JP2011129343A - 荷電粒子線装置の試料ホルダ - Google Patents

荷電粒子線装置の試料ホルダ Download PDF

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【課題】 試料に電子線を照射してX線分析を行なう電子線装置において、高感度のX線検出を行なうと共に、試料とX線検出器の装置への脱着を簡易に行なうことのできる試料ホルダを提供する。
【解決手段】 サイドエントリー型の試料ホルダSHの先端部に試料台支持部材31で支持されたシリコンドリフト型X線検出器を組み込む。X線検出素子1の上に分析試料Sを直接載置する。試料位置移動はレバー32により試料台支持部材31を動かすことにより行なう。電子線EBにより試料Sから発生した特性X線は、試料の直下にあるX線検出素子1により高感度で検出される。

【選択図】図1

Description

本発明は、走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)等の荷電粒子線装置における試料ホルダに係わり、特にシリコンドリフト型X線検出器(SDD)を用いて効率よくX線分析を行なうための試料ホルダに関する。
試料に電子線を照射し、そのとき試料から発生する特性X線を検出して分析を行なう装置として、走査型電子顕微鏡(SEM)、電子プローブマイクロアナライザ(EPMA)、透過型電子顕微鏡(TEM)等が広く使われている。
特性X線を検出するためのX線分光器には、大別して、波長分散型X線分光器(WDS)とエネルギー分散型X線分光器(EDS)が有る。この中でSEM、TEMにはその取り付けの容易さからEDSが多く使用されている。EDSに用いられている従来のX線検出器は、主としてシリコン(Si)にリチウム(Li)をドープしたPIN型半導体検出器である。
この半導体検出器の原理的構成図を図13に示す。図中の半導体素子は逆バイアスが印加されたPINダイオードであり、一方の電極には電界効果トランジスタ(FET)のゲートが接続されている。試料から発生したX線がPIN半導体に入射すると、X線量子のエネルギーに応じた数のイオン対が生成される。半導体に印加されている逆バイアス電圧により、生成したイオン対は分離して電子なだれを生じ、電極に引き寄せられる。FETのゲート電極の電位が変化することにより、PINダイオードに入射したX線量子のエネルギーに比例した大きさの電気パルス信号がX線検出信号として取り出される。PIN型検出器でX線を検出するときは、熱雑音の低減のためPINダイオード部とFETを液体窒素で冷却する必要がある。
図4は、EDSを装備したSEMの概略構成例を示すブロック図である。図4において、鏡筒100の内部は図示しない真空排気装置により1×10−3Pa程度の高真空に保たれている。試料室101には、サイドエントリー型の試料ホルダ110を装着したサイドエントリーステージ109とEDS111が取り付けられている。鏡筒100の内部に配置された電子銃102から放出された電子線EBは集束レンズ103と対物レンズ105により細く絞られ、試料ホルダ110の先端部に取り付けられた試料Sに照射される。走査コイル104は電子線EBを試料S上で2次元的に走査する。
試料Sから発生した特性X線XRはEDS111により分光・検出されてEDS信号処理装置107に送られる。EDS信号処理装置107に送られたX線信号は、マルチチャンネルアナライザ(MCA)を介しその電気パルスの高さに応じて所定のメモリーに積算される。積算された計数値を縦軸にとり、X線エネルギー値(電気パルスの高さに対応する)を横軸にとったX線スペクトルが表示装置108に表示される。
図10は、EDSを装備したTEMの試料室近辺の構造を模式的に示す横視断面図である。図10において、TEM鏡筒120の内部は図示しない真空排気装置により1×10−4Pa程度の高真空に保たれている。対物レンズの上部磁極片125と下部磁極片126との間の試料室には、サイドエントリー型の試料ホルダ121を装着したサイドエントリーステージ122とEDS123が取り付けられている。薄膜試料S′に電子線EBが照射されると、薄膜試料S′を透過した透過電子TBの他に、特性X線が発生する。なお図示しないが、散乱電子、二次電子、反射電子等も発生する。特性X線XRはEDSのX線検出器124により検出される。
図9は、試料ホルダ121の先端部を電子線EBの照射側から見た斜視図である。図9において、試料ホルダ121の先端部は、ホルダ外筒21によって試料台枠17が支持され、試料台枠17の内側に試料台枠開口部17aが形成されている。試料台枠開口部17aには、傾斜軸19を介して試料台15、テコ体軸22を介してテコ体18がそれぞれ支持されている。試料台15とテコ体18とは連結部24において移動、回転可能なように連結されている。テコ体作用部18aは、ホルダ外筒21内部に配置されているテコ体作動部材23に当接している。試料台引張バネ20は、テコ体作用部18aがテコ体作動部材23に常に当接するように試料台15を引っ張っている。そのため、テコ体作動部材23がテコ体作用部18aを試料台枠17の先端方向に押すと、テコ体軸22を支点としたテコの作用により、テコ体18の試料台15側の端部が電子線EBの照射方向に回転する。テコ体18と試料台15は連結部24で連結されているため、傾斜軸19を傾斜中心として試料台15を傾斜させることができる。また、試料台支持部材21を双方向円弧矢印R′方向に回転することにより、上述の傾斜方向と直角方向に薄膜試料S′を傾斜させることができる。
特許文献1の特開平9-82261号公報には、SEM又はTEMにPIN型検出器を用いたEDSを搭載し、高い特性X線検出感度と高い2次電子検出感度を同時に達成するための技術が開示されている。
PIN型検出器に対し、シリコンドリフト型検出器(SDD)はX線の高計数率測定を可能にするために比較的新しく開発されたX線検出器である。近年はシリコンドリフト型検出器(SDD)がEDSのX線検出器として多く用いられるようになってきた。SDDは図12の原理的構成図に示すようにPIN型検出器とは大きく異なる構造を有している。ここでは、図12を参照しながら、SDDについて簡単に説明する。図12は断面の構造を見やすいように、一部を切り欠いた図としている。
検出すべきX線はカソード(C)側(紙面下方)からX線検出素子に入射する。PIN型検出器におけるFETは別体として配線接続されているが、SDDにおけるFETはX線検出素子の後面上に形成されている。すなわち、FETの電極はそれぞれ内側から、ドレイン(D)、ゲート(G)、ソース(S)の順にX線検出素子上に配置されている。
X線の高計数率測定を可能にするために、X線検出素子のアノード(A)を小さくすること及びFETをX線検出素子に統合配置することにより寄生静電容量を小さくしている。また、「フィールドストリップ」と呼ばれる多段のリング状電極(実際の装置ではもっと多くのリングを形成する)を設け、アノードに近い内側のリングから外側に向かって段々に負電位のバイアスを与えるようにしている。電子はフィールドストリップにかけられた段階的な電界に沿って移動し、アノードに集中して流れ込む。アノードはFETのゲート電極に接続されている。FETのゲート電極の電位が変化することにより、SDDに入射したX線量子のエネルギーに比例した大きさの電気パルス信号がX線信号として取り出される。
SDDは通常ペルチェ素子を使用した電子冷却を行なう。図11に、一例としてペルチェ素子を取り付けたSDDの部分外観図を示す。1はX線検出素子、2はX線検出素子1とFETに電気接続するための電気配線が施された電極端子板、3はペルチェ素子、4は後部熱伝導体である。電極端子板2は開口部を持つ枠状であり、X線検出素子1の周辺部で接触し、保持するようになっている。従って、FETが配置されたX線検出素子1の後面とペルチェ素子3との間には隙間がある。X線検出素子1を短時間で冷却できるように、ペルチェ素子3は電極端子板2を介してX線検出素子1になるべく近接するように取り付けられている。
液体窒素によらずペルチェ素子による冷却を行なうだけで、PIN型X線検出器と同等のエネルギー分解能が得られることはSDDの大きな特徴である。またペルチェ素子による冷却機構を含む検出器全体の小型化と軽量化により、SEMやTEM装置への装着がPIN型検出器よりも更に容易であることもSDDの特徴のひとつである。
特開平9-82261号公報
SEMは2次電子を検出して試料表面を観察する装置である。微小物を高空間分解能で観察するためには2次電子を高感度で検出する必要がある。一方、SEMにEDSを取り付けて分析を行なう場合、電子線照射により試料から発生したX線をX線検出器で高感度に検出するために、X線検出立体角を大きくする必要がある。
特許文献1の特開平9-82261号公報には、先端が馬蹄形状で開放端を有した、複数個のX線検出素子を格納したX線検出器を設置する技術が開示されている。これによれば、その先端の開放端に2次電子検出器を配置することにより、2次電子検出感度を低下させずにEDSの検出感度を向上させることが可能である。
特開平9-82261号の実施例2に記載されているSEMの構造はTEMと類似の構造であるため、TEMにも実施可能であるとされている。また、実施例3には、TEMにおいて実施する例が記載されている。
しかし、特開平9-82261号公報に開示されている技術では依然として試料ホルダとX線検出器を別々に配置しなければならない。SEMの場合、対物レンズ付近には反射電子検出器等の他の構造物が配置されることもあり、多くのX線検出素子を試料近傍に配置することは困難を伴う。TEMの試料室はSEMのそれよりも更に狭いため、X線検出素子を配置するためのスペースにはより大きな制限が有る。また、X線検出器を試料に近づける走査を行なうときや試料交換時に、試料ホルダの先端とX線検出器の先端同士が干渉しないように細心の注意を払う必要がある。
また、SEMとTEMの何れの装置で実施する場合でも、複数のX線検出素子を配置すれば、それらからの信号を別々に処理するための回路を複数用意する必要があり、コストアップにつながるという問題も有る。
本発明は上記した問題を解決するためになされたものであって、その目的は、試料に電子線を照射してX線分析を行なう電子線装置において、X線検出器を試料ホルダに組み込むことにより、高感度のX線検出を行なうと共に、真空中で分析を行なう試料とX線検出器の装置への脱着を簡易に行なうことのできる試料ホルダを提供することにある。
上記の問題を解決するために、
請求項1に記載の発明は、荷電粒子線装置の鏡体を貫通する試料ホルダ装着部材により、荷電粒子線の通路に交差して鏡体を貫通するホルダ軸方向に沿って移動可能に支持される試料ホルダであって、
前記試料ホルダの先端近傍に支持されて試料を保持するための試料支持手段と、
前記試料ホルダに支持されて前記試料ホルダと一体に収納されると共に、荷電粒子線照射により前記試料から発生する特性X線を検出するために前記試料に検出面を向けて配置されるX線検出器と、
前記X線検出器から取得されたX線信号を、前記試料ホルダを介して前記荷電粒子線装置の鏡体外に取り出すX線信号取出手段と、
前記試料ホルダに収納された前記X線検出器を冷却するために前記X線検出器と一体に前記試料ホルダに収納された冷却手段と、
を備えることを特徴とする。
また請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の試料ホルダにおいて、前記試料ホルダを前記ホルダ軸の回りに回転させることにより前記試料を傾斜させることを特徴とする。
また請求項3に記載の発明は、請求項1乃至2に記載の試料ホルダにおいて、前記X線検出器はペルチェ素子による電子冷却手段を備えるシリコンドリフト型X線検出器であることを特徴とする。
また請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の試料ホルダにおいて、
前記X線検出器に組み込まれているX線検出素子が前記試料支持手段を兼ねていることを特徴とする。
また請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3に記載の試料ホルダにおいて、
前記試料支持手段が電子線を通過するための貫通穴部を有して該貫通穴部を塞ぐように前記試料を保持する試料台を備え、
前記X線検出器は、前記試料を見込んで前記試料に近接して配置されるように前記試料ホルダで支持される手段を備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の試料ホルダにおいて、荷電粒子線の通路に交差して前記ホルダ軸に垂直な軸の回りに前記試料台を回転させ、前記X線検出器から前記試料を見込む立体角が大きくなるように前記試料を傾斜させる手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、試料に電子線を照射してX線分析を行なう電子線装置において、サイドエントリー型の試料ホルダにシリコンドリフト型X線検出器を組み込んで一体化したので、試料とX線検出器との距離が近くなり高感度のX線検出を行なうことができる。また、X線信号を試料ホルダから外部に取り出す構成としたので、試料とX線検出器の装置への脱着を簡易に行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、試料ホルダ軸の回りに試料を傾斜できるので、傾斜方向に2次電子等の検出器を配置すれば、2次電子等の検出効率が向上する。そのため、分析対象部位を効率よく決めて高感度のX線検出を行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、X線検出器を液体窒素で冷却する必要が無いので、X線検出器の小型化が図れるため、X線検出器を試料ホルダに組み込むことが容易となる。そのため、高感度のX線検出を行なうと共に、試料とX線検出器の装置への脱着を簡易に行なうことができる。
請求項4に記載の発明によれば、走査型電子顕微鏡の試料ホルダにおいて、X線検出器に組み込まれているX線検出素子の上に分析対象となる試料を直接載せるようにしたので、試料とX線検出器との距離を小さくできるため、試料から発生する特性X線強度が低くても高感度で分析することができる。また、試料とX線検出器の走査型電子顕微鏡への脱着を簡易に行なうことができる。
請求項5に記載の発明によれば、透過型電子顕微鏡の試料ホルダにX線検出器を組み込んで一体化したため、試料から発生する特性X線強度が低くても高感度で分析することができる。また、試料とX線検出器の透過型電子顕微鏡への脱着を簡易に行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、透過型電子顕微鏡の試料ホルダにX線検出器を組み込んで一体化したとき、試料の電子線照射面をX線検出器の方向に傾斜させることができる。そのため、試料から発生する特性X線強度が低くても高感度で分析することができる。
本発明の実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダの先端部を拡大した斜視図である。 本発明の実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダの平面図及び断面図である。 本発明の実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダを走査型電子顕微鏡に搭載したときの概略構成を示すブロック図である。 エネルギー分散型X線分光器を装備した走査型電子顕微鏡の概略構成例を示すブロック図である。 本発明のもう一つの実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダの構造について理解を助けるための参考図である。 本発明のもう一つの実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダの先端部を拡大した斜視図である。 本発明のもう一つの実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダの平面図及び断面図である。 本発明のもう一つの実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダを透過型電子顕微鏡に装着したときの試料室近辺の構造を模式的に示す横視断面図である。 従来のサイドエントリー型の試料ホルダの先端部を電子線EBの照射側から見た斜視図である。 従来のサイドエントリー型の試料ホルダを装着した透過型電子顕微鏡の試料室近辺の構造を模式的に示す横視断面図である。 ペルチェ素子を取り付けたシリコンドリフト型X線検出器の部分外観図の例である。 シリコンドリフト型X線検出器の原理的構成を説明するための図である。 PIN型半導体検出器の原理的構成を説明するための図である。 微粉末状の試料をX線検出素子の上に載せた時の様子を模式的断面図で表した図である。
以下図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。但し、この例示によって本発明の技術範囲が制限されるものでは無い。各図において、同一または類似の動作を行なうものには共通の符号を付し、詳しい説明の重複を避ける。
本発明の最大の特徴は、サイドエントリー型の試料ホルダにSDD型のX線検出器を組み込み、両者を一体化したことに有る。以下に、本発明をSEMとTEMにおいて実施した場合のそれぞれの実施形態を説明する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施例の一つであるサイドエントリー型の試料ホルダSHをSEMに搭載したときの概略構成を示すブロック図である。SHはSDD型のX線検出器が組み込まれた試料ホルダであり、EDS信号処理装置に送られるX線検出信号は試料ホルダSHから取り出される点が図4に示した従来の構成と異なる。図3中のSHを除く他の構成要素は、図4に示した従来の構成要素と同一又は同様の機能を持つものなので詳細説明は省略する。
以下に、図1及び図2を参照しながら、試料ホルダSHについて構造及び動作について詳しく説明する。
なお説明を容易にするため、図1及び図2において互いに直交する座標軸X,Y,Zを定義し、座標軸を図1上に表記する。電子線の照射軸に交差して鏡体を貫通するホルダ軸方向をX軸、ホルダ軸と直交する水平方向をY軸、電子線の照射軸と平行な方向をZ軸としている。
図1は、試料ホルダSHの先端部を拡大した斜視図である。 図2(a)は、SHを図1の矢視A方向から見た平面図である。図2(b)は図2(a)のP−P断面を表す断面図である。
図1及び図2は、SDDのX線検出素子1の上に試料Sが載置された状態を示している。すなわち、X線検出素子1、電極端子板2、ペルチェ素子3、後部熱伝導体4からなるSDD型のX線検出器そのものが試料載台となっている。
30は試料ホルダSHのホルダ外筒、31はSDDを支持する支持部材、32は支持部材31を支持するレバーである。ホルダ外筒30を双方向円弧矢印Rの方向に回転することにより、試料SをX軸回りに傾斜させることができる。
支持部材31はペルチェ素子を支持している。ペルチェ素子3に取り付けられている後部熱伝導体4は、支持部材31の貫通穴31a内を通る伸縮性熱伝導部材36により熱伝導棒37に接続されている。伸縮性熱伝導部材36は、例えば銅網線等である。なお、熱伝導棒37を固定せずに、レバー32のX軸方向の移動と連動させて熱伝導棒37を移動させる構造にしても良い。その場合は、後部熱伝導体4と熱伝導棒37とを直接接続できるので、伸縮性熱伝導部材36は必ずしも必要ではなくなる。
38は鏡筒内の真空を保持するためのOリングである。電極端子板2に接続された電線40a、40bは気密端子(図示せず)に接続され、真空外に電気信号を取り出すことができる。
レバー32駆動時の支点となる球体34には、ホルダ外筒30に固定された球体固定用軸35が貫通している。球体34とレバー32が接する部分のレバー32側にはV溝33が設けられているので、レバー32はX軸方向に直線移動が可能で、Y,Z軸には回転が可能である。レバー32のV溝33と球体34との摺動部とを密着させるために、バネ付ベアリング39が設けられている。レバー32のX軸方向の大気側端には支持部材31をX軸方向に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)が備えられている。また、球体34を支点として回転により、支持部材31をY,Z軸方向に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)が備えられている。
試料ホルダSHへの試料の装着と分析の手順を、図1、図2及び図3を参照しながら説明する。
先ず、分析すべき試料を試料ホルダに装着するために、試料ホルダSHをサイドエントリーステージ109から取り外す。このとき、試料室全体を大気開放しても良いし、エアロック機構(図示せず)を備える装置であればそれを使用しても良い。また、EDS信号処理装置107にX線信号を送るためのケーブルを試料ホルダSHから取り外せるようになっていても良い。
分析対象となる試料をX線検出素子1の上に載せる。試料がX線検出素子1を汚染する可能性のある場合は、厚さ50μm以下の有機薄膜などでX線検出素子1の表面を覆ってから試料を載せるようにしても良い。
試料を載置した試料ホルダSHをサイドエントリーステージ109に装着する。このとき、試料室全体を大気開放しても良いし、エアロック機構(図示せず)を備える装置であればそれを使用しても良い。EDS信号処理装置107にX線信号を送るためのケーブルが取り外されていれば、試料ホルダSHに繋ぐ。
試料ステージ制御装置106によりサイドエントリーステージ109を駆動して試料位置を移動させ、試料S上の分析視野を設定する。このとき、図示しない二次電子検出器や反射電子検出器等を用いて、試料表面の二次電子像や反射電子像等の電子像を形成し、画像表示装置(図示しない)に表示できるようになっている。オペレータはこれら電子像をモニターしながら試料Sの表面観察を行ない、分析対象となる部位を決めることができる。なお、EPMAの場合は、WDSの焦点位置に分析点を一致させるために試料表面を観察可能な光学顕微鏡が組み込まれており、これを用いて分析部位を決めても良い。
図14は、微粉末状の試料をX線検出素子1の上に載せた時の様子を模式的断面図で表したものである。X線検出素子1のX線が入射する面に有機薄膜を被せ、その上に多数の粉末粒をばら撒いている。粉末粒の一つに細く絞った電子線を照射すると、粉末粒に含有される元素の特性X線XRが発生する。粉末粒とX線検出素子1とは極めて近接しているため、粉末粒から発生したX線量子をX線検出素子1で効率よく検出することができる。
X線検出素子1にX線量子が次々に入射すると、そのエネルギーに応じた大きさのX線信号が発生し、電気端子板2に設けられた電気端子から電線40a、40bを通ってホルダ外筒に設けられた気密端子に導かれる。X線信号は気密端子に繋がれたケーブルを介してEDS信号処理装置107内に設けられているマルチチャンネルアナライザ(図示せず)に順次送られる。マルチチャンネルアナライザに蓄積されたデータは、横軸がX線のエネルギー、縦軸がそのエネルギーを持つX線量子の強度(計数の積算値)で表されるX線スペクトルとして表示装置108に表示される。
分析する試料を他の試料に交換するときは、試料ホルダSHをサイドエントリーステージ109から取り外す。X線検出素子1に載せてあった試料を完全に取り去る。これ以後は、はじめに試料を試料ホルダに取り付けたときと同じ手順を繰り返せばよい。
上記したように、本発明の実施形態1によれば、SEMのサイドエントリー型試料ホルダにSDD型検出器を組み込み、SDDのX線検出素子上に直接試料を載置できる。そのため、電子線照射により発生する特性X線強度が極めて小さくても、試料と検出器との距離を小さくすることにより、高感度のX線分析を行なうことができる。もし、試料ホルダとX線検出器が別体であれば、試料にX線検出器を近づける作業には細心の注意を払わなければならない。本発明の実施形態1によれば、試料ホルダとX線検出器を一体でサイドエントリーステージに着脱するので、試料と検出器との距離が極めて近いにも関わらず、試料交換時と分析時の何れにも試料とX線検出器とが干渉することが無い。
(実施の形態2)
図8は、本発明のもう一つの実施例であるサイドエントリー型の試料ホルダをTEMに装着したときの、試料室近辺の構造を模式的に示す横視断面図である。THはSDD型のX線検出器124′が組み込まれた試料ホルダである。X線検出器124′で検出されるX線量子のX線信号は、試料ホルダTHからTEM鏡体120の外に取り出される構造となっている。127はX線信号をEDS信号処理装置(図示せず)に送るためのケーブルである。図8中の他の構成要素は、図10に示した従来の構成要素と同一又は同様の機能を持つものなので詳細説明は省略する。
以下に、図6及び図7を参照しながら、試料ホルダTHについて構造及び動作について詳しく説明する。
なお説明を容易にするため、図6及び図7において互いに直交する座標軸X,Y,Zを定義し、座標軸を図6上に表記する。電子線の照射軸に交差して鏡体を貫通するホルダ軸方向をX軸、ホルダ軸と直交する水平方向をY軸、電子線の照射軸と平行な方向をZ軸としている。また、便宜上、電子線EBの照射側(電子銃側)を上方、反対側を下方と称する。
図6は、試料ホルダTHの先端部を拡大した斜視図である。 図7(a)は、THを図6の矢視A′方向から見た平面図である。図7(b)は図7(a)のQ−Q断面を表す断面図である。
図5は、試料ホルダTHの構造について理解を助けるための参考図で、図6に示す試料ホルダTHからX線検出器の部分を取り去った場合の構造を示す斜視図である。図9に示す従来の試料ホルダ121においては、テコ体作用部18aはテコ体18の上方側に立設され、テコ体作動部材23はテコ体作用部18aに当接している。これに対し、図5に示す試料ホルダにおいては、テコ体作用部18aはテコ体18の下方側に立設され、テコ体作動部材23はテコ体作用部18aとフレキシブルな継ぎ手23aにより連結されている。試料台引張バネ20により、テコ体作用部18aは常にテコ体作動部材23を押すようになっている。
図6及び図7において、試料ホルダTHの先端部は、ホルダ外筒21によって試料台枠17が支持され、試料台枠17の内側に試料台枠開口部17aが形成されている。試料台枠17には、傾斜軸19を介して試料台15、テコ体軸22を介してテコ体18がそれぞれ支持されている。
試料台15とテコ体18とは連結部24において移動、回転可能なように連結されている。テコ体作用部18aは、ホルダ外筒21内部に配置されているテコ体作動部材23とフレキシブルに連結している。そのため、テコ体作動部材23がテコ体作用部18aを試料台枠17の先端方向と反対方向に引くと、テコ体軸22を支点としたテコの作用により、テコ体18の試料台15側の端部が電子線EBの照射方向に回転する。テコ体18と試料台15は連結部24で連結されているため、傾斜軸19を傾斜中心として試料台15をX線検出器124′側に向くように傾斜させることができる。テコ体作動部材23がテコ体作用部18aを試料台枠17の先端と反対方向に引っ張ると、試料台15をX線検出器124′側と反対側に向くように傾斜させることができる。また、試料台支持部材21を双方向円弧矢印R方向に回転することにより、上述の傾斜方向と直角方向に薄膜試料S′を傾斜させることができる。試料台支持部材21を回転させたときにも真空を保持するようにOリング7が配設されている。
電子線EBの照射により薄膜試料S′から発生した特性X線XRは、X線検出素子1に入射し、電気端子板2から電線6と図示しない気密端子を介して大気側に取り出され、X線信号処理装置(図示せず)に送られる。ペルチェ素子3は電極端子板2を介してX線検出素子1を冷却する。ペルチェ素子3を冷却する後部熱伝導体4は、熱伝導棒5を介して外部冷却装置(図示せず)により冷却される。
試料ホルダTHへの試料の装着と分析の手順を、図6、図7及び図8を参照しながら説明する。
先ず、分析すべき試料を試料ホルダに装着するために、試料ホルダTHをサイドエントリーステージ122から取り外す。このとき、試料室全体を大気開放しても良いし、エアロック機構(図示せず)を備える装置であればそれを使用しても良い。また、EDS信号処理装置(図示せず)にX線信号を送るためのケーブル127を試料ホルダTHから取り外せるようになっていても良い。
分析対象となる薄膜試料S′を試料台15の貫通穴部16上方から塞ぐように取り付ける。
試料を載置した試料ホルダTHをサイドエントリーステージ122に装着する。このとき、試料室全体を大気開放しても良いし、エアロック機構(図示せず)を備える装置であればそれを使用しても良い。EDS信号処理装置(図示せず)にX線信号を送るためのケーブルが取り外されていれば、試料ホルダTHに繋ぐ。
サイドエントリーステージ122を操作して試料位置を移動させ、薄膜試料S′上の分析視野を設定する。試料ステージ制御装置が備えられていればそれを使用しても良い。
試料に照射された電子線EBの多くは薄膜試料S′を透過して透過電子TBとなり、結像レンズ系(図示せず)により蛍光板(図示せず)上に透過電子像を形成する。オペレータは透過電子像をモニターしながら薄膜試料S′の観察を行ない、分析対象となる部位を決めることができる。また、図示しない二次電子検出器や反射電子検出器等が備えられていれば、試料の二次電子像や反射電子像等の電子像をモニターしながら分析部位を決めても良い。
X線検出素子1にX線量子が次々に入射すると、そのエネルギーに応じた大きさのX線信号が発生し、電気端子板2に設けられた電気端子から電線6a、6bを通ってホルダ外筒に設けられた気密端子に導かれる。X線信号は気密端子に繋がれたケーブルを通ってEDS信号処理装置(図示せず)内に設けられているマルチチャンネルアナライザ(図示せず)に順次送られる。マルチチャンネルアナライザに蓄積されたデータは、横軸がX線のエネルギー、縦軸がそのエネルギーを持つX線量子の強度(計数の積算値)で表されるX線スペクトルとして表示装置108に表示される。
分析する試料を他の試料に交換するときは、試料ホルダTHをサイドエントリーステージ122から取り外す。これ以後は、はじめに試料を試料ホルダに取り付けたときと同じ手順を繰り返せばよい。
上記したように、本発明の実施形態2によれば、TEMに用いるサイドエントリー型の試料ホルダにSDDを組み込み、SDDのX線検出素子と試料との距離を小さくすることができる。そのため、電子線照射により発生する特性X線強度が極めて小さくても、試料と検出器との距離を小さくすることにより、高感度のX線分析を行なうことができる。もし、試料ホルダとX線検出器が別体であれば、試料にX線検出器を近づける作業には細心の注意を払わなければならない。本発明の実施形態2によれば、試料ホルダとX線検出器を一体でサイドエントリーステージに着脱するので、試料と検出器との距離が極めて近いにも関わらず、試料交換時と分析時の何れにも試料とX線検出器とが干渉することが無い。
以上述べたように、本発明によれば、試料に電子線を照射してX線分析を行なうSEMやTEM等の電子線装置において、サイドエントリー型の試料ホルダにSDDを組み込み一体化することにより、高感度のX線検出を行なうことができると共に、試料とX線検出器の装置への脱着を簡易に行なうことができる。
(同一または類似の動作を行なうものには共通の符号を付す。)
1…X線検出素子、2…電極端子板、3…ペルチェ素子、4…後部熱伝導体、5…熱伝導棒、6a,6b…電線、7…Oリング、8…熱伝導棒支持部材、15…試料台、16…貫通穴部、17…試料台枠、18…テコ体、18a…テコ体作用部、19…傾斜軸、20…試料台引張バネ、21…ホルダ外筒、22…テコ体軸、23…テコ体作動部材、23a…継ぎ手、24…連結軸、30…ホルダ外筒、31…試料台支持部材、32…レバー、33…V溝、34…球体、35…球体固定用軸、36…伸縮性熱伝導部材、37…熱伝導棒、38…Oリング、39…バネ付ベアリング、40a,40b…電線、41…熱絶縁性部材、100…鏡筒、101…試料室、102…電子銃、103…集束レンズ、104…走査コイル、105…対物レンズ、106…試料ステージ制御装置、107…EDS信号処理装置、108…表示装置、109…サイドエントリーステージ、110…試料ホルダ、111…EDS、120…TEM鏡筒、121…試料ホルダ、122…サイドエントリーステージ、123…EDS、124…X線検出器、125…上部磁極片、126…下部磁極片

Claims (6)

  1. 荷電粒子線装置の鏡体を貫通する試料ホルダ装着部材により、荷電粒子線の通路に交差して鏡体を貫通するホルダ軸方向に沿って移動可能に支持される試料ホルダであって、
    前記試料ホルダの先端近傍に支持されて試料を保持するための試料支持手段と、
    前記試料ホルダに支持されて前記試料ホルダと一体に収納されると共に、荷電粒子線照射により前記試料から発生する特性X線を検出するために前記試料に検出面を向けて配置されるX線検出器と、
    前記X線検出器から取得されたX線信号を、前記試料ホルダを介して前記荷電粒子線装置の鏡体外に取り出すX線信号取出手段と、
    前記試料ホルダに収納された前記X線検出器を冷却するために前記X線検出器と一体に前記試料ホルダに収納された冷却手段と、
    を備えることを特徴とする荷電粒子線装置の試料ホルダ。
  2. 前記試料ホルダを前記ホルダ軸の回りに回転させることにより前記試料を傾斜させることを特徴とする請求項1に記載の試料ホルダ。
  3. 前記X線検出器はペルチェ素子による電子冷却手段を備えるシリコンドリフト型X線検出器であることを特徴とする請求項1乃至2の何れかに記載の試料ホルダ。
  4. 前記X線検出器に組み込まれているX線検出素子が前記試料支持手段を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の試料ホルダ。
  5. 前記試料支持手段が電子線を通過するための貫通穴部を有して該貫通穴部を塞ぐように前記試料を保持する試料台を備え、
    前記X線検出器は、前記試料を見込んで前記試料に近接して配置されるように前記試料ホルダで支持される手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の試料ホルダ。
  6. 荷電粒子線の通路に交差して前記ホルダ軸に垂直な軸の回りに前記試料台を回転させ、前記X線検出器から前記試料を見込む立体角が大きくなるように前記試料を傾斜させることを特徴とする請求項5に記載の試料ホルダ。
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