JP2015064085A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦係合要素の外径側配置が可能となる自動変速機を提供することを目的とする。
【解決手段】第1リングギヤR1に連結され、入力軸12側で半径方向内側に延在し、第1連結部材20と第4連結部材23との間を回転軸線18方向に延在し、第2プラネタリギヤ14と第3プラネタリギヤ15との間で第3リングギヤR3の外周側まで延在するクラッチ連結部材24と、第3リングギヤR3とクラッチ連結部材24とを第3リングギヤR3より外周側で係脱可能に連結する第2クラッチとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジン等によって回転駆動される入力軸の回転を複数変速段に変速して出力軸に伝達する自動変速機に関する。
従来、前進10段、後進1段の変速段の形成が可能な車両用自動変速機がある。例えば、下記に示す特許文献1が開示する技術では、第1乃至第4プラネタリギヤが入力軸側から出力軸側に向かって順次並列に配置された4つのシングルピ二オン式プラネタリギヤ、6つの係合要素で構成され、そのうちの3要素を係合させることで、前進10段、後進1段の変速段を形成している。
米国特許第8052567号明細書
特許文献1に示される自動変速機では、入力軸は、第1プラネタリギヤのキャリアと連結され、出力軸は第3プラネタリギヤのキャリアと、第3プラネタリギヤのリングギヤの外周側を通って連結された第4プラネタリギヤのキャリアに連結されている。第1プラネタリギヤのサンギヤは第2プラネタリギヤのサンギヤと連結され、第1プラネタリギヤのリングギヤは第3プラネタリギヤのサンギヤと連結され、第2プラネタリギヤのキャリアは第3プラネタリギヤのリングギヤの外周側を通って第4プラネタリギヤのリングギヤと連結されている。そして、第4速と第10速を形成するには第1摩擦係合要素と第2摩擦係合要素をともに係合状態にして、第3プラネタリギヤと第4プラネタリギヤとを一体回転する必要がある。
第1摩擦係合要素が第4プラネタリギヤのリングギヤと第3プラネタリギヤのサンギヤ間に配置されるため、第2摩擦係合要素は、第3プラネタリギヤのサンギヤと第4プラネタリギヤのサンギヤ間に配置せざるを得ない構成となる。従って、第2摩擦係合要素は、第3プラネタリギヤのリングギヤの外周側を通る第3プラネタリギヤのキャリアと第4プラネタリギヤのキャリアとを連結した軸及び第2プラネタリギヤのキャリアと第4プラネタリギヤのリングギヤとを連結した軸の内方に配置せざるを得ない構成となるため、径方向スペースが制限される。その結果、この様に内径側配置では、伝達トルク容量を確保するためには、摩擦材枚数を増やす必要が生じ、軸方向長さの増大に繋がる。
また、第6速、第7速、第8速後進を形成するために、係合が必要な第3摩擦係合要素も、第1プラネタリギヤのリングギヤが第3プラネタリギヤのサンギヤと連結しているため、第3プラネタリギヤのリングギヤと第4プラネタリギヤのサンギヤ間に配置せざるを得ない構成となるため、前述と同様、径方向スペースが制限されることになる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、摩擦係合要素の外径側配置が可能となる自動変速機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る自動変速機は、ハウジングと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に軸承された入力軸と、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に前記入力軸側から順次支承されたシングルピニオン式の第1乃至第4プラネタリギヤと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に軸承され、前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結する出力軸と、前記第1プラネタリギヤの第1キャリアに前記出力軸側から連結し前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤの外周側を通って前記入力軸に連結する入力軸連結部材と、前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤと第2プラネタリギヤの第2サンギヤを連結する第1連結部材と、前記第2プラネタリギヤの第2キャリアと前記第4プラネタリギヤの第4リングギヤを、前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤの外周側を通って連結する第2連結部材と、前記第3プラネタリギヤの第3キャリアに前記入力軸側から連結し、前記第3プラネタリギヤの第3サンギヤの内周側を通って前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに前記入力軸側から連結する第3連結部材と、前記回転軸線上において前記第3連結部材の内周側を通って延在し、前記入力軸側から前記第4サンギヤに連結する第1連結部位と、前記第1連結部位と連結するとともに前記ハウジングの外径側へ向かって延在する第2連結部位と、前記第2連結部位と連結するとともに前記入力軸側から前記第3リングギヤに連結する第3連結部位と、前記第1連結部位と連結するとともに前記回転軸線上において延在する第4連結部位と、を有する第4連結部材と、前記ハウジングの内周面に対して前記第1連結部材を係脱可能に固定する第1ブレーキと、前記ハウジングの内周面に対して前記第2リングギヤを係脱可能に固定する第2ブレーキと、前記入力軸連結部材と前記第4連結部材を係脱可能に連結する第1クラッチと、前記入力軸側から前記第1リングギヤに連結する第6連結部位と、前記第6連結部位と連結するとともに前記回転軸線に向かって延在する第7連結部位と、前記第7連結部位と連結するとともに前記回転軸線方向において前記第1連結部材と前記第4連結部材との間を延在する第8連結部位と、前記第8連結部位と連結するとともに前記ハウジングの外径側に向かって延在する第9連結部位と、前記第9連結部位と連結するとともに前記回転軸線方向において前記第3リングギヤと前記第2連結部材との間を延在する第10連結部位と、を有するクラッチ連結部材と、前記第3リングギヤの外周側に設けられ、前記第3リングギヤと前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第2クラッチと、前記第3リングギヤの外周側に設けられ、前記第3プラネタリギヤの第3サンギヤと前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第3クラッチと、前記第2連結部材と前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第4クラッチと、を備えることを要旨とする。
これによれば、第1プラネタリギヤの第1リングギヤと第3プラネタリギヤの第3サンギヤとの連結を解消することで、第3プラネタリギヤの第3キャリアに入力軸側から連結し、第3プラネタリギヤの第3サンギヤの内周側を通って第4プラネタリギヤの第4キャリアに入力軸側から連結する第3連結部材を設けることができる。このため、回転軸線上において第3連結部材の内周側を通って延在し、入力軸側から第4サンギヤに連結する第1連結部位と、第1連結部位と連結するとともにハウジングの外径側へ向かって延在する第2連結部位と、第2連結部位と連結するとともに入力軸側から第3リングギヤに連結する第3連結部位と、第1連結部位と連結するとともに回転軸線上において延在する第4連結部位と、を有する第4連結部材を設けることができる。その結果、入力軸側から第1リングギヤに連結する第6連結部位と、第6連結部位と連結するとともに回転軸線に向かって延在する第7連結部位と、第7連結部位と連結するとともに回転軸線方向において第1連結部材と第4連結部材との間を延在する第8連結部位と、第8連結部位と連結するとともにハウジングの外径側に向かって延在する第9連結部位と、第9連結部位と連結するとともに回転軸線方向において第3リングギヤと第2連結部材との間を延在する第10連結部位と、を有するクラッチ連結部材を、第3リングギヤよりも外周側に配置する構成とすることできる。また、第3リングギヤの外周側に設けられ、第3リングギヤとクラッチ連結部材を係脱可能に連結する第2クラッチを、第3リングギヤよりも外周側に配置する構成とすることできる。従って、第3連結部材を内径側に配置することにより、摩擦係合要素である第2クラッチを第3リングギヤよりも外周側に設け、第3リングギヤとクラッチ連結部材を係脱可能に連結することができる。このため、摩擦係合要素の外径側配置が可能となる。
請求項2に係る車両用自動変速機は、前記請求項1において、前記入力軸連結部材の外周側の外周面に、エンジンからの動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材を設けたことを要旨とする。
これによれば、動力外部取出し部材にて、前記入力軸に連結された入力軸連結部材から、変速段にかかわらず、常に入力軸の入力回転と同じ回転の動力をPTOとして取り出すことができる。
本発明の車両用自動変速機の第1実施形態を模式的に示したスケルトン図である。 第1実施形態の各変速段におけるブレーキ及びクラッチの作動状態を示す図である。 第1実施形態の各変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。
本発明に係る自動変速機について図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1を参照すると、10は本発明に係る自動変速機で、例えば農耕用トラクター、ダンプカー、消防車のようなポンプカ―などの商用車のエンジンの出力回転を変速して駆動輪に伝達するために使用される。自動変速機10は、車体に取り付けられたハウジング11内に、回転軸線18と同軸に回転可能に順次支承された入力軸12、第1プラネタリギヤ13、第2プラネタリギヤ14、第3プラネタリギヤ15、第4プラネタリギヤ16及び出力軸17で構成されている。
第1プラネタリギヤ13は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。第1プラネタリギヤ13は、回転軸線18と同軸に回転可能に支承された第1サンギヤS1、第1リングギヤR1、第1サンギヤS1と第1リングギヤR1とに噛合する第1ピ二オンP1、及び第1ピ二オンP1を支承する第1キャリアC1により構成される。第2プラネタリギヤ14は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第2プラネタリギヤ14は、回転軸線18と同軸に回転可能に支承された第2サンギヤS2、第2リングギヤR2、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2とに噛合する第2ピ二オンP2、及び第2ピ二オンP2を支承する第2キャリアC2により構成される。第3プラネタリギヤ15は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第3プラネタリギヤ15は、回転軸線18と同軸に回転可能に支承された第3サンギヤS3、第3リングギヤR3、第3サンギヤS3と第3リングギヤR3とに噛合する第3ピ二オンP3、及び第3ピ二オンP3を支承する第3キャリアC3により構成される。第4プラネタリギヤ16は、シングルピ二オン式遊星歯車機構である。
第4プラネタリギヤ16は、回転軸線18と同軸に回転可能に支承された第4サンギヤS4、第4リングギヤR4、第4サンギヤS4と第4リングギヤR4とに噛合する第4ピ二オンP4、及び第4ピ二オンP4を支承する第4キャリアC4により構成される。
入力軸12及び出力軸17は、ハウジング11に、回転軸線18周りに回転可能に軸承されている。入力軸12は、クラッチ装置(不図示)などを介してエンジンの出力回転動力を自動変速機10に入力する軸部材である。出力軸17は、変速された出力回転動力を差動装置(不図示)などを介して駆動輪に出力する軸部材である。
第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1は、入力軸連結部材19を介して、入力軸12に連結されている。入力軸連結部材19は、その一端が入力軸12に連結し、他端が第1キャリアC1に連結する。入力軸連結部材19は、入力軸12からハウジング11の外径側に向かって延在する部位と、回転軸線18方向において第1リングギヤR1の外周側を通って延在する部位と、回転軸線18に向かって延在する部位と、第1キャリアC1に出力軸17側から連結する部位と、を備える。出力軸17は、第4プラネタリギヤ16の第4キャリアC4に連結する。
第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1は、第1連結部材20を介して、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2に連結されている。第1連結部材20は、その一端が第1サンギヤS1に連結し、他端が第2サンギヤS2に連結する。第1連結部材20は、回転軸線18方向に沿って、第1サンギヤS1から第2サンギヤS2に延在する。
第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2は、第2連結部材21を介して、第4プラネタリギヤ16の第4リングギヤR4に連結されている。第2連結部材21は、その一端が第2キャリアC2及び第4クラッチCL4に連結し、他端が第4リングギヤR4に連結する。第2連結部材21は、その一端が第2キャリアC2及び第4クラッチCL4に連結し、他端が第4リングギヤR4に連結する。第2連結部材21は、出力軸12側から第2キャリアC2に連結する部位と、ハウジング11の外径側に向かって延在する部位と、回転軸線18方向において第3リングギヤR3の外周側を通って延在し、第4リングギヤR4に入力軸12側から連結する部位と、を備える。
第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3は、第3連結部材22を介して、第4プラネタリギヤ16の第4キャリアC4に連結されている。第3連結部材22は、その一端が第3キャリアC3に連結し、他端が第4キャリアC4に連結する。第3連結部材22は、第3キャリアC3から入力軸12側に延在する部位と、回転軸線18に向かって延在する部位と、回転軸線18方向において第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3の内周側を通って延在する部位と、ハウジング11の外径側に向かって延在する部位と、第4キャリアC4に入力軸12側から連結する部位と、を備える。
第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3は、第4連結部材23を介して、第4プラネタリギヤ16の第4サンギヤS4に連結されている。第4連結部材23は、その一端が第1クラッチCL1及び第3リングギヤR3に連結し、他端が第4サンギヤS4に連結する。第4連結部材23は、回転軸線18上において第3連結部材22の内周側を通って延在し、一端が入力軸12側から第4サンギヤS4に連結する第1連結部位23aと、一端が第1連結部位23aと連結し、他端がハウジング11の外径側へ向かって延在する第2連結部位23bと、一端が第2連結部位23bと連結し、他端が入力軸12側から第3リングギヤR3に連結する第3連結部位23cと、を備える。また、第4連結部材23は、一端が第1連結部位23aと連結し、他端が回転軸線18上においてクラッチ連結部材24の内周側を通って延在する第4連結部位23dと、一端が第4連結部位23dと連結し、他端がハウジング11の内径側から第1クラッチCL1に連結する第5連結部位23eと、を備える。
第1ブレーキB1は、第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1より外径側に設けられている。第1ブレーキB1は、第1連結部材20をハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。第2ブレーキB2は、第2プラネタリギヤ14の第2リングギヤR2より外径側に設けられている。第2ブレーキB2は、第2リングギヤR2をハウジング11の内周面に対して係脱可能に固定する。
第1クラッチCL1は、第4連結部材23と入力軸連結部材19を係脱可能に連結する。クラッチ連結部材24は、入力軸12側から第1リングギヤR1に連結する第6連結部位24aと、一端が第6連結部位24aと連結し、他端が回転軸線18に向かって延在する第7連結部位24bと、一端が第7連結部位24bと連結し、他端が回転軸線18方向において第1連結部材20と第4連結部材23との間を延在する第8連結部位24cと、一端が第8連結部位24cと連結し、他端がハウジング11の外径側に向かって延在する第9連結部位24dと、一端が第9連結部位24dと連結し、他端が回転軸線18方向において第3リングギヤR3と第2連結部材21との間を延在する第10連結部位24eと、を備える。
第2クラッチCL2は、第3リングギヤR3の外周側に設けられている。第2クラッチCL2は、第3リングギヤR3とクラッチ連結部材24を係脱可能に連結する。第3クラッチCL3は、第3リングギヤR3の外周側に設けられている。第3クラッチCL3は、第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3とクラッチ連結部材24を係脱可能に連結する。第4クラッチCL4は、第2連結部材21とクラッチ連結部材24を係脱可能に連結する。
そして、図1に示す如く、入力軸連結部材19の外周側の外周面に、エンジンからの動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材Mが設けられている。第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、第3クラッチCL3、第4クラッチCL4、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2の作動は、トランスミッションECU(以下単にTM−ECUと称す。)25により制御される。
以上のように構成された自動変速機10においては、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3と第4プラネタリギヤ16の第4キャリアC4とを連結し、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3と第4プラネタリギヤ16の第4サンギヤS4とを連結した構成とすることにより、第3、第4プラネタリギヤ15、16が、一つの複式遊星歯車装置を形成する。車両用自動変速装置10は、図2に示すように、第1乃至第4制御クラッチCL1〜CL4を選択的に係脱し、第1及び第2ブレーキB1、B2を選択的に作動して第1乃至第4プラネタリギヤ13〜16の要素の回転を規制することにより、前進10段、後進1段の変速段を成立することができる。図2において、各変速段に対応する各クラッチ、ブレーキの欄に白丸が付されている場合、クラッチであれば接続状態、ブレーキであれば回転規制状態にあることを示す。
シングルピ二オン式遊星歯車機構である第1乃至第4プラネタリギヤ13〜16においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nrと遊星歯車機構のギヤ比λとの関係は、式(1)で示され、各変速段におけるギヤ比は、式(1)に基づいて算出される。サンギヤS1,S2,S3,S4の歯数をZs1,Zs2,Zs3,Zs4、リングギヤR1,R2,R3,R4の歯数をZr1,Zr2,Zr3,Zr4とすると、第1乃至第4ピ二オンギヤ13〜14のギヤ比はλ1=Zs1/Zr1,λ2=Zs2/Zr2,λ3=Zs3/Zr3,λ4=Zs4/Zr4である。
Nr=(1+λ)Nc−λNs・・・(1)
第1及び第2ブレーキB1、B2を選択的に作動し、第1乃至第4クラッチCL1〜CL4を選択的に接続した場合、第1乃至第4プラネタリギヤ13〜16の各要素の速度比は、図3に示す速度線図のようになる。速度線図は、遊星歯車装置のサンギヤ、キャリア、リングギヤからなる各要素を横軸方向にギヤ比に対応させた間隔で配置し、縦軸方向に各要素に対応してその速度比を取ったものである。
図3には、第1乃至第4プラネタリギヤ13〜16の速度線図が記載されている。第1乃至第4プラネタリギヤ13〜16では、第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が連結され、第4キャリアC4及び第3キャリアC3が連結される。このため、図3において、第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3と、第4キャリアC4及び第3キャリアC3と、が付された各1本の縦線上に、連結された第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3と、第4キャリアC4及び第3キャリアC3とのそれぞれの速度比を表し、S3及びR2が付された各縦線上に、第3サンギヤS3及び第2キャリアC2のそれぞれの速度比を表す。
シングルピニオン式遊星歯車機構である第4プラネタリギヤ16は、第4リングギヤR4の縦線と第4サンギヤS4の縦線との間隔を1+λ4とみなし、第4キャリアC4の縦線を、第4サンギヤS4の縦線から第4リングギヤR4の縦線と同じ側に間隔1だけ離して配置する。
シングルピニオン式遊星歯車機構である第3プラネタリギヤ15についても、第3リングギヤR3の縦線と第3サンギヤS3の縦線との間隔を1+λ3とみなし、第3サンギヤS3の縦線を、第3キャリアC3の縦線から第3サンギヤS3の縦線と同じ側に間隔1だけ離して配置する。
シングルピニオン式遊星歯車機構である第2プラネタリギヤ14についても、第2リングギヤR2と第2キャリアC2の縦線との間隔をλ2とみなし、第2サンギヤS2の縦線を、第2キャリアC2の縦線から第2リングギヤR2の縦線とは反対側に間隔1だけ離して配置する。
さらに図3の速度線図には、第1乃至第3ブレーキB2〜B3、第1乃至第4クラッチCL1〜CL4が選択的に作動された点に、B1〜B2、CL1〜CL4がそれぞれ記入されている。
このように構成された車両用自動変速装置10の速度線図において、5本の各縦線に対応する要素を縦線の並び順に第1、第2、第3、第4、第5構成要素とする。第1実施形態の場合、第1構成要素は、第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3である。第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3は互いに連結されるとともに、第1クラッチCL1により入力軸12に連結される。第2構成要素は、第4キャリアC4及び第3キャリアC3である。第4キャリアC4及び第3キャリアC3は互いに連結されるとともに、出力軸17に連結される。第3構成要素は、第4リングギヤR4及び第2キャリアC2である。第4リングギヤR4及び第2キャリアC2は互いに連結されるとともに、第4クラッチCL4により第1リングギヤR1に連結される。第4構成要素は、第2リングギヤR2である。第4構成要素は、第2ブレーキB2により回転規制される。第5構成要素は、第3サンギヤS3である。第5構成要素は、第3クラッチCL3により、第1リングギヤR1に連結される。
以下、各変速段の作動について説明する。前進第1変速段の場合、第1ブレーキB1が作動することにより第2サンギヤS2が回転規制され、第2ブレーキB2が作動することにより第2リングギヤR2が回転規制される。これにより、第3構成要素の第2キャリアC2及び第4リングギヤR4が回転規制される。第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素の第4サンギヤS4が入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第1変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第2変速段の場合、第1ブレーキB1が作動することにより第2サンギヤS2が回転規制され、第2ブレーキB2が作動することにより第2リングギヤR2が回転規制される。これにより、第3構成要素の第2キャリアC2及び第4リングギヤR4が回転規制される。また、第1ブレーキB1が作動して第1サンギヤS1が回転規制されることにより、入力軸12の回転より回転数が大きな増速回転が、第1リングギヤR1に生じる。第2クラッチCL2が接続されることにより、第1リングギヤR1の回転が第1構成要素の第3リングギヤR3及び第4サンギヤS4に伝達される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第2変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第3変速段の場合、第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素の第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が、入力軸12により回転駆動される。第2クラッチCL2が接続されることにより、入力軸12の回転が、第3リングギヤR3から第1リングギヤR1に伝達される。これにより、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2の回転が決まる。第2ブレーキB2が作動することにより、第3構成要素の第2キャリアC2及び第4リングギヤR4の回転が決まる。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第3変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第4変速段の場合、第4クラッチCL4が接続されることにより第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結され、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2と第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1とが連結される構成により、第1、第2プラネタリギヤ13、14は、一つの複式遊星歯車装置を形成する。第1キャリアC1は、入力軸12により回転駆動され、第2ブレーキB2が作動することにより、第2リングギヤR2が回転規制される。これにより、第3構成要素の第2キャリアC2及び第4リングギヤR4の回転が決まる。第2クラッチCL2が接続されることにより、第4クラッチCL4を介しての第2キャリアC2の回転が、第1構成要素である第3リングギヤR3及び第4サンギヤS4に伝達される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第4変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第5変速段の場合、第4クラッチCL4が接続されることにより第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結され、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2と第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1とが連結される構成により、第1、第2プラネタリギヤ13、14は、一つの複式遊星歯車装置を形成する。第1キャリアC1は、入力軸12により回転駆動され、第2ブレーキB2が作動することにより、第2リングギヤR2が回転規制される。これにより、第3構成要素の第2キャリアC2及び第4リングギヤR4の回転が決まる。第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素の第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3は、入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第5変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第6変速段の場合、第3クラッチCL3が接続されることにより、第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3と、第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結され、第1クラッチCL1が接続されることにより、第3プラネタリギヤ15の第3リングギヤR3と第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1とが連結される構成となる。そして、第4プラネタリギヤ16の第4リングギヤR4と、第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC4とが連結され、第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2が連結される構成となる。従って、第1プラネタリギヤ13の第1キャリアC1が入力軸12により回転駆動され、第2ブレーキB2が作動することにより、第3構成要素である第2キャリアC2及び第4リングギヤR4の回転が決まる。第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素である第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が、入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第5変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第7変速段の場合、第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素の第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が入力軸12により回転駆動され、第2クラッチCL2及び第3クラッチCL3が接続されることにより、第3サンギヤS3が入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4と連結する出力軸17とが、第7変速段のギヤ比1.000で正転駆動される。
前進第8変速段の場合、第1ブレーキB1が作動して第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1が回転規制されることにより、入力軸12の回転より回転数が大きな増速回転が、第1リングギヤR1に生じる。第3クラッチCL3が接続されることにより、第1リングギヤR1の回転が、第3サンギヤS3に伝達される。第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素である第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が、入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第3キャリアC3及び第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第8変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第9変速段の場合、第4クラッチCL4が接続されて第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結され、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2と第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1とが連結される構成により、第1、第2プラネタリギヤ13、14は、一つの複式遊星歯車装置を形成する。第1キャリアC1が入力軸12により回転駆動され、第1ブレーキB1が作動して第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1、第2サンギヤS2が回転規制される。これにより、第3構成要素である第2キャリアC2及び第2リングギヤR4の回転が決まる。第1クラッチCL1が接続されることにより、第1構成要素である第4サンギヤS4及び第3リングギヤR3が、入力軸12により回転駆動される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第9変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進第10変速段の場合、第4クラッチCL4が接続されて第2プラネタリギヤ14の第2キャリアC2と第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1とが連結され、第2プラネタリギヤ14の第2サンギヤS2と第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1とが連結される構成により、第1、第2プラネタリギヤ13、14は、一つの複式遊星歯車装置を形成する。第1キャリアC1が入力軸12により回転駆動され、第1ブレーキB1が作動して第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1と第2サンギヤS2とが回転規制される。これにより、第3構成要素である第2キャリアC2及び第2リングギヤR4の回転が決まる。第2クラッチCL2が接続されることにより、第4クラッチCL4を介しての第2キャリアC2の回転が、第1構成要素である第3リングギヤR3及び第4サンギヤS4に伝達される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、第10変速段のギヤ比で正転駆動される。
後退第1変速段の場合、第1ブレーキB1が作動することにより第2サンギヤS2が回転規制され、第2ブレーキB2が作動することにより第2リングギヤR2が回転規制される。これにより、第3構成要素である第2キャリアC2及び第4リングギヤR4が回転規制される。また、第1ブレーキB1が作動して第1プラネタリギヤ13の第1サンギヤS1が回転規制されることにより、入力軸12の回転より回転数が大きな増速回転が第1リングギヤR1に生じる。第3クラッチCL3が接続されることにより、第1リングギヤR1の回転が第3サンギヤS3に伝達される。これにより、第2構成要素である第4キャリアC4と、第4キャリアC4に連結する出力軸17とが、後退第1変速段のギヤ比で逆転駆動される。
上述した変速段によれば、前進第1速変速段と後退第1変速段との切替に関して、第1ブレーキB1と第2ブレーキB2の係合を保持したまま、第1クラッチCL1と第3クラッチCL3の係合を切り替えることで、第4プラネタリギヤ16の第4キャリアC4の回転を反転させることができる。その結果、車庫内で変速を行う場合に、前進第1速変速段と後退第1変速段とのシフト切替(以下、ガレージシフトと称す。)を行う場合、第1クラッチCL1か第3クラッチCL3かの一つの締結要素を掛け替えるのみで切替ることができる。このため、ガレージシフトを行うために必要な応答時間を短くすることができる。
上述の如く、本発明の実施形態による自動変速機10によれば、第1プラネタリギヤ13の第1リングギヤR1と第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3との連結を解消することで、第3プラネタリギヤ15の第3キャリアC3に入力軸12側から連結し、第3プラネタリギヤ15の第3サンギヤS3の内周側を通って第4プラネタリギヤ16の第4キャリアC4に入力軸12側から連結する第3連結部材22を設けることができる。このため、回転軸線18上において第3連結部材22の内周側を通って延在し、入力軸12側から第4サンギヤS4に連結する第1連結部位23aと、第1連結部位23aと連結するとともにハウジング11の外径側へ向かって延在する第2連結部位23bと、第2連結部位23bと連結するとともに入力軸12側から第3リングギヤR3に連結する第3連結部位23cと、第1連結部位23aと連結するとともに回転軸線18上において延在する第4連結部位23dと、を有する第4連結部材23を設けることができる。その結果、入力軸12側から第1リングギヤR1に連結する第6連結部位24aと、第6連結部位と連結するとともに回転軸線18に向かって延在する第7連結部位24bと、第7連結部位24bと連結するとともに回転軸線18方向において第1連結部材20と第4連結部材23との間を延在する第8連結部位24cと、第8連結部位24cと連結するとともにハウジング11の外径側に向かって延在する第9連結部位24dと、第9連結部位24dと連結するとともに回転軸線18方向において第3リングギヤR3と第2連結部材21との間を延在する第10連結部位24eと、を有するクラッチ連結部材24を、第3リングギヤR3よりも外周側に配置する構成とすることできる。また、第3リングギヤR3の外周側に設けられ、第3リングギヤR3とクラッチ連結部材24を係脱可能に連結する第2クラッチCL2を、第3リングギヤR3よりも外周側に配置する構成とすることできる。従って、第3連結部材22を内径側に配置することにより、摩擦係合要素である第2クラッチCL2を第3リングギヤR3よりも外周側に設け、第3リングギヤR3とクラッチ連結部材24を係脱可能に連結することができる。このため、摩擦係合要素の外径側配置が可能となる。
上述の如く、本発明の実施形態による自動変速機10によれば、入力軸連結部材19の外周側の外周面に、エンジンからの動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材Mを設けた構成を採用している。これにより、動力外部取出し部材Mにて、入力軸12に連結された入力軸連結部材19から、変速段にかかわらず、常に入力軸の入力回転と同じ回転の動力をPTOとして取り出すことができる。
10:車両用自動変速機
11:ハウジング
12:入力軸
13:第1プラネタリギヤ
14:第2プラネタリギヤ
15:第3プラネタリギヤ
16:第4プラネタリギヤ
17:出力軸
18:回転軸線
19:入力軸連結部材
20:第1連結部材
21:第2連結部材
22:第3連結部材
23:第4連結部材
23a:第1連結部位
23b:第2連結部位
23c:第3連結部位
23d:第4連結部位
24:クラッチ連結部材
24a:第6連結部位
24b:第7連結部位
24c:第8連結部位
24d:第9連結部位
24e:第10連結部位
B1:第1ブレーキ
B2:第2ブレーキ
C1:第1キャリア
C2:第2キャリア
C3:第3キャリア
C4:第4キャリア
CL1:第1クラッチ
CL2:第2クラッチ
CL3:第3クラッチ
CL4:第4クラッチ
M:動力外部取出し部材
R1:第1リングギヤ
R2:第2リングギヤ
R3:第3リングギヤ
R4:第4リングギヤR4
S1:第1サンギヤ
S2:第2サンギヤ
S3:第3サンギヤ
S4:第4サンギヤ

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に軸承された入力軸と、
    前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に前記入力軸側から順次支承されたシングルピニオン式の第1乃至第4プラネタリギヤと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に軸承され、前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結する出力軸と、
    前記第1プラネタリギヤの第1キャリアに前記出力軸側から連結し前記第1プラネタリギヤの第1リングギヤの外周側を通って前記入力軸に連結する入力軸連結部材と、
    前記第1プラネタリギヤの第1サンギヤと第2プラネタリギヤの第2サンギヤを連結する第1連結部材と、
    前記第2プラネタリギヤの第2キャリアと前記第4プラネタリギヤの第4リングギヤを、前記第3プラネタリギヤの第3リングギヤの外周側を通って連結する第2連結部材と、
    前記第3プラネタリギヤの第3キャリアに前記入力軸側から連結し、前記第3プラネタリギヤの第3サンギヤの内周側を通って前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに前記入力軸側から連結する第3連結部材と、
    前記回転軸線上において前記第3連結部材の内周側を通って延在し、前記入力軸側から前記第4サンギヤに連結する第1連結部位と、前記第1連結部位と連結するとともに前記ハウジングの外径側へ向かって延在する第2連結部位と、前記第2連結部位と連結するとともに前記入力軸側から前記第3リングギヤに連結する第3連結部位と、前記第1連結部位と連結するとともに前記回転軸線上において延在する第4連結部位と、を有する第4連結部材と、前記ハウジングの内周面に対して前記第1連結部材を係脱可能に固定する第1ブレーキと、
    前記ハウジングの内周面に対して前記第2リングギヤを係脱可能に固定する第2ブレーキと、
    前記入力軸連結部材と前記第4連結部材を係脱可能に連結する第1クラッチと、
    前記入力軸側から前記第1リングギヤに連結する第6連結部位と、前記第6連結部位と連結するとともに前記回転軸線に向かって延在する第7連結部位と、前記第7連結部位と連結するとともに前記回転軸線方向において前記第1連結部材と前記第4連結部材との間を延在する第8連結部位と、前記第8連結部位と連結するとともに前記ハウジングの外径側に向かって延在する第9連結部位と、前記第9連結部位と連結するとともに前記回転軸線方向において前記第3リングギヤと前記第2連結部材との間を延在する第10連結部位と、を有するクラッチ連結部材と、
    前記第3リングギヤの外周側に設けられ、前記第3リングギヤと前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第2クラッチと、
    前記第3リングギヤの外周側に設けられ、前記第3プラネタリギヤの第3サンギヤと前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第3クラッチと、
    前記第2連結部材と前記クラッチ連結部材を係脱可能に連結する第4クラッチと、
    を備える自動変速機。
  2. 前記入力軸連結部材の外周側の外周面に、エンジンからの動力を外部に取り出すための動力外部取出し部材を設けた請求項1に記載の自動変速機。
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