JP2015051090A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃ヘッドによる清掃幅を最大幅と最少幅とに切り換え可能として、清掃作業を効率良く行うことができると共に、狭い幅の清掃箇所も清掃作業を行うことができる清掃具を提供する。【解決手段】、清掃部材14が装着される一対の清掃ヘッド11と、これらの一対の清掃ヘッド11の基端部11aを回転可能に支持するピボット部12と、ピボット部12に連結される柄部13とからなり、ピボット部12は、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態と、左右に略180度に開かせた開状態とに切替え可能な構造で、清掃ヘッド11の基端接合部11aを支持している。ピボット部12は、軸受枠部15と、軸受枠部15に回転可能に支持されると共に、外周面に噛合凹凸部16aを備える一対の回転軸部16とを含んで構成されており、一対の回転軸部16に一対の清掃ヘッド11の基端部11aの各々が連接されている。【選択図】図2

Description

本発明は、清掃具に関し、特に清掃部材が装着される一対の清掃ヘッドと、ピボット部と、柄部とからなる清掃具に関する。
例えば不織布等からなる使い捨て用の清掃シートや、清掃布、モップ等の清掃部材を、例えば合成樹脂製の清掃ヘッドに着脱交換可能に取り付けて用いるハンディモップ等の清掃具が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これらの清掃具によれば、清掃シートやモップ等を廃棄したり、洗い直して繰り返し用いながら、例えば家庭内において簡便且つ手軽に清掃を行うことが可能になる。
また、清掃具による清掃範囲が広い場合と狭い場合のいずれにも対応できるように、清掃ヘッドによる清掃幅を、一対の清掃ヘッドを180度左右に広げた最大幅と、一対の清掃ヘッドを閉じた最少幅とに切り換えて、清掃作業を効率良く行えるようにした清掃具も開発されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−265390号公報 特開2010−268975号公報 特開平11−47059号公報
しかしながら、特許文献3に記載の清掃具によれば、一対の清掃ヘッドを閉じた最少幅の状態では、各々の清掃ヘッドの内側の当接部を互いに当接させていることで、最少幅は、一対の清掃ヘッドの幅を合計した幅となっていて、それ程狭い幅とはなっていない。このため、狭い幅の清掃箇所については、清掃作業を効果的に行うことは困難である。
また、特許文献3に記載の清掃具では、例えばブラインドを挟み込んで、これの表裏を同時に清掃するといった清掃作業を行うことは困難である。
本発明は、清掃ヘッドによる清掃幅を最大幅と最少幅とに切り換え可能として、清掃作業を効率良く行うことができると共に、狭い幅の清掃箇所についても効果的に清掃作業を行うことができ、さらに例えばブラインドを挟み込んで、これの表裏を同時に清掃するといった清掃作業を容易に行うことのできる清掃具を提供することを目的とする。
本発明は、清掃部材が装着される一対の清掃ヘッドと、該一対の清掃ヘッドの基端部を回転可能に支持するピボット部と、該ピボット部に連結される柄部とからなる清掃具であって、前記ピボット部は、前記一対の清掃ヘッドを、上下に重ね合わせた閉状態と、左右に開かせた開状態とに切替え可能な構造で、前記基端部を支持している清掃具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の清掃具によれば、清掃ヘッドによる清掃幅を最大幅と最少幅とに切り換え可能として、清掃作業を効率良く行うことができると共に、狭い幅の清掃箇所についても効果的に清掃作業を行うことができ、さらに例えばブラインドを挟み込んで、これの表裏を同時に清掃するといった清掃作業を容易に行うことができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具を説明する、(a)は柄部を収縮した状態の斜視図、(b)は柄部を伸長した状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具を、清掃部材及び柄部を省略して示す、(a)は閉状態の斜視図、(b)は開状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具を、清掃部材及び柄部を省略して示す、(a)は閉状態の側面図、(b)は開状態の側面図である。 回転軸部に連接した清掃ヘッドの(a)は斜視図、(b)は側面図である。 回転軸部に連接した清掃ヘッドの(a)は上面図、(b)は底面図である。 回転軸部を除いて示す、ピボット部の(a)は斜視図、(b)は側面図である。 清掃部材を例示する(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具10は、一対の清掃ヘッド11と、ピボット部12と、伸縮可能な柄部13とを含んで構成され、清掃ヘッド11に清掃部材14として例えば繊維層を備えるモップ状の清掃用物品を、直脱交換可能に装着して用いられる。本実施形態の清掃具10は、例えば柄部13を伸長状態(図1(b)参照)にすると共に、一対の清掃ヘッド11を開いた状態として、床面等の広い面積の清掃面を清掃するのに適した使用形態(図2(b)参照)と、例えば柄部13を収縮状態(図1(a)参照)にすると共に、一対の清掃ヘッド11を閉じた状態として、幅の狭い清掃箇所を清掃するのに適した使用形態(図2(a)参照)とに切り換えながら、効率良く清掃作業を行えるようにする機能を備えている。
そして、本実施形態の清掃具10は、図1(a)、(b)及び図2(a)、(b)に示すように、清掃部材14が装着される一対の清掃ヘッド11と、これらの一対の清掃ヘッド11の基端部11aを回転可能に支持するピボット部12と、ピボット部12に連結される柄部13(図1(a)、(b)参照)とからなる。ピボット部12は、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態(図2(a)参照)と、左右に好ましくは略180度に開かせた開状態(図2(b)参照)とに切替え可能な構造で、清掃ヘッド11の基端部11aを支持している。
また、本実施形態では、ピボット部12は、図3(a)、(b)、図4(a)、(b)、及び図6(a)、(b)にも示すように、軸受枠部15と、軸受枠部15に回転可能に支持されると共に、外周面に噛合凹凸部16aを備える一対の回転軸部16とを含んで構成されている。ピボット部12には、一対の回転軸部16に一対の清掃ヘッド11の基端部11aの各々が連接されている共に、一方の清掃ヘッド11の基端部11aと、他方の清掃ヘッド11の基端部11aとの上下の位置をずらせた状態で(図3(a)、(b)参照)、一対の回転軸部16が、噛合凹凸部16aを互いに噛合させて軸受枠部15に取り付けられている。これによって、一対の清掃ヘッド11は、閉状態において互いに干渉しないようになっていると共に、同期して開閉するようになっている。本実施形態において、上下方向は回転軸部16の軸方向であり、上方向と下方向は入れ替え可能である。また左右方向は上下方向と直交する方向であり、回転軸部16の軸方向に直交する方向でもある。
本実施形態では、清掃具10を構成する清掃ヘッド11は、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂による成形品であって、全体として例えば100〜200mm程度の長さを有するように形成されると共に、好ましくは適度に押圧した場合に撓み変形が可能な板形状に成形される。図4(a)、(b)及び図5(a)、(b)にも示すように、清掃ヘッド11は、清掃部材14が着脱可能に装着される板状本体部11bと、回転軸部16に連接される側の端部の基端部11aとを具備して形成されている。
板状本体部11bは、基端部11aから清掃ヘッド11の先端側に向けて帯板形状に延設する部分であって、底面が略平坦な面となっていると共に、帯状に縁取りされた薄厚の周縁部分よりも、中央部分の肉厚が大きくなった横断面形状を有している。また、板状本体部11bは、基端部11a側の略半分の領域の、例えば29mm程度の幅を有する広幅平面形状部分11cと、先端側の残りの略半分の領域の、例えば21mm程度の幅を有する細幅平面形状部分11dとが、略4半円形状の段差部11eを介して連続した平面形状を有している。また、板状本体部11bの略平坦な底面には、図5(b)に示すように、細幅平面形状部分11dの先端側略半分の領域に、高さの低い複数の点状リブ11gが設けられている。細幅平面形状部分11dの底面に、複数の点状リブ11gが設けられていることにより、清掃ヘッド11に後述する清掃部材14が装着された際に、清掃部材14の装着用シート14e、14fが点状リブ11gに引っ掛かることで、使用中に清掃部材14がずれたり、外れたりすることを効果的に防ぐことが可能になる。
また、本実施形態では、板状本体部11bの基端部11a側の端部には、図4(a)、(b)に示すように、中央部分の肉厚部よりもさらに盛り上がった状態で、円弧状のマウンド形状の係着基台部11hが形成されている。この係着基台部11hには、清掃部材14の装着用シート14e、14fに形成された係着切込み14h(図7(b)参照)が係着される係着突起11iが設けられている。そして、本実施形態では、係着基台部11hの側部から側方及び上方に延設して、基端部11aが設けられている。
基端部11aは、本実施形態では、板状本体部11bの端部の係着基台部11hの一方の側部から延設するプレート状の部分であって、係着基台部11hの一方の側部から側方に張り出した後に、板状本体部11bの軸方向後方側において、板状本体部11bの幅方向中心側に折り返すことで、略円弧平面形状の連接台座部11jを形成している。またこれによって、基端部11aの連接台座部11jと、板状本体部11bの係着基台部11hによる後端縁部との間には、係着基台部11hの基端部11aが張り出す側辺部とは反対側の側辺部から、円弧形状に切り込まれた間隔溝11kが保持されることになる。基端部11aの連接台座部11jの、後方に向けて凹となった部分には、ピボット部12を構成する回転軸部16が一体成形されて連接されている。
清掃ヘッド11の基端部11aの連接台座部11jに連接される回転軸部16は、軸受枠部15等と共にピボット部12を構成する部材である。回転軸部16は、図4(a)、(b)に示すように、略240度の角度範囲に亘って外周面に噛合凹凸部16aが形成された略円柱形状の軸本体部16bと、軸本体部16bの中心貫通孔と連続して軸本体部16bの天面部から上方に突出して設けられた軸受スリーブ部16cとからなる。清掃ヘッド11は、板状本体部11bの係着基台部11hを上方に配置して、板状本体部11bの平坦な底面を回転軸部16の底面に沿わせた状態で、軸本体部16bの底面から軸本体部16bの高さの1/2を超えない高さ領域において、連接台座部11jを軸本体部16bの外周面に連接することで、回転軸部16に一体として設けられる。
本実施形態では、図2(a)、(b)に示すように、上述のようにして回転軸部16に一体として設けられた同じ大きさ及び形状の清掃ヘッド11が、一対、上下逆さまにして、平坦な底面を各々外側に向けた状態で、ピボット部12の軸受枠部15に、上下を貫通する連結ピン17を介して、回動可能に取り付けられている。
軸受枠部15は、本実施形態では、図6(a)、(b)に示すように、略矩形(正方形を含む)の正面形状を有する背面基板部15aと、背面基板部15aの上下の辺縁部から各々垂直前方に張り出した状態で、平行に延設して設けられた上下一対の張出し支持板部15bとからなる、コの字断面形状を有している。各々の張出し支持板部15bには、回転軸部16の直径よりも、噛合凹凸部16aの噛み合わせ分だけ短い長さの間隔をおいて、一対のピン係止孔18が、上下方向に対向する位置に設けられている。
軸受枠部15の背面基板部15aには、これの後方に突出して、公知の連結ジョイント部19が設けられている。この連結ジョイント部19を介して、伸縮可能な公知の柄部13が、上下方向に回転可能に連結されている(図1(a)、(b)参照)。
そして、本実施形態では、ピボット部12は、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態(図2(a)参照)と、左右に略180度に開かせた開状態(図2(b)参照)とに切替え可能な構造で、清掃ヘッド11の基端部11aを支持している。
すなわち、本実施形態では、ピボット部12のコの字断面形状を有する軸受枠部15に対して、清掃ヘッド11を各々一体として連接した一対の回転軸部16を、清掃ヘッド11を上下逆さまに配置すると共に、一対の回転軸部16の噛合凹凸部16aを互いに噛合させた状態で、各々の回転軸部16の中心貫通孔及び軸受スリーブ部16cを、張出し支持板部15bの一対の上下のピン係止孔18に合致させる。また、これらの合致させた中心貫通孔及び軸受スリーブ部16cと、上下のピン係止孔18に連結ピン17を連続挿入して、両端部をピン係止孔18に各々係止する。これによって、図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すように、上下逆さまに配置された一対の清掃ヘッド11の間で、基端部11aの上下の位置をずらせた状態で、一対の回転軸部16が軸受枠部15に取り付けられることになるので、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態において互いに干渉しないようにすることが可能になる。これによってピボット部12は、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態(図2(a)参照)と、左右に略180度に開かせた開状態(図2(b)参照)とに切替え可能な構造で、清掃ヘッド11の基端部11aを支持することが可能になる。
また、本実施形態では、清掃ヘッド11を各々一体として連接した一対の回転軸部16は、噛合凹凸部16aを互いに噛合させて軸受枠部15に取り付けられているので、例えば一方の清掃ヘッド11を回動操作するのに伴って、これに同期させて他方の清掃ヘッド11を、一方の清掃ヘッド11とは反対側に自動的に回動させることが可能になる。
さらに、本実施形態では、清掃ヘッド11の板状本体部11bの後端縁部と、基端部11aの連接台座部11jとの間には、係着基台部11hの基端部11aが張り出す側辺部とは反対側の側辺部から、円弧形状に切り込まれた間隔溝11kが保持されている。この間隔溝11kに、他方の清掃ヘッド11が連接された回転軸部16の一部である軸受スリーブ部16cを挿通させることで、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態(図2(a)参照)から、基端部11aが他方の回転軸部16の軸受スリーブ部16cから離れる側のみならず、基端部11aが他方の回転軸部16の軸受スリーブ部16cに近づく側に、一対の清掃ヘッド11を回動させて、左右に略180度に開かせた開状態(図2(b)参照)とすることが可能になる。すなわち、基端部11aと軸受スリーブ部16cとの干渉を、間隔溝11kによって避けるようにしながら、一対の清掃ヘッド11を互いにすれ違わせるように回動させて、逆の方向に開かせることが可能になる。またこれによって、一対の清掃ヘッド11を略180度に開かせて、各々の一方の側辺部を前方に向けた配置した状態から、一対の清掃ヘッド11を各々反対側に180度回転させることで再び略180度に開かせて、各々の他方の側辺部を前方に向けた配置した状態に、切り換えることが可能になる。
本実施形態では、一対の清掃ヘッド11に各々着脱交換可能に装着される清掃部材14として、例えば図7(a)、(b)に示すような、繊維層を備えるモップ状の清掃用物品を好ましく用いることができる。本実施形態では、繊維層を備えるモップ状の清掃用物品14は、4層の繊維層14a,14b,14c,14dを備えており、ゴミ、埃等の捕捉性が高いものである。清掃用物品14は、繊維束からなる4層の繊維層14a〜14dと不織布からなる一対の装着用シート14e、14fとが積層されて形成されている。清掃用物品14は、装着用シート14e,14fの上下それぞれに2つの繊維層を有しており、繊維層14a〜14dにおける繊維束が毛羽立てられていて、清掃用物品14の全体の形状が概ね円柱形状となっている。なお、繊維層は片側2層の4層構造でなく、片側1層の2層構造でもよい。
清掃用物品14における一対の装着用シート14e、14fのそれぞれは、縦長矩形の平面形状を有しており、その長手方向に延びる2列の接合領域14gで接合することで、清掃ヘッド11の板状本体部11bを挿入させる挿入袋部が形成される。装着用シート14e、14fの長手方向両端部の短辺部分には、係着切込み14hが形成されている。清掃用物品14の装着用シート14e、14fによる挿入袋部に、清掃ヘッド11の板状本体部11bを、基端接合部11aの近傍部分まで挿入し、係着切込み14hに、係着基台部11hの係着突起11iを係着することによって、一対の清掃ヘッド11の各々に、清掃用物品14を、着脱交換可能に容易に装着することができる。
本実施形態の清掃具10では、図1(a)、(b)に示すように、一対の清掃ヘッド11に清掃部材14を各々装着した状態で、柄部13を伸ばしたり縮めたりしながら、床面やその他の清掃箇所の清掃作業を行う。
そして、上述の構成を備える本実施形態の清掃具10によれば、清掃ヘッド11による清掃幅を最大幅と最少幅とに切り換え可能として、清掃作業を効率良く行うことができると共に、狭い幅の清掃箇所についても効果的に清掃作業を行うことができ、さらに例えばブラインドを挟み込んで、これの表裏を同時に清掃するといった清掃作業を容易に行うことができる。
すなわち、本実施形態によれば、清掃具10は、清掃部材14が装着される一対の清掃ヘッド11と、これらの一対の清掃ヘッド11の基端部11aを回転可能に支持するピボット部12と、ピボット部12に連結される柄部13とからなり、ピボット部12は、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態と、左右に略180度に開かせた開状態とに切替え可能な構造で、清掃ヘッド11の基端部11aを支持しているので、一対の清掃ヘッド11を上下に重ね合わせた清掃幅が最少幅となった状態と、左右に略180度に開かせた清掃幅が最大幅となった状態とに容易に切り換えることが可能になって、清掃作業を効率良く行うことが可能になる。
また、本実施形態によれば、一対の清掃ヘッド11を上下に重ね合わせて清掃幅を最少幅とした状態では、清掃幅は、実質的に一本の清掃ヘッド11のみの幅に相当する、狭い幅となるので、狭い幅の清掃箇所についても、効果的に清掃作業を行うことが可能になる。一対の清掃ヘッド11を上下に重ね合わせて清掃幅を最少幅とした状態では、従来のハンディモップ等を同様に、例えばはたきのような、種々の使い方で使用することも可能になる。
さらに、本実施形態によれば、清掃部材14が装着された一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態で清掃作業を行うことができるので、例えば一枚一枚のブラインドのような薄く細長い形状の被清掃物を、例えば上下の清掃ヘッド11の間に挟み込んだ状態で、左右にスライド移動させることにより、これの表裏を同時に清掃することが可能になる。電気コードのような細長いものに対しても、例えば上下の清掃ヘッド11の間に挟み込んだ状態で、左右にスライド移動させることにより、効率良く清掃することが可能になる。
さらにまた、本実施形態によれば、清掃ヘッド11の板状本体部11bの後端縁部と、基端部11aの連接台座部11jとの間には、間隔溝11kが保持されている。またこの間隔溝11kに、他方の清掃ヘッド11と一体となった回転軸部16の軸受スリーブ部16cを挿通させることで、基端接合部11aと軸受スリーブ部16cとの干渉を避けるようにしながら、一対の清掃ヘッド11を回動させて、略180度に開かせた開状態とすることができるようになっている。これによって、一対の清掃ヘッド11を左右に略180度に開かせて、各々の一方の側辺部を前方に向けた配置した状態から、一対の清掃ヘッド11を各々反対側に180度回転させることで再び左右に略180度に開かせて、各々の他方の側辺部を前方に向けた配置した状態に、容易に切り換えることができるので、例えば清掃ヘッド11に装着された清掃部材14の一方及び他方の側面部分を交互に清掃方向に対向させて、清掃部材14の全体を効率良く利用しながら、清掃作業を行うことが可能になる。
また、本実施形態では、ピボット部12には、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態と左右に略180度に開かせた開状態との間の、所定の開き角度で固定するためのストッパー手段20を設けることもできる。ストッパー手段20としては、例えば図5(b)及び図6(a)に示すように、一方の清掃ヘッド11に接合された回転軸部16における、軸受枠部15の上側の張出し支持板部15bの下側面と接触する底面の、中央貫通孔16dの周囲に、中央貫通孔16dから所定間隔離間させた状態で、周方向に間隔をおいて複数のストッパーピン係止孔16eを設けておく。一方、軸受枠部15の上側の張出し支持板部15bには、一方のピン係止孔18から所定間隔離間させて、ストッパーピン挿入孔15cが形成されている。そして、回転軸部16を軸受枠部15に対して回動させて、複数のストッパーピン係止孔16eから選択された1箇所のストッパーピン係止孔16eを、ストッパーピン挿入孔15cと合致させて、ストッパーピン21を挿入係止することによって、一対の清掃ヘッド11を、上下に重ね合わせた閉状態と左右に略180度に開かせた開状態との間の、所定の開き角度で段階的に固定することが可能になる。
なお、一対の清掃ヘッド11を、所定の開き角度で固定するためのストッパー手段20は、ピボット部12に公知のラチェツト機構等を設けることによって構成することもできる。
ピボット部12に、一対の清掃ヘッド11を所定の開き角度で固定するためのストッパー手段20が設けられていることにより、一対の清掃ヘッド11による清掃幅を、上下に重ね合わせた清掃幅が最少幅となった状態と、左右に略180度に開かせた清掃幅が最大幅となった状態との間で、段階的に選択して清掃を行うことが可能になって、清掃箇所の状況に応じてさらに効率良く清掃作業を行うことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、一対の清掃ヘッドは、板状本体部を備える帯板形状を有するものである必要は必ずしもなく、清掃部材を装着することが可能な、ロッド形状等を有するものであっても良い。その場合、ロッド自体を円弧形状に湾曲させて間隔溝11kを形成することが好ましい。また、一対の清掃ヘッドは、直線状に形成されたものである必要は必ずしもなく、円弧形状や波形状等の平面形状を有していたり、上下方向に湾曲したり、反っているもであっても良い。また、一対の清掃ヘッドは、ピボット部の回転軸部と一体成形して連接されている必要は必ずしもなく、例えば、清掃ヘッドとピボット部とは別パーツとし、回転軸部16の下面に清掃ヘッド11の基端部11bを接着して連接したり、また、回転軸部16に凹部を形成して基端部11bを嵌め込み、回転軸部16に対して、着脱交換可能に取り付けて用いるものであっても良い。さらに、ピボット部は、軸受枠部と、該軸受枠部に回転可能に支持されると共に、外周面に噛合凹凸部を備える一対の回転軸部とを含んで構成されるものである必要は必ずしもない。さらにまた、一対の清掃ヘッド11の開き幅を最大とする左右の開き角度は、略180度である必要は必ずしもなく、例えば回転軸部に形成される噛合凹凸部の角度範囲を調整することで、好ましくは150〜210度の開き角度となるように適宜設定することができる。
10 清掃具
11 清掃ヘッド
11a 基端部
11b 板状本体部
11h 係着基台部
11i 係着突起
11j 連接台座部
11k 間隔溝
12 ピボット部
13 柄部
14 清掃部材(繊維層を備えるモップ状の清掃用物品)
14a,14b,14c,14d 繊維層
14e,14f 装着用シート
14h 係着切込み
15 軸受枠部
15a 背面基板部
15b 張出し支持板部
15c ストッパーピン挿入孔
16 回転軸部
16a 噛合凹凸部
16b 軸本体部
16c 軸受スリーブ部
16d 中央貫通孔
16e ストッパーピン係止孔
17 連結ピン
18 ピン係止孔
19 連結ジョイント部
20 ストッパー手段
21 ストッパーピン

Claims (5)

  1. 清掃部材が装着される一対の清掃ヘッドと、該一対の清掃ヘッドの基端部を回転可能に支持するピボット部と、該ピボット部に連結される柄部とを具備する清掃具であって、
    前記ピボット部は、前記一対の清掃ヘッドを、上下に重ね合わせた閉状態と、左右に開かせた開状態とに切替え可能な構造で、前記基端部を支持している清掃具。
  2. 前記ピボット部は、軸受枠部と、該軸受枠部に回転可能に支持されると共に、外周面に噛合凹凸部を備える一対の回転軸部とを含んで構成されており、該一対の回転軸部に前記一対の清掃ヘッドの基端部の各々が連接されていると共に、一方の前記清掃ヘッドの基端部と、他方の前記清掃ヘッドの基端部との上下の位置をずらせた状態で、前記一対の回転軸部が、前記噛合凹凸部を互いに噛合させて前記軸受枠部に取り付けられており、これによって、前記一対の清掃ヘッドは、前記閉状態において互いに干渉しないようになっていると共に、同期して開閉するようになっている請求項1記載の清掃具。
  3. 前記ピボット部には、前記一対の清掃ヘッドを、上下に重ね合わせた閉状態と左右に開かせた開状態との間の、所定の開き角度で固定するためのストッパー手段が設けられている請求項1又は2記載の清掃具。
  4. 前記一対の清掃ヘッドは、互いにすれ違わせるように回動させて、逆の方向に開かせることで、各々の一方の側辺部を前方に向けて配置した状態から、各々の他方の側辺部を前方に向けて配置した状態に、切り換えることが可能になっている請求項1〜3のいずれか1項記載の清掃具。
  5. 前記基端部は、前記清掃ヘッドの板状本体部の端部の一方の側部から延設するプレート状の部分であって、前記一方の側部から側方に張り出した後に、前記板状本体部の幅方向中心側に折り返すことで、略円弧平面形状の前記回転軸部との連接台座部を形成しており、前記板状本体部の後端縁部と、前記接合台座部との間には、前記板状本体部の前記基端部が張り出す側辺部とは反対側の側辺部から、円弧形状に切り込まれた間隔溝が保持されており、該間隔溝に他方の前記清掃ヘッドが連接する前記回転軸部の一部を挿通させることで、前記基端部と前記回転軸部との干渉を避けるようになっている請求項4項記載の清掃具。
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