JP2015058525A - 動力工具 - Google Patents

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裕昭 米川
Hiroaki Yonekawa
裕昭 米川
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Abstract

【課題】歯車伝達機構の歯面のすり減りを抑制することで長寿命とした動力工具を提供する。【解決手段】動力工具であるディスクグラインダ1は、ハウジングと、ハウジングに接続されるギヤカバ3と、ハウジング内に収容され、回転軸33を有するモータと、回転軸33に固定され、回転軸33の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤ34と、回転軸33と交差する出力軸35と、ギヤカバ3内に収容され出力軸35に固定され、出力軸35の軸方向に対して傾斜し第1ギヤ34の歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤ36と、を備え、ギヤカバ3は第2ギヤ36を配置する収容部3Cを備え、収容部3Cは第1ギヤ34及び第2ギヤ36の歯面に塗布される潤滑剤200を前記第2ギヤ36の歯面に案内する案内部31Aを有する。【選択図】図3

Description

本発明は動力工具に関し、特に歯車伝達機構を備える動力工具に関する。
従来より、ディスクグラインダ等に代表される先端工具が取り付けられた出力軸とモータの回転軸とが交差しており、ギヤカバ内に収容された歯車伝達機構によって回転軸の回転力が出力軸に伝達される動力工具が広く使用されてきた。かかる従来の動力工具は、特許文献1に記載されている。
特開2007−275999号公報
従来の動力工具では、歯車と歯車とが噛合して回転することで歯面がすり減り歯車伝達機構が短寿命となることを防止するために、歯面にグリスが塗布され、また、歯車伝達機構を収容しているギヤカバ内には歯面にグリスがより付着するようにグリスが余分に詰められている。しかし、歯車の回転による遠心力で歯面に塗布されたグリスが歯面を避けるようにギヤカバ内側の面に飛散し、ギヤカバ内側の面にグリスが付着したままの状態となる。このため、歯面にグリスが十分に塗布されていない状態となり、歯面のすり減りが加速し、歯車伝達機構ひいては動力工具の寿命が短くなるという問題があった。
そこで、本発明は歯車の歯面のすり減りを抑制し、歯車伝達機構を長寿命とする動力工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジングに接続されるギヤカバと、該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、該回転軸と交差する出力軸と、該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、該ギヤカバは、該第2ギヤを配置する収容部を備え、該収容部は、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を前記第2ギヤの歯面に案内する案内部を有することを特徴とする動力工具を提供する。
係る構成によれば、潤滑剤を歯面に案内(ガイド)することができるため、ギヤの消耗を抑制し、長寿命とすることができる。
ここで、該案内部は、該出力軸の軸方向において、該第2ギヤの歯面に向かって突出する構成である。このような構成によれば、案内部に沿って潤滑剤を歯面に確実に案内(ガイド)することができるため、ギヤの消耗を抑制し、長寿命とすることができる。
また該案内部は、該第2ギヤの歯面より下方に延びている。係る構成によれば、案内部に沿って潤滑剤を歯面に確実に案内(ガイド)することができるため、ギヤの消耗を抑制し、長寿命とすることができる。
本発明はまた、ハウジングと、該ハウジングに接続されるギヤカバと、該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、該回転軸と交差する出力軸と、該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、該ギヤカバは、該第2ギヤを配置する収容部を備え、該収容部は、該出力軸の軸方向において、前記第2ギヤの歯面に向かって突出する案内部を有することを特徴とする動力工具を提供している。
このような構成によれば、案内部に沿って潤滑剤を歯面に確実に案内(ガイド)することができるため、ギヤの消耗を抑制し、長寿命とすることができる。
ここで、該案内部は、該第2ギヤの歯面より下方に延びている。
また該案内部は、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を該第2ギヤの歯面に案内するように構成されている。潤滑剤を歯面に案内(ガイド)することができるため、ギヤの消耗を抑制し、長寿命とすることができる。
本発明はまた、ハウジングと、該ハウジングに接続されるギヤカバと、該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、該回転軸と交差する出力軸と、該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、該ギヤカバの該第2ギヤの歯面と対向する部分には、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を保持し該歯面から遠ざかる方向に窪む窪み部が形成されていることを特徴とする動力工具を提供する。
このような構成によると、第2ギヤに塗布された潤滑用の潤滑剤の一部が遠心力でギヤカバ内側の面に飛ばされて張り付いている場合に、第2ギヤ上の残りの潤滑剤が遠心力によりギヤカバ内側の面方向に飛ばされることで、ギヤカバに張り付いている潤滑剤を窪み部に沿って押し出し、第2ギヤの歯面上に当該潤滑剤を戻すことができる。このため、窪み部内を当該潤滑剤が循環し、第2ギヤに塗布された当該潤滑剤量が減少することを抑制することができ、第1ギヤ及び第2ギヤのすり減り及び摩耗を抑制し、動力工具を長寿命とすることができる。
ここで、該窪み部は、該歯面から遠ざかる方向に湾曲している。
また、上記構成において、該ギヤカバは、該第2ギヤの外周面を覆う環状の囲み部を有し、該囲み部の内周面と該第2ギヤの外周面とは該窪み部に保持された潤滑剤の通過を阻止できる程度に接近していることが好ましい。
このような構成によると、潤滑剤を保持している窪み部からギヤカバ内の他の空間に潤滑剤が漏れ出ることを抑制することができる。このため、窪み部に保持されている潤滑剤量の減少を抑え、第1ギヤ及び第2ギヤのすり減り及び摩耗をより抑制し、動力工具をより長寿命とすることができる。
また、該囲み部は該窪み部に臨む先端面を有し、該先端面は、該出力軸の半径方向内方に向かうに従って反窪み部方向に傾斜していることが好ましい。
このような構成によると、第2ギヤの回転による遠心力で飛ばされた潤滑剤が先端面の傾斜に沿って円滑に窪み部に案内される。このため、窪み部内の潤滑剤の循環がより良好になる。
また、該窪み部は、該出力軸の半径方向の最内方に位置する最内方面を有し、該第2ギヤの傾斜した歯面は、該出力軸の半径方向の最内方に位置する最内方部を有し、該最内方面は、該最内方部よりも該出力軸の半径方向において内方に位置することが好ましい。
このような構成によると、窪み部の最内方面まで押し戻された潤滑剤が第2ギヤの歯面の最内方部に戻る。このため、窪み部内の潤滑剤の循環がより良好になるとともに、歯面全体に潤滑剤を行き渡らせることができる。
また、該囲み部と該第2ギヤとの間には、該囲み部に対して該第2ギヤの回転を許容し且つ該囲み部と該第2ギヤとの間の隙間を埋めるシール部材が設けられていることが好ましい。
また、該シール部材はOリングであることが好ましい。
また、該シール部材は環状ゴムであることが好ましい。
このような構成によると、潤滑剤を保持している窪み部からギヤカバ内の他の空間に潤滑剤が移動することをより抑制することができる。このため、窪み部に保持されている潤滑剤量の減少をより抑えることができ、第1ギヤ及び第2ギヤのすり減り及び摩耗をより抑制し、動力工具をより長寿命とすることができる。
また、該ギヤカバは、該窪み部と該第2ギヤの歯面との間に仕切部材を備え、該仕切部材と該第2ギヤの歯面とにより第1経路が形成され、該仕切部材と該ギヤカバの内周面とにより第2経路が形成され、該第1経路と該第2経路とにより潤滑剤循環経路が形成されることが好ましい。
このような構成によると、窪み部内の潤滑剤循環経路において第1経路は潤滑剤を出力軸の半径方向外方に押し出すことに利用され、また、第2経路は潤滑剤を第2ギヤの歯面上に押し戻すことに利用される。このため、窪み部内の潤滑剤の循環がより良好となる。
本発明は更に、ハウジングと、該ハウジングに接続されるギヤカバと、該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、該回転軸と交差する出力軸と、該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、該歯面の反対側の面と対向して該ギヤカバ内に設けられた潤滑剤受け部と、を備え、該ギヤカバと該第2ギヤとにより第1潤滑剤保持部が画成され、該第2ギヤと該潤滑剤受け部とにより第2潤滑剤保持部が画成され、該第2ギヤの外周面には、該出力軸に対して傾斜している複数のフィンが設けられ、該第2ギヤには、該第1潤滑剤保持部と該第2潤滑剤保持部とを連通させる潤滑剤循環孔が形成されていることを特徴とする動力工具を提供する。
上記構成において、該フィンの第1潤滑剤保持部側の端部は、該第2ギヤの回転方向において、該フィンの第2潤滑剤保持部側の端部よりも下流側に位置していることが好ましい。
このような構成によると、外周面に複数のフィンが設けられた第2ギヤが回転することで軸流ファンとなり、ギヤカバ内周面に飛散した潤滑剤を第1潤滑剤保持部から第2潤滑剤保持部へ強制的に移動させることができる。また、第2潤滑剤保持部に潤滑剤が一定量以上溜まることにより、第2潤滑剤保持部に貯まった潤滑剤は潤滑剤循環孔を通じて第1潤滑剤保持部へ戻る。このように、強制的にギヤカバ内の潤滑剤を循環させることができるため、第2ギヤに塗布されている潤滑剤の量の減少を抑え、第1ギヤ及び第2ギヤのすり減り及び摩耗を抑制し、動力工具を長寿命とすることができる。
また、該潤滑剤循環孔の該第1潤滑剤保持部に開口する開口端は、該第2ギヤの回転方向において、該潤滑剤循環孔の該第2潤滑剤保持部に開口する開口端よりも上流側に位置していることが好ましい。
このような構成によると、潤滑剤循環孔が積極的に第2潤滑剤保持部内の潤滑剤をすくい上げ第2ギヤの歯面上に潤滑剤を戻すことができる。このため、第2ギヤに塗布されている潤滑剤の量の減少をより抑えることができ、第1ギヤ及び第2ギヤのすり減り及び摩耗をより抑制し、動力工具をより長寿命とすることができる。
本発明は更に、ハウジングと、該ハウジングに接続されるギヤカバと、該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、該回転軸と交差する出力軸と、該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、該ギヤカバの内周部は、該第2ギヤの径方向外側に位置するギヤ対向面と、該第2ギヤの歯面の径方向外側に位置する外方面と、が形成され、該外方面は該ギヤ対向面より径方向外側に位置することを特徴とする動力工具を提供する。
係る構成によれば、第2ギヤの歯面の外側に潤滑剤の溜め部が提供される。
本発明の動力工具によれば、本発明は歯車の歯面のすり減りを抑制し、歯車伝達機構を長寿命とする動力工具を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による動力工具の外観を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態による動力工具の外観を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態による動力工具の第1ギヤカバを示す底面図である。 本発明の第1の実施の形態による動力工具のギヤカバ部を示す一部断面側面図の拡大図である。 本発明の第1の実施の形態の第1の変形例による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態の第2の変形例による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態の第3の変形例による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図である。 本発明の第1の実施の形態の第3の変形例による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態による動力工具のギヤカバ内部を示し、(a)は一部断面側面図、(b)はX―X線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態による動力工具の第2ギヤを示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態による動力工具のギヤカバ内部を示す一部断面側面図の拡大図である。
本発明の第1の実施の形態による動力工具について図1乃至図5に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように本発明の第1の実施の形態による動力工具であるディスクグラインダ1は、ハウジング2と、ギヤカバ3と、先端工具7を着脱可能な出力軸35とにより主に構成されており、出力軸35に先端工具7が取り付けられた状態で使用され、ギヤカバ3内部には潤滑剤となるグリス200や潤滑油が充填されている。ここで、ハウジング2に対してギヤカバ3が設けられている方向を前方向と定義し、前方向と逆の方向を後方向と定義する。また、ギヤカバ3に対して先端工具7が取り付けられている方向を下方向と定義し、下方向の逆の方向を上方向と定義する。さらに、後方向から見て右を右方向、左を左方向と定義する。
ハウジング2は、前後方向に延びる略円筒形状をなしており、ディスクグラインダ1が使用される場合にユーザによって把持される部分である。このハウジング2は、例えば耐熱性樹脂材料によって構成されている。ハウジング2は、その内部に図示せぬモータと、図示せぬファンとを収容している。また、ハウジング2には、図示せぬ操作スイッチと、電源ケーブル8とが設けられている。
図示せぬモータは、ハウジング2内部の前部に収容されており、前方向に突出する回転軸33を有している(図3)。図示せぬモータは、図示せぬ操作スイッチを介して電源ケーブル8と電気的に接続されており、電源ケーブル8から供給される電源によって駆動する。
図示せぬファンは、回転軸33に固定されており、回転軸33と同軸回転することで図示せぬモータを冷却するための冷却風を発生させる。
図示せぬ操作スイッチは、ハウジング2の後端部の下側に設けられており、その一端側は図示せぬモータに電気的に接続され、他端側は電源ケーブル8に接続されている。図示せぬ操作スイッチを操作することで図示せぬモータへの電力供給を入切することができる。
電源ケーブル8は、ハウジング後端部の略中央から後方向に延出している。電源ケーブル8の一端側は図示せぬ操作スイッチと電気的に接続されており、また、他端側は商用電源と接続可能な形状をなしている。
ギヤカバ3は、金属製であり、図1乃至図3に示すように、ハウジング2の前方に設けられている。また、ギヤカバ3は、第1ギヤカバ31と、第1ギヤカバと対向する第2ギヤカバ32とにより構成されており、ギヤカバ3内部には主に、回転軸33の端部と、第1ギヤ34と、出力軸35と、第2ギヤ36と、グリス200とが収容されている。
図2及び図3に示すように、第1ギヤカバ31は、ギヤカバ3の上側部分を形成しており、複数の排気孔3aが形成され、ロックスイッチ6が設けられている。また、第1ギヤカバ31の第2ギヤカバ32と対向する側には軸受部3Aと、第1当接部3Bと、湾曲面3bを備える窪み部3C(収容部)が形成されている。
図2に示すように、複数の排気孔3aは、図示せぬファンによる冷却風を排出するための左右方向に延びる孔であって、第1ギヤカバ31の上部前面に上下方向左右方向に一定間隔をおいて形成されている。
図2及び図4に示すように、ロックスイッチ6は、複数の排気孔3aの前方右側に設けられており、下方に延びるロック部61を有している。
図3乃至図5に示すように、軸受部3Aは、上下方向に延びる略円筒形状をなしており、底面視において第1ギヤカバ31の略中央に位置している。また、軸受部3Aの後部には、第1ギヤ34を避けるように底面視において前方に窪んだ凹状部が形成されており、軸受部3Aの略中央には軸受孔3cが上方に窪んで形成されている。さらに、軸受部3Aの外周面の凹状部以外の部分には、窪み部3Cを画成する最内方面31A(案内部)が規定されている。軸受孔3cは出力軸35を回転可能に支承している軸受部材35Bを支持している。
第1当接部3Bは、第1ギヤカバ31の外郭をなす部分であり、底面視において軸受部3Aと同心円上に環状に形成されている。また、第1当接部3Bの内周面上部には、窪み部3Cを画成する外方面31Bが規定されており、その下端部には第1当接面31Cが規定されている。
湾曲面3bは、最内方面31Aと外方面31Bとを接続する面であり、出力軸35の半径方向における湾曲面3bの断面は、上方向に湾曲している。
窪み部3Cは、第1ギヤ34を避けるように軸受部3Aを囲む上方に窪んだ平面視C字形状をなす部分であり、最内方面31Aと外方面31Bと湾曲面3bとにより画成されている。
図3及び図5に示すように、第2ギヤカバ32は、ギヤカバ3の下側部分を形成しており、第1ギヤカバ31に対向する側には第2当接面32Cが規定され、囲み部32Aが設けられている。
図5に示すように、第2当接面32Cは、第1ギヤカバ31の第1当接面31Cと当接する面であり、第2ギヤカバ32の第1ギヤカバ31と対向する側の周縁部に規定されている。
囲み部32Aは、上下方向に延びるリブであり、第2当接面32Cの内側に上面視において出力軸35の軸心を中心とする円形状に設けられている。また、囲み部32Aの上端部には先端面32Bが規定され、内周面にはギヤ対向面32Dが規定されている。
先端面32Bは、出力軸35の半径方向において外方から内方に向かうに従って下方に傾斜している。ギヤ対向面32Dは、第2ギヤ36と対向している。
回転軸33は、第1ギヤカバ31に支持されているボールベアリング33Aによって回転可能に支承されており、図示せぬモータの駆動により回転する。また、回転軸33の前端部には第1ギヤ34が同軸的に固定されている。第1ギヤ34は、回転軸33の軸方向(前後方向)に対して傾斜する第1歯面34Aを有している。
図1乃至図3に示すように、出力軸35は、回転軸33と直交するように上下方向に延びる略円筒形状をなしており、第1ギヤカバ31に支持されている軸受部材35Bと第2ギヤカバ32に支持されているボールベアリング35Aとによって回転可能に支承されている。出力軸35には第2ギヤ36と工具取付部4とが固定されている。
第1ギヤ34及び第2ギヤ36が主に歯車伝達機構を構成しており、回転軸33の回転力を出力軸35に伝達している。
図3及び図5に示すように、第2ギヤ36は、出力軸35の上部に同軸的に固定された傘歯車であり、第1ギヤ34の第1歯面34Aと噛合する第2歯面36Aと、外周面36Bとを有している。また、第2ギヤ36には、第2ギヤ36の回転を制限するためのロック孔36aが形成されている。なお、第2ギヤの歯面36Aは収容部となる窪み部31Cに配置されている。
第2歯面36Aは、出力軸35の軸方向(上下方向)に対して傾斜しており、第2ギヤ36の上面に出力軸35の半径方向の外方端部から内方に向かって一定の幅を持って環状に形成されている。また、出力軸35の半径方向において第2歯面36Aの外方端部は、囲み部32Aの先端面32Bの最下端部よりも僅かに上方に位置するように設計されており、第2歯面36Aの最内方には最内方部36Cが規定されている。
図5に示すように、外周面36Bは、第2歯面36Aの周縁部に沿って、下方に延出している面であり、囲み部32Aのギヤ対向面32Dに対向している。ギヤ対向面32Dと外周面36Bと間隔は窪み部3Cに保持されたグリス200の通過を阻止できる程度に接近している。具体的には、ギヤ対向面32Dと外周面36Bと間隔は0.1〜0.5mmに構成されている。
ロック孔36aは、第2歯面36Aの内側近傍に下方に窪んで形成されている。上面視において、ロック孔36aとロックスイッチ6とが重なる位置まで第2ギヤ36と回転させ、ロックスイッチ6を下方に押し込むことでロック部61がロック孔36aに嵌合し、第2ギヤ36の回転が制限される。
工具取付部4は、略円板形状をなしており、出力軸35の下端部に同軸的に固定されている。工具取付部4の下端部には先端工具7が取り付けられている。先端工具7は、被加工材を研削するための回転砥石であり、その後部は保護カバー5で覆われている。
グリス200は、第1ギヤ34の第1歯面34A及び第2ギヤの第2歯面36Aのすり減りを抑制するために両歯面に塗布されており、且つ窪み部3Cと、第2歯面36Aと、先端面32Bとで画成されるグリス保持空間に充填されている。
ここでディスクグラインダ1の動作について説明する。電源ケーブル8を商用電源に接続し、図示せぬ操作スイッチを操作してディスクグラインダ1に電源を供給すると、図示せぬモータが駆動して回転軸33が回転する。回転軸33は30000RPM程度で回転する。
回転軸33が回転すると第1ギヤ34も同軸回転し、第1歯面34Aと噛合している第2歯面36Aを介して第2ギヤ36に回転力が伝達され、第2ギヤ36も回転する。第2ギヤ36は、第1ギヤ34の回転速度が減速され10000RPM程度で回転する。
第2ギヤ36は出力軸35に同軸固定されているため、第2ギヤ36が回転すると出力軸35が回転し、出力軸35に同軸固定されている先端工具7が回転する。先端工具7が回転することで被加工材に対して研削等の加工が可能となる。
加工を終了したい場合、図示せぬ操作スイッチを操作して図示せぬモータへの電源の供給を遮断すると、図示せぬモータはその駆動を停止し、先端工具7の回転も停止する。
ここで、図5に基づいて、第1ギヤカバ31内に充填されたグリス200の循環の過程を説明する。また、グリス循環経路Aはディスクグラインダ1を使用することによりグリス200が第1ギヤカバ31内を循環する経路を示している。
ディスクグラインダ1の使用を継続することで、第2ギヤ36の第2歯面36Aに塗布されたグリス200の一部は、第2ギヤ36の回転により遠心力を受け、出力軸35の半径方向の外方に飛ばされ、先端面32B又は外方面31Bに付着し堆積する。
先端面32B又は外方面31Bに付着し堆積したグリス200は、第2歯面36Aに残っているグリス200が遠心力を受けて先端面32B又は外方面31Bに飛ばされてきた場合に、飛ばされてきたグリス200に上方に押され湾曲面3bに移動する。
湾曲面3bに移動したグリス200は、さらに湾曲面3bに移動してくるグリス200に押され、最内方面31Aに到達して第2歯面36Aの最内方部36Cに戻されることになる。最内方面31Aは、出力軸35の軸方向において第2歯面36Aより下方に延びてグリス200の案内部として機能しているため、グリス200を確実に第2歯面36Aに案内することができる。すなわち、グリス200は、グリス循環経路Aに沿うように最内方部36C、第2歯面36A、先端面32B、外方面31B、湾曲面3b、最内方面31Aと移動し、再び最内方部36Cに戻ってくる経路を循環する。
窪み部3C内でグリス200がこのような循環をすることで、第2ギヤ36に塗布されたグリス200が減少することを抑制することができ、第1ギヤ34及び第2ギヤ36のすり減り及び摩耗を抑制し、ディスクグラインダ1を長寿命とすることができる。
また、囲み部32Aのギヤ対向面32Dと第2ギヤ36の外周面36Bとは窪み部3Cに保持されたグリス200の通過を阻止できる程度に接近しているため、グリス200を保持している窪み部3Cからギヤカバ3内の他の空間にグリス200が漏れ出ることを抑制することができる。このため、窪み部3Cに保持されているグリス200の減少を抑え、第1ギヤ34及び第2ギヤ36のすり減り及び摩耗をより抑制し、ディスクグラインダ1をより長寿命とすることができる。
また、先端面32Bは、出力軸35の半径方向内方に向かうに従って反窪み部方向に傾斜しているため、第2ギヤ36の回転による遠心力で飛ばされたグリス200が先端面32Bの傾斜に沿って上昇し、円滑に窪み部3Cに案内され、窪み部3C内のグリス200の循環がより良好になる。
また、第1ギヤカバ31の最内方面31Aは、第2ギヤ36の最内方部36Cよりも出力軸35の半径方向において内方に位置しているため、窪み部3Cの最内方面31Aまで押し戻されたグリスが第2ギヤ36の歯面の最内方部36Cに戻る。このため、窪み部3C内のグリス200の循環がより良好になるとともに、歯面全体にグリス200を行き渡らせることができる。
次に、図6に基づいて本発明の第1の実施の形態の第1の変形例について説明する。本発明の第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
図6に示すようにディスクグラインダ11の出力軸35の上部には、第2ギヤ360が同軸的に固定されている。第2ギヤ360は、外周面360Bを有している。
外周面360Bの上下方向の略中央にはシール部材であるOリング360Cが設けられており、囲み部32Aのギヤ対向面32Dと外周面360Bとの間をシールしている。
Oリング360Cによって囲み部32Aのギヤ対向面32Dと外周面360Bとの間がシールされているため、グリス200を保持している窪み部3Cからギヤカバ3内の他の空間にグリス200が移動することをより効果的に抑制することができる。このため、窪み部3Cに保持されているグリス200の減少をより抑えることができ、第1ギヤ34及び第2ギヤ360のすり減り及び摩耗をより抑制し、ディスクグラインダ11をより長寿命とすることができる。グリス200の循環は本発明による第1の実施の形態と同様である。
次に、図7に基づいて本発明の第1の実施の形態による第2の変形例について説明する。本発明の第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
図7に示すようにディスクグラインダ12の第2ギヤカバ320の第1ギヤカバ31に対向する側には、囲み部320Aが設けられている。
囲み部320Aは、上下方向に延びるリブであり、上面視において出力軸35の軸心を中心とする円形状に設けられている。また、囲み部320Aの上部には環状ゴム320Bが設けられている。
環状ゴム320Bは、第1ギヤカバ31に臨む先端面320Cを有している。環状ゴム320Bの先端面320Cは、出力軸35の半径方向の外方から内方に向かうにしたがって下方に傾斜しており、その内周部は第2ギヤ36の外周面36Bに当接している。
環状ゴム320Bによって囲み部320Aのギヤ対向面32Dと第2ギヤ36の外周面36Bとの間がシールされているため、グリス200を保持している窪み部3Cからギヤカバ3内の他の空間にグリス200が移動することをより抑制することができる。このため、窪み部3Cに保持されているグリス200の減少をより抑えることができ、第1ギヤ34及び第2ギヤ36のすり減り及び摩耗をより抑制し、ディスクグラインダ12をより長寿命とすることができる。グリス200の循環は本発明による第1の実施の形態と同様である。
次に、図8及び図9に基づいて本発明の第1の実施の形態による第3の変形例について説明する。本発明の第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
図8に示すようにディスクグラインダ13の第1ギヤカバ31は、第2ギヤカバ32と対向する側に仕切り板3Dを備えている。
仕切り板3Dは、底面視において窪み部3Cに沿ったC字形状をなす仕切部材であって、窪み部3Cの湾曲面3bと第2ギヤ36の第2歯面36Aとの間に位置している。また、仕切り板3Dの上面には上方に延びる図示せぬ接続部がC字形状に沿って一定間隔で形成されており、図示せぬ接続部によって第1ギヤカバ31と接続されている。
図9に示すように、仕切り板3Dは、窪み部3Cと、第2歯面36Aと、先端面32Bとで画成されるグリス保持空間を、仕切り板3Dよりも下側の第1グリス経路Bと仕切り板3Dよりも上側の第2グリス経路Cとに仕切っており、出力軸35の半径方向における仕切り板3Dの長さは出力軸35の半径方向における第2歯面36Aの長さよりも短く構成されている。
グリス保持空間を第1グリス経路Bと第2グリス経路Cとに仕切っているため、窪み部3C内のグリス循環経路において第1グリス経路Bはグリス200を出力軸35の半径方向外方に押し出すことに利用され、また、第2グリス経路Cはグリスを第2ギヤ36の第2歯面36A上に押し戻すことに利用される。このため、第1グリス経路B及び第2グリス経路Cによってグリス200の移動が案内されることで窪み部3C内のグリス200の循環がより良好となる。
次に、本発明の第2の実施の形態による動力工具について図10乃至図12に基づき説明する。本発明の第1の実施の形態と同一の構成について説明を省略し、相違する構成について説明する。
図10(a)及び図12に示すように、本発明の第2の実施の形態による動力工具であるディスクグラインダ14は、本発明の第1の実施の形態によるディスクグラインダ1のギヤカバ3及び第2ギヤ36の構成において相違する。また、本発明の第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付し説明を省略する。
ディスクグラインダ14のギヤカバ30は、第1ギヤカバ310と第2ギヤカバ32とにより構成されている。また、ギヤカバ30内部には第1グリス保持部30Aが画成され、グリス受け部37が設けられ第2グリス保持部30Bが画成されている。さらに、ディスクグラインダ14の出力軸35の上部には第2ギヤ361が同軸的に固定されている。
第1ギヤカバ310の第2ギヤカバ32に対向する側には傾斜面310Aが規定されている。傾斜面310Aは、第2ギヤ361の第2歯面36Aに対向しており、出力軸35の半径方向の外方に向かうに従って下方に傾斜している。また、出力軸35の半径方向において、傾斜面310Aの長さは第2歯面36Aの長さよりも長く構成されている。
グリス受け部37は、第2ギヤ361の第2歯面36Aの反対側の面と第2ギヤカバ32の第1ギヤカバ310と対向する面との間に設けられており、底面視で出力軸35の半径方向に一定の幅を持った環形状をなしている。また、グリス受け部37は、薄肉部37A及び厚肉部37Bを有しており、薄肉部37Aの上面には、グリス受け面37Cが規定されている。
薄肉部37Aは、グリス受け部37の半径方向の外方部をなしており、出力軸35の半径方向において第1ギヤカバ310の外方面31Bから第2歯面36Aの最内方部36Cまでの長さと略同一の長さの幅を持って形成されている。
厚肉部37Bは、グリス受け部37の半径方向の内方部をなしており、薄肉部37Aよりも上下方向において肉厚であり、薄肉部37Aと一体に形成されている。
グリス受け面37Cは、薄肉部37Aの上面に規定されており、第2ギヤ361の第2歯面36Aの反対側の面と対向している。
第1グリス保持部30Aは、外方面31Bと、傾斜面310Aと、最内方面31Aと第2歯面36Aにより画成された空間であり、また、第2グリス保持部30Bは、第2ギヤ361の第2歯面36Aの反対側の面とグリス受け部37の上面とにより画成された空間である。ギヤカバ310に充填されたグリス200は、第1グリス保持部30A及び第2グリス保持部30Bに保持される。
図10(a)に示すように、第2ギヤ361には、グリス循環孔361aが形成され、フィン361Bが複数個設けられている。第2ギヤ361の外周には外周面361Aが規定されている。
図10(b)、図11及び図12に示すように、グリス循環孔361aは、第2歯面36Aの最内方部36Cから第2歯面36Aの反対側の面に貫通しており、第1グリス保持部30Aには第1開口端361bが開口し、第2グリス保持部30Bには第2開口端361cが開口し、出力軸35に対して傾斜している。
図10(b)に示す矢印Eは出力軸35の回転方向を示しており、グリス循環孔361aの第1開口端361bは、第2開口端361cよりも出力軸35の回転方向において上流側に位置している。
図11に示すように、フィン361Bは、外周面361Aに周方向に一定の間隔をおいて複数個設けられており、出力軸35に対して傾斜している。また、フィン361Bの上端部は、下端部よりも出力軸35の回転方向において下流側に位置している。
ここで図12に基づいて、ディスクグラインダ14のグリス循環経路について説明する。図12のグリス循環経路Dは、ギヤカバ30内におけるグリス200の循環の過程を示している。
ディスクグラインダ14の使用を継続することで、第2ギヤ361の第2歯面36Aに塗布されたグリス200の一部は、第2ギヤ361の回転により遠心力を受け、出力軸35の半径方向の外方に飛ばされ、外方面31Bに付着し堆積する。
複数のフィン361Bを有する第2ギヤ361が回転することで、第2ギヤ361は軸流ファンとなり、外方面31Bに付着し堆積したグリス200は第1グリス保持部30Aから第2グリス保持部30Bに移動する(下方に移動する)。
第2グリス保持部30Bに移動したグリス200は、後から第2グリス保持部30Bに移動してくるグリス200に出力軸35の半径方向の内方に押され、グリス受け面37Cの最内方まで移動する。
グリス受け面37Cの最内方まで移動したグリス200は、グリス循環孔361aにすくい上げられ、第2歯面36Aの最内方部36Cに戻される。すなわち、グリス200は、第1グリス保持部30Aの出力軸35の半径方向における最内方から外方へ移動し、当該外方から第2グリス保持部30Bに移動し、第2グリス保持部30Bの外方から内方へ移動し、グリス循環孔361aを介して第1グリス保持部30Aの最内方に再び戻ってくる経路を循環する。
このような構成によると、外周面361Aに複数のフィン361Bが設けられた第2ギヤ361が回転することで軸流ファンとなり、ギヤカバ30の外方面31Bに飛散したグリス200を第1グリス保持部30Aから第2グリス保持部30Bへ強制的に移動させることができる。また、第2グリス保持部30Bにグリスが一定量以上溜まることにより、第2グリス保持部30Bに貯まったグリス200はグリス循環孔361aを通じて第1グリス保持部30Aへ戻る。このように、強制的にギヤカバ30内のグリスを循環させることができるため、第2ギヤ361に塗布されているグリス200の減少を抑え、第1ギヤ34及び第2ギヤ361のすり減り及び摩耗を抑制し、ディスクグラインダ14を長寿命とすることができる。
また、グリス循環孔361aの第1グリス保持部30Aに開口する第1開口端361bは、第2ギヤ361の回転方向において、グリス循環孔361aの第2グリス保持部30Bに開口する第2開口端361cよりも上流側に位置しているため、グリス循環孔361aが積極的に第2グリス保持部30B内のグリス200をすくい上げ第2ギヤ361の第2歯面36A上にグリス200を戻すことができる。このため、第2ギヤ361に塗布されているグリス200の減少をより抑えることができ、第1ギヤ34及び第2ギヤ361のすり減り及び摩耗をより抑制し、ディスクグラインダ14をより長寿命とすることができる。また、薄肉部37Aと厚肉部37Bの連結部を湾曲させることでグリス200を滑らかにグリス循環孔361aに導くことができる。
本発明による動力工具は、上述の実施の形態に限定されず特許請求の範囲に記載された範囲内で種々の変形や改良が可能である。
1、11、12、13、14・・・ディスクグラインダ 2・・・ハウジング
3、30・・・ギヤカバ 3C・・・窪み部 3D・・・仕切り板 3b・・・湾曲面 31、310・・・第1ギヤカバ 31A・・・最内方面 31B・・・外方面 32、320、360、361・・・第2ギヤカバ 32A、320A・・・囲み部 32B、320C・・・先端面 32D・・・ギヤ対向面 33・・・回転軸 34・・・第1ギヤ 34A・・・第1歯面 35・・・出力軸 36、361・・・第2ギヤ 36A・・・第2歯面 36B、360B・・・外周面 36C・・・最内方部 37・・・グリス受け部 200・・・グリス 30A・・・第1グリス保持部 30B・・・第2グリス保持部 320B・・・環状ゴム 360C・・・Oリング 361B・・・フィン 361a・・・グリス循環孔 361b・・・第1開口端 361c・・・第2開口端 B・・・第1グリス経路 C・・・第2グリス経路

Claims (19)

  1. ハウジングと、
    該ハウジングに接続されるギヤカバと、
    該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、
    該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、
    該回転軸と交差する出力軸と、
    該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、
    該ギヤカバは、該第2ギヤを配置する収容部を備え、
    該収容部は、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を前記第2ギヤの歯面に案内する案内部を有することを特徴とする動力工具。
  2. 該案内部は、該出力軸の軸方向において、該第2ギヤの歯面に向かって突出することを特徴とする請求項1に記載の動力工具。
  3. 該案内部は、該第2ギヤの歯面より下方に延びることを特徴とする請求項2に記載の動力工具。
  4. ハウジングと、
    該ハウジングに接続されるギヤカバと、
    該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、
    該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、
    該回転軸と交差する出力軸と、
    該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、
    該ギヤカバは、該第2ギヤを配置する収容部を備え、
    該収容部は、該出力軸の軸方向において、前記第2ギヤの歯面に向かって突出する案内部を有することを特徴とする動力工具。
  5. 該案内部は、該第2ギヤの歯面より下方に延びることを特徴とする請求項4に記載の動力工具。
  6. 該案内部は、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を該第2ギヤの歯面に案内することを特徴とする請求項4または5に記載の動力工具。
  7. ハウジングと、
    該ハウジングに接続されるギヤカバと、
    該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、
    該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、
    該回転軸と交差する出力軸と、
    該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、
    該ギヤカバの該第2ギヤの歯面と対向する部分には、該第1ギヤ及び該第2ギヤの歯面に塗布される潤滑剤を保持し該歯面から遠ざかる方向に窪む窪み部が形成されていることを特徴とする動力工具。
  8. 該窪み部は、該歯面から遠ざかる方向に湾曲していることを特徴とする請求項7に記載の動力工具。
  9. 該ギヤカバは、該第2ギヤの外周面を覆う環状の囲み部を有し、
    該囲み部の内周面と該第2ギヤの外周面とは該窪み部に保持された潤滑剤の通過を阻止できる程度に接近していることを特徴とする請求項7に記載の動力工具。
  10. 該囲み部は該窪み部に臨む先端面を有し、
    該先端面は、該出力軸の半径方向内方に向かうに従って反窪み部方向に傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の動力工具。
  11. 該窪み部は、該出力軸の半径方向の最内方に位置する最内方面を有し、
    該第2ギヤの傾斜した歯面は、該出力軸の半径方向の最内方に位置する最内方部を有し、
    該最内方面は、該最内方部よりも該出力軸の半径方向において内方に位置することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の動力工具。
  12. 該囲み部と該第2ギヤとの間には、該囲み部に対して該第2ギヤの回転を許容し且つ該囲み部と該第2ギヤとの間の隙間を埋めるシール部材が設けられていることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一に記載の動力工具。
  13. 該シール部材はOリングであることを特徴とする請求項12に記載の動力工具。
  14. 該シール部材は環状ゴムであることを特徴とする請求項12に記載の動力工具。
  15. 該ギヤカバは、該窪み部と該第2ギヤの歯面との間に仕切部材を備え、
    該仕切部材と該第2ギヤの歯面とにより第1経路が形成され、
    該仕切部材と該ギヤカバの内周面とにより第2経路が形成され、
    該第1経路と該第2経路とにより前記潤滑剤循環経路が形成されることを特徴とする請求項7乃至14のいずれか一に記載の動力工具。
  16. ハウジングと、
    該ハウジングに接続されるギヤカバと、
    該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、
    該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、
    該回転軸と交差する出力軸と、
    該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、
    該歯面の反対側の面と対向して該ギヤカバ内に設けられた潤滑剤受け部と、を備え、
    該ギヤカバと該第2ギヤとにより第1潤滑剤保持部が画成され、
    該第2ギヤと該潤滑剤受け部とにより第2潤滑剤保持部が画成され、
    該第2ギヤの外周面には、該出力軸に対して傾斜している複数のフィンが設けられ、
    該第2ギヤには、該第1潤滑剤保持部と該第2潤滑剤保持部とを連通させる潤滑剤循環孔が形成されていることを特徴とする動力工具。
  17. 該フィンの第1潤滑剤保持部側の端部は、該第2ギヤの回転方向において、該フィンの第2潤滑剤保持部側の端部よりも下流側に位置していることを特徴とする請求項16に記載の動力工具。
  18. 該潤滑剤循環孔の該第1潤滑剤保持部に開口する開口端は、該第2ギヤの回転方向において、該潤滑剤循環孔の該第2潤滑剤保持部に開口する開口端よりも上流側に位置していることを特徴とする請求項16又は17に記載の動力工具。
  19. ハウジングと、
    該ハウジングに接続されるギヤカバと、
    該ハウジング内に収容され、回転軸を有するモータと、
    該回転軸に固定され、該回転軸の軸方向に対して傾斜した歯面を有する第1ギヤと、
    該回転軸と交差する出力軸と、
    該ギヤカバ内に収容され、該出力軸に固定され、該出力軸の軸方向に対して傾斜し該第1ギヤの歯面と噛合する歯面を有する第2ギヤと、を備え、
    該ギヤカバの内周部は、該第2ギヤの径方向外側に位置するギヤ対向面と、該第2ギヤの歯面の径方向外側に位置する外方面と、が形成され、
    該外方面は該ギヤ対向面より径方向外側に位置することを特徴とする動力工具。
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