JP2015051136A - 消火栓装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、消火ホースを収納した消火栓装置に於いて、
上面、背面及び底面を備え、側面又は側面開口側の一部及び前面に開口した箱形の装置本体と、
装置の前面開口部に、開口端部に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在なスクリーンと、
を設けたことを特徴とする。
スクリーンの表面を、消火栓装置設置場所の壁面の色と略同じ色とする。
設置場所の壁面に形成した収納部に収納する装置本体の横幅に対し、収納部の開口部外側に位置するスクリーンの横幅を広くする。
ロールスクリーン装置を開口部の下端に配置し、
開口部の上端にスクリーン開閉操作部を配置し、
スクリーン開閉操作部は、ロールスクリーン装置から巻き出したスクリーンの先端を開口部の上端に保持して開口部を閉鎖すると共に、所定の開放操作によりスクリーンの先端保持を解除してロールスクリーン装置に巻き取って開放させる構造を備える。
開口部の上端にロールスクリーン装置を配置すると共にスクリーン開閉操作部を配置し、
ロールスクリーン装置から巻き出したスクリーンの先端を開口部の下端に保持して開口部を閉鎖すると共に、スクリーン開閉操作部の所定の開放操作による動きを遠隔的に受けてスクリーンの先端保持を解除してロールスクリーン装置に巻き取って開放させるスクリーン保持部を、開口部の下端に設ける。
本発明の消火栓装置は、少なくとも上面、背面及び底面を備え、側面又は側面開口側の一部及び前面に開口した箱形の装置本体と、装置の前面開口部に、開口端部に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在な不燃性又は難燃性のスクリーンを設けるようにしたため、設置場所の壁面に形成した収納部に消火栓装置を組み込み設置した場合、装置本体は前面から見て設置状態で外部に露出する枠に相当する部分が存在せず、装置本体の前面開口部を閉鎖しているスクリーンのみが見える状態となり、従来の消火栓装置で壁面に露出していた消火栓扉又はスクリーンを囲む枠が無くなることで、消火栓装置を設置する場所の景観や室内デザインに対する影響を大幅に低減可能とする。
また、スクリーンの表面を、消火栓装置設置場所の壁面の色と略同じ色とするようにしたため、スクリーンによる開口部の閉鎖状態で、スクリーンが壁面に一体化して壁面として見えることで、消火栓装置を設置する場所の景観や室内デザインに対する影響を大幅に低減可能とする。
また、設置場所の壁面に形成した収納部に収納する装置本体の横幅に対し、収納部の開口部外側に位置するスクリーンの横幅を広くするようにしたため、室内に開口した壁面開口部の左右の開口縁部を覆い隠すようにスクリーンが展開し、スクリーンと壁面の外観的な一体化をより強めることを可能とする。
また、ロールスクリーン装置を開口部の下端に配置し、開口部の上端にスクリーン開閉操作部を配置し、スクリーン開閉操作部は、ロールスクリーン装置から巻き出したスクリーンの先端を開口部の上端に保持して開口部を閉鎖すると共に、所定の開放操作によりスクリーンの先端保持を解除してロールスクリーン装置に巻き取って開放させる構造を備えるようにしたため、スクリーン開閉操作部に設けた例えばハンドル操作により、スクリーンの保持を解除してスクリーンを開口部の下に巻き降ろして開口し、消火作業の邪魔にならず、また、扉開放スペースを確保する必要がなく、設置場所の制約を低減可能とする。
また、開口部の上端にロールスクリーン装置を配置すると共にスクリーン開閉操作部を配置し、ロールスクリーン装置から巻き出したスクリーンの先端を開口部の下端に保持して開口部を閉鎖すると共に、スクリーン開閉操作部の所定の開放操作による動きを遠隔的に受けてスクリーンの先端保持を解除してロールスクリーン装置に巻き取って開放させるスクリーン保持部を、開口部の下端に設けるようにしたため、スクリーン開閉操作部に設けた例えばハンドル操作により、遠隔的にスクリーンの保持を解除してスクリーンを開口部の上に巻き上げて開口し、消火作業の邪魔にならず、また、扉開放スペースを確保する必要がなく、設置場所の制約を低減可能とする。更に、スクリーンが開口上部のロールスクリーン装置に巻上げられることで、開口部下側にロールスクリーン装置の設置スペースを確保する必要がなく、消火作業で開口部下側を広く使うことを可能とする。
図1はロールスクリーンを用いた消火栓装置の実施形態を示した説明図、図2は消火栓装置のスクリーン開放状態を示した説明図、図3は消火栓装置のスクリーン閉鎖状態と開放状態の縦断面を示した説明図である。なお、装置本体内には図17に示した消火栓ホースや消火栓弁などを設けているが、その図示を省略している。
L1>L2
としている。即ち、スクリーン24の横幅L1を装置本体12の横幅L2より広くしており、消火栓装置10を壁面に形成した収納部に組込み設置した場合、収納部の開口縁部がスクリーン24により隠され、スクリーン24と壁面が連続するようにしている。
図5はロールスクリーン装置を取り出して示した説明図、図6は開閉操作部に対するスクリーン先端の保持構造を示した説明図である。
図7は壁面収納部に対する消火栓装置の設置を示した説明図、図8は消火栓装置の設置状態を示した説明図及び図9は消火栓装置のスクリーン開放状態を示した説明図である。
図10はスクリーン巻上げで開口する消火栓装置の実施形態を示した説明図、図11は消火栓装置のスクリーン開放状態を示した説明図、図12は消火栓装置のスクリーン閉鎖状態と開放状態の縦断面を示した説明図、消火栓装置のスクリーン遠隔開閉機構を示した説明図である。
図14は装置本体に側面板を設けた消火栓装置の実施形態を示した説明図である。図14に示すように、本実施形態の消火栓装置10に設けた装置本体12は、上面板12a、背面板12b及び底面板12cを備えた点は図1乃至図3に示した実施形態と同様であるが、補強用の支持部材13に代えて、部分側面板12dを設けている。
D1>D2
としている。
上記の実施形態は二人操作を行う消火栓装置を例にとっているが、一人操作を行う消火栓装置や補助散水栓装置についても同様に適用できる。また、人の手によって、通常閉鎖されている収納箱の内部に収納された各種装置等を取り出したり操作したりする消火栓装置である限りにおいて、収納箱の内部に設ける装置類は任意であり、例えば上記実施形態のものに加え消火ポンプの起動スイッチボタン等を設けた消火栓装置についても同様に適用できる。
12:装置本体
12a:上面板
12b:背面板
12c:底面板
12d:部分側面板
14:パネル枠
16:通報パネル
18:発信機
20:赤色表示灯
22:音響孔
24:スクリーン
26:ロールスクリーン装置
28:支持部材
30:開閉操作部
32:ハンドル
40:フック金具
40a:フック穴
42:収納部
46:壁面
48:開閉機構部
Claims (7)
- 消火ホースを収納した消火栓装置に於いて、
上面、背面及び底面を備えた側面及び前面に開口した箱形の装置本体と、
前記装置の前面開口部に、開口端部に配置したロールスクリーン装置による巻き出し又は巻き込みにより開閉自在なスクリーンと、
を備えたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーンの表面を、消火栓装置設置場所の壁面の壁面色としたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
設置場所の壁面に形成した矩形窪み部に収納する前記装置本体の横幅に対し、前記矩形窪み部の開口部外側に位置する前記スクリーンの横幅を広くしたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
前記ロールスクリーン装置を前記開口部の下端に配置し、
前記開口部の上端にスクリーン開閉操作部を配置し、
前記スクリーン開閉操作部は、前記ロールスクリーン装置から巻き出した前記スクリーンの先端を前記開口部の上端に保持して前記開口部を閉鎖すると共に、所定の開放操作により前記スクリーンの先端保持を解除して前記ロールスクリーン装置に巻き取って開放させる構造を備えたことを特徴する消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、
前記開口部の上端に前記ロールスクリーン装置を配置すると共にスクリーン開閉操作部を配置し、
前記開口部の下端に設けられ、前記ロールスクリーン装置から巻き出した前記スクリーンの先端を前記開口部の下端に保持して前記開口部を閉鎖すると共に、前記スクリーン開閉操作部の所定の開放操作による動きを遠隔的に受けて前記スクリーンの先端保持を解除して前記ロールスクリーン装置に巻き取って開放させるスクリーン保持部と、
を備えたことを特徴する消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記装置本体の上部に、発信機、赤色表示灯及び内蔵した音響警報器の音響孔を備えた通報装置を設けたことを特徴とする消火栓装置。
- 請求項1記載の消火栓装置に於いて、前記スクリーンを不燃性又は難燃性としたことを特徴とする消火栓装置。
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