JP2015059280A - まつげエクステンションの取り付け方法、および、まつげエクステンション用の施術器具 - Google Patents

まつげエクステンションの取り付け方法、および、まつげエクステンション用の施術器具 Download PDF

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Abstract

【課題】地まつげとまつげエクステンションとの間の接着持続力を向上させる。【解決手段】まつげエクステンション100の取付け方法であり、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含む塗布溶液30を、人間55の地まつげ50に塗布した後、人工まつげ本体部10を、接着剤17を介して人間のまつげに固定させる。【選択図】図2

Description

本発明は、まつげエクステンション用の取り付け方法に関する。特に、地まつげとまつげエクステンションとの間の接着持続力を向上させるための取り付け方法に関する。また、本発明は、まつげエクステンション用の施術器具に関し、特に、地まつげとまつげエクステンションとの間の接着持続力を向上させるためのまつげエクステンション用の施術器具に関する。
まつげに長さやボリュームを与え、より大きく、美しく、魅力的な目元を演出するためのアイテムの一つとして、つけまつげがある。つけまつげは、複数本の人工まつげを一纏めにして、その末端に接着部を設け、その接着部を使用者のまぶたに付けることによって、使用者のまつげに長さやボリュームを与えることができる(例えば、特許文献1、2など)。つけまつげは、使用者の皮膚に接着するため、装着感が悪く、場合によっては皮膚がかぶれるおそれがある。
これに対して、近年では、一本のまつげとほぼ同等の形状で長さや太さにボリュームを持たせた所謂まつげエクステンション(以下、「まつげエクステ」と称する。)と呼ばれる人工まつげが提案されている(例えば、特許文献3など)。このまつげエクステ(人工まつげ)は、まぶたには接着せずに、接着剤を用いてまつげに直接接着するため、装着感が良く、皮膚がかぶれるおそれが少ない。また、まつげエクステは、まつげ一本に対して一本ずつ接着するので、つけまつげに比べて自然な感じでまつげに長さやボリュームを与えることができる。
まつげエクステは、接着剤を用いて、まつげ(地まつげ)に取り付けるので、接着剤の接着強度を上げることにより、まつげエクステが取れにくくすることが可能である。
特開2008−231632号公報 特開2005−146500号公報 特開2010−24579号公報
図10(a)から(c)は、まつげエクステ1000を、使用者55のまつげ50に取り付ける典型的な方法を説明する図である。まず、図10(a)に示すように、まつげエクステ1000(人工まつげ本体部110)の一部をピンセット60で掴み、そしてエクステ1000の末端部115に接着剤(グルー)117を塗布した状態で、まつげエクステ1000をまつげ50の近くに持っていく。
次に、図10(b)に示すように、まつげエクステ1000の接着剤117をまつげ50に付けて、まつげエクステ1000をまつげ50に密着させる。そして、接着剤117が硬化して、まつげエクステ1000がまつげ50に固定されたならば、図10(c)に示すように、ピンセット60を外して、まつげエクステ1000の取り付けが完了する。この作業を各まつげ50について行う。
本願発明者が検討したところによると、接着強度が強い成分を含む接着剤117を用いても、まつげエクステ1000とまつげ(地まつげ)50との接着持続性(両者が外れるまでの期間)が延びないことがあった。接着強度がさらに強い成分が入った接着剤117を用いた場合、使用者55への皮膚のかぶれなどの影響を考慮する必要が強まってくる。
人間(55)のまつげ(地まつげ)50には、接着剤の接着強度が弱まる原因となる脂質がある。まつげエクステ1000の取り付けの施術前には、エタノールなどで脂質を除去する脱脂処理を行うが、脂質をきれいに落としても、化粧品の汚れなどが残っていると、それによって接着強度は弱くなってしまう。
そのような汚れの存在を考慮して、接着強度を大幅に向上させたいとしたら、まつげエクステ用接着剤117ではなく、工業用や家庭用接着剤などでまれに使用する溶剤系のプライマーなどを使用することが考えられる。しかしながら、そのようなプライマーは、人体に有害性があるために使用することができない。したがって、まつげエクステ1000とまつげ(地まつげ)50との接着持続性(両者が外れるまでの期間)を向上させるのには、厳しい制約がかけられており、画期的な有効な手段がないのが実情である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、地まつげとまつげエクステとの間の接着持続力を向上させるためのまつげエクステの取り付け方法を提供することにある。
本発明に係るまつげエクステンションの取付け方法は、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含む塗布溶液を、人間のまつげに塗布する工程と、先端部と末端部とを有する人工まつげ本体部を、接着剤を介して、前記人間のまつげに固定させる工程とを含む。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液の前記成分は、前記人間のまつげのキューティクルの隙間に侵入する寸法を有しており、前記接着剤は、前記人工まつげ本体部の末端部に付与される。
ある好適な実施形態では、さらに、前記塗布溶液は、前記人工まつげ本体部の少なくとも末端部に塗布される。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液は、水およびエタノールの少なくとも一つを含んでいる。
ある好適な実施形態において、前記成分は、銀、シルクおよびケラチンからなる群から選択される少なくとも一つである。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液は、銀ナノ粒子を含む溶液である。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液は、綿棒で付与される。
本発明に係るまつげエクステンション用の施術器具は、まつげに塗布する塗布溶液を保存する容器本体部と、前記塗布溶液を前記まつげに塗布する塗布部とを備え、前記塗布溶液は、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含んでいる。
ある好適な実施形態において、前記まつげは、人間のまつげであり、前記成分は、前記人間のまつげのキューティクルの隙間に侵入する寸法を有している。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液は、水およびエタノールの少なくとも一つを含んでいる。
ある好適な実施形態において、前記成分は、銀、シルクおよびケラチンからなる群から選択される少なくとも一つである。
ある好適な実施形態において、前記塗布溶液は、銀ナノ粒子を含む溶液である。
ある好適な実施形態において、前記塗布部は、綿棒である。
ある好適な実施形態において、前記容器本体部は、ビン形状を有しており、前記容器本体部の上部には、前記塗布溶液を導入可能な開口部を有するビン口部が形成されており、前記ビン口部には、前記開口部を塞ぐ蓋部が取り付けられており、前記蓋部には、前記塗布部が取り付けられている。
ある好適な実施形態において、前記塗布部は、前記塗布部を支持する支持棒によって前記蓋部に固定されており、前記ビン口部の外面と、前記蓋部のうちの前記ビン口部の外面に対応する部位には、それぞれネジ部が形成されている。
ある好適な実施形態において、前記容器は、ペン形状を有しており、前記容器本体部は、円筒形状を有しており、前記塗布部は、前記容器本体部から延びた円錐部の先端に配置されている。
本発明に係るまつげエクステンションの取付け方法では、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含む塗布溶液を、人間のまつげ(地まつげ)に塗布した後、先端部と末端部とを有する人工まつげ本体部を、接着剤を介して、前記人間のまつげに固定させる。その結果、塗布溶液の当該成分が、人間のまつげのキューティクルの隙間に侵入するので、脂質や化粧品の汚れなどが地まつげに付いており、地まつげと接着剤(グルー)との間の接着力が低下している場合でも、塗布溶液の当該成分が接着剤との親和性を向上させることができる。したがって、地まつげと人工まつげ本体部(まつげエクステンション)との接着持続力(接着持続期間)を向上させることができる。
また、本発明によれば、既存の接着剤よりも接着強度が弱い接着剤を使用しても、地まつげと人工まつげ本体部との間の接着持続性を保つことができる。したがって、使用する接着剤の種類を広げることができ、その結果、使用者への皮膚のかぶれなどの影響がありそうな刺激の強い接着剤を避けて、まつげエクステンションを使用している人の快適性をあげることができる。つまり、本発明によると、従来の技術と比較して、まつげエクステと地まつげとの接着持続性(両者が外れるまでの期間)を延ばすことができる。
加えて、塗布溶液は人工まつげ本体部(まつげエクステンション)に塗布することもできる。その場合、脂質や化粧品の汚れなどが人工まつげ本体部に付いているときでも、塗布溶液の当該成分が接着剤との親和性を向上させることができるので、地まつげと人工まつげ本体部(まつげエクステンション)との接着強度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るまつげエクステンション100の構成を示す斜視図である。 (a)から(c)は、まつげエクステンション100をまつげ50に取り付ける方法を説明する図である。 まつげエクステンション100を上まつげ50に取り付けた状態を示す図である。 地まつげ(人毛)43におけるキューティクル46の隙間48に接着持続力アップ成分40が入り込んだ様子を模式的に示す図である。 (a)および(b)は、接着持続力アップ成分40を含む溶液30に、塗布部22を含む施術器具20を浸す工程を説明する図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係る接着持続力アップ成分40を含む溶液30を収容可能な施術器具31の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るペン型施術器具70の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態における接着持続力アップ成分40の効果を示す実験データである。 本発明の実施形態における接着持続力アップ成分40の効果を示す実験データである。 (a)および(b)は、まつげエクステンション1000をまつげ50に取り付ける方法を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1から図3を参照しながら、本発明の実施形態に係るまつげエクステンション100について説明する。本実施形態におけるまつげエクステンション100は、使用者のまつげの長さを延長する人工まつげである。なお、本実施形態では、まつげエクステンション(または、エクステンション用まつげ)を「まつげエクステ」と称する。
図1は、本実施形態のエクステンション100の構成を示す斜視図である。図2(a)から(c)は、本実施形態のまつげエクステンション100をまつげ50に取り付ける方法を説明する図である。また、図3は、まつげエクステ100を上まつげ50に取り付けた状態を示す図である。
本実施形態のまつげエクステ100は、先端部11と末端部15とを有する人工まつげ本体部10から構成されている。本実施形態の構成では、人工まつげ本体部10は、樹脂から構成されている。具体的には、本実施形態の人工まつげ本体部10は、化学繊維から構成されている。本実施形態の人工まつげ本体部10を構成する樹脂(化学繊維)としては、例えば、ポリブチレンテレフタレート、ポリエステル、アクリル、塩化ビニール、ナイロンを挙げることができる。この例の人工まつげ本体部10は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から構成されているが、他の樹脂材料から構成されていてもよい。
また、人工まつげ本体部10は、黒色の他、着色された材料から構成されていてもよい。人工まつげ本体部10は、例えば、ダークブラウン、パープル、ブルー、ピンク、シルバー、グリーン、ライトオレンジ、ライトゴールド、レッド、ワインレッド、ホワイト、イエローなどの色にすることができ、それによって、カラーエクステンションを実現することが可能である。着色剤(または染色剤)は、天然染料や合成染料の他、蛍光染料などである。
また、本実施形態の人工まつげ本体部10は、樹脂以外に、天然素材のものを使用してもよい。例えば、人工まつげ本体部10は、獣毛(例えば、ミンクの毛)であるが、他の獣毛を用いても構わない。なお、樹脂由来のまつげエクステ以外のものとしては、ここで挙げた獣毛の他、動物由来の材料(典型的には、人毛、シルクなど)、植物由来の材料(典型的には綿)を使用することも可能である。また、タンパク質を含んだ化学繊維から構成された人工まつげ本体部10を用いることも可能である。
本実施形態の人工まつげ本体部10は、まつげ型の形状を有している。具体的には、人工まつげ本体部10の末端部15の径(ここでは、直径)は、先端部11の径(直径)よりも太い。人工まつげ本体部10は、かるく湾曲しており、先端部11のトップは尖っている。本実施形態の人工まつげ本体部10の長さは、例えば5mm〜20mmであり、末端部15の端面15aの直径(または厚さ)は例えば0.07mm〜0.3mmである。本実施形態のまつげエクステ100では、末端部15に接着剤(グルー)が付けられる。そして、まつげエクステ100は、接着剤によって、使用者のまつげに接着されて固定される。
なお、本実施形態の人工まつげ本体部10の形状は、図1に示したものに限定されるものではなく、人工まつげ本体部10は平べったい形状であっても構わない。または、人工まつげ本体部10の末端部15が丸く変形していてもよい。さらには、人工まつげ本体部10の表面を削っても構わない。
次に、図2(a)から(c)を参照しながら、本実施形態のまつげエクステ100をまつげ50に取り付ける方法を説明する。
まず、図2(a)に示すように、塗布溶液30を含んだ塗布部22を、使用者(人間)55のまつげ50に接触させることによって、塗布溶液30をまつげ50に塗布する。この例では、塗布器具は綿棒20であり、塗布部22は、綿棒の軸棒21の先端である。綿棒(塗布器具)20の塗布部22でまつげ50の表面をこすることにより(矢印65参照)、塗布溶液30中の成分(接着持続力アップ成分)を、まつげ50の表面に付与することができる。
本実施形態の塗布溶液30は、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分なくとも一つ含む溶液である。さらに説明すると、本実施形態の塗布溶液30は、ナノ粒子の金属(銀粒子など)、または、加水分解された低分子のタンパク質(シルクなど)、または、ポリマーの共重合体(アクリレーツコポリマー)の成分の少なくとも一つを含んでいる。本実施形態の塗布溶液30に含まれている成分(銀など)は、人間のまつげ50のキューティクルの隙間に侵入する寸法を有している。また、本実施形態の塗布溶液30に含まれている成分は、接着剤の接着持続力アップ成分として機能する。
本実施形態における塗布溶液30に含まれている成分(接着持続力アップ成分、または、接着補助成分)は、例えば、銀ナノ粒子を含む溶液である。本実施形態のナノ粒子とは、例えば、1ミクロン(1000ナノメートル)以下の微粒子である。銀を含む溶液としては、例えば、銀ナノ粒子を含む溶液、銀コロイド溶液、銀イオン水などが挙げられる。なお、銀イオン(Ag+)は、原子としての銀(Ag)から電子が外れた陽イオンとして存在している銀イオンのことであり、大きさは銀原子とほぼ同じで200ピコメートル程度のいわゆる原子の大きさである。銀ナノ粒子は、銀をナノメートルのオーダーにした粒子である。また、鉱物であるアルミナシリカに微粒子化した銀イオンを保持させた銀ナノ粒子を用いることも可能である。銀コロイド粒子は、コロイド状の銀粒子であり、例えば、脱イオン化された電解液中で半永久的に浮遊状態(コロイド状態)を保持されているものである。銀コロイド粒子の直径は、例えば、0.0001μmのものもあり、その場合は、毛髪の太さ(80μm)の80万分の1の大きさに該当する。
なお、銀イオンは、抗菌剤としての機能を有しているので、銀イオンを含む塗布溶液30の場合、抗菌効果を持たせることができる。銀イオンは、各種の細菌の細胞に強く吸着し、細菌の細胞酵素をブロッキングして死滅させることができる。したがって、銀イオンによって細菌の繁殖を制御することができる。また、銀イオンは、抗菌効果が比較的強い特徴を有するとともに、人体に対して極めて安全性が高いという特徴を有しているので、間違って人間の口に入ったとしても、銀イオンによる問題は実質的に生じない利点がある。
また、本実施形態における塗布溶液30は、銀を含む溶液以外に、例えば、金(金ナノ粒子)を含む溶液(例えば、金コロイド溶液)、白金(白金ナノ粒子)を含む溶液(製品名:白金玄水500(アイノベックス株式会社製))を用いることができる。白金を含む溶液は、例えば、白金コロイド溶液などである。白金コロイド溶液には、白金の微粒子によって形成されたコロイド状態の粒子が含有されている。金コロイド溶液、白金コロイド溶液、銀ナノ溶液における粒子の粒径は、1μm(1000nm)以下のものである。本実施形態においてナノ粒子とは、粒径がナノオーダー(例えば、1〜100nm、または、1〜1000nm)の粒子のことを称することがあり、1nm以下の粒子を含む場合もある。このナノ粒子は、比表面積が極めて大きいこと等により、一般的な大きさの固体(バルク)の材料とは異なる性質を示すことがあり、その特性の一つとして、抗菌性を示す場合、抗菌剤として利用することができる。
なお、本実施形態における塗布溶液30に含まれている成分(接着持続力アップ成分)が、シルクである場合には、シルクは、低分子シルク(加水分解シルク)である。ここで低分子シルクとは、加水分解されていない高分子シルクに対して、低分子のシルクを意味しており、具体的な分子量によって規定されているものではない。なお、低分子シルクは、人間のまつげ50のキューティクルの隙間に侵入する寸法のものであることが好ましい。さらに、低分子のタンパク質として、低分子シルクの他に、ケラチン(低分子ケラチン、加水分解ケラチン)を用いることができる。加えて、アクリレーツコポリマー(acrylates copolymer)を用いることも可能である。アクリレーツコポリマーは、アクリル酸アルキル(C1−C4)、メタクリル酸アルキル(C1−C4)、アクリル酸又はメタクリル酸のうち2種以上のモノマーで構成される共重合体のことである。
まつげ50に塗布溶液30を付けた後は、同じく図2(a)に示すように、本実施形態のまつげエクステ100(人工まつげ本体部10)の一部をピンセット60で掴み、そして末端部15に接着剤17を塗布した状態で、まつげエクステ100をまつげ50の近くに持っていく。なお、まつげエクステ100の方に接着剤17を付けるのが通常であるが、まつげ50に接着剤17を付けても構わない。
次に、図2(b)に示すように、まつげエクステ100の接着剤17を、まつげ50に付けて、まつげエクステ100をまつげ50に密着させる。そして、接着剤17が硬化して、抗菌まつげエクステ100がまつげ50に固定されたならば、図2(c)に示すように、ピンセット60を外して、まつげエクステ100の取り付けが完了する。この作業を各まつげ50について行う。
本実施形態に係るまつげエクステ100の取付け方法では、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含む塗布溶液30を、人間55のまつげ(地まつげ)50に塗布する。その後、まつげエクステ100を構成する人工まつげ本体部10を、接着剤(グルー)17を介して、人間55のまつげ50に固定させる。その結果、塗布溶液30の当該成分が、人間55のまつげ50のキューティクルの隙間に侵入するので、脂質や化粧品の汚れなどが地まつげ50に付いており、まつげ50と接着剤(グルー)17との間の接着力が低下している場合でも、塗布溶液30の当該成分が接着剤17との親和性を向上させることができる。したがって、地まつげ50と人工まつげ本体部10(まつげエクステンション100)との接着持続力(接着持続期間)を向上させることができる。
このように、本実施形態の手法によれば、地まつげ50と人工まつげ本体部10との接着持続力を向上させることができるので、既存の接着剤(17)よりも接着持続力が弱い接着剤(17)を使用しても、地まつげ50と人工まつげ本体部10との間の接着持続性を保つことが可能となる。したがって、使用可能な接着剤17の種類を広げることができ、その結果、使用者55への皮膚のかぶれなどの影響がありそうな刺激の強い接着剤(17)を避けることができ、それゆえに、まつげエクステ100を使用している人55の快適性をあげることができる。もちろん、工業用や家庭用接着剤などでまれに使用する溶剤系のプライマーなどを使用しなくてもよいので、人体に有害性のあるものを使用しなくても、まつげエクステ100と地まつげ10との接着持続性(両者が外れるまでの期間)を延ばすことができる。
また、図2(a)から(c)では、塗布溶液30をまつげ50に付与したが、それだけでなく、塗布溶液30は人工まつげ本体部10(まつげエクステ100)に塗布することもできる。その場合、脂質や化粧品の汚れなどが人工まつげ本体部10に付いているときでも、塗布溶液30の当該成分が接着剤17との親和性を向上させることができるので、それによっても、地まつげ50と人工まつげ本体部10との接着持続力を向上させることができる。
図3は、上まつげ50のそれぞれにまつげエクステ100を取り付けた様子を示している。図3に示すように、数多くのまつげ50にまつげエクステ100が取り付けられる。まつげエクステ100の接着持続力(及び/又は接着強度)が弱い場合、一部のまつげエクステ100が短い期間で取れてしまうため問題となる。したがって、まつげエクステ100の接着持続力(及び/又は接着強度)が強くなることで、各まつげエクステ100が長期間とれなくなることの技術的意義は非常に大きいものである。
図4は、地まつげ50におけるまつげ表面43のキューティクル46の隙間48に成分(接着持続力アップ成分)40が侵入して、そこで固定されている様子を、模式的に示す拡大図である。なお、この図は、イメージ的に示しているものであり、必ずしもこの通りに成分(接着持続力アップ成分)40がまつげ表面43に付着しているとは限らない。
図5(a)および(b)は、銀のような金属粒子(または、シルク)などの成分(接着持続力アップ成分)40を含有する溶液(塗布溶液)30に、塗布部22を有する器具(綿棒)20を浸す工程を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、銀のような成分(接着持続力アップ成分)40を含有する溶液(塗布溶液)30が入った容器35を用意する。この例では、銀ナノ粒子を含む溶液(銀ナノ溶液)、銀コロイド溶液、銀イオン水である。ただし、銀の溶液に限らず、
白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーのいずれか、あるいは、それらの任意の混合物の溶液であってもよい。
塗布溶液30の溶媒は、水であることが多いが、アルコール(例えば、エタノール)、ケトン溶媒(例えば、アセトン)、及び/又は、界面活性剤を含めることができる。塗布溶液30において、水、及び/又は、エタノールが主成分のときは、人の肌に悪影響が少ないので好ましい。また、各種成分40のうち、どのような粒径・寸法のものを、どのような濃度で用いるか、または、どのような溶液30の溶媒・添加物を使用するか(あるいはどう組み合わせて使うか)は、使用する接着剤17およびまつげエクステ100(人工まつげ本体部10)によって決まるので、それにあわせて適宜好適なものを採用すればよい。
塗布溶液30とともに、塗布部22を有する塗布器具20も準備する。この例では、塗布器具20は、綿棒であるが、それに限るものではない。例えば、ハケのようなものを用いることができる。あるいは、スポイトのような器具を用いて、塗布溶液30をまつげ50に塗布することも可能である。
次に、図5(b)に示すように、塗布部22を塗布溶液30の中に入れて、塗布部22に塗布溶液30を含ませるようにする。この例の塗布部22は、綿のような天然繊維から構成されているが、人工化学繊維のものから構成されていてもよいし、あるいは、スポンジのような多孔性材料から構成されていてもよい。そして、塗布部22に塗布溶液30を含ませた後は、図2(a)に示したように、塗布部22をまつげ50に接触させて、まつげ50の表面に成分40を付着させることができる。
さらに、本実施形態の塗布用具(施術器具)は、図6(a)及び(b)に示すように、塗布部22と容器35とを一体型にしたビン形状31のものにすることができる。
図6(a)は、ビン形状の塗布用具(施術器具)の蓋部25をあけた状態を示している。一方、図6(b)は、ビン形状の塗布用具(施術器具)の蓋部25を示した状態を示している
本実施形態の施術器具31は、容器本体部35と、蓋部25とから構成されている。容器本体部35の内部空間32には、塗布溶液30が保存されている。また、蓋部25には、塗布部22が取り付けられている。
本実施形態の容器本体部35は、ビン形状を有しており、容器本体部35の上部には、塗布溶液30を導入可能な開口部33を有するビン口部34が形成されている。また、ビン口部34には、開口部33を塞ぐ蓋部25が取り付けられている。本実施形態の容器本体部35は、プラスチック材料(例えば、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)など)、または、ガラスから構成されている。破損しないという点からは、容器本体部35は、プラスチック材料から構成されていることが好ましい。
本実施形態の構成では、塗布溶液30を塗布する塗布部22は、支持棒21を介して蓋部25に取り付けられている。塗布部22は、ハケまたは筆ペンのような部材である。図示した例では、塗布部22は、蓋部25の天面の内部から延びた支持棒21の先端に取り付けられている。すなわち、塗布部22は、塗布部22を支持する支持棒21によって蓋部25に固定されている。したがって、蓋部25を手で持つことにより、支持棒21の先端に位置する塗布部22をまつげ50に接触させることによって、まつげ50に塗布溶液30を塗布することができる。
本実施形態の施術器具31では、ビン口部34の外面と、蓋部25のうちのビン口部36の外面に対応する部位26には、それぞれネジ部(26、36)が形成されている。したがって、蓋部25の支持棒21をビン口部34の開口部33に挿入した後、蓋部25をビン口部34に締めることによって、図6(b)に示すように、施術器具31(または容器本体部35)を密閉状態にすることができる。この密閉状態であれば、施術器具31の移動時において、容器本体部35内の塗布溶液30が外部に漏れ出すことはない。
さらに、図6では、ビン形状の構成のものを示したが、本実施形態の施術器具(または容器本体部)はそのようなものに限られない。例えば、本実施形態の施術器具は、図7に示すようなペンタイプの構成を有するものであってもよい。
図7に示した施術器具70では、塗布溶液30を収容する容器本体部71は、円筒形状を有している。塗布部72は、容器本体部71から延びた円錐部73の先端に配置されている。この例では、塗布部72は、筆ペンの先の筆部のような構成となっている。容器本体部71の内部と塗布部72とは繋がっており、容器本体部71の内部に収納された塗布溶液30は、順次、塗布部72に供給されていく。塗布溶液30が順次供給される塗布部72によって、塗布溶液30をまつげ50に塗布することができる。
容器本体部71の後端には、容器本体部71の後端開口部を封止する封止部(有底円筒部材)77が設けられている。封止部77を外すと、容器本体部71の後端開口部が露出し、その後端開口部から塗布溶液30を充填することができる。また、図示した構成例では、円錐部73および塗布部(筆部)72を収容するキャップ部75が取り付けられるようになっている。この例では、円錐部73の外面と、キャップ部75の内面とにネジ部(73a、75a)が形成されており、キャップ部75を円錐部73に対して回転させることにより、両者を嵌合させることができる。
キャップ部75は、円錐部73に回転させて嵌め込む方式でなく、容器本体部71の長軸方向に沿って入れ込むことで固定できる方式であっても構わない。また、封止部77は、容器本体部71に対してねじ切りの回転方式で固定してもよいし、他の方式(例えば、容器本体部71の長軸方向に沿って差し込む方式)で固定してもよい。図7に示した施術器具70では、容器本体部71は円筒形のものを示したが、それに限らず、他の形態のもの(六角筒など)を採用することも可能である。
本実施形態の容器本体部71は、樹脂製であるが、容器本体部71を透明なものにして、中に収納されている塗布溶液30が見えるようにしてもよい。または、容器本体部71は不透明な材料から構成して、容器本体部71の一部を透明にして、塗布溶液30の残量がわかるような構成にすることも可能である。
このペンタイプの施術器具70では、連続して塗布溶液30をまつげ50に塗布することができるので、便利である。また、施術器具70が細長の形状であるので、収納スペースを大きくとらないので、保管や持ち運びが便利である。
本願発明者は、本実施形態における塗布溶液30(成分40)の接着持続力を確認する示す実験を行った。その結果を図8および図9に示す。
本実施例では、被験者10人(A〜J)に対して、片目30本のまつげエクステを左右に付けた後、14日後のまつげエクステの残数で、接着持続力を評価した。
具体的には、人毛のまつげを洗浄した後に、成分40(各サンプル:例1〜例7)を含有する塗布溶液40を人毛のまつげに塗布し、次いで、まつげエクステンションを接着剤で取り付けた。接着剤は、エチルシアノアクリレートを主成分とした接着剤(略称VBPS)を共通して使用した。まつげエクステ(人工毛)は、ポリブチレンテレフタレート製の人工まつげ(略称KSMIX)を共通して使用した。なお、この接着剤およびまつげエクステは、典型的なものであるので、これを基準にすれば、まつげエクステ業界で使用されている他の接着剤、まつげエクステでも指標になるものである。
ここで、サンプルの例1は、精製水であり、プラセボ(偽薬、コントロール)として使用し、この結果を基準とした。例2は、水+アクリレーツコポリマーの塗布溶液である。例3は、水+銀(銀ナノ粒子、ここでは「低分子の銀」とも称する)の塗布溶液である。例4は、水+金(金ナノ粒子、ここでは「低分子の金」とも称する)の塗布溶液である。例5は、水+白金(白金ナノ粒子、ここでは「低分子の白金」とも称する)の塗布溶液である。例6は、水+シルク(加水分解のシルク、ここでは「低分子のシルク」とも称する)の塗布溶液である。そして、例7は、水+ケラチン(加水分解のケラチン、ここでは「低分子のケラチン」と称する)の塗布溶液である。
そして、接着持続力の結果は、図8に示す通りである。まず、例1の精製水は、10人の14日経過後で、まつげエクステの合計残数は177本であった。14日経つと、かなりまつげエクステが取れていることが確認できる。そして、例2〜7の合計残数については、例2は281本、例3は421本、例4は236本、例5は309本、例6は354本、例7は330本であった。
これを順位で表したのが図9である。例1の精製水を基準に増減率を表すと、第1位の例3(銀)は237.85%であり、なんと2倍以上の効果があった。サンプルの例2〜7の中では、例3(銀)が一番持続力アップの効果があることがわかった。
第2位の例6(シルク)は200.00%であり、2倍の効果があった。概ね例1(銀)と同じ効果があることがわかった。金属微粒子(ナノ粒子)でなくても、目に見えない程度のタンパク質を用いた場合でも、人毛(地まつげ)とまつげエクステとの持続力を向上させることができることがわかった。
第3位の例7(ケラチン)は186.44%であり、ほぼ2倍の効果があった。例7(ケラチン)も、例6(シルク)と同様に、目に見えない程度のタンパク質を用いることで、持続力を伸ばすことができることがわかった。
第4位の例5(白金)は174.58%であり、持続力アップの効果は、例3(銀)よりも弱いものの例6(金)よりも強いことがわかった。
第5位の例2(アクリレーツコポリマー)は158.76%であり、約1.5倍の持続力アップの効果があることがわかった。使用者(人)は毎日洗顔をすることもあり、この成分(アクリレーツコポリマー)は石鹸で簡単に溶解してしまうため、持続力低下が可能性が高いと予想していた。しかし、実際には、約1.5倍もの持続力アップの効果があることがわかった。
第6位の例4(金)は133.33%であり、サンプルの中では持続力アップの効果は一番小さかったが、それでも約1.3倍強の効果があった。
なお、シアノアクリレート系の接着剤において、化学物質であるノルマルヘプタンや水がプライマー効果を発揮することが知られていた。しかし、銀、白金、金などの金属粒子(ナノ粒子)、シルク、ケラチンなどのタンパク質(低分子タンパク質)、そしてコポリマーのような物質が、接着持続力の向上につながるかどうかということは、まつげエクステ業界では全く知られておらず、実際に、地まつげを備えた人(生活する使用者)に実験して確認するまではどのような結果がでるかわからなかった。
本実施例の結果から、本実施形態の成分40を塗布することで、接着持続力が向上することが確認された。より具体的には、通常、まつげエクステの施術方法では、水を多く含むエタノールや水で、まつげに付いた脂質や汚れを落とすのであるが、その後、本実施形態の成分40を含む塗布溶液30を塗布することで、まつげエクステの持続力が伸びることが確認された。
まつげエクステ業界の当業者(専門家)であれば、まつげエクステの持続力を伸ばすには、当然、まつげエクステ用の接着剤の種類を代えて、より強力な接着力を有する接着剤を使うはずである。しかし、いままでの接着剤ではなく、新種類の接着剤を使うことは、まぶたのかぶれ、アレルギーの問題、新たな皮膚病の問題、施術者への影響を検討する必要がある。そして、仮に、接着剤の製造メーカがその品質・影響を保証してくれたとしても、まつげエクステサロンでは、やはり、接着剤の切り替えには躊躇する。
一方、本発明の実施形態の手法によれば、いままでと同じ接着剤を使って、まつげエクステの持続力の延長(まつげエクステ装着期間の延長)を達成することができるので、非常に技術的意義が大きい。また、まつげエクステの表面を粗面化して、それでまつげエクステの持続力を伸ばす手法も考えられなくないが、本発明の実施形態の手法によれば、通常のまつげエクステを使用して、まつげエクステの持続力の延長を達成することができるので、この点でも、非常に技術的意義が大きい。
なお、まつげエクステの表面をエタノールなどで洗浄した後は、その清潔さを保つために、そこに何か別なものを塗布することは、まつげエクステ業界の当業者であれば行わないものであるが、本発明の実施形態の手法では、あえて、業界の常識に反するようなことを実行し、そして、まつげエクステの持続力の延長を達成できることを見いだした。加えて、本発明の実施形態の手法によれば、所定の成分40を含む溶液30を塗布するだけで、まつげエクステの持続力の延長することができるので、非常に簡便に実行できるとともに、それを、まつげエクステの表面をエタノールなどで洗浄する直後に行えば、地まつげを拭く動作と地まつげに塗布する動作を連続して行うことができるので、施術の動作もスムーズに行うことができ、まつげエクステ取り付けの作業(スループット)にほとんど影響を与えない利点もある。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、塗布溶液30の成分40は、銀(または低分子シルク)の単体だけでなく、適宜、混合して使用することができ、2種類を混合してもよいし、3種類以上の混合を行ってもよい。金をベースにしながら、銀および/またはシルクで持続力を補強したような塗布溶液30を構成することも可能である。また、水、アクリレーツコポリマー、ケラチンの混合物からなる溶媒に、銀粒子(ナノ粒子)をベースにした塗布溶液30にすることもできる。さらには、市販されている美容液に、本実施形態の成分40を添加して、本実施形態の塗布溶液30を作製することも可能である。
図3に示した例では、上まつげ50にまつげエクステ100を装着したが、下まつげにエクステ100を装着しても構わない。なお、図2に示した人工まつげ本体部10などでは、断面が円形であるものを示したが、それに限らず、楕円形(または実質的に楕円形または長円形)のものであっても構わない。加えて、人工まつげ本体部10の断面を多面形(六角形、八角形など)にすることも可能であるし、断面を星形(六角形の星形、八角形の星形)にすることも可能である。
さらには、本発明の実施形態のまつげエクステ100を、例えば、図2(a)から(c)に示した状態において、接着剤17ではなくて、塗布液体30を用いて、人工まつげ本体部10をまつげ50に仮止めすることも可能である。この仮止めによって、使用者(装着者)55が、本実施形態のまつげエクステ100のデザインや付け心地などを確認することができる。
本発明によれば、地まつげとまつげエクステとの間の接着持続力を向上させるためのまつげエクステの取り付け方法を提供することができる。
10 人工まつげ本体部
17 接着剤
20 綿棒(施術器具、塗布器具)
21 軸棒(支持棒)
22 塗布部
25 蓋部
26 ネジ部
30 塗布溶液
31 施術器具(ビンタイプ)
32 内部空間
33 開口部
34 ビン口部
35 容器本体部(容器)
36 ビン口部
40 成分(接着持続力アップ成分)
46 キューティクル
48 隙間
55 使用者
60 ピンセット
70 施術器具(ペンタイプ)
71 容器本体部
72 塗布部
73 円錐部
75 キャップ部
77 封止部
100 まつげエクステ(エクステンション用まつげ)

Claims (16)

  1. まつげエクステンションの取付け方法であって、
    銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含む塗布溶液を、人間のまつげに塗布する工程と、
    先端部と末端部とを有する人工まつげ本体部を、接着剤を介して、前記人間のまつげに固定させる工程と
    を含む、取付け方法。
  2. 前記塗布溶液の前記成分は、前記人間のまつげのキューティクルの隙間に侵入する寸法を有しており、
    前記接着剤は、前記人工まつげ本体部の末端部に付与される、請求項1に記載の取付け方法。
  3. さらに、前記塗布溶液は、前記人工まつげ本体部の少なくとも末端部に塗布される、請求項1または2に記載の取付け方法。
  4. 前記塗布溶液は、水およびエタノールの少なくとも一つを含んでいる、請求項1から3の何れか一つに記載の取付け方法。
  5. 前記成分は、銀、シルクおよびケラチンからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項1から4の何れか一つに記載の取付け方法。
  6. 前記塗布溶液は、銀ナノ粒子を含む溶液である、請求項1から4に記載の取付け方法。
  7. 前記塗布溶液は、綿棒で付与される、請求項1から6の何れか一つに記載の取付け方法。
  8. まつげエクステンション用の施術器具であって、
    まつげに塗布する塗布溶液を保存する容器本体部と、
    前記塗布溶液を前記まつげに塗布する塗布部と
    を備え、
    前記塗布溶液は、銀、白金、金、シルク、ケラチンおよびアクリレーツコポリマーからなる群から選択された成分を少なくとも一つ含んでいる、施術器具。
  9. 前記まつげは、人間のまつげであり、
    前記成分は、前記人間のまつげのキューティクルの隙間に侵入する寸法を有している、請求項8に記載の施術器具。
  10. 前記塗布溶液は、水およびエタノールの少なくとも一つを含んでいる、請求項8または9に記載の施術器具。
  11. 前記成分は、銀、シルクおよびケラチンからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項8から10の何れか一つに記載の施術器具。
  12. 前記塗布溶液は、銀ナノ粒子を含む溶液である、請求項8から10の何れか一つに記載の施術器具。
  13. 前記塗布部は、綿棒である、請求項8から12の何れか一つに記載の施術器具。
  14. 前記容器本体部は、ビン形状を有しており、
    前記容器本体部の上部には、前記塗布溶液を導入可能な開口部を有するビン口部が
    形成されており、
    前記ビン口部には、前記開口部を塞ぐ蓋部が取り付けられており、
    前記蓋部には、前記塗布部が取り付けられている、請求項8から12の何れか一つに記載の施術器具。
  15. 前記塗布部は、前記塗布部を支持する支持棒によって前記蓋部に固定されており、
    前記ビン口部の外面と、前記蓋部のうちの前記ビン口部の外面に対応する部位には、それぞれネジ部が形成されている、請求項14に記載の施術器具。
  16. 前記容器は、ペン形状を有しており、
    前記容器本体部は、円筒形状を有しており、
    前記塗布部は、前記容器本体部から延びた円錐部の先端に配置されている、請求項8から12に記載の施術器具。
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