線照射手段と、赤外線照射手段から照射され被加工物の保護膜側で反射した赤外線を受光する位置に配設され被加工物の保護膜側を撮像する赤外線撮像手段と、赤外線撮像手段により撮像された保護膜側の画像情報に対する画像処理によって、保護膜が被覆されているために赤外線を吸収し赤外線反射が少ない領域と、保護膜が被覆されていないために赤外線反射が多い領域との光の強度差に基づき、保護膜が被覆されていない領域を検出する検出手段と、検出手段により保護膜が被覆されていない領域が検出された場合にその検出が行われたことを報知する報知手段とを備えている。
被加工物がシリコンウェーハである場合は、上記保護膜検出装置の赤外線撮像手段は8μmより長い波長領域を測定する赤外線カメラであることが望ましい。
本発明に係る保護膜検出装置は、被加工物の保護膜側に赤外線を照射する赤外線照射手段と、保護膜側において反射した赤外線の反射光を受光する位置に配設された赤外線撮像手段と、保護膜が被覆されている領域と保護膜が被覆されていない領域との反射光の強度差によって保護膜が被覆されていない領域を検出する検出手段とを備えているため、保護膜が被覆されていない領域の有無を容易に検出することができる。
また、被加工物がシリコンウェーハである場合において、赤外線撮像手段が8μmより長い波長領域を測定する赤外線カメラであることにより、保護膜が被覆されている領域と保護膜が被覆されていない領域との間で反射光の強度差が明確となるため、保護膜が被覆されていない領域を確実に検出することができる。
保護膜検出装置を示す斜視図。 保護膜検出装置を示す一部破断斜視図。 被加工物に液状樹脂を滴下する状態を示す断面図。 表面に保護膜が被覆された被加工物を示す断面図。 赤外線により保護膜側を撮像する状態を示す斜視図。 赤外線により保護膜側を撮像する状態を示す断面図。 保護膜検出装置の別の例を示す断面図。 レーザー加工装置を示す斜視図 赤外線の波長と水溶性レジスト樹脂及びウェーハにおける透過率との関係の実験結果を示すグラフ。 赤外線の波長と透過率との関係を半導体材料ごとに示したグラフ(「赤外線工学 −基礎と応用− 赤外線技術研究会編 オーム社 」より引用)。
図1及び図2に示す保護膜検出装置1は、保持テーブル2に保持された被加工物Wの被加工面である表面W1に保護膜を被覆するとともに、保護膜が適正に被覆されたか否かを検出する装置である。
保持テーブル2は、被加工物Wを吸引保持する吸引部20と、その外周側において被加工物を固定するためのクランプ部21を複数備えている。また、保持テーブル2は、回転可能であるとともに昇降可能となっている。保持テーブル2は、下降することにより、保持テーブル2に保持された被加工物Wに対して保護膜を被覆する被覆位置(図2に示す位置)に移動可能である。一方、保持テーブル2は、被覆位置から上昇することにより、被覆された保護膜を検出する検出位置(図1に示す位置)に移動可能となっている。
図2に示すように、被覆位置には、保持テーブル2に保持された被加工物Wの表面W1に対して保護膜を被覆する保護膜噴射手段3が配設されている。保護膜被覆手段3は、保持テーブル2の面方向と平行な方向にのびるアーム30と、アーム30の基端に連結されアーム30を保持テーブル2の面方向に移動させる駆動部31と、アーム30の先端に連結され下方に向けて液状樹脂を噴出するノズル32とを備えている。ノズル32は、駆動部31による駆動により保持テーブル2の上方と保持テーブル2の上方から退避した位置との間を移動可能となっている。
図2に示すように、被覆位置には、被加工物Wの表面W1を洗浄及び乾燥する洗浄乾燥手段4が配設されている。洗浄乾燥手段4は、保持テーブル2の面方向と平行な方向にのびるアーム40と、アーム40の基端に連結されアーム40を保持テーブル2の面方向に移動させる駆動部41と、アーム40の先端に連結され下方に向けて液状樹脂を噴出するノズル42とを備えている。ノズル42は、駆動部41による駆動により保持テーブル2の上方と保持テーブル2の上方から退避した位置との間を移動可能となっている。
検出位置には、保持テーブル2上に保持された被加工物Wの表面W1に被覆された保護膜側に赤外線を照射する赤外線照射手段5と、赤外線照射手段5から照射され被加工物Wの保護膜側で反射した赤外線を受光する位置に配設され被加工物の保護膜側を撮像する赤外線撮像手段6とを備えている。赤外線照射手段5及び赤外線撮像手段6は、照射角度及び撮像角度を調節可能となっている。
赤外線照射手段5は、例えば赤外線ヒータであり、例えば少なくとも被加工物Wの半径を直径とする領域に赤外線を照射することができ、保持テーブル2を一回転させながら赤外線の照射を行うことにより、被加工物Wの保護膜側全面に赤外線を照射することができる。
赤外線撮像手段6は、例えば、波長が8〜14μmの赤外領域の光を撮像することができる赤外線カメラ(エリアセンサ)であり、保持テーブル2を一回転させながら撮像を行うことにより、被加工物Wの保護膜側の全面を撮像することができる。
赤外線撮像手段6には、CPU及び記憶素子を備え撮像により取得した画像情報に対して画像処理を施すことにより保護膜が被覆されていない領域を検出する検出手段7が接続されている。検出手段7は、保護膜が被覆されていない領域を検出手段7が検出した場合にその旨を報知する報知手段8に接続されている。報知手段8は、例えば警報音を鳴らしたり画面表示したりすることにより報知を行う。
以下では、図1及び図2に示した保護膜検出装置1において、保持テーブル2に保持された被加工物Wのデバイスが形成された表面W1に保護膜を被覆し、保護膜が被覆されていない領域を検出する方法について説明する。
図1に示すように、被加工物Wの裏面W2をテープTに貼着することにより、テープTの外周部に貼着されたリング状のフレームFと一体化させ、フレームFにより被加工物Wを支持する。被加工物Wの表面W1には、分割予定ラインLによって区画されてデバイスDが形成されている。テープT側から保持テーブル2において吸引保持するとともに、クランプ部21によってフレームFを固定することにより、表面W1が上方に露出した状態で被加工物Wが保持される。
次に、図2に示した被覆位置に保持テーブル2を下降させ、図3に示すように、保持テーブル2を300〜1000rpm程度の回転速度で回転させるとともに、保護膜被覆手段3を構成するノズル32を被加工物Wの中心部の上方に移動させ、その状態で液状樹脂320を表面W1に滴下する。液状樹脂320としては、ポリ・ビニル・アルコール、ポリ・エチレン・グリコール、ポリ・エチレン・オキサイド等の水溶性レジスト樹脂を使用することができる。また、液状樹脂320の滴下量は、保護膜の所望厚さに応じて調整する。表面W1に滴下された液状樹脂は、保持テーブル2の回転による遠心力によって外周側に行き渡った後、経時的に硬化し、図4に示すように、表面W1に保護膜33が被覆される。
このようにして被加工物Wの表面W1に保護膜320が被覆されると、保持テーブル2が上昇して図1に示した検出位置に移動する。そして、図5に示すように、保持テーブル2の回転によって保護膜33が被覆された被加工物Wを回転させながら、赤外線照射手段5から被加工物Wの表面W1に対して赤外線50が照射され、赤外線撮像手段6によって赤外線の反射光が受光され撮像される。撮像より取得された画像情報は、検出手段7に転送される。
保護膜33は、赤外線の吸収率が高い(反射率が低い)。一方、保護膜33が被覆されていない部分がある場合は、被加工物Wの表面W1に直接赤外線50が照射されるが、表面W1は回路パターンまたは半導体であるため、保護膜33よりも赤外線の吸収率が低い(反射率が高い)。したがって、保護膜33が被覆されていない部分がある場合は、検出手段7が取得した画像情報には、保護膜33が被覆されているために赤外線50を吸収し赤外線反射が少ない領域と、保護膜33が被覆されていないために赤外線反射が多い領域との間で光の強度差が生じるため、画像情報に対する画像処理によって、この光の強度差に基づき、保護膜が被覆されていない領域を検出することができる。画像情報における保護膜33が被覆されている領域と被覆されていない領域とのコントラストをより明確にするため、検出手段7では、二値化処理等の処理を行う。
例えば、図6に示すように、保護膜33が被覆されていない非被覆部330がある場合は、非被覆部330以外の領域においては赤外線50がほとんど吸収されるが、非被覆部330では赤外線50が反射し反射光60となって赤外線撮像手段6によって撮像されるため、非被覆部330の有無を容易に検出することができる。
なお、赤外線撮像手段6によって取得され検出手段7において読み込まれた画像情報かた非被覆部330の位置を認識し、その位置情報を検出手段7に備えた記憶素子に記憶しておくことが望ましい。かかる位置情報を記憶しておくことにより、再度保護膜を被覆するときに、その位置に液状樹脂を滴下することができる。
検出手段7によって保護膜33が被覆されていない領域が検出されると、その旨が報知手段8に通知され、報知手段8は、保護膜33が被覆されていない領域が検出されたことを、警報音を鳴らしたり画面表示したりすることによってオペレータに報知する。報知を受けたオペレータは、保持テーブル2を被覆位置に下降させ、保護膜を再度被覆する。非被覆部330の位置情報が検出手段7に記憶されている場合は、かかる位置情報に基づき、その位置に液状樹脂を滴下することができる。
なお、図1,2,5及び6に示した赤外線照射手段5及び赤外線撮像手段6に代えて、図7に示す赤外線照射手段5a及び赤外線撮像手段6aを用いることもできる。この赤外線照射手段5aは、被加工物Wの表面W1の面方向と平行な方向に移動可能であるとともに、下方に向けて赤外線を照射可能である。一方、赤外線撮像手段6aは、保持テーブル2の中心部上方に配設され、広角に赤外線を撮像することができる。かかる構成では、表面W1の面方向と平行な方向に赤外線照射手段5aが移動しながら表面W1に向けて赤外線を照射するとともに、赤外線撮像手段6aによって撮像を行うことで、保護膜33の全面を撮像することができる。
保護膜33が被覆された被加工物Wは、例えば図8に示すレーザー加工装置10によってレーザー加工される。このレーザー加工装置10は、被加工物Wを保持して回転可能な保持手段11と、保持手段11をX軸方向に移動させるX軸方向移動手段12と、保持手段11をY軸方向に移動させるY軸方向移動手段13と、保持手段11に保持された被加工物Wに対してレーザー光線を照射するレーザー加工手段14とを備えている。
保持手段11は、被加工物Wを吸引保持する吸引部110と、フレームFを固定するクランプ部111とを備えている。
X軸方向移動手段12は、X軸方向にのびるボールネジ120と、ボールネジ120の一端に接続されたモータ121と、ボールネジ120と平行にのびる一対のガイドレール122と、図示しない内部のナットがボールネジ120に螺合するとともに下部がガイドレール122に摺接する移動基台123とを備えており、モータ121によって駆動されてボールネジ120が回動することにより、移動基台123がガイドレール122にガイドされてX軸方向に移動し、保持手段11をX軸方向に移動させることができる。
Y軸方向移動手段13は、Y軸方向にのびるボールネジ130と、ボールネジ130の一端に接続されたモータ131と、ボールネジ130と平行に配設された一対のガイドレール132と、図示しない内部のナットがボールネジ130に螺合するとともに下部がガイドレール132に摺接する移動基台133とを備えており、モータ131によって駆動されてボールネジ130が回動することにより、移動基台133がガイドレール132にガイドされてY軸方向に移動し、移動基台133の上に配設された保持手段11及びX軸方向移動手段12をY軸方向に移動させることができる。
レーザー加工手段14は、下方に向けレーザー光線を照射する照射ヘッド140を備えている。
保持手段11においては、テープT側が吸引保持されて保護膜33が上方に露出した状態となり、クランプ部111によってフレームFが固定される。そして、保持手段11がX軸方向及びY軸方向に移動し、レーザー加工すべき分割予定ラインL(図1参照)と照射ヘッド140とのY軸方向の位置合わせを行った後、保持手段11をX軸方向に移動させながら、照射ヘッド140からレーザー光線を照射し、被加工物Wの表面W1に集光する。そうすると、分割予定ラインLに沿ってレーザー加工溝が形成される。このような加工を同方向のすべての分割予定ラインLについて行い、さらに、保持手段11を90度回転させてから同様の加工を行うと、すべての分割予定ラインLに沿って縦横にレーザー加工溝が形成される。このようにして行うレーザー加工においては、集光点付近に熱エネルギーが集中することによりデブリが発生して飛散するが、被加工物Wの表面Wには保護膜33が被覆されているため、表面W1のデバイスDにデブリが付着するのを防止することができる。特に、保護膜33が部分的に被覆されていない領域があった場合は、保護膜検出装置1によってそれを検出して再度保護膜33を被覆する作業を行うことにより、保護膜33を表面W1の一面に被覆することができるため、デバイスDにデブリが付着するのを確実に防止することができる。
レーザー加工の終了後は、レーザー加工溝が形成された被加工物Wを、テープTを介してフレームFに支持されたままの状態で、図2に示した保護膜被覆装置1の保持テーブル2において保持する。そして、保持テーブル2が被覆位置に位置した状態で、保持テーブル2を例えば2000〜3000rpmの回転速度で回転させるとともに、ノズル42から洗浄水を噴出し、アーム41を揺動させることにより、水溶性の保護膜33を除去する。
このようにして保護膜33を除去した後、被加工物Wに外力を加えることにより、個々のデバイスDに分割される。
なお、本実施形態では、保護膜検出装置1が保護膜被覆装置としての機能も有している場合について説明したが、保護膜検出装置は、保護膜検出の機能のみを有する装置であってもよい。また、保護膜被覆装置は、レーザー加工装置に搭載されていてもよい。
パーキンエルマー社の赤外分光分析装置「Spectrum One」を使用し、ATR(Attenuated Total Reflection)法(全反射測定法)によって、以下の3種類の被加工物(ウェーハ)のそれぞれに対し、波長を2μmから20μmまで変化させながら赤外線を照射し、赤外線の透過率を測定した。なお、ヒータの温度を50度、ヒータとウェーハとの距離を30mmとした。
(1)表面に水溶性レジスト樹脂が被覆されたベアシリコンウェーハ(以下、「保護膜付きベアシリコン」という。)
(2)回路パターンが形成された面に水溶性レジスト樹脂が被覆されたシリコンウェーハ(以下、「保護膜付きパターンウェーハ」という。)
(3)回路パターンが形成された面に水溶性レジスト樹脂が被覆されていないシリコンウェーハ(以下、「保護膜なしパターンウェーハ」という。)
測定結果は、図9に示すとおりであり、横軸が波長、縦軸がabs吸光度を示している。図9のグラフでは、波長が8μm〜10μm付近である場合においては、保護膜付きパターンウェーハと保護膜なしパターンウェーハの吸収率の差が大きく、保護膜の有り無しの判断がしやすいことがわかる。したがって、被加工物がシリコンウェーハであり、図1,2,5,6及び7に示した赤外線照射手段5,5aから照射する赤外線の波長が8μm〜10μmである場合は、赤外線撮像手段6,6aにおける保護膜33が被覆されている部分と被覆されていない部分との受光量の差が大きくなるため、保護膜33が被覆されていない部分を確実に検出することができる。
図10に示すグラフは、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、セレン化亜鉛(ZnSe)及びクリアトラン−硫化亜鉛(クリアトラン−ZnS)の赤外線透過率を示したもので、シリコンについては、波長が8μmより長くなると、透過率が低くなって反射率が高くなることが示されている。このことからも、シリコンウェーハについては、赤外線の波長を8μmより長くし、赤外線撮像手段6,6aとして8μmより長い波長領域を測定する赤外線カメラを使用することで、保護膜33が被覆されていない部分を確実に検出することができることがわかる。
1:保護膜検出装置
2:保持テーブル 20:吸引部 21:クランプ部
3:保護膜噴射手段
30:アーム 31:駆動部 32:ノズル 320:液状樹脂
4:洗浄乾燥手段
40:アーム 41:駆動部 42:ノズル
5,5a:赤外線照射手段 50:赤外線
6,6a:赤外線撮像手段 60:反射光
7:検出手段 8:報知手段
W:被加工物 W1:表面 W2:裏面
T:テープ F:フレーム
33:保護膜 330:非被覆部
10:レーザー加工装置
11:保持手段 110:吸引部 111:クランプ部
12:X軸方向移動手段
120:ボールネジ 121:モータ 122:ガイドレール 123:移動基台
13:Y軸方向移動手段
130:ボールネジ 131:モータ 132:ガイドレール 133:移動基台
14:レーザー加工手段 140:照射ヘッド

Claims (2)

  1. 被加工物の表面に液状樹脂による保護膜が被覆されたか否かを検出する保護膜検出装置であって、
    表面に該保護膜が被覆された被加工物を保持する保持テーブルと、
    該保持テーブル上に保持された被加工物の該保護膜側に赤外線を照射する赤外線照射手段と、
    該赤外線照射手段から照射され被加工物の該保護膜側で反射した赤外線を受光する位置に配設され被加工物の該保護膜側を撮像する赤外線撮像手段と、
    該赤外線撮像手段により撮像された該保護膜側の画像情報に対する画像処理によって、該保護膜が被覆されているために赤外線を吸収し赤外線反射が少ない領域と、該保護膜が被覆されていないために赤外線反射が多い領域との光の強度差に基づき、該保護膜が被覆されていない領域を検出する検出手段と、
    該検出手段により該保護膜が被覆されていない領域が検出された場合に該検出が行われたことを報知する報知手段と、
    を備える保護膜検出装置。
  2. 被加工物はシリコンウェーハであり、前記赤外線撮像手段は8μmより長い波長領域を測定する赤外線カメラであること、
    を特徴とする保護膜検出装置。
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