JP2015056567A - 自己保持型ソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】安価に製造することができ、且つ簡素な保持機構を有する小型の自己保持型ソレノイドを提供する。
【解決手段】中空の本体部2aと、コイル2bと、固定子3と、可動子4と、保持機構5とを有する。コイルは、本体部の外周に巻かれ、通電により本体部の内部に磁界を発生させる。固定子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ本体部に対して固定されている。可動子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ通電により発生した磁界により移動する。保持機構は、コイルに通電されていない状態において、固定子に対して可動子を保持する。この保持機構は、カム部材6と、プランジャー7と、係止部7aとを有する。係止部は、プランジャーの一端に形成され、カム部材に対して係止される。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、小型の自己保持型ソレノイドに関する。
自己保持型ソレノイドは、メディアディスクドライブのロック機構や家庭電化製品のような電源を要する機器等に広く用いられる。
自己保持型ソレノイドは、コイルが通電状態にない場合であっても、固定子に対して可動子を保持するための機構(保持機構)を有するものである。自己保持型ソレノイドは、固定子と可動子とを保持する際、または保持を解除する際にのみコイルに通電すればよいため(常にコイルに通電する必要がないため)、電力の消費を抑えることが可能となる。
自己保持型ソレノイドの保持機構は、固定子に高性能な磁石(たとえば、Nd系の永久磁石)を設けたものがある。この保持機構は、永久磁石の磁気力により固定子に対して可動子を吸着させることにより、コイルが通電状態にない場合であっても固定子に対して可動子を保持することができる(特許文献1参照)。
また、特許文献2は、自己保持型ソレノイドの保持機構として、円筒状の操作リングの端面及び円筒状のストッパーリングの端面にそれぞれ設けられた突起片(テーパ)とピンとを用いた機械的な構成を開示している。
特開2010−10292号公報 特開昭49−20652号公報
しかし、Nd系の永久磁石等、高性能な磁石は高価である。よって、永久磁石を用いた自己保持型ソレノイド自体も高価となる。
また、特許文献2で開示されている保持機構は、機構自体が複雑であり、且つソレノイドが大型化するという問題がある。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、安価に製造することができ、且つ簡素な保持機構を有する小型の自己保持型ソレノイドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の自己保持型ソレノイドは、中空の本体部と、コイルと、固定子と、可動子と、保持機構とを有する。コイルは、本体部の外周に巻かれ、通電により本体部の内部に磁界を発生させる。固定子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ本体部に対して固定されている。可動子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ通電により発生した磁界により移動する。保持機構は、コイルに通電されていない状態において、固定子に対して可動子を保持する。この保持機構は、カム部材と、プランジャーと、係止部とを有する。カム部材は、固定子に設けられる。プランジャーは、可動子に設けられる。係止部は、プランジャーの一端に形成され、カム部材に対して係止される。
また、上記課題を解決するために、請求項2記載の自己保持型ソレノイドは、中空の本体部と、コイルと、固定子と、可動子と、保持機構とを有する。コイルは、本体部の外周に巻かれ、通電により本体部の内部に磁界を発生させる。固定子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ本体部に対して固定されている。可動子は、少なくとも一部が本体部の内部に配置され、且つ通電により発生した磁界により移動する。保持機構は、コイルに通電されていない状態において、固定子に対して可動子を保持する。この保持機構は、カム部材と、プランジャーと、係止部とを有する。カム部材は、可動子に設けられる。プランジャーは、固定子に設けられる。係止部は、プランジャーの一端に形成され、カム部材に対して係止される。
また、上記課題を解決するために、請求項3記載の自己保持型ソレノイドは、請求項1または2記載の自己保持型ソレノイドであって、カム部材は、溝部及び突起状のハートカム部を有する。係止部は、溝部に沿って移動し、且つハートカム部に係止される鉤部である。
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の自己保持型ソレノイドは、請求項1または2記載の自己保持型ソレノイドであって、カム部材は、溝部を有する。係止部は、プランジャーに対して回転可能に設けられ、溝部に形成された凸部に係止される回転部である。
また、上記課題を解決するために、請求項5記載の自己保持型ソレノイドは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の自己保持型ソレノイドであって、保持機構は、固定子に対して可動子が保持された状態において、固定子と可動子の間に所定の間隔の隙間ができるように構成されている。
本発明の自己保持型ソレノイドは、カム部材及びプランジャーといった簡素な構成で固定子に対して可動子を保持することができる。また、このようなカム部材及びプランジャーを用いる自己保持型ソレノイドは、永久磁石を用いる自己保持型ソレノイドに比べて安価に製造することができる。また、このようなカム部材及びプランジャーによる保持機構は、特許文献2に示すような保持機構に比べて小型に形成することができる。すなわち、自己保持型ソレノイド自体を小型化することができる。
第1実施形態に係る自己保持型ソレノイドを示す図である。 第1実施形態に係る自己保持型ソレノイドを示す図である。 第1実施形態に係る自己保持型ソレノイドを示す図である。 第1実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。 第1実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。 第1実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。 第2実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。 第2実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。 第2実施形態に係る保持機構の動作を示す図である。
<第1実施形態>
図1〜図4Cを参照して、第1実施形態に係る自己保持型ソレノイド1について説明を行う。
[自己保持型ソレノイドの構成]
図1は、本実施形態に係る自己保持型ソレノイド1の外観を示す図である。図2は、図1に示すコイル2bの部分のみを破断して示した図である。図3は、図1におけるA−A断面である。
自己保持型ソレノイド1は、ボビン2、固定子3、可動子4及び保持機構5を含んで構成されている。
==ボビン==
ボビン2は、本体部2a及びコイル2bを含んで構成される。
本体部2aは、弾性力を有する樹脂材料(たとえば、ナイロン等の熱可塑性樹脂)により形成される薄型の部材である。本体部2aは、中空に形成されている。本体部2aの一端には、固定子3と嵌合するための爪部2cが形成されている(本実施形態では2つの爪部2cが形成されている)。
コイル2bは、本体部2aの外周に巻かれている。コイル2bは、通電によりボビン2(本体部2a)の内部に磁界を発生する。コイル2bは、通電する向きを変えることにより、異なる向きの磁界を発生する。
==固定子==
固定子3は、鉄等の磁性材料により形成される薄型の部材である。固定子3は、少なくとも一部がボビン2(本体部2a)の内部に配置される。固定子3の一端(ボビン2の内部に配置される側)には、保持機構5の一部が形成されている(詳細は後述)。
固定子3の側面には切欠部3aが形成されている(本実施形態では2つの切欠部3aが形成されている)。切欠部3aが爪部2cと嵌合することにより、固定子3は、ボビン2(本体部2a)に対して固定される。なお、ボビン2に対して固定子3を固定する構造は、本実施形態の構造(爪部2c、切欠部3a)に限られない。
固定子3の他端(ボビン2の外部に配置される側)には、固定子3を機器(図示なし)に取り付けるための取付孔3bが形成されている(本実施形態では2つの取付孔3bが形成されている)。
==可動子==
可動子4は、鉄等の磁性材料により形成される薄型の部材である。可動子4は、少なくとも一部がボビン2(本体部2a)の内部に配置される。可動子4の一端(ボビン2の内部に配置される側)には、保持機構5の一部が形成されている(詳細は後述)。
可動子4は、コイル2bに通電することによって発生した磁界により移動する。上述の通り、コイル2bは、通電する向きを変えることにより、異なる向きの磁界を発生する。可動子4は、この磁界の影響により、固定子3に対して近づく方向(図1及び図2の矢印M参照)に移動する。
可動子4の他端(ボビン2の外部に配置される側)には、可動子4を機器(図示なし)に取り付けるための取付孔4aが形成されている(本実施形態では1つの取付孔4aが形成されている)。また、可動子4の他端にはバネ(図示なし)が設けられている。自己保持型ソレノイド1が機器(図示なし)に配置された状態において、可動子4は、バネにより固定子3に対して離れる方向に引かれている。すなわち、コイル2bに通電された場合、可動子4は、このバネの引く力に対抗し、固定子3に対して近づく方向に移動する。
==保持機構==
保持機構5は、コイル2bに通電されていない状態(磁界が発生していない状態)において、固定子3に対して可動子4を保持するための機構である。
本実施形態における保持機構5は、カム部材6と、プランジャー7と含んで構成されている。
(カム部材)
カム部材6は、固定子3の一端(ボビン2の内部に配置される側)に設けられる。カム部材6は、たとえばプラスチックの板の片面にハート型に似た形状をした溝部を設けた構成である(所謂、ハートカム)。本実施形態において、カム部材6は固定子3の一端側に嵌め込まれている。
本実施形態におけるカム部材6は、カム溝6a(溝部)及びハートカム部6bを有する。
カム溝6aは、プランジャー7の鉤部7a(後述)が移動するための通路である。カム溝6aは、ハートカム部6bを囲むように形成されており、固定子3の端面側で開口している。カム溝6aは、ハートカム部6bの側壁6fと対向する傾斜壁6c、及び凹部6d、6eを含んで構成される。
ハートカム部6bは、カム部材6の底面から突出した突起状の部材である。ハートカム部6bは、カム部材6の底面の略中央に形成されている。ハートカム部6bの側壁6fにプランジャー7の鉤部7a(後述)が係止されることにより、固定子3に対して可動子4が保持される。
(プランジャー)
プランジャー7は、可動子4の一端(ボビン2の内部に配置される側)に設けられる棒状の部材である。プランジャー7の基端側は可動子4に固定される。
プランジャー7の一端(先端側)には、鉤部7aが形成されている。本実施形態における鉤部7aは、プランジャー7と一体に形成されており、プランジャー7の長軸方向に対して直角に折れ曲がった鉤状となっている。鉤部7aは、可動子4の移動に対応して、カム溝6aに沿って移動する。また、固定子3に対して可動子4を保持する際には、鉤部7aは、ハートカム部6b(側壁6f)に係止される。なお、鉤部7aの長さは、カム溝6aの深さよりも短く形成されている(図3参照)。鉤部7aは、「係止部」の一例である。
[固定子に対する可動子の保持・解除動作]
図4A〜図4Cは、カム溝6aに対するプランジャー7(鉤部7a)の動きを説明するための図である。図4A〜図4Cは、カム部材6及び鉤部7aのみを拡大した図であり、その他の構成については記載を省略している。
図4Aは、固定子3に対して可動子4が保持されている状態を示している(コイル2bには通電されていない状態)。この場合、鉤部7aは、ハートカム部6bの側壁6fに係止された状態となっている。
ここで、固定子3に対する可動子4の保持を解除する場合、可動子4を固定子3側に移動させるようにコイル2bに電流を流す。この場合、鉤部7aは、側壁6fから離れて傾斜壁6cに接する。そして、鉤部7aは、傾斜壁6cの傾斜に応じてカム溝6a内の凹部6dに移動する(図4B参照)。つまり、可動子4を固定子3側に吸引することにより、プランジャー7(鉤部7a)を移動させ、固定子3に対する可動子4の保持を解除する。このように、本実施形態の保持機構5によれば、保持を解除する際、プランジャー7を移動させる距離(ストローク)を短くすることができる。すなわち、コイル2bの長さを短くすることができるため、自己保持型ソレノイド1全体の小型化を図ることが可能となる。
この状態でコイル2bへの通電を止めると、可動子4に設けられたバネにより、可動子4は、固定子3から離れる方向に移動する。この可動子4の動きに応じ、鉤部7aは、カム溝6aに沿って移動し、最終的にカム溝6aの開口から離脱する(図4Bの破線参照)。
逆に、図4Bの状態から固定子3に対する可動子4の保持を行う場合、可動子4を固定子3側に移動させるように外部から力を加える(たとえば、可動子4の他端に取り付けられた部材で機械的に可動子4を押し込む)。この場合、鉤部7aは、保持を解除する場合と異なる軌道(図4Cの破線参照)でカム溝6aを移動し、カム溝6a内の凹部6eに位置する(図4C参照)。この状態で外部から可動子4に力を加えることを止めると、可動子4はバネの力により固定子3から離れる方向に移動する。鉤部7aは、この可動子4の動きに応じて側壁6fに接する(鉤部7aは、ハートカム部6b(側壁6f)に係止される)。すなわち、通電されていない状態において、可動子4は固定子3に対し保持される。
このように、カム部材6とプランジャー7という簡素な構成を用いることで、固定子3に対する可動子4の保持・解除動作を行うことができる。また、本実施形態に示す保持機構5のような所謂、ハートカム機構を用いる場合には、保持機構の小型化が可能となる。さらに、保持機構として永久磁石を用いる場合に比べ、自己保持型ソレノイドを安価に製造することができる。
ところで、保持機構5は、固定子3に対して可動子4が保持された状態において、固定子3と可動子4の間に所定の間隔αの隙間ができるように構成されている(図3参照)。
固定子3に対して可動子4の保持・解除を行うためには、カム部材6に対してプランジャー7を移動させる必要がある。このためには、固定子3と可動子4の間に隙間を設ける必要がある。間隔αは、たとえば、プランジャー7の全長やカム部材6の底面におけるハートカム部6bの位置等を調整することにより形成される。
具体的には、可動子4の一端から延出するプランジャー7の長さβ(可動子4の一端から鉤部7aまでの長さ)、ハートカム部6bの側壁6fからカム溝6aの開口までの長さγとした場合、間隔αは、以下の式(1)を満たすように設定される。
Figure 2015056567
なお、保持機構5は、所謂、ハートカム機構であればよく、カム溝6aの具体的な形状等は実施形態の構成に限られない。
また、カム部材6が可動子4側に設けられ、プランジャー7が固定子3側に設けられた構成であっても、固定子3に対する可動子4の保持を実現することが可能である。
<第2実施形態>
次に図5A〜図5Cを参照して、第2実施形態に係る自己保持型ソレノイド1について説明を行う。本実施形態では、保持機構5の例として所謂、回転カム機構を用いる例について述べる。第1実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
==保持機構==
本実施形態における保持機構5は、カム部材8と、プランジャー7と含んで構成されている。プランジャー7は第1実施形態と同様の構成である。
(カム部材)
カム部材8は、カム部材6と同様、固定子3の一端(ボビン2の内部に配置される側)に設けられる。
本実施形態におけるカム部材8は、カム溝8a(溝部)を有する。
カム溝8aは、プランジャー7の回転部9a(後述)が移動するための通路である。カム溝8aは、固定子3の端面側で開口している。カム溝8aは、凸部8b、開口と対向する傾斜壁8c、及び側壁8dを含んで構成される。凸部8bに回転部9a(後述)が係止されることにより、固定子3に対して可動子4が保持される。
(回転部)
プランジャー7の一端(先端側)には、回転部9aが形成されている。本実施形態における回転部9aは、プランジャー7に対して中心軸Oを中心として回転可能に設けられている。回転部9aの両端には、同一形状の凹部9b及び凹部9cが形成されている。回転部9aは、可動子4の移動に対応して、カム溝8a内を移動する。また、固定子3に対して可動子4を保持する際には、回転部9a(凹部9bまたは凹部9c)は、カム溝8aの凸部8bに係止される。回転部9aは、「係止部」の一例である。
[固定子に対する可動子の保持・解除動作]
図5A〜図5Cは、カム溝8aに対するプランジャー7(回転部9a)の動きを説明するための図である。図5B及び図5Cに示す破線矢印は、回転部9aの回転方向を示している。図5A〜図5Cは、カム部材8及び回転部9aのみを拡大した図であり、その他の構成については記載を省略している。
図5Aは、固定子3に対して可動子4が保持されている状態を示している(コイル2bには通電されていない状態)。回転部9aの凹部9bは、カム溝8aの凸部8bに係止された状態となっている。
ここで、固定子3に対する可動子4の保持を解除する場合、可動子4を固定子3側に移動させるようにコイル2bに電流を流す。この場合、回転部9aは凸部8bから離れ、回転しながら傾斜壁8cに接する(図5B参照)。つまり、可動子4を固定子3側に吸引することにより、プランジャー7(回転部9a)を移動させ、固定子3に対する可動子4の保持を解除する。
この状態でコイル2bへの通電を止めると、可動子4に設けられたバネにより、可動子4は、固定子3から離れる方向に移動する。この可動子4の動きに応じ、回転部9aは、カム溝8a内で回転し、側壁8dに接する(図5Cにおいて実線で示された回転部9aを参照)。この場合、回転部9aの凹部9cが開口側に向いた状態となる。そして、回転部9aは、最終的にカム溝8aの開口から離脱する(図5C参照)。
逆に、図5Cの状態から固定子3に対する可動子4の保持を行う場合、可動子4を固定子3側に移動させるように外部から力を加える。この場合、回転部9aはカム溝8aの側壁8dに沿って移動する。この状態で外部から可動子4に力を加えることを止めると、可動子4はバネの力により固定子3から離れる方向に移動する。回転部9aは、この可動子4の動きに応じて回転しながら移動し、凹部9cがカム溝8aの凸部8bに係止される状態となる(図5Aと同様の状態。但し、凸部8bに係止される部分は図5Aと異なり凹部9cとなる)。すなわち、通電されていない状態において、可動子4は固定子3に対し保持される。
このように、第1実施形態におけるハートカム機構に変えて、回転カム機構を用いることでも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、保持機構5は、所謂、回転カム機構であればよく、回転部9aやカム溝8aの具体的な形状等は実施形態の構成に限られない。
1 自己保持型ソレノイド
2 ボビン
2a 本体部
2b コイル
2c 爪部
3 固定子
3a 切欠部
3b 取付孔
4 可動子
4a 取付孔
5 保持機構
6 カム部材
6a カム溝
6b ハートカム部
6c 傾斜壁
6d、6e 凹部
6f 側壁
7 プランジャー
7a 鉤部

Claims (5)

  1. 中空の本体部と、
    前記本体部の外周に巻かれ、通電により前記本体部の内部に磁界を発生させるコイルと、
    少なくとも一部が前記本体部の内部に配置され、且つ前記本体部に対して固定されている固定子と、
    少なくとも一部が前記本体部の内部に配置され、且つ通電により発生した磁界により移動する可動子と、
    前記コイルに通電されていない状態において、前記固定子に対して前記可動子を保持するための保持機構と、
    を有し、
    前記保持機構は、
    前記固定子に設けられたカム部材と、
    前記可動子に設けられたプランジャーと、
    前記プランジャーの一端に形成され、前記カム部材に対して係止される係止部と、
    を有することを特徴とする自己保持型ソレノイド。
  2. 中空の本体部と、
    前記本体部の外周に巻かれ、通電により前記本体部の内部に磁界を発生させるコイルと、
    少なくとも一部が前記本体部の内部に配置され、且つ前記本体部に対して固定されている固定子と、
    少なくとも一部が前記本体部の内部に配置され、且つ通電により発生した磁界により移動する可動子と、
    前記コイルに通電されていない状態において、前記固定子に対して前記可動子を保持するための保持機構と、
    を有し、
    前記保持機構は、
    前記可動子に設けられたカム部材と、
    前記固定子に設けられたプランジャーと、
    前記プランジャーの一端に形成され、前記カム部材に対して係止される係止部と、
    を有することを特徴とする自己保持型ソレノイド。
  3. 前記カム部材は、溝部及び突起状のハートカム部を有し、
    前記係止部は、前記溝部に沿って移動し、且つ前記ハートカム部に係止される鉤部であることを特徴とする請求項1または2記載の自己保持型ソレノイド。
  4. 前記カム部材は、溝部を有し、
    前記係止部は、前記プランジャーに対して回転可能に設けられ、前記溝部に形成された凸部に係止される回転部であることを特徴とする請求項1または2記載の自己保持型ソレノイド。
  5. 前記保持機構は、前記固定子に対して前記可動子が保持された状態において、前記固定子と前記可動子の間に所定の間隔の隙間ができるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の自己保持型ソレノイド。
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