JP2015060490A - Sms配信装置、および方法、ならびにプログラム - Google Patents

Sms配信装置、および方法、ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対して効率的に情報を配信する。【解決手段】自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定し、前記判定した使用状況に基づき利用者端末50に対し作成したショートメッセージを配信するSMS配信装置10であって、ショートメッセージを配信可と判定された利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含むショートメッセージを指定の電話番号に一括送信し、URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する制御部100を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、利用者にURL(Uniform Resource Locator)を含むショートメッセージを配信するSMS(Short Message Service)配信装置、および方法、ならびにプログラムに関する。
例えば、特許文献1に、インターネット接続環境を有する携帯電話やPC(Personal Computer)等の通信端末に対し、情報提供者である広告主がURL(Uniform Resource Locator)を含む広告情報を配信し、視聴者に対し画面上でそのURLをクリックさせることにより広告主のホームページに誘導する技術が開示されている。
特開2002−99813号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、利用者の個人的関心事とは無関係に、過去に利用者登録があった不特定多数の利用者に対し、画一的で、かつ一方的な情報を提供しているにすぎない。したがって、広告主のホームページへの誘導成功率は低い。また、利用者側はメールを送信する等による利用者登録のための手間が必要であり、煩わしく非効率的であった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、利用者に対して効率的に情報を配信可能なSMS配信装置、および方法、ならびにプログラムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定し、前記判定した使用状況に基づき利用者端末に対し作成したショートメッセージを配信するSMS配信装置であって、前記ショートメッセージを配信可と判定された前記利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する制御部、を備えたことを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記識別情報の他に、前記アンケート回答画面にユニークに付された画面管理番号を付加して送信することを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記識別情報を暗号化して送信することを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記指定の電話番号の電気通信事業者を判定し、当該判定された前記電気通信事業者の送信手順にしたがい、前記電気通信事業者毎に敷設された専用回線経由で前記ショートメッセージを配信することを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記識別情報に基づき前記指定の電話番号と前記アンケート回答画面とを紐付け、前記アンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込んで、前記書き込まれた情報を分析し、利用者毎の非匿名情報を抽出するアンケート集計装置に引き渡すことを特徴とする。
本発明のSMS配信方法は、利用者端末に対して作成したショートメッセージを配信するSMS配信方法であって、自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定するステップと、前記ショートメッセージを配信可と判定された前記利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導するステップと、を有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータに、自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定する手順と、前記判定した使用状況に基づきショートメッセージを配信可と判定された前記利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する手順と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、利用者に対して効率的に情報を配信可能なSMS配信装置、および方法、ならびにプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態のSMS配信装置の接続形態の一例を示す図である。 本発明の実施の形態のSMS配信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のSMS配信装置により生成されるショートメッセージに埋め込まれたURLのサンプルを示す図である。 本発明の実施の形態のSMS配信装置において、交換機から送信される理由表示の一例を表形式で示した図である。 図2の電話番号使用履歴情報DBのデータ構造の一例を示す図である。 図2のパターンテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施の形態のSMS配信装置の動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、単に実施形態という)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態のSMS配信装置の接続構成の一例を示す図である。図1によれば、本実施形態のSMS配信装置10は、アンケート集計サーバ80(アンケート集計装置)と共に、インターネット等のオープンネットワーク(IP:Internet Protocol網30)に接続されている。IP網30および公衆網/専用線90には、更に複数の利用者端末50が接続されており、SMS配信装置10により配信されるショートメッセージを事前に契約済みの利用者が閲覧できる仕組みになっている。
図1に示すように、本実施形態のSMS配信装置10には、例えば、PC(Personal Computer)等からなるメッセージ作成端末70がLAN60(Local Area Network)経由で接続される。本実施形態のSMS配信装置10は、自立型電話番号調査装置としての機能も合わせ持ち、例えば、国内に存在する固定電話や携帯電話等、電話機40の全ての電話番号に対して相手方の電話機を鳴らすことなく発信し、指定の電話番号が、「現在使用されている(有効)、未使用になった(新規無効)、以前から未使用である(無効)、移転先電話番号を案内(移転)、都合取り消し案内中である(都合取り消し)」等を定期的に調査して電話番号履歴情報を生成し、後述するDB(Data Base)上に蓄積する。
また、本実施形態のSMS配信装置10は、更にそのDBから電話番号履歴情報を読出し、音声又は非制限デジタル情報の何れか一方の伝達能力で交換機に接続し、前回発呼に基づく発呼応答情報を参照して今回発呼の条件を決定し、決定された今回発呼の条件に基づく発呼により収集される発呼応答情報を、電気通信事業者、電話番号グループ、端末の少なくとも一つ毎に予めパターン化された発呼応答情報に基づき分析し、電話番号の有効性とともに、ナンバー・ポータビリティ・サービスによる電話番号を利用している場合にはその直近の電気通信事業者を判定する機能も有する。詳細は後述する。
本実施形態のSMS配信装置10は、上記した電話番号の調査、判定結果にしたがい、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含むショートメッセージを指定の電話番号を有する利用者端末50に一括送信し、そのURLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する。なお、指定の電話番号とは、予めアプリケーションの使用契約を締結した顧客が所持する利用者端末50毎に割り当てられている電話番号である。
具体的に、本実施形態のSMS配信装置10は、電話番号を発信したときにISDN(Integrated Service Digital Network)網20に接続される図示省略した交換機から返信される理由識別情報を所定期間だけ収集して上記したDBを構築する。SMS配信装置10は、このDBを参照することにより、指定の電話番号の使用状況の変化を調べ、ここで判定された使用状況が「有効」と判定された場合、その電話番号を宛先として利用者端末50に作成したメッセージを送信し、移転案内中であると判定された場合、案内された移転先電話番号を宛先として利用者端末50に作成したショートメッセージを送信する。
なお、ここで作成されるショートメッセージには、利用者を特定する暗号化された識別情報を含むURLが埋め込まれており、利用者端末50側で、受信したショートメッセージに埋め込まれたURLをクリックすることにより、広告画面、あるいはその広告に対するアンケート回答画面を含む企業のホームページに誘導される。アンケート集計サーバ80は、SMS配信装置10を介して利用者によりアンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込み、当該書き込まれた情報をデータマイニング等により分析して利用者毎の非匿名情報を抽出する。したがって、暗号化された識別情報等の情報識別により利用者端末50からアクセスされた段階で顧客管理されているユーザを特定できる。もちろん、顧客情報登録時に本人に関する住所、性別、年齢等の属性情報が登録されていることはいうまでもない。したがって、一般的に採用されているアクセス時でのIDやパスワードを不要とする仕組み作りが可能である。このように、煩わしく、管理も難しいIDやパスワードによらず本人を確認し第三者の妨害を回避できるアンケート収集が可能である。
また、アンケート集計サーバ80は、回答結果を集計し、確認できる確認画面を提供する。アンケート集計サーバ80は、アンケートのファイル名、送信件数、エラー件数、アクセス件数、返信件数と各設問に対する評価項目等を確認画面として表示する。
本実施形態のSMS配信装置10は、図2にその内部構成が示されるように、ハードウエア的には、制御部100と、記憶部200とを含み構成される。制御部100は、記憶部200のプログラム領域201に割り付けられて記憶されるSMS配信プログラム(本実施形態のプログラム)にしたがい、発呼側交換機22を介して電話番号を発信したときにISDN網20に接続される不図示の交換機から返信される理由識別情報(理由表示)に基づき指定の電話番号の使用状況を判定する。そして、指定の電話番号の使用状況が「有効」と判定された場合、その電話番号を宛先として利用者端末50に作成したショートメッセージを送信し、「移転案内中」であると判定された場合、案内された移転先電話番号を宛先として利用者端末50に作成したショートメッセージを送信する。なお、ここで送信されるショートメッセージは、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む。また、識別情報として、更に、広告画面、またはアンケート回答画面に対してユニークに付された画面管理番号を含んでもよい。
このため、制御部100が実行するSMS配信プログラムは、図2にその構造が機能展開されて示されているように、発呼制御部101と、判定部102と、メッセージ取込み部103と、SMS組立生成部104と、通信ネットワークインタフェース部105と、インデックス生成部106とを含み構成される。なお、記憶部200には、その一部領域に、上記したSMS配信プログラムが割り当てられ記憶されるプログラム領域201の他に、電話番号使用履歴情報DB202と、電話番号情報DB203と、パターンテーブル204とが割り付けられ記憶される。電話番号使用履歴情報DB202、パターンテーブル204のデータ構造等の詳細については後述する。
発呼制御部101は、発呼側交換機22との呼制御メッセージを利用して後述するJT−Q931(レイヤ3)情報を収集し、収集した情報を判定部102へ出力する。判定部102は、電話帳に不掲載の電話番号を含む、刻々変化する全国の有効電話番号をISDN網20経由で自動発呼により得、電話番号の使用状況を示す理由識別情報、および移転先電話番号を、調査年月日と共に電話番号使用履歴情報DB202として記憶部200に保存する。このため、判定部102は、発呼制御部101と発呼側交換機22とを介してISDN網20に接続される。判定部102は、収集された理由識別情報に基づき、指定の電話番号が、「現在使用されている(有効)、未使用になった(新規無効)、以前から未使用である(無効)、移転先電話番号を案内(移転)、都合取り消し案内中である(都合取り消し)」等を判定し、後述するSMS組立生成部104に引き渡す。
判定部102はまた、前回発呼により収集された発呼応答情報を参照し、今回発呼により収集された発呼応答情報を分析して、電話番号の継続利用サービスにより変化した電話番号の直近の電気通信事業者を判定する機能も合わせ持つ。具体的には、パターンテーブル204を参照し、前回収集した発呼応答情報から今回発呼により収集された発呼応答情報を分析して、ナンバー・ポータビリティ・サービスにより変更した電話番号の直近の電気通信事業者を判定する。
判定部102は更に、再発呼により収集された発呼応答情報を、電気通信事業者、電話番号グループ、端末装置の少なくとも一つ毎に予めパターン化された発呼応答情報(パターンテーブル204を参照)に基づき分析して電話番号が有効か否かを判定する。例えば、電気通信事業者別電話番号パターン、音声又は非制限デジタル情報の伝達能力に基づく呼設定パターン、応答メッセージ、この応答メッセージが発生した網の位置を示す生成源、及び理由表示情報要素からなる発呼応答情報を分析して、電話番号が有効か否かを判定する。あるいは、電気通信事業者別電話番号パターン、音声又は非制限デジタル情報の伝達能力に基づく呼設定パターン、応答メッセージ、この応答メッセージが発生した網の位置を示す生成源、及び理由表示情報要素からなる発呼応答情報を分析することにより、電話番号が有効か否かを判定する。
メッセージ取込み部103は、メッセージ作成端末70を操作することにより作成されるショートメッセージを取り込んでSMS組立生成部104に出力する。メッセージ作成者はメッセージ作成端末70を操作することにより、予め用意されたテンプレートにしたがい、メッセージと、配信先(契約者指定の電話番号)とを、入力フィールドにそれぞれ操作入力する。メッセージ取込み部103は、これを検知してSMS組立生成部104にその内容を出力する。なお、このテンプレートは、携帯電話のOS(Operating System)の一つであるアンドロイド(登録商標)で動作が確認されたツールである。簡易メッセージの作成、送信の仕方については周知であり、上記したアンドロイド(登録商標)に限らず、Skype(登録商標)やWindows(登録商標)によっても同様にツールが提供されている。また、メッセージ取込部103は、送信アンケート機能として、送信者側で返信用のフォームを自由に作成することができるようユーザに提供する。例えば、メッセージ取込部103は、ユーザに選択された質問項目、回答方式(チェックボックス、ラジオボタン、プルダウン、テキスト形式等)に基づいて返信用フォームを作成する。
SMS組立生成部104は、作成したショートメッセージに、更に、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを埋め込む。識別情報として、例えば、ショートメッセージの一括送信時に自動発番されるジョブID(ファイル単位の連続番号0〜99,999,999)と、指定の電話番号に対応するファイルのレコード番号(0〜9,999)を連結した数字を用いるものとする。このうち、レコード番号が、一括送信時の個別の電話番号に対応する利用者を特定するための識別情報(ID)として使用される。識別情報として、更に、アンケート回答画面にユニークに付された画面管理番号を付加してもよい。なお、ここでは、登録可能なジョブ数が10億件、1ジョブ当たりの電話番号数が1万件、識別情報の最大桁数が9桁とする。
SMS組立生成部104は、この識別情報を暗号化して通信ネットワークインタフェース部105へ出力する。SMS組立生成部104は、例えば、英数小文字記号の64の文字種を用い、ジョブIDとレコード番号の数値と画面管理番号とを64ビットで表現し、数字列を文字列に置換することによって暗号化を行うものとする。例えば、数字“8065044934”を、“hGTThg”の文字列で表現する。図3にサンプルURLが例示されている。図3中、q=以降の××××が暗号化された識別情報である。
尚、暗号化はこの例示に限らず、他の暗号化でも良く、適宜、最適な暗号化方法を選択できる。
SMS組立生成部104は、通信ネットワークインタフェース部105と協働して動作することにより、IP網30を介して接続される利用者端末50との間で、SIP(Session Initiation Protocol)等、所定のプロトコルに基づきショートメッセージを組み立て、公衆網/専用線90経由で利用者端末50に対して作成したショートメッセージの送信を行なう。なお、このショートメッセージは、電気通信事業者毎に敷設された専用回線21経由で送信してもよい。ここでは、電気通信事業者毎の交換機23(A社)と、交換機24(B社)、交換機25(C社)が示されている。なお、電気通信事業者毎の専用回線21(専用網)、および交換機23,24,25は、ナンバー・ポータビリティ・サービスによる相互接続契約に加盟した電気通信事業者のそれぞれにより設けられた設備であり、その数は任意である。
通信ネットワークインタフェース部105は、判定部102により、電話番号情報DB203に格納された指定の電話番号が実在し、「有効」と判定された場合に、その電話番号を宛先として利用者端末50に対し、SMS組立生成部104により組み立てられたショートメッセージを公衆網/専用線90経由で送信する。また、判定部102により指定の電話番号が「移転案内中」であると判定された場合、案内された移転先電話番号を宛先とし、利用者端末50に対し、SMS組立生成部104により組み立てられたショートメッセージを公衆網/専用線90経由で送信する。なお、公衆網によらず電気通信事業者の専用回線21経由でショートメッセージを送信することにより、イベントや災害発生時等輻輳を起こすような場合でもショートメッセージの送信を可能にすることができるという利点が得られる。
インデックス生成部106は、URLに付加された識別情報に基づき、指定の電話番号とアンケート回答画面とを紐付けたインデックス情報を生成し、通信ネットワークインタフェース部105により、アンケート回答画面に書き込まれた情報と共にアンケート集計サーバ80に引き渡す。アンケート収集サーバ80は、インデックス生成部106により生成されるインデックス情報と取り込んだ情報をデータマイニング等により分析することで利用者毎の非匿名情報を抽出することができる。
上記したように、制御部100は、識別情報が付加されたURLを含むショートメッセージを指定の電話番号に一括送信し、利用者をURLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する。なお、アンケート画面に限らず広告画面がリンクされていてもよい。制御部100は、ショートメッセージを送信するにあたり、URLに、上記した識別情報の他に、アンケート回答画面にユニークに付された画面管理番号を付加してもよく、更に、このとき画面管理番号を含む識別情報を暗号化して送信する。制御部100は、その識別情報に基づき指定の電話番号とアンケート回答画面とを紐付け、アンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込んでアンケート集計サーバ80に引き渡す。
図4は、ISDN網20上で電話番号を発信したときに図示省略した交換機から返送される理由識別情報(理由表示)の代表例を示す。交換機からの理由表示はCCITT(国際電信電話諮問委員会)勧告を基にTTC(電信電話技術委員会)標準によりJT−Q931に規定された回線交換呼の基本呼制御手順にしたがう。NTTは、INS(Information Network System)ネットサービスの技術資料において理由表示を公開している。発呼制御部101は、交換機との呼制御メッセージを利用してJT−Q931(レイヤ3)情報を収集することになる。交換機からの理由表示には、「001:欠番」、「016:正常」、「022:加入者番号変更」、「028:無効番号」、等があり、判定部102は、これらを必要な種類に分類し、同時に、調査年月、時間等を記憶部200上の電話番号使用履歴情報DB202に蓄積し保存する。
交換機からの理由表示には大別される「使用中電話番号」と「未使用電話番号」の他に、「A:使用中電話番号であっても都合取り外し電話番号」、「B:未使用電話番号であっても(移転先メッセージ案内中電話番号)、(連絡先メッセージ案内中電話番号)」、「C:番号誤りメッセージ案内中電話番号)、(現在使われていませんメッセージを案内中電話番号)」、「D:前回調査で未使用電話番号から今回使用中になった電話番号」等が存在する。この収集された調査時点での「電話番号」、「理由表示」、「年月日」、「時間」等は、記憶部200に保存され、判定部102は、この処理を定期的または随時行うことで、記憶部200上に電話番号使用履歴情報DB202として構築することができる。
図5に、電話番号使用履歴情報DB202のデータ構造が例示されている。図5によれば、(a)は、過去から現在に至る調査でいずれも実在(有効)するキャリアAの電話番号“a”の調査結果である。(b)は、過去に実在し、2011年6月22日の直近の調査で移転状態(移転先電話番号は“09063782475”)にあるキャリアBの電話番号“b”の調査結果である。(c)は、過去に「実在」し、「移転」(移転先の電話番号は“08051517195”)を挟み、現在欠番になっているキャリアCの電話番号“c”の調査結果である。(d)は、過去に実在したが現在欠番になっているキャリアDの電話番号“d”の調査結果である。(e)は、過去に実在と欠番を繰り返し、ここ数ヶ月の間実在するキャリアEの電話番号“e”の調査結果である。
ここで、図5(e)のケースを例示し、例えば、2010年2月以前に実在(有効)し、システムに登録された契約ユーザ(利用者端末50)に対して作成したショートメッセージを送信する場合の補足説明を行う。本ケースでは、利用者端末50は、2010年4月4日から6ヶ月以上の間無効になっており、2010年12月29日から実在して、再度有効になっている。このことは、利用者端末50の所有者が変更になったことを意味する。したがって、ショートメッセージの送信は禁止されてしかるべきものである。しかしながら、2ヶ月程度前の直近の使用履歴、あるいは今現在の使用状況のみで判断すれば、ショートメッセージが誤送信されてしまう。しかしながら上記したように過去数年間の履歴を参照すればこのようなメールの誤送信は回避することができる。但し、2010年12月29日以降に登録された契約ユーザ(利用者端末50)であれば、ショートメッセージの送信は許可される。なお、2002年に定められ、2008年6月6日に改正された、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」によれば、受信者から事前同意の無いメールの送信はすべてが迷惑メールとなって同法律に違反することになり、また、情報漏洩等の事件も引き起こす虞がある。これに対し、上記した電話番号履歴調査により過去数年間の履歴を参照することで、仮に、携帯電話で6ヶ月以上無効で現在有効になっている電話番号宛のショートメールの誤送信は禁止され、したがって、上記の法律遵守は勿論のこと、情報漏洩防止の観点からも有効である。
SMS配信装置10は更に、電話番号使用履歴情報DB202から電話番号履歴情報を読出し、音声又は非制限デジタル情報の何れか一方の伝達能力で発呼側交換機22に接続し、前回発呼に基づく発呼応答情報を参照して今回発呼の条件を決定し、決定された今回発呼の条件に基づく発呼により収集される発呼応答情報を、電気通信事業者、電話番号グループ、端末の少なくとも一つ毎に予めパターン化された発呼応答情報に基づき分析し、電話番号が有効か否か、更には、ナンバー・ポータビリティ・サービスによる電話番号を利用している場合にはその直近の電気通信事業者を判定する機能も有する。
そのために使用されるパターンテーブル204のデータ構造の一例が図6に示されている、具体的には、(a)今回発呼時と、(b)前回発呼時における、判定結果10a、発呼条件10b、発呼応答情報10cの各データ項目が割当てられ記憶される。ここでは、判定結果10aとして、電気通信事業者(A/B/C/D)、判定ステータス(実在/欠番/移転/取り外し他)、再発呼(リトライ)の要否を示す学習フラグ(今回発呼のみとして学習(禁止:0、許可:1))を含む。なお、電気通信事業者Aとして、例えば、NTTドコモ社(登録商標)、Bとして、例えば、イー・モバイル社(登録商標)、Cとして、例えば、ソフトバンク社(登録商標)、Dとして、例えば、KDDI社(登録商標)を想定している。また、発呼条件10bとして、電話番号パターン、呼設定パターンを含み、発呼応答情報10cとして、「応答メッセージ」、「生成源」、「理由表示値」、「新電話番号」、「課金結果」を含む。詳細は後述する。
本実施形態のSMS配信装置10は、電気通信事業各社の専用回線21との間に設けられた発呼側交換機22を経由して電気通信事業者毎に用意された交換機23,24,25に接続されてもよい。また、図示省略したが、NTT(登録商標)のような固定電話用の一般公衆回線交換機や、エアーエッジ(登録商標)のようなPHS交換機との間でも発呼側交換機22を経由して回線接続する。本実施形態のSMS配信装置10は、多数の加入電話番号のデータ収集を定期的または任意の指定された時期に一括して行い、電話番号使用履歴情報DB202に国内に存在する全ての電話番号情報を記憶する。すなわち、総務省の許認可を受けた通信業者に分配された電話番号を電話番号使用履歴情報DB202に記憶させ、固定電話、携帯電話端末、PHS端末等に割り振られた電話番号の有効(使用中)/無効(不使用)、およびナンバー・ポータビリティ・サービスを利用した場合の直近の電気通信事業者の調査を行う。これら最新の調査結果は電話番号使用履歴情報DB202に反映される。
本実施形態のSMS配信装置10は、1ヶ月に1回、または2ヶ月に1回等の定期的調査を実施する。調査する内容は、デジタル電話回線における電話番号発信の結果、NTT東日本が公開しているTTC標準のJT−Q931「ISDNユーザ・網インタフェースレイヤ3」の記述に従う「伝達能力」、「応答メッセージ」、「理由表示」、「生成源」からなる発呼応答情報を、発呼側交換機22を通して収集し、収集した直後に瞬時に電話回線を切断する。したがって、電話番号の相手方と電話で会話することはなく、電話リングを鳴動させることもない。電話番号使用履歴情報DB202に記憶した全電話番号を調査して理由表示を含む発呼応答情報が各電話番号に対応して判明し、調査した「年月日、メッセージ情報に含まれる移転先電話番号(新電話番号)」等を所定の手順で電話番号使用履歴情報DB202に記録させることができる。さらにこの調査を定期的に行い電話番号の変更情報が蓄積されることによって電話番号使用履歴情報DB202の電話番号使用履歴が充実するものである。
出願人は、携帯電話番号は、電気通信事業者毎や特定の電話番号グループ毎に発呼応答情報に違いがあり、一定の法則があることを発見した。また、各電気通信事業者が発売している全端末機種に対して発呼を繰り返したところ、端末機種ごとに発呼応答情報に相違があることも発見した。同一機種において、伝達能力を「非制限」に設定して発呼した場合と、「音声」を設定して発呼した場合において発呼応答情報に一定のルールがあることも判明した。
このことから、出願人は実験による発呼を繰り返し、電気通信事業者判定のための応答信号を収集してパターン化した。具体的に、伝達能力を一回目発呼で「非制限」とした場合、二回目発呼では「音声」とし、このときの1回目の発呼応答情報と二回目の発呼応答情報とをパターン化した。ここで、一回目発呼において伝達能力を「非制限」とした理由は、端末側の無鳴動や未着信のためである。鳴動や着信率を無視するならば、「音声」の後「非制限」による発呼であってもパターン化は可能であるため、同じ効果があることは当然である。
場合によっては、伝達能力として「音声」を選択して発呼し、発呼応答情報をパターン化することによっても同様な効果が得られる。このときの発呼は一回限りである。例えば、電話番号パターン:0806271XXXXで、発呼応答情報が、「応答メッセージ:切断、生成源:RN、理由表示:一時的失敗」の場合、電話番号は有効(「実在」)で、電気通信事業者はD社に限定される。例えば、発呼応答情報が「応答メッセージ:切断、生成源:TN、理由表示:相手ルートなし」の場合、電話番号は有効で、電気通信事業者はA社に限定される。また、発呼応答情報が「応答メッセージ:切断、生成源:TN、理由表示:加入者不在」の場合、電話番号は有効(「実在」)で、直近の電気通信事業者はD社に限定される。さらに、発呼応答情報が「応答メッセージ:切断、生成源:RN、理由表示:その他のサービス又はオプションの利用不可クラス」の場合、電話番号は無効(「都合取り外し」)で、直近の電気通信事業者はA社に限定される。このように、出願人は、数百万件の実験から上記したルールをパターン化してパターンテーブル204を構築した。
(実施形態の動作)
以下、図7のフローチャートを参照しながら本実施形態のSMS配信装置10の動作について詳細に説明する。
制御部100(判定部102)は、発呼制御部101と連携して動作することにより、電話帳に不掲載の電話番号を含む、刻々変化する全国の有効電話番号をISDN網20経由でオートダイヤルにより得、理由表示、移転先電話番号、調査年月日からなる電話番号使用履歴情報DB202を構築し、記憶部200上に蓄積してあるものとする。判定部102は、まず、電話番号情報DB203から作成したショートメッセージの送信対象となる指定の電話番号を1件毎に抽出する(ステップS101)。続いて、判定部102は、記憶部200上の電話番号使用履歴情報DB202、およびパターンテーブル204を参照し、指定の電話番号の過去数年間の電話番号使用履歴情報を読み出して送信対象の電話番号の有効無効判定、および直近のキャリア判定を行う(ステップS102:DB検索による電話番号の使用状況調査,および直近のキャリア判定)。
具体的に、判定部102は、決定された今回発呼の条件に基づく発呼により収集される発呼応答情報を、電気通信事業者、電話番号グループ、端末の少なくとも一つ毎に予めパターン化された発呼応答情報に基づき分析し、電話番号が有効か否か、及び直近の電気通信事業者の判定を行う。判定部102は、更に、パターンテーブル204に記憶された発呼応答情報に基づき、電話番号の有効/無効判定を行う。また、同じく直近の電気通信事業者を判定する。ここでは、判定要素として、「電話番号パターン」、「呼設定パターン」、及び「応答メッセージ」と、「生成源」と、「理由表示」とからなる発呼応答情報を使用する。ここで、「電話番号パターン」とは、例えば、0903101****のグループや、0806071****等、電気通信事業者別や電話番号グループをいう。また、「呼設定パターン」として、音声(G711)や非制限デジタル(32k)、非制限デジタル(G711)の3種の伝達能力を利用する。
例えば、電話番号(11桁)のパターンが、「0806271XXXX」グループで今回発呼結果が「呼設定パターン:音声、応答メッセージ種別:切断、生成源:RN、理由表示:一時的失敗」で、前回発呼結果が「呼設定パターン:非制限デジタル(32k)、生成源:TNで、理由表示:相手へのルートなし」の場合、判定部102は、有効(実在)と判定し、判定部102は、直近の電気通信事業者はD社(KDDI)であると判定する。
また、電話番号パターンに関係なく、今回の発呼結果が「呼設定パターン:音声、応答メッセージ:切断、生成源:RN、理由表示:その他のサービス又はオプションの未提供クラス」で、前回の発呼結果が「呼設定パターン:音声、相手交換機応答メッセージ:切断、生成源:RN、理由表示:その他のサービス又はオプションの未提供クラス」の場合、判定部102は、有効(実在)と判定し、かつ、電気通信事業者がA社(ドコモ)であると判定する。
また、電話番号パターンに関係なく今回の発呼結果が「呼設定パターン:音声、応答メッセージ:切断、生成源:TN、理由表示:欠番」で、前回の発呼結果が「呼設定パターン:非制限(32k)、生成源:TN、理由表示:未提供伝達能力指定」の場合、判定部102は、無効(欠番)と判定し、判定部102は、直近の電気通信事業者がC社(ソフトバンク)と判定する。
判定部102で指定の電話番号が「有効」であり、作成したショートメッセージが配信可と判定されると(ステップS103“YES”)、SMS組立生成部104は、通信ネットワークインタフェース部105経由でショートメッセージ配信可と判定された電話番号を有する利用者端末50に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含むショートメッセージを指定の電話番号に一括送信する(ステップS105)。なお、このときSMS組立生成部104では、既に、メッセージ取込み部103により取り込まれたショートメッセージに利用者を特定する識別情報が付加されたURLを埋め込み、かつ、この識別情報を暗号化してある(ステップS104)。
一方、指定の電話番号の直近の履歴が無効であって、更に、その電話番号が移転案内中であると判定された場合(ステップS103“NO”)、SMS組立生成部104は、旧電話番号を案内された移転先電話番号に入れ替え、メッセージ取込み部103により取込まれたショートメッセージを組立て、通信ネットワークインタフェース部105に出力する。これを受けて通信ネットワークインタフェース部105は、SMS組立生成部104により出力されるショートメッセージをSIP等の送信手順にしたがいIP網30、公衆網/専用線90経由で該当の宛先を有する利用者端末50に送信する。移転先電話番号の案内が無いと判定された場合、通信ネットワークインタフェース部105は、無効電話番号であることからショートメッセージの送信は行なわない。このため、ショートメッセージの送信は禁止される。上記の一連の動作は、電話番号情報DB203に格納された指定の送信対象電話番号全件の抽出が終了するまで繰り返し実行される。
上記したようにショートメッセージが利用者端末50で受信され、利用者がそのショートメッセージに含まれるURLをクリックすると(ステップS106“YES”)、通信ネットワークインタフェース部105は、アンケート集計サーバ80から該当のWebページを取得して要求のあった利用者端末50に送信する(ステップS107)。ここで、該当のWebページは、企業の広告画面、あるいはその広告に対するアンケート回答画面である。そして、このアンケート回答画面に利用者による書き込みがあると(ステップS108“YES”)、通信ネットワークインタフェース部105は、その書き込み内容を取得し、インデックス生成部106により生成されるインデックス情報とともにIP網30経由でアンケート集計サーバ80に引き渡す(ステップS111)。
上記したように、アンケート回答画面にはユニークな画面管理番号が付加されている。インデックス生成部106は、URLに付加された識別情報を復号化し、ここで解読された識別情報に基づき、指定の電話番号とアンケート回答画面とを紐付けたインデックス情報を生成する(ステップS110)。アンケート集計サーバ80は、例えば、データマイニング等によりアンケート回答画面に書き込みのあった情報を分析し、インデックス生成部106により生成されるインデックス情報に基づき利用者毎の非匿名情報を抽出することができる。
なお、ステップS102の「DB検索による電話番号の使用状況調査、および直近のキャリア判定」処理において、本実施形態のSMS配信装置10(制御部100)は、定期的に更新される過去数年間の電話番号使用履歴情報に基づき調査判定した結果にしたがいショートメッセージを送信するか、電話番号使用履歴情報DB202に蓄積され保存された、例えば2ヶ月間における直近の電話番号使用履歴情報基づき調査判定した結果によりショートメッセージを送信するか、いずれを用いてもよい。前者によれば、指定の電話番号の使用状況を所定期間蓄積した電話番号使用履歴情報から使用状況を判定するため、過去において移転案内をしていた無効電話番号を得ることが出来、この場合作成されたショートメッセージの送信を禁止するため、誤送信や送信エラーを極力回避することが出来る。また、後者によれば、直近の使用状況により今現在の無効や移転に変化した状態を知ることが出来、最新の状態でメッセージの送信を制御することができる。更に、直近の使用状況のみならず、所定期間の電話番号使用履歴も参照することで、漏れのない調査結果からメッセージ送信の制御が可能になるため、誤送信、送信エラーの機会をより一層減らすことができる。このことは、出願人が、2012年4月6日に出願し、2013年5月23日に公開された特開2013−102414号公報、および2010年12月16日に出願し、2012年7月5日に公開された特開2012−129869号公報に詳細に説明されている。
(実施形態の効果)
以上説明のように、本実施形態のSMS配信装置10によれば、制御部100が、ショートメッセージを配信可と判定された利用者端末50に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含むショートメッセージを指定の電話番号に一括送信し、URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する。したがって、作成されたショートメッセージは有効な電話番号に対してのみ配信されることにより無駄なショートメッセージの配信を極力減らすことができ、また、本実施形態のSMS配信装置10によれば、利用者登録を不要とするため、利用者に有意な情報を効率的に提供することができる。また、制御部100は、再発呼を経て判定された電気通信事業者(キャリア)にしたがい、その電気通信事業者が指定する送信手順にしたがい、電気通信事業者毎に敷設された専用回線21経由でショートメッセージを送信する。このため、ショートメッセージの送信エラーが減少してショートメッセージ送信の確度を向上させることができる。
また、本実施形態のSMS配信装置10によれば、制御部100は、識別情報の他に、アンケート回答画面にユニークに付された画面管理番号を付加して送信する。したがって、アンケート集計サーバ80が、アンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込んで解析した結果と利用者との間の紐付けが可能になる。また、識別情報を暗号化して送信することで、利用者の個人情報を秘匿することができる。
更に本実施形態のSMS配信装置10によれば、制御部100は、識別情報に基づき指定の電話番号とアンケート回答画面とを紐付け、アンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込んでアンケート集計サーバ80に引き渡す。したがって、アンケート集計サーバ80は、データマイニング等により書き込まれた情報を分析することにより容易に利用者毎の非匿名情報を抽出することができる。したがって、次回以降、その非匿名情報にあった情報を再度配信することで、広告主のホームページへの誘導成功率が高くなる。
なお、本実施形態のSMS配信装置10によれば、利用者端末50に対して現在有効な移転先電話番号を宛先に作成されたショートメッセージが送信され、例えば、通信事業者の変更に伴い移転が発生した場合に、現在有効になっている通信事業者の送信手順にしたがうメッセージが作成され送信される。このため、誤送信や送信エラーが極力回避され、相手側に正確にショートメッセージを送信することができる。
また、本実施形態のSMS配信装置10によれば、例えば、固定電話で、3ヶ月の間欠番になって、以降、第3者に使用され、あるいは、携帯電話で、6ヶ月の間欠番になって、以降、第3者により使用されるケースが1年以上繰り返される場合は、プリペイド電話等のレンタル電話を除き、現在有効になっている電話番号宛のショートメールの送信を禁止することで、法律遵守は勿論のこと情報漏洩防止の観点からも有効である。各通信事業者は、電話が解約された場合、固定電話であれば連続3ヶ月間の欠番、携帯電話で連続6ヶ月間の欠番を経て、第三者に電話番号を使わせることができない。その期間未満で使用させる場合は同一名義人に限るという規定を遵守している。したがって、その間、欠番が続いた場合で、したがって、1ヶ月、2ヶ月の短い間で実在、欠番を繰り返す電話番号は、業者が所有しレンタル電話、プリペイド電話の可能性が高いと判断することができる。この判断をSMS配信装置10によって行うことができる。
上記した本実施形態のSMS配信装置10によれば、SMS配信装置10が、単独で、電話番号の使用状況調査および直近のキャリア判定と、ショートメッセージの送信処理とを行うものとして説明したが、それぞれの処理を別のコンピュータで機能分散して処理することにより実現してもよい。この場合、SMS配信装置10は、電話番号の使用状況調査および直近のキャリア判定のための処理を別のコンピュータ(電話番号自動調査装置)に委ねることができるため、演算負荷が軽減され、システム全体としてのスループットが向上するという利点がある。また、本実施形態のSMS配信装置10によれば、SMS配信装置10とアンケート集計サーバ80とは別のコンピュータを用いるものとして説明したが、これを一つのコンピュータで実現することで投資効果の高いシステム構築が可能になる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 SMS配信装置
20 ISDN網
21 専用回線
30 IP網
40 電話機
50 利用者端末
60 LAN
70 メッセージ作成端末
80 アンケート集計装置(アンケート集計サーバ)
90 公衆網/専用線
100 制御部
101 発呼制御部
102 判定部
103 メッセージ取込み部
104 SMS組立生成部
105 通信ネットワークインタフェース部
106 インデックス生成部
200 記憶部
201 プログラム領域
202 電話番号使用履歴情報DB
203 電話番号情報DB
204 パターンテーブル

Claims (7)

  1. 自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定し、前記判定した使用状況に基づき利用者端末に対し作成したショートメッセージを配信するSMS配信装置であって、
    前記ショートメッセージを配信可と判定された前記利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する制御部、
    を備えたことを特徴とするSMS配信装置。
  2. 前記制御部は、
    前記識別情報の他に、前記アンケート回答画面にユニークに付された画面管理番号を付加して送信することを特徴とする請求項1記載のSMS配信装置。
  3. 前記制御部は、
    前記識別情報を暗号化して送信することを特徴とする請求項1または2記載のSMS配信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記指定の電話番号の電気通信事業者を判定し、当該判定された前記電気通信事業者の送信手順にしたがい、前記電気通信事業者毎に敷設された専用回線経由で前記ショートメッセージを配信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のSMS配信装置。
  5. 前記制御部は、
    前記識別情報に基づき前記指定の電話番号と前記アンケート回答画面とを紐付け、前記アンケート回答画面に書き込まれた情報を取り込んで、前記書き込まれた情報を分析し、利用者毎の非匿名情報を抽出するアンケート集計装置に引き渡すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のSMS配信装置。
  6. 利用者端末に対して作成したショートメッセージを配信するSMS配信方法であって、
    自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定するステップと、
    前記ショートメッセージを配信可と判定された前記利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導するステップと、
    を有することを特徴とするSMS配信方法。
  7. コンピュータに、
    自動発呼により得られる応答情報から指定の電話番号の使用状況を判定する手順と、
    前記判定した使用状況に基づきショートメッセージを配信可と判定された利用者端末に対し、利用者を特定する識別情報が付加されたURLを含む前記ショートメッセージを前記指定の電話番号に一括送信し、前記URLにリンクしたアンケート回答画面に誘導する手順と、
    を実行させるプログラム。
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