JP2015056753A - 非線形歪み補償装置及び方法並びに光受信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の受信側において、非線形歪みを補償するための計算の複雑さを低減し、非線形歪みの補償能力を向上する。
【解決手段】受信光信号の搬送波の位相を復元する搬送波位相復元部44にて搬送波が復元された後の信号情報に基づいて、前記受信光信号に生じた非線形歪みを計算する非線形歪み演算部62と、非線形歪み演算部62で得られた非線形歪みに基づいて、前記受信光信号の非線形歪みを補償する非線形補償部63と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、非線形歪み補償装置及び方法並びに光受信器に関する。
通信システムにおいて、送受信器において信号に対しデジタル信号処理を行ない、信号品質の向上を図る技術が一般的になりつつある。デジタル信号処理による信号品質の改善技術は無線通信では古くから実用化されているが、光通信分野でも、近年、送受信器にデジタル信号処理回路を備えたデジタルコヒーレント通信システムの研究が行なわれている。
デジタル信号処理では、通信装置に用いられるデバイスの不完全性や伝送路での信号劣化の補償などを行なう。例えば下記の特許文献1や特許文献4には、送信側でのデジタル信号処理により、信号の振幅、周波数、偏波などを制御することが記載されている。
ここで、デジタル信号処理による補償対象としては、増幅器(アンプ)などの送受信デバイス特性の非線形性や、伝送路の非線形特性などが挙げられる。送受信デバイス特性の非線形性については、無線通信分野及び光通信分野に共通の補償対象である。これに対し、伝送路、特に光伝送路を成す光ファイバの非線形特性や波長分散特性については、光通信分野に特有の補償対象である。
光ファイバの波長分散特性を送信側で予等化する技術の1つに、下記の特許文献3に記載された技術が知られている。一方、光ファイバの非線形特性による信号劣化を補償する技術の1つに、下記の特許文献2に記載された技術が知られている。
通信容量を増やすための手段の1つに、変調方式の多値度を上げることが考えられる。しかし、多値度を上げるほど、より高い信号対雑音比(SNR)が要求される。SNRは、伝送路である光ファイバへ入力する信号のパワーを増加することにより改善する。しかし、光ファイバの非線形特性のため、入力信号パワーを増加するほど非線形歪みによる信号劣化が顕著に表れる。
このような課題に対し、特許文献2には、送信側のデジタル信号処理により、非線形歪みを補償(予等化)する技術が記載されている。特許文献2によれば、光ファイバ中の偏波多重光信号の伝搬は、Manakov方程式により、以下の式(A)でモデル化される。
なお、式(A)において、uH(t,z)及びuV(t,z)は、それぞれ、時間t、位置zでの水平偏波及び垂直偏波の信号の電界成分を表す。また、α(z),β2(z),γ(z)は、それぞれ、位置zでのファイバの減数係数、分散係数、非線形係数を表す。
非線形歪みは、上記式(A)で表される微分方程式を解くことにより求められるが、解析的に解を求めるには複雑なため、非線形補償のためには近似を用いて求めた非線形歪みが用いられる。
特許文献2に記載の技術では、式(A)で表されるManakov方程式を、摂動理論を用いて解析し、送信側で非線形歪みの補償を行なう。すなわち、k番目のシンボルの位置Lでの水平偏波(H偏波)成分及び垂直偏波(V偏波成分)の非線形伝搬の解uH(t=kT,z=L)及びuV(t=kT,z=L)を以下の式(B)で表して解析する。
uH(kT,L)=uH(kT,0)+ΔuH(k)
uV(kT,L)=uV(kT,0)+ΔuV(k)
・・・(B)
ここで、uH(kT,0)/uV(kT,0)はH/V偏波成分の位置z=0での電界を表し、ΔuH(k)/ΔuV(k)はH/V偏波成分の非線形効果による摂動項を表す。
H/V偏波成分のk番目のシンボルの信号を振幅Ak H/Vのパルスと考えると、次の式(C)が得られる。
なお、m,nは整数である。p(z)は位置zでの信号パワーを表し、s(z)は位置zに伝搬するために累積された伝送路での総分散値を表し、τはパルスの半値幅、Tはパルス周期を表す。上記の式(C)からわかるように、H/V偏波成分の非線形効果による摂動項は、3つの振幅Ak H/Vの積の和で表される。また、C(m,n,z=L)は、あるn,mの組み合わせでの振幅の積が非線形歪みとなる度合いを表す係数で、摂動解析により求められる。
特開2012−120010号公報 特開2012−075097号公報 特開2008−211493号公報 特開2009−278613号公報
信号処理回路では、取り扱う信号が複雑であるほど要求されるビット精度が高くなり、信号処理回路の規模が膨大になる。受信側の信号処理回路で扱う信号は伝送路や送受信デバイスで発生する雑音や歪みを含むため、多ビットのデジタル信号として取り扱われる。そのため、非線形歪みの演算が複雑になる。
本発明の目的の1つは、信号の受信側において、非線形歪みを補償するための計算の複雑さを低減し、非線形歪みの補償能力を向上できるようにすることにある。
本発明の一態様は、受信光信号の搬送波の位相を復元する搬送波位相復元部にて搬送波が復元された後の信号情報に基づいて、前記受信光信号に生じた非線形歪みを計算する非線形歪み演算部と、前記非線形歪み演算部で得られた非線形歪みに基づいて、前記受信光信号の非線形歪みを補償する非線形補償部と、を備える。
非線形歪みを補償するための計算の複雑さを低減し、非線形歪みの補償能力を向上できる。
一実施形態に係る光通信システムの一例を示すブロック図である。 図1に例示する光送信器の構成例を示すブロック図である。 図1に例示する光受信器の構成例を示すブロック図である。 図3に例示するDSPにより実現される機能構成例を示すブロック図である。 図4に例示する非線形等化部の構成例を示すブロック図である。 図4に例示する非線形等化部の構成例を示すブロック図である。 図4に例示する非線形等化部の動作例を説明するフローチャートである。 図5〜図7に例示する識別部の動作例(識別手法1−1)を説明するフローチャートである。 識別手法1−1において識別部に入力される信号と当該識別部から出力される信号とを複素平面(IQ平面)において示す図である。 識別手法1−1において識別部に入力される信号と識別部から出力される信号とのIQ平面での関係を示す図である。 図5〜図7に例示する識別部の構成例(識別手法1−2)を示すブロック図である。 図11に例示する識別部の動作例を説明するフローチャートである。 図5〜図7に例示する識別部の構成例(識別手法2)を示すブロック図である。 図13に例示する識別部の動作例を説明するフローチャートである。 図5〜図7に例示する識別部の構成例(識別手法3)を示すブロック図である。 図15に例示する識別部の動作例を説明するフローチャートである。 図5〜図7に例示する識別部の構成例(識別手法4)を示すブロック図である。 図17に例示する識別部の動作例を説明するフローチャートである。 図5〜図7に例示する識別部の動作例(識別手法5)を説明するフローチャートである。 識別手法5において識別部に入力される信号と当該識別部から出力される信号とをIQ平面において示す図である。 識別手法5において識別部に入力される信号と識別部から出力される信号とのIQ平面での関係を示す図である。 図4〜図21に例示する非線形等化の伝送シミュレーション結果の一例を示す図である。 図4に例示する構成の第1変形例を示すブロック図である。 図4に例示する構成の第2変形例を示すブロック図である。 図4に例示する構成の第3変形例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
図1は、一実施形態に係る光通信システムの一例を示すブロック図である。図1に示す光通信システム1は、例えば、波長多重(WDM)光を伝送するWDM光伝送システムである。WDM光伝送システム1は、例示的に、波長多重(WDM)光送信装置10と、光ファイバを用いた光伝送路50と、WDM光受信装置90と、を備える。
WDM光送信装置10は、複数の波長(チャネル)の光信号を波長多重したWDM光信号を光伝送路50へ送信し、WDM光受信装置90は、光伝送路50を伝送されてくるWDM光信号を波長毎に分離して受信する。WDM光送信装置10及びWDM光受信装置90は、通信装置の一例である。
光伝送路50には、WDM光送信装置10からWDM光受信装置90へのWDM光信号の伝送距離に応じて、1又は複数の光増幅器30や1又は複数の中継器70を設けることができる。
WDM光送信装置10は、例示的に、波長毎の光送信器11−1〜11−N(Nは2以上の整数)と、各光送信器11−1〜11−Nが送信する光信号を波長多重(合波)してWDM光信号を出力する合波器12と、を備える。
一方、WDM光受信装置90は、例示的に、光伝送路50から受信されるWDM光信号を波長毎の光信号に分離する分波器91と、分波器91で分離された各波長の光信号を受信する光受信器92−1〜92−Nと、を備える。
光送信器11−1〜11−Nは、単一偏波の信号を送信する光送信器でもよいし、偏波多重信号を送信する光送信器でもよい。後者の偏波多重信号送信器の構成例を図2に示す。図2に例示する偏波多重信号送信器は、DSP(Digital Signal Processor)111、デジタル−アナログ変換器(DAC)112、光源(レーザダイオード:LD)113、ビームスプリッタ(BS)114、H偏波及びV偏波用のIQ変調器115A及び115B、並びに、偏波ビームコンバイナ(PBC)116を備える。
DSP111は、送信データ信号に対して後述する非線形予等化などの所要のデジタル信号処理を施す。なお、DSP111は、演算処理回路の一例であり、演算処理回路は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)や、大規模集積回路(LSI)を用いて実現されてもよい。
DAC112は、DSP111によりデジタル信号処理された送信データ信号をアナログ信号に変換して各IQ変調器115A及び115Bに入力する。
光源113は、送信光を出力し、BS114は、光源113からの送信光を2分岐してIQ変調器115A及び115Bにそれぞれ入力する。
IQ変調器115A及び115Bは、それぞれ、DAC112から入力されるアナログ送信データ信号に従ってBS114から入力される送信光を多値(IQ)変調する。IQ変調器115A及び115Bの一方がH偏波成分の光変調信号を出力し、他方がV偏波成分の光変調信号を出力する。
PBC116は、各IQ変調器115A及び115Bからの各偏波成分の光変調信号を偏波合成して出力する。
一方、図1に例示した光受信器92−1〜92−Nは、例えば図3に示すように、局発光源921、光フロントエンド922、アナログ−デジタル変換器(ADC)923及びDSP924を備え、DSP924において仮想シンボルを用いた非線形歪み補償を実施する。なお、光フロントエンド922は、局発光源921からの局発光を用いて受信光信号を復調し光電変換する機能を具備する。ADC923は、光フロントエンド922で光電変換された受信アナログ電気信号をデジタル信号に変換してDSP924に入力する。
DSP924は、ADC923から入力される受信デジタル電気信号に対して上述の仮想シンボルを用いた非線形歪み補償を含む信号処理を施す。なお、DSP924は、演算処理回路の一例であり、送信側のDSP111と同様に、FPGAやLSIを用いて実現されてもよい。
例示的に、DSP924は、機能的な構成に着目すると、図4に示すように、分散補償部41、適応等化部42、周波数オフセット補償部43、搬送波位相復元部44及び非線形等化部45を含む。非線形等化部45は、図5に例示するように、識別部61、非線形歪み演算部62及び非線形補償部63を含む。なお、非線形等化部45は、搬送波位相復元部44の後段に配置されていればよく、非線形等化部45の前後にその他の信号処理部が挿入されても構わない。また、各部41〜44の間のいずれかには、その他の信号処理部が介在しても構わない。さらに、各部41〜43のいずれかが不要な場合もある。
分散補償部41は、受信信号(デジタル信号)に生じた例えば波長分散をデジタル信号処理によって補償する。波長分散の補償をデジタル信号処理で行なうことで、波長分散補償ファイバ(DCF)などの光学的デバイスを光伝送路に設けなくて済む。そのため、DCF損の補償に伴う光雑音増加やDCF中での非線形光学効果による波形歪みが抑えられるなどの利点がある。また、分散補償量を柔軟に変更できる利点もある。なお、DCFなどを用いて光学的に波長分散補償がなされる場合には、分散補償部41は無くても構わない。
適応等化部42は、例示的に、受信信号に対して偏波分離や偏波モード分散(PMD)の補償(適応等化)などを含む偏波処理を実施する。適応等化は、例示的に、複数の線形フィルタを用い、各線形フィルタのパラメータを光ファイバ中の信号光の偏光変動よりも十分高速かつ適応的に更新することで、高速な時間変化を伴う偏波変動やPMD波形歪みを補償することができる。
周波数オフセット補償部43は、受信信号と局発光との周波数オフセットを補償(補正)する。例示的に、周波数オフセット補償部43は、受信信号から周波数オフセットを推定し、推定した周波数オフセットに対応した逆の位相回転を受信信号に付加することにより、周波数オフセットを補償する。周波数オフセットの推定には、例示的に、累乗法と呼ばれる推定方式や、累乗法よりも周波数オフセットの推定可能範囲を拡大化できるPADE(Pre-decision based Angle Differential frequency offset Estimator)法と呼ばれる推定方式などを適用できる。
搬送波位相復元部(キャリア位相推定部)44は、光増幅器30から生じる自然放出光(ASE)雑音やレーザ位相雑音を受信信号から除去し、正しいキャリア位相を推定、復元する。キャリア位相の推定には、例示的に、デジタルループフィルタを用いて雑音の影響を除去するフィードバック法や、位相検出器で検出した推定位相差を平均化することで雑音の影響を除去するフィードフォワード法などを適用できる。
非線形等化部45は、受信信号に生じた非線形歪みを補償(等化)する。すなわち、非線形等化部45は、図5に例示するように、受信信号のシンボル(非限定的な一例として、QPSKシンボル)を識別(仮判定)し、仮判定したシンボルを基に非線形歪みを計算し、その計算結果を基に非線形歪みを補償する。
例えば、識別部61は、受信信号を特定のシンボルに識別して識別したシンボルを出力する。なお、受信信号には、光伝送路50での雑音などが加わっている。識別部61での識別手法の一例としては、後述する手法1−1,1−2及び2〜5が挙げられる。
非線形歪み演算部62は、識別部61で識別されたシンボルを基に非線形歪みを計算する。例えば、非線形歪み演算部62は、伝送路情報、チャネル情報及び識別されたシンボルに基づいて、非線形光学効果に起因してシンボル毎に発生する非線形歪みを計算する。
なお、伝送路情報の一例としては、伝送路長や光ファイバの種類(分散係数、減衰係数、非線形係数など)が挙げられる。チャネル情報の一例としては、シンボルレート、光ファイバへの入力光パワー、中心波長などが挙げられる。伝送路情報及びチャネル情報は、例示的に、DSP924のメモリ(図示省略)に記憶しておくことができ、非線形歪み演算部62は、当該メモリから非線形歪みの計算に用いる情報(パラメータ)を適宜に読み取って非線形歪みを計算する。当該計算には、既述の摂動解析を適用することができる。
非線形補償部63は、非線形歪み演算部62で計算された非線形歪みを基に受信信号に対して非線形歪みの補償を行なう。例えば、非線形補償部63は、受信信号の該当シンボルから、非線形歪み演算部62で計算された非線形歪みを差し引く。
なお、図5には、受信信号の一例としてQPSK信号を挙げたが、本実施形態の非線形等化部45により補償可能な信号の変調方式は特に限定されない。例えば、非線形等化部45は、強度変調(ASK)信号、位相変調(PSK)信号、直角位相振幅変調(QAM)信号などの信号の非線形歪みを補償することも可能である。非限定的な一例として、図6に、受信信号として16QAM信号が非線形等化部45に入力され、識別部61にてシンボル識別(仮判定)が行なわれる様子を示す。
(非線形等化部45の動作例)
次に、図7に、非線形等化部45の動作例を説明するフローチャートを示す。図7に例示するように、まず、伝送路情報及びチャネル情報を、DSP924のメモリに記憶(格納)しておく(処理P11)。
非線形等化部45への入力信号が2分岐され、一方は識別部61に入力され、他方は非線形補償部63に入力される(処理P12)。
識別部61に入力された信号は、識別部61にて特定のシンボルに識別され、識別されたシンボルが非線形歪み演算部62に入力される(処理P13)。
非線形歪み演算部62は、既述の伝送路情報及びチャネル情報をメモリから適宜に読み取り、当該情報と識別部61から入力されたシンボルとを基に、シンボル毎に発生する非線形歪みを演算し、演算結果を非線形補償部63へ出力する(処理P14)。
非線形補償部63は、分岐された受信信号の他方の該当シンボルから、非線形歪み演算部62で計算された非線形歪みを差し引くことで、シンボル毎に非線形歪みを補償する(処理P15)。
次に、識別部61での識別手法1−1,1−2及び2〜5について、図8〜図21を参照して説明する。
(識別手法1−1:図8〜図10)
識別手法1では、図8に例示するように、まず、受信信号である主信号の変調方式に応じた識別後のシンボル(配置)を識別部61に設定しておく(処理P21)。そして、識別部61は、設定されたシンボル(識別点)と入力主信号とを比較して、IQ平面において識別点に最も近いシンボルを識別結果として出力する(処理P22及びP23)。
非限定的な一例として、図9及び図10に、受信信号がQPSK信号であり、識別部61において、入力信号がIQ平面の4つの識別点(2ビット)のいずれかに識別される様子を例示する。図10は、IQ平面の第1象限に位置する入力シンボルが同じ第1象限に設定された識別点(QPSKシンボル)に識別(変換)されて出力される様子を例示している。
(識別手法1−2:図11及び図12)
識別手法1−2では、図11に例示するように、識別部61は、硬判定部611とシンボルマッパ612とを備える。
硬判定部611は、送信側で主信号に付与された誤り訂正符号に基づいて入力主信号のシンボル(複素電界情報)を硬判定する(図12の処理P31〜P33)。すなわち、硬判定部611は、閾値との比較により複素電界情報を符号情報(バイナリデータ)に判定、変換する。なお、複素電界情報は、受信光信号の信号情報の一例である。
これにより得られた符号情報は、シンボルマッパ612に入力され、シンボルマッパ612は、当該符号情報を入力主信号と同じ方式でシンボル(複素電界情報)に再マッピングして出力する(図12の処理P34)。例えば、入力主信号がQPSK信号の場合、図9及び図10の場合と同様に、入力主信号がIQ平面の4つのQPSKシンボル(2ビット)のいずれかに再マッピングされる。
(識別手法2:図13及び図14)
識別手法2では、図13に例示するように、識別部61は、硬判定部611と、硬判定誤り訂正部613と、シンボルマッパ612とを備える。
硬判定部611は、送信側で主信号に付与された誤り訂正符号に基づいて入力主信号のシンボル(複素電界情報)を硬判定する。すなわち、硬判定部611は、閾値との比較により複素電界情報を符号情報(バイナリデータ)に判定、変換する。
これにより得られた符号情報は、硬判定誤り訂正部613に入力され(図14の処理P41〜P43)、硬判定誤り訂正部613は、入力された符号情報について誤り訂正を施してシンボルマッパ612に入力する(図14の処理P44)。
シンボルマッパ612は、誤り訂正後の符号情報を入力主信号と同じ方式でシンボル(複素電界情報)に再マッピングして出力する(図14の処理P45)。例えば、入力主信号がQPSK信号の場合、図9及び図10の場合と同様に、入力主信号がIQ平面の4つのQPSKシンボル(2ビット)のいずれかに再マッピングされる。
(識別手法3:図15及び図16)
識別手法3では、図15に例示するように、識別部61は、軟判定部(尤度算出部)614と、軟判定誤り訂正部615と、硬判定部611と、シンボルマッパ612とを備える。
軟判定部614は、送信側で主信号に付与された誤り訂正符号に基づいて入力主信号のシンボル(複素電界情報)を軟判定する。すなわち、軟判定部614は、複素電界情報の尤度情報を算出して軟判定誤り訂正部615に入力する(図16の処理P51〜P53)。
軟判定誤り訂正部615は、軟判定部614から入力された尤度情報について誤り訂正を施し、誤り訂正後の尤度情報を硬判定部611に入力する(図16の処理P54)。硬判定部611は、閾値との比較により尤度情報を符号情報(バイナリデータ)に判定、変換する(図16の処理P55)。
これにより得られた符号情報は、シンボルマッパ612に入力され、シンボルマッパ612は、当該符号情報を入力主信号と同じ方式でシンボル(複素電界情報)に再マッピングして出力する(図16の処理P56)。例えば、入力主信号がQPSK信号の場合、図9及び図10の場合と同様に、入力主信号がIQ平面の4つのQPSKシンボル(2ビット)のいずれかに再マッピングされる。
(識別手法4:図17及び図18)
識別手法4は、上述した硬判定を含む識別手法2と軟判定を含む識別手法3とを組み合わせた手法に相当する。そのため、図17に例示するように、識別部61は、軟判定部(尤度算出部)614、軟判定誤り訂正部615、硬判定部611、硬判定誤り訂正部613、及び、シンボルマッパ612を備える。
軟判定部614は、送信側で主信号に付与された誤り訂正符号に基づいて入力主信号のシンボル(複素電界情報)を軟判定する。すなわち、軟判定部614は、複素電界情報の尤度情報を算出して軟判定誤り訂正部615に入力する(図18の処理P61〜P63)。
軟判定誤り訂正部615は、軟判定部614から入力された尤度情報について誤り訂正を施し、誤り訂正後の尤度情報を硬判定部611に入力する(図18の処理P64)。硬判定部611は、閾値との比較により尤度情報を符号情報(バイナリデータ)に判定、変換する(図18の処理P65)。
これにより得られた符号情報は、硬判定誤り訂正部613に入力され、硬判定誤り訂正部613は、入力された符号情報について誤り訂正を施してシンボルマッパ612に入力する(図18の処理P66)。
シンボルマッパ612は、誤り訂正後の符号情報を入力主信号と同じ方式でシンボル(複素電界情報)に再マッピングして出力する(図18の処理P67)。例えば、入力主信号がQPSK信号の場合、図9及び図10の場合と同様に、入力主信号がIQ平面の4つのQPSKシンボル(2ビット)のいずれかに再マッピングされる。
(識別手法5:図19〜図21)
識別手法5では、識別部61に対して識別後のシンボルとしてIQ平面における任意のシンボル(少なくとも1つ)を設定しておく(図19の処理P71)。そして、識別部61は、入力主信号のデータと設定したシンボルのIQ平面における距離が最少となるシンボルを複素電界情報として出力する(図19の処理P72及びP73)。
ここで、例えば図20及び図21に示すように、16QAM変調された主信号に対し、識別後のシンボルとしてQPSKシンボルのような4つのシンボル(主信号よりも多値度の低いシンボル)を設定しておくことで、後段の計算の簡単化を図ることができる。
次に、図22に、上述した非線形等化部45による非線形補償の効果を伝送シミュレーションによって確認した結果の一例を示す。伝送シミュレーションでは、127Gビット/秒のDP(Dual Polarization)−QPSK信号を50GHzの周波数間隔で11波長多重して伝送する場合をシミュレーションした。ここで、光伝送路(光ファイバ)への入力パワーを3dBm/channel、OSNRを14dB、伝送路長を100kmのシングルモードファイバ×25スパン=2500kmとした。
図22の横軸は非線形補償器の段数(ステージ数)を表し、縦軸は受信ビット誤り率に相当するQ値を表す。また、図22において、符号300が非線形補償無し(段数=0)の場合のQ値、符号400が従来の非線形補償器を1〜20段設けた場合のQ値、符号600が上述した非線形等化部45を1段設けた場合のQ値をそれぞれ表している。なお、ここでいう「従来の非線形補償器」とは、例えば、図4に例示した、搬送波位相復元部44よりも前段に設けられた分散補償部41において分散補償部と非線形補償部とを交互に複数段組み合わせた構成による非線形補償器に相当する。また、図22において、符号500は、非線形補償を受信側で行なう代わりに送信側で行なった場合(非線形予等化の場合)のQ値を表している。
図22から分かるように、本実施形態の非線形等化部45による非線形補償によれば、1段の非線形等化部45で従来の非線形補償器を3段設けた場合と同等のQ値の改善効果が得られている。また、送信側での非線形予等化(符号500参照)では、受信側に従来の非線形補償器を5段設けた場合と同程度の効果(Q値)が得られており、非線形等化部45を搬送波位相復元部44よりも後段に設けた方が、効果がわずかに劣化していることがわかる。これは符号誤りを含む受信信号をもとに非線形歪みを算出したためであるが、その劣化は0.1dB程度であることが確認できた。
なお、上述した例では、非線形等化部45に識別部61を設けているが、識別部61は必ずしも設けなくても構わない。この場合、非線形歪み演算部62は、受信した光信号の信号情報を基に、非線形歪みを例えば摂動解析を用いて計算することができる。ただし、識別部61を設けて信号情報を上述したように特定のシンボルに識別する方が非線形歪みの計算を簡易化することができる。
(第1変形例)
図23は、図4に例示したDSP924の機能的構成の第1変形例を示すブロック図である。図23に例示する構成では、搬送波位相復元部44の後段に設けられた非線形等化部45の更に後段に別の搬送波位相復元部46が設けられている。なお、図23に例示するその他の信号処理部40には、図4に例示した分散補償部41、適応等化部42及び周波数オフセット補償部43のいずれかが含まれてよい。
搬送波位相復元部46は、非線形等化部45にて受信信号の非線形性が等化(補償)された信号について搬送波位相の復元を行なうため、図4に例示した構成に比して、搬送波位相の復元精度を向上することができる。
なお、2つの搬送波位相復元部44及び46で用いる搬送波位相の復元アルゴリズムは同じでもよいし異なっていてもよい。また、2つの搬送波位相復元部44及び46に対するシンボル平均化数などの設定パラメータについても同じでもよいし異なっていてもよい。例えば、前段の搬送波位相復元部44よりも後段の搬送波位相復元部46でのシンボル平均化数を多く設定してもよい。このような設定を行なうと、前段の搬送波位相復元部44にて粗い搬送波位相復元を高速に行ない、後段の搬送波位相復元部46にて細かな(精度の高い)搬送波位相復元を行なうことができる。
(第2変形例)
図24に例示するように、第1変形例に示した非線形等化部45と後段の搬送波位相復元部46とのセットは、Nセット(Nは2以上の整数)設けてもよい。この場合、非線形等化と搬送波位相復元とをN回繰り返し実施するので、第1変形例に比して、更に搬送波位相復元精度を向上することができる。
(第3変形例)
上述した非線形等化部45は、別の非線形補償部(あるいは非線形等化部)と組み合わせて用いられてもよい。図25に、本実施形態の非線形等化部45と、後方伝搬(Backward Propagation)法による非線形補償部41aと、を組み合わせた例を示す。非線形補償部41aは、例示的に、搬送波位相復元部44よりも前段(例えば、適応等化部42の前段)に設けられて、受信信号に対して非線形光学効果により生じた非線形歪みの補償を行なう。搬送波位相復元の前後でそれぞれ非線形補償を行なうため、非線形歪みの補償能力を向上することができる。
また、図25に例示するように、非線形補償部41aは、分散補償部41とのセットでM段(MはM≧1の整数)設けてもよい。この場合、受信信号に対して分散補償と非線形補償とを交互にM回行なうので、波長分散及び非線形歪みの補償能力を向上することができる。なお、図25に例示する各部41,41a,42〜45のブロック間のいずれかには、その他の信号処理部が設けられても構わない。
1 光通信システム(WDM光伝送システム)
10 WDM光送信装置
11−1〜11−N 光送信器
12 合波器
30 光増幅器
40 その他の信号処理部
41 分散補償部
41a 非線形補償部
41b 帯域補償部
41c 係数制御部
42 適応等化部
43 周波数オフセット補償部
44,46 搬送波位相復元部
45 非線形等化部
50 光伝送路
61 識別部
62 非線形歪み演算部
63 非線形補償部
70 中継器
90 WDM光受信装置
91 分波器
92−1〜92−N 光受信器
111,924 DSP(Digital Signal Processor)
112 デジタル−アナログ変換器(DAC)
113 光源(レーザダイオード:LD)
114 ビームスプリッタ(BS)
115A,115B IQ変調器
116 偏波ビームコンバイナ(PBC)
611 硬判定部
612 シンボルマッパ
613 硬判定誤り訂正部
614 軟判定部(尤度算出部)
615 軟判定誤り訂正部
921 局発光源
922 光フロントエンド
923 アナログ−デジタル変換器(ADC)

Claims (10)

  1. 受信光信号の搬送波の位相を復元する搬送波位相復元部にて搬送波が復元された後の信号情報に基づいて、前記受信光信号に生じた非線形歪みを計算する非線形歪み演算部と、
    前記非線形歪み演算部で得られた非線形歪みに基づいて、前記受信光信号の非線形歪みを補償する非線形補償部と、
    を備えた、非線形歪み補償装置。
  2. 前記受信光信号が、位相変調または直角位相振幅変調された信号であり、
    前記信号情報を前記変調に応じた特定のシンボルに識別し、識別結果を前記非線形歪み演算部に入力する識別部を備えた、請求項1に記載の非線形歪み補償装置。
  3. 前記識別部は、
    前記信号情報を硬判定する硬判定部と、
    前記硬判定部による硬判定結果を前記特定のシンボルにマッピングするシンボルマッパと、を備えた請求項2に記載の非線形歪み補償装置。
  4. 前記受信光信号が、誤り訂正符号を付与された信号であり、
    前記識別部は、
    前記信号情報を硬判定する硬判定部と、
    前記硬判定部による硬判定結果について前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行なう硬判定誤り訂正部と、
    前記硬判定誤り訂正部による誤り訂正結果を前記特定のシンボルにマッピングするシンボルマッパと、を備えた、請求項2に記載の非線形歪み補償装置。
  5. 前記受信光信号が、誤り訂正符号を付与された信号であり、
    前記識別部は、
    前記信号情報を軟判定する軟判定部と、
    前記軟判定部による軟判定結果について前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行なう軟判定誤り訂正部と、
    前記軟判定誤り訂正部による誤り訂正結果を前記特定のシンボルにマッピングするシンボルマッパと、を備えた請求項2に記載の非線形歪み補償装置。
  6. 前記受信光信号が、誤り訂正符号を付与された信号であり、
    前記識別部は、
    前記信号情報を軟判定する軟判定部と、
    前記軟判定部による軟判定結果について前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行なう軟判定誤り訂正部と、
    前記軟判定誤り訂正部による誤り訂正結果を硬判定する硬判定部と、
    前記硬判定部による硬判定結果について前記誤り訂正符号に基づいて誤り訂正を行なう硬判定誤り訂正部と、
    前記硬判定誤り訂正部による誤り訂正結果を前記特定のシンボルにマッピングするシンボルマッパと、を備えた、請求項2に記載の非線形歪み補償装置。
  7. 前記識別部は、識別後のシンボルとして複素平面において少なくとも1つのシンボルが設定され、入力された前記信号情報と前記複素平面での距離が最少となる前記シンボルを前記識別結果として出力する、請求項2に記載の非線形歪み補償装置。
  8. 前記複素平面に設定されるシンボルの多値度は、前記受信光信号の多値度よりも低い、請求項7に記載の非線形歪み補償装置。
  9. 受信光信号の搬送波の位相を復元し、
    前記搬送波が復元された後の信号情報に基づいて、前記受信光信号に生じた非線形歪みを計算し、
    前記計算で得られた非線形歪みに基づいて、前記受信光信号の非線形歪みを補償する、非線形歪み補償方法。
  10. 受信光信号の搬送波の位相を復元する搬送波位相復元部と、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の非線形歪み補償装置と、
    を備えた光受信器。
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