JP2015065335A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱素子の発熱を十分に放熱できない。
【解決手段】基材208には、発熱素子209a〜209cが実装されている。ヒートシンク211a〜211cは、発熱素子209a〜209cの発熱を放射する。筐体(天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203)は、基材208を収容する。筐体カバー(底面カバー204)は、筐体の外面の一部を覆うように、筐体に取り付けられている。空気流路207は、筐体および筐体カバーの間に設けられている。空気流路207は、筐体および筐体カバーの間に、筐体および筐体カバーの外部の空気を通す。そして、ヒートシンク211a〜211cは、空気流路207上に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置に関し、特に、基板上に実装された発熱素子の発熱を放熱する技術に関する。
近年、通信機器やパソコンなどの電子装置は、一度に大量の演算を高速に行うなど、高性能化や高機能化が急速に進んできている。これに伴い、電子装置(例えばICT(Information and Communication Technology)装置)に搭載されている部品のうち、特に中央演算処理装置(Central Processing Unit:CPU)や集積回路(Multi-chip Module:MCM)などの発熱素子は、非常に高く発熱する傾向にある。
このような電子装置において、例えば、ファン部を用いて、電子装置の筐体内部の熱(主に発熱素子の熱)を帯びた空気を強制的に排出する技術が、知られている。この技術では、電子装置の筐体内部で発生した熱を筐体外部へ排出するために、電子装置の筐体内部の空気と筐体外部の空気とを連通する開口部(スリット)が設けられている。また、ファン部を設けることにより、筐体内部の熱を帯びた空気を強制的に筐体外部へ排出している。これにより、電子装置の筐体内部の熱を外部へ効率よく放熱することができる。
また、ファン部を用いずにヒートパイプを用いて、発熱素子の熱を、筐体を介して放熱する技術も、知られている。この技術では、発熱素子にヒートパイプを直接接触させて、ヒートパイプによる熱輸送を用いて発熱素子の熱を筐体の広い範囲へ拡散させている。
なお、参考技術として、例えば、特許文献1および特許文献2が知られている。
特開平11−87961号公報 特開2002−111263号公報
しかしながら、近年、通信機器やパソコンなどの電子装置は、その装置内部に電子部品が高密度に実装されてきている。このため、ファン部を用いて、電子装置の筐体内部の熱(主に発熱素子の熱)を帯びた空気を強制的に排出する技術では、電子装置の筐体内部が複雑な構造になるため、筐体内部から筐体外部へ導かれる空気の流れの効率がよくないという問題があった。この効率を高めるために、ファン部の回転数を高めることが考えられる。ただし、過大なファン部の動作音が発生するとともに、ファン部の消費電力が増加し、ファン部の耐久性も低下することが懸念される。
また、ファン部を用いずにヒートパイプを用いて、発熱素子の熱を、筐体を介して放熱する技術では、ヒートパイプを用いる必要があった。ヒートパイプには敷設形状に制約(例えば、ヒートパイプ曲げ半径Rの制限など)があるため、装置内部の部品配置や構造にも様々な制約が発生し、設計が困難になりコストの増加を招く程に構造が複雑になってしまうという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡単な構成で、発熱素子の発熱をより効率よく放熱することができる技術を提供することにある。
本発明の電子装置は、発熱素子が実装された板状の基材と、前記発熱素子の発熱を放射する放熱部と、前記板状の基材を収容する筐体と、前記筐体の外面の一部を覆うように、前記筐体に取り付けられた筐体カバーと、前記筐体の外面および前記筐体カバーの間に設けられ、前記筐体および前記筐体カバーの間に、前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を通す空気流路とを備え、前記放熱部が前記空気流路上に配置されている。
本発明にかかる電子装置によれば、簡単な構成で、発熱素子の発熱をより効率よく放熱することができる。
本発明の第1の実施の形態における電子装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置の正面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置の構成を分解して示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置の構成を示す図である。図4(a)は、本発明の第1の実施の形態における電子装置を上面側から視た構成を示す上面図である。図4(b)は、本発明の第1の実施の形態における電子装置を空気流路に沿った切断面であって、図4(a)のA−A切断面で切断したときの断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置のベースユニット部を空気流路に沿った切断面であって、図4(b)のB部の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態における電子装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における電子装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における電子装置の裏面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における電子装置の構成を示す図である。図9(a)は、本発明の第5の実施の形態における電子装置を上面側から視た構成を示す上面図である。図9(b)は、本発明の第5の実施の形態における電子装置を空気流路に沿った切断面であって、図9(a)のC−C切断面で切断したときの断面を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態における電子装置のヒートシンク周辺を切断した切断面であって、図9(b)のD部の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における電子装置のヒートシンク周辺を切断した切断面であって、図4(b)のE部の拡大図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態における電子装置1000の構成について、図に基づいて説明する。図1は、電子装置1000の裏面側の構成を底面カバーを外した状態で示す斜視図である。図2は、電子装置1000の正面側の構成を示す斜視図である。図3は、電子装置1000の構成を分解して示す分解斜視図である。図4は、電子装置1000の構成を示す図である。図4(a)は、電子装置1000を上面側から視た構成を示す上面図である。図4(b)は、電子装置1000を空気流路207に沿った切断面であって、図4(a)のA−A切断面で切断したときの断面を示す断面図である。図5は、電子装置1000のベースユニット部200を空気流路に沿った切断面であって、図4(b)のB部の拡大図である。なお、図1〜図5では、電子装置1000の一例として、パーソナルコンピュータを示している。ただし、電子装置1000は、パーソナルコンピュータに限定されない。電子サーバや、スマートフォンや、携帯電話機なども、電子装置1000に含まれる。
まず、図2を用いて、電子装置1000の概略構成を説明する。図1に示されるように、電子装置1000は、表示ユニット部100と、ベースユニット部200とを備えている。
表示ユニット部100は、平板状に構成されている。表示ユニット100の一端部は、ベースユニット部200の一端部に、矢印αの方向に回転可能に保持されている。表示ユニット部100は、表示部101を有する。表示部101は、例えば、液晶表示素子や、有機EL(Electro-Luminescence)表示素子などにより、構成される。
ベースユニット部200は、天面ケース201と、中間ケース202と、底面ケース203と、底面カバー204とを有する。これら天面ケース201、中間ケース202、底面ケース203は、本発明の筐体に相当する。また、底面カバー204は、本発明の筐体カバーに相当する。これら天面ケース201、中間ケース202、底面ケース203および底面カバー204は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。ただし、筐体としての強度を確保するためと、後述する発熱素子の熱を放熱するために、高い熱伝導率を有する金属材料を、天面ケース201、中間ケース202、底面ケース203および底面カバー204に、用いることが好ましい。ベースユニット部200の電子部品(不図示)は、これら天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203から構成される筐体内に収容される。また、図2に示されるように、キーボード205およびタッチパッド206が、ベースユニット部200の天面ケース201側に、露出するように配置されている。また、ベースユニット部200の一端部は、表示ユニット100の一端部に、矢印αの方向に回転可能に保持されている。また、ベースユニット部200の前面側には、空気流路207が開口するように設けられている。なお、空気流路207の具体的な構成は、後で詳述する。
次に、図3〜図5を用いて、電子装置1000の構成について、詳しく説明する。図3および図4に示されるように、電子装置1000は、表示ユニット部100と、ベースユニット部200とを備えている。
前述の通り、表示ユニット部100の一端部は、ベースユニット部200の一端部に、回転可能に保持されている。表示ユニット部100は、表示部101を有する。表示部101は、表示部保護ケース102に収容されている。表示部保護ケース102は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。
ベースユニット部200は、天面ケース201と、中間ケース202と、底面ケース203と、底面カバー204と、キーボード205と、タッチパッド206と、空気流路207と、基材208と、発熱素子209a〜209cと、熱伝導シート210a〜210cと、ヒートシンク211a〜211cと、ファン部212とを備えている。前述の通り、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203は、本発明の筐体に相当する。また、底面カバー204は、本発明の筐体カバーに相当する。
図3、図4(a)、図4(b)および図5に示されるように、天面ケース201は、ベースユニット部200の上面側を構成する。天面ケース201は、平板状に形成されている。天面ケース201は、中間ケース202の上面側に、嵌合される。前述の通り、天面ケース201は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。天面ケース201は、キーボード用開口部213と、タッチパッド用開口部214とを有する。キーボード用開口部213は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体から、キーボード205を露出するために、形成されている。同様に、タッチパッド用開口部214は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体から、タッチパッド206を露出するために、形成されている。
中間ケース202は、図3に示されるように、角筒状に形成されている。中間ケース202は、天面ケース201および底面ケース203の間で挟持されるように配置されている。すなわち、中間ケース202の上面側は、天面ケース201の下面側に、嵌合される。また、中間ケース202の下面側は、底面ケース203の上面側に、嵌合される。前述の通り、中間ケース202は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。
底面ケース203は、平板状に形成されている。底面ケース203は、中間ケース202の下面側に、嵌合される。前述の通り、底面ケース203は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。
図1に示されるように、底面ケース203は、空気流路形成用リブ215およびヒートシンク用開口部216a〜216cを有する。この空気流路形成用リブ215は、空気流路207の両端部に沿って、底面ケース203から平面から延出するように、形成されている。ヒートシンク用開口部216a、216bおよび216cの各々は、2本の空気流路形成用リブ215の間に、空気流路207に沿って、形成されている。ヒートシンク用開口部216a〜216cの各々には、ヒートシンク211a〜211cの各々が、挿入される。これにより、ヒートシンク211a、211bおよび211cの各々が、空気流路207上に露出するように、配置される。
底面カバー204は、平板状に形成されている。底面カバー204は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体の外面の一部を覆うように、筐体に取り付けられている。より具体的には、底面カバー204は、底面ケース203の下面側に、嵌合される。これにより、空気流路207が、管状に形成される。すなわち、底面ケース203の下面と、2本の空気流路形成用リブ215と、底面カバー204の上面との間で囲われた内側に、空気流路207が形成される。
また、底面カバー204で、底面ケース203の下面を被覆することにより、底面ケース203のヒートシンク用開口部216a〜216cから露出されたヒートシンク211a〜211cを直接、触れないようにすることができる。併せて、底面カバー204で底面ケース203の下面を被覆することにより、ヒートシンク211a〜211cの発熱を吸熱した底面ケース203を、直接、触らないようにすることができる。特に、金属材料を用いて底面ケース203を形成した場合、底面ケース203はヒートシンク211a〜211cbの発熱によって高温になる。したがって、底面カバー204で底面ケース203の下面を被覆することにより、使用者が誤って底面ケース203に触れて火傷などを負うことをより効果的に防止することができる。
なお、前述の通り、底面カバー204は、金属材料または樹脂材料により、形成されている。このとき、より好ましくは、底面カバー204は、底面ケース203よりも、熱伝導率が低い材料を用いて、形成されている。これにより、底面カバー204の表面温度を底面ケース203の表面温度よりも低く設定することができる。この結果、底面カバー204を直接手で触っても火傷などを負わないようにすることができる。
キーボード205は、図3、図4(a)、図4(b)および図5に示されるように、ベースユニット部200の天面ケース201側で露出されるように、設けられている。キーボード205は、文字等を入力するためのデバイスである。
タッチパッド206は、図3、図4(a)、図4(b)および図5に示されるように、ベースユニット部200の天面ケース201側で露出されるように、設けられている。タッチパッド206は、キーボード205と同様に、文字等を入力するためのデバイスである。
空気流路207は、筐体の外面および筐体カバーの間に設けられている。より具体的には、空気流路207は、筐体のうちで底面ケース203と、底面カバー204の上面との間に、設けられている。そして、空気流路207は、前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を通す。すなわち、空気流路207は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、底面カバー204(筐体カバー)の外部の空気を通す。
また、図1、図4(b)および図5に示されるように、ヒートシンク用開口部216a〜216cが、ヒートシンク211a〜211cの配置位置に対応して、底面ケース203に形成されている。空気流路207は、前述の通り、底面ケース203の下面と、2本の空気流路形成用リブ215と、底面カバー204の上面との間で囲われた内側に形成される。そして、ヒートシンク211a〜211cが、ヒートシンク用開口部216a〜216cを介して、空気流路207上に露出するように、配置されている。また、発熱素子209a〜209cの発熱が、ヒートシンク211a〜211cよって放射される。さらに、ヒートシンク211a〜211cよって放射される熱は、ヒートシンク用開口部216a〜216cによって、空気流路207へ導かれる。
前述の通り、空気流路207は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、底面カバー204(筐体カバー)の外部の空気を通す。したがって、発熱素子209a〜209cの発熱が、ヒートシンク211a〜211cから放出された後に空気流路207へ流れ込み、空気流路207を通って筐体および筐体カバーの外部へ排出される。これにより、発熱素子209a〜209cの発熱を効率よく放熱することができる。
基材208は、図3、図4(b)および図5に示されるように、平板状に形成されている。基材208は、例えば、ガラスエポキシ材などにより、形成される。基材208上には、発熱素子209a〜209cのような複数の電子部品が実装されている。基材208は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203に囲われた空間内に保持された状態で収容される。
発熱素子209a〜209cは、図3、図4(b)および図5に示されるように、基材208の裏面上(底面ケース203側の面)に、実装されている。発熱素子209a〜209cは、例えば、中央演算処理装置(CPU)や集積回路(MCM)などであり、動作することにより熱を発する電子部品である。ここでは、3個の発熱素子209a〜209cが、実装されている例を示した。しかし、発熱素子の数は、2個以下でも、4個以上であってもよい。
熱伝導シート210a〜210cは、発熱素子209a〜209cの上面と、ヒートシンク211a〜211cの下面との間に、設けられている。熱伝導シート210a〜210cは、発熱素子209a〜209cおよびヒートシンク211a〜211cの間を、熱的に接続する。これにより、発熱素子209a〜209cの発熱が、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝熱する。
ヒートシンク211a〜211cは、発熱素子209a〜209cの上面に、熱伝導シート210a〜210cを介して、取り付けられている。ヒートシンク211a〜211cは、発熱素子209a〜209cの発熱を空気中に放射する。図1、図3、図4(b)および図5に示されるように、ヒートシンク211a〜211cは、底面ケース203に形成されたヒートシンク用開口部216a〜216cの位置に対応する位置に、設けられている。ヒートシンク211a〜211cは、本発明の放熱部に相当する。
ファン部212は、図1、図4(b)および図5に示されるように、空気流路207の出口側に、設けられている。ファン部212は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路207へ流入させる。また、ファン部212は、空気流路207に流入した空気を、ヒートシンク211a〜211cにより放射される発熱素子209a〜209cの熱とともに、筐体および筐体カバーの外へ排出する。これにより、筐体および筐体カバーの外の空気を空気流路207へより効率よく流入させ、これを筐体および筐体カバーの外へより効率よく排出することができる。この結果、ヒートシンク211a〜211cにより放射される発熱素子209a〜209cの熱を、空気流路207内に流入する空気によって、効率よく放熱することができる。なお、ファン部212は、空気流路207の出口側ではなく、入口側に設けられてもよい。
以上、電子装置1000の構成について説明した。
次に、電子装置1000の動作について説明する。
まず、電子装置1000の電源がオンにされると、電源が電子装置1000内の各電子部品に供給される。発熱素子209a〜209cは、電源が供給されることにより、当該発熱素子209a〜209cの内部で電流が流れて、次第に熱を帯びてくる。発熱素子209a〜209cにより発生された熱は、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝わる。なお、発熱素子209a〜209cにより発生された熱の一部は、基材208へも伝わる。しかし、発熱素子209a〜209cにより発生された熱の大半が、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝わる。
次に、ヒートシンク211a〜211cは、吸熱した発熱素子209a〜209cの熱を、空気流路207内へ放射する。このとき、ヒートシンク211a〜211cの各々は、ヒートシンク用開口部216a〜216cの各々を介して、空気流路207内に露出されている。また、ファン部212が、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路207へ流入させている。このため、ヒートシンク211a〜211cにより放射される熱は、当該ヒートシンク211a〜211cのうちで空気流路207内に露出された部分から、空気流路207内を流れる空気に伝わる。そして、発熱素子209a〜209cからの熱を帯びた空気が、ファン部212の動力によって、空気流路207内を図1の矢印の方向に沿って流れ、さらに筐体および筐体カバーの外へ排出される。
ここで、好ましくは、3つの発熱素子209a〜209cは、当該発熱素子209a〜209cの発熱量が空気流路207の上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように、配置されている。ここでは、図1に示されるように、空気流路207の上流から下流に向かって、発熱素子209c、発熱素子209b、発熱素子209aの順に、配置されている。したがって、この場合、発熱量が、発熱素子209c、発熱素子209b、発熱素子209aの順で大きくなるように設定するとよい。複数の発熱素子209a〜209cの間で、発熱により上昇する温度や耐熱温度が異なる。上記のように発熱素子209a〜209cを配列することにより、熱的に弱い電子部品がほかの発熱素子により放出される熱により悪影響を受けないようにすることができる。
例えば、最も発熱量が大きい発熱素子が、空気流路207の流入口側に配置された場合、空気流路207内の空気がより早く上昇してしまう。このため、空気流路207の出口側に配置された発熱素子に接続されたヒートシンクの放熱効率が低下してしまう場合があった。また、最悪の場合、発熱素子の熱を含んだ空気が、空気流路207内から、ヒートシンクを介して、筐体内部へ逆流してしまう場合も考えられる。このとき、筐体内の他の電子部品が、発熱素子の熱を受けてしまい、正常に動作しない恐れも生じうる。発熱素子209a〜209cの発熱量が空気流路207の上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように配置することにより、これらの問題が生じることを抑止できる。
また、底面ケース203は、発熱素子209a〜209cの熱の一部を、ヒートシンク211a〜211cを介して、受けている。底面ケース203は、特にヒートシンク211a〜211cの近傍で、高温となる。このとき、ヒートシンク211a〜211cの表面も、同様に、高温になる。このため、例えば、電子装置1000の使用者が、誤って、高温となった底面ケース208に触れてしまうと、火傷などを負う可能性が生じる。このような事態を回避するために、本発明では、底面カバー204を設けている。底面カバー204は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体の外面(ここでは、底面ケース203)の一部を覆うように、筐体に取り付けられている。これにより、電子装置1000の使用者が、底面カバー204の高温部分を、直接触らないようにすることができる。このとき、さらに好ましくは、底面カバー204は、底面ケース203よりも、熱伝導率が低い材料により、製造されている。これにより、底面カバー204の表面温度は、底面ケース203の表面温度よりも、低くすることができる。
以上の通り、本発明の第1の実施の形態における電子装置1000は、板状の基材208と、ヒートシンク211a〜211cと、筐体(天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203)と、筐体カバー(底面カバー204)と、空気流路207と、ヒートシンク用開口部216a〜216cとを備えている。基材208には、発熱素子209a〜209cが実装されている。ヒートシンク211a〜211cは、発熱素子209a〜209cの発熱を放射する。筐体は、基材208を収容する。筐体カバーは、筐体の外面の一部を覆うように、筐体に取り付けられている。空気流路207は、筐体および筐体カバーの間に設けられている。空気流路207は、筐体および筐体カバーの間に、筐体および筐体カバーの外部の空気を通す。そして、ヒートシンク211a〜211cは、空気流路207上に配置されている。
このように、空気流路207が、筐体および筐体カバーの間に設けられ、筐体および筐体カバーの外部の空気を筐体および筐体カバーの間に通す。このとき、ヒートシンク211a〜211cが、空気流路207上に配置される。また、ヒートシンク211a〜211cは、発熱素子209a〜209cの発熱を放射する。このため、ヒートシンク211a〜211cにより放射される熱は、当該ヒートシンク211a〜211cのうちで空気流路207内に露出された部分から、空気流路207内を流れる空気に伝わる。そして、発熱素子209a〜209cからの熱を帯びた空気が、空気流路207内を流れ、さらに筐体および筐体カバーの外へ排出される。また、電子装置1000では、背景技術で説明したようなヒートパイプを用いる必要はないので、装置内部の部品配置や構造が簡素となる。これにより、簡単な構成で、発熱素子209a〜209cの発熱を効率よく放熱することができる。また、簡単な構成にできるので、電子装置1000の製作コストをより低くすることができる。
また、底面ケース203は、発熱素子209a〜209cの熱の一部を、ヒートシンク211a〜211cを介して、受けている。そこで、電子装置1000では、底面カバー204は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体の外面(ここでは、底面ケース203)の一部を覆うように、筐体に取り付けられている。これにより、電子装置1000の使用者が、底面カバー204の高温部分を、直接触らないようにすることができる。この結果、例えば、電子装置1000の使用者が、誤って、高温となった底面ケース208に触れてしまい、火傷などを負うことを抑止できる。
また、本発明の第1の実施の形態における電子装置1000は、ヒートシンク用開口部216a〜216cを有する。このヒートシンク用開口部216a〜216cは、ヒートシンク211a〜211cが空気流路207上に配置されるように、ヒートシンク211a〜211cの配置位置に対応して筐体に形成されている。ヒートシンク用開口部216a〜216cは、ヒートシンク211a〜211cにより放射される熱を空気流路207へ導く。
このように、ヒートシンク用開口部216a〜216cを設けることにより、ヒートシンク211a〜211cが、ヒートシンク用開口部216a〜216cを介して、空気流路207上に露出されるように配置される。これにより、ヒートシンク211a〜211cを、空気流路207内を流れる空気内に配置することができる。この結果、発熱素子209a〜209cの発熱をより効率よく放熱することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における電子装置1000において、複数の発熱素子209a〜209cが板状の基材208に実装され、かつ、複数の発熱素子209a〜209cが空気流路207の1つに配置されている場合、複数の発熱素子209a〜209cは、当該発熱素子209a〜209cの発熱量が空気流路207の上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように、配置されている。このように発熱素子209a〜209cを配列することにより、熱的に弱い電子部品がほかの発熱素子により放出される熱により悪影響を受けないようにすることができる。例えば、最も発熱量が大きい発熱素子が、空気流路207の流入口側に配置された場合、空気流路207内の空気がより早く上昇してしまう。このため、空気流路207の出口側に配置された発熱素子に接続されたヒートシンクの放熱効率が低下してしまう場合があった。また、最悪の場合、発熱素子の熱を含んだ空気が、空気流路207内から、ヒートシンクを介して、筐体内部へ逆流してしまう場合も考えられる。このとき、筐体内の他の電子部品が、発熱素子の熱を受けてしまい、正常に動作しない恐れも生じうる。発熱素子209a〜209cの発熱量が空気流路207の上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように配置することにより、これらの問題が生じることを抑止できる。
本発明の第1の実施の形態における電子装置1000は、ファン部212を備えている。このファン部212は、筐体(天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203)および筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路207へ流入させる。これにより、より効率よく筐体(天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203)および筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気が、空気流路207内に流入される。この結果、発熱素子209a〜209cの発熱を、より効率よく放熱することができる。
本発明の第1の実施の形態における電子装置1000において、ファン部212は、空気流路207の入口側または出口側に設けられている。このように、ファン部212を空気流路207の入口側または出口側に設置できるようにしたことで、電子装置1000の構造設計が容易になる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態における電子装置1000Aについて、図に基づいて説明する。図6は、電子装置1000Aの裏面側の構成を示す斜視図である。図6では、図1と同様に、電子装置1000Aの裏面側の構成を、底面カバー204を外した状態で示している。
図6に示されるように、電子装置1000Aは、表示ユニット部100と、ベースユニット部200Aを備えている。
ここで、図1と図6を対比する。図1では、複数のヒートシンク211a〜211cが、1つの空気流路207上に配置されていた。一方、図6では、複数の空気流路218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている。この点で、図1および図6は互いに相違する。
図6に示されるように、3本の空気流路218a〜218cが、筐体の外面および筐体カバーの間に設けられている。より具体的には、空気流路218a〜218cは、筐体のうちで底面ケース203の下面と、底面カバー204の上面との間に、設けられている。なお、図6では、空気流路は3本である例を示したが、2本または4本以上の空気流路を設けてもよい。そして、空気流路218a〜218cの各々は、前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を通す。すなわち、空気流路218a〜218cの各々は、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、底面カバー204(筐体カバー)の外部の空気を通す。
また、図6に示されるように、ヒートシンク用開口部216a〜216cが、ヒートシンク211a〜211cの配置位置に対応して、底面ケース203に形成されている。そして、ヒートシンク211a〜211cは、ヒートシンク用開口部216a〜216cを介して、空気流路207上に露出するように、配置されている。
ここで、図6に示されるように、複数の空気流路218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている。すなわち、ヒートシンク211aは、空気流路218a上に設けられている。複数のヒートシンク211a〜211cの各々は、図2を用いて説明した内容と同様に、熱伝導シート210a〜210cを介して、複数の発熱素子209a〜209cに、熱的に接続されている。ヒートシンク211bは、空気流路218b上に設けられている。ヒートシンク211cは、空気流路218c上に設けられている。このように、複数の空気流路218a〜218cの各々を、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成することにより、あるヒートシンクから放出される熱が、他のヒートシンクへ伝熱することを抑止することができる。
なお、図6に示されるように、空気流路217a〜217cは、出口側で、1本に集約されている。これにより、ファン部212を複数の空気流路217a〜217c毎に設置する必要がなくなる。この結果、ファン部212の設置個数を低減することができる。
以上、電子装置1000Aの構成について説明した。
次に、電子装置1000Aの動作について説明する。なお、第1の実施の形態で説明した内容と重複する内容は、説明を省略する。
図6に示されるように、複数のヒートシンク211a〜211cの各々は、複数の空気流路217a〜217cの各々の上に、配置されている。電子装置1000Aの電源がオンにされると、発熱素子209a〜209cは、熱を発生する。発熱素子209a〜209cにより発生された熱の大半は、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝わる。このとき、ヒートシンク211a〜211cの各々は、ヒートシンク用開口部216a〜216cの各々を介して、空気流路217a〜217cの各々の内部に露出されている。そして、ヒートシンク211aは、吸熱した発熱素子209aの熱を、空気流路217a内へ放射する。同様に、ヒートシンク211bは、吸熱した発熱素子209bの熱を、空気流路217b内へ放射する。さらに同様に、ヒートシンク211cは、吸熱した発熱素子209cの熱を、空気流路217c内へ放射する。また、ファン部212が、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路207へ流入させている。このため、ヒートシンク211a〜211cにより放射される熱は、当該ヒートシンク211a〜211cのうちで空気流路207内に露出された部分から、各空気流路217a〜217c内を流れる空気に伝わる。そして、発熱素子209a〜209cからの熱を帯びた空気が、ファン部212の動力によって、各空気流路217a〜217c内を図6の各矢印の方向に沿って流れ、空気流路217a〜217cの出口側で集約された後に、筐体および筐体カバーの外へ排出される。
以上、電子装置1000Aの動作について説明した。
以上の通り、本発明の第2の実施の形態における電子装置1000Aにおいて、複数のヒートシンク211a〜211cが設けられている。また、複数の空気流路218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている。これにより、あるヒートシンクから放出される熱が、他のヒートシンクへ伝熱することを抑止することができる。特に、本発明の第1の実施の形態で説明したように、発熱素子209a〜209cの発熱量が空気流路217a〜217cの上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように、複数の発熱素子209a〜209cを1つの空気流路に配置できない場合に、本実施形態を効果的に利用することができる。
本発明の第2の実施の形態における電子装置1000Aにおいて、空気流路217a〜217cの出口側では、複数の空気流路217a〜217cが接続されている。空気流路217a〜217cの入口側では、複数の空気流路217a〜217cが互いに分岐した状態で接続されていない。
これにより、複数の空気流路218a〜218cの各々の内部で、複数のヒートシンク211a〜211cの各々からの熱を吸収した空気は、複数の空気流路218a〜218cの出口側で集められ、効率よく筐体および筐体カバーの外部へ排出することができる。また、複数の空気流路218a〜218cの出口側で複数の空気流路218a〜218cを接続することにより、複数の空気流路218a〜218cの出口側に1つのファン部212を設けるだけで、複数の空気流路218a〜218c内の空気を筐体および筐体カバーの外部へ排出することができる。
本発明の第2の実施の形態における電子装置1000Aは、ファン部212を備えている。ファン部212は、筐体および筐体カバーの外部の空気を、強制的に空気流路217a〜217cへ流入させる。複数の空気流路217a〜217cが、空気流路217a〜217cの出口側で、接続されている。そして、ファン部212は、空気流路217a〜217の入口側または出口側のうちで、複数の空気流路217a〜217cが接続されている側(この場合は、出口側)に、配置されている。このように、複数の空気流路217a〜217cが接続されている側にファン部212を配置しているので、複数の空気流路217a〜217cが接続されていない側にファン部212を配置する場合と比較して、ファン部212の数を少なく節約することができる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態における電子装置1000Bについて、図に基づいて説明する。図7は、電子装置1000Aの裏面側の構成を示す斜視図である。図6では、図1および図6と同様に、電子装置1000Bの裏面側の構成を、底面カバー204を外した状態で示している。
図7に示されるように、電子装置1000Aは、表示ユニット部100と、ベースユニット部200Bを備えている。
ここで、図6と図7を対比する。図6および図7では、複数の空気流路217a〜217c、218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている点で、互いに共通する。
また、図6では、複数の空気流路218a〜218cの出口側で、複数の空気流路218a〜218cが接続されている。これに対して、図7では、複数の空気流路218a〜218cの入口側で、複数の空気流路218a〜218cが接続されている。この点で、図6および図7は互いに相違する。また、図6では、ファン部212は、複数の空気流路218a〜218cの出口側に設けられていた。これに対して、図7では、ファン部212は、複数の空気流路218a〜218cの入口側に設けられている。この点でも、図6および図7は互いに相違する。
また、図7に示されるように、ヒートシンク用開口部216a〜216cが、ヒートシンク211a〜211cの配置位置に対応して、底面ケース203に形成されている。そして、ヒートシンク211a〜211cは、ヒートシンク用開口部216a〜216cを介して、空気流路207上に露出するように、配置されている。
ここで、図7に示されるように、複数の空気流路218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている。すなわち、ヒートシンク211aは、空気流路218a上に設けられている。複数のヒートシンク211a〜211cの各々は、図2を用いて説明した内容を同様に、熱伝導シート210a〜210cを介して、複数の発熱素子209a〜209cに、熱的に接続されている。ヒートシンク211bは、空気流路218b上に設けられている。ヒートシンク211cは、空気流路218c上に設けられている。このように、複数の空気流路218a〜218cの各々を、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成することにより、あるヒートシンクから放出される熱が、他のヒートシンクへ伝熱することを抑止することができる。
また、複数の空気流路218a〜218cの各々は、出口側で互いに分岐した状態で接続されていない。これにより、複数の空気流路218a〜218cの各々の内部で、複数のヒートシンク211a〜211cの各々からの熱を吸収した空気は、互いに交わることはなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。すなわち、ヒートシンク211aからの熱を吸収した熱は、空気流路218aの内部を通るが、他のヒートシンク211b、211cからの熱を吸収した空気と交わることなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。同様に、ヒートシンク211bからの熱を吸収した熱は、空気流路218bの内部を通るが、他のヒートシンク211a、211cからの熱を吸収した空気と交わることなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。さらに同様に、ヒートシンク211cからの熱を吸収した熱は、空気流路218cの内部を通るが、他のヒートシンク211ab、211bからの熱を吸収した空気と交わることなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。このように、あるヒートシンクから放出される熱が、他のヒートシンクへ伝熱することをより効率よく抑止することができる。これにより、より確実により信頼高く発熱素子の放熱を行うことができる。
なお、図7に示されるように、空気流路218a〜218cは、入口側で、1本に集約されている。これにより、ファン部212を複数の空気流路218a〜218c毎に設置する必要がなくなる。この結果、ファン部212の設置個数を低減することができる。
以上、電子装置1000Bの構成について説明した。
次に、電子装置1000Bの動作について説明する。なお、第1〜2の実施の形態で説明した内容と重複する内容は、説明を省略する。
図7に示されるように、複数のヒートシンク211a〜211cの各々は、複数の空気流路218a〜218cの各々の上に、配置されている。電子装置1000Aの電源がオンにされると、発熱素子209a〜209cは、熱を発生する。ファン部212の動作により、筐体および筐体カバーの外の空気が、複数の空気流路218a〜218cの入口側から、各空気流路218a〜218c内に流入する。発熱素子209a〜209cにより発生された熱の大半は、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝わる。
このとき、ヒートシンク211a〜211cの各々は、ヒートシンク用開口部216a〜216cの各々を介して、空気流路218a〜218cの各々の内部に露出されている。そして、ヒートシンク211aは、吸熱した発熱素子209aの熱を、空気流路218a内へ放射する。同様に、ヒートシンク211bは、吸熱した発熱素子209bの熱を、空気流路218b内へ放射する。さらに同様に、ヒートシンク211cは、吸熱した発熱素子209cの熱を、空気流路218c内へ放射する。また、ファン部212が、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路218a〜218cへ流入させている。このため、ヒートシンク211a〜211cにより放射される熱は、当該ヒートシンク211a〜211cのうちで空気流路218a〜218c内に露出された部分から、各空気流路217a〜217c内を流れる空気に伝わる。そして、発熱素子209a〜209cからの熱を帯びた空気が、ファン部212の動力によって、各空気流路218a〜218c内を図7の各矢印の方向に沿って流れ、筐体および筐体カバーの外へ排出される。
以上、電子装置1000Bの動作について説明した。
以上の通り、本発明の第3の実施の形態における電子装置1000Bにおいて、空気流路218a〜218cの入口側では、複数の空気流路218a〜218cが接続されている。また、空気流路218a〜218cの出口側では、複数の空気流路218a〜218cが互いに分岐した状態で接続されていない。
これにより、複数の空気流路218a〜218cの各々の内部で、複数のヒートシンク211a〜211cの各々からの熱を吸収した空気は、互いに交わることはなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出することができる。したがって、あるヒートシンクから放出される熱が、他のヒートシンクへ伝熱することを、より効率よく抑止することができる。これにより、より確実により信頼高く発熱素子の放熱を行うことができる。
本発明の第3の実施の形態における電子装置1000Bは、ファン部212を備えている。ファン部212は、筐体および筐体カバーの外部の空気を、強制的に空気流路217a〜217cへ流入させる。複数の空気流路217a〜217cが、空気流路217a〜217cの入口側で、接続されている。そして、ファン部212は、空気流路217a〜217の入口側または出口側のうちで、複数の空気流路217a〜217cが接続されている側(この場合は、入口側)に、配置されている。このように、複数の空気流路217a〜217cが接続されている側にファン部212を配置しているので、複数の空気流路217a〜217cが接続されていない側にファン部212を配置する場合と比較して、ファン部212の数を少なく節約することができる。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態における電子装置1000Cについて、図に基づいて説明する。図8は、電子装置1000Cの裏面側の構成を示す斜視図である。図8では、図1、図6および図7と同様に、電子装置1000Cの裏面側の構成を、底面カバー204を外した状態で示している。
図8に示されるように、電子装置1000Cは、表示ユニット部100と、ベースユニット部200Cを備えている。
ここで、図6と図8を対比する。図6および図8では、複数の空気流路217a〜217c、218a〜218cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている点で、互いに共通する。一方、図6では、複数の空気流路218a〜218cの出口側で、複数の空気流路218a〜218cの全てが接続されている。これに対して、図8では、空気流路219cのみが、他の空気流路219a、219bに接続されていない。空気流路219a、219bは、空気流路219a、219bの出口側で、接続されている。この点で、図6および図8は互いに相違する。また、図6では、1つのファン部212は、複数の空気流路219a〜219cの出口側に設けられていた。これに対して、図8では、2つのファン部212a、212bが、設けられている。すなわち、ファン部219aは、2つの空気流路219a、219bの出口側に設けられている。ファン部219bは、1つの空気流路219cの出口側に設けられている。この点でも、図6および図8は互いに相違する。
図8に示されるように、複数の空気流路219a〜219cの各々が、複数のヒートシンク211a〜211cの各々毎に形成されている。すなわち、ヒートシンク211aは、空気流路219a上に設けられている。ヒートシンク211bは、空気流路219b上に設けられている。ヒートシンク211cは、空気流路219c上に設けられている。
また、複数の空気流路219a〜219cのうち、空気流路219cは、他の空気流路219a、219bに接続されていない。空気流路219a、219bは、空気流路219a、219bの出口側で、接続されている。空気流路219a、219bの入口側では、空気流路219a、219bは、互いに分岐した状態で接続されていない。
このような形態は、空気流路219c上に配置されるヒートシンク211cの放射熱が、他のヒートシンク211a、211bと比較して著しく大きい場合に、有効である。これにより、空気流路219c上に配置されたヒートシンク211cの放射熱が、他のヒートシンク211a、211bの放射熱に影響されることなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。この結果、電子装置1000Cの熱排出能力を効率よく高めることができる。一方で、空気流路211a、211bは、出口側で接続されている。これにより、ファン部212aを複数の空気流路219a、2198b毎に設置する必要がなくなる。この結果、ファン部の設置個数を低減することができる。
以上、電子装置1000Cの構成について説明した。
次に、電子装置1000Cの動作について説明する。なお、第1〜3の実施の形態で説明した内容と重複する内容は、説明を省略する。
図8に示されるように、複数のヒートシンク211a〜211cの各々は、複数の空気流路217a〜217cの各々の上に、配置されている。電子装置1000Aの電源がオンにされると、発熱素子209a〜209cは、熱を発生する。ファン部212aの動作により、筐体および筐体カバーの外の空気が、複数の空気流路219a、219bの入口側から、各空気流路219a、219b内に流入する。また、ファン部212bの動作により、筐体および筐体カバーの外の空気が、空気流路219cの入口側から、空気流路219c内に流入する。発熱素子209a〜209cにより発生された熱の大半は、熱伝導シート210a〜210cを介して、ヒートシンク211a〜211cへ伝わる。
このとき、ヒートシンク211a〜211cの各々は、ヒートシンク用開口部216a〜216cの各々を介して、空気流路219a〜219cの各々の内部に露出されている。そして、ヒートシンク211aは、吸熱した発熱素子209aの熱を、空気流路218a内へ放射する。同様に、ヒートシンク211bは、吸熱した発熱素子209bの熱を、空気流路218b内へ放射する。さらに同様に、ヒートシンク211cは、吸熱した発熱素子209cの熱を、空気流路218c内へ放射する。
また、ファン部212aが、天面ケース201、中間ケース202および底面ケース203により構成される筐体と、筐体カバー(底面カバー204)の外部の空気を、強制的に空気流路219a、219bへ流入させている。また、ファン部212bが、筐体と、筐体カバーの外部の空気を、強制的に空気流路219cへ流入させている。このため、ヒートシンク211a、211bにより放射される熱は、当該ヒートシンク211a、211bのうちで空気流路219a、219b内に露出された部分から、各空気流路219a、219b内を流れる空気に伝わる。また、ヒートシンク211cにより放射される熱は、当該ヒートシンク211cのうちで空気流路219c内に露出された部分から、各空気流路219c内を流れる空気に伝わる。
そして、発熱素子209a、209bからの熱を帯びた空気が、ファン部212aの動力によって、各空気流路219a、219b内を図8の各矢印の方向に沿って流れ、筐体および筐体カバーの外へ排出される。また、発熱素子209cからの熱を帯びた空気が、ファン部212bの動力によって、空気流路219c内を図8の各矢印の方向に沿って流れ、筐体および筐体カバーの外へ排出される。
以上、電子装置1000Cの動作について説明した。
以上の通り、本発明の第4の実施の形態における電子装置1000Cにおいて、いずれの空気流路とも接続されない空気流路219cを設けるとともに、複数の空気流路219a、219bを接続している。
これにより、空気流路219cの内部で、ヒートシンク211cからの熱を吸収した空気は、他のヒートシンク211a、211bから熱を吸収した空気と互いに交わることはなく、筐体および筐体カバーの外部へ排出される。したがって、ヒートシンク211cから放出される熱が、他のヒートシンク211a、211bへ伝熱することを、より効率よく抑止することができる。一方で、空気流路211a、211bは、接続されている。これにより、ファン部212aを複数の空気流路219a、2198b毎に設置する必要がなくなる。この結果、ファン部の設置個数を低減することができる。
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態における電子装置1000Dについて、図に基づいて説明する。
図9は、電子装置1000Dの構成を示す図である。図9(a)は、電子装置1000Dを上面側から視た構成を示す上面図である。図9(b)は、電子装置1000Dを空気流路に沿った切断面であって、図9(a)のC−C切断面で切断したときの断面を示す断面図である。この図9(a)および図9(b)は、図4(a)および図4(b)に相当する図である。
図9(a)および図9(b)に示されるように、電子装置1000Dは、表示ユニット部100と、ベースユニット部200Dを備えている。
図10は、電子装置1000Dのヒートシンク251c周辺を切断した切断面であって、図9(b)のD部の拡大図である。図11は、本発明の第1の実施の形態における電子装置1000のヒートシンク211c周辺を切断した切断面であって、図4(b)のE部の拡大図である。
ここで、図9(b)と図4(b)を対比する。図9(b)および図4(b)では、ヒートシンク211c、251cが空気流路207に露出されている点で、互いに共通する。
次に、図10および図11を対比する。図11では、ヒートシンク211cは、底面ケース203と一体に形成されていない。図11では、ヒートシンク211cは、ヒートシンク用開口部216cを介して、空気流路207内に露出されている。
これに対して、図10では、ヒートシンク251cは、底面ケース203Bと一体に形成されている。そして、図11では、図10のように、ヒートシンク251cは、ヒートシンク用開口部216cを介すことなく、空気流路207内に露出されている。この点で、両者は、互いに相違する。
なお、ヒートシンク251aおよびヒートシンク251bも、ヒートシンク251cと同様に、底面ケース203Bと一体に形成されている。
このとき、底面ケース203Bには、好ましくは、例えば金属材料のように、熱伝導性が高い材料を用いるとよい。これにより、ヒートシンク251a〜251cの熱を、より効率よく底面ケース203Bへ伝熱することができる。
以上の通り、本発明の第5の実施の形態における電子装置1000Dにおいて、放熱部251a〜251cは、底面ケース203B(筐体の一部)と一体に形成されている。これにより、第1の実施の形態における電子装置1000のように、ヒートシンク用開口部216a〜216cを介することを必要とせずに、放熱部251a〜251cを空気流路207上に配置することができる。ヒートシンク用開口部216a〜216cを設ける必要がないことから、第1の実施の形態における電子装置1000と比較して、防水性をより高くすることができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、さまざまな変更、増減、組合せを加えてもよい。これらの変更、増減、組合せが加えられた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 表示ユニット部
101 表示部
102 表示部保護ケース
200 ベースユニット部
200A ベースユニット部
200B ベースユニット部
200C ベースユニット部
201 天面ケース
202 中間ケース
203 底面ケース
204 底面カバー
205 キーボード
206 タッチパッド
207 空気流路
208 基材
209a〜209c 発熱素子
210a〜210c 熱伝導シート
211a〜211c ヒートシンク
212 ファン部
213 キーボード用開口部
214 タッチパッド用開口部
215 空気流路形成用リブ
216a〜216c ヒートシンク用開口部
217a〜217c 空気流路
218a〜218c 空気流路
219a〜219c 空気流路
251a〜251c ヒートシンク
1000 電子装置
1000A 電子装置
1000B 電子装置
1000C 電子装置
1000D 電子装置

Claims (10)

  1. 発熱素子が実装された板状の基材と、
    前記発熱素子の発熱を放射する放熱部と、
    前記板状の基材を収容する筐体と、
    前記筐体の外面の一部を覆うように、前記筐体に取り付けられた筐体カバーと、
    前記筐体の外面および前記筐体カバーの間に設けられ、前記筐体および前記筐体カバーの間に、前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を通す空気流路とを備え、
    前記放熱部が前記空気流路上に配置されている電子装置。
  2. 前記放熱部が前記空気流路上に配置されるように、前記放熱部の配置位置に対応して前記筐体に形成され、前記放熱部により放射される熱を前記空気流路へ導く開口部とを備えた請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記放熱部は、前記筐体の一部と一体に形成された請求項1に記載の電子装置。
  4. 複数の前記発熱素子が前記板状の基材に実装され、かつ、前記複数の発熱素子が前記空気流路の1つに配置されている場合、
    前記複数の発熱素子は、当該発熱素子の発熱量が前記空気流路の上流から下流に向かうにつれて徐々に大きくなるように、配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. 複数の前記放熱部が設けられており、
    複数の前記空気流路の各々が、前記複数の放熱部の各々毎に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子装置。
  6. 前記空気流路の前記出口側では、前記複数の空気流路が接続されており、前記空気流路の前記入口側では、前記複数の空気流路が互いに分岐した状態で接続されていない請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記空気流路の前記入口側では、前記複数の空気流路が接続されており、前記空気流路の前記出口側では、前記複数の空気流路が互いに分岐した状態で接続されていない請求項5に記載の電子装置。
  8. 前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を、強制的に前記空気流路へ流入させるファン部を備えた請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子装置。
  9. 前記ファン部は、前記空気流路の入口側または出口側に設けられている請求項8に記載の電子装置。
  10. 前記筐体および前記筐体カバーの外部の空気を、強制的に前記空気流路へ流入させるファン部を備え、
    前記複数の空気流路が、前記空気流路の前記入口側または前記出口側で、接続されており、
    前記ファン部は、前記空気流路の前記入口側または前記出口側のうちで、前記複数の空気流路が接続されている側に、配置されている請求項5に記載の電子装置。
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