JP2015063119A - 液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 - Google Patents
液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015063119A JP2015063119A JP2014131048A JP2014131048A JP2015063119A JP 2015063119 A JP2015063119 A JP 2015063119A JP 2014131048 A JP2014131048 A JP 2014131048A JP 2014131048 A JP2014131048 A JP 2014131048A JP 2015063119 A JP2015063119 A JP 2015063119A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- substrate
- signal
- wiring
- drive signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04541—Specific driving circuit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04573—Timing; Delays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04581—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on piezoelectric elements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04588—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits using a specific waveform
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/38—Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【解決手段】メイン基板50(駆動基板)におけるスイッチング用のトランジスター68,71が配置された領域に、複数のTH85を形成した。また、トランジスター68,71の周囲の配線パターンを広げたベタパターンを形成して、トランジスター68,71を囲う構成とした。さらに、裏面にも、放熱用のベタパターンを形成して、フレームへの放熱構造も付加した。これにより、専用の放熱部品を用いることなく、簡単な構成で、かつ動作の安定性を実現した液体吐出装置を提供することができる。
【選択図】図10
Description
また、液滴吐出装置を小型化したいという要求があり、何らかの放熱対策は必要ではあるが、専用の放熱部品の追加や、大型化は困難であるという課題があった。
元駆動信号を高周波域でパルス変調して変調信号を生成するA/Dコンバーターと、変調信号を増幅して増幅変調信号を生成するトランジスターと、増幅変調信号を平滑化して駆動信号を生成するフィルター回路と、駆動信号により吐出駆動されて液滴を吐出する吐出部と、少なくともトランジスターが配置された基板とを備え、基板におけるトランジスターが配置された領域には、スルホールが形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
従って、専用の放熱部品を用いることなく、簡単な構成で、吐出する液滴量の安定化と、かつ動作の安定性とを実現した液体吐出装置を提供することができる。
《液体吐出装置の概要》
図1は、実施形態1に係る液体吐出装置の概要を示す斜視図である。まず、本実施形態に係る液体吐出装置としてのプリンター100の概要について説明する。
プリンター100は、背面の給紙トレイ2から送り出される印刷媒体としての用紙1に対して、印刷ヘッドユニット20で印刷した後、前面の排紙トレイ6側に搬出するインクジェット式プリンターである。なお、以降の説明において、用紙1が搬送される方向を搬送方向4とし、搬送方向と交差する方向(用紙1の幅方向)を紙幅方向5として説明する。また、搬送方向4において、給紙トレイ2側を上流側、搬出(前面)側を下流側という。
続いて、印刷機構の概要、および印刷の流れについて説明する。
プリンター100の印刷機構は、給紙トレイ2、給紙ローラー7、搬送部10、印刷ヘッドユニット20、排紙トレイ6などから構成されている。
給紙ローラー7は、給紙トレイ2の下流側に設けられた一対のローラーであり、給紙トレイ2の用紙1を1枚ずつ搬送部10に送り出す。
搬送部10は、搬送駆動ローラー11、搬送ベルト12、従動ローラー13などから構成されている。搬送駆動ローラー11と従動ローラー13との間(外周)には、搬送ベルト12が巻きかけられ(かけ渡しされ)ている。搬送ベルト12は、帯状のベルトであり、矢印で示すように、給紙ローラー7から供給された用紙1を載置するとともに、搬送駆動ローラー11の回転に伴ない、用紙1を下流側に搬送する。
搬送駆動ローラー11には、電動モーター(図示せず)が接続されており、後述する制御部からの制御信号に従って回転して、搬送ベルト12を動かす。従動ローラー13は、搬送ベルト12の動きに従って回転する。
印刷ヘッドユニット20は、搬送ベルト12上の用紙1に対して、搬送移動(静止状態含む)に同期したタイミングでインクを吐出して印刷を行う。詳しくは、印刷ヘッドユニット20における搬送部10側のヘッド配置面27に配置された複数の吐出ユニットのノズルからインクを吐出する。印刷が終了した用紙1は、搬送ベルト12により、下流側の排紙トレイ6に送り出される。
前述したように、印刷ヘッドユニット20には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどの複数色のインクに対応した複数列のラインヘッド22が形成されている。ヘッド配置面27側から観察すると、搬送方向4の上流側から下流側に向かって、シアン用のラインヘッド22(C)、マゼンタ用のラインヘッド22(M)、イエロー用のラインヘッド(図示省略)、ブラック用のラインヘッド(図示省略)…の順に配置されている。ラインヘッドの基本構成はインク色に拘らず共通なので、以下、代表としてシアン用のラインヘッド22(C)を用いて「ラインヘッド22」と称して説明する。
印刷ヘッドモジュール23は、細長い長方形をなしており、その長辺方向を紙幅方向5とした状態で配置されている。換言すれば、ラインヘッド22には、搬送方向4において並行する2列の印刷ヘッドモジュール23列が配置されており、紙幅方向5においては各列の印刷ヘッドモジュール23が交互に配置されている。印刷ヘッドモジュール23の長方形の両端(短辺側)には、基準穴24が形成されている。
ヘッド配置面27において、印刷ヘッドモジュール23は、この2つの基準穴24を平面的な位置基準として配置されている。このように複数の印刷ヘッドモジュール23を配置することにより、紙幅方向5に渡って吐出ユニット(吐出ヘッド)が一定のピッチで配置されたラインヘッド22を構成している。つまり、独立した構成部位ではなく、複数の印刷ヘッドモジュール23からなる紙幅方向5に渡る吐出ユニット列(ノズル列)のことをラインヘッド22と称している。
図4は、図3のB−B断面における断面図である。詳しくは、印刷ヘッドモジュール23の搬送方向4におけるノズル列26(吐出ユニット)の側断面図である。
ここでは、印刷ヘッドモジュール23を構成する吐出ユニット30の単品構造、およびインクの吐出動作について説明する。
吐出ユニット30は、インクを吐出(噴射)するインクジェット式記録ヘッド(吐出ヘッド)であり、ノズルプレート21側から、流路ユニット28と、駆動ユニット29とを、積層した構成となっている。
ノズルプレート21には、各吐出ユニットの吐出用のノズル25が図面(紙面)の奥行き方向(紙幅方向5)に形成されている。
リザーバープレート31は、ノズルプレート21上に重ねて配置されており、第2連通穴39と、共通インク室93とを有している。第2連通穴39は、ノズル25と重なる位置に形成された貫通穴である。共通インク室93は、搬送方向4の上流側に形成された共通のインク室であり、リザーバーともいう。共通インク室93は、図面の奥行き方向(紙幅方向5)において連続する吐出ユニットに跨って形成されている。共通インク室93には、インクタンク(図示省略)からチューブなどの供給経路(図示せず)を介してインクが供給されている。
封止プレート32は、リザーバープレート31の蓋となる部材であり、共通供給口34と、第1連通穴38とを有している。共通供給口34は、共通インク室93のインク供給口であり、図面の奥行き方向(紙幅方向5)において共通インク室93に沿ってスリット状に形成されている。第1連通穴38は、第2連通穴39と重なる位置に形成された貫通穴である。
振動板41は、圧力室基板40(圧力室36)の蓋となる部材であり、圧力室36とは反対側の面(上面)に、アクチュエーターとしての圧電素子33が貼り付けられている。
まず、上述した吐出ユニット30の初期状態としては、共通インク室93、共通供給口34、供給孔35、圧力室36、連通孔37、第1連通穴38、第2連通穴39までが連通しており、かつ、同じ液圧のインクで満たされた状態となっている。
圧電素子33に駆動信号が印加されると、圧電素子33が収縮振動する。当該収縮振動に伴ない振動板41が撓んで圧力室36の体積が小さくなると、インクが押し出されてノズル25からインク滴として吐出される。なお、インクが吐出された後、圧力室36の体積が元に戻ると、負圧が生じるため、吐出されたインク分のインクが共通インク室93から圧力室36に吸い込まれる。
図5は、プリンターの制御回路の構成を示すブロック図である。
ここでは、プリンター100を制御する制御装置(回路)の構成について説明する。プリンター100の制御装置は、メイン基板50(図1)に搭載された複数の回路部位から構成されている。よって、以下、図5に示すメイン基板50の回路ブロック構成図を用いて制御装置の概要を説明する。
制御回路43は、CPU(Central Processing Unit)であり、ヘッドの駆動回路44、給紙ローラー駆動回路45、搬送ローラー駆動回路46など各部を制御する。制御回路43には、記憶部としてROM(Read-Only Memory)47、およびRAM(Random Access Memory)48が付属している。ROM47には、プリンター100の動作を制御するための様々な制御プログラム、および付随するデーターなどが記憶されている。なお、付随するデーターには、吐出ユニット30の圧電素子33(図4)を駆動するための駆動信号データー61のデーターテーブルも含まれている。当該テーブルには、解像度(ドットサイズ)、階調、色調などに応じた複数の駆動信号データーが格納されている。
さらに、制御回路43では、インターフェイス回路42を介して入力された印刷データー18を印字データー60と駆動信号データー61との2つに区分け(生成)して、印字データー60をヘッド基板15に送信し、駆動信号データー61を駆動回路44に送信する。印字データー60は、印刷ヘッドにおける吐出ユニット30(図4)のON/OFF切り替えや、吐出タイミングの制御といった情報である。駆動信号データー61は、吐出ユニット30の圧電素子33(図4)に印加する電圧(駆動信号)の情報である。
給紙ローラー駆動回路45は、給紙ローラー7(図2)を回転駆動するためのモーターの駆動回路であり、制御回路43からの制御信号に基づいて給紙ローラーモーター52を駆動する。
搬送ローラー駆動回路46は、搬送駆動ローラー11(図2)を回転駆動するモーターの駆動回路であり、制御回路43からの制御信号に基づいて搬送ローラーモーター53を駆動する。
図6は、ヘッドの駆動回路の構成を示すブロック図である。
続いて、駆動回路44の回路構成について詳細に説明する。
駆動回路44は、駆動IC54、スイッチング回路55、フィルター回路56などから構成された、いわゆるD級アンプ(デジタルアンプ)である。
駆動IC54は、制御回路43から供給されるデジタル形式の駆動信号データー61をD/A変換して元駆動信号62を生成し、パルス密度変調を行い、当該変調データーに基づいてスイッチング回路55をスイッチング駆動する。
記憶部57は、RAMであり、デジタル電位データーなどで構成される駆動信号データー61を記憶する。
制御部58は、記憶部57から読み込んだ駆動信号データーを電圧信号に変換して所定サンプリング周期分ホールドすると共に、後述する三角波発振器63に向けて三角波信号の周波数や、駆動信号、および駆動信号出力タイミングなどを指示する。また、ゲートドライブ回路65の動作を停止する動作停止信号66(動作時:ハイレベル)も出力する。
D/A変換部59は、制御部58から出力される電圧信号をアナログ変換して元駆動信号62として出力する。つまり、記憶部57、制御部58、およびD/A変換部59で、元駆動信号生成回路の機能を果たしている。
比較器64は、D/A変換部59から出力される元駆動信号62と、三角波発振器63から出力された三角波信号とを比較し、元駆動信号62が三角波信号より大きいときにオンデューティとなるパルスデューティの変調信号(高周波)を出力する。このように、三角波発振器63、および比較器64で、変調回路(A/Dコンバーター)の機能を果たしている。
ゲートドライブ回路65は、比較器64からの変調信号に基づき、後述するスイッチング回路55の2つのトランジスター68,71のいずれかを選択的にオンとする。換言すれば、スイッチング用のトランジスター68,71を交互にスイッチング(ON/OFF)駆動する。なお、制御部58からの動作停止信号66がローレベルの場合には、2つのトランジスター68,71ともにオフとする。
トランジスター68は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、ゲート端子はゲートドライブ回路65のハイサイド側の出力端子GHに接続され、ソース端子はハーフブリッジ出力段となる中間ノード69(中間電位69ともいう)に接続され、ドレイン端子はVDDに接続されている。好適例として、出力端子GHとゲート端子との間には、抵抗67が挿入(介在)されている。
トランジスター71は、MOSFETであり、ゲート端子はゲートドライブ回路65のローサイド側の出力端子GLに接続され、ソース端子はGNDに接続され、ドレイン端子は中間ノード69に接続されている。好適例として、出力端子GLとゲート端子との間には、抵抗70が挿入(介在)されている。なお、抵抗67,70は、ゲート端子への過電流を防止するための、過電流防止抵抗である。
スイッチング回路55の出力信号は、中間ノード69からフィルター回路56に出力される。この出力信号は、変調信号を増幅した増幅変調信号であり、GNDを基準としたVDD電位(波高)のパルス(方形波)が連続した高周波パルス信号となる。
コイル76の一端は中間ノード69に接続されており、他端はコンデンサー77の一端に接続されている。コンデンサー77の他端はGNDに接続されている。そして、コイル76の他端は駆動信号78の出力ラインとなる。詳しくは、スイッチング回路55からフィルター回路56に入力された増幅変調信号は、高周波域がカットされ、元駆動信号62を増幅したアナログ信号に復調されて駆動信号78となり、FPC51を介して、ヘッド基板15に供給される。
図7は、駆動信号、および印字データーの一例を示す図である。
ここでは、駆動回路44が生成する駆動信号(波形)について説明する。
代表的な駆動信号78は、波形PCOM2のように中間電位69から立ち上り、暫く高電位(VDD)を維持した後、中間電位69を下回って立ち下り、暫く低電位(GND)を維持した後、再度中間電位69まで立ち上り、暫く中間電位69を維持する波形である。また、波形PCOM1のように、中間電位69から立ち上り、暫く高電位を維持した後、中間電位69まで立ち下り(戻り)、暫く中間電位69を維持する波形も駆動波形である。つまり、駆動信号78は、時系列で連続する単位波形PCOM1,PCOM2,PCOM3…から構成されている。
図7の駆動信号78のように、複数の駆動波形を時系列的に連結することにより、先に着弾したインクが乾かないうちに、次のインク滴を同じ位置に着弾させることができるため、印刷ドットのサイズを大きくすることも可能となる。このような技術の組合せによって多階調化を図ることが可能となる。
前述した通り、駆動信号78は、D/A変換部59で生成された元駆動信号62を増幅した信号である。詳しくは、駆動信号78は、振動幅(peak to peak)が数ボルト(例えば約3V)の元駆動信号62を数十ボルト(例えば約42V)の振動幅に増幅した信号である。例えば、波形PCOM2は、元駆動信号62における波形COMA(図7の上方拡大図)を増幅した波形である。
ここで、駆動信号78の波形品質(増幅前後の相似度合)は、元駆動信号62の波形をジャギーを抑えて略忠実に再現したものとなっている。
図9は、ヘッド基板の回路ブロック図である。
続いて、ヘッド基板15の回路構成、および印刷ヘッドモジュール23(図3)の複数の吐出ユニット30(圧電素子33)を順次、選択する切り替え方法について説明する。
図7において、駆動信号78の下方には、印字データー60の一例が示されている。印字データー60は、印刷ヘッドにおける吐出ユニットのON/OFF切り替えや、吐出タイミングの制御を行うための信号であり、駆動パルス選択信号SI&SP、ラッチ信号LAT、チャンネル信号CH、クロック信号(図示せず)などがある。
図9に示すように、印字データー60は、駆動信号78と同様に、FPC51を介してヘッド基板15に供給される。
シフトレジスター79には、駆動パルス選択信号SI&SPが順次入力されると共に、クロック信号(図示せず)の入力パルスに応じて記憶領域が初段から順次後段にシフトする。ラッチ回路80は、ノズル数分の駆動パルス選択信号SI&SPがシフトレジスター79に格納された後、入力されるラッチ信号LATによってシフトレジスター79の各出力信号をラッチする。ラッチ回路80に保存された信号は、レベルシフター81によって次段の選択スイッチ82をオン/オフできる電圧レベルに変換される。この電圧変換は、駆動信号78が、ラッチ回路80の出力電圧に比べて高い電圧であるため、このレベルに合せて選択スイッチ82の動作電圧も高く設定されているからである。なお、ラッチ回路80には、チャンネル信号CHも入力されている。チャンネル信号CHは、駆動信号78の個別波形PCOMをラッチする。つまり、ラッチ信号LATで一連の駆動信号78が出力され始め、チャンネル信号CHごとに個別波形PCOMが出力される。
また、シフトレジスター79の駆動パルス選択信号SI&SPがラッチ回路80に保存された後、次の印刷情報がシフトレジスター79に入力され、インク滴の吐出タイミングに合せてラッチ回路80の保存データーが順次更新される。
図10は、メイン基板における駆動回路領域の平面図である。
まず、メイン基板50の基本仕様について説明する。
本実施形態では、好適例としてメイン基板50は、ガラエポ(ガラスエポキシ)基板(例えばFR4)の両面基板を採用している。初期状態では、表裏面の全面に銅箔が貼り付けられており、エッチング法や、フォトリソ法などの公知の方法で、銅箔をパターニングして必要な配線パターンを形成している。
ここで、メイン基板50には、表面と裏面との間を貫通するとともに、表面の配線と裏面の配線との間の電気的な接続を取るスルホール85(以降、TH85ともいう)が複数個形成されている。なお、本実施形態における「スルホール(スルーホールともいう)」とは、日本工業規格プリント回路用語(JIS:C5603-1993)における『バイア(ビア)』のことであり、層間を接続するために用いられる穴である。TH85は、基板に穴を開けて、穴の内壁にメッキを施すことによって形成されている。
駆動IC実装領域154には、駆動IC54が実装されている。当該領域の紙面(図面)に向かって右隣りには、スイッチング回路実装領域155が配置されている。
スイッチング回路実装領域155には、抵抗67,70、トランジスター68,71、コンデンサー72、抵抗73、コンデンサー74、抵抗75が実装されている。当該領域の右隣りには、フィルター回路実装領域156が配置されている。
フィルター回路実装領域156には、コイル76、コンデンサー77が実装されている。このように、駆動回路44を構成する全ての部品が表面に実装されているが、スイッチング回路実装領域155を中心に多くのTH85が設けられており、これらの部品間の電気的接続にもTH85が用いられている。
図11は、図10から駆動回路44の部品だけを抜き出して、各部品の端子間を図6の回路配線の通り実線で接続してみた図面である。この図から解るように、実線が交差する部分はなく、配線が片面(表面)で完結している。つまり、駆動回路44は、TH85を設け(用い)なくても、片面基板で十分に実装できる配線規模であることが解る。
他方、実際のメイン基板50では、前述したように、高価な両面基板を用いた上に、多くのTH85を形成している。これは、TH85を放熱用として用いているからである。発明者等の実験結果によれば、発熱部にTH85を形成することによって、放熱効果が得られることが解っている。詳しくは、以下に説明する。
図12は、駆動回路の発熱分布を示す平面図であり、図10に対応している。
発明者等は、駆動回路44の発熱分布を調べるために、評価用のガラエポ基板に駆動回路44を実装し、実際の駆動と略同等となる試験条件で駆動回路44に負荷を掛けた状態で、サーモグラフィーで温度分布を調査した。なお、評価用基板の配線パターンは、実際のメイン基板50(図10)とは異なり、放熱用のスルホールは設けられておらず、電気配線および評価用に必要な配線を施した簡素な仕様とした。
図12は、上記試験の結果を示したものであり、最も温度が高い部分はスイッチング回路実装領域155であった。その中でも、2つのトランジスター68,71を中心に網掛けの楕円で示した発熱領域97が高温となっていた。詳しくは、トランジスター68,71のパッケージの温度が最も高くて約70℃であり、次いで、各トランジスターのドレイン端子周辺パターンの温度が65〜70℃という結果だった。他の領域は、温度が高い部分でも50℃未満であったが、順番付けすると、次がフィルター回路実装領域156で、駆動IC実装領域154(3領域の中で一番低い)の順番であった。
2つのトランジスター68,71自体が最大の発熱部位となる最大の要因は、スイッチング損失であると考察している。詳しくは、スイッチング時にドレイン・ソース間を流れる電流によって、トランジスター内部のオン抵抗で電力が熱として消費されるからである。特に、このスイッチング損失はスイッチングごとに発生するため、オーディオ機器などと比べて10倍以上となるメガヘルツオーダーの高周波で駆動される駆動回路44においては、無視できない発熱量となってしまう。
図13は、理論検証における基板設定を示す図である。図14は、基板の裏面への放熱特性を示すグラフである。
発明者等は、上記発熱分布結果を踏まえ、様々な放熱対策を模索する中で、基板に放熱用のスルホールを設けることに想到し、スルホールでの放熱効果について理論検証(シミュレーション)を行った。理論検証に当たり、図13に示すように、検証用基板の条件設定をしている。
また、TH85の数を「N」とし、直径(穴径)を「φ」、メッキの厚さを「t」とした。基板の厚さを「H」とした。
配線およびメッキを構成する銅の熱伝導率を「Ka」とし、ガラエポ基板における樹脂の熱伝導率を「Kb」とした。
まず、スルホール部分の熱抵抗Raは、次の数式(1)で求められる。
グラフ86から解るように、TH85の数が1個の場合は熱抵抗R=32℃/Wで、放熱効果は殆ど期待できないが、数を10個にすると熱抵抗R=3.2℃/Wとなり、1個のときの1/10の熱抵抗となるため、かなりの放熱能力を期待できる結果となった。また、TH85の数を増やす程、熱抵抗が下がることも理論検証できた。なお、グラフ86は、前述のシミュレーション条件(TH85のサイズなど)を用いて計算したが、この条件に限定するものではなく、TH85のサイズや、配置ピッチなどが変化しても、TH85の数が増えるに従って、熱抵抗が低下するというグラフの特性(傾向)は維持される。換言すれば、TH85のサイズや、配置ピッチなどが変化すると、グラフの傾斜(変化率)は変わるものの、TH85の数を増やすことで、放熱効果が高まることは同様である。
スルホールが放熱作用を奏する理由は、主にTH85の内壁に施された銅メッキ(金属)による熱伝導によるものと考察している。詳しくは、表面パターンの熱がTH85の銅メッキを解して裏面パターンに移動(伝導)する。また、本シミュレーションでは考慮しなかったが、大径のスルホールなど内部が充填されていない中空(貫通穴)のスルホールを形成した場合には、さらに空気の対流による放熱効果も期待できる。
図15は、図10のスイッチング回路実装領域の拡大図である。なお、図面全体の尺度は拡大しているが、部品とパターンサイズ(TH含む)との相対尺度は設計値の比率を維持している。これは、図10以降の各図においても同様である。また、図面に向かって、スイッチング回路実装領域155を中心としたときに、駆動IC実装領域154側を左側、フィルター回路実装領域156側を右側とし、左右方向を横方向として以下説明する。同様に、トランジスター68を中心としたときに、トランジスター71側を下側、その反対側を上側とし、上下方向を縦方向として説明する。なお、図15では、配線(パターン)を見易くするために、電子部品の外形(パッケージ)を点線で示している。
駆動回路44の配線レイアウト(パターン、TH配置)は、上述した発熱分布調査、および放熱用スルホールの理論検証で得られた知見から設計されている。
ここでは、トランジスターの実装端子周辺の配線レイアウトについて説明する。まず、トランジスター68のドレイン端子に接続する配線(第1配線)から説明する。ドレイン端子は、トランジスターのパッケージに次いで発熱量が多い部位である。
ここで、ベタパターン169aには、TH85が26個形成されている。詳しくは、トランジスター68とトランジスター71との間に6個、トランジスター68の右下に6個、さらに、トランジスター71のパッケージの左側に14個のTH85が形成されている。つまり、トランジスター68を実装するために必要な端子数よりも、多い数のTH85が形成されている。
次に、トランジスター68のゲート端子Gに接続する配線(第1配線)について説明する。なお、前述したようにゲート端子は発熱源ではないが、トランジスター68の端子なので合せて説明しておく。ゲート端子Gも、パッケージの底面(下部)に形成されている。ゲート端子Gのランドサイズは、縦0.7mm×横0.7mmに設定されている。ゲート端子Gから引き出された第1配線は、始点からランドサイズよりも広いベタパターン状をなしており、左下側に幅広に広がって、抵抗67の他端に接続している。
トランジスター71のドレイン端子Dに接続する配線は、トランジスター68のソース端子Sのベタパターン169aと同一である。前述した通り、ベタパターン169aには、TH85が26個形成されており、その多くはトランジスター71のドレイン端子Dの近傍に配置されている。
次に、トランジスター71のゲート端子Gに接続する配線(第1配線)について説明する。ゲート端子Gから引き出された第1配線は、始点からランドサイズよりも広いベタパターン状をなしており、左下側に幅広に広がって、抵抗70の他端に接続している。トランジスター68のゲート端子Gの配線態様と略同様である。
トランジスター68のソース端子Sとドレイン端子Dとの間に接続されているコンデンサー72、および抵抗73は、ベタパターン169aとベタパターンVDDaとに囲まれて配置されている。つまり、ベタパターン169aおよびベタパターンVDDaに形成された複数のTH85に囲まれるように配置されている。
同様に、トランジスター71のソース端子Sとドレイン端子Dとの間に接続されているコンデンサー74、および抵抗75も、ベタパターンGNDaとベタパターン169aとに囲まれて配置されている。つまり、ベタパターンGNDaおよびベタパターン169aに形成された複数のTH85に囲まれるように配置されている。
図10に戻る。
続いて、スイッチング回路実装領域155に次いで発熱量が多いフィルター回路実装領域156の配線態様について説明する。
コイル76は、略正方形のパッケージを有しており、左側(左辺)に入力端子76aと、出力端子76bとが設けられている。また、右側(右辺)には、実装用端子を備えている。パッケージのサイズは、トランジスター68の2つ分よりさらに大きい。
左辺の上側に位置する入力端子76aは、複数のTH87を介してベタパターン169aと電気的に接続している。TH87は、TH85よりも大径のスルホールであり、内部が空間(空気通り抜け可能)となっている。好適例として、TH87の直径φ=1.5mm、メッキの厚さt=35μmとした。TH87の配置ピッチは2.0mmとした。
入力端子76aの実装用ランドは、TH87が形成されている略正方形状のベタパターンの角部に内包されている。換言すれば、略正方形状のベタパターンの角部が実装用ランドとなっている。そして当該ベタパターンには、TH87が10個形成されている。
コンデンサー77の他端の実装ランドはベタパターンGNDaに形成されている。コンデンサー77の他端の実装ランド近くにも、TH85が10個以上形成されている。
図16は、メイン基板50の裏面(第2面)において駆動回路44が実装されている実装領域の拡大平面図であり、図10に対応している。なお、表面の部品配置との関係を解り易くするために、表面側から裏面の配線を透過した透過図としている。部品の外形は、点線で示している。
第2面としての裏面の駆動回路44の実装領域には、部品は実装されておらず、略フラットな面となっている。まず、2つのトランジスター68,71の間において横長に形成されている第2配線としてのベタパターン169bから説明する。ベタパターン169bは、複数のTH85を介して表面のベタパターン169a(図10、図15)と(電気的に)接続された配線(第2配線)である。ベタパターン169bは、駆動IC54の近傍から、コイル76の中程まで横長に配置されている。コイル76に重なる部分では、複数のTH87により、コイル76の入力端子76aの実装用ランドと接続を取っている。
ここで、ベタパターン169bの面積は、トランジスター68(71)のパッケージ(外形)のサイズよりも、広く形成されている。詳しくは、パッケージの約6〜7倍の広さを持っている。
ベタパターン169bの下側には、第2配線としてのベタパターンGNDbが形成されている。ベタパターンGNDbは、複数のTH85を介して表面のベタパターンGNDa(図10)と接続された配線(第2配線)である。ベタパターンGNDbは、駆動IC54の近傍から、フィルター回路実装領域156を超えた領域まで広範囲に渡って横長に配置されている。ベタパターンGNDbの面積は、トランジスター68のパッケージのサイズよりも、広く形成されている。詳しくは、パッケージの約10倍以上の広さを持っている。
図17は、フレームへの放熱構造の一態様を示す断面図である。
図1でも説明したように、メイン基板50は、プリンター100のフレームに取り付けられている。フレームは、金属製のフレームであり、金属板にプレス加工や、板金加工を施すことにより形成されている。
図17に示すように、メイン基板50は、裏面(第2面)をフレーム90に向けた状態で、フレーム90に組み付けられている。メイン基板50が取り付けられているのは、フレーム90の構造においてフラットな金属板面となっている部分である。メイン基板50は、フレーム90に対してネジ穴88(図10)を介してネジ91でしっかりと密着固定されている。なお、ネジ止めは、メイン基板50の周縁部において複数ヶ所行われている。
好適例では、伝熱部材89は、メイン基板50の全面に渡って配置されている。なお、この構成に限定するものではなく、駆動回路44の実装領域に重なる部分を含んで配置されていれば良い。
発明者等は、高周波駆動に伴なう発熱対策として、駆動回路44の発熱分布の調査や、理論検証を積み重ね、さらに試行錯誤を繰り返した上で、片面基板で配線可能な配線規模にも拘らず、あえて両面基板を用いて、トランジスターの配置領域に放熱用のスルホールを形成することに想到した。これにより、ヒートシンクなどの大型(高価)の放熱部品を用いることなく、高周波駆動を行う駆動回路44の動作を安定させることができる。換言すれば、駆動回路44の信頼性を向上させることができる。詳しくは、図12の発熱分布調査では、トランジスターのパッケージの温度が最も高くて約70℃であったが、メイン基板50の配線態様(スルホール配置含む)によれば約60℃となり、約10℃もの温度低下(放熱効果)を達成することができる。同様に、ドレイン端子周辺パターンの温度も約10℃の低下を実現できる。
よって、高周波駆動を行う駆動回路44を備えながらも、ヒートシンクなどの専用の放熱部品を用いることなく、簡単な構成で、かつ動作の安定性を実現(確保)したメイン基板50(駆動基板)を提供することができる。換言すれば、小型で、信頼性に優れたメイン基板50(駆動基板)を提供することができる。
従って、専用の放熱部品を用いることなく、簡単な構成で、かつ動作の安定性を実現したプリンター100を提供することができる。
図13を用いて説明する。
実施形態1では、メイン基板50にガラエポ基板を用いることとして説明したが、この構成に限定するものではなく、スルホールを形成可能な基板であれば良い。例えば、セラミック基板、テフロン(登録商標)基板、ガラス・コンポジット基板、紙エポキシ基板、フレキシブル基板などを用いても良い。
また、両面基板に限定するものではなく、多層基板に適用しても良い。この場合、スルホールは、表面から裏面に貫通している必要はなく、例えば表面のスルホールから中間層の(ベタ)パターンを介して、他のスルホールで裏面に接続されていても良い。換言すれば、表面から裏面まで熱を伝達可能な経路が形成されていれば良い。
また、内壁がメッキ配線されているスルホール(めっきスルーホール)に限定するものではなく、表面から裏面までの間を熱伝達可能なスルホールであれば良い。例えば、内部に導電ペーストを充填したスルホールでも良いし、内壁にはんだメッキしたスルホールでも良い。さらに、実施形態の好適例で説明したスルホールのサイズや、配置ピッチに限定するものではなく、使用する基板や、回路規模、筐体・フレームなどへの基板の取り付け形態などの設計仕様に応じて、適宜、スルホールサイズや、配置ピッチを変更しても良い。
これらの構成であっても、前述した放熱の作用効果は得られるため、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図16を用いて説明する。
実施形態1、および変形例1では、駆動回路44をメイン基板50に実装するものとして説明したが、この構成に限定するものではなく、両面スルホール基板を用いていれば単独構成(基板)であっても良い。例えば、図1の印刷ヘッドユニット20に独立した駆動基板(駆動回路44が実装されている)を組み込んだ構成であっても良い。この構成の場合、駆動基板を印刷ヘッドユニット20の金属部品に取り付ける。または、駆動基板にヘッド基板15の回路も実装して一体化した基板を、印刷ヘッドユニット20に組み込む構成であっても良い。
これらの構成であっても、前述した放熱の作用効果は得られるため、前述の実施形態および変形例と同様の効果を得ることができる。
図1を用いて説明する。
上記実施形態、および変形例では、プリンター100は、搬送方向4(副走査方向)へのシングルパスで印刷を行うラインプリンターとして説明したが、この構成に限定するものではなく、印刷ヘッドモジュール23を備えたプリンターであれば良い。例えば、紙幅方向5(主走査方向)に往復運動しながら印刷を行うキャリッジを備えた、いわゆるオンキャリッジ型のインクジェットプリンターであっても良い。この場合、キャリッジには、インクカートリッジおよび印刷ヘッドモジュール23が搭載される。印刷ヘッドモジュール23におけるノズル列(バンド長)の延在方向は搬送方向4となり、用紙1の紙送りはバンド長単位で行われる。また、印刷媒体についても単票紙(用紙)に限定するものではなく、ロール紙や、連続用紙であっても良い。また、印刷媒体の材質も紙に限らず、布や、フィルムであっても良い。
これらの構成であっても、前述した放熱の作用効果は得られるため、前述の実施形態および変形例と同様の効果を得ることができる。
図18は、異なる振動モードの吐出ユニットの概略構成図である。
上記実施形態、および変形例では、吐出ユニット30(図4)の圧電素子33の振動モードが撓みモードを用いたタイプについて説明したが、この構成に限定するものではなく、圧電素子の振動を使った吐出ユニットであれば良い。例えば、図18の吐出ユニット280のように、縦モードを使ったヘッドであっても良い。詳しくは、吐出ユニット280も、圧電素子200の駆動により圧力室245内のインクがノズル241から吐出するものである。この吐出ユニット280は、ノズル241が形成されたノズルプレート240と、キャビティプレート242と、振動板243と、複数の圧電素子200を積層してなる積層圧電素子201とを備えている。
積層圧電素子201の下端は、中間層244を介して振動板243と接合されている。積層圧電素子201には、複数の外部電極248及び内部電極249が接合されている。すなわち、積層圧電素子201の外表面には、外部電極248が接合され、積層圧電素子201を構成する各圧電素子200同士の間(又は各圧電素子の内部)には、内部電極249が設置されている。この場合、外部電極248と内部電極249の一部が、交互に、圧電素子200の厚さ方向に重なるように配置される。そして、外部電極248と内部電極249との間に駆動回路44(ヘッド基板15)より駆動信号を印加することにより、積層圧電素子201が図中の矢印で示すように変形して振動し、この振動により振動板243が振動する。この振動板243の振動により圧力室245の容積(圧力室内の圧力)が変化し、圧力室245内に充填されたインク(液体)がノズル241より液滴として吐出する。液滴の吐出により圧力室245内で減少した液量は、リザーバ246からインクが供給されて補給される。また、リザーバ246へは、インクカートリッジ312からインク供給チューブ311を介してインクが供給される。
また、圧電素子が振動板に貼り付けられた構成(図4、図18)に限定するものではなく、圧電素子が、振動板の機能を兼ねる構成であっても良い。換言すれば、専用の振動板を設けない構成であっても良い。
図19の吐出ユニット281も、圧電素子200の駆動により圧力室221内のインク(液体)がノズルから吐出するものである。この吐出ユニット281は、一対の対向する基板220を有し、両基板220間に、複数の圧電素子200が所定間隔をおいて間欠的に設置されている。隣接する圧電素子200同士の間には、圧力室221が形成されている。圧力室221の図中前方にはプレート(図示せず)、後方にはノズルプレート222が設置され、ノズルプレート222の各圧力室221に対応する位置には、ノズル(孔)223が形成されている。
圧電素子200の図中上面には、複数の電極が接合されている。すなわち、圧電素子200のほぼ中央部には、第1電極234が接合され、その両側部には、それぞれ第2電極235が接合されている。第1電極234と第2電極235との間に所定の駆動電圧波形を印加することにより、圧電素子200がシェアモード変形して振動し(図中の矢印で示す)、この振動により圧力室233の容積(キャビティ内の圧力)が変化し、圧力室233内に充填されたインク(液体)がノズル231より液滴として吐出する。すなわち、吐出ユニット282では、圧電素子200自体が振動板として機能する。
また、アクチュエーターとしては、ヒーター(抵抗)による電熱変換を用いたアクチュエーターも知られているが、圧電素子による電動変換を用いる方が、1つのアクチュエーターあたりの消費電力が大きいため、デジタルアンプを利用した駆動回路44の用途としては、多くの電力消費を必要とするピエゾ方式の液体吐出装置に特に有効である。
図1を用いて説明する。
上記実施形態、および変形例では、メイン基板50(駆動基板)を印刷用のインク吐出用途に用いているが、この用途に限定するものではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルなどの流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射できる固体など)を噴射する液体噴射装置にも適用しても良い。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッサンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形態で含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられて試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。更に、時計やカメラなどの精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子などに用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するための紫外線硬化樹脂などの透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリなどのエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する流体噴射式記録装置であってもよい。
これらの装置に適用した場合であっても、前述した放熱の作用効果は得られるため、前述の実施形態および変形例と同様の効果を得ることができる。
Claims (15)
- 元駆動信号を高周波域でパルス変調して変調信号を生成するA/Dコンバーターと、
前記変調信号を増幅して増幅変調信号を生成するトランジスターと、
前記増幅変調信号を平滑化して駆動信号を生成するフィルター回路と、
前記駆動信号により吐出駆動されて液滴を吐出する吐出部と、
少なくとも前記トランジスターが配置された基板と、を備え、
前記基板における前記トランジスターが配置された領域には、スルホールが形成されていることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記変調信号または前記増幅変調信号に含まれる交流成分の周波数帯域は、1MHz以上であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記変調信号または前記増幅変調信号に含まれる交流成分の周波数帯域は、8MHz未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
- 前記スルホールの数は、前記トランジスターを前記基板に実装するための実装用端子の数よりも多いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記スルホールの数は、前記トランジスター、および前記フィルター回路を前記基板に配線するために必要となるスルホール数よりも多いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記スルホールの数は、10ヶ以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記スルホールは、前記トランジスターにおける前記実装用端子から延びる第1配線に形成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記第1配線には、前記実装用端子よりも広いベタパターン領域が形成されており、前記スルホールは、前記ベタパターン領域に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
- 前記ベタパターン領域の面積は、前記トランジスターの平面積よりも広いことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
- 前記基板は、両面基板であり、
前記トランジスター、および前記フィルター回路は、前記基板の第1面に実装されており、
前記第1面の反対側の第2面には、前記スルホールを介して前記第1配線と接続する第2配線が形成されていることを特徴とする請求項4〜9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 前記第2配線の面積は、前記トランジスターの平面積よりも広いことを特徴とする請求項10に記載の液体吐出装置。
- 筐体と、
前記筐体のフレームとを、さらに備え、
前記基板は、前記第2面を前記フレームに向けた状態で、前記フレームに組み付けられ、
前記フレームと、前記基板との間には、伝熱性部材が介在することを特徴とする請求項10、または11に記載の液体吐出装置。 - 前記吐出部は、
圧電素子と、
内部に液体が充填され、前記圧電素子の変位により前記内部の圧力が増減される圧力室と、
前記圧力室に連通し、前記圧力室内の圧力の増減により、前記液体を前記液滴として吐出するノズルと、を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体吐出装置。 - 元駆動信号を高周波域でパルス変調して変調信号を生成するA/Dコンバーターと、
前記変調信号を増幅して増幅変調信号を生成するトランジスターと、
前記増幅変調信号を平滑化して駆動信号を生成するフィルター回路と、
少なくとも前記トランジスターが配置された基板と、を備え、
前記基板における前記トランジスターが配置された領域には、スルホールが形成されていることを特徴とする駆動基板。 - 元駆動信号を高周波域でパルス変調して変調信号を生成するA/Dコンバーターと、
前記変調信号を増幅して増幅変調信号を生成するトランジスターと、
前記増幅変調信号を平滑化して駆動信号を生成するフィルター回路と、
前記駆動信号により吐出駆動されて液滴を吐出する吐出部と、
少なくとも前記トランジスターが配置された基板と、を備え、
前記基板における前記トランジスターが配置された領域には、スルホールが形成されていることを特徴とする印刷ヘッドユニット。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014131048A JP6390207B2 (ja) | 2013-08-30 | 2014-06-26 | 液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 |
CN201710325126.XA CN107253396A (zh) | 2013-08-30 | 2014-08-12 | 液体喷出装置、打印头单元、以及驱动基板 |
CN201410395180.8A CN104417049B (zh) | 2013-08-30 | 2014-08-12 | 液体喷出装置、打印头单元、以及驱动基板 |
US14/459,649 US20150062220A1 (en) | 2013-08-30 | 2014-08-14 | Liquid ejecting apparatus, print head unit, and drive substrate |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013179665 | 2013-08-30 | ||
JP2013179665 | 2013-08-30 | ||
JP2014131048A JP6390207B2 (ja) | 2013-08-30 | 2014-06-26 | 液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015063119A true JP2015063119A (ja) | 2015-04-09 |
JP6390207B2 JP6390207B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=52582616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014131048A Active JP6390207B2 (ja) | 2013-08-30 | 2014-06-26 | 液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150062220A1 (ja) |
JP (1) | JP6390207B2 (ja) |
CN (2) | CN104417049B (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017013362A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置およびヘッドユニット |
JP2017081081A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
JP2017081079A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
JP2017081082A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
JP2017081080A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
US11865835B2 (en) | 2020-12-01 | 2024-01-09 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11904605B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-02-20 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11981128B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-05-14 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11996341B2 (en) | 2020-12-01 | 2024-05-28 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016141070A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、ヘッドユニット、容量性負荷駆動回路および容量性負荷駆動回路の制御方法 |
JP6520574B2 (ja) | 2015-08-27 | 2019-05-29 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置およびヘッドユニット |
JP6651856B2 (ja) * | 2016-01-08 | 2020-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体消費装置およびその組立方法 |
JP6894217B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2021-06-30 | 東芝テック株式会社 | 液体噴射装置 |
JP6874361B2 (ja) * | 2016-12-21 | 2021-05-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
JP6930334B2 (ja) * | 2017-09-26 | 2021-09-01 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、及び、液体吐出装置に設けられた駆動回路 |
JP7363300B2 (ja) * | 2019-09-30 | 2023-10-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、駆動回路、及び回路基板 |
JP7427962B2 (ja) | 2019-12-26 | 2024-02-06 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、及び駆動回路 |
JP7434888B2 (ja) * | 2019-12-26 | 2024-02-21 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置、及び回路基板 |
JP2022087513A (ja) * | 2020-12-01 | 2022-06-13 | セイコーエプソン株式会社 | ヘッドユニット、及び液体吐出装置 |
JP2022117049A (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-10 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296668A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Seiko Epson Corp | 記録制御装置、および、記録装置 |
US20130043765A1 (en) * | 2011-08-15 | 2013-02-21 | Microjet Technology Co., Ltd | Polarity switching circuit |
JP2013038457A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Seiko Epson Corp | 増幅回路、ヘッド駆動回路、及び、液体噴射装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH022018A (ja) * | 1988-06-15 | 1990-01-08 | Seikosha Co Ltd | ドットプリンタ |
DE69001911T2 (de) * | 1989-02-10 | 1993-09-23 | Seiko Epson Corp | Treiberschaltung fuer einen drahtpunktdruckknopf. |
JPH06268341A (ja) * | 1993-03-15 | 1994-09-22 | Hitachi Ltd | 電子部品の放熱方法、および同放熱構造 |
US6501652B2 (en) * | 1997-02-24 | 2002-12-31 | Fujitsu Limited | Heat sink and information processor using it |
US6600179B2 (en) * | 2001-11-01 | 2003-07-29 | M/A-Com, Inc. | Power amplifier with base and collector straps |
US7026664B2 (en) * | 2003-04-24 | 2006-04-11 | Power-One, Inc. | DC-DC converter implemented in a land grid array package |
US7125105B2 (en) * | 2003-09-08 | 2006-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor device for liquid ejection head, liquid ejection head, and liquid ejection apparatus |
TW200520201A (en) * | 2003-10-08 | 2005-06-16 | Kyocera Corp | High-frequency module and communication apparatus |
JP2005191536A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-07-14 | Sharp Corp | マイクロ波モノリシック集積回路実装基板、マイクロ波帯通信の送信専用のトランスミッタ装置および送受信用のトランシーバ装置 |
JP4658481B2 (ja) * | 2004-01-16 | 2011-03-23 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
JP4639922B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2011-02-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 容量性負荷の駆動回路及び方法、液滴吐出装置、液滴吐出ユニット、インクジェットヘッドの駆動回路 |
WO2007005864A1 (en) * | 2005-07-01 | 2007-01-11 | King Owyang | Complete power management system implemented in a single surface mount package |
US7543904B2 (en) * | 2005-12-08 | 2009-06-09 | Seiko Epson Corporation | Print head inspection method, print head inspection device and a printing device |
JP5728962B2 (ja) * | 2011-01-18 | 2015-06-03 | セイコーエプソン株式会社 | 容量性負荷駆動回路および流体噴射装置 |
-
2014
- 2014-06-26 JP JP2014131048A patent/JP6390207B2/ja active Active
- 2014-08-12 CN CN201410395180.8A patent/CN104417049B/zh active Active
- 2014-08-12 CN CN201710325126.XA patent/CN107253396A/zh active Pending
- 2014-08-14 US US14/459,649 patent/US20150062220A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007296668A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Seiko Epson Corp | 記録制御装置、および、記録装置 |
JP2013038457A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-21 | Seiko Epson Corp | 増幅回路、ヘッド駆動回路、及び、液体噴射装置 |
US20130043765A1 (en) * | 2011-08-15 | 2013-02-21 | Microjet Technology Co., Ltd | Polarity switching circuit |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017013362A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置およびヘッドユニット |
US9950518B2 (en) | 2015-10-30 | 2018-04-24 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting system |
JP2017081079A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
JP2017081082A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
JP2017081080A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
US9914296B2 (en) | 2015-10-30 | 2018-03-13 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting system |
JP2017081081A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | セイコーエプソン株式会社 | 液体吐出装置及び液体吐出システム |
US9956766B2 (en) | 2015-10-30 | 2018-05-01 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting system |
US10189247B2 (en) | 2015-10-30 | 2019-01-29 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting system |
US11904605B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-02-20 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11981128B2 (en) | 2020-11-30 | 2024-05-14 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11865835B2 (en) | 2020-12-01 | 2024-01-09 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
US11996341B2 (en) | 2020-12-01 | 2024-05-28 | Seiko Epson Corporation | Head unit and liquid discharge apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6390207B2 (ja) | 2018-09-19 |
CN104417049B (zh) | 2017-06-09 |
US20150062220A1 (en) | 2015-03-05 |
CN104417049A (zh) | 2015-03-18 |
CN107253396A (zh) | 2017-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6390207B2 (ja) | 液体吐出装置、印刷ヘッドユニット、および駆動基板 | |
JP6221629B2 (ja) | 液体吐出装置、および液体吐出装置の制御回路基板 | |
US7984956B2 (en) | Liquid jet apparatus and printing apparatus | |
US20090140780A1 (en) | Driving device and driving method of capacitive load and liquid jet printing apparatus | |
US8246133B2 (en) | Liquid jet apparatus and printing apparatus | |
JP6801437B2 (ja) | 液体吐出装置および回路基板 | |
US9381738B2 (en) | Liquid jet apparatus performing pulse modulation on a drive signal | |
US8308254B2 (en) | Liquid jet apparatus | |
US8240794B2 (en) | Liquid jet apparatus and printing apparatus | |
US7748812B2 (en) | Liquid jet apparatus and driving method for liquid jet apparatus | |
CN1240542C (zh) | 液体喷头及液体喷射装置 | |
US20060071959A1 (en) | Ink jet head | |
US10022959B2 (en) | Motor drive circuit, printing apparatus, and semiconductor device | |
US9586396B2 (en) | Drive circuit for driving a capacitive load | |
US9744761B2 (en) | Liquid discharge device and head unit | |
US7661799B2 (en) | Recording apparatus and method for producing the same | |
JP2007030417A (ja) | インクジェットヘッド及びその製造方法 | |
JP2017189872A (ja) | 液体吐出装置および駆動回路 | |
JP2017042992A (ja) | 液体吐出装置 | |
JP6640582B2 (ja) | インクジェットヘッドおよびプリンタ | |
JP2023094162A (ja) | 液体吐出ヘッド | |
JP2010182710A (ja) | 圧電素子ユニット、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2008229951A (ja) | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 | |
JP2019116044A (ja) | 液体吐出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150113 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160617 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160624 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171219 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6390207 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |