JP2015061462A - ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配設経路に沿って保持可能なワイヤーハーネスを設計する際の負担を小さくすることができ、かつ、多様な配設経路にも容易に対応できるようにすることを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス20は、ワイヤーハーネス本体22と、複数のハーネス直線状保持部材30と、少なくとも1つの連結保持部材50とを備える。ハーネス直線状保持部材30は、ワイヤーハーネス本体22を直線状態で保持可能な直線状保持部31と、直線状保持部31を車両に対して固定可能な固定部60とを含む。連結保持部材50は、直線状保持部31よりも短い寸法でワイヤーハーネス本体22を保持可能に構成され、複数のハーネス直線状保持部材32間の少なくとも1箇所に少なくとも1つ設けられて、2つの直線状保持部31同士を角度調整可能に連結する。【選択図】図1

Description

この発明は、自動車等の車両に組込まれるワイヤーハーネスに関する。
車両において、ワイヤーハーネスは、所定の配線経路に沿うように配設される。ワイヤーハーネスを配設経路に沿って保持する部材としては、クランプ部品又はプロテクタ等が用いられる。
クランプ部品としては、特許文献1に開示のものがある。特許文献1は、被結束物を結束するベルトと、ベルトの一端が接続されたベルト支持部と、支持体に取付けられるクランプ部を備えベルト付クランプを開示している。そして、ベルトがワイヤーハーネスに取付けられた状態で、クランプ部が車体に固定されることで、ワイヤーハーネスが車体に固定される。
プロテクタとしては、特許文献2に開示のものがある。特許文献2は、ワイヤーハーネスの少なくとも一部を覆うプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に設けられ、車体に取付可能な固定部とを備えたプロテクタを開示している。そして、プロテクタ本体内にワイヤーハーネスを収容した状態で、固定部が車体に固定されることで、ワイヤーハーネスが車体に固定される。
特開2010−198862号公報 特開2013−42566号公報
ところで、クランプ部品を用いてワイヤーハーネスを車両に保持する場合には、クランプ部品の間で、ワイヤーハーネスが揺れ動き、周囲の部品に干渉しないようにする必要がある。この点からすると、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品間の寸法は、理想的な配線経路におけるクランプ部品間の距離となるべく一致させることが好ましい。
一方、ワイヤーハーネスに生じ得る捩れ変形及び曲り癖等を考慮すると、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品間の寸法は、理想的な配線経路におけるクランプ部品間の距離よりも大きくせざるを得ない。
また、ワイヤーハーネス自体柔軟で不定形であること、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品の取付位置誤差等を考慮すると、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品の取付位置を設定する際には、ある程度の大きさの公差を考慮せざるを得ない。
このように、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品の取付位置を設計するにあたっては、上記種々要因を考慮し、経験的、推論的に、ワイヤーハーネスに対するクランプ部品の設計上の位置、公差等を決定する必要があり、そのような適切な設計が困難であるという問題がある。
仮に適切な設計がなされていないと、クランプ部品の取付位置のバラツキによっては、ワイヤーハーネスが他の部品と干渉してしまう恐れがあるし、また、試行錯誤の繰返しによる設計工数の増大等を招いてしまう恐れがある。
一方、プロテクタ部品によってワイヤーハーネスを車両に保持する場合には、プロテクタ本体は、ワイヤーハーネスの配設経路に応じて曲がる形状に形成されているため、汎用性に劣るという問題がある。
そこで、本発明は、配設経路に沿って保持可能なワイヤーハーネスを設計する際の負担を小さくすることができ、かつ、多様な配設経路にも容易に対応できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、ワイヤーハーネス本体と、前記ワイヤーハーネス本体を直線状態で保持可能な直線状保持部と、前記直線状保持部を車両に対して固定可能な固定部とを含む、複数のハーネス直線状保持部材と、前記直線状保持部よりも短い寸法で前記ワイヤーハーネス本体を保持可能に構成され、前記複数のハーネス直線状保持部材間の少なくとも1箇所に少なくとも1つ設けられて、2つの前記直線状保持部同士を角度調整可能に連結する少なくとも1つの連結保持部材と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記直線状保持部は、底部の両側部に一対の側壁部が設けられた構成とされると共に、前記連結保持部材は、連結保持底部の両側部に一対の連結保持側壁部が設けられた構成とされ、前記一対の連結保持側壁部と、前記一対の側壁部又は別の前記一対の連結保持側壁部とが重ね合された状態で、前記連結保持部材が前記直線状保持部又は別の前記連結保持部材に対して角度調整可能に連結されているものである。
第3の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の連結保持側壁部と、前記一対の側壁部又は別の前記一対の連結保持側壁部とが重ね合された状態で、それらにピン部材が挿通されることで、前記連結保持部材が前記直線状保持部又は別の前記連結保持部材に対して角度調整可能に連結されているものである。
第4の態様は、第3の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記ピン部材に、前記ピン部材の両端部から前記一対の側壁部又は前記一対の連結保持側壁部に沿って延出する一対の側部と、前記一対の側壁部又は前記一対の連結保持側壁部の先端部間を通って、前記一対の側部間に掛渡すように設けられた抑え部とを含むハーネス抑え部材が取付けられているものである。
第5の態様は、第2〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記一対の側壁部及び前記一対の連結保持側壁部のそれぞれの一端部が、同幅の被連結部に形成され、前記一対の側壁部及び前記一対の連結保持側壁部のそれぞれの他端部が、前記被連結部よりも幅広で、かつ、前記被連結部に外側から重なり合い可能な連結部に形成されているものである。
第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記直線状保持部に、前記固定部を着脱可能に取付可能な固定部取付部が設けられているものである。
第7の態様は、複数の直線経路部分と少なくとも1つの曲げ経路部分とを含む配設経路に沿って配設されるワイヤーハーネスの製造方法であって、ワイヤーハーネス本体を準備する工程と、前記ワイヤーハーネス本体の一部を直線状態で保持可能な直線状保持部と、前記直線状保持部を車両に対して固定可能な固定部とを含むハーネス直線状保持部材を複数準備する工程と、前記直線状保持部よりも短い寸法で前記ワイヤーハーネス本体を保持可能な連結保持部材を少なくとも1つ準備する工程と、前記ワイヤーハーネス本体に対して前記複数のハーネス直線状保持部材を取付ける工程と、前記複数のハーネス直線状保持部材間の少なくとも1箇所に前記連結保持部材を少なくとも1つ設けて、隣合う前記直線状保持部同士を角度調整可能に連結する工程と、を備える。
第1の態様に係るワイヤーハーネスによると、ワイヤーハーネス本体を複数の直線状保持部及び少なくとも1つの連結保持部材で保持し、複数の直線状保持部を、固定部を介して車両に固定することで、ワイヤーハーネスを車両における配設経路に沿って保持することができる。また、隣合う直線状保持部が少なくとも1つの連結保持部材を介して連結されている場合、当該隣合う直線状保持部の固定部間の距離をなるべく一定にすることができ、ワイヤーハーネスを設計する際の負担を小さくすることができる。また、直線状保持部同士を、直線状保持部よりも短い寸法でワイヤーハーネス本体を保持可能な連結保持部材で連結して、両者の角度を調整することで、多様な配設経路にも容易に対応できる。
第2の態様によると、ワイヤーハーネス本体を、底部と一対の側壁部との間で囲まれる空間、連結底部と一対の連結保持側壁部とで囲まれる空間に収容することができ、ワイヤーハーネス本体を保護することができる。
第3の態様によると、ピン部材によって、前記連結保持部材を、前記直線状保持部及び前記別の前記連結保持部材に角度調整可能に連結することができる。
第4の態様によると、ハーネス抑え部材によって、ワイヤーハーネス本体が直線状保持部又は連結保持部材内から脱出することを抑制できる。
第5の態様によると、連結保持部材と直線状保持部材とを自由に組合わせて連結することができ、少ない部品種類で、多様な配設経路に容易に対応できる。
第6の態様によると、直線状保持部に対して種々形状の固定部を取付けることができる。
第7の態様に係るワイヤーハーネスの製造方法によると、複数の直線状保持部材及び少なくとも1つの連結保持部材によってワイヤーハーネスを保持し、直線状保持部の固定部を車両に固定することで、ワイヤーハーネスを車両における配設経路に沿って保持することができる。また、隣合う直線状保持部が少なくとも1つの連結保持部材を介して連結されているため、当該隣合う直線状保持部の固定部間の距離をなるべく一定にすることができ、ワイヤーハーネスを設計する際の負担を小さくすることができる。また、少なくとも1つの連結保持部材を介して連結された直線状保持部の角度を調整することで、多様な配設経路にも容易に対応できる。
実施形態に係るワイヤーハーネスがエンジンに固定された状態を示す概略斜視図である。 同上のワイヤーハーネスの一部を示す概略斜視図である。 ハーネス直線状保持部材及び連結保持部材が連結された状態を示す斜視図である。 ハーネス直線状保持部材及び連結保持部材を示す分解斜視図である。 直線状保持部と連結保持部材とが角度調整可能に連結された状態を示す説明図である。 一例に係る固定部を示す説明図である。 他の例に係る固定部を示す説明図である。 さらに他の例に係る固定部を示す説明図である。 さらに他の例に係る固定部を示す説明図である。 ワイヤーハーネスの分岐部分の一例を示す概略斜視図である。 ワイヤーハーネスの製造方法を示す説明図である。 他の実施形態に係るワイヤーハーネスが他のエンジンに固定された状態を示す概略斜視図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法について説明する。
<ワイヤーハーネスの全体構成等について>
図1はワイヤーハーネス20が車両の一部分であるエンジン10に固定された状態を示す概略斜視図であり、図2はワイヤーハーネス20の一部を示す概略斜視図である。本実施形態では、ワイヤーハーネス20が車両としてのエンジン10に組込まれる例で説明する。もっとも、本実施形態に係るワイヤーハーネス自体は、車両におけるその他の部分(エンジンルーム内、インストルメントパネル内、車両のうち車室側部分等)に組込まれるものにも適用可能である。
組込対象であるエンジン10は、シリンダブロックを含むエンジン本体部12と、シリンダヘッドを含むエンジンヘッド部16とを備える。かかるエンジン10には、電磁バルブ、各種センサ等の各種電気部品が取付けられている。ワイヤーハーネス20は、エンジン10に組込まれ、当該エンジン10に組込まれた各種電気部品と、車両に設けられる電子制御ユニット等とを電気的に接続する配線材として用いられる。
ワイヤーハーネス20は、ワイヤーハーネス本体22と、複数のハーネス直線状保持部材30と、少なくとも1つ(ここでは複数)の連結保持部材50とを備える。
ワイヤーハーネス本体22は、少なくとも1本の電線を含む。ここでは、ワイヤーハーネス本体22は、複数の電線が分岐しつつ束ねられた構成とされている。図1では、ワイヤーハーネス本体22は、その延在方向途中で分岐する、分岐線22aを含む。もっとも、ワイヤーハーネス本体22は、途中で分岐していることは必須ではない。ワイヤーハーネス本体22の端部において、電線の端部にはコネクタ等の電気的接続部材が連結されている。ワイヤーハーネス本体22は、コネクタ等を介して、上記電気部品等に電気的に接続される。
本ワイヤーハーネス本体22は、上記エンジン10に対して次の配設経路を通るように組付けられる。すなわち、配設経路は、エンジンヘッド部16の上部に配設される経路P1と、エンジンヘッド部16の上部からエンジン10の一側部に至る経路P2と、エンジン10の一側部に配設される経路P3と、エンジン10の一側部から前部に至る経路P4とを含む。
前後方向をX軸、左右方向をY軸、上下方向をZ軸とすると、ワイヤーハーネス本体22は、経路P1において、XY平面上で曲りつつ配設される。本実施形態では、ワイヤーハーネス本体22のうち経路P1に沿って配設される部分に、複数のハーネス直線状保持部材30と、複数の連結保持部材50とが装着されている。
なお、ワイヤーハーネス本体22は、経路P2においてはYZ平面で、経路P3においてはZX平面で、経路P4においてはXY平面で、曲りつつ配設されている。ワイヤーハーネス本体22のうち、これらの経路P2、P3、P4に配設される部分に対しても、ハーネス直線状保持部材30と連結保持部材50とが装着されていてもよい。もっとも、以下に説明するように、ハーネス直線状保持部材30と連結保持部材50とは所定の平面で曲げ可能に連結される構成であるため、隣合う経路P1〜P5において、経路P1〜P5を含む各平面が交わる関係にある場合には、各経路P1〜P5間において分離した状態で、ワイヤーハーネス本体22に対してハーネス直線状保持部材30と連結保持部材50とが装着されるとよい。
上記経路P1は、概略的には、エンジンヘッド部16の上部の後方長辺部分から他側の短辺部分を経由して前方長辺部分に至るU字状の経路を描いている。経路P1においては、複数のハーネス直線状保持部材30と少なくとも1つの連結保持部材50とが、経路P1に沿って1つの線を描くように連結されている。ここでは、7つのハーネス直線状保持部材30と、5つの連結保持部材50とが、1つの線を描くように連結されている。ハーネス直線状保持部材30及び連結保持部材50の使用数、連結保持部材50の位置は、経路P1における直線部分の位置、長さ寸法、曲げ部分の位置、距離、長さ寸法等に応じて適宜組合わせて用いられる。そして、各ハーネス直線状保持部材30が固定部60を介してエンジンヘッド部16に固定されることで、7つのハーネス直線状保持部材30と5つの連結保持部材50との連結体が前記経路P1に沿って保持される。また、ワイヤーハーネス本体22が、各ハーネス直線状保持部材30及び各連結保持部材50内に収容されることで、経路P1に沿って保持されることになる。
より具体的には、7つのハーネス直線状保持部材30と、5つの連結保持部材50とは、次のように連結され、かつ、経路P1に沿って保持されている。
すなわち、経路P1の一端部から他端部に向けて、1つのハーネス直線状保持部材30、2つの連結保持部材50、1つのハーネス直線状保持部材30、2つの連結保持部材50、3つのハーネス直線状保持部材30、1つの連結保持部材50、2つのハーネス直線状保持部材30が順次連結されている。以下、必要に応じて、複数のハーネス直線状保持部材30を、経路P1の一端部から他端部に向けて、符号30(1)、30(2)、30(3)、30(4)、30(5)、30(6)、30(7)で区別し、複数の連結保持部材50を、経路P1と一端部から他端部に向けて、符号50(1)、50(2)、50(3)、59(4)、50(5)で区別する。
ハーネス直線状保持部材30(1)、30(2)間には、2つの連結保持部材50(1)、50(2)が設けられている。2つの連結保持部材50(1)、50(2)は、ハーネス直線状保持部材30(1)、30(2)に対して、緩やかなS字状に曲がる経路を描くように連なっており、ハーネス直線状保持部材30(1)、30(2)は、互いに同じ方向に沿って配設されているが、その延在方向に対して直交する方向に位置ずれした状態とされる。
ハーネス直線状保持部材30(2)、30(3)の間には、連結保持部材50(3)、50(4)が設けられている。連結保持部材50(3)、50(4)は、相互間で又はハーネス直線状保持部材30(2)、30(3)に対して角度をなすように連結されている。そして、ハーネス直線状保持部材30(2)、30(3)がそれらの間で緩やかなカーブを描きつつ略90度をなすように連結されている。
ハーネス直線状保持部材30(3)、30(4)、30(5)は、それぞれの間で角度をなすように、順次直接的に連結されている。
ハーネス直線状保持部材30(5)、30(6)間には、1つの連結保持部材50(5)が設けられており、それらが直線状となるように連結された状態となっている。
また、ハーネス直線状保持部材30(6)、30(7)は、直接的に角度をなすように連結されている。
このように、複数のハーネス直線状保持部材30と複数の連結保持部材50とは、直線状に又は角度をなして連結可能とされている。連結保持部材50は、ハーネス直線状保持部材30の直線状保持部31よりも短い。このため、ハーネス直線状保持部材30に連結保持部材50を連結することで、経路の直線部分又は曲線部分の長さ調整を行うことができる。また、ハーネス直線状保持部材30の間に少なくとも1つの連結保持部材50を設けて、直線状保持部31と連結保持部材50との間、さらには、連結保持部材50間で順次曲げていくことで、2つの直線状保持部31の間を比較的緩やかなカーブで曲げつつ当該2つの直線状保持部31を比較的大きな角度(例えば、90度)をなすように配設することができる。
なお、ここでは、ワイヤーハーネス本体22の途中で分岐する分岐線22aが、連結保持部材50(1)、50(2)間で外方に延出している。
<ハーネス直線状保持部材及び連結保持部材について>
ハーネス直線状保持部材30及び連結保持部材50について説明する。図3はハーネス直線状保持部材30及び連結保持部材50が連結された状態を示す斜視図であり、図4はハーネス直線状保持部材30及び連結保持部材50を示す分解斜視図である。
図1〜図4に示すように、ハーネス直線状保持部材30は、直線状保持部31と、固定部60とを備える。
直線状保持部31は、樹脂等で一体成型された部材であり、ワイヤーハーネス本体22の一部を直線状態で保持可能に構成されている。ここでは、直線状保持部31は、底部32と、一対の側壁部34とを備える。底部32は、帯状に形成されている。一対の側壁部34は、細長板状に形成されており、底部32の両側部からその一主面側に延出している。そして、底部32と一対の側壁部34とで囲まれる直線状空間内に、ワイヤーハーネス本体22を収容することで、当該ワイヤーハーネス本体22が直線状態で保持される。
固定部60は、直線状保持部31を車両に対して固定可能に構成されている。ここでは、直線状保持部31に固定部取付部40が形成されており、この固定部取付部40に対して固定部60が着脱可能に取付けられる。この固定部取付部40及び固定部60については後で詳述する。
また、連結保持部材50は、直線状保持部31よりも短い寸法でワイヤーハーネス本体22を保持可能に構成されている。そして、本連結保持部材50が、複数のハーネス直線状保持部材30間の少なくとも1箇所に少なくとも1つ設けられて、2つの前記直線状保持部31同士を角度調整可能に連結する。
より具体的には、連結保持部材50は、樹脂等で一体成型された部材であり、連結保持底部52と、連結保持側壁部54とを備える。連結保持底部52は、方形板状に形成されている。一対の連結保持側壁部54は、細長板状に形成されており、連結保持底部52の両側部からのその一主面側に延出している。そして、連結保持底部52と一対の連結保持側壁部54とで囲まれる直線状空間内に、ワイヤーハーネス本体22を収容することで、当該ワイヤーハーネス本体22が、上記直線状保持部31によって保持される長さ寸法よりも短い長さ寸法部分で、保持される。
上記直線状保持部31同士、連結保持部材50同士、及び直線状保持部31と連結保持部材50とは、次の構成によって角度調整可能に連結されるようになっている。
すなわち、直線状保持部31の一対の側壁部34の一端部は、段部34Sを介して内側に凹んでおり、直線状保持部31の一対の側壁部34の一端部は、その一対の側壁部34の他端部よりも幅狭になる形状に形成されている。一対の側壁部34の一端部の内面間の寸法は、一対の側壁部34の他端部の外面間の寸法と同じ程度に設定されている。そして、直線状保持部31の一対の側壁部34の他端部が、連結部36として、直線状保持部31の一対の側壁部34の一端部である被連結部38に外側から重なり合い可能とされている。
また、連結部36において、一対の側壁部34の一端部のうち底部32よりの部分にピン挿通孔36hが形成されている。また、被連結部38において、底部32の他端部の内面が内側に隆起する形状に形成されると共に、一対の側壁部34と前記隆起部分とが重複する部分にピン挿通孔38hが形成されている。そして、被連結部38側の底部32の外面を、連結部36側の底部32の内面に対向させるようにして、連結部36側の一対の側壁部34を、被連結部38側の一対の側壁部34の外側に重ね合せた状態とすることができる。なお、一対の側壁部34の一端部は、底部32が隆起する分、広幅に形成されており、底部32が隆起する部分でも、直線状保持部31内に他の部分と同様の太さのワイヤーハーネス本体22を収容できるようになっている。
また、連結保持部材50についても、上記直線状保持部31と同様に、連結保持部材50の一対の連結保持側壁部54の一端部は、段部54Sを介して内側に凹んでいる。また、一対の連結保持側壁部54の一端部にピン挿通孔56hが形成され、一対の連結保持側壁部54の他端部と連結保持底部52とが重複する部分にピン挿通孔58hが形成されている。そして、連結保持部材50の一端部に、上記被連結部38と同様の被連結部58が形成され、連結保持部材50の他端部に、上記連結部36と同様の連結部56が形成されている。
そして、直線状保持部31同士を連結する場合、直線状保持部31と連結保持部材50とを連結する場合、連結保持部材50同士を連結する場合には、連結部36、56の一対の側壁部34又は連結保持側壁部54を、被連結部38、58の一対の側壁部34又は連結保持側壁部54の外側に重ね合わせ、ピン部材70を、ピン挿通孔36h及びピン挿通孔38hに挿通させる。これにより、図5に示すように、直線状保持部31同士、直線状保持部31と連結保持部材50、或は、連結保持部材50同士が、直線状態からその一方側への角度θ1の範囲及び他方側への角度θ1の範囲で角度調整可能に連結される。なお、ここでは、θ1及びθ2は、一対の側壁部34又は連結保持側壁部54の角部が、段部34S、54Sに当接する迄の範囲で規定されている。ここでは、θ1及びθ2をなるべく大きくするため、一対の側壁部34又は連結保持側壁部54の角部は丸まられた或はカットされた形状に形成されている。
ここで、ピン部材70は、ピン挿通孔36h及びピン挿通孔38hに挿入可能な丸棒状の軸部71と、当該軸部61の一端部から径方向外側に突出するように設けられた頭部72とを備える。そして、軸部71がピン挿通孔36h及びピン挿通孔38hに挿通された状態で、頭部72が一対の側壁部34の一方の外面に当接すると共に、軸部71の先端部に別途抜止め部材が取付けられ、或は、当該先端部が溶潰されること等で、本ピン部材70が抜止め状態に保持される。
なお、ピン部材70を用ない構成によって、直線状保持部同士、直線状保持部と連結保持部材、或は、連結保持部材同士が、角度調整可能に連結されていてもよい。例えば、一対の側壁部及び一対の連結保持側壁部の一方に円柱状の突部が形成され、他方に前記円柱状の突部が回転可能に嵌り込む凹部が形成される構成であってもよい。
なお、ここでは、直線状保持部31からのワイヤーハーネス本体22の脱落を抑制すべく、ピン部材70にハーネス抑え部材74が取付けられる。
ハーネス抑え部材74は、一対の側部76と、抑え部78とを含む部材であり、樹脂によって一体成型されている。
一対の側部76は、細長板状に形成され、その先端部に上記ピン部材70を挿入可能な孔部が形成されている。一対の側部76がピン部材70の両端部に嵌め込まれることによって、ハーネス抑え部材74がピン部材70に取付けられている。また、一対の側部76は、ピン部材70の両端部から一対の側壁部34又は一対の連結保持側壁部54の外面に沿って底部32又は連結保持底部52の反対側に延出する。
抑え部78は、一対の側部76間に掛渡すように設けられた細長板状部分に形成されており、一対の側壁部34又は一対の連結保持側壁部54の先端部間を通るように配設される。
このため、直線状保持部31又は連結保持部材50内に配設されたワイヤーハーネス本体22は、抑え部78によってその内部に収るように保持される。
<固定部材について>
上記ハーネス直線状保持部材30の直線状保持部31には、固定部取付部40が設けられており、当該固定部取付部40に固定部60が着脱可能に取付けられる。
すなわち、一対の側壁部34のそれぞれの外面の両端部よりの各位置に固定部取付部40が設けられている(図3参照)。なお、固定部取付部は、直線状保持部材の一側部のみに設けられていてもよいし、1つだけ設けられていてもよい。固定部取付部が、直線状保持部材に対して複数設けられていると、固定対象の形状等に合せて任意の固定部取付部に固定部を取付けて、ワイヤーハーネスの固定を行えるというメリットがある。なお、固定部取付部40は、直線状保持部31と一体成型された部分とすることが好ましいが、これは必須ではない。
固定部取付部40は、側壁部34の外面より突出する箱形状に形成されている。この固定部取付部40の一側面側(ここでは直線状保持部31の底部32側)は開口しており、また、固定部取付部40の外向き部分の幅方向中間部には、前記開口から奥に向けてスリットが形成されている。この固定部取付部40に取付けられる。
図6は、固定部取付部40に取付けられる固定部60の一例を示す図である。
固定部60は、エンジン10に形成された取付孔68hに挿入されることで、当該エンジン10に固定可能に構成されている。すなわち、固定部60は、軸部61の先端部から基端部に向けて順次外方に拡がる係止片62が突設されると共に、軸部61の基端部に軸部61に対して直交する方向に拡がる取付片64が突設された構成とされている。ここでは、軸部61の基端部であって、取付片64よりも内側に、軸部61の先端側に向けて拡がる皿バネ部63が設けられている。
そして、取付片64を、固定部取付部40内に挿入嵌め込みし、軸部61をスリットの隙間から外方に突出させた状態とすることで、固定部60が側壁部34の外面から外方に突出する状態で、直線状保持部31に取付けられる。また、直線状保持部31には、上記固定部取付部40が複数設けられているので、固定部60を複数の固定部取付部40の1つ又は複数に選択的に取付けることができる。これにより、本ワイヤーハーネス20の取付対象の形状に応じて、複数の固定部取付部40から適切なものを選択して、当該固定部取付部40に固定部60を取付けることができる。
図7〜図9は、固定部の他の例を示す概略図である。
図7では、上記取付片64と同様の取付片164に、外周囲にねじ溝が形成されたボルト部166が突設された形状とされている。本固定部160は、例えば、ボルト部166が車両側に形成された孔に挿通された状態で、当該ボルト部166にナットが螺合されることで、車両に対して固定される。
図8では、固定部260は、上記取付片64と同様の取付片264に、スタッドボルトを嵌め込み固定可能なスタッドボルト固定孔266hが形成された固定片266が突設された形状とされている。本固定部260は、車両に突設されたスタッドボルトがスタッドボルト固定孔266hに挿通固定されることで、車両に対して固定される。
図9では、固定部360は、上記取付片64と同様の取付片364に、長孔366hが形成された固定片366が突設された形状とされている。本固定部360は、車両に突設されたスタッドボルトが長孔366hに挿通された状態で、当該スタッドボルトにナット等が締付け固定されることで、車両に対して固定される。
このように、固定部としては、車両に取付可能な各種構成を採用することができる。
<分岐箇所について>
図10はワイヤーハーネス本体22の分岐箇所例を示す説明図である。
すなわち、ワイヤーハーネス本体22が分岐線22aを有している場合、当該分岐線22aは、直線状保持部31又は連結保持部材50のうち底部32又は連結保持底部32とは反対側の開口を通って外方に引出すことができる。
分岐線22aは、抑え部78の内側を通った後、外方に引出されることが好ましい。図10では、一方側(図10では左側)から他方側(図10では右側)に向う分岐線22aが抑え部78を通った後外方に引出され、他方側(図10では右側)から一方側(図10では左側)に向う分岐線22aが同じ抑え部78を通った後外方に引出されている。そして、2つの分岐線22aが1つの分岐線として外方に引出されている。分岐線22aをこのように引出すと、分岐線22aの引出位置が抑え部78によって一定位置に保たれ、また、分岐線22aが引出されても、ワイヤーハーネス本体22の本体部分が外方に脱し難い。また、図10では、分岐線22aを保護するため、当該分岐線22aを直線状保持部31内に収容し、その外周に粘着テープを結束している。かかる分岐線22aを保護するための直線状保持部31は必須ではない。
<製造方法について>
上記ワイヤーハーネス20の一製造例について、図11を参照しつつ説明する。
まず、複数の電線をワイヤーハーネス組立図板上等で結束する等して、ワイヤーハーネス本体22を準備する。
また、複数のハーネス直線状保持部材30を準備する。さらに、連結保持部材50を少なくとも1つ準備する。
そして、複数のハーネス直線状保持部材30内にワイヤーハーネス本体22を収容して、複数のハーネス直線状保持部材30をワイヤーハーネス本体22に取付ける。また、複数のハーネス直線状保持部材30の所定位置間において、少なくとも1つの連結保持部材50を配設して、当該連結保持部材50内にもワイヤーハーネス本体22を収容して、当該連結保持部材50をワイヤーハーネス本体22に取付ける。
そして、ハーネス直線状保持部材30同士、連結保持部材50同士、或は、ハーネス直線状保持部材30と連結保持部材50とを、ピン部材70を用いて角度調整可能に連結する。
なお、ハーネス直線状保持部材30の直線状保持部31には、粘着テープ等が巻回され、当該直線状保持部31とワイヤーハーネス本体22とが結束固定されてもよい。また、直線状保持部31をワイヤーハーネス本体22に固定する前又は後等に、直線状保持部31の固定部取付部40に対して固定部60が取付けられる。
これにより、ワイヤーハーネス20が製造される。
このワイヤーハーネス20は、経路P1等に沿って屈曲されつつエンジン10上に配設され、ハーネス直線状保持部材30の固定部60がエンジン10に固定されることで、エンジン10に対して組付けられる。この際、ハーネス直線状保持部材30がエンジン10に対して所定位置で固定されるので、ハーネス直線状保持部材30間の曲げ状態も経路P1に応じた所定の曲げ状態で保持される。従って、ワイヤーハーネス本体22も経路P1等に応じた所定の曲げ状態で保持されることになる。
なお、ここでは、ハーネス直線状保持部材30同士、連結保持部材50同士、或は、ハーネス直線状保持部材30と連結保持部材50との各連結部分の曲げ角度は、ワイヤーハーネス20がエンジン10に組付けられる際に調整される。もっとも、それらの各連結部分の曲げ角度は、事前に接着剤等によって固定されてもよい。
<配設経路が異なる場合について>
ワイヤーハーネス20は、上記のように、ワイヤーハーネス本体22に、ハーネス直線状保持部材30及び連結保持部材50等を取付けることで構成されるものであり、ワイヤーハーネスの配設経路が異なる場合には、次のようにして、対応することが可能である。
すなわち、図1に示す例において、組込対象であるエンジン10が直列3気筒エンジンであるとする。これに対して、図12に示す例では、組込対象であるエンジン510が直列4気筒エンジンであるとする。各気筒の容積が同じであれば、直列4気筒のエンジン510は、直列3気筒のエンジン10に比べて、気筒の配列方向に沿った方向の大きさが気筒数1つ分長くなり、他の方向における大きさはほぼ同じとなる。
このため、直列3気筒のエンジン10のために設計されたワイヤーハーネス20を、直列4気筒のエンジン510のために設計する際には、上記経路P1の2つの直線部分を長くした経路とすればよい。そして、当該経路の2つの直線部分を長くした分、直線状保持部31の又は連結保持部材50を付加して対応すればよく、ここでは、ワイヤーハーネス520のうち直線部分に応じた2つの部分に、それぞれ1つの直線状保持部31を付加している。このように、ワイヤーハーネス本体22、522の経路長に応じて、1つ又は複数の直線状保持部31又は連結保持部材50を付加等することで、経路の長さ違いに容易に対応することができる。また、同様に曲げ箇所、曲げ具合等が異なる場合には、その位置、長さ等に応じて、直線状保持部31と連結保持部材50との組合わせ位置、組合わせ数等を変更することで、容易に対応することができる。
<効果等>
以上のように構成されたワイヤーハーネス20及びその製造方法によると、ワイヤーハーネス本体22を、複数の直線状保持部31及び少なくとも1つの連結保持部材50で保持し、複数の直線状保持部31を、固定部60を介して車両に固定することで、ワイヤーハーネス20を車両における配設経路に沿って維持することができる。また、隣合う直線状保持部31が、少なくとも1つの連結保持部材50を介して接続されている場合、当該隣合う直線状保持部31に取付けられた固定部60間の距離をなるべく一定にすることができる。このため、ワイヤーハーネス20を設計する際に、固定部60間のワイヤーハーネス本体22間の弛み、公差等の考慮要因による影響をなるべく少なくして、当該設計負担を小さくすることができる。また、直線状保持部31同士を、直線状保持部31よりも短い寸法でワイヤーハーネス本体22を保持可能な連結保持部材50で連結して、両者の角度を調整することで、複合的なカーブを描く経路、大きいカーブで曲がる経路への対応、直線的な経路又は曲がる経路の長さ調整等に対応することができ、多様な配設経路にも容易に対応することができる。
また、直線状保持部31は、底部32と一対の側壁部34とを有する構成とされ、連結保持部材50は、連結保持底部52と一対の連結保持側壁部54とを有する構成とされているため、ワイヤーハーネス本体22をそれらで囲まれた空間内に収容することができ、ワイヤーハーネス本体22をより確実に保護することができる。
また、上記実施形態によると、ピン部材70によって、連結保持部材50を、直線状保持部31及び別の連結保持部材50に角度調整可能に連結することができる。
また、ピン部材70にハーネス抑え部材74が取付けられているため、当該ハーネス抑え部材74の抑え部78によって、ワイヤーハーネス本体22を直線状保持部31又は連結保持部材50内に抑え込んで、そこからワイヤーハーネス本体22が脱出することを抑制できる。
また、直線状保持部31及び連結保持部材50の一端部に同形状の被連結部38が設けられ、それらの他端部に同形状の連結部36が設けられているため、直線状保持部31及び連結保持部材50を自由に組合わせて連結することができ、少ない部品種類で、多様な配設経路に容易に対応できる。
また、直線状保持部31の固定部取付部40に対して固定部60が着脱可能とされているため、直線状保持部31に対して種々形状の固定部60、160、260、360を取付けることができる。
{変形例}
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10、510 エンジン
20、520 ワイヤーハーネス
22、522 ワイヤーハーネス本体
30 ハーネス直線状保持部材
31 直線状保持部
32 底部
34 側壁部
36、56 連結部
36h ピン挿通孔
38、58 被連結部
38h ピン挿通孔
40 固定部取付部
50 連結保持部材
52 連結保持底部
54 連結保持側壁部
56h ピン挿通孔
58h ピン挿通孔
60、160、260、360 固定部
70 ピン部材
74 ハーネス抑え部材
78 抑え部

Claims (7)

  1. ワイヤーハーネス本体と、
    前記ワイヤーハーネス本体を直線状態で保持可能な直線状保持部と、前記直線状保持部を車両に対して固定可能な固定部とを含む、複数のハーネス直線状保持部材と、
    前記直線状保持部よりも短い寸法で前記ワイヤーハーネス本体を保持可能に構成され、前記複数のハーネス直線状保持部材間の少なくとも1箇所に少なくとも1つ設けられて、2つの前記直線状保持部同士を角度調整可能に連結する少なくとも1つの連結保持部材と、
    を備えるワイヤーハーネス。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
    前記直線状保持部は、底部の両側部に一対の側壁部が設けられた構成とされると共に、
    前記連結保持部材は、連結保持底部の両側部に一対の連結保持側壁部が設けられた構成とされ、
    前記一対の連結保持側壁部と、前記一対の側壁部又は別の前記一対の連結保持側壁部とが重ね合された状態で、前記連結保持部材が前記直線状保持部又は別の前記連結保持部材に対して角度調整可能に連結されている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項2記載のワイヤーハーネスであって、
    前記一対の連結保持側壁部と、前記一対の側壁部又は別の前記一対の連結保持側壁部とが重ね合された状態で、それらにピン部材が挿通されることで、前記連結保持部材が前記直線状保持部又は別の前記連結保持部材に対して角度調整可能に連結されている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項3記載のワイヤーハーネスであって、
    前記ピン部材に、前記ピン部材の両端部から前記一対の側壁部又は前記一対の連結保持側壁部に沿って延出する一対の側部と、前記一対の側壁部又は前記一対の連結保持側壁部の先端部間を通って、前記一対の側部間に掛渡すように設けられた抑え部とを含むハーネス抑え部材が取付けられている、
    ワイヤーハーネス。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記一対の側壁部及び前記一対の連結保持側壁部のそれぞれの一端部が、同幅の被連結部に形成され、
    前記一対の側壁部及び前記一対の連結保持側壁部のそれぞれの他端部が、前記被連結部よりも幅広で、かつ、前記被連結部に外側から重なり合い可能な連結部に形成されている、ワイヤーハーネス。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記直線状保持部に、前記固定部を着脱可能に取付可能な固定部取付部が設けられている、ワイヤーハーネス。
  7. 複数の直線経路部分と少なくとも1つの曲げ経路部分とを含む配設経路に沿って配設されるワイヤーハーネスの製造方法であって、
    ワイヤーハーネス本体を準備する工程と、
    前記ワイヤーハーネス本体の一部を直線状態で保持可能な直線状保持部と、前記直線状保持部を車両に対して固定可能な固定部とを含むハーネス直線状保持部材を複数準備する工程と、
    前記直線状保持部よりも短い寸法で前記ワイヤーハーネス本体を保持可能な連結保持部材を少なくとも1つ準備する工程と、
    前記ワイヤーハーネス本体に対して前記複数のハーネス直線状保持部材を取付ける工程と、
    前記複数のハーネス直線状保持部材間の少なくとも1箇所に前記連結保持部材を少なくとも1つ設けて、隣合う前記直線状保持部同士を角度調整可能に連結する工程と、
    を備えるワイヤーハーネスの製造方法。
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