JP6319309B2 - 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法 - Google Patents

光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6319309B2
JP6319309B2 JP2015521294A JP2015521294A JP6319309B2 JP 6319309 B2 JP6319309 B2 JP 6319309B2 JP 2015521294 A JP2015521294 A JP 2015521294A JP 2015521294 A JP2015521294 A JP 2015521294A JP 6319309 B2 JP6319309 B2 JP 6319309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
optical
signals
output
phase compensation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015521294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014196179A1 (ja
Inventor
学 有川
学 有川
タヤンディエ ドゥ ガボリ エマニュエル ル
タヤンディエ ドゥ ガボリ エマニュエル ル
俊治 伊東
俊治 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2014196179A1 publication Critical patent/JPWO2014196179A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6319309B2 publication Critical patent/JP6319309B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/61Coherent receivers
    • H04B10/616Details of the electronic signal processing in coherent optical receivers
    • H04B10/6165Estimation of the phase of the received optical signal, phase error estimation or phase error correction

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法に関し、特に、位相変調信号をコヒーレント検波する光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法に関する。
インターネット上を流れるデータトラフィックは近年、増加の一途を辿っている。これを収容すべく、光ファイバ伝送に対しても大容量化の強い要請がある。
大容量化を実現するための一つの手段は、各種の物理的自由度を活用した多重化技術である。光伝送ではこれまでに、時間多重、波長多重、偏波多重といった技術によって大容量化が実現されてきた。ファイバ中の非線形効果等によって予期されているシングルモード光ファイバの容量限界を背景に、最近では、空間の自由度を利用して信号を多重化する空間多重伝送技術が検討されている。空間多重伝送するための伝送路の一つとして、1本のクラッド中に複数のコアが配置されたマルチコアファイバが挙げられている。マルチコアファイバを利用して空間多重を行うことにより、光ファイバ1本当たりの伝送容量が増大される。
大容量化を実現するための他の手段は、多値変調による波長多重伝送時の周波数利用効率の増大である。高次のQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等の周波数利用効率の高い変調方式を採用することにより、1つのコア当たりの伝送容量が増大される。
このように、マルチコアファイバを用いることによる空間多重伝送と、コア当たりの伝送容量を拡大する多値変調技術と、により総伝送容量の増大化が図られている。マルチコアファイバを用いた多値変調方式の光伝送システムは、例えば、特許文献1に開示されている。
ここで、周波数利用効率の高い高次の多値変調方式においては、平均強度を一定として比較した場合の信号点間の距離が低次の多値変調方式よりも小さいため、信号品質の各種の劣化要因に対する耐性は低下する。光ファイバ中での自己位相変調(Self-Phase Modulation)や波長多重した信号間の相互位相変調(Cross-Phase Modulation)を始めとした非線形劣化の影響により、伝送する光信号の平均強度をある程度以上に上げても、信号品質の改善効果が得られない。従って、高次の多値変調方式を採用する場合は特に、各種の劣化要因に対して信号品質の低下を防ぐ技術が重要である。
高次の多値変調方式の光伝送システムにおいて、受信した位相変調信号を局発光と合波することによってコヒーレント検波する技術がある。この際、光信号のキャリア周波数と局発光の周波数との差や、それらの位相変動を補償するため、デジタル信号処理技術によるキャリア位相推定/補償が一般的に行われる。例えば、非特許文献1には、仮判定を用いた位相同期ループの例が記載されている。また、非特許文献2には、M相PSK(phase shift keying)信号受信時に、受信信号をM乗することにより送信データに起因する成分を取り除いて位相誤差を推定する方法が記載されている。さらに、特許文献2には、時間的に連続するブロックごとに平均位相誤差を推定し、推定した平均位相誤差に基づいてブロックごとの位相を補償する技術が開示されている。
ここで、高次の多値変調方式の光伝送システムにおいて一般的に用いられるQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)およびQAM等は、4回対称な信号点配置を有する。すなわち、90度の整数倍の位相回転を信号点配置に施しても元とちょうど重なってしまい、キャリア位相推定によって推定される位相は90度の整数倍の不確定性を持つ。この不確定な位相オフセットが時間的に変動しない場合は、予め送受信端で共有したトレーニングパターン等を利用することによって不確定な位相オフセットを解消することができる。
しかしながら、データ受信時においてキャリア位相推定によって推定される位相が各種の雑音により90度の整数倍の不確定性を伴って遷移し、不確定な位相オフセット自体が時間的に変動する場合がある。この現象はサイクルスリップと呼ばれる。サイクルスリップが生じた場合、送信側と受信側で共有していたビットデータと位相のマッピングの関係が崩れるため、バースト的にビット誤りが生じる。高次の多値変調方式では隣接する信号間の位相差が小さいため、キャリア位相推定に誤りが生じる可能性が高まり、サイクルスリップの発生頻度はより大きくなると考えられる。
特許文献3には、サイクルスリップによる影響を低減する技術として、予め信号の所定の位置に既知の符号を埋め込んでおき、受信時にこの既知符号を目印として位相の補償を行うことが提案されている。さらに、サイクルスリップによる影響を低減する別の技術として、差動符号を用いて2つの連続したシンボル間の位相差に符号化を行う技術がある。この場合、サイクルスリップが生じても1シンボルのみの誤りとなり、バースト的なビット誤りを防ぐことができる。
特開2013−5065号公報 特開2012−170061号公報 特表2012−510762号公報
M. G. Taylor, "Phase Estimation Methods for Optical Coherent Detection Using Digital Signal Processing," J. of Lightwave Technology Vol. 27, No.7 pp. 901-914 (2009). A. J. Viterbi and A. M. Viterbi, "Nonlinear Estimation of PSK-Modulated Carrier Phase with Application to Burst Digital Transmission," IEEE Transaction on Information Theory Vol. IT-29, No.4, pp. 543-551 (1983).
しかしながら、サイクルスリップによる影響を低減するために予め信号の所定の位置に既知の符号を埋め込む場合、受信装置および送信装置側の両方の処理が複雑になる。また、差動符号を用いる場合、1シンボルの誤りがその次のシンボルにも影響を及ぼすため、シンボル誤り率は差動符号化を行わない場合のおおよそ2倍となる。すなわち、バースト的なビット誤り率が低下する代わりにシンボル誤り率が上昇する。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、高次の多値変調方式の光伝送システムにおいて、既知の符号の埋め込みを必要としない単純な処理によって、シンボル誤り率が上昇することなくサイクルスリップによる影響を低減できる、光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る光受信装置は、第1の光源から出力された複数の出力光を対応するデータによりそれぞれ変調することによって生成された複数の位相変調信号を受信し、第2の光源から出力された局発光によりそれぞれコヒーレント検波して複数の検波信号として出力するコヒーレント検波手段と、複数の検波信号のキャリア成分の位相を入力された位相補償量に基づいて補償し、複数の位相補償信号として出力する位相補償手段と、複数の位相補償信号の位相誤差を検出し、検出した複数の位相誤差とそれらの中央値とに基づいて位相補償量を生成して出力する位相制御手段と、複数の位相補償信号を受信信号として処理する信号処理手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る光伝送システムは、第1の光源からの出力光を複数のデータによりそれぞれ変調することによって複数の位相変調信号を生成して出力する光送信装置、および、生成された複数の位相変調信号を受信し、受信信号として処理する上記の光受信装置を備え、光送信装置から出力された複数の位相変調信号は、略同一の光路長の複数の伝送路を介して光受信装置に伝送される。
上記目的を達成するために本発明に係る光受信方法は、第1の光源から出力された出力光を複数のデータによりそれぞれ変調することによって生成された複数の位相変調信号を受信し、第2の光源から出力された局発光によりそれぞれコヒーレント検波して複数の検波信号として出力し、複数の検波信号のキャリア成分の位相を入力された位相補償量に基づいて補償して複数の位相補償信号として出力し、複数の位相補償信号の位相誤差を検出し、検出した複数の位相誤差とそれらの中央値とに基づいて位相補償量を生成して出力し、複数の位相補償信号を受信信号として処理する。
上記目的を達成するために本発明に係る光伝送方法は、第1の光源から出力された出力光を複数のデータによりそれぞれ変調することによって複数の位相変調信号を生成して出力し、出力された複数の位相変調信号を受信し、上記の光受信方法によって受信信号として処理する光伝送方法である。ここで、出力された複数の位相変調信号は、略同一の光路長の複数の伝送路を伝送して受信される。
上述した本発明の態様によれば、高次の多値変調方式の光伝送システムにおいて、既知の符号の埋め込みを必要としない単純な処理によって、シンボル誤り率が上昇することなくサイクルスリップによる影響を低減できる。
第1の実施形態に係る光伝送システム10のシステム構成図である。 第1の実施形態に係る光受信装置40のブロック構成図である。 第2の実施形態に係る光伝送システム100のシステム構成図ある。 第2の実施形態に係る光送信装置200のブロック構成図である。 第2の実施形態に係るマルチコアファイバの断面図である。 第2の実施形態に係る光受信装置600のブロック構成図である。 第2の実施形態に係るキャリア位相推定部671の動作手順を示す図である。 第2の実施形態に係る補償量調整部680の動作手順を示す図である。 第2の実施形態に係る補償量調整部680の詳細動作手順を示す図である。 第2の実施形態の変形例に係る補償量調整部680Bの動作手順を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る光伝送システムのシステム構成図を図1Aに示す。図1Aに示すように、本実施形態に係る光伝送システム10は、光送信装置20、伝送路30および光受信装置40から成る。
光送信装置20は、第1の光源21からの出力光をn(nは3以上の整数)分岐してnのデータによりそれぞれ変調することにより、nの位相変調信号を生成して伝送路30へ出力する。
伝送路30は、光送信装置20から入力されたnの位相変調信号を光受信装置40まで伝送する。本実施形態において、伝送路30は、位相変調信号と同数以上のコアがクラッド内に並列配置された1本のマルチコアファイバによって構成されている。なお、伝送路30は1本のマルチコアファイバに限定されず、複数本のマルチコアファイバによって構成することもでき、さらに、複数本のシングルモードファイバを含んで構成することもできる。
光受信装置40は、伝送路30によって伝播された光送信装置20から出力されたnの位相変調信号を受信して処理する。光受信装置40のブロック構成図を図1Bに示す。図1Bに示すように、本実施形態に係る光受信装置40は、コヒーレント検波手段50、位相補償手段60、位相制御手段70および信号処理手段80を備える。
コヒーレント検波手段50は、第2の光源51を備える。コヒーレント検波手段50は、第2の光源51から出力された局発光を用いて、伝送路30から伝播されたnの位相変調信号をそれぞれコヒーレント検波し、nの検波信号として位相補償手段60へ出力する。
位相補償手段60は、コヒーレント検波手段50から入力されたnの検波信号のキャリア成分の位相を、位相制御手段70から入力された位相補償量に基づいて補償し、nの位相補償信号を位相制御手段70および信号処理手段80へ出力する。
位相制御手段70は、位相補償手段60から入力されたnの位相補償信号から、それぞれの位相補償信号に対する位相誤差を検出し、検出したnの位相誤差の中央値を取得する。そして、位相制御手段70は、検出したnの位相誤差と取得した中央値とに基づいて位相補償量を生成し、生成したnの位相補償量を位相補償手段60へ出力する。本実施形態において、位相制御手段70は、検出したnの位相誤差それぞれに対し、取得した中央値との差分を演算し、演算した差分が閾値よりも小さい場合は検出した位相誤差を位相補償量として出力し、演算した差分が閾値よりも大きい場合は中央値を位相補償量として出力する。
例えば、nのうちある位相補償信号においてのみサイクルスリップが発生している場合、それから検出される位相誤差は他の位相補償信号から検出される位相誤差と大きく異なる。一方、他の位相補償信号から検出される位相誤差はほぼ同じ値となる。従って、位相誤差がそれらの中央値から大きく異なっている場合はサイクルスリップが発生していると考えられる。その場合、検出した位相誤差の代わりに中央値を位相補償量として出力することにより、サイクルスリップの発生による影響を低減することができる。
信号処理手段80は、位相補償手段60から入力されたnの位相補償信号を受信信号として処理する。
以上のように、本実施形態に係る光伝送システム10において、光受信装置40は、受信した位相変調信号から位相誤差を検出し、検出した位相誤差とそれらの中央値とを比較することによってサイクルスリップの発生を検出する。そして、サイクルスリップの発生を検出した場合は検出した位相誤差の代わりにそれらの中央値を用いて位相変調信号の位相を補償することにより、サイクルスリップの発生による影響を低減することができる。
以上のように、本実施形態に係る光伝送システム10は、伝送路30としてマルチコアファイバを利用することにより、伝送路に送信側と受信側の2地点間で経路長に同一性を持った複数の経路を配置し、検出される位相誤差が複数の受信信号でほぼ同じ値になるように設計した。そして、検出される位相誤差の中央値を基準として位相補償することにより、シンボル誤り率が上昇することなく伝送路中の位相雑音の作用によって起こるサイクルスリップによる影響を低減した。このように構成された光伝送システム10は、誤り訂正符号による訂正限界のビット誤り率に対するその他の雑音の影響の許容範囲が増大し、より長距離の伝送が可能となる。
従って、本実施形態に係る光伝送システム10および光受信装置40は、高次の多値変調方式の光伝送システムにおいて、シンボル誤り率が上昇することなく単純な処理によってサイクルスリップの発生頻度を低減できる。
なお、光受信装置40の位相補償手段60の前段に伝播時間の差を解消する遅延調整手段を配置することにより、伝送路30の伝播に要する伝播時間がnの位相変調信号ごとに異なる場合にも適用可能となる。図1Bに、遅延調整手段を点線で示した。図1Bにおいては、遅延調整手段90をコヒーレント検波手段50の前段に配置したが、遅延調整手段90をコヒーレント検波手段50と位相補償手段60との間に配置することもできる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る光伝送システムは、少なくとも2つのコアが配置されたマルチコアファイバを伝送路として用い、この2つのコアを使用して高次の多値変調方式の光伝送を行う。なお、より多くのコアが配置されたマルチコアファイバを使用して高次の多値変調方式の光伝送を行うこともできる。また、波長ごとに同様のシステムを構築し、それぞれのコアに送出する光信号を波長多重した後に各コアに結合し、伝送後の各コアの光信号を波長分離して各光受信装置に入力することによって波長多重を行うこともできる。
本実施形態に係る光伝送システムのシステム構成図を図2に示す。図2において、光伝送システム100は、光送信装置200、ファンイン300、マルチコアファイバ伝送路400、ファンアウト500および光受信装置600によって構成される。
光送信装置200は、各種情報を含む変調光を生成して出力する。光送信装置200から出力された変調光は、ファンイン300、マルチコアファイバ伝送路400およびファンアウト500を介して光受信装置600に入力される。本実施形態に係る光送信装置200のブロック構成図を図3に示す。図3において、光送信装置200は、光源210および光変調器221、222を備える。
光源210は、変調光の元となる単一光を生成して出力する。光源210から出力された単一光は2分岐されて光変調器221、222へそれぞれ入力される。
光変調器221には、光源210から一方の単一光が、外部から各種情報を表すデータ信号が、入力される。光変調器221は、光源210から入力された一方の単一光を外部から入力されたデータ信号に基づいて変調し、変調光をファンイン300を介してコア420へ出力する。
光変調器222には、光源210から他方の単一光が、外部から各種情報を表すデータ信号が、入力される。光変調器222は、光源210から入力された他方の単一光を外部から入力されたデータ信号に基づいて変調し、変調光をファンイン300を介してコア430へ出力する。本実施形態においては、光変調器221、222は変調光として、偏波多重QPSK信号を生成する。
ファンイン300は、光送信装置200から入力された変調光を、マルチコアファイバ伝送路400を構成するマルチコアファイバのコア420およびコア430へそれぞれ結合させる。
マルチコアファイバ伝送路400は、クラッド410内に少なくとも2つのコア420、430が配置されたマルチコアファイバによって構成される。マルチコアファイバ伝送路400を構成するマルチコアファイバの断面図の一例を図4に示す。図4のマルチコアファイバは1本のクラッド410内に7つのコアが配置されている。本実施形態においては、7つのコアのうちの2つのコア420、430を用いる。マルチコアファイバ伝送路400は、ファンイン300によってコア420、コア430に結合された変調光をファンアウト500まで伝播する。なお、ファイバ伝播に伴う光学ロスを補償するために、マルチコアファイバ伝送路400に光増幅器等を配置することもできる。
ファンアウト500は、マルチコアファイバ伝送路400により伝播されてきた変調光をコア420、430から分離して光受信装置600へ出力する。
光受信装置600は、ファンイン300、マルチコアファイバ伝送路400およびファンアウト500を介して光送信装置200から入力された変調光をデジタルコヒーレント処理し、処理結果を受信情報として出力する。本実施形態に係る光受信装置600のブロック構成図を図5に示す。図5において、光受信装置600は、光源610、光フロントエンド621、622、アナログ−デジタル変換器(ADC:Analog Digital Converter)631、632、波長分散補償部641、642、偏波分離部651、652、位相補償部661、662、キャリア位相推定部671、672、補償量調整部680およびシンボル識別部691、692を備える。
光源610は、局発光を生成して出力する。光源610から出力された局発光は2分岐されて光フロントエンド621、622へそれぞれ入力される。
光フロントエンド621、622には、マルチコアファイバ伝送路400のコア420、430を伝播して来た光送信装置200の光変調器221、222において生成された変調光と、光源610において生成された局発光と、がそれぞれ入力される。光フロントエンド621、622は、入力された変調光を局発光を用いてコヒーレント検波してADC631、632へ出力する。本実施形態において、光フロントエンド621、622には変調光として偏波多重QPSK信号が入力し、コヒーレント検波することによって2つの偏波(X、Y)の同相成分(I)、直交成分(Q)に相当する4つの電気信号が出力される。図5では、同相成分を実部に、直交成分を虚部にとった複素数の形で信号を表し、X、Y偏波に相当する2つの出力を表示した。なお、光フロントエンド621、622は、偏波多重QPSK信号が入力する場合、偏波多重型90度光ハイブリッド、バランス型フォトダイオード、トランスインピーダンスアンプ等を含む。
ADC631、632は、光フロントエンド621、622から入力された2つの偏波(X、Y)の同相成分(I)、直交成分(Q)に相当する4つの電気信号を量子化して波長分散補償部641、642へそれぞれ出力する。
波長分散補償部641、642および偏波分離部651、652は、量子化された信号について、一般的なコヒーレント受信時に適用される、デジタル信号処理による各種波形歪みの補償および偏波分離を行う。偏波分離部651、652は、波形歪み補償および偏波分離が施された電気信号(以下、「歪補償後の4つの信号」と記載する。)を位相補償部661、662へそれぞれ出力する。
位相補償部661、662は、偏波分離部651、652から入力された歪補償後の4つの信号をそれぞれ、補償量調整部680から入力された位相補償量に基づいて位相補償する。位相補償部661、662は、位相補償した信号(以下、「歪・位相補償後の4つの信号」と記載する。)を、シンボル識別部691、692およびキャリア位相推定部671、672へそれぞれ出力する。位相補償は、フィードバックで行う方法とフィードフォーワードで行う方法が知られているが、本実施形態においてはフィードバックによる方法を適用する。位相補償部661、662が位相補償を行うことにより、送信側の光源210から出力された単一光および受信側の光源610から出力された局発光の位相変動の影響が、変調信号から取り除かれる。フィードバックによる位相補償の詳細は後述する。
キャリア位相推定部671、672は、位相補償部661、662から入力された歪・位相補償後の4つの信号からそれぞれキャリア位相を推定し、推定した4つのキャリア位相(以下、推定キャリア位相と記載する。)を補償量調整部680へ出力する。本実施形態に係るキャリア位相推定部671、672は、仮判定型のキャリア位相推定を行う。
補償量調整部680は、キャリア位相推定部671、672から入力された4つの推定キャリア位相を用いて位相補償量を演算し、位相補償部661、662へ出力する。
シンボル識別部691、692は、位相補償部661、662から入力された歪・位相補償後の4つの信号についてシンボル識別を行い、識別結果を受信情報として出力する。
次に、本実施形態に係る光受信装置600において、歪・位相補償後の4つの信号をフィードバック形式で位相補償する手順について説明する。キャリア位相推定部671の動作手順を図6に、補償量調整部680の動作手順を図7および図8に示す。なお、図6には、キャリア位相推定部671が、コア420を伝播して来た変調光のX偏波成分のキャリア位相を推定する手順のみを示した。
図6において、キャリア位相推定部671は、コア420を伝播して来た変調光のX偏波成分を2分岐し、一方の変調光に対してシンボル判定(S101)および複素共役(S102)を行う。その後、キャリア位相推定部671は、他方の処理を施していないX偏波成分と、シンボル判定および複素共役を行ったX偏波成分とを掛け合わせる(S103)。キャリア位相推定部671は、掛け合わせた信号の位相を検出し(S104)、ループフィルタによって雑音の影響を除去した後(S105)、検出結果を推定キャリア位相として出力する。すわなち、キャリア位相推定部671、672からは、4つの推定キャリア位相(コア420、430それぞれのX偏波およびY偏波)がそれぞれ出力される。
図7において、補償量調整部680には、キャリア位相推定部671、672からコア420のX、Y偏波成分およびコア430のX、Y偏波成分の、計4つの推定キャリア位相が入力される。補償量調整部680は、入力された4つの推定キャリア位相から、それらの中央値を取得する(S201)。補償量調整部680は、取得した中央値を用いてキャリア位相推定部671、672から入力された4つの推定キャリア位相をそれぞれ調整し、調整結果を位相補償量として位相補償部661、662へ出力する(S202)。推定キャリア位相の調整方法について、図8を用いてさらに説明する。
図8において、補償量調整部680は例えば、キャリア位相推定部671から入力されたコア420のX偏波成分についての推定キャリア位相と、S201において取得した推定キャリア位相の中央値と、の差分を算出する(S301)。補償量調整部680は、算出した差分と予め保持している基準値とを比較し(S302)、差分が基準値を下回っている場合(S302のYES)、入力された推定キャリア位相をそのままコア420のX偏波成分の位相補償量として出力する(S303)。一方、差分が基準値を上回っている場合(S302のNO)、サイクルスリップが生じている可能性が高いと考え、入力された推定キャリア位相の代わりに、取得した中央値をコア420のX偏波成分の位相補償量として出力する(S304)。推定キャリア位相と中央値との差分が大きい場合に中央値を位相補償量として出力することにより、サイクルスリップの発生による影響が抑制され、その結果、誤り訂正前のビット誤り率が改善されてより長距離の伝送が可能となる。
ここで、サイクルスリップが生じた場合の推定キャリア位相の中央値からのずれは、信号点配置の回転対称性に起因する位相の不確定を反映して、QPSK信号の場合、90度に近い値となることが想定される。従って、S302で用いる基準値としては、例えば、その半分の45度〜80度程度に設定することが望ましい。本実施形態では、基準値を45度に設定した。
推定キャリア位相と中央値との差分が大きい場合に中央値を位相補償量として出力することにより、サイクルスリップの発生の影響が抑制される理由について説明する。本実施形態に係る光伝送システム100において、光送信装置200からの変調光は同じ経路長の伝送路を経由して来る。また、光フロントエンド621、622でのコヒーレント検波では、局発光として、同じ光源610からの出力を分岐して用いる。これにより、送信側の光源210からの出力光および光源610からの局発光の位相変動の影響は、4つの推定キャリア位相に等しく表れると考えられる。すなわち、補償量調整部680に入力される4つの推定キャリア位相は理想的には等しい値をとると考えられる。
しかし、実際には、マルチコアファイバ伝送路400を伝送している途中で各コア、偏波について無相関のASE (Amplified Spontaneous Emission)による雑音等が加わるため、図6のS105において、キャリア位相推定部671、672がループフィルタで除去し切れない分だけ雑音の影響が生じる。これにより、4つの推定キャリア位相は最も確からしい値の近くに分布する。
もし、無相関な雑音により、あるコア、偏波でサイクルスリップが生じたとすると、そのキャリア位相推定の出力は、他のコア、偏波のキャリア位相推定の出力から、位相の不確定性に相当するような大きなずれを生じる。一方で、コア、偏波により少なくとも3つの推定キャリア位相が入力され、サイクルスリップの頻度が高くない場合には、中央値は依然として推定キャリア位相として確からしい値を出力する。従って、それぞれの推定キャリア位相の中央値からの大きなずれを検出した場合に推定キャリア位相の代わりにそれらの中央値を用いることにより、サイクルスリップの発生による影響を低減することができる。
以上のように、本実施形態に係る光伝送システム100においては、光受信装置600は、コア420のX、Y偏波成分とコア430のX、Y偏波成分の計4つの信号の推定キャリア位相から取得した中央値を基準とすることによって、サイクルスリップの発生を検出する。そして、サイクルスリップの発生が検出された場合は推定キャリア位相の代わりに中央値を用いて位相補償することによって、サイクルスリップの発生による影響を低減する。従って、本実施形態に係る光伝送システム100は、誤り訂正前のビット誤り率が小さくなり、より長距離の伝送ができる。
本実施形態に係る光伝送システム100においては、同一の光送信装置200、光受信装置600において処理され、且つ、同じ信号光波長を使用していれば、原理的に、伝送路がマルチコアファイバ伝送路400である必要は無く、また、別の経路を通過して来るのでも良い。しかし、現状の技術で両信号光の遅延調整を行うことを前提とすると、送信側の光源210および受信側の光源610の両方の位相情報を管理するためには、マルチコアファイバのように厳密に空間を共有することによって送受信端距離が等長となる伝送路が適用されることが望ましい。
なお、マルチコアファイバ伝送路400において、光源210後の分岐から位相補償部661、662への入力までの伝播時間がコア420とコア430とで異なる場合、予め光学的にまたは電気的に遅延調整を行い、時間差を解消しておく必要がある。例えば、2つの等しいデータ信号を既知のトレーニングパターンとして光送信装置200から送信し、光受信装置600で検出されたそれぞれのパターンの時間差がなくなるように、ファンアウト500のコア420の出力と光フロントエンド621の間に遅延調整を設ける。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態では、第2の実施形態に係る光伝送システム100の光受信装置600において、図5の補償量調整部680の代わりに補償量調整部680Bを配置する。本実施形態に係る補償量調整部680Bの動作手順を、図9を用いて説明する。
図9において、補償量調整部680Bには、コア420のX、Y偏波成分およびコア430のX、Y偏波成分の計4つの信号の推定キャリア位相が入力される。補償量調整部680Bは、入力された4つの推定キャリア位相をそれぞれ2分岐し、一方の推定キャリア位相に1シンボル分の遅延を与える(S401)。そして、補償量調整部680Bは、入力された推定キャリア位相から1シンボル分の遅延を与えたものを減算することによって、前のシンボルからの変化分を演算する(S402)。
補償量調整部680Bは、それぞれの推定キャリア位相の前シンボルからの変化分について、それの中央値を取得し(S403)、取得した中央値を用いて推定キャリア位相を調整した結果を位相補償量として出力する(S404)。
すなわち、S404において、補償量調整部680Bは、S402において演算した前のシンボルからの変化分と、S403において取得したそれらの中央値と、の差分を演算する。そして、補償量調整部680Bは、演算した差分が所定の基準値を上回っている場合はサイクルスリップが発生したと考えて、前のシンボルからの変化分が取得した中央値と一致するような推定キャリア位相を逆算し、逆算した推定キャリア位相を位相補償量として出力する。
これは、各コア、偏波について無相関な雑音により、あるコア、偏波で不確定な推定キャリア位相の遷移が生じた場合、その推定キャリア位相の変化分は、他のコア、偏波の推定キャリア位相の変化分から大きなずれを生じるからである。従って、推定キャリア位相の変化分の中央値からのずれが基準値以上となった場合に推定キャリア位相の変化分がそれらの中央値に一致する推定キャリア位相を逆算して置き換えることにより、サイクルスリップの発生による影響を低減することができる。
一般的に、位相補償部661、662において補償されるべき位相は、送信側の光源210と受信側の光源610からの局発光のビートとなるため、シンボルごとにその周波数差に応じて高速で変化する。しかしながら、その前シンボルからの変化分は、送信側の光源210と受信側の光源610の周波数差そのものに相当し、時間的な変化は穏やかとなる。
従って、本実施形態では、第2の実施形態のように光源210の分岐点から位相補償部661、662の入力までのコア420、コア430間の伝播時間の差の調整を行わなくても、もしくは、調整の精度を大幅に落として簡易化しても、サイクルスリップの発生による影響を十分抑制することができる。すなわち、誤り訂正前のビット誤り率が低下し、より長距離の伝送が可能となる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。また、本願発明は、2013年6月3日に出願された日本出願特願2013−116953を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本願発明は、複数の経路に分割して光信号を伝送させる通信ネットワーク全てにおいて適用することができる。
10 光伝送システム
20 光送信装置
21 第1の光源
30 伝送路
40 光受信装置
50 コヒーレント検波手段
51 第2の光源
60 位相補償手段
70 位相制御手段
80 信号処理手段
100 光伝送システム
200 光送信装置
210 光源
221、222 光変調器
300 ファンイン
400 マルチコアファイバ伝送路
500 ファンアウト
600 光受信装置
610 光源
621、622 光フロントエンド
631、632 ADC
641、642 波長分散補償部
651、652 偏波分離部
661、662 位相補償部
671、672 キャリア位相推定部
680、680B 補償量調整部
691、692 シンボル識別部

Claims (9)

  1. 第1の光源から出力された複数の出力光を対応するデータによりそれぞれ変調することによって生成された複数の位相変調信号を受信し、第2の光源から出力された局発光によりそれぞれコヒーレント検波して複数の検波信号として出力するコヒーレント検波手段と、
    前記複数の検波信号のキャリア成分の位相を入力された位相補償量に基づいて補償し、複数の位相補償信号として出力する位相補償手段と、
    前記複数の位相補償信号の位相誤差を検出し、前記位相補償量を生成して出力する位相補償手段であって、前記検出した複数の位相誤差とそれらの中央値との差分をそれぞれ演算し、前記差分が閾値よりも大きい場合は前記中央値を前記位相補償量として出力する位相制御手段と、
    前記複数の位相補償信号を受信信号として処理する信号処理手段と、
    を備える光受信装置。
  2. 前記位相補償手段の前段に配置され、前記受信した複数の位相変調信号の伝播時間の差分を演算し、該演算した差分を解消する遅延調整手段をさらに備える、請求項1記載の光受信装置。
  3. 前記位相制御手段は、前記検出した複数の位相誤差とそれらの中央値との差分が前記閾値よりも小さい場合は前記検出した位相誤差を位相補償量として出力る、請求項1または2記載の光受信装置。
  4. 前記位相制御手段は、前記検出した複数の位相誤差の変化量を取得し、前記取得した変化量とそれらの中央値との差分をそれぞれ演算し、前記差分が閾値よりも小さい場合は前記検出した位相誤差を位相補償量として出力し、前記差分が閾値よりも大きい場合は前記差分が中央値と一致するように前記検出した位相誤差を補正して位相補償量として出力する、請求項1または2記載の光受信装置。
  5. 第1の光源からの出力光を複数のデータによりそれぞれ変調することによって複数の位相変調信号を生成して出力する光送信装置、および、前記生成された複数の位相変調信号を受信し、受信信号として処理する請求項1乃至4のいずれか1項記載の光受信装置を備え、
    前記光送信装置から出力された複数の位相変調信号は、略同一の光路長の複数の伝送路を介して前記光受信装置に伝送される光伝送システム。
  6. 前記複数の伝送路は単一のマルチコアファイバ伝送路に含まれる、請求項5記載の光伝送システム。
  7. 前記複数の伝送路と前記光受信装置との間に配置され、前記複数の伝送路において生じる前記複数の位相変調信号間の伝播時間の差分を解消する遅延調整回路をさらに備える請求項5記載の光伝送システム。
  8. 第1の光源から出力された複数の出力光を対応する複数のデータによりそれぞれ変調することによって生成された複数の位相変調信号を受信し、
    第2の光源から出力された局発光によりそれぞれコヒーレント検波して複数の検波信号として出力し、
    前記複数の検波信号のキャリア成分の位相を入力された位相補償量に基づいて補償して複数の位相補償信号として出力し、
    前記複数の位相補償信号の位相誤差を検出し、前記検出した複数の位相誤差とそれらの中央値との差分をそれぞれ演算し、前記差分が閾値よりも大きい場合は前記中央値を前記位相補償量として生成して出力し、
    前記複数の位相補償信号を受信信号として処理する、
    光受信方法。
  9. 第1の光源から出力された出力光を複数のデータによりそれぞれ変調することによって複数の位相変調信号を生成して出力し、
    前記出力された複数の位相変調信号を受信し、請求項8記載の光受信方法によって受信信号として処理する光伝送方法であって、
    前記出力された複数の位相変調信号は、略同一の光路長の複数の伝送路を伝送して受信される光伝送方法
JP2015521294A 2013-06-03 2014-06-02 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法 Active JP6319309B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116953 2013-06-03
JP2013116953 2013-06-03
PCT/JP2014/002898 WO2014196179A1 (ja) 2013-06-03 2014-06-02 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014196179A1 JPWO2014196179A1 (ja) 2017-02-23
JP6319309B2 true JP6319309B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=52007836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015521294A Active JP6319309B2 (ja) 2013-06-03 2014-06-02 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6319309B2 (ja)
WO (1) WO2014196179A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9473250B2 (en) * 2014-09-03 2016-10-18 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. System and method for recovering carrier phase in optical communications
US11088776B2 (en) 2017-08-31 2021-08-10 Mitsubishi Electric Corporation Optical transmission/reception device and optical transmission/reception method
WO2020039505A1 (ja) * 2018-08-21 2020-02-27 三菱電機株式会社 位相推定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014196179A1 (ja) 2017-02-23
WO2014196179A1 (ja) 2014-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9882647B2 (en) Optical transmission apparatus, optical transmission system, and polarization dependent loss monitor
US8351795B2 (en) Optical transmission system and optical transmission method
JP6358024B2 (ja) 光送信器および波形歪みを補正する方法
CA2754865C (en) Data pattern dependent distortion compensation in a coherent optical signal receiver
JP6135415B2 (ja) 非線形歪み補償装置及び方法並びに光受信器
JP6458733B2 (ja) 光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法
US9667347B2 (en) Optical transmitter, optical receiver, method of compensating non-linear distortion, and communication apparatus
JP5892299B1 (ja) 光伝送方法および光伝送システム
JP6750610B2 (ja) 光伝送システム、光受信装置、および光信号情報検出方法
US9692521B1 (en) Polarization pre-compensation technique for polarization-division-multiplexed direct-detection optical communication systems
JP6319309B2 (ja) 光受信装置、光伝送システム、光受信方法および光伝送方法
US9813157B2 (en) Mitigation of multi-path interference from quasi-single-mode fiber using hybrid span configuration and digital signal processing
WO2014119270A1 (ja) 光受信装置、光通信システム、光受信方法及び光受信装置の制御プログラムの記録媒体
US9686013B2 (en) Communication system for a nonlinear fiber channel
JP5911369B2 (ja) 光送受信機および光送受信方法
Mendinueta et al. Digital signal processing techniques for multi-core fiber transmission using self-homodyne detection schemes
WO2023218532A1 (ja) 光送信装置、光通信システム及び光送信方法
Jensen et al. XPM-induced degradation of multilevel phase modulated channel caused by neighboring NRZ modulated channels
CN114073019A (zh) 补偿由周期性光学共向传播光学信号引起的信号畸变
JP2018182473A (ja) 伝送装置および伝送方法
Pittalà et al. Experimental Demonstration of Training-Aided Frequency Domain Equalization in Hybrid WDM Systems with 40-Gb/s PDM-QPSK and 10-Gb/s OOK Channels

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6319309

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150