JP2015059619A - 自動変速機 - Google Patents

自動変速機

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Abstract

【課題】ギヤノイズを低減可能な前進9速、後進1速のギヤ段を形成する自動変速機を提供する。【解決手段】第1〜第3要素を有する第1プラネタリギヤと、第2〜第4サンギヤ、第2〜第4リングギヤ及び第2〜第4キャリアをそれぞれ有する第2〜第4プラネタリギヤと、第4キャリアに連結された出力軸と、入力軸と第3及び第4サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、入力軸と第3キャリア及び第4リングギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、第2要素及び第2サンギヤと第2及び第3リングギヤとを係脱可能に連結する第3クラッチと、第2及び第3リングギヤをハウジングに係脱可能に固定する第1ブレーキと、第3キャリア及び第4リングギヤをハウジングに係脱可能に固定する第2ブレーキと、第2キャリアをハウジングに係脱可能に固定する第3ブレーキとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、4つのプラネタリギヤと、3つのクラッチと、3つのブレーキを用いて、前進9速、後進1速のギヤ段を形成できる自動変速機に関するものである。
特許文献1には、4つのプラネタリギヤと、4つのクラッチと、2つのブレーキを有し、4つのクラッチ及び2つのブレーキのうち2つの係合要素を係合させて、前進9速、後進1速のギヤ段を形成する自動変速機が記載されている。
また、特許文献2には、4つのプラネタリギヤと、2つのクラッチと、4つのブレーキを有し、2つのクラッチ及び4つのブレーキのうち2つの係合要素を係合させて、前進9速、後進1速のギヤ段を形成する自動変速機が記載されている。
米国特許第7226381号 米国特許第7364527号
特許文献1に記載のものは、1列目のプラネタリギヤ20のリングギヤ24からの逆回転を、クラッチ69を介して3列目のプラネタリギヤ40のリングギヤ44に入力し、2列目のプラネタリギヤ30のキャリア39からの減速回転を、クラッチ64を介して3列目のプラネタリギヤ40に入力するようになっている。しかしながら、逆回転、減速回転を3列目のプラネタリギヤ40に入力する際、1列目のプラネタリギヤ20と2列目のプラネタリギヤ30のサンギヤ22、32とリングギヤ24、34の間に常に差回転が発生しているため、ギヤノイズが問題となる。
特許文献2に記載のものは、逆回転、減速回転を、外径側に配置したブレーキ64、69によって行うようになっているが、特許文献1と同様に、逆回転、減速回転を3列目のプラネタリギヤ40に入力する際、1列目のプラネタリギヤ20と2列目のプラネタリギヤ30のサンギヤ22、32とリングギヤ24、34の間に常に差回転が発生しているため、ギヤノイズが問題となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ギヤノイズを低減可能な自動変速装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明の特徴は、ハウジングと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、前記入力軸に連結された第1要素と、前記入力軸の回転数より小さい減速回転を出力する第2要素と、前記ハウジングに固定された第3要素とを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に支承された第1プラネタリギヤと、前記第2要素と連結される第2サンギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第2プラネタリギヤと、前記第2プラネタリギヤの前記第2リングギヤと連結される第3リングギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第3プラネタリギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3キャリアと連結される第4リングギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3サンギヤと連結される第4サンギヤとを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第4プラネタリギヤと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承され前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結された出力軸と、前記入力軸と互いに連結された前記第3及び第4サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、前記入力軸と互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、互いに連結された前記第2要素及び前記第2サンギヤと互いに連結された前記第2及び第3リングギヤとを係脱可能に連結する第3クラッチと、互いに連結された前記第2及び第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第1ブレーキと、互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第2ブレーキと、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定する第3ブレーキとを備えることである。
上記した請求項1に係る発明によれば、第3プラネタリギヤに減速回転を入力する際は、第3クラッチの係合により第2サンギヤと第2リングギヤの差回転がなくなるので、ギヤノイズを低減することが可能である。
請求項2に係る発明の特徴は、ハウジングと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、前記入力軸に連結された第1要素と、前記入力軸の回転数より小さい減速回転を出力する第2要素と、前記ハウジングに固定された第3要素とを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に支承された第1プラネタリギヤと、前記第2要素と連結される第2サンギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第2プラネタリギヤと、前記第2プラネタリギヤの前記第2リングギヤと連結される第3リングギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第3プラネタリギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3キャリアと連結される第4リングギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3サンギヤと連結される第4サンギヤとを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第4プラネタリギヤと、前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承され前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結された出力軸と、前記入力軸と互いに連結された前記第3及び第4サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、前記入力軸と互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、互いに連結された前記第2要素及び前記第2サンギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチと、互いに連結された前記第2及び第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第1ブレーキと、 互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第2ブレーキと、前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定する第3ブレーキとを備えることである。
上記した請求項2に係る発明によれば、第3プラネタリギヤに減速回転を入力する際は、第3クラッチの係合により第2サンギヤと第2リングギヤの差回転がなくなるので、ギヤノイズを低減することが可能とある。
請求項3に係る発明の特徴は、前記第1プラネタリギヤはダブルピニオンタイプであり、前記第1要素はサンギヤ、前記第2要素はリングギヤ、前記第3要素はキャリアである請求項1または請求項2に記載の自動変速機である。
上記した請求項3に係る発明によれば、第1プラネタリギヤはダブルピニオンタイプであり、第1要素はサンギヤ、第2要素はリングギヤ、第3要素はキャリアであるので、サンギヤを入力側、リングギヤを出力側とした自動変速機を構成することができる。
請求項4に係る発明の特徴は、前記第1、第2、及び第3ブレーキは、前記ハウジングの内周に、前記入力軸の軸線方向に並設して配置された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機である。
上記した請求項4に係る発明によれば、ハウジングの内周に、3つのブレーキを配置すればよく、3つのクラッチはブレーキに対して軸線方向に重複して配置することが可能となるので、自動変速機の全長を抑制でき、小型にすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る各変速段におけるクラッチ及びブレーキの作動状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る各変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る各変速段におけるクラッチ及びブレーキの作動状態を示す図である。 第2の実施の形態に係る各変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。 本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機を説明するための図である。 第3の実施の形態に係る各変速段におけるプラネタリギヤの各要素の回転比を示す速度線図である。
以下、本発明に係る自動変速装置の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、10は本発明に係る自動変速機を示し、例えば自動車のエンジン11によって駆動される入力軸12の回転を変速して出力軸13に伝達するものである。入力軸12及び出力軸13は、自動車の車体に固定された略円筒状のハウジング(例えばトランスミッションケース)15に回転軸線O1の回りに回転可能に支承されている。
自動変速機10は、ダブルピニオンタイプの第1プラネタリギヤ21、シングルピニオンタイプの第2乃至第4プラネタリギヤ22〜24の4列のプラネタリギヤと、3つのクラッチC1〜C3と、3つのブレーキB1〜B3を備え、これら6つの係合要素(C1〜C3、B1〜B3)のうち2つの係合要素を係合させて、前進9速、後進1速のギヤ段を形成する。なお、自動変速機10は、回転軸線O1に対して略対称に構成されているが、図1においては、下半分を省略している。
図1において、4列のプラネタリギヤ21〜24は、軸線方向に間隔を有して入力軸12と同軸上にハウジング15に支承されている。1列目の第1プラネタリギヤ21において、第1要素としての第1サンギヤS1は入力軸12に連結軸31を介して一体的に連結(直結)されている。連結軸31は、第1サンギヤS1に連結された水平軸部31aと、水平軸部31の一端よりハウジング15の内周に向かって径方向に延在する垂直壁部31bと、垂直壁部31bの先端より入力軸12に向かって水平方向に延在する大径の水平軸部31cと、水平軸部31cの一端より回転軸線O1に向かって径方向に延在し、入力軸12に連結される垂直壁部31dからなっている。
そして、水平軸部31cの内周に、第1及び第2クラッチC1、C2の外周が固定されている。これにより、第1及び第2クラッチC1、C2を回転軸線O1より離間した位置に配置できるので、第1及び第2クラッチC1、C2の摩擦係合部の径(摩擦係合面積)を増大でき、第1及び第2クラッチC1、C2のトルク容量を大きくできる。
第2要素としての第1リングギヤR1は、連結部材33を介して2列目の第2プラネタリギヤ22の第2サンギヤS2に一体的に連結されている。また、第3要素としての第1キャリアCA1は、連結部材32を介してハウジング15に固定されている。ダブルピニオンP11、P12は互いに噛合し、第1キャリアCA1に支承されている。これにより、入力軸12によって第1サンギヤS1が回転されると、第1リングギヤR1は、第1サンギヤS1と第1リングギヤR1のギヤ比に応じて入力軸12の回転方向と同方向に減速回転され、2列目以降のプラネタリギヤに伝達される。
第2ピニオンP2が第2プラネタリギヤ22の第2キャリアCA2に回転可能に支承されている。第2キャリアCAは、ハウジング15の内周部に固定された第3ブレーキB3によって、ハウジング15に係脱可能に固定され、回転規制される。第2プラネタリギヤ22の第2リングギヤR2は、3列目の第3プラネタリギヤ23の第3リングギヤR3に連結部材34を介して一体的に連結されている。また、第3リングギヤR3は、第3クラッチC3によって第2プラネタリギヤ22の第2サンギヤS2に係脱可能に連結される。第3クラッチC3は外周が連結部材34に連結されている。この際、第3クラッチC3が連結される連結部材34の水平軸部を回転軸線O1より離間した位置に配置することにより、第3クラッチC3の摩擦係合部の径を増大でき、第3クラッチC3のトルク容量を大きくできる。
これにより、第3ブレーキB3が係合し、第2サンギヤS2が回転されると、第2リングギヤR2は、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2のギヤ比に応じて入力軸12の回転方向と逆方向に減速回転される。
第3プラネタリギヤ23の第3サンギヤS3と4列目の第4プラネタリギヤ24の第4サンギヤS4は、連結軸35を介して互いに連結される。連結軸35は、入力軸12と同心軸上に配置された水平軸部35aを有している。水平軸部35aの入力軸12側の一端には、ハウジング15の内周に向かって径方向に延在する垂直壁部35bが連結され、垂直壁部35bは、第1クラッチC1を介して上記した連結軸31の水平軸部31cに係脱可能に連結される。連結軸35の出力軸13側の他端には、第3及び第4サンギヤS3、S4が連結される。これにより、第3及び第4サンギヤS3、S4は第1クラッチC1により、入力軸12に係脱可能に連結される。
また、第3プラネタリギヤ23の第3キャリアCA3は、第3ピニオンP3を回転可能に支承している。第3プラネタリギヤ23の第3キャリアCA3と第4プラネタリギヤ24の第4リングギヤR4は、連結部材36を介して互いに連結されている。連結部材36は、連結軸37に一体的に連結される。連結軸37は、連結軸31と連結軸35との間に同心軸上に配置された水平軸部37aを有している。水平軸部37aの入力軸12側の一端には、ハウジング15の内周に向かって径方向に延在する垂直壁部37bが連結され、垂直壁部37bは、第2クラッチC1を介して上記した連結軸31の水平軸部31cに係脱可能に連結される。連結軸37の出力軸13側の他端には、ハウジング15の内周に向かって径方向に延在する垂直壁部37cを介して第3キャリアCA3が連結される。これにより、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4は、第1クラッチC2により、入力軸12に係脱可能に連結される。
互いに連結された第2及び第3リングギヤR2、R3は、第3クラッチC3により、互いに連結された第2サンギヤS2及び第1リングギヤR1に係脱可能に連結される。また、第2及び第3リングギヤR2、R3は、ハウジング15の内周部に固定された第1ブレーキB1によってハウジング15に係脱可能に固定され、回転規制される。互いに連結された第4リングギヤR4及び第3キャリアは、ハウジング15の内周部に固定された第2ブレーキB2によってハウジング15に係脱可能に固定され、回転規制される。第4プラネタリギヤ24の第4キャリアCA4は、第4ピニオンP3を回転可能に支承している。第4キャリアCA4は、連結部材38を介して出力軸13に一体的に連結される。出力軸13は、例えばプロペラシャフトや差動歯車装置などの出力伝達機構17を介して左右の駆動輪に連結される。
第1乃至第3クラッチC1〜C3及び第1乃至第3ブレーキB1〜B3は、多板式の摩擦係合装置からなり、第1乃至第3ブレーキB1〜B3は、ハウジング15の内周に、入力軸12の軸線方向に沿って並設して配置されている。一方、第1乃至第3クラッチC1〜C3は、第1乃至第3ブレーキB1〜B3に対し径方向に重複して配置可能である。
以上のように構成された自動変速機10は、第1乃至第3クラッチC1〜C3、第1乃至第3ブレーキB1〜B3を選択的に係合させることにより、前進9速、後進1速の変速段を成立させることができる。図2において、各変速段に対応する各クラッチC1〜C3及び各ブレーキB1〜B3の欄に丸印が付されている場合、係合状態にあることを示している。
第1乃至第3クラッチC1〜C3を選択的に係合し、第1乃至第3ブレーキB1〜B3を選択的に係合したとき、各プラネタリギヤ21〜24の各要素の速度比は、図3に示す速度線図のようになる。
速度線図は、各プラネタリギヤ21〜24のサンギヤ、キャリア及びリングギヤからなる各要素を横軸方向にギヤ比に対応させた間隔で配置し、縦軸方向に各要素に対応してその速度比を取ったものである。
ダブルピニオンタイプの第1プラネタリギヤ21においては、第1サンギヤS1の回転数Ns、第1キャリアCA1の回転数Nc、第1リングギヤR1の回転数Nrとプラネタリギヤのギヤ比λとの関係は、式(1)で示される。一方、シングルピニオンタイプの第2乃至第4プラネタリギヤ22〜24においては、サンギヤの回転数Ns、キャリアの回転数Nc、リングギヤの回転数Nrとプラネタリギヤのギヤ比λとの関係は、式(2)で示される。そして、各変速段におけるギヤ比は、式(1)、(2)に基づいて算出される。サンギヤS1,S2,S3,S4の歯数をZs1,Zs2,Zs3,Zs4、リングギヤR1,R2,R3,R4の歯数をZr1,Zr2,Zr3,Zr4とすると、第1乃至第4プラネタリギヤ21〜24のギヤ比は、λ1=Zs1/Zr1,λ2=Zs2/Zr2,λ3=Zs3/Zr3,λ4=Zs4/Zr4となる。
Nr=(1−λ)Nc+λNs・・・(1)
Nr=(1+λ)Nc−λNs・・・(2)
ダブルピニオンタイプの第1プラネタリギヤ21については、第1キャリアCA1の横線と第1サンギヤS1の横線との間隔を1とみなし、第1リングギヤR1の横線を、第1キャリアCA1の横線から第1サンギヤS1の横線と同じ側に間隔λ1だけ離して配置する。
シングルピニオンタイプの第2プラネタリギヤ22については、第1リングギヤR1に一体的に連結された第2サンギヤS2の縦線と第2キャリアCA2の縦線との間隔を1とみなし、第2リングギヤR2の縦線を第2キャリアCA2の縦線から第2サンギヤS2の縦線の反対側に間隔λ2だけ離して配置する。
シングルピニオンタイプの第3プラネタリギヤ23については、第3サンギヤS3の縦線と第3キャリアCA3の縦線との間隔を1とみなし、第3リングギヤR3の縦線を第3キャリアCA3の縦線から第3サンギヤS3の縦線の反対側に間隔λ3だけ離して配置する。このとき、第3リングギヤR3は第2リングギヤR2に一体的に連結されているため、第3リングギヤR3の縦線は第2リングギヤR2の縦線と事実上共通である。
同様にして、シングルピニオンタイプの第4プラネタリギヤ24については、第4サンギヤS4の縦線と第4キャリアCA4の縦線との間隔を1とみなし、第4リングギヤR4の縦線を第4キャリアCA4の縦線から第4サンギヤS4の縦線の反対側に間隔λ4だけ離して配置する。このとき、第4サンギヤS4は第3サンギヤS3に一体的に連結され、第4リングギヤR4は第3キャリアCA3に一体的に連結されているため、第3及び第4サンギヤS3、S4の縦線、ならびに第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4の縦線は、それぞれ共通である。
速度線図には、第1乃至第3クラッチC1〜C3ならびに第1乃至第3ブレーキB1〜B3が選択的に作動された点に、それぞれC1〜C3、B1〜B3が記入されている。
このように作成された速度線図において、4本の各縦線に対応する要素を縦線の並び順に第5、第6、第7、第8要素とする。実施の形態においては、第5要素としての第3リングギヤR3は、第2リングギヤR2と第1ブレーキB1とに並列に連結され、第6要素としての互いに連結された第3キャリアCA3と第4リングギヤR4は、第2クラッチC2と第2ブレーキB2とに並列に連結され、第7要素としての第4キャリアCA4は出力軸13に連結され、第8要素としての互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4は第1クラッチC1に連結されている。
次に、各変速段の作動について説明する。前進1速の変速段の場合、第2ブレーキB2及び第3ブレーキB3が係合される。第2ブレーキB2の係合により、互いに連結された第4リングギヤR4及び第3キャリアCA3が回転規制され、第3ブレーキB3の係合により、第2キャリアCA2が回転規制される。
これにより、入力軸12による第1サンギヤS1の回転によって、互いに連結された第1リングギヤR1及び第2サンギヤS2が、第1サンギヤS1の回転速度と、第1リングギヤR1と第1サンギヤS1のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。第2サンギヤS2の回転によって、互いに連結された第2及び第3リングギヤR2、R3が、第2サンギヤS2の回転速度と、第2リングギヤR2と第2サンギヤS2のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。従って、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4が、第3リングギヤR3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転されるため、第4キャリアCA4が、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、1速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進2速の変速段の場合、第1クラッチC1及び第2ブレーキB2が係合される。第1クラッチC1の係合により、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4が入力軸12に連結され、第2ブレーキB2の係合により、互いに連結された第4リングギヤR4及び第3キャリアCA3が回転規制される。
これにより、第4キャリアCA4が、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転されるため、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、2速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進3速の変速段の場合、第1クラッチC1及び第3ブレーキB3が係合される。第1クラッチC1の係合により、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4が入力軸12に連結され、第3ブレーキB3の係合により、第2キャリアCA2が回転規制される。
これにより、入力軸12による第1サンギヤS1の回転により、互いに連結された第1リングギヤR1及び第2サンギヤS2が、第1サンギヤS1の回転速度と、第1リングギヤR1と第1サンギヤS1のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。第2サンギヤS2の回転によって、互いに連結された第2及び第3リングギヤR2、R3が、第2サンギヤS2の回転速度と、第2リングギヤR2と第2サンギヤS2のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4は、第3リングギヤR3の回転速度と、第3サンギヤS3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4は、第4リングギヤR4の回転速度と、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、3速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進4速の変速段の場合、第1クラッチC1及び第1ブレーキB1が係合される。第1クラッチC1の係合により、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4が入力軸12に連結され、第1ブレーキB1の係合により、互いに連結された第2及び第3リングギヤR2、R3が回転規制される。
これにより、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が、第3サンギヤS3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、4速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進5速の変速段の場合、第1クラッチC1及び第3クラッチC3が係合される。第1クラッチC1の係合により、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4が入力軸12に連結され、第3クラッチC3の係合により、第1リングギヤR1に第3リングギヤR3が連結される。
これにより、入力軸12による第1サンギヤS1の回転によって、第1及び第3リングギヤR1、R3が、第1サンギヤS1の回転速度と、第1リングギヤR1と第1サンギヤS1のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。従って、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が、第3リングギヤR3の回転速度と、第3サンギヤS3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4リングギヤR4の回転速度と、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、5速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
この際、第3クラッチC3の係合により、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2が連結されるので、第3プラネタリギヤ23に減速回転が入力されても、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の差回転がなくなり、ギヤノイズを低減することが可能である。
前進6速の変速段の場合、第1及び第2クラッチC1、C2が係合される。第1クラッチC1の係合により、第3及び第4サンギヤS3、S4が入力軸12に連結され、第2クラッチC2の係合により、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が入力軸12に連結される。
これにより、入力軸12の回転が、第1クラッチC1を介して第3及び第4サンギヤS3、S4に伝達されると同時に、第2クラッチC2を介して第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4に伝達される。その結果、出力軸13に連結された第4キャリアCA4が入力軸12と一体的に回転され、出力軸13は6速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進7速の変速段の場合、第2及び第3クラッチC2、C3が係合される。第2クラッチC2の係合により、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が入力軸12に連結され、第3クラッチC3の係合により、第1リングギヤR1と第3リングギヤR3が連結される。
これにより、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が、入力軸12と一体的に回転されるとともに、第3リングギヤR3が、前進5速で述べた回転速度で回転される、このため、第3及び第4サンギヤS3、S4は、第3キャリアCA3の回転速度と、第3リングギヤR3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4リングギヤR4の回転速度と、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、7速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
この際、第3プラネタリギヤ23に減速回転を入力する際は、第3クラッチC3の係合により第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の差回転がなくなるので、ギヤノイズを低減することが可能である。
前進8速の変速段の場合、第2クラッチC2及び第1ブレーキB1が係合される。第2クラッチC2の係合により、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が入力軸12に連結され、第1ブレーキB1の係合により、第2及び第3リングギヤR2、R3が回転規制される。
これにより、第3及び第4サンギヤS3、S4は、第3キャリアCA3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4リングギヤR4の回転速度と、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、8速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
前進9速の変速段の場合、第2クラッチC2及び第3ブレーキB3が係合される。第2クラッチC2の係合により、第3キャリアCA3及び第4リングギヤR4が入力軸12に連結され、第3ブレーキB3の係合により、第2キャリアCA2が回転規制される。
これにより、入力軸12による第1サンギヤS1の回転により、第3リングギヤR3が、前進1速で述べた回転速度で回転されるので、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4は、第3リングギヤR3の回転速度と、第3キャリアCA3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で回転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4リングギヤR4の回転速度と、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で回転され、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、9速の変速段のギヤ比で正転駆動される。
後進1速の変速段の場合、第3クラッチC3及び第2ブレーキB2が係合される。第3クラッチC3の係合により、第1リングギヤR1と第3リングギヤR3が連結され、第2ブレーキB2の係合により、互いに連結された第4リングギヤR4及び第3キャリアCA3が回転規制される。
これにより、第3リングギヤR3が、前進5速で述べた回転速度で回転されるため、互いに連結された第3及び第4サンギヤS3、S4は、第3リングギヤR3の回転速度と、第3リングギヤR3と第3サンギヤS3のギヤ比とによって決定される回転速度で逆転される。その結果、第4キャリアCA4が、第4サンギヤS4の回転速度と、第4リングギヤR4と第4サンギヤS4のギヤ比とによって決定される回転速度で逆転されるので、第4キャリアCA4に連結された出力軸13は、後進1速の変速段のギヤ比で逆転駆動される。
この際、第3プラネタリギヤ23に減速回転を入力する際は、第3クラッチC3の係合により第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の差回転がなくなるので、ギヤノイズを低減することが可能である。
上記した第1の実施の形態によれば、第3クラッチC3を係合する前進5速、前進7速および後進1速において、第2プラネタリギヤ22のサンギヤS2とリングギヤR2の差回転がなくなるため、ギヤノイズの低減が可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図4乃至図6に基づいて説明する。第2の実施形態に係る自動変速機10は、ダブルピニオンタイプの第1プラネタリギヤ21と、シングルピニオンタイプの第2、第3及び第4プラネタリギヤ22〜24と、3つのクラッチC1〜C3と、3つのブレーキB1〜B3とによって構成されていることは、第1の実施の形態と同じであるが、第3クラッチC3の配置位置を異にするものである。
従って、以下においては、主として第1の実施の形態と異なる点を説明し、第1の実施の形態と同一の構成部品については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
図4に示すように、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態で述べたのと同様に、第1プラネタリギヤ21の第1リングギヤR1が、第2プラネタリギヤ22の第2サンギヤS2に一体的に連結(直結)されているとともに、第2プラネタリギヤ22の第2キャリアCA2が、第3ブレーキB3により、ハウジング15に係脱可能に固定され、回転規制される。
第2の実施の形態においては、第3ブレーキB3によって回転規制される第2キャリアCA2が、連結部材39を介して第3クラッチC3の外周に連結され、この第3クラッチC3によって第2キャリアCA2と第1リングギヤR1が係脱可能に連結される。すなわち、互いに連結された第1リングギヤR1及び第2サンギヤS2と、第2及び第3リングギヤR2、R3とがクラッチによって連結されることはない。
図5及び図6に、第2の実施の形態における係合表及び速度線図を示す。図6の第3クラッチC3の作動点が異なるほかは、第1の実施の形態で述べたものと同じである。
上記した第2の実施の形態によれば、第3クラッチC3を係合する前進5速、前進7速および後進1速においては、第3クラッチC3によって第2サンギヤS2と第2キャリアCA2が連結されるので、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の差回転がなくなり、ギヤノイズの低減が可能となる。
図7及び図8は、本発明の第3の実施の形態を示すもので、第3ブレーキB3によって、第2プラネタリギヤ22の第2キャリアCA2を回転規制する点は、第1及び第2の実施の形態と同じであるが、図7に示すように、第3クラッチC3を、第2プラネタリギヤ22の第2リングギヤR2と第3ブレーキB3との間に配置した点で、第1及び第2の実施の形態と異にしている。
すなわち、第3クラッチC3が係合されると、連結部材34によって互いに連結された第2及び第3リングギヤR2、R3が、第2キャリアCA2に係脱可能に連結される。なお、その他の構成については、第1及び第2の実施の形態で述べたものと同じであるので、同一の構成部品については同一の参照番号を付し、説明を省略する。
図8は、第3の実施の形態における速度線図を示すが、第3クラッチC3の作動点が2か所となっている他は、第2の実施の形態と同じである。また、係合表も第2の実施の形態と同じであるので、省略する。
第3の実施の形態においても、上記した第1及び第2の実施の形態において述べたのと同様に、第3クラッチC3を係合する前進5速、前進7速および後進1速において、第3クラッチC3によって第2リングギヤR2と第2キャリアCA2が連結されるので、第2プラネタリギヤ22のサンギヤS2とリングギヤR2の差回転がなくなり、ギヤノイズの低減が可能となる。
上記した実施の形態においては、第1プラネタリギヤ21の第1要素を第1サンギヤS1、第2要素を第1リングギヤR1、第3要素を第1キャリアCA1とした例について述べたが、例えば、第1要素を第1キャリアCA1、第2要素を第1リングギヤR1、第3要素を第1サンギヤS1とすることもできる。また、第1プラネタリギヤ21をダブルピニオンタイプにて構成した例について述べたが、第1サンギヤS1あるいは第1リングギヤR1をハウジング15に固定したシングルピニオンタイプによって構成することもできる。
また、上記した実施の形態においては、各連結軸31、35、37及び連結部材34の構成により、各クラッチC1〜C3をできるだけ回転軸線O1より離間した位置に配置できるようにして、トルク容量の増大化を可能にした例で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で種々の形態を採り得るものである。
10…自動変速機、12…入力軸、13…出力軸、15…ハウジング、21〜24…プラネタリギヤ、S1〜S4…サンギヤ、CA1〜CA4…キャリア、R1〜R4…リングギヤ、C1〜C3…クラッチ、B1〜B3…ブレーキ。

Claims (4)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、
    前記入力軸に連結された第1要素と、前記入力軸の回転数より小さい減速回転を出力する第2要素と、前記ハウジングに固定された第3要素とを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に支承された第1プラネタリギヤと、
    前記第2要素と連結される第2サンギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第2プラネタリギヤと、
    前記第2プラネタリギヤの前記第2リングギヤと連結される第3リングギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第3プラネタリギヤと、
    前記第3プラネタリギヤの前記第3キャリアと連結される第4リングギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3サンギヤと連結される第4サンギヤとを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第4プラネタリギヤと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承され前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結された出力軸と、
    前記入力軸と互いに連結された前記第3及び第4サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、
    前記入力軸と互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、
    互いに連結された前記第2要素及び前記第2サンギヤと互いに連結された前記第2及び第3リングギヤとを係脱可能に連結する第3クラッチと、
    互いに連結された前記第2及び第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第1ブレーキと、
    互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第2ブレーキと、
    前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定する第3ブレーキと、
    を備える自動変速機。
  2. ハウジングと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承される入力軸と、
    前記入力軸に連結された第1要素と、前記入力軸の回転数より小さい減速回転を出力する第2要素と、前記ハウジングに固定された第3要素とを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に支承された第1プラネタリギヤと、
    前記第2要素と連結される第2サンギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第2プラネタリギヤと、
    前記第2プラネタリギヤの前記第2リングギヤと連結される第3リングギヤを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第3プラネタリギヤと、
    前記第3プラネタリギヤの前記第3キャリアと連結される第4リングギヤと、前記第3プラネタリギヤの前記第3サンギヤと連結される第4サンギヤとを有し、前記ハウジングに前記回転軸線と同軸に並列に支承されたシングルピニオンタイプの第4プラネタリギヤと、
    前記ハウジングに回転軸線回りに回転可能に支承され前記第4プラネタリギヤの第4キャリアに連結された出力軸と、
    前記入力軸と互いに連結された前記第3及び第4サンギヤとを係脱可能に連結する第1クラッチと、
    前記入力軸と互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤとを係脱可能に連結する第2クラッチと、
    互いに連結された前記第2要素及び前記第2サンギヤと前記第2キャリアとを係脱可能に連結する第3クラッチと、
    互いに連結された前記第2及び第3リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第1ブレーキと、
    互いに連結された前記第3キャリア及び前記第4リングギヤを前記ハウジングに係脱可能に固定する第2ブレーキと、
    前記第2キャリアを前記ハウジングに係脱可能に固定する第3ブレーキと、
    を備える自動変速機。
  3. 前記第1プラネタリギヤはダブルピニオンタイプであり、前記第1要素はサンギヤ、前記第2要素はリングギヤ、前記第3要素はキャリアである請求項1または請求項2に記載の自動変速機。
  4. 前記第1、第2、及び第3ブレーキは、前記ハウジングの内周に、前記入力軸の軸線方向に並設して配置された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機。
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