JPH09286454A - 塗布具付容器 - Google Patents

塗布具付容器

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JPH09286454A
JPH09286454A JP8093781A JP9378196A JPH09286454A JP H09286454 A JPH09286454 A JP H09286454A JP 8093781 A JP8093781 A JP 8093781A JP 9378196 A JP9378196 A JP 9378196A JP H09286454 A JPH09286454 A JP H09286454A
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JP
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liquid
mouth
container
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container body
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JP8093781A
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English (en)
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Seiichi Hakamata
征一 袴田
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体の口部に山型に突設した液切り突部
で塗布刷子をシゴいて簡単かつ迅速に液量調節を行い、
良好な液切りを可能とする。また、キャップ本体と容器
本体との接着を防ぎ、内容液の漏れや気化を防止する。
また、液切り突部を容器本体と一体に形成して、製造の
手間やコストを省く。 【解決手段】 内容液22を充填した容器本体21の口
部上面35に、環状の液切り突部29を山型に突出形成
する。また、容器本体21に螺着するキャップ本体24
には、口部23内周に密着する内周壁31と、ブラシ軸
25を介して塗布刷子26を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部にマニュキュア
液、リキッドルージュ液、マスカラ液、文字修正液、塗
料等を充填して塗布作業を行う、塗布具付容器に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、マニュキュア液、リキッドルージ
ュ液、マスカラ液、文字修正液、塗料等を充填して塗布
作業を行う塗布具付容器(1)には、図4に示す如きもの
が存在した。この塗布具付容器(1)のキャップ本体(2)
には内栓(3)を設けてあり、容器本体(4)にキャップ本
体(2)を装着すると、この内栓(3)の外周が、容器本体
(4)の口部(5)内周に密着するよう形成している。
【0003】従って、この塗布具付容器(1)を振ったり
逆さにしたりしても、この内栓(3)によって密閉度が保
たれ、内容液(6)が外部にこぼれたり揮発したりする事
がない。そして、この塗布具付容器(1)を使用する場合
は、図5に示す如く、塗布刷子(7)に内容液(6)を付着
させた後、容器本体(4)の口部(5)で塗布刷子(7)をシ
ゴいて余分な内容液(6)を落として液量を調節し、塗布
作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来方法では、塗布刷子(7)を容器本体(4)の口部(5)で
シゴいて液切りを行った際に、図5に示す如く、このシ
ゴきの反動で、塗布刷子(7)が口部(5)の上端縁や外周
に接触してしまう事があった。そして、内容液(6)がこ
の口部(5)の上端縁に付着して滞留したり、外周に滴り
落ちたりしてしまう事があった。
【0005】そして、この状態で容器本体(4)にキャッ
プ本体(2)を装着すると、口部(5)の回りに付着した内
容液(6)が乾燥固化し、その結果キャップ本体(2)と容
器本体(4)とが、この固まった内容液(6)によって接着
してしまい、次回使用時にキャップ本体(2)を取り外す
のが困難になる欠点を有していた。更に、このように内
容液(6)が口部(5)に付着して固化することにより、キ
ャップ本体(2)を確実に装着する事ができず、気密性が
悪くなる。よって、容器本体(4)内の内容液(6)が揮発
し易くなり、内容液(6)を固化して使用不能となる虞れ
もあった。
【0006】また、上記第1従来例の如き問題点を解決
するために、実開平7−9757号公報記載の考案の如
き塗布具付容器(1)も存在した。この塗布具付容器(1)
は、図6に示す如く、容器本体(4)の口部(5)に内容液
(6)の液切りを行うための中栓(8)を設けたものであ
る。そして、この中栓(8)には、容器本体(4)の口部
(5)の外面に突出して、断面が鋭角状になるような突起
を形成し、液切り突起(9)としている。使用時はこの鋭
角状に突出した液切り突起(9)の先端で、塗布刷子(7)
をシゴいて液量調節や液切りを行っていた。
【0007】すると、この液切り突起(9)は、口部(5)
の上面を被覆する環状鍔(10)よりも上方に突出してい
るから、塗布刷子(7)を液切り突起(9)でシゴいた際
に、このシゴきの反動で液切り突起(9)の外方に塗布刷
子(7)を突出移動しても、塗布刷子(7)の先端が環状鍔
(10)の上面に接触する事がない。更に、この液切り突
起(9)は、鋭角状に形成されて先端が尖っているから液
切れも良好である。従って、キャップ本体(2)と環状鍔
(10)とが接触する面に、塗布刷子(7)のシゴきによっ
ては内容液(6)が付着しないから、容器本体(4)にキャ
ップ本体(2)を装着すると、容器本体(4)とキャップ本
体(2)や中栓(8)が接着して取り外せなくなる事故を発
生しにくくする。
【0008】しかしながら、この第2従来例に於いて
も、次のような欠点が存在する。つまり、液切り突起
(9)と塗布刷子(7)を接続したキャップ本体(2)との間
に隙間(12)が生じている為、キャップ本体(2)を装着
した容器本体(4)を、振ったり横転したりした場合、図
6に示す如く、キャップ本体(2)の外栓(11)と液切り
突起(9)との隙間(12)に内容液(6)が滞留してしま
う。すると、この隙間(12)に残留した内容液(6)が乾
燥固化し、第1従来例と同様に、キャップ本体(2)と容
器本体(4)又は中栓(8)とが接着し、取り外しにくくな
る虞れがあった。更に、中栓(8)を別個に形成して装着
するから、部品点数を増加し、組立てにも手間を要し
て、高コストとなる欠点もあった。また、この中栓(8)
を装着するには、容器本体(4)の口部(5)を広く形成す
る必要があるから、塗布具付容器(1)のデザインをする
上で制約が生じる場合もあった。
【0009】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、容器本体の口部に液切り突部を形成
し、この液切り突部で塗布刷子をシゴく事により、塗布
刷子に付着する内容液量の調節をするとともに、この液
切り突部の上端で内容液の液切りを、切れ良く行い、容
器本体の口部周辺を内容液で汚す事なく、塗布作業を行
おうとするものである。そして、液切りのための部品を
作成したり装着したりする手間やコストを省こうとする
ものである。
【0010】また、キャップ本体と容器本体との密閉性
を高めて塗布具付容器を形成する事により、内容液が固
化して使用不能となるのを防ごうとするものである。更
に、キャップ本体を装着した容器本体を振ったり横転し
たりしても、キャップ本体と容器本体との接触部に内容
液が付着して固化するのを防ぎ、キャップ本体と容器本
体が確実に着脱可能となるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、内容液を充填した容器本体の口部の上
端に、環状の液切り突部を山型に突出形成するととも
に、容器本体の口部の内面に密着する円筒状の内周壁
を、容器本体に着脱可能に装着するキャップ本体に形成
し、このキャップ本体の下端に、先端に塗布刷子を設け
たブラシ軸を突出形成して成るものである。
【0012】また、液切り突部は、口部上面からの突出
高さを、0.15〜1.0mmに形成しても良い。
【0013】また、液切り突部の基部の形成幅は、0.
2〜1.0mmに形成しても良い。
【0014】また、液切り突部は、三角形の鋭角状とし
ても良い。
【0015】また、液切り突部の上端縁は、台形状とし
ても良い。
【0016】また、キャップ本体は、液切り突部の外周
の口部上面に密着する環状の外周壁を形成しても良い。
【0017】また、液切り突部の上端縁は、キャップ本
体の内周壁と外周壁との間隔に形成される凹溝の天面に
密着可能としても良い。
【0018】
【作用】上述の如く構成したものであるから、本発明に
於ける塗布具付容器を使用して塗布作業を行うには、ま
ず、容器本体内部の内容液を攪拌して均一化するため
に、キャップ本体を装着したまま塗布具付容器をよく振
る。すると、この塗布具付容器の容器本体の口部内周と
キャップ本体の内周壁とが、液密状態で接触可能に形成
しているから、内容液がこの内周壁よりも外部に漏れる
事がない。
【0019】また、容器本体の口部の上端面とキャップ
本体の外栓の下端とを、密着可能に形成し、更にキャッ
プ本体の内周壁と外周壁との間隔に形成される凹溝の天
面である仕切壁に、液切り突部の上端縁を密着可能に形
成すれば、容器を振ったり横転した際に内容液の流出を
より確実に防ぐ事ができる。従って、容器本体とキャッ
プ本体との接触部に内容液が付着しないから、使用後に
放置してもキャップが外れなくなるような事はない。
【0020】そして、内容液が十分攪拌されたら、キャ
ップ本体を容器本体から取り外す。そして、キャップ本
体を持ち上げて、内容液が充分付着した塗布刷子を、口
部付近まで引き上げる。そして、この口部に突出した液
切り突部の内周面に沿って塗布刷子を滑らせて、内容液
量を調節する。その後、山型に形成した液切り突部の上
端縁にて塗布刷子をシゴいて液切りを行う。
【0021】すると、従来例1では、口部で塗布刷子を
シゴくと、塗布刷子の先端がこの口部の上端面に接触し
て内容液が付着していた。また、このシゴきの反動で塗
布刷子の先端が容器本体の口部の外周にまで接触して、
外周部も内容液で汚してしまう事があった。しかし、本
発明に於いて液切り突部は容器本体の口部よりも上方に
突出して形成しているから、塗布刷子を液切り突部の上
面で動かしても、塗布刷子の先端が口部に接触する事が
ない。そして、液切り突部の内周面及び山型の上端縁
で、余分な内容液がシゴき落とされ、口部の内周面を伝
って容器本体内部に落下する。
【0022】そして、この液切り突部は山型に形成して
いるから、この上端縁での液切りを良好に行う事ができ
る。更に、この液切り突部を、基部の形成幅が0.2〜
1.0mmで、上端が三角形の鋭角状または台形状に形
成すれば、液切り突部の上面に塗布刷子が接触しても、
この上面に内容液が多量に付着する事がない。そして、
付着した内容液は液切り突部の内側に流れ、液切り突部
の外側の口部上面や口部の外周にこぼれる事もない。従
って、使用後にキャップ本体を装着しても、内容液によ
るキャップ本体と容器本体との接着を防ぐ事ができる。
また、鋭角状の上端縁で液切りするから、液切れもより
良好となる。
【0023】上述の如く塗布刷子の付着液量を調節した
ら、指爪、唇、まつ毛、用紙、車体等の目的物への塗布
作業を行う。そして、この塗布後に内容液を塗布刷子に
補給するには、容器本体内に塗布刷子を挿入して内容液
と接触させ、上記と同様の作業を行う。そして、塗布作
業が全て終了したら、キャップ本体を装着して保管す
る。
【0024】以上の如く使用する事により、容器本体と
キャップ本体との接触部に内容液が残留して固化する事
がないから、次回使用時も確実にキャップ本体を取り外
して、この塗布具付容器を使用する事ができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、2に於いて説
明すれば、(21)は容器本体で、内部にマニュキュア
液、リキッドルージュ液、マスカラ液、文字修正液、塗
料等の内容液(22)を充填し、口部(23)外周に螺子部
(28)を介して着脱可能なキャップ本体(24)を螺着し
ている。そして、このキャップ本体(24)の内面に軸方
向と直角に形成した仕切壁(27)には、容器本体(21)
内の内容液(22)に挿入可能となるように、ブラシ軸
(25)を介して塗布刷子(26)を接続している。
【0026】また、容器本体(21)の口部(23)の上端
には、環状の液切り突部(29)を山型に突出している。
そして、この液切り突部(29)は、突出高さを0.15
〜1.0mmとするとともに、基部の形成幅を0.2〜
1.0mmとした幅狭の台形状に形成している。また、
この液切り突部(29)は、三角形の鋭角状に形成しても
良い。このように、液切り突部(29)を台形状又は三角
形状に形成する事により、液切り突部(29)の上面は幅
狭又は尖った状態となる。従って、液切りする際に、塗
布刷子(26)がこの液切り突部(29)の上面に接触して
も、この上面には内容液(22)は殆ど付着しないし液切
れも良好となる。
【0027】また、この液切り突部(29)を形成する場
合、基部の内径は、口部(23)の内径と同一とする事
で、口部(23)の内端に液切り突部(29)を連続して形
成する。もし、液切り突部(29)の基部の内径を口部
(23)の内径よりも径大に形成すると、口部(23)の内
端と液切り突部(29)の基部との間隔に口部上面(35)
の一部が現れる。そして、液切り突部(29)で塗布刷子
(26)をシゴいた際に、この口部上面(35)に塗布刷子
(26)が接触するから、内容液(22)が口部上面(35)
に滞留して固化する可能性が生じる。
【0028】また、キャップ本体(24)の仕切壁(27)
には、口部(23)の内周面に密着可能な円筒状の内周壁
(31)を突設して、気密性を高めている。更に、キャッ
プ本体(24)の内周壁(31)の外周部には、キャップ本
体(24)装着時に、液切り突部(29)を収納する凹溝
(32)を介して環状の外周壁(33)を形成しても良い。
また、容器本体(21)にキャップ本体(24)を装着する
と、この外周壁(34)の下端が口部(23)の上端面に密
着するよう形成すれば、容器本体(21)内部の気密性を
より高める事ができる。
【0029】また、液切り突部(29)の上端縁が、キャ
ップ本体(24)の凹溝(32)の天面である仕切壁(27)
の内面に密着するよう形成すれば、この部分でも気密性
を保持する事ができる。そして、キャップ本体(24)を
装着して、この液切り突部(29)の上端面をキャップ本
体(24)の凹溝(32)の天面である仕切壁(27)に接触
しても、前述の如く液切り突部(29)の上面には内容液
(22)が殆ど残留しないから、キャップ本体(24)と容
器本体(21)とが接着する事がない。
【0030】この塗布具付容器(34)は、上述の如く気
密性を保持しているから、この塗布具付容器(34)を振
ったり、横転したまま保管したりしても、容器本体(2
1)の外側に内容液(22)が漏れたり揮発を生じたりす
る事がなく、内容液(22)を無駄無く使用する事が可能
となる。
【0031】また、上記実施例では、液切り突部(29)
の上端縁を、台形状に形成しているが、三角形の鋭角状
に形成してもよい。すると、液の切れがより良好となる
し、上端縁に付着する内容液(22)の量も減少する。ま
た、凹溝(32)の仕切壁(27)内面との接触面積も少な
いものとなる。従って、キャップ本体(24)との接着を
より防ぐ事ができる。
【0032】また、液切り突部(29)は、口部(23)上
端面からの形成高さを、0.15〜1.0mmで形成し
ている。そして、好ましくは0.5mmで形成する。こ
の液切り突部(29)の突出高さが低すぎると、塗布刷子
(26)を口部(23)上方で移動した際に、塗布刷子(2
6)の先端が口部(23)上面に接触してしまい、内容液
(22)が付着してしまう。また、液切り突部(29)の突
出高さが高すぎると、その分材料を多くする必要がある
し、この液切り突部(29)を収納するために、キャップ
本体(24)の内周壁(31)や外周壁(33)を長く形成し
たりする必要がある。従って、材料の無駄を生じたり、
製造に手数を要するものとなる。
【0033】上述の如き塗布具付容器(34)を使用し
て、塗布刷子(26)の内容液(22)の付着量を調節する
状態を図3に示す。まず、容器本体(21)を良く振って
攪拌した後、キャップ本体(24)を容器本体(21)から
取り外し、塗布刷子(26)を容器本体(21)の口部(2
3)まで引き上げる。そして、口部(23)の内周面から
口部(23)上端に突出した液切り突部(29)の内周面で
塗布刷子(26)を滑らせて、余分な内容液(22)をシゴ
き落として大まかな液量調節を行う。すると、シゴき落
とされた内容液(22)は、この液切り突部(29)と口部
(23)の内周面を伝って容器本体(21)の内部に確実に
落下する。
【0034】その後、液切り突部(29)の上端縁にて塗
布刷子(26)をシゴいて、液切りを行う。すると、液切
り突部(29)の上端縁は、上面が幅狭の台形状又は三角
形の鋭角状に形成しているから、液切れが良好となる
し、この液切り突部(29)の上面への内容液(22)の付
着を防止する事が可能となる。また、液切り突部(29)
は口部(23)の上方に突出して形成しているから、図3
の一点鎖線で示す如く、塗布刷子(26)を液切り突部
(29)の上端縁で移動しても、塗布刷子(26)の先端が
口部上面(35)や口部(23)の外周に接触する事がな
い。従って、口部上面(35)や口部(23)の外周にも内
容液(22)が付着しないから、容器本体(21)とキャッ
プ本体(24)との接触部に内容液(22)が付着して固化
し、外せなくなる事がない。
【0035】上述如き塗布刷子(26)の液の付着量の調
節後、指爪、唇、まつ毛、用紙、車体等の目的物への塗
布作業を行う。そして、塗布刷子(26)に内容液(22)
を補充するには、塗布刷子(26)を容器本体(21)内に
挿入して、内容液(22)と接触させ、上記と同様のシゴ
き作業を繰り返す。その後、再び目的物への塗布作業を
行う。また、塗布作業が全て完了したら、キャップ本体
(24)を容器本体(21)に装着して保管する。すると、
上述の如き効果によりキャップ本体(24)と容器本体
(21)との接触部に、内容液(22)が付着しないから、
確実な装着が可能となる。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、塗布具付容器を用いて塗布作業を行う際に、容器
本体口部に突設した液切り突部で塗布刷子をシゴく事
で、塗布刷子への内容液の付着量を簡単かつ迅速に調節
する事ができる。また、この液切り突部を設けた事によ
り、液切りが良好となり、内容液が容器本体の口部周辺
に溢れて汚れる事がなく、清潔で美感に優れた使用が可
能となる。
【0037】更に、本発明では容器本体の口部の内周面
と内周壁とが密着するから、容器本体内部の内容液の漏
れや揮発を防止し、容器本体とキャップ本体との接触部
に内容液が滞留して固化し容器本体とキャップ本体とが
接着固化したり、内容液の溶媒が気化して固化したりす
る事がない。従って、内容液の漏れや気化を効率よく防
ぐから、内容液が長持ちし、無駄のない使用が可能とな
る。
【0038】また、この液切り突部を、容器本体の口部
と一体に形成しているから、別体に液切り用の部品を作
成する場合に比べ、製作上の手間やコストを省く事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】液切り突部部分の拡大断面図。
【図3】液切り突部で液切りを行っている状態を示す拡
大断面図。
【図4】従来例1の全体を示す断面図。
【図5】従来例1の液切り時の拡大断面図。
【図6】従来例2を示す断面図。
【符号の説明】
21 容器本体 22 内容液 23 口部 24 キャップ本体 25 ブラシ軸 26 塗布刷子 29 液切り突部 31 内周壁 32 凹溝 33 外周壁 35 口部上面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液を充填した容器本体の口部の上端
    に、環状の液切り突部を山型に突出形成するとともに、
    容器本体の口部の内面に密着する円筒状の内周壁を、容
    器本体に着脱可能に装着するキャップ本体に形成し、こ
    のキャップ本体の下端に、先端に塗布刷子を設けたブラ
    シ軸を突出形成した事を特徴とする塗布具付容器。
  2. 【請求項2】 液切り突部は、口部上面からの突出高さ
    を、0.15〜1.0mmに形成した事を特徴とする請
    求項1の塗布具付容器。
  3. 【請求項3】 液切り突部の基部の形成幅は、0.2〜
    1.0mmに形成した事を特徴とする請求項1の塗布具
    付容器。
  4. 【請求項4】 液切り突部は、三角形の鋭角状とした事
    を特徴とする請求項1の塗布具付容器。
  5. 【請求項5】 液切り突部の上端面は、台形状とした事
    を特徴とする請求項1の塗布具付容器。
  6. 【請求項6】 キャップ本体は、液切り突部の外周の口
    部上面に密着する環状の外周壁を形成した事を特徴とす
    る請求項1の塗布具付容器。
  7. 【請求項7】 液切り突部の上端縁は、キャップ本体の
    内周壁と外周壁との間隔に形成される凹溝の天面に密着
    可能とした事を特徴とする請求項6の塗布具付容器。
JP8093781A 1996-04-16 1996-04-16 塗布具付容器 Pending JPH09286454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059280A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 株式会社松風 まつげエクステンションの取り付け方法、および、まつげエクステンション用の施術器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059280A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 株式会社松風 まつげエクステンションの取り付け方法、および、まつげエクステンション用の施術器具

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