JP2015051171A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】中高部を有し必要な吸収容量の確保が容易であるとともに、ヨレが生じにくく、身体に対するフィット性や防漏性に優れている吸収性物品を提供すること。【解決手段】本発明の吸収性物品1は、排泄部対向部Bを有する吸収性本体5を備え、吸収体4が、排泄部対向部Bに、周囲に存する部分よりも厚みが厚い中高部42を有する。吸収性本体5の肌対向面における中高部42の前後に、吸収性物品1の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状を有する前方横溝52及び後方横溝53が互いに分離した状態に形成され、吸収体4は、中高部42の側縁の内側及び外側に、内側スリット列R1及び外側スリット列R2を有し、両スリット列R1,R2は、それぞれ、前後方向Xに延びる縦スリット43を前後方向Xに間欠に形成してなり、前方横溝52と後方横溝53の間における前後方向Xに延びる溝が存在しない領域に、両スリット列R1,R2が配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキンやパンティライナー等の吸収性物品の吸収体として、前後方向及び幅方向の中央部付近に、周囲に存する部分よりも厚みが厚い中高部を設けて、必要な部位の吸収容量を部分的に高めたものが知られている。また、同様の中高部を形成して、吸収性物品の肌対向面に隆起部を形成して、着用者の液排泄部等に対するフィット性を高めることも知られている。
また、特許文献1には、吸収性物品の前後端近傍に、平面視形状が前後方向の中央部に向かって凹状をなす前方横溝及び後方横溝を、互いに分離した状態に形成することが形成されている。更に、吸収性物品における吸収体にスリットを形成する技術も知られている(特許文献2参照)。
特開平10−225480号公報 特開昭63−18122号公報
しかし、単に吸収体に中高部を形成しただけの場合には、吸収性物品の着用時に、吸収体が、中高部とその両側に位置する部分との段差部で折れやすく、そのような折れは、フィット性や防漏性の悪化につながることがある。また、特許文献1の図12のように、前方横溝と後方横溝とを互いに分離した状態に形成し、それらを繋ぐ縦溝を形成しない場合には、前方横溝と後方横溝との間において、吸収性物品にヨレが生じて、フィット性が悪化したり、横漏れを誘発したりする。
従って本発明は、従来技術が有する解決課題を解決し得る吸収性物品に関する。
本発明は、液保持性の吸収体並びに該吸収体の肌対向面側に配置された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配置された裏面シートを具備し、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部と、該排泄部対向部より着用者の腹側に配される前方部と、該排泄部対向部より着用者の背側に配される後方部とを有する吸収性本体を備え、着用者の前後方向に相当する前後方向とこれに直交する横方向とを有する吸収性物品であって、前記吸収体は、前記排泄部対向部に、周囲に存する部分よりも厚みが厚い中高部を有しており、前記吸収性本体の肌対向面における前記中高部の前後に、吸収性物品の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状を有する前方横溝及び後方横溝が、互いに分離した状態に形成されており、前記吸収体は、前記中高部の両側縁それぞれの内側及び外側に、内側スリット列及び外側スリット列を有し、内側スリット列及び外側スリット列は、それぞれ、吸収性物品の前後方向に延びる縦スリットを該前後方向に間欠に形成してなり、前記前方横溝と後方横溝の間における前後方向に延びる溝が存在しない領域に、前記内側スリット列と外側スリット列が配されている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、中高部を有し必要な吸収容量の確保が容易であるとともに、ヨレが生じにくく、身体に対するフィット性や防漏性に優れている。
図1(a)は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンの肌対向面側(表面シート側)を示す平面図であり、図1(b)は、その生理用ナプキンの吸収体のみを抽出して示す平面図である。 図2は、図1のII−II線模式断面図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンの、内部に吸収体を有する部位を模式的に示す平面図である。 図4は、外側スリット列の好ましい配置位置を説明するための説明図である。 図5(a)〜図5(e)は、本発明の作用効果の説明図であり、図5(a)は、本発明における吸収体の一部の模式拡大図、図5(b)はその吸収体を組み込んだ吸収性物品の着用中に生じる吸収体の変形状態を示す模式断面図、図5(c)は、内側スリット列及び外側スリット列を形成しない場合の図5(a)対応図、図5(d)及び図5(e)は、内側スリット列及び外側スリット列を形成しない場合の図5(b)対応図である。 図6(a)〜図6(c)は、内側スリット列を構成する縦スリットと外側スリットを構成する縦スリットの好ましい位置関係を示す吸収体の拡大平面図である。 図7は、本発明の吸収性物品の他の実施形態を示す図3相当図である。 図8(a)〜図8(d)は、吸収性シートの折り畳み方の別の例を示す補助吸収体の模式断面図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である生理用ナプキンに基づき図面を参照して説明する。本実施形態のナプキン1は、図1及び図2に示すように、液保持性の吸収体4並びに該吸収体4の肌対向面側に配置された表面シート2及び該吸収体4の非肌対向面側に配置された裏面シート3を具備する吸収性本体5を備え、着用者の前後方向に相当する前後方向X(以下、単に前後方向Xともいう)とこれに直交する横方向Yとを有する。
尚、本明細書において、肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材(例えば吸収性本体5)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。また、前後方向Xは、吸収性本体の長手方向に一致し、横方向Yは、吸収性本体の幅方向(長手方向に直交する方向)に一致する。
吸収性本体5は、着用時に着用者の液排泄部(膣口等)に対向配置される排泄部対向部Bと、着用時に排泄部対向部Bよりも着用者の腹側(前側)に配される前方部Aと、着用時に排泄部対向部Bよりも着用者の背側(後側)に配される後方部Cとを前後方向Xに有している。
ナプキン1は、吸収性本体5に加えて更に、吸収性本体5における排泄部対向部Bの前後方向Xに沿う両側部それぞれから横方向Yの外方に延出する一対のウイング部7,7を有している。
尚、本発明の吸収性物品において、排泄部対向部は、吸収性物品の前後方向(吸収性本体の長手方向、図中のX方向)においてウイング部を有する領域(ウイング部の前後方向一方側の付け根と他方側の付け根とに挟まれた領域)である。
尚、本発明の吸収性物品において、排泄部対向部は、本実施形態のナプキン1のようにウイング部を有する場合には、吸収性物品の前後方向(吸収性本体の長手方向に同じ。図中のX方向)においてウイング部を有する領域(ウイング部の前後方向一方側の付け根と他方側の付け根とに挟まれた領域)である。ウイング部を有しない吸収性物品における排泄部対向部は、吸収性物品が3つ折りの個装形態に折り畳まれた際に生じる、該吸収性物品を横方向(吸収性本体の幅方向に同じ。図中のY方向)に横断する2本の折曲線(図示せず)について、該吸収性物品の前後方向の前端から数えて第1折曲線と第2折曲線とに囲まれた領域である。
図2に示すように、表面シート2は、吸収体4の肌対向面の全域を被覆し、更に吸収体4の前後方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出している。一方、裏面シート3は、吸収体4の非肌対向面の全域を被覆し、更に吸収体4の前後方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出して、後述するサイドシート10と共にサイドフラップ部6を形成している。裏面シート3とサイドシート10とは、吸収体4の前後方向Xに沿う両側縁からの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。表面シート2及び裏面シート3それぞれと吸収体4との間は接着剤によって接合されていても良い。
本実施形態における吸収体4は、図2に示すように、吸収性シート401〜403の積層体からなり、図1及び図2に示すように、排泄部対向部Bに、周囲に存する部分よりも厚みが厚い中高部42を有している。本実施形態における中高部42は、図2に示すように、吸収体4を構成する吸収性シートの積層枚数が、その周囲に位置する部分より多い部分である。中高部42は、その周囲に位置する部分よりも厚みも厚く、排泄部対向部Bに、表面シート2側(ナプキン1の肌対向面側)に突出した隆起部を形成している。また、吸収体4は、吸収体4の外形を形成する主吸収体40と、主吸収体40の一部に重ねて配された主吸収体40より小型の補助吸収体41とを有している。主吸収体40は、平面視において角が丸みを帯びた略矩形形状で且つ前方部Aから排泄部対向部Bを経て後方部Cに亘って延びる2枚の同形同大の吸収性シート401,402からなり、補助吸収体41は、平面視において略矩形形状であり、排泄部対向部Bからその近傍の後方部Cに亘って配されている。補助吸収体41は、1枚の吸収性シート403を折り畳んで2層構造としたものであり、主吸収体40を構成する2枚の吸収性シート401,402間に配されている。主吸収体40の一部に補助吸収体41を配することで、吸収体4の一部の吸収容量を容易且つ効率的に増大させることができる。補助吸収体41は、主吸収体40を構成する2枚の吸収性シート401,402間に配置するのに代えて、主吸収体40を構成する上側の吸収性シート401の肌対向面側に積層しても良いし、主吸収体40を構成する下側の吸収性シート402の非肌対向面側に積層しても良い。また、吸収性シート間は、接合されていなくても良いし、まばらに散布した接着剤等によって接着されていても良い。
吸収性本体5の肌対向面(表面シート2の肌対向面)における前後方向Xに沿う両側部には、図1及び図2に示すように、平面視において吸収体4の前後方向Xに沿う左右両側部に重なるように、一対のサイドシート10,10が、吸収性本体5の前後方向Xの略全長に亘って配されている。一対のサイドシート10,10は、それぞれ、排泄部対向部Bに位置する線状の第1接合線11と、該第1接合線11の前後方向Xの前後(前方部A及び後方部C)に位置する線状の第2接合線12とで吸収性本体5(表面シート2)に接合されている。第1接合線11は、平面視において横方向Yの外方に向けて凸の曲線状であり、第2接合線12は、平面視において前後方向Xに交差するように延びる線状(ジグザグ線状)である。サイドシート10は、撥水性の不織布からなる。このように、サイドシート10が接合線11,12にて吸収性本体5の肌対向面(表面シート2)に接合されていると、図2に示すように、接合線11,12よりも横方向Yの内方に、サイドシート10と表面シート2とで画成される空間部Pが形成される。この空間部Pは、吸収性本体5の横方向Yの中央に向けて開口しているので、横方向Yの中央から外方へ流れる経血等の排泄液は空間部Pに収容されるようになり、結果として排泄液の漏れが効果的に防止される。
サイドフラップ部6は、図1に示すように、排泄部対向部Bにおいて横方向Yの外方に向かって大きく張り出しており、これにより吸収性本体5の前後方向Xに沿う左右両側に、一対のウイング部7,7が延設されている。また、表面シート2及び裏面シート3は、図1に示すように、吸収体4の前後方向Xの前端及び後端それぞれから前後方向Xの外方に延出し、それらの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されてエンドシール部を形成している。
吸収性本体5は、ショーツ等の着衣(図示せず)のクロッチ部の肌対向面上に配置され、ウイング部7は、該クロッチ部の非肌対向面側に折り返されて用いられる。ウイング部7は、図1に示すように、平面視において、下底(上底よりも長い辺)が吸収性本体5の側部側に位置する略台形形状を有している。ウイング部7の非肌対向面には、該ウイング部7をショーツ等の着衣に固定するウイング部粘着部(図示せず)が形成されており、このウイング部粘着部によって、使用時に、着衣のクロッチ部の非肌対向面(外面)側に折り返されたウイング部7を、該クロッチ部に粘着固定できるようになされている。また、吸収性本体5の非肌対向面にも、吸収性本体5を、ショーツ等の着衣に固定するための本体粘着部(図示せず)が形成されている。
図1及び図2に示すように、吸収性本体5の肌対向面(表面シート2の肌対向面)には、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥した線状溝が形成されている。前記線状溝は、表面シート2及び吸収体4とが一体的に加圧されて形成された圧搾溝であり、より具体的には、前記線状溝として、前方横溝52、後方横溝53、第2前方横溝54及び第2後方横溝55が形成されている。前記線状溝は、熱を伴うか又は伴わない圧搾加工(いわゆるエンボス加工)、あるいは超音波エンボス等のエンボス加工により常法に従って形成することができる。前記線状溝においては、表面シート2及び吸収体4との間が、図示しないが、接着剤を介して圧着されるか、あるいは熱融着等により一体化(結合)されている。表面シート2と吸収体4との間が結合されているという表現には、表面シート2と吸収体4との間にセカンドシート等の他のシートが介在し、その表面シートと当該他のシートとが接合され、更に当該他のシートと吸収体4とが同じ位置で接合されている場合も含まれる。
前方横溝52及び後方横溝53は、中高部42の前後に、互いに分離した状態に形成されている。即ち、ナプキン1の前後方向Xにおいて、前方横溝52は、中高部42より前方に形成され、後方横溝53は中高部42より後方に形成され、前方横溝52と後方横溝53との間には、前方横溝52と後方横溝53とを連結したり、前方横溝52と後方横溝53とともに全体として環状の溝を形成するような、前後方向Xに延びる線状溝は形成されていない。
また、本実施形態のナプキン1においては、前方横溝52は、その全体が前方部Aに位置し、後方横溝53は、その全体が後方部Cに位置している。前方横溝52は、後方側の一部が、中高部42の前端42aと同位置又は該前端42aより後方に位置していても良いが、図3に示すように、前方横溝52の全体が、中高部42の前端42aよりも前方に位置することが好ましい。また、後方横溝53は、前方側の一部が、中高部42の後端42bと同位置又は該後端42bより前方に位置していても良いが、図3に示すように、後方横溝53の全体が、中高部42の後端42bよりも後方に位置することが好ましい。
本実施形態における前方横溝52及び後方横溝53は、ナプキン1(吸収性物品)の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状を有している。即ち、前方横溝52は、ナプキン1の前後方向Xの前端に向けて凸状に湾曲しており、後方横溝53は、ナプキン1の前後方向Xの後端に向けて凸状に湾曲している。同様に、前述した第2前方横溝54及び第2後方横溝55も、ナプキン1(吸収性物品)の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状を有している。吸収性物品の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状とは、前方横溝52及び第2前方横溝54については、各溝の横方向Yの中央部が、各溝の長手方向の両端部よりも前端側に位置する形状であり、後方横溝53及び第2後方横溝55については、各溝の横方向Yの中央部が、各溝の長手方向の両端部よりも後端側に位置する形状であり、「湾曲した形状」は、単純な円弧形や弓形に限られない。
本実施形態のナプキン1は、吸収性本体5を横方向Yに2等分する前後方向中心線CLに対して左右対称に形成されており、各横溝52〜55も、図3に示すように、吸収性本体5の前後方向中心線CLに対して左右対称に形成されている。左右対称形状の吸収性物品における吸収性本体の前後方向中心線CLは、吸収性物品の前後方向中心線と同義である。
本実施形態における前方横溝52及び後方横溝53について、より具体的に説明すると、前方横溝52は、図3に示すように、前後方向中心線CLと交差して横方向Yに延びる中央部aと、前後方向中心線CLを挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅Wが、ナプキンの後方に向かって漸増する幅拡大部b,bと、前記幅Wが最大となる最大幅部c,cと、前記幅Wが、ナプキンの後方に向かって漸減する幅減少部d,dと、最大幅部c,cよりも後方において前記幅Wが最小となる最小幅部e,eとを有している。前方横溝52は、最大幅部c,cにおける前記幅W(図中W1)が、中高部42の幅W3より広い。また、前方横溝52の最小幅部e,eは、幅減少部d,dの端部に位置している。また、前方横溝52は、長手方向の両端部が、前方横溝52の部分のうち最も後方に位置しており、該両端部が、最小幅部e,eとなっている。
他方、後方横溝53は、図3に示すように、前後方向中心線CLと交差して横方向Yに延びる中央部fと、前後方向中心線CLを挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅Wが、ナプキンの前方に向かって漸増する幅拡大部g,gと、前記幅Wが最大となる最大幅部h,hと、前記幅Wが、ナプキンの前方に向かって漸減する幅減少部i,iと、最大幅部h,hよりも前方において前記幅Wが最小となる最小幅部j,jとを有している。後方横溝53は、最大幅部h,hにおける前記幅W(図中W2)が、中高部42の幅W3より広い。また、後方横溝53の最小幅部j,jは、幅減少部i,iの端部に位置している。また、後方横溝53は、長手方向の両端部が、後方横溝53の部分のうち最も前方に位置しており、該両端部が、最小幅部j,jとなっている。
本実施形態における第2前方横溝54は、平面視形状が円弧状であり、横方向Yの両端に位置する長手方向の両端部が、吸収性本体5の前後方向中心線CLを挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅が最大となる最大幅部となっている。また、その最大幅部における幅W4が中高部42の幅W3より狭くなっている。第2後方横溝55も、平面視形状が円弧状であり、横方向Yの両端に位置する長手方向の両端部が、前後方向中心線CLを挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅が最大となる最大幅部となっている。また、その最大幅部における幅W5が中高部42の幅W3より狭くなっている。
前方横溝52の最大幅部の前記幅W1は、中高部42の幅W3に対する割合が、好ましくは110%以上、更に好ましくは120%以上であり、また、好ましくは190%以下、更に好ましくは180%以下であり、また好ましくは110%以上190%以下、更に好ましくは120%以上180%以下である。また、第2前方横溝54の最大幅部の前記幅は、中高部42の幅W3に対する割合が、好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上であり、また、好ましくは90%以下、更に好ましくは80%以下であり、また好ましくは50%以上90%以下、更に好ましくは60%以上80%以下である。
中高部42の幅W3が、前後方向Xにおいて一定でない場合、前方横溝52や第2前方横溝54の最大幅部の幅と対比する中高部42の幅W3は、中高部42の最大幅部における幅とする。
また、後方横溝53の最大幅部の前記幅W2は、中高部42の幅W3に対する割合が、好ましくは110%以上、更に好ましくは120%以上であり、また、好ましくは190%以下、更に好ましくは180%以下であり、また好ましくは110%以上190%以下、更に好ましくは120%以上180%以下である。また、第2後方横溝55の最大幅部の前記幅は、中高部42の幅W3に対する割合が、好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上であり、また、好ましくは90%以下、更に好ましくは80%以下であり、また好ましくは50%以上90%以下、更に好ましくは60%以上80%以下である。
中高部42の幅W3が、前後方向Xにおいて一定でない場合、後方横溝53や第2後方横溝55の最大幅部の幅と対比する中高部42の幅W3は、中高部42の最大幅部における幅とする。
線状溝の溝幅(長さ方向と直交する方向の長さ)及び深さは、この種の吸収性物品における線状溝と同様に設定すれば良い。また、線状溝における「線状」とは、溝(凹陥部)の形状が平面視において直線でも曲線でも良く、各線は、連続線でも破線でも良い。
本実施形態のナプキン1における吸収体4は、図1(b)に示すように、中高部42の、前後方向Xに沿う両側縁42s,42sそれぞれの内側及び外側に、内側スリット列R1及び外側スリット列R2を有している。内側スリット列R1及び外側スリット列R2は、それぞれ、吸収性物品の前後方向Xに延びる縦スリット43を該前後方向Xに沿って間欠に形成してなる。また、内側スリット列R1と外側スリット列R2は、ナプキン1の前後方向おいて、少なくとも、前方横溝52と後方横溝53の間における、前後方向に延びる溝(線状溝)が存在しない領域に配されている。また、内側スリット列R1を構成する縦スリットと外側スリット列R2を構成する縦スリットとは、図1(b)に示すように千鳥状に配置されている。
内側スリット列R1は、中高部42に形成された縦スリット43を複数有し、外側スリット列R2も、ナプキン1の前後方向Xにおける中高部42が存在する範囲Dに複数の縦スリット43を有している。
内側スリット列R1は、中高部42が存在する範囲Dのみに縦スリット43を有するものであっても良いが、該範囲Dより前方及び該範囲Dより後方の何れか一方又は双方にも、直列状態に形成された縦スリットの一部が存在していても良い。
外側スリット列R2は、中高部42が存在する範囲Dのみに縦スリット43を有するものであっても良いが、該範囲Dより前方及び該範囲Dより後方の何れか一方又は双方にも、直列状態に形成された縦スリットの一部が存在していても良い。
縦スリット43は、吸収体4をその厚み方向に亘って切り込みを入れて形成されたものであり、実質的に幅を有していない切り込みから形成されているか、又は好ましくは1.0mm以下の細幅の空間となっている。縦スリット43が幅を有している場合、当該幅とは、縦スリット43の延びる方向と直交する方向における該縦スリット43の長さのことをいう。また、縦スリット43は、図2に示すように、吸収体4を構成する吸収性シートの積層体を貫通していることが好ましい。縦スリット43は、吸収体4の上下に配される表面シート2及び裏面シート3には形成されておらず、表面シート2と吸収体4との間に配されることのある不織布からなるセカンドシート(図示せず)にも形成されていないことが好ましい。
本実施形態のナプキン1によれば、吸収体4が、排泄部対向部Bに、周囲に存する部分より厚みの厚い中高部42を有するため、高い吸収能力が必要とされる部位(液排泄部の対向部位等)の吸収能力(吸収容量等)を確保しやすい。
また、中高部42の両側縁の内側及び外側に、内側スリット列R1及び外側スリット列R2を有するため、図5(a)及び図5(b)に示すように、ナプキン1が着用時に変形するときに、吸収体4は、中高部42とその両側に位置する部分44の境界部42sで、緩やかに曲がるとともに、中高部42の側縁42sの内外においても、吸収体4が、内側スリット列R1及び外側スリット列R2を構成する分散した個々の縦スリット43を折りの起点としても変形する。
そのため、図5(b)に示すように、吸収体4は、中高部42の側縁42s付近において、横方向Yに沿う断面が緩やかな曲線を描くように曲がり、また、ナプキン1の装着位置が前後にずれても、吸収体4が、中高部42の側縁42s付近において確実に曲がり、吸収性本体5の側部にヨレが生じにくい。
そのため、本実施形態のナプキン1は、吸収能力に優れるとともに、身体に対するフィットにも優れている。
しかも、本実施形態のナプキン1においては、中高部42の前後に互いに分離した状態に前方横溝52及び後方横溝53が形成されており、前後方向Xにおける中高部42が存在する範囲Dに、前後方向Xに延びる線状溝が形成されていないため、前方横溝52及び後方横溝53により前後端からの漏れが防止されるとともに、吸収体4が、前後方向Xに延びる線状溝の位置で急激に屈曲して、折りの起点を分散させたことによる効果が損なわれることもない。また、縦スリット43によって、液が前後方向に誘導されることで、吸収体4の側方からの液漏れも生じにくい。
このような作用により、本実施形態のナプキン1は、身体に対するフィット性に一層優れているとともに、違和感や横漏れも生じにくい。
なお、図5(c)〜図5(d)は、吸収体4Aに中高部42を形成する一方、内側スリット列R1及び外側スリット列R2を形成しない場合を示す図であり、ナプキンが着用時に変形するときに、吸収体4Aが、中高部42とその両側に位置する部分44の境界部42sで急激に曲がり易い。また、ナプキンの装着位置が前後にずれると、吸収体が適切な部位で折れ曲がらず、吸収性本体5の側部にヨレが生じ易くなる。
吸収性本体5の側部のヨレ防止等の観点から、中高部42の側縁42sから内側スリット列R1までの距離L1〔図1(b)参照〕は、好ましくは7mm以内、より好ましくは5mm以内であり、また、好ましくは3mm以上、より好ましくは3.5mm以上である。また、同様の観点から、中高部42の両側縁42sから外側スリット列R2までの距離L2〔図1(b)参照〕は、好ましくは7mm以内、より好ましくは5mm以内であり、また、好ましくは3mm以上、より好ましくは3.5mm以上である。
また、本実施形態のナプキン1における前方横溝52は、前述したように、前記幅Wが最大となる最大幅部c,c、前記幅Wがナプキン(吸収性物品)の後方に向かって漸減する幅減少部d,d及び最大幅部c,cよりも後方において前記幅Wが最小となる最小幅部e,eを有し、最大幅部c,cにおける前記幅W(W1)が中高部42の幅W3よりも広くなっている。また、本実施形態のナプキン1においては、図4に示すように、ナプキン(吸収性物品)の肌対向面に、前方横溝52の最大幅部c,c及び最小幅部e,eのそれぞれから前後方向の後方に向かって、前後方向中心線CLと平行な第1仮想線L3及び第2仮想線L4を引いたときに、外側スリット列R2は、第1仮想線L3から第2仮想線L4までの範囲S1に形成されている。
前方横溝52の前記幅Wが最大幅部c,cから後方に向かって漸減する場合、外側スリット列R2を、第1仮想線L3から第2仮想線L4までの範囲S1に形成することにより、前後の横溝52,53の前後方向X成分に起因する折れ曲がり易さを当該範囲内にとどめることが容易となる。この効果は、幅減少部d,dの端部が最少幅部e,eである場合、折れ曲がり方向が内側へ向かい易いことから、より顕著となる。したがって、このような構成を採用することによって、吸収性本体5の側部のヨレを効果的に防止することができるとともに、中高部の外側の適当な場所で吸収体を屈曲させることが容易となり、図5(b)に示すような理想的な折れ曲がり構造を実現し易くなる。更に、ナプキンの装着位置が前後にずれた場合でも、前方横溝52を折りの起点とする中央に向かっての折れがなくなり、ヨレが生じ難くなる。
なお、第1仮想線L3から第2仮想線L4までの範囲S1に形成されているという表現には、外側スリット列R2が、第1仮想線L3上に位置する場合や、外側スリット列R2が、第2仮想線L4上に位置する場合も含まれる。
本実施形態のナプキン1における後方横溝53は、前述したように、前記幅Wが最大となる最大幅部h,h、前記幅Wがナプキン(吸収性物品)の前方に向かって漸減する幅減少部i,i及び最大幅部h,hよりも前方において前記幅Wが最小となる最小幅部j,jを有し、最大幅部h,hにおける前記幅W(W2)が中高部42の幅W3よりも広くなっている。
前方横溝52及び後方横溝53を、最大幅部c,c及び最大幅部h,hから中高部42側に向かって幅Wが減少する形状とすることで、排泄部から排泄される経血等が中高部42の前後端から流れ出た場合において、狭い範囲(前方横溝52及び後方横溝53の最小幅部)で受け止めながら、徐々に幅広く拡散させることが可能となる。狭い範囲で受け止めることで、吸収体4の側方から離れるため、横漏れが生じ難くなる。逆に、中高部42側に向かって幅Wが拡大する形状の場合では、同様に排泄部から排泄される経血等が中高部42の前後端から流れ出た場合において、広い範囲で受け止めることとなり、吸収体4の側方に経血等の拡がりが近づくため、横漏れが生じ易くなる。
また、本実施形態のナプキン1においては、内側スリット列R1を構成する縦スリット43と外側スリット列R2を構成する縦スリット43とが、前後方向Xに交互に配置されている。即ち、千鳥状に配置されている。
図6(a)〜図6(c)に、内側スリット列R1を構成する縦スリット43と外側スリット列R2を構成する縦スリット43の好ましい配置の具体例を示した。
図6(a)は、最も好ましい配置を示す図であり、内側スリット列R1を構成する縦スリット43と外側スリット列R2を構成する縦スリット43とで、長手方向の端部の位置が一致している。ここでいう位置は、ナプキン(吸収性物品)の前後方向Xにおける位置である。
図6(b)は、内側スリット列R1を構成する縦スリット43と外側スリット列R2を構成する縦スリット43とを、両者間に重なり部を有するように形成した例である。吸収体4の折りの起点を平面方向に分散させ、内側スリット列R1又は外側スリット列R2の位置で吸収体4が完全に折れたり、前後方向の剛性が高まり、ナプキン(吸収性物品)が前後方向に曲げにくくなって身体に沿いにくくなるのを防止する等の観点から、重なり部の前後方向Xの長さL6は、縦スリット43の長さL5の、好ましくは25%以下であり、より好ましくは15%以下である。同様の観点から、重なり部の前後方向Xの長さL6は、好ましくは3mm以下であり、より好ましくは2mm以下である。
図6(c)は、内側スリット列R1を構成する縦スリット43と外側スリット列R2を構成する縦スリット43とを、両者間に所定幅の隙間を有するように形成した例である。吸収体の折りの起点が、中高部42とその両側に位置する部分との境界部に集中することを防止したり、液が縦スリット43間の隙間を通って側方へと移動して漏れやすくなることを防止する観点等から、隙間の幅L7は、縦スリット43の前後方向Xの長さL5の、好ましくは25%以下であり、より好ましは15%以下である。同様の観点から、隙間の幅L7は、好ましくは3mm以下であり、より好ましくは2mm以下である。
また、内側スリット列R1及び外側スリット列R2の個々の縦スリット43の位置において吸収体4が適度に曲がるようにするとともに、内側スリット列R1又は外側スリット列R2の位置で吸収体4が完全に折れ曲がって吸収体4がヨレ易くなることを防止する観点から、内側スリット列R1及び外側スリット列R2は、それぞれ、ナプキン(吸収性物品)の前後方向Xにおける中高部42が存在する範囲D内に位置する縦スリット43の合計長さが、該前後方向Xにおける中高部42の全長の好ましくは40%以上、より好ましくは45%以上であり、また好ましくは70%以下、より好ましくは65%以下であり、また好ましくは40%以上70%以下であり、より好ましくは45%以上65%以下である。前記範囲D内に位置する部分と該範囲D外に位置する部分とを有する縦スリット43については、前記範囲D内に位置する部分の長さのみを合計長さの算出に用いる。
内側スリット列R1及び外側スリット列R2のそれぞれに関し、縦スリット43の長さL5は、好ましくは10mm以上、更に好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは30mm以下、更に好ましくは25mm以下であり、また、好ましくは10mm以上30mm以下、更に好ましくは15mm以上25mm以下である。
また、内側スリット列R1及び外側スリット列R2のそれぞれのスリット列に関し、中高部42が存在する前記範囲D内に位置する縦スリットの数は、好ましくは2本以上、より好ましくは3本以上であり、また好ましくは2本以上6本以下である。
また、本実施形態のナプキン1においては、中高部42の幅W3が、吸収体4の幅W6の40%以上70%以下である。
中高部42の幅W3は、肌に対向して液を吸収する吸収面の面形状を維持し、液排泄部から排泄される経血等の吸収を安定化させる観点から、好ましくは40%以上であり、より好ましくは45%以上であり、また、液排泄部から排泄される経血等の拡がりが中高部42の幅方向に広がりすぎると、吸収体4の側方からの横漏れを誘発させてしまう観点から、好ましくは70%以下であり、より好ましくは65%以下である。
また、本実施形態のナプキン1においては、外側スリット列R2を構成する縦スリット43が、前方横溝52と重なっており、より具体的には、前方横溝52における最大幅部cから長手方向の両端部(最小幅部e)までの範囲に重なり部を有している。外側スリット列R2を構成する縦スリット43が、前方横溝52及び/又は後方横溝53と重なっていると、中央に向かってのヨレ、即ち前方横溝52及び/又は後方横溝53を折りの起点とする中央に向かってのヨレを防止することができ、特に、ナプキンの装着位置が前後にズレた場合において、中央に向かってヨレることを更に効果的に防止することができる。
また、本実施形態のナプキン1においては、図1(b)に示すように、吸収体4における左右の内側スリット列R1どうし間に、3本の中央スリット列R3,R3,R4が形成されている。そのうちの2本の中央スリット列R3,R3は、外側スリット列R2における縦スリットと前後方向Xの位置を揃えて形成された同一長さの同数の縦スリット43cからなる。前後方向中央線CLと重なる位置に形成された残りの1本の中央スリット列R4は、内側スリット列R1における縦スリットと前後方向Xの位置を揃えて形成された同一長さの同数の縦スリット43cからなる。中央スリット列R3,R3は、該スリット列R3を構成する縦スリット43cが、第2前方横溝54及び第2後方横溝55と重なっている。他方、本実施形態における内側スリット列R1の縦スリットは、第2前方横溝54及び第2後方横溝55と重なっていないが、図7に示す実施形態のように、内側スリット列R1の縦スリット43を、第2前方横溝54及び第2後方横溝55の一方又は双方と重ならせても良い。
このように、内側スリット列R1の縦スリット43や、内側スリット列R1どうし間に形成した中央スリット列R3の縦スリット43cが、第2前方横溝54及び/又は第2後方横溝55と重なる部分を有すると、液排泄部から排泄される経血等の拡がりを適度にスリットの方向(前後方向)に流すことで、吸収体4の側方への拡がりを遅らせることができ、横漏れを防止することができる。
ただし、第2前方横溝54及び第2後方横溝55と重なる部分を有する縦スリットは、縦スリットを通って拡散した液が前後端から漏れだすこと等を防止する観点から、横溝54,55からナプキンの前後方向Xの外方に延出する長さが、該縦スリットの全長の15%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましい。
また、本実施形態のナプキン1における吸収体4は、図1(b)に示すように、縦スリット43が形成された領域の周囲に、スリットが存在しない環状の領域が形成されている。そのため、縦スリットに沿った液のにじみによる液漏れを確実に防止することができる。
本発明において、表面シート2と中高部42における吸収体4とは、図7に示す実施形態におけるように、エンボス加工により吸収性物品の前後方向Xに不連続に形成された複数の結合部(熱融着部)45において結合していることも好ましい。
エンボス加工により不連続に形成した結合部45で結合させることにより、表面シート2と吸収体4との間に不規則に隙間が生じて、液排泄部から排泄される経血等が、表面シート2から吸収体4へのスムーズな移行が損なわれ、表面シート上で流れるような吸収性が悪化することを防止することができるとともに、連続に形成した熱融着部と異なり、その熱融着部が起点となる折れによって、ナプキンが着用時に変形するときに、熱融着部で急激に曲がり易くなることもない。
図7に示す例においては、前後方向中央線CLを挟む両側それぞれに、熱エンボス加工により、表面シート2と吸収体4とが一体的に加圧及び加熱された平面視円形の凹状の結合部45が形成されている。また、それらの結合部45は、前後方向中央線CLを挟む両側それぞれに、前後方向Xに沿って一列をなすように形成されている。
各列を構成する結合部45の前後方向Xの間隔L8(結合部の中心間距離)は、内側スリット列R1及び外側スリット列R2による吸収性本体5の側部ヨレ防止効果の減少防止等の観点から、好ましくは7mm以上、より好ましくは10mm以上であり、表面シートの浮き防止の観点から、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下である。
また、前後方向中央線CLの両側に形成する結合部45のナプキン横方向Yの距離L9(結合部の中心間距離)は、内側スリット列R1及び外側スリット列R2による吸収性本体5の側部ヨレ防止効果の減少防止等の観点から、中高部42の幅W3(横方向Yの長さ)の好ましくは75%以下、より好ましくは70%以下であり、また、好ましくは40%以上である。
個々の結合部45の平面視形状は、円形に代えて、楕円形、長円形、三角形、四角形、五角形、ハート型、木の葉等の他の形状としても良い。ただし、個々の結合部45のナプキン前後方向Xの長さは、好ましくは3mm以下、より好ましくは2mm以下である。
ナプキン1における各部の形成材料について説明すると、表面シート2及び裏面シート3としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、例えば、親水化処理が施された各種不織布や開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。また、裏面シート3としては、液不透過性の材料や撥水性の材料を用いることができる。液不透過性の材料としては、樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、撥水性の材料としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。
吸収体4を構成する吸収性シート401〜403としては、湿潤状態の吸水性ポリマーに生じる粘着力や別に添加した接着剤や接着性繊維等のバインダーを介して、構成繊維間や構成繊維と吸水性ポリマーとの間を結合させてシート状としたもの等を好ましく用いることができる。また、吸収性シートとしては、特開平8−246395号公報記載の方法にて製造された吸収性シート、気流に乗せて供給した粉砕パルプ及び吸水性ポリマーを堆積させた後、接着剤(例えば酢酸ビニル系の接着剤、PVA等)で固めた乾式シート、紙や不織布の間にホットメルト接着剤等を塗布した後高吸水性ポリマーを散布して得られた吸収性シート、スパンボンド又はメルトブロー不織布製造工程中に高吸水性ポリマーを配合して得られた吸収性シート等を用いることができる。これらの吸収性シートは、一枚を所定形状に裁断してシート状吸収体として用いることができる。吸収性シート1枚あたりの厚みとしては、好ましくは0.1mm以上、特に0.3mm以上であり、また、好ましくは2mm以下、特に1.5mm以下であることが好ましい。より具体的には、0.1mm以上2mm以下、特に0.3mm以上1.5mm以下であることが好ましい。
本発明における吸収性シートの積層体は、枚葉の吸収性シートを複数枚貼り合わせて積層したものでも良いし、一枚の吸収性シートを折り畳むと共にそれらの層間を接着して積層体としたものでも良い。また、そのような積層体を、2枚の吸収性シート間や折り畳んで2層以上とした積層体の層間に挟んだり、他の吸収性シートの肌対向面側又は非肌対向面側に積層したものであっても良い。また、吸収性シートの折り畳み方も多様な折り畳み方を採用でき、例えば、上記実施形態における補助吸収体は、吸収性シート403を、図8(a)〜図8(d)に示すような折り畳み方で折り畳んだものであっても良い。
吸収体4は、中高部42における厚みが、好ましくは0.7mm以上、更に好ましくは1mm以上であり、また、好ましくは5mm以下、更に好ましくは4mm以下であり、より具体的には、好ましくは0.7mm以上5mm以下、更に好ましくは1mm以上4mm以下である。中高部42の厚みをこのような範囲とすることで、中高部42が形成されている排泄部対向部Bにおける良好な装着感と高い吸収性能を両立することが容易となる。また、本実施形態のナプキン1のように吸収性物品がウイング部を備えている場合には、装着時に排泄部対向部での吸収体のヨレを抑制しやすくなる。また、吸収体は、中高部42以外の部分における厚みが、好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは0.5mm以上であり、また、好ましくは3mm以下、更に好ましくは2.5mm以下であり、より具体的には、好ましくは0.3mm以上3mm以下、更に好ましくは0.5mm以上2.5mm以下である。この範囲であることが、高い吸収性能と着用者の動きへの追従性を高める観点から好ましい。
また、吸収体4において、中高部42とその周辺部との境界又はその近傍における両者の厚み差(段差)は2mm以下であることが好ましく、更に1.5mm以下であることが好ましい。この段差を前記範囲内に設定とすることで、排泄部対向部Bにおけるヨレの発生を抑える効果が高まる。前述した吸収体4の各部の厚みは下記方法により測定される。
<吸収体の厚みの測定方法>
測定対象物である吸収体を水平な場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、5cN/cm2の荷重下での厚みを測定する。本発明における厚みの測定には、厚み計 PEACOCK DIAL UPRIGHT GAUGES R5-C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用いた。このとき、厚み計の先端部と測定対象物における測定部分との間に、平面視円形状又は正方形状のプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、荷重が5cN/cm2となるようにプレートの大きさを調整する。
また、吸収体4にスリットを形成するには、吸収性シートの積層体を、公知の切断手段により部分的に切断すれば良く、例えば、ロールの周面に、周方向に延びる切断刃が、ロールの周方向及び軸長方向に分散させて多数形成されたカッターロールと、該カッターロールの刃を受けるアンビルロールとを備えた切断装置を用いることができる。
なお、吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。また、吸収体4を構成する吸収性シートは、そのいずれもが吸水性ポリマーを含有する吸水性シートであることが好ましいが、吸水性ポリマーを含有する吸水性シートと、吸水性ポリマーを含有しない吸水性シートを組み合わせて、吸収体を構成する吸水性シートの積層体としても良い。
表面シート2としては、例えば、肌当接面側に、複数の線状のエンボス凹部と、複数の該エンボス凹部で区画化された複数の区画領域とを有し、該区画領域が、肌当接面側に向けて突出する凸部を形成している表面シートを好ましく用いることができる。このような表面シートは、例えば、熱伸長性繊維を含むウエブにエンボス加工を施して、閉じた形状の小区画を多数形成し、それと同時又はその後に、該小区画内に存在する熱伸長性繊維を熱風等により熱伸長させ、小区画内を隆起させて凸部を形成すること等によって製造することができる。このような表面シートの一例としては、特開2010−148730号公報に記載の、斜め格子状のエンボスパターンを有するものや、特開2010−158488号公報に記載の、波状又はジグザグ形状に蛇行しながら一方向に延びる線状のエンボスパターンを有するもの等を用いることができる。
サイドシート10としては、当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、例えば、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体等を用いることができる。その他の材料としては、例えば、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布(S)とメルトブロー不織布(M)とが複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMS等)、ヒートロール不織布、エアスルー不織布等の撥水性(疎水性)不織布が挙げられる。特に撥水性のエアスルー不織布を用いることが、肌触りのよさと横モレ防止の点から好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、図7に示す実施形態のように、内側スリット列R1どうし間の中央スリット列はなくても良い。また、内側スリット列R1の縦スリットは、中高部を有する範囲D内のみに存在していても良いし、前記範囲D内に加えて該範囲より前方又は後方のいずれか一方のみに存在していても良い。外側スリット列R2の縦スリットも同様であり、中高部を有する範囲D内のみに存在していても良いし、前記範囲D内に加えて該範囲より前方又は後方のいずれか一方のみに存在していても良い。
また、縦スリット43は、吸収体を貫通していることが好ましいが、少なくとも一部が非貫通であっても良い。その場合、吸収体の肌対向面側又は非肌対向面側のいずれかが非貫通のものでよい。
また、中高部42を、吸収性シートの積層数が他の領域よりも積層枚数が多い部分(以下、多層部という)である場合、その多層部における吸収性シートの積層数は、4枚に代えて、2枚又は3枚でも良く、5枚以上であっても良い。また、多層部とそれ以外の部分との吸収性シートの積層枚数の差も1枚又は3枚以上であっても良い。
また、吸収体として、吸収性シートからなるものに代えて、公知の任意の吸収体を用いることもできる。例えば、フラッルパルプ等の繊維の積繊体や、繊維及び吸水性ポリマーの混合積繊体からなる吸収性コアの一部に、繊維や吸水性ポリマーの坪量の多い部分を設けたもの、あるいはその吸収性コアを液透過性のコアラップシートで被覆してなるもの等を用いることもできる。液透過性のコアラップシートとしては、ティッシュペーパー等の紙、各種不織布、開孔フィルム等の透水性シートを用いることができる。
また、本発明の吸収性物品は、ウイング部を有しないものであっても良く、吸収性物品が、吸収性本体のみからなるものであっても良い。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
R1 内側スリット列
R2 外側スリット列
40 主吸収体
41 補助吸収体
42 中高部(多層部)
43 縦スリット
401〜403 吸収性シート
5 吸収性本体
7 ウイング部
52 前方横溝
53 後方横溝
54 第2前方横溝
55 第2後方横溝
10 サイドシート
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部
X 前後方向
Y 横方向

Claims (8)

  1. 液保持性の吸収体並びに該吸収体の肌対向面側に配置された表面シート及び該吸収体の非肌対向面側に配置された裏面シートを具備し、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部と、該排泄部対向部より着用者の腹側に配される前方部と、該排泄部対向部より着用者の背側に配される後方部とを有する吸収性本体を備え、着用者の前後方向に相当する前後方向とこれに直交する横方向とを有する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、前記排泄部対向部に、周囲に存する部分よりも厚みが厚い中高部を有しており、
    前記吸収性本体の肌対向面における前記中高部の前後に、吸収性物品の前後端に向けて凸状に湾曲した平面視形状を有する前方横溝及び後方横溝が、互いに分離した状態に形成されており、
    前記吸収体は、前記中高部の両側縁それぞれの内側及び外側に、内側スリット列及び外側スリット列を有し、内側スリット列及び外側スリット列は、それぞれ、吸収性物品の前後方向に延びる縦スリットを該前後方向に間欠に形成してなり、
    前記前方横溝と後方横溝の間における前後方向に延びる溝が存在しない領域に、前記内側スリット列と外側スリット列が配されている、吸収性物品。
  2. 前記中高部の両側縁から前記内側スリット列までの距離及び前記中高部の両側縁から前記外側スリット列までの距離が、それぞれ7mm以内である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記前方横溝は、前記吸収性本体の前後方向中心線を挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅が最大となる最大幅部、前記幅が吸収性物品の後方に向かって漸減する幅減少部及び前記最大幅部よりも後方において前記幅が最小となる最小幅部を有し、前記最大幅部における前記幅が前記中高部の幅より広く、
    吸収性物品の肌対向面に、前記前方横溝の前記最大幅部及び前記最小幅部のそれぞれから後方に向かって、前記前後方向中心線と平行な第1仮想線及び第2仮想線を引いたときに、前記外側スリット列は、第1仮想線から第2仮想線までの範囲に形成されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記内側スリット列を構成する縦スリットと前記外側スリット列を構成する縦スリットとが、前後方向Xに交互に配置されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記内側スリット列及び前記外側スリット列は、それぞれ、吸収性物品の前後方向における前記中高部が存在する範囲内の縦スリットの合計長さが、該中高部の全長の40%以上75%以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記中高部の幅が、前記吸収体の幅の40%以上70%以下である、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 吸収性本体の肌対向面における、前記前方横溝と前記中高部との間及び前記後方溝部と前記中高部との間に、平面視形状が前記中高部側に向かって凹状をなす第2前方横溝及び第2後方横溝が形成されており、
    第2前方横溝及び第2後方横溝は、それぞれ、吸収性物品の前後方向中心線を挟んで両側に位置する部分どうし間の距離である幅が最大となる最大幅部における該幅が、前記中高部の幅より狭い、請求項1〜6の何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記表面シートと前記中高部における前記吸収体とが、エンボス加工により吸収性物品の前後方向に不連続に形成された複数の結合部において結合している、請求項1〜7の何れか1項に記載の吸収性物品。
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