JP2015056394A - 試料の表面観察に用いられる試料ホルダー及びその制御方法 - Google Patents

試料の表面観察に用いられる試料ホルダー及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試料ホルダーの胴体とスタンドを結合させることで、簡便で且つ速かに試料を装着し、試料の表面を観察できるように試料を固定する。
【解決手段】本発明の一例に関する試料の表面観察に用いられる試料ホルダーは、胴体と、前記胴体の一端に形成され、試料を固定する試料装着部と、前記胴体の内部に位置する弾性手段と、前記胴体と着脱可能なスタンドとを含み、前記スタンドは、前記スタンドの下部をなすベース部と、前記ベース部の上面に突設され、前記試料装着部の少なくとも一部が挿入可能な貫通溝が形成されている締結部とを含み、前記試料装着部は、前記試料装着部の端部に位置して、前記試料の一側面を固定する第1のグリップ部と、前記弾性手段と連結されて移動可能であり、前記弾性手段の弾性を用いて、前記試料の他側面を固定する第2のグリップ部とを含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、製造されたウエハに欠陥があるか否かを判断するために、走査電子顕微鏡でウエハ試料の表面を観察することに用いられる試料ホルダー及びその制御方法に関し、より詳しくは、試料ホルダーの胴体とスタンドを結合させることで、簡便で且つ速かに試料を装着し、試料の表面を観察できるように試料を固定する試料ホルダー及びその制御方法に関する。
一般に、半導体素子の製造工程は、拡散工程、酸化工程、金属工程などが繰り返して行われる。これにより、ウエハ上には、様々な種類の材料、例えば、Al、Ti、Wなどの金属膜質、窒化膜、酸化膜などの絶縁膜質などが積層される。
多数の積層された膜質において、一部の膜質に異常がある場合、後工程によって形成される半導体装置の動作に異常があり得るので、このような異常可否を正確で且つ効果的に分析、検証する技術が求められる。
半導体素子の更なる集積化に伴い、微細な原因で半導体素子に異常が生じることがあり、半導体装置に生じられる不良を分析することに伴う難しさが更に加重されている。
ウエハに形成された膜やパターンの分析及び検証のために、透過電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)、または、走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)のような装備が利用される。
透過電子顕微鏡は、電子ビームを試料に照射して透過された電子ビームにより映像を得、回折した電子ビームを介して得られた回折図形(Diffraction Pattern)により像の結晶構造を解析する装備である。
走査電子顕微鏡は、電子銃を用いて、加速エネルギー(normal〜30KV)を有する電子流を発し、各種の電子系レンズ、絞りなどを用いて、電子ビームの焦点を形成する。このように形成された電子ビームを、観察しようとする対象サンプルに走査し、倍率を調節する。対象サンプルから形成された2次電子、後方散乱電子、透過電子、特性X−rayなどを検出すると、対象サンプルの表面を観察し、その特性を分析することができる。
走査電子顕微鏡は、基本的に、電子カラム(Electron Column)、サンプルチャンバ(Sample Chamber)、真空ポンプ、真空計、電子カラムを制御するための各種の制御部、画像処理システムなどを含む。電子カラムは、電子銃、レンズ、絞り、信号検出器などを含み、真空ポンプは、大気のガス分子による電子ビームの散乱、放電、汚染などの各種の障害を除去するための超高真空を形成する構成である。
走査電子顕微鏡の電子銃は、熱電子銃、冷陰極電界放出銃(CFE-Gun)、ショトキー放出銃(SFE-Gun)などがあり、電子銃の種類により、走査電子顕微鏡の性能及び構成が大きく異なる。一般に、CFE-GunとSFE-Gunを用いる走査電子顕微鏡をFE-SEM(Field Emission Scanning Electron Microscope)とし、熱電子銃を使用することをNormal SEMとする。
レンズは大きく、収束レンズと対物レンズとの2つに区分される。収束レンズは、電子銃から放出された電子ビームを1次に収束して最初の焦点を形成し、サンプルに達する走査電流量(Probe Current)などを制御し、通常、1〜2つから構成される。対物レンズは、収束レンズで形成された電子ビームが、対象サンプルに正しく焦点が合うように調節する構成であって、対象サンプルに走査される電子ビームの走査面積を制御して、倍率を形成させる走査コイルが共に構成される。
絞りは、固定型絞りと、孔のサイズを可変して使用することができる可変型絞りとから構成される。複数の固定型絞りは、メーカの設計上の構造により、電子カラム内に用途別に位置する。可変型絞りは、一般的に、対物レンズ絞りと称し、対物レンズ上に位置して、対物レンズに流入されるビームの電流量制御、焦点サイズの調節、及び各種の収差を減らす機能を果たす。
電子カラムから各分析目的による加速電圧を有する電子ビームが焦点形成及び縮小して、対象サンプルに走査されると、対象サンプルの固有特性により、2次電子と入射ビームとが後方散乱された信号(BSE)が発生する。この信号を2次電子検出器、又は、BSE検出器で捕集及び増幅して、信号量によるコントラスト 及び明るさを与え、映像を処理すると、表面の形態学的な映像を、モニタで拡大観察することができる。また、入射ビームが対象サンプルに衝突するに際して発生する各元素の特性X−Rayを検出(EDXS)すると、定性及び定量の分析データを得ることができる。また、用途により、透過電子検出器(STEM)を取り付けると、対象サンプルの構造分析など、様々な応用をすることができる。
図1は、Out-Lens及びSemi-In-Lens タイプのFE-SEMを示す図であり、図2は、本発明が適用可能なIn-LensタイプのFE-SEMを示す図である。FE-SEMは、半導体、ディスプレイ(LCD、LED、OLEDなど)、太陽光、各種のナノ素材、生物、医学、電子、機械、物理、化学素材分野、各種の材料、及び素材研究分野などの様々な分野で活用可能である。図1及び図2に示されているFE-SEMは、電子銃31と、ビームモニタ絞り32と、第1の収束レンズ33、エアロックバルブ34、対物可動絞り35と、第2の収束レンズ36と、偏向コイル37と、EXB38と、対物レンズ39と、2次電子検出器45とから構成される。図2のIn-LensタイプのFE-SEMは、対物レンズコイル40と、ビームブランキング41とを更に含み、暗視野STEM検出器42と、明視野絞り43と、明視野STEM検出器44とが追加されてもよい。図2に示しているOut-Lens及びSemi-In-LensタイプのFE-SEMの場合は、試料11が対物レンズの下に位置し、作業距離(WD)が長く、サイズの大きいサンプルを観察することができるというメリットがあるが、作業距離が遠いため、映像分解能が低下することになる。これに対して、本発明が適用される図3のIn-LensタイプのFE-SEMの場合は、試料11が対物レンズの内部に位置し、作業距離が短く、サイズの小さいサンプルだけを観察することができるが、超高分解能の映像を得ることができる。
一方、従来には、図3に示しているように、テープや接着剤12を用いて、試料11を固定する方式が利用されている。前記テープは、伝導性のあるカーボンテープ、銅テープ、アルミテープなどが用いられ、前記接着剤としては、銀ペースト、カーボンペーストなどの伝導性のある液体状態の接着剤が用いられる。
しかし、テープを用いる従来方式では、試料観察に際して、テープの接着剤弾性により試料固定が不安定となり、接触抵抗により電子帯電が高くなって、映像が流れる現象が発生し、また、映像の歪み及びCD(Critical Dimension)に変形が発生することがあるという問題点があった。また、試料観察に際して、電子を押し出す干渉現象を誘発し、試料を数万倍以上拡大しなければならないため、テープの微細な変形が拡大映像に大きい影響を与え、感知される信号にノイズが混ぜて、不鮮明な映像が得られるという問題点があった。また、テープの接着不良により、試料が走査電子顕微鏡の真空チャンバから分離される場合が頻繁に発生し、試料の観察後に試料を除去又は収去する場合に、テープにより試料が損傷する場合が頻繁に発生するという問題点があった。
接着剤を用いる従来の方式では、接着剤を試料に付着し、少なくとも20分程度乾燥してから、観察をすることができるので、作業時間が遅延し、液体状態の接着剤により試料が汚染され、精密な映像を獲得しにくいという問題点があった。また、液体状態の接着剤が完全に乾燥しない場合は、試料チャンバが汚染して、観察領域に Hydro-carbon などのGas蒸着現象が発生され、これにより、観察パターンの今タミネーション現象が増加するという問題点があった。また、試料の観察後に試料を除去又は収去する場合に、接着剤によって試料が損傷する場合が頻繁に発生するという問題点があった。
これにより、簡便で且つ容易な方式で試料を固定することができ、鮮明できれいな観察結果を得られる試料ホルダーの開発が要求されている実情である。
大韓民国公開特許公報第10-2009-0022745号 大韓民国公開実用新案公報第20-1999-0027792号 大韓民国公開特許公報第10-2008-0075682号 大韓民国公開特許公報第10-2009-0096167号
本発明は、前記のような従来の問題点を解決するために案出したものであって、製造されたウエハに欠陥があるか否かを判断するために、走査電子顕微鏡でウエハ試料の表面を観察することに用いられる試料ホルダーにおいて、試料ホルダーの胴体とスタンドを結合することにより、簡便で且つ速かに試料を装着し、試料の表面が観察できるように試料を固定する試料ホルダー及びその制御方法を、ユーザに提供することにその目的がある。
具体的に、本発明は、試料ホルダーの胴体とスタンドを締結して、試料を装着し、胴体とスタンドを分離して、試料を固定することにより、ワンタッチ方式で容易で且つ効率よく試料を固定することができる試料ホルダーを、ユーザに提供することにその目的がある。
また、本発明は、試料に変形を与えることなく、試料を固定することにより、鮮明で且つ精密な拡大映像を得られる試料ホルダーを、ユーザに提供することにその目的がある。
一方、本発明で解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限することなく、言及していない他の技術的課題は、下記の記載から、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、明確に理解されるだろう。
上述した課題を実現するための本発明の一例に関する試料の表面観察に用いられる試料ホルダーは、胴体と、前記胴体の一端に設けられ、試料を固定する試料装着部と、前記胴体の内部に位置する弾性手段と、前記胴体と着脱可能なスタンドとを含み、前記スタンドは、前記スタンドの下部をなすベース部と、前記ベース部の上面に突設され、前記試料装着部の少なくとも一部が挿入可能な貫通溝が形成されている締結部とを含み、前記試料装着部は、前記試料装着部の端部に位置して、前記試料の一側面を固定する第1のグリップ部と、前記弾性手段と連結されて移動可能であり、前記弾性手段の弾性を用いて、前記試料の他側面を固定する第2のグリップ部とを含み、前記胴体が前記スタンドに締結され、前記貫通溝に前記試料装着部の少なくとも一部が挿入される場合、前記第2のグリップ部が移動して前記弾性手段を圧縮し、前記第1のグリップ部と前記移動した第2のグリップ部との間に、第1の空間が形成され、前記第1の空間に前記試料を装着した後、前記胴体を前記スタンドから分離する場合、前記分離による弾性手段の弾性によって前記第2のグリップ部が移動し、前記移動した第2のグリップ部が、前記試料の他側面を固定することを特徴とする。
また、前記試料の表面が外部に向かうように、前記試料が前記第1の空間に固定され、走査電子顕微鏡を用いて、前記固定した試料の表面を観察する。
更に、前記締結部と連結され、係止突起が形成された係止部材を含み、
前記係止突起は、前記締結部に設けられた前記貫通溝の少なくとも一部を閉塞する。
また、前記第2のグリップ部には、外部に突出した段差が設けられている。
更に、前記胴体が前記スタンドに締結され、前記貫通溝に前記試料装着部の少なくとも一部が挿入される場合、前記第2のグリップ部に形成された段差が、前記係止突起に係止して、前記第2のグリップ部が移動される。
更に、前記胴体の他端に設けられる取っ手部を含む。
前記スタンドは、更に、前記ベース部の上面に突設される支持台を含み、前記支持台の上面に、前記取っ手部の少なくとも一部が据置される。
更に、前記支持台の上面に設けられ、外部に突出した形状からなる固定突起を含む。
また、前記取っ手部は、内部に引込まれた形状からなる固定溝を含み、前記取っ手部の固定溝を、前記支持台の固定突起に結合させる場合、前記胴体が、前記スタンドに固定される。
前記支持台は、前記支持台の下部をなす支持台受止部と、外部に突出したレバーが設けられ、前記支持台受止部と支持台ねじによって結合され、前記支持台ねじを中心に、所定の角度内で回転可能な支持台上部とを含み、前記レバーに押圧する力が与えられる場合、前記レバーに与えられる力によって、前記支持台上部が前記支持台ねじを中心に回転しながら、前記支持台上部が下降し、前記下降した支持台上部を用いて、前記スタンドに締結された前記胴体を前記スタンドから分離する。
前記支持台は、更に、前記支持台受止部と前記支持台上部とを連結する弾性部を含み、前記レバーを押圧する力が解除される場合、前記弾性部の弾性によって、前記支持台上部が前記支持台ねじを中心に回転しながら、前記支持台上部が上昇する。
前記スタンドは、前記ベース部の上面に突設され、前記胴体の少なくとも一部が据置される据置台を含む。
前記第2のグリップ部は、前記試料の他側面を固定する平板と、前記弾性手段と連結されるプッシュロッドとを含む。
前記試料の一側面と当接する前記第1のグリップ部の一面は、第1の角度で傾斜し、前記試料の他側面と当接する前記平板の一面は、第2の角度で傾斜している。
一方、上述した課題を実現するための本発明の一例に関する試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの制御方法は、胴体をスタンドに締結する第1のステップと、第1の空間に試料を装着する第2のステップと、前記胴体を前記スタンドから分離する第3のステップとを含み、前記第1のステップは、試料装着部の少なくとも一部を貫通溝挿入するステップと、第2のグリップ部を移動するステップと、第1のグリップ部と前記移動した第2のグリップ部との間に、前記第1の空間を形成するステップとを含み、前記試料装着部は、前記胴体の一端に形成され、前記試料を固定し、前記試料装着部は、更に、前記第1のグリップ部と、前記第2のグリップ部とを含み、前記第1のグリップ部は、前記試料の一側面を固定し、前記第2のグリップ部は、前記試料の他側面を固定し、前記貫通溝は、ベース部の上面に位置した締結部に設けられ、前記試料装着部の少なくとも一部が挿入可能であり、前記ベース部は、前記スタンドの下部をなすことを特徴とする。
本発明は、製造されたウエハに欠陥があるか否かを判断するために、走査電子顕微鏡でウエハ試料の表面を観察することに用いられる試料ホルダーにおいて、試料ホルダーの胴体とスタンドを結合することにより、簡便で且つ速かに試料を装着し、試料の表面が観察できるように試料を固定する試料ホルダー及びその制御方法を、ユーザに提供することができる。
具体的に、本発明は、試料ホルダーの胴体とスタンドを締結して、試料を装着し、胴体とスタンドとを分離して、試料を固定することにより、ワンタッチ方式で容易で且つ効率よく試料を固定することができる試料ホルダーを、ユーザに提供することができる。
また、本発明は、試料に変形を与えることなく、試料を固定することにより、鮮明で且つ精密な拡大映像を得られる試料ホルダーを、ユーザに提供することができる。
一方、本発明で得られる効果は、以上で言及した効果に制限することなく、言及しない他の効果は、下記の記載から本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、明確に理解されるだろう。
本明細書で添付する下記の図面は、本発明の好適な一実施形態を例示することであり、発明の詳細な説明とともに本発明の技術思想を更に理解させるものであり、本発明は、そのような図面に記載した事項に限定して解析してはいけない。
図1は、Out-Lens及びSemi-In-LensタイプのFE-SEMを示す図である。 図2は、In-LensタイプのFE-SEMを示す図である。 図3は、従来のテープ類や接着剤類を用いて試料を固定する、試料ホルダーの一例を示す図である。 図4は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタントが締結される前の状態を示す斜視図である。 図5は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが締結した状態を示す斜視図である。 図6は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体の結合関係を示す分解図である。 図7は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体に対する側面断面図である。 図8は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの第2のグリップ部の分解図である。 図9は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーのスタンドの結合関係を示す分解図である。 図10は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーのスタンドに対する側面断面図である。 図11は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの締結部の分解図である。 図12は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの支持台の分解図である。 図13は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタントが締結される前の状態を示す側面図である。 図14は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタントが締結した状態を示す側面図である。 図15は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが分離して、試料を固定した状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の望ましい実施形態について説明する。また、以下で説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載した本発明の内容を限定することではなく、本実施形態で説明される構成全体が、本発明の解決手段として必須的であるとは言えない。
通常の半導体素子の製作工程において、試料ホルダーは、走査電子顕微鏡を用いたウエハの分析及び検査に際して、試料を固定するための必須装置である。
しかし、従来のテープや接着剤を用いて試料を固定する方式は、拡大映像にノイズを発生させて、精密で且つ鮮明な映像を得ることに困難さがあり、煩わしくて時間がかかるという問題点があった。
また、従来のスクリュー装置を用いて試料を固定する方式は、試料に損傷を与えることがあり、作業性が劣化するという問題点があった。
本発明は、簡便で且つ容易に試料を固定して、効率的な半導体素子の製作工程を提供する試料ホルダーを提案する。更には、鮮明で且つ精密な拡大映像を得ることができ、半導体素子の不良率を低減する試料ホルダーを提案する。
以下では、本発明が提案する試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10を具体的に説明する。
<試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの構成>
以下では、図4及び図5を参照して、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10の全体的な構成について説明する。図4は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが締結される前の状態を示す斜視図であり、図5は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが締結した状態を示す斜視図である。
図4及び図5を参照すると、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10は、大きく、胴体100と、スタンド200とを含む。
胴体100は、試料11を安定して固定する試料装着部110を含み、ユーザは、試料装着部110に固定した試料11を、走査電子顕微鏡を用いて観察する。また、胴体100は、ユーザの把持のための取っ手部130を含み、前記試料装着部110と取っ手部130を連結する結合部材140と、ハウジング124とを更に含む。
スタンド200は、胴体100と着脱可能である。スタンド200が胴体100と締結される場合、胴体100の試料装着部110に試料11を装着することができる。胴体100と締結されたスタンド200が、胴体100から分離される場合、胴体100の試料装着部110に試料11を固定することができる。
スタンド200は、締結部220を含み、前記締結部220には、試料装着部110の少なくとも一部が挿入される溝が設けられている。また、スタンド200は、胴体100の取っ手部130が据置可能な支持台230を含み、結合部材140やハウジング124の一部が据置可能な据置台240を、更に含むことができる。
以下では、胴体100とスタンド200とから構成される、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10の具体的な構成について説明する。
まず、図6〜図8を参照して、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10を構成する胴体100の構成について詳述する。図6は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体の結合関係を示す分解図であり、図7は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体に関する側面断面図である。
本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10の胴体100は、長さ方向に長い管状からなり、試料装着部110と、弾性手段120と、取っ手部130と、結合部材140とを含む。但し、図6及び図7に示されている構成要素が必須的ではなく、それよりも多い構成要素、又は、少ない構成要素を有する胴体100が具現されることもできる。以下、前記の構成要素について、順に説明する。
試料装着部110は、胴体100の一端に設けられることができる。本発明が適用される走査電子顕微鏡は、試料11を拡大観察するので、試料11を強固に固定することが非常に重要である。試料11の精密な観察のために、試料装着部110は試料11を装着し、装着した試料11を強固に固定することができる。試料装着部110には、試料11の両側面が固定されるので、試料11の表面部分が上向きとなり、ユーザは、走査電子顕微鏡を用いて、試料11の表面を観察することができる。
試料装着部110は、固定した第1のグリップ部112と、移動可能な第2のグリップ部114とを含む。前記第2のグリップ部114は、平板115と、プッシュロッド116とを含む。試料装着部110が開放されて、第1のグリップ部112と第2のグリップ部114との間に、第1の空間が形成され、前記第1の空間に試料11が装着される場合、第1のグリップ部112と第2のグリップ部114とを用いて、前記試料11を固定することができる。
第1のグリップ部112は、試料装着部110の端部に固定されており、図4及び図5に示されているように、試料装着部110と一体に設けられることができる。前記第1のグリップ部112を用いて、試料11の一側面を固定することができる。 試料の一側面と当接する第1のグリップ部112の一面は、試料11を容易に固定することができるように、傾斜した形状となり、一例として、60゜の角度で傾斜するように形成されることができる。
第2のグリップ部114は、連結手段122により、弾性手段120と連結されており、外力によって、移動されることができる。前記第2のグリップ部114を用いて、試料11の他側面を固定することができる。
第1のグリップ部112が試料11の一側面を固定し、第2のグリップ部114は、試料11の他側面を固定するので、試料11の表面が上向きになる。それで、ユーザは、走査電子顕微鏡に試料装着部110を結合して、試料11の表面を観察することができる。
一方、試料装着部110の第2のグリップ部114に関する具体的な構成を説明するために、まず、図8について説明する。図8は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの第2のグリップ部の分解図である。
図8に示しているように、第2のグリップ部114は、平板115と、プッシュロッド116とが、第2のグリップ部ねじ114аによって結合構成される。
第2のグリップ部114を構成する平板115は、図8に示しているように、フラット状の方形状からなる。但し、本発明に適用される平板115の構成が、前記形状に限られることではなく、様々な形状に変形可能である。
第2のグリップ部114の平板115は、試料11の1側面に接触して、試料11を固定することができる。平板115と試料11が接触する前記側面は、試料11を容易に固定するように、傾斜した形状からなり、一例として、60゜の角度で傾斜した形状を有する。平板115には、平板嵌合溝115аが設けられており、前記平板嵌合溝115аは、上部が下部よりも大きく形成されることができる。平板嵌合溝115аは、プッシュロッド116の第1のプッシュロッド嵌合溝116аと嵌合して、平板115とプッシュロッド116とを結合することができる。
第2のグリップ部114を構成するプッシュロッド116は、図8に示されているような形状からなる。但し、本発明に適用可能なプッシュロッド116の構成が、前記形状に限られることではなく、様々な形状に変形可能である。
プッシュロッド116の端部には、第1のプッシュロッド嵌合溝116аが設けられている。第1のプッシュロッド嵌合溝116аは、平板115の平板嵌合溝115аと嵌合し、第1のプッシュロッド嵌合溝116аと平板嵌合溝115аに、第2のグリップ部ねじ114аのような結合装置を差し込んで、平板115とプッシュロッド116とを結合することができる。プッシュロッド116の他側端部には、第2のプッシュロッド嵌合溝116bが設けられている。第2のプッシュロッド嵌合溝116bには、連結手段122の一端に形成された連結手段嵌合突起122аが挿入されることができ、第2のプッシュロッド嵌合溝116bに連結手段嵌合突起122аが挿入されて、第2のグリップ部114と連結手段122とが互いに結合されることができる。
プッシュロッド116の上部には、外部に突出した段差117が設けられている。段差117は、貫通溝222の一部を閉塞している係止部材224の係止突起225と当接可能な高さに形成される。
再度、図6及び図7を参照すると、漏斗状の試料装着部110の端部には、溝が設けられており、前記溝に、自然産サファイア材質の尖端部119が、瞬間接着剤を用いて接着されている。また、本発明が適用される走査電子顕微鏡にも、漏斗状の空間が形成されていて、試料装着部110の端部が挿入されることができ、走査電子顕微鏡の漏斗状の空間の尖端も、サファイア材質からなっている。走査電子顕微鏡に試料装着部110の端部が挿入される場合、前記サファイア材質の尖端部119と、走査電子顕微鏡のサファイア材質部分とが互いに会うことになる。それで、試料装着部110が走査電子顕微鏡から滑ることなく、強固に固定され、試料11を精密に観察することができるようになる。
一方、弾性手段120は、バネのように弾性力を有する構成であって、胴体100のハウジング124内に位置する。弾性手段120の一側は、結合部材140の一端に形成された結合部材嵌合部140аに連結されており、弾性手段120の他側は、第2のグリップ部114と連結されることができる。
図6及び図7に示しているように、弾性手段120の他側と第2のグリップ部114との間には、連結手段122が介在している。連結手段122の一端には、連結手段嵌合突起122аが設けられており、連結手段嵌合突起122аは、前記プッシュロッド116の第2のプッシュロッド嵌合溝116bに挿入されることができる。連結手段122の他端は、弾性手段120と直接又は間接的に連結されている。
このように、第2のグリップ部114は、弾性手段120と互いに連結されているので、第2のグリップ部114に外力が加えられる場合、第2のグリップ部114は、前後に移動可能である。即ち、第2のグリップ部114の一部が外力によって力を受ける場合、弾性手段120が圧縮されて第2のグリップ部114が後方に移動し、第1の空間を形成する。前記第2のグリップ部114の一部に加えられた外力が除去される場合、弾性手段120の弾性により、第2のグリップ部114は、再度、原位置に移動することになる。
一方、取っ手部130は、試料装着部110の反対側である胴体100の他端に設けられる。取っ手部130は、ユーザが容易に胴体100を把持できるように、ゴムやプラスチック材質からなり、取っ手部130の表面は、容易な把持のため、凹凸状からなっている。
取っ手部130には、内部に引込まれた形状の固定溝132を含むことができ、前記固定溝132は、支持台230の固定突起233と結合されることができる。
一方、結合部材140は、胴体100の取っ手部130と、ハウジング124とを連結し、管状に形成される。このような結合部材140は、本発明が適用される走査電子顕微鏡の規格により、適切な長さと厚さからなる。
結合部材140の一端には、結合部材嵌合部140аが設けられている。結合部材嵌合部140аは、弾性手段120を取り囲むハウジング124に連結されることができ、着脱自在に設けられる。結合部材嵌合部140аは、走査電子顕微鏡のチャンバが真空状態を維持できるように、空気を遮断する役目をする。また、結合部材140とハウジング124との連結端には、Oリング144が更に設けられることができ、前記Oリング144は、走査電子顕微鏡のチャンバが真空状態を維持できるように、外部の空気を遮断する役目をする。
結合部材140には、ポジションピン142が外部に突出している。ポジションピン142は、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10を走査電子顕微鏡に装着するに際して、試料11が正しく装着されるようにするガイドの役目を果たす。すなわち、ポジションピン142が、走査電子顕微鏡に設けられたガイドレールに沿って移動することで、試料11が走査電子顕微鏡のチャンバ内の正確な位置に装着できるようにする。
本発明の試料の断面観察に用いられる試料ホルダー10のハウジング124は、燐青銅材質の銅系列素材からなる。走査電子顕微鏡を用いることに際して、磁性によって焦点が合わなくないような現象を防止するため、磁化とならない材質を用いる。ハウジング124内にある弾性手段120も、燐青銅材質からなる。胴体100内にある部品は、黄銅材質からなることができる。結合部材140は、アルミニウム材質を用いることができる。
次に、図9〜図12を参照して、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10を構成するスタンド200の構成について、詳述する。図9は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーのスタンドの結合関係を示す分解図であり、図10は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーのスタンドに対する側面断面図である。
図9及び図10を参照すると、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10のスタンド200は、長さ方向に長い直方体状からなり、ベース部210と、締結部220と、支持台230と、据置台240とを含む。但し、図9及び図10に示している構成要素が必須的ではなく、それよりも多い構成要素、又は、少ない構成要素を有するスタンド200の具現も可能である。以下、前記構成要素について、順に説明する。
ベース部210は、スタンド200の下部をなし、スタンド200を支持する構成であって、図9及び図10に示しているように、直方体状に形成されることができる。但し、本発明のベース部210は、図9及び図10の形状に限られるものではなく、他の形状に変形して形成されることもできる。
ベース部210の上面と下面は、地面で安定した作業が行えるように、フラットに形成されており、ベース部210の上面には、締結部220、支持台230、据置台240などのスタンド200の主要構成が、突設されている。
ベース部210には、締結部220と結合される溝210а、210b、210c、210dと、支持台230と結合される溝210e、210f、210g、210hが形成されている。前記締結部220と結合される溝210а、210b、210c、210dは、締結部220の下端に結合のために設けられた溝と対応して配置されるように設計される。また、前記支持台230と結合される溝210e、210f、210g、210hは、支持台230の下端に結合のために設けられた溝と対応して配置されるように設計される。図8に示しているように、前記溝210а〜210hは、下部が上部よりも大きく形成することができる。前記溝210а〜210hに、ねじのような結合装置を差し込んで、ベース部210を、締結部220や支持台230に結合することができる。
一方、締結部220は、ベース部210の一端の上面に突設されている。具体的には、胴体100とスタンド200が締結される場合、胴体100の試料装着部110が位置する部分に、締結部220が形成されることができる。
締結部220に関する具体的な構成を説明するために、まず、図11を説明する。図11は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの締結部の分解図である。
締結部220には、貫通溝222が設けられており、試料装着部110の少なくとも一部が挿入されることができる。締結部220に設けられる貫通溝222は、試料装着部110の挿入に適切な大きさに設計される。締結部220の貫通溝222に、試料装着部110の少なくとも一部が挿入される場合、試料装着部110が開放しながら、第1の空間が設けられる。ユーザは、ピンセットなどを用いて、前記第1の空間に試料11を装着することができる。
図11に示しているように、締結部220の上面に半円形の溝が設けられ、前記半円形の溝は、貫通溝222と同一の形状に設けられることができる。これにより、貫通溝222に挿入された試料装着部110の一部が、締結部220の上面に設けられた半円形の溝まで進行することができる。
締結部220は、第1の締結部嵌合溝220аと、第2の締結部嵌合溝220bとを含む。第1締結部嵌合溝220а及び第2の締結部嵌合溝220bは、締結部220を、後述する係止部材224に結合させるために提供される。
係止部材224には、締結部220に形成された貫通溝222の少なくとも一部を閉塞する係止突起225が設けられている。試料装着部110が貫通溝222に挿入される場合、係止部材224の係止突起225は、プッシュロッド116に形成された段差117と当接することになる。係止突起225と段差117とが当接して、第2のグリップ部114は、進行が阻止することになり、前記第2のグリップ部114は、弾性手段120を圧縮して、後方に移動する。それで、前記移動した第2のグリップ部114と、固定した第1のグリップ部112との間に、第1の空間が形成され、ユーザは、ピンセットなどを用いて、試料11を前記第1の空間に装着することができる。
また、係止部材224は、第1の係止部材嵌合溝224аと、第2の係止部材嵌合溝224bとを有する。第1の係止部材嵌合溝224аと第2の係止部材嵌合溝224bとはそれぞれ、締結部220に形成された第1の締結部嵌合溝220аと第2の締結部嵌合溝220bと嵌合し、締結部ねじ221а、221bのような結合装置を差し込んで、締結部220と係止部材224を結合することができる。
締結部220は、その下面に、第3の締結部嵌合溝220cと、第4の締結部嵌合溝220dと、第5の締結部嵌合溝220eと、第6の締結部嵌合溝220fとが設けられている。前記第3の締結部嵌合溝〜第6の締結部嵌合溝220c〜220fは、ベース部210の一端に形成された溝210а、210b、210c、210dと嵌合し、ねじのような結合装置が差し込んで、締結部220をベース部210に結合することができる。
一方、再度、図9及び図10を参照すると、支持台230は、ベース部210の他端の上面に突設されている。具体的には、胴体100とスタンド200が締結される場合、胴体100の取っ手部130が位置する部分に、支持台230が設けられることができる。支持台230には、胴体100の取っ手部130が据置されるので、締結部220の反対側に支持台230が設けられる。ベース部210の上面に形成された支持台230と締結部220との間の間隔は、胴体100の長さに対応して設計されることができる。また、胴体100とスタンド200が締結される場合、胴体100は、水平をなして据置しなければならない。それで、突出した支持台230及び締結部220の高さは、胴体100を水平になるように設計される。
支持台230に対する具体的な構成を説明するために、まず、図12を説明する。図12は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの支持台の分解図である。
胴体100の取っ手部130を据置する支持台230は、図12に示しているように、支持台受止部231と支持台上部232とが結合してなる。
支持台受止部231には、レバー溝231аが設けられており、前記レバー溝231аは、支持台上部232に設けられている回転溝232aと嵌合して、支持台受止部231と支持台上部232とを結合することができる。また、支持台受止部231には、バネ溝231bが設けられており、前記バネ溝231bには、支持台上部232と連結される弾性部236が連結されることができる。
支持台上部232には、回転溝232аが設けられており、前記回転溝232аは、支持台受止部231のレバー溝231аと嵌合し、支持台ねじ230аのような結合装置を差し込んで、支持台受止部231と支持台上部232とを結合させることができる。支持台上部232は、支持台ねじ230аを中心に、一定の角度で回転可能に連結される。
支持台上部232の上面には、外部に突出した形状からなる固定突起233が設けられている。固定突起233は、取っ手部130の固定溝132と嵌合して、胴体100がスタンド200に堅固に締結できるようにする。それで、固定突起233は、内部に引込まれた形状の固定溝132に対応する形状に設けられることができる。固定突起233の形状が、固定溝132の形状と同一である必要はなく、固定突起233が固定溝132に結合可能な構造を有するようにする形状であれば十分である。固定突起233と固定溝132を形成して結合することで、胴体100とスタンド200の締結がより容易で且つ簡便になるという効果がある。
また、支持台上部232には、レバー234が設けられており、バネのような弾性部236が連結されている。レバー234は、支持台上部232の外部に突設され、ユーザが手で押圧することができる。ユーザがレバー234を押圧する場合、支持台上部232が支持台ねじ230аを中心に、下方に回転しながら下降することになり、これは、支持台230に据置された取っ手部130を、支持台230から分離する。取っ手部130が支持台230から分離された後、ユーザがレバー234を押圧する力を解除すると、弾性部236の弾性力によって、支持台上部232は原位置に戻る。即ち、ユーザがレバー234を押圧する力を解除すると、支持台上部232は、支持台ねじ230аを中心に、上方に回転しながら原位置に戻ることになる。このように、支持台上部232に設けられているレバー234を押圧して、取っ手部130を支持台230から分離することで、胴体100とスタンド200との分離がより容易で且つ簡便になる。
支持台受止部231は、その下部に、第1の支持台受止嵌合溝231cと、第2の支持台受止嵌合溝231dと、第3の支持台受止嵌合溝231eと、第4の支持台受止嵌合溝231fとを有する。前記第1の支持台受止嵌合溝〜第4の支持台受止嵌合溝231c〜231fは、ベース部210の上面に形成された溝210e、210f、210g、210hと嵌合し、ねじのような結合装置を差し込んで、支持台230とベース部210とを結合することができる。
一方、再度、図9及び図10を参照すると、据置台240は、胴体100がスタンド200に締結される場合、胴体100を支える構成であって、ベース部210の上面に突設されている。複数の据置台240が設けられることもでき、望ましくは、締結部220と支持台230との間に設けられる。図9及び図10では、スタンド200が2つの据置台240を有しているが、本発明の試料ホルダーに適用可能な据置台240の個数には、特に制限はない。据置台240には、胴体100の少なくとも一部が据置されるので、締結部220、支持台230と共に、胴体100を水平に据置できるように、適切な高さを有して設計されることができる。
また、据置台240の上面には、半円形の溝が設けられており、胴体100の一部が、前記半円形の溝に据置されることができる。それで、スタンド200に締結された胴体100が容易に分離されず、安定して締結されることができる。据置台240に設けられた半円形の溝は、胴体100の大きさに対応して形成されることができる。胴体100は、一般に、試料装着部110の部分よりも、取っ手部130の方が太く形成されるので、据置台240が位置した部分により、据置台240に設けられた溝の大きさも変わることがある。胴体100とスタンド200が締結される場合、胴体100が水平を維持できるように、締結部220に形成された貫通溝222の高さ、及び支持台230と据置台240の高さが設計されなければならない。
<試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの動作>
本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10に試料11を装着するためには、胴体100とスタンド200とを締結しなければならず、装着された試料11を固定するためには、胴体100をスタンド200から分離しなければならない。以下では、図13〜図15を参照して、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー10の具体的な動作について説明する。
まず、図13は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドとが締結される前の状態を示す側面図である。図13を参照すると、胴体100とスタンド200を締結するために、受止部220の据置台240に、胴体100の一部を据置させる。据置台240の上面には、半円形の溝が設けられているので、円形の管状からなる胴体100の一部が、前記半円形の溝に据置されることができる。このように、胴体100の一部を据置台240に据置すると、胴体100の試料装着部110は、締結部220の貫通溝222が形成された位置に置かれることになる。
胴体100とスタンド200を締結する前には、第2のグリップ部114は前方に進んで、第1のグリップ部112とほぼ当接しているので、試料11を装着することができない。第2のグリップ部114を後方に移動させて、第1のグリップ部112と第2のグリップ部114との間に試料11を装着するために、胴体100を前方に押し込む。
次に、図14は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが締結した状態を示す側面図である。図14を参照すると、締結部220に形成された貫通溝222に、胴体100の試料装着部110を挿入すると、胴体100とスタンド200を締結することができる。試料装着部110の一部を貫通溝222に挿入する場合、第2のグリップ部114に外部に突設された段差117は、貫通溝222の一部を閉塞している係止部材224の係止突起225と当接することになる。第2のグリップ部114は、連結手段122により弾性手段120と連結されているので、第2のグリップ部114に外力が加えられる場合、第2のグリップ部114は移動可能である。それで、試料装着部110が前方に移動することにつれ、第2のグリップ部114は、弾性手段120を圧縮し、後方に移動する。
試料装着部110を貫通溝222に十分挿入すると、第2のグリップ部114は、更に後方に移動し、第1のグリップ部112と第2のグリップ部114との間に、試料11を装着するに足りる第1の空間が形成される。第1の空間が形成された後、取っ手部130を、スタンド200の支持台230に据置する。取っ手部130には、内部に引込まれた形状の固定溝132が設けられており、支持台230の上面には、外部に突出した形状からなる固定突起233が設けられており、前記固定溝132と固定突起233とは、互いに対応する形状からなっている。固定溝132と固定突起233が結合すると、取っ手部130と支持台230が堅固に結合されるので、胴体100とスタンド200の締結がより堅固になる。胴体100とスタンド200が締結されると、ユーザは、ピンセットなどを用いて、前記第1の空間に試料11を装着することができる。第1の空間に装着された試料11の表面部分が上向きになるので、ユーザは、走査電子顕微鏡を用いて、試料11の表面を観察することができる。
次に、図15は、本発明に適用可能な試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの胴体とスタンドが分離され、試料を固定した状態を示す側面図である。図15を参照すると、胴体100をスタンド200から分離する場合は、ユーザは、取っ手部130を取って、支持台上部232の外部に突設したレバー234を押圧する。ユーザがレバー234を押圧する場合、前記レバー234に加えられる力によって、支持台上部232が下方に回転しながら下降することになる。下降した支持台上部232は、支持台230に据置された取っ手部130を、支持台230から容易に分離できるようにする。レバー234を押圧して、取っ手部130が支持台230から分離された場合、ユーザは、取っ手部130を取って、ゆっくり胴体100を後進させて、胴体100をスタンド200から分離することができる。
貫通溝222から試料装着部110を抜き取る場合、第2のグリップ部114の段差117と、係止部材224の係止突起225とが分離されながら、第2のグリップ部114の段差117に加えられた外力が除去され、弾性手段120の弾性によって、第2のグリップ部114は、再度前方に移動することになる。それで、第1の空間に装着された試料11の一側面は、第1のグリップ部112によって固定され、第1の空間に装着された試料11の他側面は、第2のグリップ部114によって固定されるので、ユーザは、固定した試料11を走査電子顕微鏡に適用して、精密な試料11の表面の拡大映像を得ることができる。
以上で説明したように、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー及びその制御方法によると、別のテープや接着剤などを用いることなく、簡単で且つ速かに試料を装着・固定することができる。これにより、本発明の試料の表面観察に用いられる試料ホルダーを、走査電子顕微鏡に適用して試料を観察する場合、鮮明な映像を得ることができ、より精密で正確な観察をすることができる。
一方、本発明は、また、コンピュータ読取可能な記録媒体に、コンピュータが読み取り可能なコードとして具現することができる。コンピュータ読取可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読み取ることができるデータが格納される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ格納装置などがあり、また、搬送波(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されることも含む。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取ることが可能なコードが格納され、実行することができる。そして、本発明を具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーによって、容易に推論されることができる。
また、以上のように説明された装置及び方法は、前記で説明された実施例の構成と方法が限定して適用されることではなく、前記実施例は、様々な変形が行われるように、各実施例の全部又は一部が選択的に組み合わせして構成されることもできる。
10 試料ホルダー
11 試料
12 テープや接着剤
31 電子銃
32 ビームモニタ絞り
33 第1の収束レンズ
34 エアロックバルブ
35 対物可動絞り
36 第2の収束レンズ
37 偏向コイル
38 EXB
39 対物レンズ
40 対物レンズコイル
41 ビームブランキング
42 暗視野STEM検出器
43 明視野絞り
44 明視野STEM検出器
45 2次電子検出器
100 胴体
110 試料装着部
112 第1のグリップ部
114 第2のグリップ部
114a 第2のグリップ部ねじ
115 平板
115a 平板嵌合溝
116 プッシュロッド
116a 第1のプッシュロッド嵌合溝
116b 第2のプッシュロッド嵌合溝
117 段差
119 尖端部
120 弾性手段
122 連結手段
122a 連結手段嵌合突起
124 ハウジング
130 取っ手部
132 固定溝
140 結合部材
140a 結合部材嵌合部
142 ポジションピン
144 Oリング
200 スタンド
210 ベース部
210a〜h 溝
220 締結部
220a 第1の締結部嵌合溝
220b 第2の締結部嵌合溝
220c 第3の締結部嵌合溝
220d 第4の締結部嵌合溝
220e 第5の締結部嵌合溝
220f 第6の締結部嵌合溝
221a、b 締結部ねじ
222 貫通溝
224 係止部材
224a 第1の係止部材嵌合溝
224b 第2の係止部材嵌合溝
225 係止突起
230 支持台
230a 支持台ねじ
231 支持台受止部
231a 第1の支持台受止嵌合溝
231b 第2の支持台受止嵌合溝
231e 第3の支持台受止嵌合溝
231f 第4の支持台受止嵌合溝
232 支持台上部
232a 回転溝
233 固定突起
234 レバー
236 弾性部
240 据置台

Claims (15)

  1. 胴体(100)と、
    前記胴体(100)の一端に設けられ、試料(11)を固定する試料装着部(110)と、
    前記胴体(100)の内部に位置する弾性手段(120)と、
    前記胴体(100)と着脱可能なスタンド(200)とを含み、
    前記スタンド(200)は、
    前記スタンド(200)の下部をなすベース部(210)と、
    前記ベース部(210)の上面に突設され、前記試料装着部(110)の少なくとも一部が挿入可能な貫通溝(222)が設けられている締結部(220)とを含み、
    前記試料装着部(110)は、
    前記試料装着部(110)の端部に位置して、前記試料(11)の一側面を固定する第1のグリップ部(112)と、
    前記弾性手段(120)と連結されて移動可能であり、前記弾性手段(120)の弾性を用いて、前記試料(11)の他側面を固定する第2のグリップ部(114)とを含み、
    前記胴体(100)が前記スタンド(200)に締結され、前記貫通溝(222)に前記試料装着部(110)の少なくとも一部が挿入される場合、前記第2のグリップ部(114)が移動して前記弾性手段(120)を圧縮し、前記第1のグリップ部(112)と前記移動した第2のグリップ部(114)との間に、第1の空間が形成され、
    前記第1の空間に前記試料(11)を装着した後、前記胴体(100)を前記スタンド(200)から分離する場合、前記分離による弾性手段(120)の弾性によって前記第2のグリップ部(114)が移動し、前記移動した第2のグリップ部(114)が、前記試料(11)の他側面を固定すること
    を特徴とする試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  2. 前記試料(11)の表面が外部に向かうように、前記試料(11)が前記第1の空間に固定され、走査電子顕微鏡を用いて、前記固定した試料(11)の表面を観察することを特徴とする請求項1に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  3. 更に、前記締結部(220)と連結され、係止突起(225)が形成された係止部材(224)を含み、前記係止突起(225)は、前記締結部(220)に設けられた前記貫通溝(222)の少なくとも一部を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  4. 前記第2のグリップ部(114)には、外部に突出した段差(117)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  5. 前記胴体(100)が前記スタンド(200)に締結され、前記貫通溝(222)に前記試料装着部(110)の少なくとも一部が挿入される場合、前記第2のグリップ部(114)に形成された段差(117)が、前記係止突起(225)に係止して、前記第2のグリップ部(114)が移動されることを特徴とする請求項4に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  6. 更に、前記胴体(100)の他端に設けられる取っ手部(130)を含むことを特徴とする請求項1に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  7. 前記スタンド(200)は、更に、
    前記ベース部(210)の上面に突設される支持台(230)を含み、
    前記支持台(230)の上面に、前記取っ手部(130)の少なくとも一部が据置されることを特徴とする請求項6に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  8. 前記支持台(230)は、その上面に設けられ、外部に突出した形状からなる固定突起(233)を含むことを特徴とする請求項7に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  9. 前記取っ手部(130)は、内部に引込まれた形状からなる固定溝(132)を含み、
    前記取っ手部(130)の固定溝(132)を、前記支持台(230)の固定突起(230)に結合させる場合、前記胴体(100)が、前記スタンド(200)に固定されることを特徴とする請求項8に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  10. 前記支持台(230)は、
    前記支持台(230)の下部をなす支持台受止部(231)と、
    外部に突出したレバー(234)が設けられ、前記支持台受止部(231)と支持台ねじ(230a)によって結合され、前記支持台ねじ(230a)を中心に、所定の角度内で回転可能な支持台上部(232)とを含み、
    前記レバー(234)に押圧する力が与えられる場合、
    前記レバー(234)に与えられる力によって、前記支持台上部(232)が、前記支持台ねじ(230a)を中心に回転しながら、下降し、
    前記下降した支持台上部(232)を用いて、前記スタンド(200)に締結された前記胴体(100)を、前記スタンド(200)から分離することを特徴とする請求項7に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  11. 前記支持台(230)は、更に、
    前記支持台受止部(231)と前記支持台上部(232)とを連結する弾性部(236)を含み、
    前記レバー(234)を押圧する力が解除される場合、前記弾性部(236)の弾性によって、前記支持台上部(232)が、前記支持台ねじ(230a)を中心に回転しながら、上昇することを特徴とする請求項10に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  12. 前記スタンド(200)は、更に、
    前記ベース部(210)の上面に突設され、前記胴体(100)の少なくとも一部が据置される据置台(240)を含むことを特徴とする請求項1に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  13. 前記第2のグリップ部(114)は、
    前記試料の他側面を固定する平板(115)と、
    前記弾性手段と連結されるプッシュロッド(116)とを含むことを特徴とする請求項1に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  14. 前記試料の一側面と当接する前記第1のグリップ部(112)の一面は、第1の角度で傾斜し、
    前記試料の他側面と当接する前記平板(115)の一面は、第2の角度で傾斜したことを特徴とする請求項13に記載の試料の表面観察に用いられる試料ホルダー。
  15. 胴体(100)をスタンド(200)に締結する第1のステップと、
    第1の空間に試料(11)を装着する第2のステップと、
    前記胴体(100)を前記スタンド(200)から分離する第3のステップとを含み、
    前記第1のステップは、
    試料装着部(110)の少なくとも一部を貫通溝(222)に挿入するステップと、
    第2のグリップ部(114)を移動するステップと、
    第1のグリップ部(112)と前記移動した第2のグリップ部(114)との間に、前記第1の空間を形成するステップとを含み、
    前記試料装着部(110)は、前記胴体(100)の一端に形成されて、前記試料(11)を固定し、
    前記試料装着部(110)は、更に、前記第1のグリップ部(112)と、前記第2のグリップ部(114)とを含み、
    前記第1のグリップ部(112)は、前記試料(11)の一側面を固定し、前記第2のグリップ部(114)は、前記試料(11)の他側面を固定し、
    前記貫通溝(222)は、ベース部(210)の上面に位置した締結部(220)に設けられ、前記試料装着部(110)の少なくとも一部が挿入可能であり、
    前記ベース部(210)は、前記スタンド(200)の下部をなすこと
    を特徴とする試料の表面観察に用いられる試料ホルダーの制御方法。
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