JP2015064942A - 燃料電池車両及び燃料電池車両の制御方法 - Google Patents

燃料電池車両及び燃料電池車両の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】暖房用水回路の冷却水の温度の急な変化を抑制する。【解決手段】燃料電池車両であって、燃料電池と、前記燃料電池を冷却する燃料電池用冷却回路と、前記燃料電池車両の車内を暖房するために用いられる暖房用水回路と、前記燃料電池用冷却回路から前記暖房用水回路への冷却水の供給の制御を行う弁と、前記燃料電池車両の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記燃料電池車両において暖房する場合、前記燃料電池の始動直後から、暖房のスイッチのオンに応じて、前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる動作を開始する。【選択図】図5

Description

この発明は、燃料電池車両及び燃料電池車両の制御方法に関する。
燃料電池車両の燃料電池を冷却する冷却回路(燃料電池用冷却回路)の冷却水を空調用回路に移動させて空調用回路(暖房用水回路)の熱源とし、空調用空気を加熱するヒータコアを備える燃料電池車両が知られている(例えば特許文献1)。この燃料電池車両では、燃料電池車両の廃熱を利用して暖房の熱源とすることで、暖房能力と燃費の向上を実現できる。
特開2013−14268号公報
燃料電池車両では、燃料電池の始動直後は、燃料電池が暖まっていない。一般に、温度が高い方が燃料電池の効率が良いので、燃料電池を早く暖気するために、燃料電池用冷却回路の冷却水が所定の温度に達するまでは、燃料電池用冷却回路の冷却水と、暖房用水回路の冷却水と、を混ぜないようにそれぞれの回路を別個に動作させていた。そして、燃料電池冷却回路の冷却水の温度が所定の温度に達すると、燃料電池用冷却回路の冷却水を暖房用水回路に流し、燃料電池の熱を暖房の熱源としていた。ここで、燃料電池用冷却回路の冷却水と、暖房用水回路の冷却水と、の間に温度差があると、燃料電池用冷却回路から暖房用水回路に冷却水を流したときに暖房用水回路の冷却水の温度が大きく変動する。空調(エアコン)の吹き出し温度は、暖房用水回路の冷却水の温度に連動するため、エアコンの吹き出し温度も大きく変動し、乗員に不快な感じ感じさせる場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池車両が提供される。この燃料電池車両は、燃料電池と、前記燃料電池を冷却する燃料電池用冷却回路と、前記燃料電池車両の車内を暖房するために用いられる暖房用水回路と、前記燃料電池用冷却回路から前記暖房用水回路への冷却水の供給の制御を行う弁と、前記燃料電池車両の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記燃料電池が非凍結状態の場合で前記燃料電池車両において暖房する場合、前記燃料電池の始動直後から、暖房のスイッチのオンに応じて、前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる動作を開始する。この形態の燃料電池車両によれば、燃料電池の始動後暖房のスイッチのオンに応じて、弁を開けて燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を暖房用水回路に回流する。このとき、燃料電池用冷却回路を流れる冷却水と、暖房用水回路を流れる冷却水の温度はほぼおなじであり、回流後もほぼ同じように変化するので、暖房用水回路を流れる冷却水の温度が大きく変動し、暖房温度が急変し、乗員に不快な感じを感じさせるおそれが少ない。
(2)上記形態の燃料電池車両において、前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させるときに、前記燃料電池の効率を、前記燃料電池車両の通常運転時における効率よりも低くする低効率運転を実行してもよい。燃料電池の始動後から弁を開けて燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を暖房用水回路に回流する場合、流さない場合に比べて燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度は上がりにくいが、燃料電池の効率を、燃料電池車両の通常運転時における効率よりも低下させる低効率運転を実行させることにより、燃料電池を発熱させて、燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度を早く上げることが可能となる。
(3)上記形態の燃料電池車両において、前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス回路と、前記燃料電池に酸化ガスを供給する酸化ガス回路と、を備え、前記制御部は、前記燃料電池に供給される燃料ガスと酸化ガスの量を維持したまま前記燃料電池の電流を増大することによって前記低効率運転を実行してもよい。この形態の燃料電池車両によれば、前記燃料電池に供給される燃料ガスと酸化ガスの量を維持したまま前記燃料電池の電流を増大させることで、燃料電池の発電効率を低下させる低効率運転を実行することが可能となる。
(4)上記形態の燃料電池車両において、前記燃料電池車両の始動時において、前記燃料電池が凍結状態にある場合には、前記燃料電池が解凍された後、前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させてもよい。この形態の燃料電池車両によれば、燃料電池の解凍前は燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を暖房用水回路に流さずに解凍に専念し、燃料電池が解凍されてから、燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を暖房用水回路に回流することができる。
(5)上記形態の燃料電池車両において、さらに、前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度が予め定められた温度になってから前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流してもよい。この形態の燃料電池車両によれば、燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度が予め定められた温度になって燃料電池が出力を出せて発熱するようになってから、燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させるので、燃料電池用冷却回路や暖房用水回路を流れる冷却水を早く暖めることができる。
なお、本発明は種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池車両の他、燃料電池車両における制御方法等の形態で実現することができる。
燃料電池システムを搭載した燃料電池車両の構成を示す説明図である。 三方弁が非連携モード状態のときの冷却水の流れを示す説明図である。 三方弁の状態と冷却水の流れを示す説明図である。 空調ダクトの構成を示す説明図である。 本願発明における一実施形態の制御フローチャートの一例である。 燃料電池の通常運転時のIV特性と低効率運転時のIV特性とを示す説明図である。 比較例における冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345と、吹き出し温度T390と、を示す説明図である。 本実施形態における冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345と、吹き出し温度T390と、を示す説明図である。
図1は、燃料電池システムを搭載した燃料電池車両10の構成を示す説明図である。燃料電池車両10は、燃料電池100と、燃料ガス回路500と、酸化ガス回路600と、燃料電池用冷却回路200と、暖房用の水回路(「暖房用水回路300」あるいは「空調用水回路300」とも呼ぶ。)と、制御部400(Electronic control unit:ECU400)と、を備える。燃料電池100は、燃料ガスと酸化ガスとを用いて発電を行う装置である。燃料電池100は、多数のセルを有し、多数のセルは積層されている。また、燃料電池100には、燃料電池100の温度を測定する温度センサ110が取り付けられている。温度センサ110は、燃料電池100の中央近傍のセル、あるいは、端部のセルのいずれに配置されていても良い。
燃料ガス回路500は、燃料ガスタンク510と、燃料ガス供給管520と、燃料ガス排気管550、560と、燃料ガス還流管570と、開閉バルブ530と、レギュレータ540と、水素ポンプ580と、排気バルブ590と、を備える。燃料ガスタンク510は、燃料ガスを貯蔵する。本実施形態では、燃料ガスとして、水素を用いている。燃料ガスタンク510と、燃料電池100とは、燃料ガス供給管520で接続されている。燃料ガス供給管520上には、燃料ガスタンク510からの燃料ガスの供給をオンオフするための開閉バルブ530と、燃料電池100に供給される燃料ガスの圧力を調整するためのレギュレータ540が設けられている。
燃料電池100には、燃料排ガスを排出するための燃料ガス排気管550が接続されている。燃料ガス排気管550は、また、燃料ガス排気管560と、燃料ガス還流管570に接続されている。燃料ガス還流管570は、燃料ガス供給管520に接続されている。燃料ガス還流管570上には、水素ポンプ580が配置されている。燃料ガス排気管550に排気される燃料排ガスには、未反応の燃料ガスが含まれているが、未反応の燃料ガスは、燃料ガス還流管570及び水素ポンプ580により還流されて、再び燃料電池100に供給される。
酸化ガス回路600は、コンプレッサ610と、酸化ガス供給管620と、酸化ガス排気管630と、加湿装置640と、背圧弁650と、を備える。本実施形態では、酸化ガスとして空気を用いる。コンプレッサ610は、大気中の空気を取り込んで圧縮する。コンプレッサ610は、酸化ガス供給管620により、燃料電池100に接続されている。燃料電池100には、酸化排ガスを排出するための酸化ガス排気管630が接続されている。ここで、酸化ガス供給管620には、酸化ガス排気管630の水分を利用した加湿装置640が設けられている。本実施形態の燃料電池100は、上述したように、水素と、空気中の酸素と、を反応させて発電を行い、水が生成する。生成した水は、酸化排ガスとともに燃料電池100から酸化ガス排気管630に排出される。加湿装置640は、酸化排ガス中に含まれる水分を、燃料電池100に供給される酸化ガスに移動させることで、酸化ガスを加湿する。加湿装置640は、例えば、酸化ガス流路と、酸化排ガス流路とを備え、その2つの流路の間に加湿膜を備える構成であってもよい(図示せず)。これにより、加湿膜を介して、酸化排ガス流路の酸化排ガス中の水分を、酸化ガス流路の酸化ガスに移動させることが可能である。酸化ガス排気管630には、背圧弁650が設けられている。背圧弁650は、燃料電池100内の空気の圧力を調整するために用いられる。
また、本実施形態では、酸化ガス排気管630には、燃料ガス排気管560が接続され、燃料ガス排気管560には、排気バルブ590が設けられている。上述のように本実施形態では、燃料ガス排気管550は、燃料ガス還流管570を介して燃料ガス供給管520に接続されており、燃料ガス(水素)を還流して再利用している。ここで、燃料電池100を長時間運転すると、燃料排ガス中に、反応に寄与しない窒素が増えてくる。この窒素は、酸化ガス(空気中)の窒素が、燃料電池100の電解質膜(図示せず)を透過してきたものと考えられる。燃料排ガス中に窒素が増えると、燃料ガス中にも窒素が増え、燃料電池100の反応性が落ちる。そこで、本実施形態では、燃料排ガス中の窒素の量が増えた場合には、排気バルブ590を開け、燃料排ガスを酸化ガス排気管630に流し、燃料ガス中の窒素を排気する。なお、このとき水素も一部が酸化ガス排気管630に流れる。水素は、酸化ガス排気管630中の酸化排ガスにより希釈されて大気に放出される。
燃料電池用冷却回路200は、冷却水供給管210と、冷却水排出管215と、三方弁245と、ラジエータ管220と、ラジエータ230と、バイパス管240と、ウォーターポンプ225と、を備える。冷却水供給管210は、燃料電池100に冷却水を供給するための管であり、冷却水供給管210にはウォーターポンプ225が配置されている。冷却水排出管215は、燃料電池100から冷却水を排出するための管である。冷却水排出管215の下流部は、三方弁245を介して、ラジエータ管220と、バイパス管240と、に接続されている。ラジエータ管220には、ラジエータ230が設けられている。ラジエータ230には、ラジエータファン235が設けられている。ラジエータファン235は、ラジエータ230に風を送り、ラジエータ230からの放熱を促進する。ラジエータ管220の下流部と、バイパス管240の下流部とは、冷却水供給管210に接続されている。冷却水供給管210のウォーターポンプ225の上流側(ラジエータ管220の下流部)及び、冷却水排出管215には、それぞれ温度センサ250、255が設けられている。
冷却水は、ウォーターポンプ225により、冷却水供給管210を通して燃料電池100に供給され、燃料電池100を冷却する。冷却水は、燃料電池100から熱を回収することで暖められ、冷却水排出管215から排出される。暖められた冷却水は三方弁245により、ラジエータ管220とバイパス管240に分配して流される。ラジエータ管220に流された冷却水は、ラジエータ230により冷却されるが、バイパス管240に流された冷却水は冷却されない。三方弁245によるラジエータ管220とバイパス管240への冷却水の分配割合と、外気温と、ラジエータファン235からの風量と、により、燃料電池用冷却回路200の冷却水の温度が制御される。例えば、燃料電池100の始動直後などにおいては、冷却水の大部分をバイパス管240に流すことにより、燃料電池用冷却回路200の冷却水の温度を急速に上げることが可能となる。
暖房用水回路300は、分岐管305と、三方弁340と、温水供給管310と、ウォーターポンプ325と、電熱ヒータ330と、ヒータコア320と、温水排出管315と、温水還流管335と、を備える。分岐管305は、燃料電池用冷却回路200の冷却水排出管215に接続されており、燃料電池100から排出される暖められた冷却水の一部を暖房用水回路300に分配する。三方弁340は、燃料電池用冷却回路200から暖房用水回路300への冷却水の流入を制御する。電熱ヒータ330は、暖房用水回路300を流れる冷却水を加熱する。ヒータコア320は、暖房用水回路300を流れる冷却水の熱を用いて空気を暖める。暖められた空気は、燃料電池車両10の車内に送られて車内の暖房に用いられる。温水排出管315は、ヒータコア320からの排水を燃料電池用冷却回路200に戻す。温水還流管335は、温水排出管315と、三方弁340との間を接続しており、ヒータコア320からの排水を、温水供給管310に戻す。電熱ヒータ330と、ヒータコア320との間には、温度センサ345が配置されている。
制御部400には、エアコン設定部410と、外気温センサ420と、車内温度センサ430と、が接続されている。制御部400は、エアコン設定部410の設定と、外気温と、車内温度と、燃料電池用冷却回路200の温水供給管310のウォーターポンプ225の上流部の水温(以下「ウォーターポンプ上流部水温T250」と呼ぶ。)と、燃料電池用冷却回路200の燃料電池100の出口における冷却水の温度(以下「冷却水出口水温T255」と呼ぶ。)と、暖房用水回路300のヒータコア320の入口における冷却水の温度(以下「ヒータコア入口水温T345」と呼ぶ。)と、に基づいて、三方弁245、340と、ウォーターポンプ225、325と、ラジエータファン235と、電熱ヒータ330の動作を制御する。なお、本実施形態では、ウォーターポンプ225、325や水素ポンプ580などの補機類の電源として、燃料電池100が使用される。エアコン設定部410には、暖房のスイッチと、冷房のスイッチと(あるいはエアコンのスイッチと)が設けられている。また、温度設定ボタンが設けられていても良い。
図2及び図3は、三方弁340の状態と冷却水の流れを示す説明図である。図2は、三方弁340が非連携モード状態のときの冷却水の流れを示す。本実施形態において、非連携モード状態とは、三方弁340の3つの弁体のうちの、分岐管305に接続された弁体が閉状態となり、温水供給管310に接続された弁体と温水還流管335に接続された弁体とが開状態となる状態を言う。非連携モード状態では、燃料電池用冷却回路200を流れる冷却水は、冷却水供給管210と、燃料電池100と、冷却水排出管215と、三方弁245と、ラジエータ管220(またはバイパス管240)と、ウォーターポンプ225を循環する。暖房用水回路300の冷却水は、温水供給管310と、ウォーターポンプ325と、電熱ヒータ330と、ヒータコア320と、温水排出管315と、温水還流管335と、三方弁340と、を循環する。非連携モード状態では、燃料電池用冷却回路200の冷却水排出管215から暖房用水回路300に冷却水が回流せず、暖房用水回路300から燃料電池用冷却回路200の冷却水排出管215へ冷却水が流出しない。燃料電池用冷却回路200と、暖房用水回路300とは、独立状態にあり、燃料電池用冷却回路200を流れる冷却水は、暖房用水回路300に回流しない。例えば、燃料電池100の始動直後のように燃料電池100の温度が低い場合には、燃料電池用冷却回路200中の冷却水の温度は低い。そのため、制御部400は、燃料電池用冷却回路200中の冷却水を暖房用水回路300に回流して暖房の熱源として使用するよりは、燃料電池用冷却回路200を流れる冷却水と、暖房用水回路300を流れる冷却水とを独立させ、電熱ヒータ330を用いて暖房用水回路300を流れる冷却水のみを加熱させる方が、効率が良い。
図3は、三方弁340が連携モード状態のときの冷却水の流れを示す。連携モード状態には、部分連携モードと完全連携モードとがある。図3(a)は、部分連携モード状態を示し、図3(b)は、完全連携モードを示す。本実施形態において、部分連携モード状態とは、分岐管305に接続された弁体と、温水供給管310に接続された弁体と、温水還流管335に接続された弁体とのいずれもが開状態となる状態を言う。完全連携モードとは、分岐管305に接続された弁体と、温水供給管310に接続された弁体とが開状態となり、温水還流管335に接続された弁体が閉状態となる状態を言う。
三方弁340が部分連携モード状態のとき場合、燃料電池100から排出された暖められた冷却水の一部が三方弁340を通って温水供給管310に回流される。また、温水排出管315を流れる冷却水の一部は、燃料電池用冷却回路200(図1)の冷却水排出管215に流され、残部は温水還流管335、三方弁340を通って、温水供給管310に還流される。
完全連携モードでは、燃料電池100から排出された暖められた冷却水の一部が三方弁340を通って温水供給管310に供給される点は部分連携モードと共通するが、温水排出管315を流れる冷却水の全量は、燃料電池用冷却回路200の冷却水排出管215に流される。
制御部400は、上述したように、三方弁340のモード状態の制御により、燃料電池用冷却回路200から暖房用水回路300への冷却水及び熱の移動を制御する。連携モードでは、燃料電池100の廃熱を車内の暖房に用いることができる。なお、部分連携モードと完全連携モードは、いずれか一方のみが採用される形態であってもよい。
図4は、空調ダクト350の構成を示す説明図である。空調ダクト350は、車内空気取入部355と、外気取入部360と、車内循環・外気導入切換ドア365と、加熱流路370と、非加熱流路375と、仕切板380と、エアミックスドア385と、車内吹出部390と、を備える。加熱流路370には、ヒータコア320(図1)が配置されている。車内循環・外気導入切換ドア365は、エアコン設定部410(図1)の設定により、空調ダクト350に、車内空気取入部355から空気を取り入れるか、外気取入部360から空気を取り入れるか、を切り換える。仕切板380は、加熱流路370と、非加熱流路375と、を分離する。エアミックスドア385は、取り入れた空気を、加熱流路370と、非加熱流路375に分配する。加熱流路370に分配された空気は、ヒータコア320により暖められるが、非加熱流路375に分配された空気は暖められない。加熱流路370と、非加熱流路375に分配された空気は、車内吹出部390より、車内に吹き出される。制御部400(図1)は、エアコン設定部410(図1)の設定と、車内の温度と、暖房用水回路300中の冷却水の温度(ヒータコア入口水温T345)、に基づいて、エアミックスドア385における加熱流路370と、非加熱流路375とへの空気の分配割合を制御し、車内へ吹き出す空気の温度を制御し、車内温度を制御する。例えば、ヒータコア入口水温T345が高い場合には、ヒータコア320の温度も高いため、制御部400は、エアミックスドア385の開度を変更して加熱流路370を流れる空気の量を減少させることにより、車内温度が上がりすぎないようにする。
図5は、本願発明における一実施形態の制御フローチャートの一例である。なお、このフローチャートが実行されるのは、冬場などの気温の低い時期である。ステップS100では、乗員(人)より燃料電池車両10の始動スイッチが入れられると、制御部400は、燃料電池100を始動する。ステップS110では、制御部400は、燃料電池100を通常運転(低効率運転でない運転)し、三方弁340の動作モードを非連携モードとする。燃料電池100を早く暖めるには、制御部は、三方弁340の動作モードを非連携モードとした方が好ましく、燃費の観点から、制御部400は燃料電池100を通常運転した方が好ましい。
ステップS120において、乗員から暖房のスイッチがオンされたことを検知すると、制御部400は処理をステップS130に移行し、電熱ヒータ300をオンする。
ステップS140では、制御部400は、燃料電池140の温度が所定の判定値以上となったか、否か、を判断する。例えば、制御部400は、ウォーターポンプ上流部水温T250と、冷却水出口水温T255と、ウォーターポンプ225の回転数(冷却水供給量)と、を用いて、燃料電池100の温度を算出する。制御部400は、燃料電池100の温度が所定の判定値以上となった場合に、処理をステップS150に移行する。燃料電池100が凍結状態になっている場合を考慮し、燃料電池100のすべてのセルが解凍してから、後述する低効率運転をさせることとしたものである。例えば、制御部400は、燃料電池100の端部のセルの温度を温度センサ110で測定し、が0℃以上となったときに、燃料電池100のすべてのセルが解凍したと判断しても良い。なお、燃料電池100の中央部近傍のセルの温度を測定しても良い。燃料電池100は、燃料電池の運転による熱によって解凍されてもよく、図示しない燃料電池用ヒータによって過熱されることにより解凍されてもよい。
ステップS150では、制御部400は、燃料電池100が所定の判定値以上の出力を出力可能か、否か、を判断する。制御部400は、燃料電池100が判定値以上の出力が可能となった場合に、処理をステップS160に移行する。燃料電池100が判定値以上の出力を発生できるときには、制御部400は、燃料電池100に対して後述する低効率運転を実行させて、燃料電池100を暖めるようにした。例えば、この所定の出力は、通常の走行に必要な出力であっても良く、例えば、60kW、70kWであってもよい。制御部400は、燃料電池100が判定値以上の出力を出力可能か、否かを、燃料電池100の温度を用いて判断しても良い。燃料電池100の温度が30℃〜40℃以上であれば、判定値以上の出力を出力可能と判断できる。
ステップS160では、制御部400は、三方弁340を連携モードとし、燃料電池100を低効率運転させる。この結果、冷却水出口水温T255と、ヒータコア入口水温T345とは、同じように温度が上昇し、冷却水出口水温T255と、ヒータコア入口水温T345との温度差を少なくすることが、可能となる。
図6は、燃料電池の通常運転時のIV特性と低効率運転時のIV特性とを示す説明図である。燃料電池100の電圧は、電流密度(電流)がゼロのとき最も高く(OCV(Open Circuit Voltage))、電流密度(電流)が増加するにつれて低くなる。ここで、燃料ガス(水素)、酸化ガス(空気)の供給量を維持したまま、電流を増大させると、燃料電池100の電圧は急激に下がり、動作点は、図6の点P1に移動する。このとき、燃料電池100は発熱し、この熱によって燃料電池100の温度が高くなる。燃料電池100の化学反応により生じるエネルギーは、電気エネルギーと熱エネルギーとに分配される。制御部400が、酸化ガスの供給量を維持したまま、電流を増大させる制御を行うと、電気エネルギーの割合が低くなり、熱エネルギーの割合が高くなる。燃料電池車両10は、電気エネルギーを用いて動作するので、電気エネルギーの割合を低め、熱エネルギーの割合を高めることは、燃料電池車両10(あるいは燃料電池100)の効率を低くする(低効率にする)ことに相当する。本実施形態では、通常の運転よりも、電気エネルギーの割合を低め、熱エネルギーの割合を高める運転を、「低効率運転」と呼ぶ。低効率運転では、熱エネルギーの割合が高くなるので、燃料電池100の発熱量が増大し、燃料電池用冷却回路200中の冷却水及び暖房用水回路300中の冷却水の温度が上昇する。
図6において、制御部400は、水素ポンプ580をより強く駆動して水素ポンプ580の損失(補機損失)を増大させてもよい。このとき水素ポンプ580の消費電流の増加に伴って燃料電池100の電流量も増加するため、動作点が点P1から点P2に移動する。なお、還流させる水素が増加することにより、燃料電池100の化学反応により生じるエネルギーが増加し、熱エネルギーが増加する効果もある。その結果、燃料電池100の温度が高くなって、冷却水の温度を早く上昇させる。
図6において、制御部400は、ウォーターポンプ225をより強く駆動してウォーターポンプ225の損失(補機損失)を増大させてもよい。このときウォーターポンプ225の消費電流の増加に伴って、燃料電池100の電流量も増加するため、動作点が点P2から点P3に移動する。なお、ウォーターポンプ225は動作すると発熱し、ウォーターポンプ225自身は冷却水と接しているため、ウォーターポンプ225に生じた熱を、冷却水に直接移動させることが出来る、という効果もある。その結果、冷却水の温度を早く上昇させることが可能となる。なお、水素ポンプ580とウォーターポンプ225は、どちらを先により強く動作させても良い。
図5のステップS170では、制御部400は、車内吹出部390から暖かい空気を吹き出させる。ステップS180では、制御部400は、冷却水出口温度T245が所定の判定値以上となったか、否かを判断する。冷却水出口温度T245が所定の判定値以上となった場合には、制御部400は、処理をステップS190に移行し、燃料電池100の低効率運転を停止する。燃料電池100が暖まれば、低効率運転により大きな熱を発生させなくてもよい。例えば、この判定値は、例えば50℃であってもよい。この処理では、制御部400は、温度センサ110を用いて燃料電池100温度を測定して判断しても良い。
図7は、比較例における冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345と、車内吹出部390から吹き出される空気の温度T390(以下「吹き出し温度T390」と呼ぶ。)と、を示す説明図である。比較例では、ヒータコア入口温度T345と、吹き出し温度T390とは、別個に温度上昇するため、両方とも温度上昇するが、その上昇速度は異なっている。比較例では、ヒータコア入口温度T345の方が温度の上昇速度が大きい。ヒータコア入口温度T345が所定の温度に達すると上昇し始め、その後は、ヒータコア入口温度T345とほぼ同じような速度で温度上昇する。ここで、三方弁340が連携モードになると、燃料電池用冷却回路200を流れる温度の高い冷却水が暖房用水回路300中に供給されるため、ヒータコア入口温度T345が急に上昇する。その結果、吹き出し温度T390も急に上昇し、乗員に不快感を与える。
図8は、本実施形態における冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345と、吹き出し温度T390と、を示す説明図である。本実施形態では、三方弁340が連携モードであるので、燃料電池用冷却回路200を流れる冷却水は、と暖房用水回路300に供給される。その結果、冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345とは、ほぼ同じような速度で温度上昇する。ここで、吹き出し温度T390は、ヒータコア入口温度T345が所定の温度に達すると上昇し始め、その後は、ヒータコア入口温度T345とほぼ同じような速度で温度上昇する。本実施形態では、冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345がともに温度が低い状態から三方弁340が連携モードであり、ヒータコア入口温度T345は、冷却水出口温度T245と、ほぼ同じような速度で温度上昇する。そのため、ヒータコア入口温度T345が急に上昇することは無い。これに対し、比較例では、ヒータコア入口温度T345と、吹き出し温度T390とは、別個に温度上昇するため、三方弁340が非連携モードから連携モードに移行するときにおける、冷却水出口温度T245と、ヒータコア入口温度T345との間の温度差が比較的大きい。そのため、三方弁340が連携モードに移行したときに、燃料電池用冷却回路200を流れる暖かい冷却水が暖房用水回路300に供給されることにより、ヒータコア入口温度T345が大きく変動し、吹き出し温度T390も大きく変動する。その結果、乗員に不快感を与える。
本実施形態では、燃料電池100は低効率運転され、比較例では、燃料電池100は低効率運転されない。その結果、比較例よりも本実施形態の方が、燃料電池100の発熱が大きく、比較例よりも本実施形態の方が、冷却水出口水温T255が早く上昇する。また、本実施形態では三方弁340が連携モードとされているので、ヒータコア入口水温T345は、冷却水出口水温T255に連動して上昇する。これに対し、比較例では、暖房用水回路300の冷却水は電熱ヒータ330により温められるが、三方弁340は連携モードでないので、燃料電池100の熱を暖房用水回路300の冷却水に伝えることが出来ない。そのため、ヒータコア入口水温T345は、ゆっくりとしか上昇しない。仮に、燃料電池100の熱を暖房用水回路300の冷却水に伝えることが出来たとしても、燃料電池100は効率運転されるので発熱が小さいため、ヒータコア入口水温T345は、ゆっくりとしか上昇しない。
本実施形態では、本実施形態では三方弁340を用いたが、三方弁340の代わりに、燃料電池用冷却回路200と暖房用水回路300との間に、他の種類の弁(例えば、開閉弁や流調弁)を設け、温水還流管335を備えない構成であってもよい。この場合にも、開閉弁(流調弁)の動作状態は、非連携モードと連携モード(完全連携モード)のいずれかとなる。
本実施形態では、ステップS140、150において、燃料電池100の温度や出力の判断を行っているが、これらの判断は無くてもよい。これらの判定を行わない場合、燃料電池の始動直後から、暖房のスイッチのオンに応じて三方弁340は連携モードとなり、燃料電池100は、低効率運転される。
上記実施形態では、制御部400は、燃料電池100の始動時から三方弁340を連携モードとしているが、例えば、車内吹出部390から温風を吹き出させる前に、三方弁340を連携モードとしてもよい。車内吹出部390からの温風の吹き出し後に、三方弁340を非連携モードから連携モードに変えると、ヒータコア入口水温T345が大きく変動し、吹き出し温度T390も大きく変動する。制御部400が、先に、三方弁340を非連携モードから連携モードに変えていれば、ヒータコア入口水温T345が大きく変動しても、車内吹出部390からの温風が吹き出されていない。その結果、車内吹出部390からの温風が吹き出された後、吹き出し温度T390が大きく変動することは無い。
以上、いくつかの実施形態に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池車両
100…燃料電池
110…温度センサ
200…燃料電池用冷却回路
210…冷却水供給管
215…冷却水排出管
220…ラジエータ管
225…ウォーターポンプ
230…ラジエータ
235…ラジエータファン
240…バイパス管
245…三方弁
250…温度センサ
300…暖房用水回路(空調用冷却水回路)
305…分岐管
310…温水供給管
315…温水排出管
320…ヒータコア
325…ウォーターポンプ
330…電熱ヒータ
335…温水還流管
340…三方弁
345…温度センサ
350…空調ダクト
355…車内空気取入部
360…外気取入部
365…外気導入切換ドア
370…加熱流路
375…非加熱流路
380…仕切板
385…エアミックスドア
390…車内吹出部
400…制御部(ECU)
410…エアコン設定部
420…外気温センサ
430…車内温度センサ
500…燃料ガス回路
510…燃料ガスタンク
520…燃料ガス供給管
530…開閉バルブ
540…レギュレータ
550…燃料ガス排気管
560…燃料ガス排気管
570…燃料ガス還流管
580…水素ポンプ
590…排気バルブ
600…酸化ガス回路
610…コンプレッサ
620…酸化ガス供給管
630…酸化ガス排気管
640…加湿装置
650…背圧弁
T255…冷却水出口水温
T345…ヒータコア入口水温

Claims (10)

  1. 燃料電池車両であって、
    燃料電池と、
    前記燃料電池を冷却する燃料電池用冷却回路と、
    前記燃料電池車両の車内を暖房するために用いられる暖房用水回路と、
    前記燃料電池用冷却回路から前記暖房用水回路への冷却水の供給の制御を行う弁と、
    前記燃料電池車両の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記燃料電池が非凍結状態の場合で前記燃料電池車両において暖房する場合、前記燃料電池の始動直後から、暖房のスイッチのオンに応じて、前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる動作を開始する、燃料電池車両。
  2. 請求項1に記載の燃料電池車両において、
    前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させるときに、前記燃料電池の効率を、前記燃料電池車両の通常運転時における効率よりも低くする低効率運転を実行する、燃料電池車両。
  3. 請求項2に記載の燃料電池車両において、
    前記燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス回路と、
    前記燃料電池に酸化ガスを供給する酸化ガス回路と、
    を備え、
    前記制御部は、前記燃料電池に供給される燃料ガスと酸化ガスの量を維持したまま前記燃料電池の電流を増大することによって前記低効率運転を実行する、燃料電池車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池車両において、
    前記燃料電池車両の始動時において、前記燃料電池が凍結状態にある場合には、前記燃料電池が解凍された後、前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる、燃料電池車両。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料電池車両において、
    さらに、前記制御部は、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度が予め定められた温度になってから前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる、燃料電池車両。
  6. 冷却水を流して燃料電池からの熱を回収する燃料電池用冷却回路と、前記燃料電池用冷却回路と接続されて前記熱を燃料電池車両の車内の空調における暖房に用いるための暖房用水回路と、前記燃料電池用冷却回路から前記暖房用水回路への冷却水の供給の制御を行う弁と、を備える燃料電池車両の制御方法であって、
    前記燃料電池が非凍結状態の場合で前記燃料電池車両において暖房する場合、前記燃料電池の始動直後から、暖房のスイッチのオンに応じて、前記弁を開けて前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させる動作が開始される、燃料電池車両の制御方法。
  7. 請求項6に記載の燃料電池車両の制御方法において、
    前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水を前記暖房用水回路に回流させるときに、前記燃料電池の効率を、前記燃料電池車両の通常運転時における効率よりも低くする低効率運転が実行される、燃料電池車両の制御方法。
  8. 請求項7に記載の燃料電池車両の制御方法において、
    前記燃料電池に供給される燃料ガスと酸化ガスの量を維持したまま前記燃料電池の電流を増大することによって前記低効率運転が実行される、燃料電池車両の制御方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか一項に記載の燃料電池車両の制御方法において、
    前記燃料電池車両の始動時において、前記燃料電池が凍結状態にある場合には、前記燃料電池が解凍された後、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水が前記暖房用水回路に回流される、燃料電池車両の制御方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか一項に記載の燃料電池車両の制御方法において、
    さらに、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水の温度が予め定められた温度になってから、前記燃料電池用冷却回路を流れる冷却水が前記暖房用水回路に回流される、燃料電池車両の制御方法。
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