特許法第30条第2項適用 実施日:平成30年2月13日 実施者名:株式会社ジンテック、実施場所:福岡市中央区天神二丁目13番1号 実施日:平成30年2月14日 実施者名:株式会社福岡銀行、実施場所:福岡市中央区天神二丁目13番1号
図1は、情報処理システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。情報処理システム1は、ネットワーク500に設けられる。情報処理システム1は、ネットワーク500を介して互いに通信可能に接続される情報集計装置100、情報送信装置200、端末装置300及び価値情報送信装置400を備える。ネットワーク500は、どのようなネットワークで構築されてもよい。例えば、ネットワーク500は、インターネットで構成されてもよい。情報処理システム1は、文字数が制限された電文を端末装置300に送信する。電文には、所定の表示情報へアクセスするためのURLが含まれる。端末装置300は複数設けられてもよい。情報処理システム1は、情報提示システムの一態様である。
情報集計装置100は、パーソナルコンピュータ又はサーバ等の情報処理装置である。情報集計装置100は、受け付けた情報に基づいて、電文定義情報を生成する。電文定義情報は、電文の生成に用いられる。情報集計装置100は、電文定義情報を情報送信装置200へ送信する。情報集計装置100は、価値情報へアクセスするためのURLを含む表示情報を生成する。情報集計装置100は、端末装置300によって表示情報から価値情報にアクセスされた回数を集計する。
情報送信装置200は、パーソナルコンピュータ又はサーバ等の情報処理装置である。情報送信装置200は、受け付けた電文定義情報に基づいて電文を生成する。情報送信装置200は、生成された電文を端末装置300へ送信する。情報送信装置200は、端末装置300からのアクセスに基づいて、端末装置300を情報集計装置100が記録する所定の表示情報にリダイレクトする。情報送信装置200は、情報提示装置の一態様である。
端末装置300は、スマートフォン又はタブレットコンピュータ等の端末装置である。端末装置300は電話番号を有する。端末装置300は電文を受信する。端末装置300は電文に記載されたURLに基づいて、価値情報にアクセスする。
価値情報送信装置400は、パーソナルコンピュータ又はサーバ等の情報処理装置である。価値情報送信装置400は、端末装置300に送信される価値情報を記録する。価値情報送信装置400は、端末装置300からの指示に基づいて端末装置300に対して価値情報を送信する。
図2は、情報集計装置100の機能構成を表す機能ブロック図である。情報集計装置100は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、情報集計プログラムを実行することによって通信部101、入力部102、表示部103、生成規則情報記憶部104、転送情報記憶部105、表示情報記憶部106、アクセス情報記憶部107及び制御部108を備える装置として機能する。なお、通信部101、入力部102、表示部103、生成規則情報記憶部104、転送情報記憶部105、表示情報記憶部106、アクセス情報記憶部107及び制御部108の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。情報集計プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。情報集計プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部101は、ネットワークインタフェースである。通信部101はネットワーク500を介して、情報送信装置200又は端末装置300と通信する。通信部101は、例えば無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、LTE(Long Term Evolution)(登録商標)又は5G等の通信方式で通信してもよい。
入力部102は、タッチパネル、マウス及びキーボード等の入力装置を用いて構成される。入力部102は、入力装置を情報集計装置100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部102は、入力装置において入力された入力信号から入力データ(例えば、情報集計装置100に対する指示を示す指示情報)を生成し、情報集計装置100に入力する。
表示部103は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の出力装置である。表示部103は、出力装置を情報集計装置100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部103は、映像データから映像信号を生成し自身に接続されている映像出力装置に映像信号を出力する。
生成規則情報記憶部104は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。生成規則情報記憶部104は、生成規則情報テーブルを記憶する。生成規則情報テーブルは、表示情報又は電文を生成するために用いられる情報を記憶する。
図5は、生成規則情報テーブルの一具体例を示す図である。生成規則情報テーブルは、生成規則情報レコードを有する。生成規則情報レコードは、ユーザ識別子、表示情報フォーム、電文フォーム、第1オプション、第2オプション、第3オプション及び第4オプションの各値を有する。ユーザ識別子は、ユーザを特定可能な識別子である。ユーザ識別子は、他のユーザ識別子と重複しない情報である。ユーザは、例えば、金融機関、小売店又は飲食店等のサービス提供施設の顧客に対して電文を送信する者である。ユーザは、電文を送信する者であればどのような者であってもよい。表示情報フォームは、表示情報の様式が特定される識別子である。表示情報は、予め指定された価値を表す価値情報の取得手段を含む。価値情報の取得手段は、例えば価値情報URL(Uniform Resource Locator)の値を含む。表示情報は、価値情報を端末装置300の所有者に付与する際の説明を含む。表示情報は、例えばランディングページの生成に用いられる情報である。表示情報は表示情報フォームに基づいて生成される。表示情報は価値取得情報の一態様である。価値情報URLは、価値取得情報の一態様である。電文フォームは、電文定義情報の様式が特定される識別子である。電文定義情報は、電文の生成に用いられる情報である。電文フォームは、電文に記載される定型文を含む。電文定義情報は電文フォームに基づいて生成される。第1オプションは、価値送信情報に含まれる第1オプションの値の用途を定義する。価値送信情報については、後述する。第1オプションのカラムは、例えば、Message、Memo、Nullの3種類の値のうちいずれか1つが保持される。Messageは、価値送信情報に含まれる第1オプションの値が電文に含まれることを意味する。Memoは、第1オプションの値はユーザ識別子によって特定されるユーザのメモであることを意味する。Nullは、用途が決まっておらず何らの処理も行われないことを意味する。Memo又はNullが保持される場合、第1オプションの値は電文に含まれない。第2オプションのカラムから第4オプションのカラムについても第1オプションのカラムと同様であるため説明を省略する。なお、本実施形態では、生成規則情報テーブルは第1オプションから第4オプションまでのカラムを有するが、4つのオプションに限定されない。例えば、生成規則情報テーブルは3つのオプションを有してもよいし、5つ以上のオプションを有してもよい。
図5に示される例では、生成規則情報テーブルの最上段の生成規則情報レコードは、ユーザ識別子の値が“User01”、表示情報フォームの値が“LP_Form1”、電文フォームの値が“SMS_Form1”、第1オプションの値が“Message”、第2オプションの値が“Message”、第3オプションの値が“Memo”、第4オプションの値が“Null”、である。従って、生成規則情報テーブルの最上段の生成規則情報レコードによると、ユーザは“User01”であり、表示情報は、“LP_Form1”によって特定されるフォームに基づいて生成され、電文定義情報は、“SMS_Form1”によって特定されるフォームに基づいて生成され、生成される電文には、価値送信情報に含まれる第1オプションの値及び第2オプションの値が用いられ、価値送信情報に含まれる第3オプションの値は、“User01”のメモであり、価値送信情報に含まれる第4オプションの値は、何らの処理も行われないことがわかる。なお、図5に示される生成規則情報テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図5とは異なる態様で生成規則情報テーブルが構成されてもよい。
転送情報記憶部105は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。転送情報記憶部105は、転送情報テーブルを記憶する。転送情報テーブルは、表示情報URL、価値情報URL及び集計情報URLを対応付けるテーブルである。表示情報URLは、表示情報に端末装置300がアクセスするためのURLを表す。価値情報URLは、価値情報に端末装置300がアクセスするためのURLを表す。価値情報URLは表示情報に含まれる。価値情報URLは、集計情報URLと対応付けられている。価値情報URLが選択された場合、端末装置300は、価値情報URLに対応付けられた集計情報URLへリンクする。その後、端末装置300のアクセスは価値情報URLへ転送される。
図6は、表示情報テーブルの一具体例を示す図である。表示情報テーブルは、表示情報レコードを有する。表示情報レコードは、ユーザ識別子、電話番号、表示情報URL、価値情報URL及び集計情報URLの各値を有する。ユーザ識別子は、電文を送信するサービスが特定される識別子である。電話番号は、ユーザ識別子によって特定されるサービスを使用する者の電話番号を表す。電話番号は、電文の宛先を表す。電文は電話番号を保持する端末装置300に送信される。表示情報URLは、表示情報に端末装置300がアクセスするためのURLを表す。端末装置300が、表示情報URLにアクセスすると、端末装置300の表示部303には表示情報が表示される。表示情報URLは、他の表示情報URLと重複しない情報である。価値情報URLは、価値情報に端末装置300がアクセスするためのURLを表す。端末装置300が、価値情報URLにアクセスすると、端末装置300の表示部303には価値情報が表示される。価値情報URLは、他の価値情報URLと重複しない情報である。集計情報URLは、端末装置300が価値情報にアクセスした回数を集計するための集計頁のURLを表す。端末装置300が集計情報URLにアクセスすると、価値情報は、端末装置300にアクセスされたと計数される。集計情報URLは、他の集計情報URLと重複しない情報である。
図6に示される例では、転送情報テーブルの最上段の転送情報レコードは、ユーザ識別子の値が“User01”、電話番号の値が“09011112222”、表示情報URLの値が“https://www.lp_page/01d93”、価値情報URLの値が “https://www.gift_value/01d93”、集計情報URLの値が“https://www.a_tag/01d93”である。従って、転送情報テーブルの最上段の転送情報レコードによると、ユーザ識別子“User01”によって特定されるサービスにおいて、電話番号“09011112222”には、表示情報URL“https://www.lp_page/01d93”にアクセスすることで、価値情報URL“https://www.gift_value/01d93”、で取得可能な価値情報が付与される。端末装置300が価値情報にアクセスした回数は、集計情報URL “https://www.a_tag/01d93”でアクセス可能な集計頁で集計されることがわかる。なお、図6に示される集計情報テーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図6とは異なる態様で集計情報テーブルが構成されてもよい。
表示情報記憶部106は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。表示情報記憶部106は、表示情報を記憶する。表示情報は、ユーザ識別子及び電話番号の組み合わせ毎に記憶される。
アクセス情報記憶部107は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。アクセス情報記憶部107は、アクセステーブルを記憶する。アクセステーブルは、どの電話番号を持つ端末装置300がどの価値情報にいつアクセスしたかを保持する。
図7は、アクセステーブルの一具体例を示す図である。アクセステーブルは、アクセスレコードを有する。アクセスレコードは、価値情報URL、電話番号及びアクセス日時の各値を有する。価値情報URLは、アクセスされた価値情報のURLを表す。価値情報URLは転送情報テーブルに保持される価値情報URLと同じ値が用いられる。電話番号は、価値情報にアクセスした端末装置300の電話番号を表す。電話番号は転送情報テーブルに保持される電話番号と同じ値が用いられる。アクセス日時は、端末装置300によって価値情報URLにアクセスされた日時を表す。
図7に示される例では、アクセステーブルの最上段のアクセスレコードは、価値情報URLの値が“https://www.gift_value/01d93”、電話番号の値が“09011112222”、アクセス日時の値が“2018/05/10 14:15:10”である。従って、アクセステーブルの最上段のアクセスレコードによると、価値情報URL“https://www.gift_value/01d93”、で取得可能な価値情報は、電話番号“09011112222”の端末装置300に、 “2018/05/10 14:15:10”にアクセスされたことがわかる。なお、図7に示されるアクセステーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図7とは異なる態様でアクセステーブルが構成されてもよい。
制御部108は情報集計装置100の各部の動作を制御する。制御部108は、例えばCPU等のプロセッサ及びRAMを備えた装置により実行される。制御部108は、情報集計プログラムを実行することによって、価値送信情報取得部109、生成規則情報取得部110、転送情報生成部111、表示情報生成部112、電文定義情報生成部113、表示情報送信部114、アクセス情報処理部115及び転送部116として機能する。
価値送信情報取得部109は、価値送信情報を取得する。価値送信情報は、指定された端末装置300の所有者に対して価値情報を送信するための情報である。価値送信情報は、ユーザ識別子、電話番号、価値情報URL及び登録日を含む。価値送信情報は、第1オプションから第4オプションを含んでもよい。価値情報は、商品の割引クーポン又は景品の引換クーポン等のように端末装置300の所有者に受益される情報である。登録日は、ユーザ識別子によって特定されるユーザに、電話番号が登録された日を表す。価値送信情報は、ユーザ識別子によって特定されるサービスの提供者によって予め生成される。
生成規則情報取得部110は、生成規則情報を取得する。生成規則情報取得部110は、所定のユーザ識別子の値を保持する生成規則情報を取得する。所定のユーザ識別子は、例えば取得された価値送信情報に含まれるユーザ識別子であってもよい。
転送情報生成部111は、転送情報レコードを生成する。具体的には、転送情報生成部111は、取得された価値送信情報に含まれる価値情報URLに基づいて、表示情報URL及び集計情報URLを生成する。表示情報URL及び集計情報は、公知の手法を用いて生成されてもよい。転送情報生成部111は、取得された価値送信情報からユーザ識別子及び電話番号を取得する。転送情報生成部111は、ユーザ識別子、電話番号、価値情報URL、表示情報URL及び集計情報URLを含む転送情報レコードを生成する。転送情報生成部111は、生成された転送情報レコードを転送情報テーブルに記録する。表示情報URLは、場所情報の一態様である。場所情報は、価値情報の記録場所を示す情報である。取得情報は集計情報URLの一態様である。取得情報は場所情報に対応付けられた情報である。
表示情報生成部112は、取得された生成規則情報に基づいて表示情報を生成する。表示情報生成部112は、生成規則情報が保持する表示情報フォームを取得する。表示情報生成部112は、表示情報フォームの所定のフィールドに、取得された価値送信情報に含まれる価値情報URLの値と集計情報URLの値とを含めることで、表示情報を生成する。表示情報生成部112は、生成された表示情報を、取得された価値送信情報に含まれるユーザ識別子及び電話番号と対応付けて表示情報記憶部106に記録する。
電文定義情報生成部113は、取得された生成規則情報に基づいて電文定義情報を生成する。具体的には、電文定義情報生成部113は、生成規則情報が保持する電文フォーム、第1オプションから第4オプションまでの値を取得する。電文定義情報生成部113は、生成規則情報から取得された第1オプションから第4オプションまでの値のうち、“Message”の値を保持するオプションを特定する。電文定義情報生成部113は、取得された価値送信情報に含まれる第1オプションから第4オプションまでの値のうち、特定されたオプションと同じオプションの値を取得する。例えば、“Message”の値を保持するオプショが第1オプション及び第3オプションの場合、電文定義情報生成部113は、取得された価値送信情報に含まれる第1オプション及び第3オプションの値を取得する。電文定義情報生成部113は、電文フォームの所定の領域に取得されたオプションの値を含める。電文定義情報生成部113は、オプションの値を含む電文フォーム、価値送信情報に含まれるユーザ識別子、電話番号、登録日及び生成された表示情報URLを含む電文定義情報を生成する。電文定義情報生成部113は、生成された電文定義情報を、情報送信装置200に送信してもよいし、情報集計装置100の記憶部(不図示)に記録してもよい。
表示情報送信部114は、端末装置300に表示情報を送信する。具体的には、表示情報送信部114は、情報送信装置200から表示情報URLを取得する。表示情報送信部114は、転送情報テーブルから取得された表示情報URLの値を保持する転送情報レコードを特定する。表示情報送信部114は、転送情報レコードからユーザ識別子及び電話番号の値を取得する。表示情報送信部114は、取得されたユーザ識別子及び電話番号の値と対応付けられた表示情報を取得する。表示情報送信部114は、取得された電話番号の値を有する端末装置300に表示情報を送信する。
アクセス情報処理部115はアクセスレコードを生成する。具体的には、アクセス情報処理部115は、端末装置300から集計情報URLを取得する。アクセス情報処理部115は、取得された集計情報URLの値を保持する転送情報レコードを特定する。アクセス情報処理部115は、転送情報レコードから電話番号の値を取得する。アクセス情報処理部115は、集計情報URLが取得された日時をアクセス日時とする。アクセス情報処理部115は、取得された電話番号の値、集計情報URL値及びアクセス日時の値を含むアクスレコードを生成する。アクセス情報処理部115は生成されたアクセスレコードをアクセステーブルに記録する。アクセスレコードはアクセス情報の一態様である。アクセス情報処理部115は、価値情報の取得指示に基づいて、端末装置から価値情報の取得指示を受け付けたことを示すアクセス情報を生成する。
アクセス情報処理部115は、アクセステーブルに記録されたアクセスレコードの数を計数する。例えば、アクセス情報処理部115は、価値情報URLの値と電話番号の値との組み合わせが一致するアクセスレコードの数を、端末装置300によって価値情報にアクセスされた回数として計数する。アクセス情報処理部115は、アクセステーブルに記録されたアクセスレコードの個数を計数することで、価値情報にアクセスされた回数を特定する。
転送部116は、端末装置300から集計情報URLを受け付けた場合、端末装置300に価値情報URLの値を送信する。具体的には、転送部116は、受け付けた集計情報URLの値を保持する転送情報レコードを特定する。転送部116は、転送情報レコードから価値情報URLの値を取得する。転送部116は、取得された価値情報URLの値を端末装置300に送信する。
図3は、情報送信装置200の機能構成を表す機能ブロック図である。情報送信装置200は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、情報送信プログラムを実行することによって通信部201、入力部202、表示部203、電話番号状態記憶部204、短縮アクセス情報記憶部205及び制御部206を備える装置として機能する。なお、通信部201、入力部202、表示部203、電話番号状態記憶部204、短縮アクセス情報記憶部205及び制御部206の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。情報送信プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。情報送信プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部201は、ネットワークインタフェースである。通信部201はネットワーク500を介して、情報集計装置100又は端末装置300と通信する。通信部201は、例えば無線LAN、有線LAN、LTE又は5G等の通信方式で通信してもよい。
入力部202は、タッチパネル、マウス及びキーボード等の入力装置を用いて構成される。入力部202は、入力装置を情報送信装置200に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部202は、入力装置において入力された入力信号から入力データ(例えば、情報送信装置200に対する指示を示す指示情報)を生成し、情報送信装置200に入力する。
表示部203は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の出力装置である。表示部203は、出力装置を情報送信装置200に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部203は、映像データから映像信号を生成し自身に接続されている映像出力装置に映像信号を出力する。
電話番号状態記憶部204は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。電話番号状態記憶部204は、電話番号状態情報を記憶する。電話番号状態情報は、所定のタイミングにおける電話番号の利用状況を表す。電話番号状態情報は、電話番号毎に記憶される。電話番号状態情報は、例えば、有効、無効、移転、局預又は都合停止の5状態で利用状況を表す。有効は、対象となる電話番号を加入者が使用しており、発着信できる状態であることを表す。無効は、対象となる電話番号が使用されていない状態であることを表す。移転は、対象となる電話番号が他の番号に変更されている状態にあることを表す。例えば、状態が移転である電話番号に発信が行われた場合、発信者の受話器には他の番号に変更されていることをアナウンスする移転アナウンスが流れる。局預は、対象となる電話番号を加入者が使用しているが、発着信できない状態であることを表す。局預の場合、電話番号に発信をしても、発信者の受話器には移転アナウンスは流れない。都合停止は、対象となる電話番号が加入者の事情で発着信できない状態にされている状態を表す。なお、利用状況は上記の5状態に限定されず、他の状態が設けられていてもよいし、より少ない状態で表されてもよい。所定のタイミングとは、例えば、1カ月毎でもよいし、2カ月毎でもよく、予め指定されたタイミングで有ればどのようなタイミングであってもよい。
電話番号状態記憶部204は、予め指定された期間の電話番号状態情報を記憶する。予め指定された期間は、例えば2年であってもよい。電話番号が“090-0ABJ-0BBB”、予め指定された期間が2年間である場合を例として、電話番号状態情報について説明する。この場合、電話番号状態記憶部204は、電話番号“090-0ABJ-0BBB”の利用状況として、1か月前の利用状況“有効”、2か月前の利用状況“有効”、・・・、24か月前の利用状況“無効”、といった情報を、電話番号状態情報として記憶する。電話番号状態情報は、予め電話番号状態記憶部204に記録されていてもよい。
短縮アクセス情報記憶部205は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。短縮アクセス情報記憶部205は、短縮アクセステーブルを記憶する。短縮アクセステーブルは、電文に保持される短縮URLと表示情報URLとを対応付けて記憶する。
図8は、短縮アクセステーブルの一具体例を示す図である。短縮アクセステーブルは、短縮アクセスレコードを有する。短縮アクセスレコードは、ユーザ識別子、電話番号、表示情報URL及び短縮URLの各値を有する。ユーザ識別子は、電文を送信するサービスが特定される識別子である。ユーザ識別子は、生成規則情報テーブルに保持されるユーザ識別子と同じ値が用いられる。電話番号は、ユーザ識別子によって特定されるサービスを使用する者の電話番号を表す。電話番号は転送情報テーブルに保持される電話番号と同じ値が用いられる。表示情報URLは、表示情報に端末装置300がアクセスするためのURLを表す。表示情報URLは転送情報テーブルに保持される表示情報URLと同じ値が用いられる。短縮URLは、電文に記載されるURLを表す。短縮URLは、表示情報URLと対応付けられる。短縮URLは、表示情報URLよりも字数が少ないURLである。短縮URLは、予め指定された価値を表す価値情報を取得するための取得手段を表す価値取得情報を取得するための文字列である。端末装置300が短縮URLにアクセスすると、端末装置300のアクセスは、短縮URLに対応付けられた表示情報URLにリダイレクトされる。短縮URLが電文に記載されることで、端末装置300は、使える字数が制限された電文からでも、表示情報にアクセスすることができる。
図8に示される例では、短縮アクセステーブルの最上段の短縮アクセスレコードは、ユーザ識別子の値が“User01”、電話番号の値が“09011112222”、表示情報URLの値が“https://www.lp_page/01d93”、短縮URLの値が“https://shurl01d93.jp”である。従って、短縮アクセステーブルの最上段の短縮アクセスレコードによると、ユーザ識別子“User01”によって特定されるサービスにおいて、電話番号“09011112222”を持つ端末装置300には、短縮URLとして“https://shurl01d93.jp”が記載された電文が送信される。端末装置300が、短縮URLにアクセスすると、表示情報URL“https://www.lp_page/01d93”に転送されることがわかる。なお、図8に示される短縮アクセステーブルは一具体例に過ぎない。そのため、図8とは異なる態様で短縮アクセステーブルが構成されてもよい。
制御部206は情報送信装置200の各部の動作を制御する。制御部206は、例えばCPU等のプロセッサ及びRAMを備えた装置により実行される。制御部206は、情報送信プログラムを実行することによって、電文定義情報取得部207、他人名義判定部208、警報部209、短縮アクセス情報生成部210、電文生成部211、送信部212及び転送部213として機能する。
電文定義情報取得部207は、情報集計装置100によって生成された電文定義情報を取得する。電文定義情報取得部207は、電文定義情報を情報集計装置100から受信することで取得してもよいし、外部から電文定義情報を取得してもよい。外部とは、例えば、外付けの記憶装置であってもよいし、電子メールなどの添付ファイルであってもよいし、専用のフォームから取得してもよい。
他人名義判定部208は、所定の電話番号に対して他人名義判定を行う。他人名義判定とは、所定の電話番号の所有者が変更されているか否かを判定する処理である。所定の電話番号とは、例えば、取得された電文定義情報に含まれる電話番号であってもよい。他人名義判定の結果に基づいて、電文を送信するか否かが決定される。他人名義判定の結果には、例えば、電話番号の所有者が変更されたこと、電話番号の所有者が変更されていないことのいずれか1つを示す情報であってもよい。
警報部209は、他人名義判定の結果が電話番号の所有者が変更されたことを示す結果である場合に、警報を発報する。警報は、例えば電文を送信しなくてもよいし、アラートメールを情報送信装置200の管理者に送信してもよい。警報部209はどのような警報を発報してもよい。
短縮アクセス情報生成部210は、取得された電文定義情報に基づいて短縮アクセスレコードを生成する。具体的には、短縮アクセス情報生成部210は電文定義情報が保持する表示情報URLを取得する。短縮アクセス情報生成部210は表示情報URLに基づいて短縮URLを生成する。短縮URLの生成には公知の方法が用いられてもよい。短縮アクセス情報生成部210は、電文定義情報に含まれるユーザ識別子及び電話番号を取得する。短縮アクセス情報生成部210は、ユーザ識別子、電話番号、表示情報URL及び短縮URLの値を含む短縮アクセスレコードを生成する。短縮アクセス情報生成部210は、生成された短縮アクセスレコードを短縮アクセステーブルに記録する。
電文生成部211は、取得された電文定義情報に基づいて電文を生成する。電文は、予め指定された文字数に字数が制限される。電文は短縮URLを含む。短縮URLは、電文定義情報に含まれる電文フォームの所定のフィールドに入力される。所定のフィールドは、電文フォームが生成された際に予め決定される。電文は例えば、ショートメッセージ等のように、宛先として電話番号が用いられる方式で生成されてもよい。
送信部212は、生成された電文を端末装置300に送信する。送信部212は、取得された電文定義情報に含まれる電話番号を持つ端末装置300に対して電文を送信する。
転送部213は、端末装置300から短縮URLを受け付けた場合、表示情報URLにリダイレクトさせる。具体的には、転送部213は、受け付けた短縮URLの値を保持する短縮アクセスレコードを特定する。転送部213は短縮アクセスレコードから表示情報URLの値を取得する。転送部213は、表示情報URLの値を端末装置300に送信する。
図4は、端末装置300の機能構成を表す機能ブロック図である。端末装置300は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、情報取得プログラムを実行することによって通信部301、入力部302、表示部303、電文記憶部304及び制御部305を備える装置として機能する。なお、通信部301、入力部302、表示部303、電文記憶部304及び制御部305の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。情報取得プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。情報取得プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部301は、ネットワークインタフェースである。通信部301はネットワーク500を介して、情報集計装置100又は情報送信装置200と通信する。通信部301は、例えば無線LAN、有線LAN、LTE又は5G等の通信方式で通信してもよい。
入力部302は、タッチパネル、マウス及びキーボード等の入力装置を用いて構成される。入力部302は、入力装置を端末装置300に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部302は、入力装置において入力された入力信号から入力データ(例えば、端末装置300に対する指示を示す指示情報)を生成し、端末装置300に入力する。
表示部303は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の出力装置である。表示部303は、出力装置を端末装置300に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、表示部303は、映像データから映像信号を生成し自身に接続されている映像出力装置に映像信号を出力する。
電文記憶部304は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。電文記憶部304は、端末装置300に送信された電文を記憶する。
制御部305は端末装置300の各部の動作を制御する。制御部305は、例えばCPU等のプロセッサ及びRAMを備えた装置により実行される。制御部305は、情報取得プログラムを実行することによって、電文取得部306、指示受付部307、画面生成部308及び価値情報取得部309として機能する。
電文取得部306は、情報送信装置200から送信された電文を取得する。電文取得部306は、取得された電文を電文記憶部304に記録する。
指示受付部307は、入力部302を介して端末装置300の所有者からの指示を受け付ける。指示は、例えば、電文に記載された短縮URLの選択指示であってもよいし、表示情報に記載された価値情報URLの選択指示であってもよい。指示受付部307は、受け付けた指示に応じた動作を行う。例えば、指示受付部307は、短縮URLの選択指示を受け付けた場合、短縮URLの値を情報送信装置200に送信する。短縮URLの値を送信した指示受付部307は、情報送信装置200から表示情報URLの値を取得する。表示情報URLの値を取得した指示受付部307は、情報集計装置100に表示情報URLの値を送信する。表示情報URLの値を送信した指示受付部307は、情報集計装置100から表示情報を取得する。また、指示受付部307は、価値情報URLの選択指示を受け付けた場合、価値情報URLの値を情報集計装置100に送信する。価値情報URLの値を送信した指示受付部307は、情報集計装置100から価値情報URLの値を取得する。価値情報URLの値を取得した指示受付部307は、価値情報送信装置400に価値情報URLの値を送信する。価値情報URLの値を送信した指示受付部307は、価値情報送信装置400から価値情報を取得する。
画面生成部308は、画面情報を生成する。画面生成部308は、生成された画面情報を表示部303に表示させる。例えば、画面生成部308は、電文記憶部304に記録された電文に基づいて、電文の内容を表す画面情報を生成してもよいし、情報集計装置100から受信した表示情報に基づいて、表示情報の内容を示す画面情報を生成してもよいし、価値情報の内容を示す画面情報を生成してもよい。
図9は、表示部303に表示された電文の一具体例を示す図である。図9に示される表示部303には、電文の画面情報が表示される。電文の画面情報は画面生成部308によって生成される。表示部303は、領域401を含む。領域401は、短縮URLを表す領域である。端末装置300の所有者によって領域401がタッチされた場合、入力部302は短縮URLの選択指示を入力する。指示受付部307は、短縮URLの選択指示が入力されると、短縮URLの選択指示を受け付ける。指示受付部307は、短縮URLの選択指示を受け付けると、情報送信装置200に短縮URLを送信する。
図10は、表示部303に表示された表示情報の一具体例を示す図である。図10に示される表示部303には、表示情報の画面情報が表示される。表示情報の画面情報は画面生成部308によって生成される。表示部303は、領域402を含む。領域402は、価値情報URLを示す領域である。なお、領域402には、価値情報URLに対応付けられた集計情報URLが保持されており、価値情報URLの選択指示が受付されると、集計情報URLが送信される。端末装置300の所有者によって領域402がタッチされた場合、入力部302は価値情報URLの選択指示を入力する。指示受付部307は、価値情報URLの選択指示が入力されると、価値情報URLの選択指示を受け付ける。指示受付部307は、価値情報URLの選択指示を受け付けると、情報集計装置100に対して、価値情報URLに対応付けられた集計情報URLを送信する。
図11は、他人名義判定の処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。他人名義判定部208は、所定の電話番号の電話番号状態情報を取得する(ステップS101)。他人名義判定部208は、電話番号状態情報に含まれる利用状況を参照する。他人名義判定部208は、所定期間、連続して「無効」が保持された後に、無効以外が保持されているか否かを判定する(ステップS102)。無効以外とは、例えば、有効、移転、局預又は都合停止のいずれの利用状況であってもよい。所定期間とは、例えば、3か月であってもよいし、6ヶ月であってもよい。所定期間は予め定められた期間であればどのような期間であってもよい。
所定期間、連続して「無効」が保持された後に、無効以外が保持されている場合(ステップS102:YES)、他人名義判定部208は、電話番号の所有者が変更されていると判定する(ステップS103)。所定期間、連続して「無効」が保持された後に、無効以外が保持されていない場合(ステップS102:NO)、他人名義判定部208は、電話番号の所有者が変更されていないと判定する(ステップS104)。なお、他人名義判定部208は、電話番号状態情報に含まれる利用状況を参照するに当たり、参照される始期が定められてもよい。例えば、他人名義判定部208は、電文定義情報に含まれる登録日の値を始期として他人名義判定を行ってもよい。
図12は、電文定義情報の生成処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。価値送信情報取得部109は、価値送信情報を取得する(ステップS201)。生成規則情報取得部110は、取得された価値送信情報に含まれるユーザ識別子の値を保持する生成規則情報を取得する(ステップS202)。転送情報生成部111は、取得された価値送信情報に含まれる価値情報URLに基づいて、表示情報URL及び集計情報URLを生成する。転送情報生成部111は、ユーザ識別子、電話番号、価値情報URL、表示情報URL及び集計情報URLを含む転送情報レコードを生成する(ステップS203)。転送情報生成部111は、生成された転送情報レコードを転送情報テーブルに記録する(ステップS204)。
表示情報生成部112は、生成規則情報が保持する表示情報フォームの所定のフィールドに、取得された価値送信情報に含まれる価値情報URLの値と集計情報URLの値とを含めることで、表示情報を生成する(ステップS205)。表示情報生成部112は、生成された表示情報を、取得された価値送信情報に含まれるユーザ識別子及び電話番号と対応付けて表示情報記憶部106に記録する(ステップS206)。電文定義情報生成部113は、取得された生成規則情報に基づいて電文定義情報を生成する(ステップS207)。
図13は、電文の送信処理の流れの一具体例を示すフローチャートである。電文定義情報取得部207は、電文定義情報を取得する(ステップS301)。他人名義判定部208は他人名義判定を行う(ステップS302)。他人名義判定部208は、他人名義判定の結果、電話番号の所有者が変更されているか否かを判定する(ステップS303)。電話番号の所有者が変更されている場合(ステップS303:YES)、警報部209は、警報を発報する。警報部209は例えば、電文の送信を中止し、アラートメールを情報送信装置200の管理者に送信することで警報を発報する(ステップS304)。
電話番号の所有者が変更されていない場合(ステップS303:NO)、短縮アクセス情報生成部210は、ユーザ識別子、電話番号、表示情報URL及び短縮URLの値を含む短縮アクセスレコードを生成する(ステップS305)。短縮アクセス情報生成部210は、生成された短縮アクセスレコードを短縮アクセステーブルに記録する(ステップS306)。電文生成部211は、取得された電文定義情報に基づいて電文を生成する(ステップS307)。送信部212は、取得された電文定義情報に含まれる電話番号を持つ端末装置300に対して電文を送信する(ステップS308)。
図14は、価値情報の取得の処理の流れの一具体例を示すシーケンスチャートである。
画面生成部308は、電文記憶部304に記憶された電文に基づいて、電文の内容を示す画面情報を生成する。画面生成部308は生成された画面情報を表示部303に表示させる(ステップS401)。指示受付部307は、入力部302を介して電文に記載された短縮URLの選択指示を受け付ける(ステップS402)。指示受付部307は、短縮URLを情報送信装置200に送信する(ステップS403)。
転送部213は、短縮URLを受け付けると、受け付けた短縮URLの値を保持する短縮アクセスレコードを特定する。転送部213は短縮アクセスレコードから表示情報URLの値を取得する(ステップS404)。転送部213は、表示情報URLの値を端末装置300に送信する(ステップS405)。端末装置300の指示受付部307は、受け付けた表示情報URLの値を情報集計装置100に送信することで表示情報を要求する(ステップS406)。表示情報送信部114は、転送情報テーブルから取得された表示情報URLの値を保持する転送情報レコードを特定する。表示情報送信部114は、転送情報レコードからユーザ識別子及び電話番号の値を取得する。表示情報送信部114は、取得されたユーザ識別子及び電話番号の値と対応付けられた表示情報を取得する(ステップS407)。表示情報送信部114は、転送情報レコードに記録される電話番号の値を有する端末装置300に表示情報を送信する(ステップS408)。
画面生成部308は、受信した表示情報に基づいて、表示情報の内容を示す画面情報を生成する。画面生成部308は生成された画面情報を表示部303に表示させる(ステップS409)。指示受付部307は、入力部302を介して表示情報に記載された価値情報URLの選択指示を受け付ける(ステップS410)。指示受付部307は、価値情報URLの選択指示を受け付けると、情報集計装置100に対して、価値情報URLに対応付けられた集計情報URLを送信する(ステップS411)。
アクセス情報処理部115は、取得された集計情報URLの値を保持する転送情報レコードを特定する。アクセス情報処理部115は、転送情報レコードから電話番号の値を取得する。アクセス情報処理部115は、取得された電話番号の値、集計情報URL値及びアクセス日時の値を含むアクスレコードを生成する(ステップS412)。アクセス情報処理部115は生成されたアクセスレコードをアクセステーブルに記録する(ステップS413)。転送部116は、転送情報レコードから価値情報URLの値を取得する(ステップS414)。転送部116は、取得された価値情報URLの値を端末装置300に送信する(ステップS415)。端末装置300の価値情報取得部309は、受け付けた価値情報URLの値を価値情報送信装置400に送信することで価値情報を取得する。
このように構成された情報処理システム1では、情報集計装置100の表示情報生成部112は、価値情報に関する説明文を含む表示情報を生成する。価値情報は、端末装置300の所有者によって受益される情報である。情報送信装置200の短縮アクセス情報生成部210は、生成された表示情報にアクセス可能な短縮URLを生成する。電文生成部211は、生成された短縮URLを含む電文を生成する。電文は、例えばショートメッセージのような字数が制限されている手段であってもよい。送信部212は、電文を端末装置300に送信する。端末装置300の画面生成部308は、電文を表示部303に表示させる。指示受付部307は、電文に含まれる短縮URLの選択指示を受け付ける。短縮URLの選択指示を受け付けると、情報集計装置100から表示情報が送信される。端末装置300の画面生成部308は、電文の字数よりも多い文字数の説明文及び価値情報URLが記載された表示情報を表示部303に表示させる。端末装置300の所有者は、表示部303に表示された表示情報を視認することで、説明文を読むことができる。したがって、電文に字数制限がされている場合であっても、価値情報が表示されるまでに電文の字数より多い文字を提示することが可能になる。
しかし、電文に表示された表示情報URLを操作することで表示情報を表示させた場合、情報集計装置100は、表示情報にアクセスされた回数を計数することができる。しかし、端末装置300が、表示情報URLを操作することで価値情報にアクセスした回数を計数することは難しかった。そこで、本実施形態の情報処理システム1では、端末装置300の指示受付部307は、表示情報に表示された価値情報URLの選択指示を受け付ける。価値情報URLは、集計情報URLに対応付けられている。指示受付部307は、価値情報URLに対応付けられた集計情報URLの値を情報集計装置100に送信する。アクセス情報処理部115は、集計情報URLの値に基づいて、アクセスレコードをアクセステーブルに記録する。したがって、アクセス情報処理部115は、アクセステーブルに記録されたアクセスレコードの数を計数することで、価値情報にアクセスされた回数を集計することが可能になる。
また、情報送信装置200の送信部212は、電文をショートメッセージとして送信する。ショートメッセージは、電子メールと比較して開封率が高い。したがって、電文がショートメッセージで送信されることで、電文の開封率を高めることができる。また、電文の開封率が高まることで、価値情報を使用してもらえる可能性を高めることができる。
本実施形態では、情報集計装置100及び情報送信装置200は、異なる装置であるとして説明したが、同一の装置として構成されてもよい。情報集計装置100は、複数の装置で構成されてもよい。情報送信装置200は、複数の装置で構成されてもよい。情報集計装置100及び情報送信装置200は、クラウドコンピューティングシステムによって構成されてもよい。
上述した実施形態における価値送信情報取得部109、生成規則情報取得部110、転送情報生成部111、表示情報生成部112、電文定義情報生成部113、表示情報送信部114、アクセス情報処理部115、転送部116、電文定義情報取得部207、他人名義判定部208、警報部209、短縮アクセス情報生成部210、電文生成部211、送信部212及び転送部213をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。