JP2015059375A - ヘアキャッチャー - Google Patents

ヘアキャッチャー Download PDF

Info

Publication number
JP2015059375A
JP2015059375A JP2013194871A JP2013194871A JP2015059375A JP 2015059375 A JP2015059375 A JP 2015059375A JP 2013194871 A JP2013194871 A JP 2013194871A JP 2013194871 A JP2013194871 A JP 2013194871A JP 2015059375 A JP2015059375 A JP 2015059375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair catcher
hair
handle portion
slip
drainage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013194871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6371951B2 (ja
Inventor
木村 裕史
Yasushi Kimura
裕史 木村
永原 徹
Toru Nagahara
徹 永原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruichi Corp
Original Assignee
Maruichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruichi Corp filed Critical Maruichi Corp
Priority to JP2013194871A priority Critical patent/JP6371951B2/ja
Publication of JP2015059375A publication Critical patent/JP2015059375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6371951B2 publication Critical patent/JP6371951B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

【課題】浴室や洗面台等の排水口に取り付けられて排水口に含まれる毛髪等を捕集するヘアキャッチャーについて、水平方向及び天地方向に対する大きさを抑えるとともに、着脱の際の作業性が良好なヘアキャッチャーを提供する。【解決手段】ヘアキャッチャー1は平面視円形且つ断面視すり鉢状であり、流入路2、捕集部3、流出孔4、隆起部5、オーバーフロー孔6、ロック溝7、滑り止め9より構成されている。滑り止め9はヘアキャッチャー1の外側面より、凸部が外側に向けて突出することで並設された複数の凹凸であって、ヘアキャッチャー1の外縁において周方向に形成されている。ヘアキャッチャー1の着脱を行う際にはヘアキャッチャー1を上方から覆うようにして取手部8(隆起部5)の外側面が把持される。【選択図】図2

Description

本発明は、浴室や洗面台等の排水口に取り付けられて、毛髪等を捕集するヘアキャッチャーに関するものである。
従来のヘアキャッチャーは、浴室や洗面台等の排水口に対して着脱可能に取り付けられている。又、ヘアキャッチャーは毛髪等を捕集する捕集部において、流入した排水を下流側の配管へと排出する排出孔を有している。
上記ヘアキャッチャーは取り外しを容易にするために取手部が設けられているものが知られており、当該取手部に関しては、その把持部分が水平方向に延設された取手部と、把持部分が上方に向けて延設された取手部が知られている。
上記取手部の内、水平方向に延設された取手部は、ヘアキャッチャーの外側にまで取手部が飛び出してしまうことから、ヘアキャッチャーが水平方向に大きくなってしまっていた。(特許文献1)
又、上記取手部はその上面及び下面(裏面)を把持して着脱を行うため、取手部の下方には手が入るだけの一定のスペースが必要となる。従って、上記取手部はヘアキャッチャーの取り付け面よりもある程度高い位置にまで立ち上げた後に水平方向に延設されてしまうため、ヘアキャッチャーが天地方向に大きくなってしまっていた。
即ち、上記水平方向に延設された取手部を有するヘアキャッチャーは、取り付け部分(排水口)周辺において水平方向及び天地方向に広いスペースが必要となることから、取り付け可能な環境が限定されてしまっていた。
一方、上方へ向けて延設された取手部においては、取手部がヘアキャッチャーから飛び出さなくとも良い。(特許文献2)
即ち、取手部を上方へ向けて延設した場合、前記水平方向に延設された取手部を有するヘアキャッチャーよりも、水平方向に対して小型化することが可能となる。
しかし、上方へ向けて延設された取手部は、その側面を把持することからヘアキャッチャーのロックの解除の際や、捕集された毛髪を除去する際に滑りやすく、作業性が悪かった。特に、上記取手部に対して石鹸や洗剤等が付着している場合において、顕著に滑りやすくなっていた。又、上記特許文献2には、取手部に、指が入る程度の大きさの開口を設ける構造が記載されているが、当該場合においてはヘアキャッチャーの天地方向の高さが大きくなってしまう。
特開2011−021412号公報 特開2009−185537号公報
本発明は上記問題に鑑み、水平方向及び天地方向に対する大きさを抑えるとともに、着脱の際の作業性が良好なヘアキャッチャーの提供を行うことを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、浴室や洗面台などの排水口に取り付けられて排水中に含まれる毛髪等を捕集するヘアキャッチャーであって、
流出孔を有し、毛髪等を捕集する捕集部と、
上方へ向けて延設され、その側面を把持可能に形成した取手部とを備え、
上記取手部の把持部分に滑り止めが設けられていることを特徴とするヘアキャッチャーである。
尚、ここにいう「滑り止め」とは、前掲した特許文献1(特開2009−185537)のように、開口に指を入れるような「掴む」構造とは異なり、摩擦を増加させること等により滑りを抑える構造を指すものである。
請求項2に記載の本発明は、前記把持部分が複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャーである。
請求項3に記載の本発明は、前記滑り止めが、取手部の側面に設けられた凹凸によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘアキャッチャーである。
請求項4に記載の本発明は、前記滑り止めが、取手部の側面に設けられた小開口であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘアキャッチャーである。
尚、ここにいう「小開口」とは、把持時において指が入らない程度に小さい開口を指すものである。
請求項5に記載の本発明は、前記滑り止めが、取手部の側面に高い摩擦係数を有する部材が配置されていることにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
請求項6に記載の本発明は、前記滑り止めが、
取手部の外側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
請求項7に記載の本発明は、前記取手部が、
ヘアキャッチャーの周方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
尚、ここにいう「周方向」とは、必ずしもヘアキャッチャーと同心円である必要はなく、周方向の成分が入っていれば良い。
請求項8に記載の本発明は、前記取手部が、
捕集部の外側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
請求項9に記載の本発明は、前記ヘアキャッチャーが、
排水を捕集部へ流入させるガイド壁を備え、
上記ガイド壁が取手部を兼ねることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
請求項10に記載の本発明は、前記ヘアキャッチャーが、
捕集部で渦流が発生するように、排水を捕集部へ流入させる流入路と、
流入路を挟んで形成された隆起部とを備え、
前記隆起部の上面は流入路よりも上方に配置されるとともに、流出孔で流出できなかった排水を流出させるオーバーフロー孔を備えるとともに、
上記隆起部が取手部を兼ねることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載のヘアキャッチャーである。
請求項1に記載の本発明によれば、取手部がヘアキャッチャーから飛び出さなくとも良いため、水平方向に対する大きさを抑えることができる。又、上記取手部は、その側面を把持することから、取手部下方に手を入れるスペースを設ける必要がない。従って、取手部の天地方向に対する大きさを抑えることができる。
即ち、本発明によれば前記水平方向に延設された取手部を有するヘアキャッチャーよりも、水平方向及び天地方向に対して小型化することが可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、把持部分が複数箇所に設けられていることから、ヘアキャッチャーを上方から覆うようにして把持することが可能となり、着脱時に力が入りやすい。又、取手部が上方に向けて延設されていることから、複数箇所に把持部分を設けても、ヘアキャッチャーが大型化することを防ぐことができる。
請求項3乃至請求項5に記載の本発明によれば、滑り止めの構造を明確化することができる。
請求項6に記載の本発明によれば、滑り止めが取手部の外側面に設けられていることにより、容易に把持することが可能となる。特に、ヘアキャッチャーを上方から覆うようにして把持する場合に、特に容易に把持することが可能となる。
請求項7及び請求項8に記載の本発明によれば、排水がヘアキャッチャーに流入する際に、排水中の毛髪が取手部に付着しにくい。又、ヘアキャッチャーに流入する排水が渦流を生じさせる構造である場合において、流入する排水が乱流を生じにくく、効果的に渦流を生じさせることが可能となる。
請求項9に記載の本発明によれば、ガイド壁が取手部を兼ねているため、新たに取手部を設ける必要がない。従って、捕集部へ流入する排水が乱流を生じることを防ぐことが可能となる。
請求項10に記載の本発明によれば、隆起部が取手部を兼ねているため、新たに取手部を設ける必要がない。従って、隆起部から更に高い位置にまで取手部を延設する必要がなく、ヘアキャッチャーの天地方向に対する高さを抑えることが可能となる。
本発明の取付状態を示す断面図である。 本発明の斜視図である。 本発明の平面図である。 滑り止め近傍を示す要部拡大平面図である。 図3のA-A断面図である。 本発明の側面図である。 本発明が把持されている状態を示す参考図である。 本発明の第二実施形態を示す平面図である。 本発明の第三実施形態を示す(a)平面図(b)(a)のA-A断面図である。 本発明の第四実施形態を示す(a)平面図(b)(a)のA-A断面図である。 本発明の第五実施形態を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら本発明のヘアキャッチャーを説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって発明が制限して理解されるものではない。又、以下の実施形態においては、図1に示す取り付け状態を基準として上下左右を説明する。
図1に示すように、第一実施形態に係るヘアキャッチャー1は、以下に記載する洗い場パンPの排水口10に取り付けられて毛髪等を捕集する。
洗い場パンPは浴室の内、シャワーや吐水栓等が備えられた洗い場側の防水パンであり、排水を下流側の配管へと流出するための排水口10が設けられている。尚、当該排水口10は洗い場パンPの内、一段落ち窪んだ箇所であって、洗い場パンPの一番低い位置に設けられるとともに、当該排水口10には排水トラップ11が取り付けられている。
排水トラップ11は排水トラップ本体12、フランジ部材13、防臭筒14より構成されており、上記排水口10に対し、パッキン15を介してフランジ部材13及び排水トラップ本体12が螺着されている。又、当該フランジ部材13には防臭筒14及び後述するヘアキャッチャー1が取り付けられており、ヘアキャッチャー1上には目隠しプレート20が載置されている。
排水トラップ本体12は図示しない浴槽からの排水が流入する排水枝管18と下流側の排水配管と接続する流出口17を有するとともに、内部に椀部16を有し、当該椀部16内に排水を一時的に貯留し、封水を形成することが可能となっている。
防臭筒14は上端が前記フランジ部材13に固定可能であるとともに、上方より中程にかけて傾斜する傾斜部分と、当該傾斜部分の下端から垂下する筒状部分より構成されている。尚、フランジ部材13に防臭筒14が取り付けられた状態において、防臭筒14の下端は前記椀部16の上端より下方且つ椀部16下端より上方に配置される。
上記各部材より構成される排水トラップ11に対して洗い場パンPからの排水が流入すると、当該排水は前記椀部16に貯留される。この時、防臭筒14の内側が形成する流路と、防臭筒14の外側と椀部16の内側が形成する流路が上記排水で満たされるため、下流側(下水側)からの空気や水、害虫等が浴室内へと侵入することが不可能となる。即ち、洗い場パンPからの排水によって封水が形成される。
尚、浴槽からの排水が生じた場合、即ち排水枝管18から排水が流入した場合においても同様に、椀部16に排水が貯留されて封水が形成される。
上記排水口10(排水トラップ11)に取り付けられるヘアキャッチャー1は、図2乃至図6に示すように、流入路2、捕集部3、流出孔4、隆起部5、オーバーフロー孔6、ロック溝7、滑り止め9より構成されている。又、第一実施形態に係るヘアキャッチャー1は平面視円形の2回転対称形状であって断面視略すり鉢状に形成されている。
捕集部3は平面視円形であってヘアキャッチャー1の中央が凹状に窪むことにより形成され、底部には複数の流出孔4が穿設されている。流出孔4は捕集部3に流入した排水を流出するとともに、排水中の毛髪等を通過させず、捕集する。尚、ここにいう捕集とは、排水中の全ての毛髪を捕集することに限定されるわけではない。又、捕集部3の底面には、捕集部3を中心として環状のリブが同心円状に設けられており、毛髪等が捕集部3の底面に張り付くことを防ぐ。
尚、上記流出孔4は捕集部3の中央部分(底部)周辺にのみ穿設されており、捕集部3の中程から上端にかけては、流出孔4は設けられていない。
流入路2は捕集部3を中心として2箇所、平面視螺旋状に形成されている。又、流入路2はヘアキャッチャー1の外縁より捕集部3へ向けて形成され、洗い場パンPからの排水を前記捕集部3へと導く。又、流入路2は捕集部3の接線に沿って捕集部3と合流するとともに、捕集部3に近づくにつれて流路幅が狭くなるよう形成されている。ここで、ヘアキャッチャー1の取り付け時において、流入路2の端部(ヘアキャッチャー1の外縁)下端はフランジ部材13の上端と略同一の高さに配置される。
隆起部5はヘアキャッチャー1の一部が上方へ向けて隆起(延設)されることによって形成されており、ヘアキャッチャー1の外縁より捕集部3の上端までの位置において、上記流入路2を挟むようにして2箇所、周方向に設けられている。尚、図4に示すように、一方の隆起部5の上面には、後述するヘアキャッチャー1の着脱時の回転方向が明確となるよう、回転方向を示す矢印とともに、「開」「閉」の文字が刻印されている。
上記隆起部5はその上面にのみオーバーフロー孔6が穿設されており、その側面には孔が設けられていない。従って、隆起部5はその側面によって流入路2より流入する排水の流入方向を規制するガイド壁としての役割を有している。尚、隆起部5の上面は略水平に形成されている。
又、隆起部5には滑り止め9が設けられている。滑り止め9はヘアキャッチャー1の外側面より、凸部が外側に向けて突出することで並設された複数の凹凸であって、ヘアキャッチャー1の外縁において周方向に形成されている。又、図5及び図6に示すように、滑り止め9は隆起部5の外側面において上下に2列設けられている。
ここで、図7に示すように、ヘアキャッチャー1の着脱の際には隆起部5(滑り止め9)が把持されることから、第一実施形態において隆起部5は取手部8としての役割も有している。
オーバーフロー孔6は前記流出孔4より大径に形成された孔群であり、図1に示すように、ヘアキャッチャー1の取り付け時において、オーバーフロー孔6はフランジ部材13の上端よりも高い位置に配置される。即ち、オーバーフロー孔6は取付面よりも高い位置に配置されている。
ロック溝7はヘアキャッチャー1の外側面に設けられた溝部であって、フランジ部材13に設けられた突起よりもやや幅広に形成されている。
上記ヘアキャッチャー1の着脱を行う際には、図7に示すように、ヘアキャッチャー1を上方から覆うようにして取手部8(隆起部5)の外側面が把持される。そして、ロック溝7内にフランジ部材13の突起が当接した状態でヘアキャッチャー1を回転させることで、ロック溝7とフランジ部材13が嵌合し、フランジ部材13にヘアキャッチャー1を取り付けると共に、該取り付け状態を固定することができる。又、取り外しを行う際は前記回転方向と逆の方向にヘアキャッチャー1を回転させることで、嵌合(固定)を解除することができる。この時、使用者はヘアキャッチャー1の外縁に力を加えるため、少ない力でヘアキャッチャー1を回転させることが可能となる。
又、上記着脱の際において、取手部8(隆起部5)は使用者が把持する部分に滑り止め9が形成されている。従って、使用者の手には滑り止め9がしっかりとかかり(凹凸が指に食い込み)、ヘアキャッチャー1の着脱時において周方向に力が加わっても手が滑ることがない。即ち、周方向に並設された複数の凹凸によって把持部分の摩擦が増加し、ヘアキャッチャー1が回転する際の滑り止めを行うことができる。
尚、滑り止め9は隆起部5の外側面において上下に2列配置されていることから、ヘアキャッチャー1を持ち上げる際等、天地方向に対して力が加わっても手が滑ることがない。
上記ヘアキャッチャー1に対する排水の流れは以下のようになる。
シャワー等の使用により洗い場パンP上に毛髪等が混入した排水が生じた際、当該排水は洗い場パンP上を流れ、流入路2よりヘアキャッチャー1(排水口10)へと流入する。この時、ヘアキャッチャー1へと流入する排水は螺旋状に設けられた流入路2によって旋回流となり、渦を巻きながら捕集部3へと流入する。又、流入路2は捕集部3に近づくにつれて流路幅が狭くなることから、流入した排水は捕集部3に近づくにつれてその流入速度が上昇する。
そして、捕集部3へと到達した排水は捕集部3の中程から上端の、流出孔4が形成されていない部分によってさらに強い旋回流となり、排水に混入した毛髪等を捕集部3の中央でまとめる。この時、捕集部3の流出孔4より徐々に(毛髪等を除く)排水が排水トラップ内へと排出される。
尚、上記流入路2は隆起部5によって挟まれているとともに、隆起部5の側面には孔が形成されていないことから、流入した排水は流入路2からのみ流れ、乱流の発生を防ぐことができる。
排水の流入が終了すると、ヘアキャッチャー1上には毛髪等が残留するが、当該毛髪等は前記排水の流れによって捕集部3の底部において1箇所にまとまっている。この時、捕集部3の底面には環状のリブが形成されているため、毛髪等は捕集部3の底面に固着することはない。
従って、ヘアキャッチャー1を反転すると、捕集された毛髪等を除去することができる。尚、ヘアキャッチャー1は滑り止め9によってしっかりと把持されていることから、ヘアキャッチャー1の反転の際に手が滑ることはない。即ち、毛髪等の除去の際にヘアキャッチャー1の持ち方を変えたりする必要がない。
尚、上述したヘアキャッチャー1に対する排水の流れに関し、排水流量が多く、流入路2に収まり切れない程の排水が生じた場合や、流出孔4が毛髪等によって閉塞されて捕集部3から排水が溢れた場合(隆起部5上面まで水位が上昇した場合)には、隆起部5の上面に設けられたオーバーフロー孔6より排水が流出される。従って、洗い場パンP側に排水が逆流することはない。尚、オーバーフロー孔6は複数の孔よりなる孔群によって形成されているため、オーバーフロー孔6より毛髪等が下流側へと排出されることを防ぐことができる。尚、ここにいう防ぐとは、排水中の全ての毛髪が下流側へと排出されることを防ぐことに限定されるわけではない。
上記本発明によれば、流入路2が隆起部5によって挟まれていることから、排水の流入時において、意図せぬ方向に排水が流入することがない。
又、流入路2が捕集部3に近づくにつれて流路幅が狭くなることから、流入した排水の速度を上昇させることが可能となり、少ない排水量でも効果的に旋回流を発生させることができる。
又、取手部8が上方に向けて延設されており、その側方を把持部分とする構造であるから、ヘアキャッチャー1の水平方向及び天地方向に対する大きさを抑えることができるともに、滑り止め9によって着脱時等の作業性が向上している。
又、取手部8がヘアキャッチャー1の捕集部の外側に設けられているとともに、把持部分となる滑り止め9が取手部8の外側面に設けられていることから、少ない力でヘアキャッチャー1の着脱を行うことが可能となる。
本発明の第一実施形態は以上であるが、本発明は上記構造に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では流入路2及び隆起部5はそれぞれ2箇所設けられていたが、図8に示す第二実施形態のように、それぞれ3箇所(3回転対称形状)に設けられていても良く、1箇所であったり4箇所以上であったりしても良い。当然に、ヘアキャッチャー1が回転対称形状でなくても良い。
又、隆起部5の高さに関しては、ヘアキャッチャー1に設けられる目隠しプレート20に干渉しない範囲であれば適宜高くしても良く、流入路2を通る排水が旋回流を生じさせることを阻害しない範囲であって、且つ滑り止め9が形成可能な高さがあれば、適宜隆起部5の高さを低くしても良い。さらに、隆起部5が複数形成されている場合において、それぞれの隆起部5に高低差が形成されていても良い。例えば、第二実施形態に係る3箇所の隆起部5の内、1箇所の隆起部5のみ高く/低く形成されている等しても良い。これにより、排水の量に対してオーバーフロー孔6より排出される排水量をコントロールできる。
本発明はヘアキャッチャー1の着脱の際に取手部8の側面を把持するとともに、把持部分に滑り止め9を設けていることから、隆起部5(取手部8)の高さが低くなった場合においても問題無く把持することができる。
さらに、隆起部5の上面に関しては、捕集部3に向けてなだらかに傾斜しており、隆起部5の上面に水滴が残留しないように構成されていても良い。この場合においては、オーバーフロー孔6より排水の流出がなされた後、隆起部5の上面に残留した水滴は捕集部3へと導かれる。又、オーバーフロー孔6によって下流側へ流出することが防がれた毛髪等も、隆起部5上面の傾斜によって捕集部3へと導かれる。従って、隆起部5の上面には水滴や毛髪等が残留することなく清潔である。尚、傾斜に関しては捕集部3以外の方向に向けて傾斜していても良い。
又、滑り止め9は取手部8の側面より凸部が突出することによって形成されていたが、第二実施形態のように、取手部8の側面(上面)を窪ませることによって凹凸を形成しても良い。
又、第一実施形態において、隆起部5が取手部8を兼ねていたが、取手部8の形状に関しては板状であるなど、上方へ向けて延設されており、且つその側面を把持可能としているならば種々の形状であって良い。従って、図9に示す第三実施形態のように、排水を捕集部3へ流入させるための、板状のガイド壁22に滑り止め9を設けることによって、ガイド壁22が取手部8を兼ねても良い。
当該第三実施形態においては、第一実施形態と同様にヘアキャッチャー1を覆うように把持しても良いし、取手部8(ガイド壁22)の内側面と外側面を摘むようにして把持しても良い。さらに、必要に応じてガイド壁22の内側面にも滑り止め9を設けても良い。
この時の掴み方の一例としては、複数あるガイド壁22の一枚の内側面と外側面の両方から滑り止め9を掴むような方法がある。
又、滑り止め9に関し、図10に示す第四実施形態のように、適当な形状/大きさの小開口を設けて滑り止め9とするなど、適宜変更可能である。従って、使用者の手には滑り止め9がしっかりとかかり(開口が指に食い込み)、ヘアキャッチャー1の着脱時において周方向に力が加わっても手が滑ることがない。即ち、周方向に並設された複数の開口によって把持部分の摩擦が増加し、ヘアキャッチャー1が回転する際の滑り止めを行うことができる。
又、滑り止めとしての機能を有するのであれば、把持部分にシボ加工を施しても良く、さらに、図11に示す第五実施形態のように、ヘアキャッチャー1の把持部分にゴム等の高い摩擦係数を有する材質を配置するなどして滑り止め9としても良い。当然に、上記ゴム等の高い摩擦係数を有する材質に対して、更に凹凸を設ける等しても良い。尚、上記第五実施形態に係るヘアキャッチャー1は、滑り止め9以外の構成に関しては第一実施形態と同様であるためその記載を省略する。
尚、上記各実施形態においては、隆起部5やガイド壁22が取手部8を兼ねており、渦流を発生させる構造を採っていたが、取手部8としての機能のみを有するものであっても良い。
又、捕集部3は必ずしもヘアキャッチャー1の中心に形成されている必要はなく、偏芯した位置等、適宜位置変更を行っても良い。
又、本発明のヘアキャッチャーは、浴室の排水口以外にも洗面台の排水口等、種々の排水口に使用しても良い。
又、本発明のヘアキャッチャーは、上記の実施例のように回転によるロック以外にも、天地方向への抜き差しによる嵌合、または単に排水口に配置するだけでロック機構を有さない構造としても良い。いずれの場合でも、滑り止め9を設けたことで、排水口からの取り出しを容易に行うことができる。
又、本発明のヘアキャッチャーは、ヘアキャッチャーの上方を手で覆うように把持する以外に、ヘアキャッチャー側面を覆うように把持しても構わない。
1 ヘアキャッチャー
2 流入路
3 捕集部
4 流出孔
5 隆起部
6 オーバーフロー孔
7 ロック溝
8 取手部
9 滑り止め
10 排水口
11 排水トラップ
12 排水トラップ本体
13 フランジ部材
14 防臭筒
15 パッキン
16 椀部
17 流出口
18 排水枝管
20 目隠しプレート
P 洗い場パン

Claims (10)

  1. 浴室や洗面台などの排水口に取り付けられて排水中に含まれる毛髪等を捕集するヘアキャッチャーであって、
    流出孔を有し、毛髪等を捕集する捕集部と、
    上方へ向けて延設され、その側面を把持可能に形成した取手部とを備え、
    上記取手部の把持部分に滑り止めが設けられていることを特徴とするヘアキャッチャー。
  2. 前記把持部分が複数箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
  3. 前記滑り止めが、取手部の側面に設けられた凹凸によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘアキャッチャー。
  4. 前記滑り止めが、取手部の側面に設けられた小開口であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘアキャッチャー。
  5. 前記滑り止めが、取手部の側面に高い摩擦係数を有する部材が配置されていることにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
  6. 前記滑り止めが、
    取手部の外側面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
  7. 前記取手部が、
    ヘアキャッチャーの周方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
  8. 前記取手部が、
    捕集部の外側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
  9. 前記ヘアキャッチャーが、
    排水を捕集部へ流入させるガイド壁を備え、
    上記ガイド壁が取手部を兼ねることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
  10. 前記ヘアキャッチャーが、
    捕集部で渦流が発生するように、排水を捕集部へ流入させる流入路と、
    流入路を挟んで形成された隆起部とを備え、
    前記隆起部の上面は流入路よりも上方に配置されるとともに、流出孔で流出できなかった排水を流出させるオーバーフロー孔を備えるとともに、
    上記隆起部が取手部を兼ねることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1つに記載のヘアキャッチャー。
JP2013194871A 2013-09-20 2013-09-20 ヘアキャッチャー Active JP6371951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194871A JP6371951B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 ヘアキャッチャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013194871A JP6371951B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 ヘアキャッチャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015059375A true JP2015059375A (ja) 2015-03-30
JP6371951B2 JP6371951B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=52817138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013194871A Active JP6371951B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 ヘアキャッチャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6371951B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017179881A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2017179880A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2017179878A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2018099423A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP2020165161A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社Lixil ヘアキャッチャー
JP2020165163A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社Lixil ヘアキャッチャー

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205013A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Hitachi Housetec Co Ltd ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット
JP2009203770A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Yamaha Livingtec Corp ヘアキャッチャー
US20120222996A1 (en) * 2011-03-03 2012-09-06 Kurt Rennels Sanitary Insert For Drain

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205013A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Hitachi Housetec Co Ltd ヘアキャッチャー及びこのヘアキャッチャーを備えた浴室ユニット
JP2009203770A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Yamaha Livingtec Corp ヘアキャッチャー
US20120222996A1 (en) * 2011-03-03 2012-09-06 Kurt Rennels Sanitary Insert For Drain

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017179881A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2017179880A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2017179878A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 Toto株式会社 排水トラップ
JP2018099423A (ja) * 2016-12-21 2018-06-28 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP2020165161A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社Lixil ヘアキャッチャー
JP2020165163A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社Lixil ヘアキャッチャー
JP7336233B2 (ja) 2019-03-29 2023-08-31 株式会社Lixil ヘアキャッチャー
JP7336235B2 (ja) 2019-03-29 2023-08-31 株式会社Lixil ヘアキャッチャー

Also Published As

Publication number Publication date
JP6371951B2 (ja) 2018-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6371951B2 (ja) ヘアキャッチャー
JP2018053695A (ja) へアキャッチャー
JP4541275B2 (ja) ヘアキャッチャーの髪の毛等を剥がしてまとめる方法
JP4837684B2 (ja) ヘアキャッチャー
KR20170075463A (ko) 배수구 여과장치
JP5703824B2 (ja) 排水トラップ
JP2015214809A (ja) ヘアキャッチャー
JP6454841B2 (ja) 捕集部材を備えた排水口構造
JP5423059B2 (ja) 浴室排水装置
JP2010275717A (ja) 排水目皿
JP5319900B2 (ja) ヘアキャッチャー
JP2009007784A (ja) ヘアキャッチャー
JP6303098B2 (ja) ヘアキャッチャー
KR101496285B1 (ko) 배수구의 마개 장치
JP3879743B2 (ja) 排水トラップ
JP6326578B2 (ja) 排水部材
KR101821222B1 (ko) 세면기 배수구 개폐밸브
JP5573000B2 (ja) 排水目皿
JP3112329U (ja) 洗濯機用防水パン
JP6194507B2 (ja) 封水式排水トラップ
JP6722398B2 (ja) 排水トラップ
JP5270881B2 (ja) ヘアキャッチャー
JP2009144491A (ja) 排水トラップ
JP2017043890A (ja) 排水口部材
JP2009249902A (ja) 槽体と槽体の排水器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6371951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250