JP2015062379A - 水田作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横カバー70の下部に、伝動軸37の軸心方向において手動ハンドル71の回転軌跡Sよりも横内方に凹入する凹入部70Cが形成されている。
【選択図】図11
Description
機体の後部に左右方向に亘って設けられ、田面に農用資材を供給する農用資材供給装置と、
前記農用資材供給装置の右又は左の端部に設けられ、前記農用資材供給装置による農用資材の田面への供給量を変更する供給量変更装置と、
前記農用資材供給装置に動力を伝達する左右向きの伝動軸と、
前記伝動軸の上方で、前記供給量変更装置の横外側部を覆う横カバーと、
前記伝動軸の横外端部に着脱可能に取り付けられ、前記横カバーよりも横外方で前記伝動軸を人為的に回転操作するための手動操作具と、を備え、
前記横カバーの下部に、前記伝動軸の軸心方向において前記手動操作具の回転軌跡よりも横内方に凹入する凹入部が形成されていることにある。
前記凹入部は、前記横カバーの下端まで至っていると好適である。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体の後部に、上下揺動自在なリンク機構3が備えられて、リンク機構3を介して8条植型式の苗植付装置5が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられて、水田作業車の一例である乗用型田植機が構成されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、4個の伝動ケース6、伝動ケース6の後部に回転駆動自在に支持された一対の回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、接地フロート9及び苗のせ台10等を備えて構成されている。
次に、施肥装置11(農用資材供給装置に相当)について説明する。
図1及び図2に示すように、運転座席31の後側に、粉粒状の肥料(農用資材に相当)を貯留するホッパー12及び2つの植付条に対応した4個の繰り出し部13が備えられており、運転座席31の下側にブロア14が備えられている。接地フロート9に作溝器15が固定されて、8個の作溝器15が備えられており、繰り出し部13と作溝器15とに亘って8本のホース16が接続されている。
以上のように、ホッパー12、繰り出し部13、ブロア14、作溝器15及びホース16等により、施肥装置11が構成されている。
これにより、ホッパー12から肥料が所定量ずつ繰り出し部13により繰り出されるとて、ブロア14の送風により肥料がホース16を通って作溝器15に供給され、作溝器15を介して肥料が田面に供給される。
これにより、ホッパー12の肥料が繰り出し部13の排出口13bから排出ダクト29に出るのであり、ブロア14の送風が分岐ダクト26、左の供給ダクト27及び接続ダクト30を介して排出ダクト29に供給されて、排出ダクト29に出た肥料が送られて排出ダクト29の排出口29aから排出される。
次に、施肥装置11への伝動系について説明する。
図1,3,4に示すように、エンジン17の動力が、走行用の静油圧式無段変速装置(図示せず)及び施肥クラッチ(図示せず)から伝動軸21に伝達されている。施肥装置11の右側後部の左右方向に沿って伝動軸22が回転自在に支持されており、伝動軸21の後端部に固定されたアーム21aと、伝動軸22の左端部(中央側の端部)に固定されたアーム22aとに亘って連係ロッド23が接続されている。
これにより、伝動軸21の回転動力が、伝動軸21のアーム21a及び連係ロッド23により上下の往復運動に変換され、所定角度A1(図7参照)の範囲での往復回転運動として伝動軸22に伝達される。
次に、供給量変更装置24の構造について説明する。
図7,8,9に示すように、板材を箱状に折り曲げて構成された支持枠39が施肥装置11の右端部に固定されており、支持枠39の底部39aに縦壁状の右及び左の支持部材40が固定されている。支持部材40の下部のボス部40aに伝動軸22の右端部が回転自在に支持されており、支持部材40の左右方向の横軸芯P2周りに上下揺動自在に支持されたアーム41と、伝動軸22の右端部に固定されたアーム22bとに亘って、連係ロッド42が接続されている。
次に、供給量変更装置24において、支点ピン44の位置を支持部材40の長孔40bに沿って変更することにより、伝動軸37の回転速度を変更する構造(所定面積当たりの繰り出し部13の肥料の繰り出し量を変更する構造)について説明する。
次に、供給量変更装置24において、ネジ軸50を回転駆動する構造及び調節部51の位置を検出する構造について説明する。
図7及び図8に示すように、ネジ軸50が支持枠39の前側の縦壁部39bから前方に突出しており、ネジ軸50の前端部に入力ギヤ50aが固定されている。
この場合、調節部51と表示部57とを鋳物により一体的に形成してもよい。このように構成すると、位置センサー56の検出アーム56a(ピン56b)を、調節部51(表示部57)に直接に接続する構造となる。
次に、供給量変更装置24において、表示部57及び目盛部材61について説明する。
図7及び図9に示すように、支持枠39の前側及び後側の縦壁部39b,39cに亘って、目盛部材61が前後方向の横軸芯P4周りに向き変更自在に支持されており、目盛部材61の後端部に目盛部材61の向きを変更する為の取っ手部61dが備えられている。
次に、電動モータ53を操作する手動スイッチ65について説明する。
図7及び図8に示すように、板材を折り曲げて構成された支持ブラケット62が支持枠39の前側の縦壁部39bに固定されており、合成樹脂製の支持部材63が支持ブラケット62に固定されている。ポテンショメータで構成された位置センサー64が支持部材63に固定されており、位置センサー64の検出軸64aが支持部材63の開口部63aを通りネジ軸50に向けて突出している。
次に、横カバー70について説明する。
図8及び図11に示すように、横カバー70には、左方に凹入する上凹入部70A及び下凹入部70C(凹入部に相当)、並びに右方に膨出する膨出部70Bが形成されている。
(1)上記実施形態において、下凹入部70Cは、横カバー70の下部における前端と後端とに亘っているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、横カバー70のうち側面視において手動ハンドル71の回転軌跡Sで囲まれた範囲と重複する部分にだけ、下凹入部70Cが形成されていてもよい。
24 供給量変更装置
37 伝動軸
70 横カバー
70C 下凹入部(凹入部)
71 手動ハンドル(手動操作具)
S 回転軌跡
Claims (3)
- 機体の後部に左右方向に亘って設けられ、田面に農用資材を供給する農用資材供給装置と、
前記農用資材供給装置の右又は左の端部に設けられ、前記農用資材供給装置による農用資材の田面への供給量を変更する供給量変更装置と、
前記農用資材供給装置に動力を伝達する左右向きの伝動軸と、
前記伝動軸の上方で、前記供給量変更装置の横外側部を覆う横カバーと、
前記伝動軸の横外端部に着脱可能に取り付けられ、前記横カバーよりも横外方で前記伝動軸を人為的に回転操作するための手動操作具と、を備え、
前記横カバーの下部に、前記伝動軸の軸心方向において前記手動操作具の回転軌跡よりも横内方に凹入する凹入部が形成されている水田作業車。 - 前記凹入部は、前記横カバーの下部における前端と後端とに亘っている請求項1に記載の水田作業車。
- 前記横カバーの下端は、前記伝動軸よりも下方に位置し、
前記凹入部は、前記横カバーの下端まで至っている請求項1又は2に記載の水田作業車。
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JP2013198607A JP5975959B2 (ja) | 2013-09-25 | 2013-09-25 | 水田作業車 |
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