JP2015056966A - 回転電機の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータをより確実に冷却することのできる回転電機の冷却構造を提供する。
【解決手段】回転軸体10の外周面から径方向外側に延びてロータ30の軸方向端面36を当該軸方向外側から覆うエンドプレート50と、エンドプレート50をロータ30の軸方向外側からロータ30側に押圧する押圧部材60とを設け、エンドプレート50に、回転軸体10の外周面から径方向外側に延びるプレート部51と、プレート部51からロータ30に向かって突出するとともにロータ30の軸方向端面36の外周端部全周にわたって当接する外側当接部52とを設け、押圧部材60を、プレート部51のうちロータ30の外周縁とロータ30の内周縁との径方向中央mよりも径方向外側の部分に押圧荷重を加えるよう構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、回転電機の冷却構造に関する。
従来より、回転軸体と一体に回転するロータと、巻き線されたステータとを有する回転電機において、回転に伴い高温化するロータを冷却液により冷却することが行われている。
例えば、特許文献1には、回転軸体にロータの軸方向端面を覆うエンドプレートを固定して、ロータとエンドプレートとの間に冷却液を供給することでロータを冷却する冷却構造が開示されている。このような冷却構造では、ロータが回転すると、遠心力によりロータとエンドプレートとの間の冷却液が径方向外側に集中する。そして、この冷却液の集中に伴い、エンドプレートの径方向外側端部がロータから離間してエンドプレートとロータとの間に隙間が生じ、この隙間から冷却液が漏れ出してロータが十分に冷却されないおそれがある。これに対して、特許文献1の構造では、エンドプレートの外周端部をロータの外周端部に当接させるとともに、エンドプレートの径方向内側端部をロータ側へ予荷重を付与した状態で回転軸体に固定している。
特開2009−219186号公報
しかしながら、前記特許文献1の構造でも、エンドプレートとロータとの間に隙間が生じるのを十分に抑制することができず、この隙間から冷却液が漏出してロータを十分に冷却することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ロータをより確実に冷却することのできる回転電機の冷却構造の提供を目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、回転電機の冷却構造であって、所定の方向に延びる円柱状を有するとともに中心部に軸方向に延びる貫通孔が形成されたロータと、前記ロータの径方向外側に配置されたステータと、前記ロータの貫通孔に挿通されて当該ロータと一体に回転するとともに、内側に冷却液が通過する第1冷却通路が形成された回転軸体と、前記回転軸体の外周面から径方向外側に延びて前記ロータの軸方向端面を当該軸方向外側から覆うエンドプレートと、前記エンドプレートを前記ロータの軸方向外側から前記ロータ側に押圧する押圧部材とを有し、前記ロータの内側には、当該ロータの軸方向に延びて内側を冷却液が通過する第2冷却通路が形成されており、前記エンドプレートは、前記ロータの軸方向端面との間に前記第1冷却通路および第2冷却通路と連通する空間が形成されるように、前記ロータの軸方向端面から当該軸方向外側に離間した位置において前記回転軸体の外周面から径方向外側に延びるプレート部と、当該プレート部から前記ロータに向かって突出するとともに当該ロータの軸方向端面の外周端部全周にわたって当接する外側当接部とを有し、前記押圧部材は、前記プレート部のうち前記ロータの外周縁と当該ロータの内周縁との径方向中央よりも径方向外側の部分に押圧荷重を加えることを特徴とする回転電機の冷却構造を提供する(請求項1)。
この構造によれば、エンドプレートの外側当接部がロータの軸方向端面の外周端部と全周にわたって当接した状態で、押圧部材によってエンドプレートのプレート部のうちロータの外周縁と内周縁との径方向中央よりも径方向外側の部分に、ロータ向きの押圧荷重が加えられるため、外側当接部に効果的にロータ向きの力を付与することができ、これらの当接をより確実に維持することができる。そのため、外側当接部とロータとの間の隙間すなわちエンドプレートとロータとの間に隙間が生じてこの隙間から外部に冷却液が漏出するのをより確実に回避することができる。
本発明において、前記外側当接部は、前記ロータの軸方向端面に沿って延びて当該端面と当接する外側当接面を有し、前記外側当接面は、周方向に沿って並ぶ、前記ロータの軸方向端面の前記第2冷却通路が開口する部分に配置される第1部分と、前記ロータの軸方向端面の前記第2冷却通路が開口していない部分に配置される第2部分とを含み、少なくとも前記第1部分は、前記第2冷却通路の開口部分よりも径方向外側に位置しているのが好ましい(請求項2)。
このようにすれば、エンドプレートの外側当接部とロータの軸方向端面の外周端部とを当接させつつ、この外側当接部が第2冷却通路の開口部分を塞ぐのを回避することができる。そのため、冷却液の流量を確保して、ロータをより確実に冷却することができる。
また本発明において、前記外側当接面の第2部分は、前記第2冷却通路の開口の径方向外側縁よりも径方向内側の位置から径方向外側に延びているのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、第2冷却通路の開口部分を塞ぐことなく、エンドプレートとロータとの当接面積を多くしてこれらをより安定して当接させることができ、エンドプレートとロータとの間に隙間が生じるのをより確実に回避することができる。
また本発明において、前記エンドプレートは、前記プレート部の内周端部から前記ロータに向かって突出する内側当接部を有し、前記内側当接部は、前記ロータの軸方向外側から当該ロータの軸方向端面または前記回転軸体に当接しているのが好ましい(請求項4)。
このようにすれば、エンドプレートに押圧部材からロータ向きの押圧荷重が加えられた際にエンドプレートが変形するのを抑制することができる。そのため、押圧部材により加えられたロータ向きの押圧荷重をエンドプレートの外側当接部に適切に伝達して、外側当接部すなわちエンドプレートとロータとの当接をより確実に維持することができる。
また本発明において、前記ステータは、前記ロータの外周面と対向するステータコアを有し、
前記ロータの軸方向端面は、前記ステータコアの軸方向端面よりも軸方向外側に突出しており、
前記外側当接部は、前記ロータの外周縁よりも径方向外側であって前記回転軸方向から見て前記ステータコアの軸方向端面と重なる位置まで延びているのが好ましい(請求項5)。
このようにすれば、外側当接部とステータコアとの干渉を回避しつつ、外側当接部の径方向の厚みを厚くすることができ、外側当接部すなわちエンドプレートを安定してロータに当接させることができる。
また本発明において、前記外側当接部は、前記ロータから離間する方向に向かうに従ってその径方向の厚みが増加しているのが好ましい(請求項6)。
このようにすれば、外側当接部の剛性が高められるため、エンドプレートにより大きな押圧荷重を加えることができ、エンドプレートとロータとの当接をより確実に維持することができる。
また本発明において、前記外側当接部と前記ロータの軸方向端面との間にこれらの全周にわたって介在して、これらの間の隙間を塞ぐシール部材を備えるのが好ましい(請求項7)。
このようにすれば、外側当接部とロータの軸方向端面との間の隙間すなわちエンドプレートとロータとの間の隙間をより確実に塞いで、冷却液の漏出をより確実に回避することができる。
また本発明において、前記エンドプレートと前記回転軸体の外周面との間にこれらの全周にわたって介在して、これらの間の隙間を塞ぐシール部材を備えるのが好ましい(請求項8)。
このようにすれば、エンドプレートと回転軸体の外周面との間から外部に冷却液が漏出するのを抑制することができる。
また本発明において、前記ロータの外周面に接着剤が塗布されているのが好ましい(請求項9)。
このようにすれば、接着剤によりロータの内側を通る冷却液がロータの外周面から外部に漏出するのが抑制される。
また本発明において、前記ロータの内周面と対向する前記回転軸体の外周面に、その全周にわたって、当該外周面の前記回転軸の軸方向両端に設けられた一対の側壁により区画された溝が形成されており、前記回転軸体に、前記第1冷却通路と連通するとともに前記一方の側壁に開口して、前記第1冷却通路から前記溝内に冷却液を導入する冷却液導入通路と、前記第1冷却通路と連通するとともに前記他方の側壁に開口して、前記溝内の冷却液を前記第1冷却通路に戻す冷却液導出通路とが形成されており、前記一方の側壁の前記冷却液導入通路の開口部分と、前記他方の側壁の前記冷却液導出通路の開口部分とが、周方向で互いに異なる位置に配置されているのが好ましい(請求項10)。
このようにすれば、ロータの内周面を冷却液によって冷却することができ、ロータをより効果的に冷却することができる。特に、冷却液導入通路の開口部分と、冷却液導出通路の開口部分とが、周方向で互いに異なる位置に配置されている。そのため、冷却液導入通路の開口部分から溝内に導入された冷却液を溝のより広い範囲にわたって流通させて冷却液とロータとの接触面積を広くし、これにより、ロータをより効果的に冷却することができる。
前記構成において、前記溝内に、当該溝の底面から径方向外側に突出するとともに前記回転軸の軸方向に延びる複数の隔壁が、周方向に所定の間隔で設けられているのが好ましい(請求項11)。
このようにすれば、冷却液導入通路の開口部分から溝内に導入された冷却液を、溝内により長時間にわたって滞留させることができ、冷却液とロータとの接触機会を増やすことができる。このことは、ロータの効果的な冷却を実現する。
また、本発明において、前記ロータの内側に設けられてこのロータの軸方向に互いに接触した状態で並ぶ複数の磁石を有し、前記ロータの内側に、このロータの軸方向に並び前記各磁石がそれぞれ挿入されるとともに前記第2冷却通路として機能する磁石孔が形成されており、前記ロータの軸方向に隣接する磁石どうしおよび磁石孔どうしの位置が重複部分を有した状態で周方向にずれており、前記磁石のうち前記ロータの軸方向に隣接する磁石と接触する部分が、これら磁石が挿通される前記ロータの軸方向に隣接する磁石孔どうしの連通領域が増大するように、切り欠かれているのが好ましい(請求項12)。
このようにすれば、ロータの軸方向に隣接する磁石孔間すなわちこの軸方向に隣接する第2冷却通路の連通領域が確保されて、この第2冷却通路を通過する冷却液の流量が確保される。そのため、ロータをより確実に冷却することができる。
また、本発明において、前記エンドプレートと前記押圧部材とが一体に成形されているのが好ましい(請求項13)。
このようにすれば、エンドプレートの剛性を高めて、エンドプレートとロータの軸方向端面との隙間をより確実に塞ぐことができる。
以上説明したように、本発明によれば、ロータをより確実に冷却することができる。
本発明の第1実施形態に係る回転電機の冷却構造を備えた回転電機を示す概略断面図である。 回転電機の一部を分解して示す断面図である。 ロータの正面図である。 第2エンドプレートをロータ側から見た図である。 押圧部材をロータ側から見た図である。 図1の一部を拡大して示す図である。 スキュー構造を説明するための図である。 スキュー構造を説明するための図である。 図7のIX−IX線断面図である。 第2エンドプレートの変形例を示す図である。 (a)〜(e)それぞれ押圧部材の変形例を示す図である。 第2エンドプレートの変形例を示す図である。 第2エンドプレートの変形例を示す図である。 第2エンドプレートの変形例を示す図である。 第2実施形態に係る回転電機の冷却構造を示す概略断面図である。 図15の一部を拡大して示す図である。 図16のXVI−XVI線断面図である。 図1の一部を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る回転電機の冷却構造が用いられた回転電機1の概略断面図である。
図1に示すように、回転電機1は、ハウジング2に挿通されるロータシャフト(回転軸体)10と、ハウジング2内に収容されたロータ30、ステータ40、第1エンドプレート20、第2エンドプレート50、押圧部材60、および係止部材70とを有する。なお、本実施形態では、後述するように、第1エンドプレート20と第2エンドプレート50のうち、第2エンドプレート20が、押圧部材60によりロータ30側に押圧されるエンドプレートである。
図2は、ロータ30、第2エンドプレート50、押圧部材60、係止部材70を分解して示す断面図である。図3は、ロータ30の正面図である。図4は、第2エンドプレート50をロータ30側から見た図である。図5は、押圧部材60をロータ30側から見た図である。図6は、図1の一部を拡大して示した図である。
ロータシャフト10は所定の方向に延びる円柱部材である。ロータシャフト10内には、その軸線に沿って冷却液が導入される主導入通路(不図示)と、冷却液が導出される主導出通路(不図示)とが形成されている。また、ロータシャフト10内には、主導入通路からロータシャフト10の外周面に向かって延びてこの外周面に開口する複数の導入側第1冷却通路11a(第1冷却通路)が形成されているとともに、主導出通路からロータシャフト10の外周面に向かって延びてこの外周面に開口する複数の導出側第1冷却通路(第1冷却通路)11bが形成されている。導入側第1冷却通路11aと導出側第1冷却通路11bとは、ロータシャフト10の軸方向に離間した位置に形成されている。以下、ロータシャフト10の軸方向を単に軸方向あるいは左右方向といい、図1の右側を単に右側、図1の左側を単に左側というとともに、ロータシャフト10の径方向を単に径方向という場合がある。
また、ロータシャフト10の外周面のうちロータ30と対向する部分には、導入側第1冷却通路11aおよび導出側第1冷却通路11bにそれぞれ連通する溝11cがその全周にわたって形成されている。
ロータ30は、その内側に磁石を有し、ロータシャフト10と一体に回転するものである。本実施形態では、電磁鋼板が軸方向に積層されて、この積層された電磁鋼板に磁石が埋め込まれることで、ロータ30が形成されている。
ロータ30は、図2、図3等に示すように略円柱状を有する。ロータ30の中心には、その中心軸に沿って延びる挿通孔30aが形成されており、この挿通孔30a内にロータシャフト10が挿通される。ロータ30には、径方向外側寄りの部分にその軸方向に延びてロータ30を貫通する複数の磁石孔32が周方向に並んで形成されており、各磁石孔32内にそれぞれ軸方向に延びる略直方体の磁石33が挿入されている。これら磁石33は、N極の磁石とS極の磁石と互いに交互に並ぶように、すなわち、N極とS極とからなる1つの磁石群が周方向に並ぶように配置されている。本実施形態では、8個の磁石群が並んでいる。
磁石孔32は磁石33よりも大きい孔であって磁石孔32の内周面と磁石33の外周面との間には、ロータ30を軸方向に貫通する通路32a、32b形成されている。詳細には、各磁石孔32に、磁石33の径方向外側に位置する第2冷却通路32aと、磁石33の径方向内側に位置する第3冷却通路32bとが形成されている。
本実施形態では、ロータ30はスキュー構造を有しており、軸方向に磁石33および磁石孔33aが分割されており、軸方向に隣接する磁石33どうしおよび磁石孔33aどうしの位置が重複する部分を有した状態で周方向にずれている。図7、図8は、スキュー構造を説明するための図であり、ロータ30の概略正面図の一部を示している。また、図9は、図8のIX−IX線断面図である。本実施形態では、ロータ30は軸方向に2分割されており、互いに傾きの異なる2つの磁石33および2つの磁石孔33aが軸方向に並んでいる。そして、各磁石孔33aに周方向にずれる第2冷却通路32a、第3冷却通路32bが形成されている。ここで、このようにスキュー構造を有するロータ30において、図8に示すように、軸方向に隣接する磁石33どうしを単に同一軸方向に一定の断面積で延びる形状とした場合には、軸方向に隣接する第2冷却通路32aおよび第3冷却通路32bの連通部分(図8の斜線で示す部分)の面積が第2冷却通路32aおよび第3冷却通路32bの流路面積よりも小さくなり、これら冷却通路32a、32bを通過する冷却液の流量が小さく抑えられてしまう。そこで、本実施形態では、図7および図9に示すように、軸方向に隣接する磁石33どうしが接触する部分を切り欠いて、軸方向に隣接する冷却通路32a、32bの連通部分の面積をそれぞれ大きくして、冷却液の流量を確保している。
図2、図3等に示すように、ロータ30には、磁石孔32よりも径方向内側の部分に、軸方向に延びてロータ30を貫通する第4冷却通路34が周方向に等間隔に形成されている。本実施形態では8個の第4冷却通路34が形成されている。
ロータ30に形成された第2、第3、第4の冷却通路32a、32b、34内には、冷却液が導入され、この冷却液が通過することでロータ30が冷却される。ここで、前述のように、ロータ30は複数の電磁鋼板が積層されたものである。そのため、これら冷却通路32a、32b、34を通過する途中で、冷却液が鋼板間の隙間を通ってロータ30の外周面から外側に漏出するおそれがある。そこで、本実施形態では、この漏出を抑制するために、ロータ30の外周面にその全周にわたって接着剤80が塗布されている。
図1に示すように、ステータ40は、ステータコア41に巻き線42がなされたものである。このステータ40は、ロータ30の径方向外側にロータ30とわずかな隙間をあけて配置されており、ステータコア41はロータ30の外周面と対向している。
第1エンドプレート20および第2エンドプレート50は、ロータ30の軸方向両端面36、38(左側端面36、右側端面38)を軸方向外側からそれぞれ覆い、これら端面36、38との間に、第1〜第4冷却通路11a、11b、32a、32b、34と連通して冷却液が通過可能な空間を形成する。
ロータ30の左側端面36を覆う第2エンドプレート50は、図2、図4、図6等に示すように、プレート部51と、外側当接部52と、内側当接部53とを有する。
プレート部51は、中心にロータシャフト10が挿通される挿通孔50aが形成された円板状である。この挿通孔50aの内周面には、その全周にわたって径方向外側に凹む溝部51bが形成されている。この溝部51bには、Oリング(シール部材、図6参照)81が挿入されている。
外側当接部52は、プレート部51の外周端部からその全周にわたってロータ30に向かって突出している。本実施形態では、この外側当接部52は、径方向の厚みが軸方向および周方向に一定に設定されている。外側当接部52の先端面である外側当接面52aは、ロータ30の左側端面36の外周端部に沿って延びており、その全体にわたって、ロータ30の左側端面36の外周端部と当接している。本実施形態では、外側当接面52aは、ロータ30の左側端面36のうち第2冷却通路32aの開口部分の径方向外縁よりもわずかに外側の位置から径方向外側に延びており、第2冷却通路32aの開口部分を塞がないように配置されている。外側当接面52aには、その全周にわたってロータ30から離間する方向に凹む溝部52bが形成されている。この溝部52bには、Oリング(シール部材)82が挿入されている。
内側当接部53は、プレート部51の内周端部からその全周にわたってロータ30に向かって突出している。内側当接部53の先端面53aはロータ30の左側端面36の内周端部に沿って延びており、その全体にわたってロータ30の左側端面36の内周端部と当接している。内側当接部53には、径方向に延びてこの内側当接部53を貫通する導出通路53cが形成されている。
以上のように構成された第2エンドプレート50は、前述のように、外側当接面52aとロータ30の左側端面36の外周端部とが当接し、内側当接部53の先端面53aがロータ30の左側端面36の内周端部と当接するとともに、プレート部51に形成された挿通孔50aの内周面および内側当接部53の内周面とがロータシャフト10の外周面と当接し、かつ、導出通路53cとロータシャフト10の導出側第1冷却通路11bとが連通する状態で、ロータ30を軸方向外側から覆っている。そして、この第2エンドプレート50のプレート部51とロータ30の左側端面36との間には、導出通路53cを介して導出側第1冷却通路11bと連通するとともに、第2、第3、第4冷却通路32a、32b、34と連通する空間が形成されている。
図1に示すように、第1エンドプレート20は、第2エンドプレート50とほぼ同じ構成を有する。すなわち、第1エンドプレート20は、プレート部21と、外側当接部22と、内側当接部23とを有する。
第1エンドプレート20のプレート部21は、第2エンドプレート50のプレート部51と同様に、中心にロータシャフト10が挿通される挿通孔20aが形成された円板状であり、この挿通孔20aの内周面には、その全周にわたって径方向外側に凹む溝部21bが形成され、この溝部21bには、Oリング83(シール部材)が挿入されている。
第1エンドプレート20の外側当接部22は、第2エンドプレート50の外側当接部52とほぼ同様の構成であって、プレート部21の外周端部からその全周にわたってロータ30に向かって突出している。また、本実施形態では、この外側当接部22は、径方向の厚みが軸方向および周方向に一定に設定されている。外側当接部22の先端面である外側当接面22aは、ロータ30の右側端面38の外周端部に沿って延びており、その全体にわたって、ロータ30の右側端面38の外周端部と当接している。本実施形態では、外側当接面22aは、ロータ30の右側端面38のうち第2冷却通路32aの開口部分の径方向外縁よりもわずかに外側の位置から径方向外側に延びており、第2冷却通路32aの開口部分を塞がないように配置されている。外側当接面22aには、その全周にわたってロータ30から離間する方向に凹む溝部22bが形成されている。この溝部22bには、Oリング(シール部材)84が挿入されている。
第1エンドプレート20の内側当接部23は、第2エンドプレート50の内側当接部53とほぼ同様の構成であって、プレート部21の内周端からその全周にわたってロータ30に向かって突出している。内側当接部23には、径方向に延びてこの内側当接部23を貫通する導入通路23aが形成されている。そして、第2エンドプレート50は、その外側当接部22が第2冷却通路32aの開口を塞がないようにロータ30の右側端面38の外周端に当接し、内側当接部23がロータ30の右側端面38の内周端に当接し、かつ、導入通路23aと導入側第1冷却通路11aとが連通する状態で、ロータ30の右側端面38を軸方向外側から覆っている。そして、この第1エンドプレート20のプレート部21とロータ30の右側端面38との間には、導入通路23aを介して導入側第1冷却通路11aと連通するとともに、第2、第3、第4冷却通路32a、32b、34と連通する空間が形成されている。
ただし、本実施形態では、第1エンドプレート20は、図18に示すように、第2エンドプレート50と異なり、ロータシャフト10に設けられた径方向に突出する係止め13により軸方向の動きが規制されることで、ロータ30に当接する位置に固定されている。
以上のようにして、本実施形態の回転電機1では、図1に示すように、冷却液は、主導入通路および導入側第1冷却通路11aから導入通路23aを通って第1エンドプレート20とロータ30の右側端面38との間の空間に導入された後、ロータ30に形成された第2、第3、第4冷却通路32a、32b、34を通ってロータ30を冷却しつつ第2エンドプレート50とロータ30の左側端面36との間の空間に排出され、その後、この空間から導出通路53cおよび導出側第1冷却通路11bとを通って主導出通路に戻る。また、本実施形態では、前述のように、ロータシャフト10の外周面のうちロータ30と対向する部分に、導入側第1冷却通路11aおよび導出側第1冷却通路11bにそれぞれ連通する溝11cが形成されている。そのため、導入側第1冷却通路11aに流入した冷却液の一部は、この溝11c内に導入され、ロータシャフト10の内周面を冷却しつつこの溝11cを通って導出側第1冷却通路11bに導出される。
押圧部材60は、第2エンドプレート50をロータ30側に押圧するためのものである。図2、図5、図6等に示すように、本実施形態では、この押圧部材60は、押圧部材側プレート部61と、押圧突起62とを有する。押圧部材側プレート部61は、第2エンドプレート50のプレート部51と平行に延びる円板状であって、その中心にはロータシャフト10が挿通される挿通孔60aが形成されている。押圧部材60は、回転電機1の組み付け時に、挿通孔60a内にロータシャフト10を挿通しつつ第2エンドプレート50向かって押し込まれ、第2エンドプレート50を押圧する。
押圧突起62は、押圧部材側プレート部61の外周端部から第2エンドプレート50に向かって突出している。押圧突起62の先端面は、第2エンドプレート50の表面と当接しており、この押圧突起62の先端面から第2エンドプレート50に押圧力が伝達される。図6に示すように、本実施形態では、押圧突起62は、径方向において、ロータ30の外周縁と内周縁との中央、すなわち、ロータ30の外周縁からの距離と内周縁からの距離とが等しい値Lとなるラインm、よりも内側の位置から外側の位置まで延びている。さらに、押圧突起62は、その径方向の中央(ラインn)が、ロータ30の径方向中央のラインmよりも径方向外側に位置するように配置されている。
係止部材70は、押圧部材60を、第2エンドプレート50を押圧した状態で固定するためのものである。本実施形態では、この係止部材70はナットであり、押圧部材60をロータ30側に押圧しつつこの押圧部材60の軸方向外側においてロータシャフト10に螺合することで、押圧部材60を、押圧部材60が第2エンドプレート50と当接してロータ30側に押圧する位置に固定する。なお、ロータシャフト10のうち、このナットが挿通される部分にネジが切られている。
次に、本実施形態に係る回転電機の冷却構造の作用効果について説明する。
前記のように、冷却液は、ロータ30に形成された各冷却通路32a、32b、34を通って第2エンドプレート50とロータ30の左側端面36との間に流入する。ここで、ロータ30が回転すると、この第2エンドプレート50とロータ30の左側端面36との間にある冷却液は遠心力を受けて径方向外側に向かい、ロータ30の左側端面36の外周端部と第2エンドプレート50の外周端部との間の圧力が上昇する。これに伴い、第2エンドプレート50には、ロータ30から離間する方向の力が加えられる。これに対して、本実施形態では、前記のように、第2エンドプレート50にロータ30向きの押圧荷重を伝える押圧突起62の径方向中央位置nが、ロータ30の外周縁とロータ30の内周縁との径方向中央(ラインm)よりも径方向外側に位置しており、第2エンドプレート50の径方向外側の部分を中心としてこの外側部分に主として押圧荷重が付与される。そのため、この押圧荷重を、第2エンドプレート50の外周端部であってロータ30の外周端と当接する外側当接部52に、効果的に作用させることができ、前記圧力上昇に抗して外側当接部52をロータ30に確実に押し付けることができる。従って、外側当接部52とロータ30の左側端面36との間に隙間が生じてこの隙間から冷却液が漏出し、これにより冷却効果が低下するのをより確実に回避することができる。なお、第1エンドプレート20にもロータ30から離間する方向の力が作用するが、本実施形態では、第1エンドプレート20は、前述のように、ロータシャフト10の係止め13によりその軸方向の動きが規制されている。そのため、押圧部材60が第2エンドプレート50をロータ30に押圧すると、ロータ30が第2エンドプレート20を押圧する。このように、本実施形態では、押圧部材60は第2エンドプレート50をロータ30に押しつけるとともに、ロータ30を第1エンドプレート20に押し付ける。そして、第2エンドプレート50と同様に、第1エンドプレート20の外側当接部22とロータ30の外周端との間に互いに近接する方向の力が効果的に作用し、第1エンドプレート20の外側当接部22とロータ30の右側端面38との間に隙間が生じるのも抑制される。
特に、本実施形態では、第2エンドプレート50の内側当接部53がロータ30の左側端面36にロータ30に向かう方向すなわち押圧荷重が加えられる方向に当接しており、押圧部材50から押圧荷重を加えられた際に第2エンドプレート50が変形するのが抑制される。そのため、押圧荷重を外側当接部52に適切に伝達することができ、外側当接部52とロータ30の左側端面36との当接がより確実に維持される。
また、本実施形態では、第2エンドプレート50の外側当接部52の外側当接面52aが、第2冷却通路32aの径方向外側縁よりも径方向外側でロータ30の左側端面36と当接しており、外側当接面52aが第2冷却通路32aの開口部分を塞がないように構成されている。そのため、第2冷却通路32aを通過する冷却液の量が多く確保されて、ロータ30をより冷却することができる。
また、本実施形態では、第2エンドプレート50のプレート部51の挿通孔50aの内周面に形成された溝部51bにOリング81が挿入されており、このOリング81により、プレート部51の挿通孔50aの内周面と、ロータシャフト10の外周面との隙間が塞がれている。そのため、この隙間から冷却液が外部に漏出するのも抑制される。
また、第2エンドプレート50の外側当接面52aに形成された溝部52bにもOリング82が挿入されており、このOリング82により、外側当接面52aとロータ30の左側端面36との間の隙間を塞がれている。そのため、このOリング82によっても、この隙間から冷却液が外部に漏出するのが抑制される。
さらに、本実施形態では、前述のように、ロータ30の外周面にその全周にわたって接着剤80が塗布されており、冷却液が積層された鋼板間の隙間を通って外部に漏出するのも抑制される。
ここで、前記実施形態では、押圧部材60として、円板状の押圧部材側プレート部61と、この押圧部材側プレート部61の外周端部から突出する押圧突起62とを有するものについて説明したが、押圧部材60の構成はこれに限らず、第2エンドプレート50にロータ30向きの押圧荷重を加えるものであって、第2エンドプレート50のプレート部51のうちロータ30の外周縁とロータ30の内周縁との径方向中央(ラインm)よりも径方向外側の部分に押圧荷重を加えるものであればよい。例えば、図10に示すように構成されていてもよい。
図10に示す例では、押圧部材160は、第2エンドプレート50のプレート部51と平行に延びる押圧部材側プレート部161と、この押圧部材側プレート部161に形成されたネジ孔に螺合するネジ162とで構成されている。この例では、ネジ162が第2エンドプレート50に直接押圧荷重を加える部分であり、押圧部材160は、ロータシャフト10に螺合されるとともにナット70で固定された状態で、ネジ162の先端によって第2エンドプレート50の外側当接部52近傍を押圧する。そして、押圧荷重を第2エンドプレート50に伝達するネジ162は、ロータ30の外周縁とロータ30の内周縁との径方向中央線mよりも径方向外側に設けられている。図10に示す例では、ネジ162は、軸方向から見て第2エンドプレート50の外側当接部52と一部が重複する位置に配置されている。
また、押圧部材として、図11の(a)〜(e)にそれぞれ示すような構成のものを用いてもよい。図11の(a)〜(e)の各図は、左側に示した図が押圧部材の正面図であり、右側に示した図が側面図である。具体的には、図11(a)に示す押圧部材260は、図4等に示した前記実施形態の押圧部材60の円板状のプレート部61に代えてロータシャフト10が挿通される挿通孔が形成された中心部260aから径方向外側に複数の板状の延出部261bが周方向に等間隔で延びたものが用いられたものであり、このプレート部261の径方向外側端を連結するように押圧突起262が設けられている。この図11(a)に示す例では、延出部261bは、磁石群と同じ数だけ設けられており、8個の磁石群に対応して8個の延出部261bが設けられている。
また、図11(b)に示す押圧部材360は、図11(a)に示した押圧突起262に代えて、押圧突起362が複数の延出部361bの径方向外側端からそれぞれロータ30側に突出しているとともに、プレート部361の中心部361aにロータ30側に突出する突出部363が設けられたものである。また、図11(c)に示す押圧部材460は、図11(b)に示した押圧部材360から突出部363が省略されたものであり、中心部461aから径方向外側に延びる複数の延出部461bと、各延出部461bの径方向外側端からそれぞれロータ30側に突出する突出部462とを有する。また、図11(d)に示す押圧部材560は、図11(c)に示す押圧部材460から突出部462が省略されたものであり、中心部561aと、中心部561aから径方向外側に延びる複数の延出部561bとのみを有する。また、図11(e)に示す押圧部材660は、図11(b)に示す押圧部材360の突出部362に代えてネジ462が設けられたものである。
また、前記では、押圧部材と第2エンドプレート50とが別体である場合について説明したが、これらは一体に成形されていてもよい。これらが一体に成形された場合には、押圧部材および第2エンドプレート50との剛性が高めまるので、第2エンドプレート50の変形ひいては第2エンドプレートとロータ30との間に隙間が生じるのをより確実に抑制することができる。
また、前記実施形態では、第2エンドプレート50の外側当接部52が、軸方向および周方向に厚み一定である場合について説明したが、この外側当接部は、図12に示すように構成されてもよい。すなわち、図12に示す外側当接部152は、ロータ30から離間する方向に向かうに従って径方向の厚みが厚く設定されている。この構成では、外側当接部152の剛性が高められるため、第2エンドプレート50により大きな押圧荷重を加えることができ、第2エンドプレート50とロータ30との当接をより確実に維持することができる。
また、前記実施形態では、第2エンドプレート50の内側当接部54が、ロータ30の軸方向端面36に軸方向外側から当接する場合について示したが、図12に示すように、内側当接部54を、ロータシャフト10に軸方向外側から当接させてもよい。具体的には、ロータシャフト10の外周面のうちロータ30の軸方向端面36と対向する部分に、ロータ30と対向する部分の方がロータ30よりも軸方向外側に位置する部分よりも径方向外側となる段部12を形成し、この段部12に内側当接部54を軸方向外側から当接させてもよい。
また、前記実施形態では、外側当接面52aは、その全周にわったって第2冷却通路32aの開口部分の径方向外側縁よりも外側に位置する場合について示したが、外側当接面を図13に示すように構成してもよい。図13は、ロータ30の軸方向端面36と外側当接面252aとが当接する部分を示した模式図である。この図13に示す例では、外側当接面252aのうち、第2冷却通路32aが開口する部分に配置された部分(第1部分)252bは、前記実施形態と同様に第2冷却通路32aの開口部分の径方向外側縁よりも外側に位置しているが、外側当接面252aのうち第2冷却通路32aが開口していない部分に配置される部分(第2部分)252cは、第2冷却通路32aの開口部分の径方向外側縁よりも内側の位置から径方向外側に延びており、より広い面積でロータ30と当接している。この構成では、第2冷却通路32aの開口部分を塞ぐことなく、かつ、外側当接面252aとロータ30の左側端面36との当接面積を多くして、外側当接面252aとロータ30の左側端面36とを安定して当接させることができ、これらの間に隙間が生じるのをより確実に回避することができる。
また、第2エンドプレート50の外側当接部352は、図14に示すように、ロータ30の外周縁よりも径方向外側まで延びて、軸方向から見てステータコア141と一部が重複するように構成されてもよい。この場合には、ステータコア141と外側当接部352との干渉を回避するために、ロータ30の左側端面36をステータコア141の軸方向端面141aよりも軸方向外側に突出させるのがよい。このようにすれば、ステータコア141と外側当接部352との干渉を回避しつつ外側当接部352の径方向の厚みを厚くして外側当接部352の剛性を高め、これにより外側当接部352とロータ30とを安定して当接させて、これらの間に隙間が生じるのをより確実に回避することができる。
また、前記冷却構造は、図15に示すようにクラッチ790aを有する回転電機701に適用されてもよい。このクラッチ790aを有する回転電機701に適用された本発明の回転電機の冷却構造にかかる第2実施形態について次に説明する。
図16は、図15の一部を拡大して示した図である。図17は、図15に示すクラッチケース790の周壁793を径方向外側から見た図である。
回転電機701は、ハウジング2に挿通される第1ロータシャフト711および第2ロータシャフト712と、第1実施形態と同様に、ハウジング2内に収容されたロータ730、ステータ740、第1エンドプレート720、第2エンドプレート750、押圧部材760とを有する。ロータ730は、第3冷却通路を有していない点を除き、第1実施形態のロータ30とほぼ同様の構成を有する。また、ステータ740も第1実施形態のステータ40とほぼ同様の構成を有する。ここでは、これらロータ730およびステータ740の詳細構造の説明は省略する。
この回転電機701では、第1ロータシャフト711の外周面から径方向外側にクラッチケース790が延びている。本実施形態では、クラッチケース790は、第1ロータシャフト711と一体に成形されており、クラッチケース790と第1ロータシャフト711とは、ロータ730の中心部に挿通されてロータ730と一体に回転する回転軸体を構成している。クラッチ790aは、このクラッチケース790の内側に収容されている。また、ロータ730、第1エンドプレート720、第2エンドプレート750は、クラッチケース790の径方向外側に配置されている。
当実施形態では、クラッチケース790は、軸方向に平行に並ぶ円板状の側壁791、792と、これらの外周端にわたって延びるとともに右側の側壁792と一体に成形された周壁793とで形成されており、左側の側壁791と一体に形成された後述する押圧部材側プレート部761がボルト763によって周壁793に締結されることで形成されている。ロータ730は、この周壁793の外周面と対向して配置されている。第1ロータシャフト711と各側壁791、792および周壁793の内側には、第1ロータシャフト711内に形成された径方向に延びる主導入通路711aと第2ロータシャフト712の内側に形成された主導出通路712aとにそれぞれ連通する導入側第1冷却通路791aおよび導出側第1冷却通路792aがそれぞれ形成されている。これら第1冷却通路791a、792aは、周壁793の外周面に開口している。
図16に示すように、第1エンドプレート720は、クラッチケース790の周壁793の軸方向右端部から径方向外側に延びるプレート部721と、このプレート部721の径方向外側端部からロータ730側に突出する外側突出部722とを有する。第1エンドプレート720は、外側突出部722がロータ730の右側端面738に当接する状態でこの右側端面738を軸方向外側から覆っている。第1エンドプレート720とロータ730の右側端面738との間には、前記第1実施形態と同様に、ロータ730に形成された第2冷却通路732a、および、導出側第1冷却通路792aと連通する空間が形成されている。第1エンドプレート720は、クラッチケース790と一体に成形されている。
第2エンドプレート750は、第1実施形態とほぼ同様の構成を有する。すなわち、第2エンドプレート750は、円板状のプレート部751と、プレート部751の外周端部からその全周にわたってロータ730に向かって突出する外側当接部752と、プレート部751の内周端部からその全周にわたってロータ730に向かって突出する内側当接部753とを有する。内側当接部753には、この内側当接部753を径方向に貫通する導入通路753aが形成されている。そして、第2エンドプレート750は、外側当接部752の先端面(外側当接面)752aとロータ730の左側端面736の外周端部とが当接し、内側当接部753の先端面がロータ730の左側端面736の内周端部と当接するとともに、導入通路753aと導入側第1冷却通路791aとが連通する状態で、ロータ30を軸方向外側から覆っており、第2エンドプレート750のプレート部751とロータ730の左側端面736との間には、導入通路753aを介して導入側第1冷却通路791aと連通するとともに、第2冷却通路732aと連通する空間が形成されている。なお、この第2実施形態では、内側当接部753の内周面は、クラッチケース790の周壁793の外周面に当接している。
以上のように構成された第2実施形態に係る回転電機701では、冷却液は、第1ロータシャフト711に形成された主導入通路711aから導入側第1冷却通路791aおよび導入通路753aを通って第2エンドプレート750とロータ30の左側端面736との間の空間に導入され、第2冷却通路732aを通ってロータ30を冷却しつつ第1エンドプレート720とロータ30の右側端面738との間の空間に排出され、その後、この空間から導出側第1冷却通路792aを通って、第2ロータシャフト712に形成された主導出通路712aに戻る。
この第2実施形態では、押圧部材760は、クラッチケース790の周壁793の左側端部から径方向外側に向かって第2エンドプレート750のプレート部751と平行に延びる押圧部材側プレート部761と、この押圧部材側プレート部761に形成されたネジ孔に螺合するネジ762とを有する。本実施形態では、押圧部材側プレート部761とクラッチケース790の左側の側壁791とは一体に成形されている。
ネジ762は、押圧部材側プレート部761から第2エンドプレート750側に突出しており、その先端部で第2エンドプレート750を押圧する。このネジ762は、ロータ730の外周縁と内周縁との中央(図16のラインm)よりも径方向外側に配置されている。そのため、押圧部材760により加えられる押圧荷重は、第2エンドプレート750のうちロータ730の外周端と当接する部分すなわち外側当接部752に効果的に作用する。従って、この第2実施形態においても、ロータ730の回転に伴って第2エンドプレート750とロータ730の左側端面736との間にある冷却液が遠心力を受けて径方向外側に向かいロータ730の左側端面736の外周端部と第2エンドプレート750の外周端部との間の圧力が上昇しても、この圧力上昇に抗して、外側当接部752をロータ730に確実に押し付けて、外側当接部752とロータ730の左側端面736との間に隙間が生じてこの隙間から冷却液が漏出するのを抑制することができる。
また、この第2実施形態においても、第1実施形態においてロータシャフト10の外周面に導入側第1冷却通路11a、導出側冷却通路11bとそれぞれ連通する溝11cが形成されているのと同様に、クラッチケース790の周壁793の外周面のうちロータ730と対向する部分に、その全周にわたって導入側第1冷却通路791aおよび導出側冷却通路792aと連通する溝793aが形成されている。そして、冷却液が導入側第1冷却通路791aから溝793aに導入されてロータ730の内周面を冷却した後導出側冷却通路792aに導出されるよう構成されている。
一方、第2実施形態では、図17に示すように、溝793aに、軸方向に延びる複数の隔壁793bが周方向に並んでいる。具体的には、この隔壁793bは、溝793aの底面から径方向外側に突出している。また、この隔壁793bは、溝793aの軸方向両側の側壁793c、793dから軸方向内側に離間している。この構成に伴い、溝793a内には、側壁793c、793dに沿って周方向に延びる周方向通路793eが形成されているとともに、この周方向通路793eを連通する複数の軸方向通路793fが形成されている。さらに、この第2実施形態では、軸方向一方側の側壁793cに形成された、導入側第1冷却通路791aと溝793aとを連通する連通路の開口部793gと、他方の側壁793dに形成された導出側第1冷却通路792aと溝793aとを連通する連通路の開口部793hとが、周方向にずれており、導入側第1冷却通路791a側の開口部793gから溝793a内に流入した冷却液が他方の開口部793hに到達するまでの経路が長くされている。そのため、この第2実施形態では、導入側第1冷却通路791aから溝部793aに流入した冷却液の溝793a内の滞留時間が長くされ、ロータ730の内周面が十分に冷却される。
具体的には、図17の矢印で示すように、溝793a内に流入した冷却液は、導入側第1冷却通路791a側の周方向通路793eに沿って周方向に移動した後、軸方向通路793f間を通過し、さらにその後、導出側第1冷却通路792a側の周方向通路793eに沿って周方向に移動した後、導出側第1冷却通路792aに導出される。以上のようにして、この第2実施形態では、ロータ730の内周面がより冷却されるよう構成されている。
なお、この溝793aの構造は、前記第1実施形態にも適用可能である。
また、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
1 回転電機
20 第1エンドプレート
30 ロータ
40 ステータ
50 第1エンドプレート
60 押圧部材

Claims (13)

  1. 回転電機の冷却構造であって、
    所定の方向に延びる円柱状を有するとともに中心部に軸方向に延びる貫通孔が形成されたロータと、
    前記ロータの径方向外側に配置されたステータと、
    前記ロータの貫通孔に挿通されて当該ロータと一体に回転するとともに、内側に冷却液が通過する第1冷却通路が形成された回転軸体と、
    前記回転軸体の外周面から径方向外側に延びて前記ロータの軸方向端面を当該軸方向外側から覆うエンドプレートと、
    前記エンドプレートを前記ロータの軸方向外側から前記ロータ側に押圧する押圧部材とを有し、
    前記ロータの内側には、当該ロータの軸方向に延びて内側を冷却液が通過する第2冷却通路が形成されており、
    前記エンドプレートは、前記ロータの軸方向端面との間に前記第1冷却通路および第2冷却通路と連通する空間が形成されるように、前記ロータの軸方向端面から当該軸方向外側に離間した位置において前記回転軸体の外周面から径方向外側に延びるプレート部と、当該プレート部から前記ロータに向かって突出するとともに当該ロータの軸方向端面の外周端部全周にわたって当接する外側当接部とを有し、
    前記押圧部材は、前記プレート部のうち前記ロータの外周縁と当該ロータの内周縁との径方向中央よりも径方向外側の部分に押圧荷重を加えることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記外側当接部は、前記ロータの軸方向端面に沿って延びて当該端面と当接する外側当接面を有し、
    前記外側当接面は、周方向に沿って並ぶ、前記ロータの軸方向端面の前記第2冷却通路が開口する部分に配置される第1部分と、前記ロータの軸方向端面の前記第2冷却通路が開口していない部分に配置される第2部分とを含み、
    少なくとも前記第1部分は、前記第2冷却通路の開口部分よりも径方向外側に位置していることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  3. 請求項2に記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記外側当接面の第2部分は、前記第2冷却通路の開口の径方向外側縁よりも径方向内側の位置から径方向外側に延びていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記エンドプレートは、前記プレート部の内周端部から前記ロータに向かって突出する内側当接部を有し、
    前記内側当接部は、前記ロータの軸方向外側から当該ロータの軸方向端面または前記回転軸体に当接していることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記ステータは、前記ロータの外周面と対向するステータコアを有し、
    前記ロータの軸方向端面は、前記ステータコアの軸方向端面よりも軸方向外側に突出しており、
    前記外側当接部は、前記ロータの外周縁よりも径方向外側であって前記回転軸方向から見て前記ステータコアの軸方向端面と重なる位置まで延びていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の回転電機の冷却構造であって、
    前記外側当接部は、前記ロータから離間する方向に向かうに従ってその径方向の厚みが増加していることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記外側当接部と前記ロータの軸方向端面との間にこれらの全周にわたって介在して、これらの間の隙間を塞ぐシール部材を備えることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記エンドプレートと前記回転軸体の外周面との間にこれらの全周にわたって介在して、これらの間の隙間を塞ぐシール部材を備えることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記ロータの外周面に接着剤が塗布されていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記ロータの内周面と対向する前記回転軸体の外周面に、その全周にわたって、当該外周面の前記回転軸の軸方向両端に設けられた一対の側壁により区画された溝が形成されており、
    前記回転軸体に、前記第1冷却通路と連通するとともに前記一方の側壁に開口して、前記第1冷却通路から前記溝内に冷却液を導入する冷却液導入通路と、前記第1冷却通路と連通するとともに前記他方の側壁に開口して、前記溝内の冷却液を前記第1冷却通路に戻す冷却液導出通路とが形成されており、
    前記一方の側壁の前記冷却液導入通路の開口部分と、前記他方の側壁の前記冷却液導出通路の開口部分とが、周方向で互いに異なる位置に配置されていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  11. 請求項10に記載の回転電機の冷却構造において、
    前記溝内に、当該溝の底面から径方向外側に突出するとともに前記回転軸の軸方向に延びる複数の隔壁が、周方向に所定の間隔で設けられていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記ロータの内側に設けられてこのロータの軸方向に互いに接触した状態で並ぶ複数の磁石を有し、
    前記ロータの内側に、このロータの軸方向に並び前記各磁石がそれぞれ挿入されるとともに前記第2冷却通路として機能する磁石孔が形成されており、
    前記ロータの軸方向に隣接する磁石どうしおよび磁石孔どうしの位置が重複部分を有した状態で周方向にずれており、
    前記磁石のうち前記ロータの軸方向に隣接する磁石と接触する部分が、これら磁石が挿通される前記ロータの軸方向に隣接する磁石孔どうしの連通領域が増大するように、切り欠かれていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の回転電機の冷却構造において、
    前記エンドプレートと前記押圧部材とが一体に成形されていることを特徴とする回転電機の冷却構造。
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