JP2013243027A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

荷電粒子線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013243027A
JP2013243027A JP2012115179A JP2012115179A JP2013243027A JP 2013243027 A JP2013243027 A JP 2013243027A JP 2012115179 A JP2012115179 A JP 2012115179A JP 2012115179 A JP2012115179 A JP 2012115179A JP 2013243027 A JP2013243027 A JP 2013243027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
charged particle
particle beam
observation
beam apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012115179A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Hatano
治彦 波多野
Takahiro Shimizu
隆裕 清水
Satoru Kurita
悟 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2012115179A priority Critical patent/JP2013243027A/ja
Publication of JP2013243027A publication Critical patent/JP2013243027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】SEMで試料の観察方向を変えるためには、試料ステージの傾斜か試料の設置向きの変更を行う必要があった。試料ステージの傾斜では、ステージ干渉や試料サイズなどにより傾斜範囲に制限があり、観察方向を変更することができない場合がある。また、試料の付替え作業は、付替えのための作業時間がかかってしまい、スムーズな観察ができない。このように従来は試料の観察方向を容易に切り替えることができなかった。
【解決手段】荷電粒子線の加速電圧より高い電圧を印加する電極により、荷電粒子線を入射方向とは異なる方向に反射するミラー面を生成するミラー面生成機構部と、荷電粒子線を電極方向に偏向する偏向手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、荷電粒子線を用いて、試料を観察、検査、測定する荷電粒子線装置、特に走査電子顕微鏡(SEM)に関する。また、半導体ウェーハの不良解析や微粒子観察を行うためのプロービングシステムを備えた荷電粒子線装置に関する。
さまざまな測定機器において、測定時に試料の測定方向または観察方向を変えることが重要な要素となっている。例えば材料開発において、材料の特性が方向によって変わることもあり、測定時には方向を変えながらの測定や観察が行われる。半導体ウェーハの観察においては、不良解析などでウェーハ表面の測定だけでなく、断面方向の測定も必要となる場合がある。走査電子顕微鏡(SEM)では構造上、電子線は観察試料に対して一方向からの照射となるため、観察方向を切り替えるためには、ステージを傾斜させるか試料の付替え作業が必要となっている。
また、近年ではナノテクノロジー技術の発展によって、試料の微小な領域(マイクロ、ナノメートルオーダー)に探針を当てて試料の情報を得る測定技術も開発されている。この測定技術を用いた装置はプロービングシステムと呼ばれる。このプロービングシステムを用いて電子線による半導体ウェーハの不良解析を行うことができる。プロービングシステムにおいては、探針を試料表面にちょうど接触するように調整する針当て作業が必要となる。このとき、ユーザは試料の上面からの画像を見ながら探針と試料の間隔を調整している。また、別の調整方法としては、試料の上面と垂直方向から赤外線カメラやCCDカメラを用いて撮像された試料とプローバーの画像を、ユーザが見ながら探針の位置合わせを行う方法がある。この場合、赤外線カメラやCCDカメラにてプローバーと試料間の粗調節を行い、プローバー先端部と試料の接触はSEM画像にて行う。
また、電子線の軌道を変える技術が開発され、測定に応用されている。電子線の軌道を変えるための技術としては、特許文献1が挙げられる。特許文献1では、ミラー状態におかれた試料に対して一次荷電粒子ビームを走査して画像を取得し、得られた画像と標準試料の画像とを比較して局所的な帯電電位を計測する方法が開示されている。
特開2009−54508号公報(US7928384)
上述したようにSEMで試料の観察方向を変えるためには、試料ステージの傾斜か試料の設置向きの変更を行う必要があった。試料ステージの傾斜では、ステージ干渉や試料サイズなどにより傾斜範囲に制限があり、観察方向を変更することができない場合がある。また、試料の付替え作業は、付替えのための作業時間がかかってしまい、スムーズな観察ができない。このように従来は試料の上面(荷電粒子線光学系の光軸に垂直な面)とは異なる向きの面を観察するために、観察方向を容易に調整することができなかった。
本発明は、試料上面とは異なる向きの面を容易に観察することができる荷電粒子線装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の荷電粒子線装置は、荷電粒子線の加速電圧より高い電圧を印加する電極により、前記荷電粒子線を当該荷電粒子線の入射方向とは異なる方向に反射するミラー面を生成するミラー面生成機構部と、前記荷電粒子線を前記電極方向に偏向する偏向手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、試料上面とは異なる向きの面を容易に観察することができる。
従来の走査電子顕微鏡(SEM)の構成図である。 ミラー電子が発生する原理図である。 実施例1のSEM構成図(ステージ周辺部拡大図)である。 試料観察方向変更用GUIを説明する図である。 実施例2のSEM構成図である。 雰囲気遮断観察用ホルダの概略図である。 従来のプロービングシステムを備えたSEMの構成図である。 従来のプロービングシステムを用いた針当ての作業フロー図である。 実施例3のプロービングシステムを備えたSEMの構成図である。 実施例4の二方向同時観察用のSEM構成図と操作GUIの概略図である。
以下、本発明に係る荷電粒子線装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下で荷電粒子線装置とは、走査電子顕微鏡(SEM)、走査イオン顕微鏡、プロービングシステムを用いたナノプローバ、集束イオンビーム装置、およびこれらを応用した検査装置、観察装置、計測装置、加工装置、またはこれらを組み合わせた検査システム、観察システム、計測システム、加工システムを含むものとする。
最初に従来のSEMを用いた観察について述べる。図1は従来のSEMの構成図である。SEMは、試料を観察するための試料室1と、試料2に照射する一次電子線3を偏向し集束して試料に照射するための電子光学系を内部に含む筺体4と、試料を設置し移動させるためのステージ5と、一次電子線3の照射によって試料から得られる信号を検出する検出器6と、装置の各部および全体を制御するためのPC等のコンピュータ7、PCモニタ等の表示部8によって構成される。
以下SEM観察方法について述べていく。筺体4内の電子銃部9で作られた電子線は加速電極10によってある任意の加速電圧で加速される。次にコンデンサレンズ11によって一定の径に集束される。さらに対物レンズ12によってより細く集束したビーム径を持つ一次電子線3として試料2へ照射される。一次電子線3が照射された箇所からは、二次電子や反射電子等の二次粒子13が発生する。試料室1内に設置されている検出器6には約10kVの高電圧が印加されている。この高電圧によって、二次粒子13は、検出器6に引き寄せられ検出される。検出された二次粒子13の信号は、配線14にて制御部15に送られ、そこで増幅され、コンピュータ7内の画像生成部に送られて偏向信号と対応付けられて画像が生成され、表示部8にてこの画像が表示される。従って、ユーザは一次電子線3が照射された箇所をSEM画像として観察することができる。
筐体4内には一次電子線3をスキャンするための偏向コイル16が設置されている。観察領域の変更は、ステージ5を動かすことによって行われる。
また、電子線を用いるため試料室1と筺体4はある程度の真空度に保たれなければならない。試料室1の真空状態は、ロータリーポンプ17とターボ分子ポンプ18によって作られる。二つの真空ポンプによって試料室1内の真空度は10-4Pa程度に保たれている。試料室1内を常に10-4Pa程度の真空度に保つため、試料2の導入は試料交換室19を用いて行われる。試料導入の手順としては、先ず試料交換室19の試料交換棒20に試料2を設置する。このとき、試料取付けのため、試料交換室19は大気圧にする必要があり、試料室1の真空度を保つため、試料交換室19とはゲードバルブ21によって仕切られている。試料2の取付け後、試料交換室19を真空にする。真空排気動作は次のようになる。先ずロータリーポンプ17とターボ分子ポンプ18を結ぶ配管に設置されている第1のバルブ22と大気圧にするためのリークバルブ23が閉じられ、第2のバルブ24が開き、試料交換室19内を真空に引く。一定の真空度に到達すると第2のバルブ24が閉じ、第1のバルブ22とゲードバルブ21が開き、試料交換棒20を試料室1内へ導入可能となる。
試料のステージ5への設置は、試料交換棒20をステージ5に設置されている固定位置まで導入することで行われる。このとき、SEMのサイズを小さくするため、試料交換棒20の長さを短くすることが要求される。試料交換棒20を短くするための一般的な方法として、試料交換棒20を折り曲げ式にすることが考えられるが、これは観察する試料2の重量が大きい場合、試料交換棒20の強度に問題が出てくるため難しい。このため、試料交換棒20そのものを短くする必要がある。これにより試料交換棒20の長さに制限がつくため、試料2を載置するためにステージ5を移動させなければならない場合がある。この作業は、例えば半導体ウェーハなど大型サイズの試料を観察したい場合に特に必要となる。また、このような大型サイズの試料観察に対応するためには試料室1のサイズを大きくする必要もあり、大型サイズの試料観察に対応しているSEMの場合にも、同様に、試料導入前にステージ5を試料導入位置まで移動させる動作を行わなければならない。
試料2をステージ5に設置した後、試料交換棒20を試料交換室19に戻し、ゲートバルブ21を閉じ、ステージ5を観察位置まで動かす。観察位置にステージ5が移動すると、上述した内容にて一次電子線3を試料2に照射し、観察を行う。また、排気動作はシーケンスとして表示部8の操作GUIより制御部15を介して行う。
上述の観察までに要する時間は、試料交換室19の真空を引くのに要する時間は、試料交換室19の大きさと排気系の構成に依存するが、図1のような一般的なSEM構成の場合、30秒〜60秒程度である。これにステージ5の移動時間と一次電子線3の照射に要する時間を含めると、観察までに要する時間は全体で1分〜1分30秒程度となる。
次に試料観察方向について述べる。図1のSEM構成では、一次電子線3の照射方向は一方向に限られるため、通常の観察(ステージや電子光学系を傾斜させない場合)では、観察可能な箇所は試料A面25、例えば電子光学系の光軸に垂直な面に限られる。このため、このままの状態では試料の他の面、例えば試料B面26を観察することはできない。なお、以下で、試料B面は試料の側面として説明しているが、試料A面と異なる向きの面であればよく、必ずしも試料の側面には限られない。例えば試料表面に形成された凹凸形状の側面であっても良い。
試料B面26を観察したい場合は、ステージ5を傾斜させて一次電子線3の照射箇所を試料B面26に変更させる方法が考えられる。しかし、ステージ5を傾斜させる場合、試料室1内に設置されている他の機構、例えば対物レンズ12や検出器6との干渉する可能性があるため、傾斜可能な角度には制限がつく。大型試料の場合、試料自体の損傷も問題となるため、傾斜可能な角度はより小さくなる。さらに高分解能観察においては、対物レンズ12下面と試料2までの距離であるワーキングディスタンス(WD)27を小さくする必要がある。WDとの関係からもステージ傾斜角度は制限を受けるため、ステージ傾斜による試料B面26への観察方向の変更は難しい。従って、試料A面25の観察から試料B面26への観察方向への変更には、一度試料を取出し、試料ホルダ28での付替え作業を行う必要がある。上述したように観察までに要する時間は一般的なSEMの場合、1分〜1分30秒程度あり、これに加えて試料の取出し時間と試料の付替え時間を要することになる。仮に試料の取出しに30秒、試料の付替え作業に1分程度要するならば、観察方向の変更には最大で3分程度要することとなる。また試料2の導入に際して、試料2のステージ5へのスムーズな導入のため、試料2と試料交換棒20との固定は簡単な機構によって行われているので、ステージ5へ試料2を導入するときに試料交換棒20から試料2を試料室1内に落とす可能性がある。これは、特に、重量の大きな試料の場合に想定される。仮に試料室1内に試料2を落としてしまった場合、試料室1を大気にして取出すこととなる。このとき、観察可能になるまでに2〜3時間を要する。
上述した一般的なSEM観察において、試料の観察方向の変更には、時間がかかり、また試料2のステージ5への導入時に試料2を試料室1内に落とす危険性が生じてしまう。このような課題を解決するためにミラー電子を用いた観察方向の変更について以下に述べる。
先ず観察手法について記載する。図2は本観察手法の原理図である。図2は、加速電圧Voで加速した一次電子線3と負の電圧Vrが印加された電圧印加部29を示している。なお、イオンビームを一次荷電粒子線として用いる場合には電圧印加部29には正の電圧が印加される。
図2の左図のようにVoとVrが、Vo>Vrとなるならば一次電子線3は電圧印加部29へ照射される。一方、図2の右図のように、Vr′>Voとなるような電圧Vr′が印加されるとき、電圧印加部29にはミラー面30が生成される。これにより、一次電子線3は電圧印加部29に到達する前にミラー面30にて反射される。この反射された電子をミラー電子31という。電圧印加部29により発生する電位は電圧印加部29からの距離が離れるにつれ減衰するので、ミラー面30は電圧印加部29により発生する電位Vと加速電圧Voがつりあう位置に形成される。
図3は、ミラー電子を用いた試料観察方向変更の概略図である。本実施例によると、上述の原理を用いて観察方向を変えることが可能となる。図3に従い試料側面を観察する手法を説明する。図3はSEMの試料室1内のステージ5付近の拡大したものである。図1と同様の部分については説明を省略する。
試料室1内は10-4Pa程度の真空度にある。ステージ5には、試料2と、試料2を載置する試料ホルダ28と、図2で示した原理により一次電子線を反射するミラー面を生成するミラー面生成機構部32と、試料ホルダ28がステージ5所定の観察位置に収まりかつミラー面生成機構部32と干渉を防ぐための試料ストッパ33とが配置される。ミラー面生成機構部32は、ミラー面高さ調整用架台34と、絶縁シールド部35と、ミラー面水平・角度調整機構36と、ミラー面生成板37と、電圧印加用配線38とで構成される。ミラー面高さ調整用架台34は、ミラー面生成板37の高さを調整することでミラー面の高さを調整するためのものである。また、絶縁シールド部35は、電圧が印加されるミラー面生成板37とその他の機構部分とを絶縁するものである。また、ミラー面水平・角度調整機構36は、水平・角度方向を調製するため2部品より構成され、ミラー面生成板37の水平方向の位置と角度を調整することでミラー面の水平方向の位置と角度を調整するためのものである。ミラー面生成板37は電極になっており、電圧印加用配線38が接続され、これによって電圧を印加することができる。ミラー面高さ調整用架台34、ミラー面水平・角度調整機構36によってミラー面生成板37の位置を調整してミラー面を生成することで、試料上の所望の場所に電子線を照射することができる。特に試料B面上で電子線の照射位置を変えられるので試料B面においても電子線を走査してSEM画像を取得することができる。
続いて、ミラー電子を用いた試料観察方向変更の手法について述べる。加速電圧Voで加速された一次電子線3は筺体4内に設置されている観察方向切替え部39によって、ミラー面生成板37の方へ軌道が変えられる。このとき、軌道の変更は観察方向切替え部39によって生成される電場または磁場によって行われる。すなわち、観察方向切替え部39は電流を流すことで磁場を生成するコイルであってもよいし、観察方向切替え部39が電場を発生する電極であっても良い。観察方向切替え部39は、試料A面25を観察する際には動作せず(第1の動作状態)、試料B面26を観察する際にはミラー面生成板37の方向へ一次電子線3を偏向するように電場または磁場を生成する(第2の動作状態)。第1の動作状態、第2の動作状態は予め観察方向切替え部39に印加する電流や電圧の値を設定しておき、ユーザの観察方向の指示操作に連動して制御部15を介して自動的に切り替えを切替えることができる。
試料B面26を観察する際には、電圧印加用配線38より、加速電圧Voより大きな電圧Vr′がミラー面生成板37へ印加される。ミラー面生成板37は絶縁シールド部35を介してミラー面高さ調整用架台34と組みついており、これにより電圧Vr′が印加されても放電が起きないようにしている。電圧Vr′がミラー面生成板37に印加されるとミラー面30が形成される。加速電圧Voと電圧Vr′はVr′>Voであるため、ミラー面30に入射角度θで入射した一次電子線3はミラー面30にて反射角度θでミラー電子31として反射される。反射角度θで反射されたミラー電子31は試料2の試料B面26に照射される。反射角度θは、ミラー面水平・角度調整機構36によって制御される。本実施例を含め、以下では一次電子線3の入射方向とは異なる方向(すなわちθ≠0)に反射することが特徴である。
ミラー電子31が照射された箇所からは、二次粒子13が発生する。試料室1内には検出器6が設置されているため、発生した二次粒子13は検出器6にて検出されることとなる。検出した二次粒子13を信号として画像化することで、試料側面方向(試料B面26)の様子をSEM画像として観察することが可能となる。この手法では観察までに要する時間は、図1の説明にて述べた試料交換作業が不要となるので、一次電子線3のミラー面30への軌道変更に要する時間のみである。一次電子線3の軌道変更に要する時間は微小であり、観察までに要する時間は実質0となる。また試料の向きを変える必要がないので、試料交換時に試料2を試料室1内に落とす危険性もない。また、一次電子線を直接偏向し、試料に照射するため、二次電子などに変換して照射する場合に比べて照射量が多くなり、S/Nの良い画像を得ることができる。
観察方向の切替えは表示部8に表示された観察GUIより行う。図4にこの観察用GUIを示す。図4の観察方向切替えボタン40(Top/Side)をクリックすることで、観察方向を切り替える。観察方向切替えボタン40のSideボタンをクリックすると、図3の一次電子線3が偏向されミラー面生成機構部32へ照射されるようになる。このとき、ミラー面生成板37には一次電子線3をミラー電子31として反射させるために必要な電圧は制御部15によって自動的に印加されるが、図4のGUI下の電圧(V)印加入力部41の値を変更することで、印加電圧を変えることもできる。また、角度値(θ)入力部42、高さ値(Z)入力部43を変更することでミラー電子31の照射方向の調整が可能となる。上記の設定を行い、観察方向切替えボタン40のSideボタンをクリックすると観察画面44に観察方向が変更された画像が表示される。
上述した手法の別の実施例として、雰囲気遮断型の試料観察について説明する。なお、以下では実施例1と同様の部分については説明を省略する。
図5は上記手法を用いて雰囲気遮断型の試料を観察する場合の構成図である。先ず図5の構成について述べていく。試料室1、筺体4、ステージ5、検出器6などの基本構成は図1と同じである。筺体4には一次電子線3を偏向するための偏向コイル16と前述の観察方向切替え部39がある。雰囲気遮断型の試料の導入のため雰囲気遮断型試料交換室45が設置される。また、大気とは異なる種類のガスを供給するガス源46があり、配管47で雰囲気遮断型試料交換室45と接続されている。また配管にはガス導入用リークバルブ48がある。ガス導入機構は、配線によって制御部15と接続されており、制御部15はコンピュータ7、表示部8と接続されているため、表示部8の操作GUI上からの操作が可能となる。また、一次電子線3をミラー電子31に変換するためのミラー面生成機構部32はステージ5上に設置される。なお、観察方向切替え部39およびミラー面生成機構部32については実施例1と同様に動作する。
次に図6の雰囲気遮断ホルダについて述べる。図6左図で観察試料を大気から遮断するためにフタ50が取付けられる。フタ50の取付時にはベース51と密着し、ホルダ内部52を真空または雰囲気ガスで満たすことにより観察試料を大気から遮断することが可能となる。フタ50を取ると図6右図のようになり、この状態にてステージ5へ導入する。
以下、雰囲気遮断型試料の観察手順について述べていく。図5にて図6左図の状態(フタ取付状態)にて雰囲気遮断ホルダを試料交換棒へ設置する。設置後、雰囲気遮断型試料交換室45に導入し、真空排気する。真空排気の動作は図1にて述べた真空排気手順と同じである。その後、ガス源46からガスを雰囲気遮断型試料交換室45へ導入し、雰囲気遮断型試料交換室45内をガスで置換する。こうして、試料を試料台に設置する際には雰囲気遮断型試料交換室45の内部はガスで満たされる。この状態にて、雰囲気遮断ホルダのフタ50を雰囲気遮断型試料交換室45に設置してある取外し機構49を用いて取外す。取外し後、真空排気を行い、試料2をステージ5内に導入する。ステージ5に設置後、観察位置にて、一次電子線3を試料A面25に向けて照射する。
このとき通常のSEM観察では観察面は試料A面25のみとなり試料B面26を観察したい場合は図1にて述べたようにステージ傾斜か試料の付替え作業を行うことが必要となる。ステージ傾斜では図1の説明時に述べたように試料の形状や解像度のため試料B面26全てが観察できない場合があり、傾斜自体が不可の場合もある。また、試料の付替え作業において、大気暴露が不可な試料の場合には、試料の付替えは大気下では行えないため、専用の作業場所、例えばグローボックスと呼ばれる大気を遮断するボックス内での作業を必要とする。このため、作業効率が悪化し、通常の試料の付替え作業よりもさらに時間を要することになる。さらに付替えのための専用の装置が必要となりコストもかかってしまう。
ここで本実施例の方法を用いれば、ミラー電子31を用いた手法では上述のような付替え作業は不要となり、またグローボックスのような付替え作業用の専用BOXも必要ないので、コストも抑えることができる。ミラー電子31を用いた観察の場合、一次電子線3を観察方向切替え部39を用いて偏向し、ミラー面生成機構部32へ照射し、ミラー電子31として反射して試料B面26へ照射することで、試料B面26の観察が容易にできる。従って、ミラー電子31を用いた試料観察方向切替えは、雰囲気遮断型の試料観察において特に有用である。また、試料からの信号は通常の二次電子検出器や反射電子検出器を用いるため、既存の画像化システムでも対応可能である。
上述した手法の別の実施例として、プローバーを備えたSEMでの針当て作業への適用について述べる。なお、以下では実施例1、2と同様の部分については説明を省略する。
近年、ナノテクノロジー技術の発展によって、試料の微小な領域(マイクロ、ナノメートルオーダー)での針当てによる測定技術(プロービングシステム)が開発されている。プロービングシステムでは、SEMの試料室内にプローバユニットを設置して微小領域を観察しながら、針当て作業を行う。針当て作業により、例えば半導体デバイス(LSIなど)の電気特性を得ることで、配線の欠陥情報が取得できる。
図7に従来のプロービングシステムを備えたSEMの構成図を示す。基本的な構成は図1と同じであるため、プロービングシステム用の特有の構成についてのみ述べる。プローバユニット53は試料室1内に配置され、X方向、Z方向への粗動/微動機構がついている。また試料室1内には、赤外線カメラまたはCCDカメラ等の撮像装置54が配置される。撮像装置54からは信号送信用配線55がPC等のカメラ画像用のカメラ観察用コンピュータ57と接続されている。
図8に従来のプロービングシステムを用いた観察手順フローを示す。以下図7、図8を用いて従来のプロービングシステムを用いた観察手法について述べていく。図8のSTEP.1にて、試料2のステージ5への導入が行われる。次にSTEP.2にて、試料2とプローバユニット53の粗動調整が行われる。先ず、プローバユニット53の粗動機構が用いられる。粗動機構は、試料2と干渉しないように予め移動量に制限がつけられているため、試料2とプローバユニット53が干渉することはない。次に、撮像装置54を用いて探針56と試料2の垂直方向からの距離を画像化し、この画像を見ながらプローバユニット53の微動機構を用いて探針56の位置合わせが行われる。しかしながら、撮像装置54では高倍率での観察ができないため、マイクロやナノオーダーでの探針56と試料2の位置合わせを行うことは難しい。このため、STEP.3の探針56と試料2の針当て作業はSEM画像に切り替えて行われる。SEM画像を用いた位置合わせは、探針56が試料2に当たった瞬間にチャージ現象によりSEM画像の見え方が変わることを利用して行われる。しかし、この方法では、画像の変化が針当てを行う試料2に依存してしまうため、変化が少ない試料の場合は針当てが難しくなってしまう。また、垂直方向の間隔が分かるSEM画像がないため、実際に接触するまで探針56と試料2の距離感が分からず、探針56または試料2を傷つけてしまう恐れもある。
ここで、本実施例のようにミラー電子31を用いた手法を用いることで上述の課題を解決することが可能となる。図9に本実施例のミラー電子を用いたプロービングシステムの構成図を示す。図9の構成図の説明を行う。SEM観察のための基本構成は図1と同じである。図7と同様の部分については説明を省略する。図9のプロービングシステムは筺体4と試料室1を有し、試料室1内には検出器6とステージ5が配置されている。筺体4内には観察方向切替え部39が設置される。ステージ5には試料2が載置される。また、ミラー面30を生成するためのミラー面生成機構部32がステージ5に設置される。また、制御部15が配置され、筺体4と検出器6、コンピュータ7と配線されている。
次にミラー電子31を用いたプロービングシステムの手順について述べる。先ず図8のSTEP.1で試料2をステージ5へ導入後、STEP.2にて粗動機構を用いてプローバユニット53をステージ5に近づける。次に一次電子線3を試料A面25に照射し、上方向のSEM画像を表示部8に映し出し、プローバユニット53と試料2の針当てする微小領域を合わせる。位置調整後、上述したミラー電子31を用いた観察手法により試料観察方向を試料B面26側に切り替え、試料B面26方向のSEM画像を表示部8に表示し、探針56と試料2の垂直方向の位置合わせを行う。このとき、一次電子線3を偏向するための信号は表示部8の操作GUIからコンピュータ7を介して制御部15に送信され、制御部15から筺体4内部の観察方向切替え部39に送信される。これによって観察方向切替え部39が作動する。これによって試料の側面方向からのSEM画像を取得する。ユーザは表示部8に表示された画像を見て、探針56と試料表面とが現在どのくらいの距離にあるかをSEM画像で確認する。
探針56の先端部は、マイクロやナノスケールで加工されているため、撮像装置54で画像化することはできないが、SEM画像を用いることで、探針56の先端部を画像化することが可能となり、正確な針当てが可能となる。また、従来では上方向からのSEM画像で探針56と試料2の接触確認を行っているため、探針56の先端部が試料2を傷つけてしまう恐れがあったが、横方向からのSEM画像を用いることで、試料2を傷つけることなく安全に針当てをすることが可能となる。本実施例によれば大気暴露を行うことなく観察方向の切替えが可能となるため上述の専用装置も不要となり、コストも抑えることが可能となる。
上述した手法の別の実施例として、試料の方向からのSEM画像を同時に観察する手法について述べる。なお、以下では実施例1、2、3と同様の部分については説明を省略する。
例えば半導体ウェーハの観察において、上述のプロービングシステムを備えたSEMで微小領域を針当てする場合がある。このとき、半導体の特性を測るため、上方向と断面方向で同時に複数の箇所に針当てすることが重要となる。この場合、従来では、リアルタイムで同時に複数方向のSEM画像化はできないため、一方向は赤外線カメラやCCDカメラ等の撮像装置54を用いるか、試料2を傾斜させかつ倍率を低倍にして一画面中に二つの面が入るようにする必要がある。しかし、上述したように撮像装置54では、SEM画像のような高倍率化はできないためマイクロやナノオーダーでの針当てはできない。また、ステージ5や試料2の形状により試料2の傾斜角度には制限がつくことが多く、SEMの低倍率観察での一画面中に二つ面を入れることも試料の形状によっては不可能となる。従って、ミラー電子31を用いることで二方向の同時観察を行うことは有用となる。
図10にミラー電子31を用いて試料の方向からのSEM画像を同時に観察する手法を示す。先ず図10の構成図について述べていく。図1と同様の部分については説明を省略する。図10のSEMは筺体4と試料室1を有し、試料室1内には検出器6とステージ5が配置される。筺体4内には観察方向切替え部39が配置される。ステージ5にはミラー面生成機構部32が置かれている。また、ステージ5には試料2が載置される。筺体4と検出器6はそれぞれ信号送信用配線55によって、制御部15に接続されている。また制御部15からはコンピュータ7へ信号送信用配線55が接続されている。表示部8には二方向同時観察用GUI58として試料A面と試料B面の画像が表示される。なお、本例では二方向同時観察用GUI58は一画面に表示される例を示しているが、別のディスプレイに表示されても良い。
次に二方向同時観察の手順について述べる。二方向同時観察は試料A面25と試料B面26にて行い、一次電子線3のミラー面生成機構部32への偏向は筺体4内に設置されている観察方向切替え部39を用いて行う。観察方向切替え部39によって一次電子線3を高速偏向させることで二方向同時観察が可能となる。先ず制御部15から信号が観察方向切替え部39に送られ、1スキャンごとに試料A面25と試料B面26での一次電子線3の偏向を行う。一次電子線3は、観察方向切替え部39が第1の動作状態のときは試料A面25に、観察方向切替え部39が第2の動作状態のときはミラー面によって反射されて試料B面に、それぞれ照射される。具体的には、第1の動作状態とは動作していないとき、すなわち電場または磁場を発生させていないときであり、第2の動作状態とはすなわち電場または磁場を発生させているときである。
1スキャンごとに試料A面25と試料B面26に交互に一次電子線が照射されるので、試料A面25と試料B面26から交互に二次粒子13が発生する。このとき試料室1内に設置されている検出器6では、1スキャンごとに、試料A面25で発生した二次粒子13と試料B面26で発生した二次粒子13が検出されることとなる。検出された信号は制御部15に送られ、制御部15にてスキャン信号と同期され、別々のSEM画像として表示部8の二方向同時観察用GUI58にて表示される。二方向同時観察(Top/Side)の切替えは、二方向同時観察用GUI58の二方向同時観察用切替えボタン59にて行われる。二方向同時観察用切替えボタン59を押すことで、通常観察(1画面表示)と2画面同時観察との切替えをすることができる。
なお、上記では1スキャンごとに一次電子線3の偏向方向を切り替える例を説明したが、予め定められた複数のスキャンごとであってもよいし、1フレームごとであってもよく、一定周期で切替えればよい。ただし、1スキャンごと、のように高速で偏向方向を切り替えたほうが、試料A面の画像と試料B面の画像の取得時刻のずれが小さくなる。
また、電子光学系の光軸に垂直な面(試料A面)とその他の面(試料B面)とを同時に観察する例を示したが、向きが異なる二つの面であれば本実施例を適用可能である。例えば、試料ステージを45度傾斜させることで、試料に対して45度の方向、135度の方向からの画像を同時に取得することができる。
また、以上において、「同時」とは信号検出や画像生成に要する微小な時間のずれも含むものとする。「同時」とは厳密な意味ではなく、試料A面の1枚の画像の生成前にミラー電子を使って試料B面の画像を取得するための電子線照射を行う場合には本実施例の適用が可能である。
上記の方法を用いることで二方向同時観察が可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 試料室
2 試料
3 一次電子線
4 筺体
5 ステージ
6 検出器
7 コンピュータ
8 表示部
9 電子銃部
10 加速電極
11 コンデンサレンズ
12 対物レンズ
13 二次粒子
14 配線
15 制御部
16 偏向コイル
17 ロータリーポンプ
18 ターボ分子ポンプ
19 試料交換室
20 試料交換棒
21 ゲートバルブ
22 第1のバルブ
23 リークバルブ
24 第2のバルブ
25 試料A面
26 試料B面
27 ワーキングディスタンス(WD)
28 試料ホルダ
29 電圧印加部
30 ミラー面
31 ミラー電子
32 ミラー面生成機構部
33 試料ストッパ
34 ミラー面高さ調整用架台
35 絶縁シールド部
36 ミラー面水平・角度調整機構
37 ミラー面生成板
38 電圧印加用配線
39 観察方向切替え部
40 観察方向切替えボタン(Top/Side)
41 電圧(V)印加入力部
42 角度値(θ)入力部
43 高さ値(Z)入力部
44 観察画面
45 雰囲気遮断型試料交換室
46 ガス源
47 配管
48 ガス導入用リークバルブ
49 取外し機構
50 フタ
51 ベース
52 ホルダ内部
53 プローバユニット
54 撮像装置
55 信号送信用配線
56 探針
57 カメラ観察用コンピュータ
58 二方向同時観察用GUI
59 二方向同時観察用切替えボタン(Top/Side)

Claims (12)

  1. 荷電粒子線を発生する荷電粒子源と、前記荷電粒子線を偏向および集束する荷電粒子光学系と、試料を載置する試料台と、前記試料に前記荷電粒子線を照射することで得られる二次粒子を検出する検出器と、前記検出器からの信号から前記試料の画像を生成する画像生成部とを備えた荷電粒子線装置において、
    前記荷電粒子線の加速電圧より高い電圧を印加する電極により、前記荷電粒子線を当該荷電粒子線の入射方向とは異なる方向に反射するミラー面を生成するミラー面生成機構部と、
    前記荷電粒子線を前記電極方向に偏向する偏向手段とを備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    前記偏向手段の動作を制御する制御部を備え、
    前記偏向手段が第1の動作状態に制御された場合に、前記試料の第1の面に前記荷電粒子線が照射され、
    前記偏向手段が前記第1の動作状態とは異なる第2の動作状態に制御された場合に、前記試料の第1の面とは異なる向きの第2の面に前記荷電粒子線が照射されることを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、さらに、
    前記電極を上下、または水平、または角度方向への可動とする可動機構を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  4. 請求項3に記載の荷電粒子線装置において、
    前記電極と前記可動機構とが絶縁されていることを特徴とする荷電粒子線装置。
  5. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、さらに、
    前記偏向手段に印加する電圧値もしくは電流値、または前記電極に印加する電圧値を自制御する制御部を備えることを特徴とする荷電粒子線装置。
  6. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記試料の第2の面内における前記荷電粒子線の照射位置を変更可能であることを特徴とする荷電粒子線装置。
  7. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記制御部への動作指示を行うGUIを表示する表示部を備え、
    前記GUIの切替えボタンにより、前記偏向手段の動作を制御することを特徴とする荷電粒子線装置。
  8. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    大気とは異なるガスを供給するガス源と、
    前記試料を前記試料台に設置する際には前記ガスで内部が満たされる雰囲気遮断型試料交換室と、
    前記雰囲気遮断型試料交換室に前記ガスを導入する配管とを備えたことを特徴とする荷電粒子線装置。
  9. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    前記試料に探針を接触させることで前記試料の情報を検知するプローバユニットを試料室内に備えたことを特徴とする荷電粒子線装置。
  10. 請求項1に記載の荷電粒子線装置において、
    前記ミラー面により反射した前記荷電粒子線を、前記荷電粒子光学系の光軸に垂直な面とは異なる向きの試料面に照射することで、当該試料面の画像を取得することを特徴とする荷電粒子線装置。
  11. 請求項2に記載の荷電粒子線装置において、
    前記偏向手段を、一定周期ごとに前記第1の動作状態と前記第2の動作状態を切り替えることで、前記第1の面と前記第2の面に交互に前記荷電粒子線を照射し、
    前記第1の面から得られた信号に基づいて生成された画像と、前記第2の面から得られた信号に基づいて生成された画像を別々のSEM画像として表示することを特徴とする荷電粒子線装置。
  12. 請求項11に記載の荷電粒子線装置において、
    前記一定周期は、1ラインのスキャン周期であることを特徴とする荷電粒子線装置。
JP2012115179A 2012-05-21 2012-05-21 荷電粒子線装置 Pending JP2013243027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115179A JP2013243027A (ja) 2012-05-21 2012-05-21 荷電粒子線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012115179A JP2013243027A (ja) 2012-05-21 2012-05-21 荷電粒子線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013243027A true JP2013243027A (ja) 2013-12-05

Family

ID=49843723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012115179A Pending JP2013243027A (ja) 2012-05-21 2012-05-21 荷電粒子線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013243027A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023276002A1 (ja) * 2021-06-29 2023-01-05 株式会社日立ハイテク プローブ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023276002A1 (ja) * 2021-06-29 2023-01-05 株式会社日立ハイテク プローブ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4895569B2 (ja) 帯電制御装置及び帯電制御装置を備えた計測装置
US7582885B2 (en) Charged particle beam apparatus
JP3951590B2 (ja) 荷電粒子線装置
US8766185B2 (en) Charged particle beam device
KR100576940B1 (ko) 하전 입자 빔을 사용하여 표본을 검사하는 방법 및 시스템
KR20160014560A (ko) 하전 입자 빔 시료 검사 시스템 및 그 동작 방법
JP5606791B2 (ja) 荷電粒子線装置
US10699869B2 (en) Operating a particle beam apparatus
JP2011155119A (ja) 検査装置及び検査方法
WO2015050201A1 (ja) 荷電粒子線の傾斜補正方法および荷電粒子線装置
JP2005292157A (ja) ウェハ欠陥検査方法及びウェハ欠陥検査装置
JP2021119565A (ja) ディスプレイ製造用基板上での自動限界寸法測定方法、ディスプレイ製造用大面積基板の検査方法、ディスプレイ製造用大面積基板の検査装置及びその操作方法
JP3984870B2 (ja) ウェハ欠陥検査方法及びウェハ欠陥検査装置
KR102559888B1 (ko) 하전 입자 빔 장치
JP2013243027A (ja) 荷電粒子線装置
JP5236037B2 (ja) ミラー電子式試料検査装置
CN109075002B (zh) 带电粒子显微镜以及试样拍摄方法
JP2007018986A (ja) 荷電ビーム装置及びそのビーム軸の軸合わせ方法
JP6214903B2 (ja) 検査装置
JP4484860B2 (ja) パターン欠陥検査方法
JP3911407B2 (ja) 荷電粒子線走査式装置
JP2022509103A (ja) 基板上の限界寸法測定の方法、および基板上の電子デバイスを検査し、カッティングするための装置
JP5530811B2 (ja) 走査電子顕微鏡装置
JP2012146417A (ja) 荷電粒子線装置及びそれを用いた試料への荷電粒子照射方法
JP5174483B2 (ja) 荷電粒子ビーム装置、及び試料の表面の帯電状態を知る方法