JP2015049367A - 画像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録材の詰まりが生じても記録材が加熱回転体及び加圧手段へ入り込むことを抑制できる画像加熱装置を提供する。
【解決手段】画像加熱装置で、加熱部材によって加熱される加熱回転体と、加熱回転体との間でトナー像が形成された記録材が挟持搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、記録材をガイドするガイド手段であって、加熱回転体から離間した第1の基準位置と、加熱回転体に当接または近接する第1の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第1のガイド手段と、加圧部材から離間した第2の基準位置と、加圧部材に当接または近接する第2の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第2のガイド手段と、を有し、第1のガイド手段の少なくとも一部の第1の基準位置から第1の変位位置への変位と、第2のガイド手段の少なくとも一部の第2の基準位置から第2の変位位置への変位と、を連動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やLBP等、電子写真方式・静電記録方式等の作像プロセスを採用した画像形成装置に使用される画像加熱装置に関する。画像加熱装置としては、記録材上に形成した未定着トナー画像を固着画像として加熱定着する定着装置や、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢度を増大させる光沢度増大装置等を挙げることができる。
電子写真方式の画像形成装置において、転写方式或いは直接方式で被記録媒体(転写紙、印字用紙、感光紙,静電記録紙など)に形成担持させた未定着のトナー画像を加熱定着させるために画像加熱装置としての定着装置が用いられる。定着装置としては、熱ローラ対方式、フィルム加熱方式など各種の方式・構成の装置が知られている。
ここで、定着装置内で記録材である記録紙の詰まり(ジャム)等のトラブルが発生して記録材の搬送不良が生ずると、定着装置内で記録材の行き場がなくなり、加熱回転体や加圧部材に巻き込まれ、復旧処理が必要になることがある。そのため、加熱ニップ部の下流側に記録材が加熱回転体に巻き付くことを防止するためのガイド手段を設けた定着装置が知られる(特許文献1)。
特開2002−99174号公報
しかしながら、特許文献1で紙詰まりが発生して記録材が加熱回転体側へ進入する経路が塞がれた場合、記録材は加熱回転体と加圧部材付近に滞留し、図9に示すように加圧部材側へ進入する可能性がある。記録材が加圧部材側に進入し、加圧部材に巻き付くと、ユーザーによるジャム処理が困難になることがある。
本発明の目的は、記録材の詰まりが生じても記録材が加熱回転体及び加圧手段へ入り込むことを抑制できる画像加熱装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像加熱装置は、加熱部材によって加熱される加熱回転体と、前記加熱回転体との間でトナー像が形成された記録材が挟持搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、記録材をガイドするガイド手段であって、前記加熱回転体から離間した第1の基準位置と、前記加熱回転体に当接または近接する第1の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第1のガイド手段と、記録材をガイドするガイド手段であって、前記加圧部材から離間した第2の基準位置と、前記加圧部材に当接または近接する第2の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第2のガイド手段と、を有し、前記第1のガイド手段の少なくとも一部の前記第1の基準位置から前記第1の変位位置への変位と、前記第2のガイド手段の少なくとも一部の前記第2の基準位置から前記第2の変位位置への変位と、を連動させることを特徴とする。
を特徴とする。
本発明によれば、記録材の詰まりが生じても記録材が加熱回転体及び加圧手段へ入り込むことを抑制できる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係わる画像加熱装置を説明する主断面構成図、(b)はガイド手段がシート材に押された状態を説明する断面図である。 (a)は長手方向で左側端におけるガイド手段を説明する斜視図、(b)は長手方向で右側端におけるガイド手段を説明する斜視図である。 (a)は加熱側ガイド手段が複数ある場合の斜視図、(b)は加圧側ガイド手段が複数ある場合の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像加熱装置における記録材検知手段を説明する斜視図である。 第2の実施形態におけるリンク部材を説明する斜視図である。 第2の実施形態における搬送状態の断面図である。 第2の実施形態におけるガイド手段がシート材に押された状態を説明する断面図である。 本発明の実施形態に係る画像加熱装置を搭載した画像形成装置の断面構成図である。 従来例を説明する断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
《第1の実施形態》
(画像形成装置)
図8は、本発明の実施形態に係る画像加熱装置としての定着装置を搭載した画像形成装置の概略断面図である。図8で、画像形成装置1は電子写真プロセスを用いた4色フルカラーのレーザビームプリンタである。画像形成装置1は、後側(図8の左側)から前側(図8の右側)にかけて、第1から第4のプロセスカートリッジPY・PM・PC・PKを並べて配設(インライン構成、タンデム型)してある。各カートリッジは、それぞれ同様な構成のため、ここではカートリッジPYについてのみ説明する。
カートリッジPYは、電子写真感光体ドラム(以下、ドラムという)11a、帯電器12a、現像器13a、クリーニング器14aをカートリッジ枠体内に設けたものである。現像器13aは、現像ローラ13a1を有し、現像剤容器内には現像剤(トナー)を収容させてある。各カートリッジの上方には、レーザスキャナユニット2を配設してある。このスキャナユニット2は、入力する画像情報に対応してレーザー光を出力し、各ドラム11面を走査露光する。
各カートリッジの下方には、中間転写ベルトユニット20を配設してある。このベルトユニット20は、中間転写体としての誘電体性で可撓性を有するエンドレスベルト(以下、ベルトという)21と、このベルト21を循環移動させる駆動ローラ22・ターンローラ23・テンションローラ24を有する。ベルト21の内側には、上行側ベルト部分を介して各ドラム11に対向させた4個の一次転写ローラ25a、25b、25c、25dを配設してある。駆動ローラ22には、ベルト21を介して二次転写ローラ26を当接させてある。
ベルト21の下方部には、シート供給部30を配設してある。シート供給部30は、シートカセット31、給紙ローラ33、分離ローラ34、搬送ローラ35で構成される。また、画像形成装置1の記録材搬送方向で下流側には、画像加熱装置としての定着装置40、排紙搬送路41、排紙ローラ対42を配設してある。定着装置40は、加熱ユニットとしての加熱回転体40aと、加圧ユニットとしての加圧部材40bを有する。排紙ローラ対42は、排紙ローラ42aと排紙コロ42bで構成される。
次に、画像を形成するための動作を説明する。各ドラム11が矢印で示した反時計回り方向に所定の制御速度で回転駆動される。ベルト21もドラム回転に順じた方向にドラム11の速度に対応した速度で回転駆動され、略同タイミングでスキャナユニット2も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジにおいて所定の制御タイミングで帯電ローラ12がドラム11の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。
そして、スキャナユニット2は、各ドラム11の表面を各色の画像信号に応じてレーザー光で走査露光する。これにより、各ドラム11の表面は、レーザー光で走査露光された領域が、画像信号に応じた静電潜像となる。各ドラム11の表面に形成された静電潜像が、各現像器13によりトナー像として現像される。そして、このような電子写真画像形成プロセス動作により、ベルト21上に各色の未定着トナー像が重畳されて合成形成される。
一方、所定の制御タイミングでシートカセット31上のシート材Sは、分離ローラ34と搬送ローラ35により1枚ずつ給送される。二次転写ローラ26とベルト21とのニップ部に搬送された記録材(シート材)S上に、ベルト21上の未定着トナー像が順次一括転写される。
次に、ベルト21の面から分離されて定着装置40へ導入されるシート材Sは、加熱ニップ部Nで加熱・加圧され、各色トナー像の混色及びシート材Sへの定着がなされる。そして、シート材Sは定着装置40を経て、排紙搬送路41を通り、排紙ローラ対42により排紙トレイ50上に排出される。
(画像加熱装置)
以下、本実施形態に係る画像加熱装置としての定着装置の構成を詳細に説明する。本実施形態の定着装置40は、トナー像が転写された記録材であるシート材Sを加熱する為の加熱ユニットである加熱回転体40aと、加圧部材40bが圧接することで、加熱ニップ部Nを形成する。加熱ニップ部Nで挟持搬送されるシート材Sが加熱されることで、トナー像をシート材Sに定着する。
加熱ユニットとしての加熱回転体40aは、図1(a)に示すように円筒状の定着フィルム40a1、定着フィルム40a1に内接し、定着フィルム40a1を加熱するヒータ40a2、耐熱、剛性を有するステイ40a3を備えている。定着フィルム40a1は、例えば、高耐熱、高熱伝導性を有する薄肉円筒状のプラスチックフィルムなどである。
加熱部材としてのヒータ40a2は、例えばセラミックヒータやカーボンヒータなどであり、図示しない電源による通電により発熱する発熱体である。ヒータ40a2は、ヒータホルダ40a4の溝部に嵌めて固定された状態で支持されている。定着フィルム40a1は、ヒータ40a2とステイ40a3の外周を覆う形で取り付けられ、回転運動が可能になっている。
加圧ユニット40bは、加圧ローラ40b1と、加熱回転体40aに加圧ローラ40b1を加圧する加圧ばね40b2等によって構成されている。加圧ローラ40b1は、弾性表面を有しているため、加熱回転体40aと加圧ローラ40b1は所定の幅をもった加熱ニップ部Nを形成し、所定の圧で圧接している。また、加圧ローラ40b1は、図示しない駆動列から所定の周速度で回転駆動される。この加圧ローラ40b1の回転により、定着フィルム40a1と加圧ローラ40b1間で摩擦力が発生し、定着フィルム40a1は加圧ローラ40b1に対して従動回転運動を行う。
次に、画像を加熱するための動作を説明する。加圧ローラ40b1が回転駆動され、それに伴い定着フィルム40a1が従動回転状態になる。そして、ヒータ40a2が通電、加熱された状態において、定着フィルム40a1と加圧ローラ40b1間の加熱ニップ部Nに、未定着トナー像T担持したシート材Sが導入され、挟持搬送される。この挟持搬送過程において、ヒータ40a2の熱が定着フィルム40a1を介してシート材Sに付与され、シート材S上の未定着トナー像Tが、シート材S上に加熱及び加圧されて溶融定着される。その後、加熱ニップ部Nから抜けたシート材Sは、曲率分離される。
(ガイド手段)
加熱ニップ部Nの記録材搬送方向で下流側には、加熱ニップ部Nを通過した記録材(シート材)Sをガイドするガイド手段43が設けられている。このガイド手段43は、加熱回転体40a側に配設された加熱側ガイド手段43a(第1のガイド手段)と、加圧手段側に配設された加圧側ガイド手段43b(第2のガイド手段)からなる。そして、ガイド手段43は、長手方向(記録材搬送方向に交差する方向)に対向して配置された夫々1枚づつのガイド手段で構成される。
ここで、図1(a)はガイド手段43が加熱ニップ部Nを通過した記録材をガイドする機能を備えた定常状態を示す。図1(a)に示したガイド手段43の位置を第1の位置とする。図1(a)で、加熱側ガイド手段43a、加圧側ガイド手段43bの先端部は、夫々加熱回転体40a、加圧部材40bから離間している。
即ち、加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aから離間した第1の基準位置、かつ加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bから離間した第2の基準位置にある。そして、1(a)に示す定常状態では、加熱ニップ部Nを通過したシート材Sは、ガイド手段43によってガイドされて排紙ローラ対42に挟持搬送され、不図示の排紙トレイに排出される。
ここで、加熱側ガイド手段43aと加圧側ガイド手段43bの付勢力をそれぞれFa、Fbとし、通常の記録材(シート材)S搬送時に任意のガイド手段がシート材Sから受ける力をFs1とすると、Fs1<Fa+Fbが成り立つ。そして、シート材Sがジャムなどの搬送不良によって定着装置40内に滞留した際は、シート材Sが任意のガイド手段を押圧する力をFs2とすると、Fs2>Fa+Fbが成り立つ。
図1(b)はジャム状態を示し、加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置、かつ加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位する。これにより、ジャムで滞留した記録材が加熱回転体40a側、加圧部材40b側へに進入することを阻止する。図1(b)に示すジャム状態では、記録材(シート材)搬送は停止され、滞留した記録材の回収が行われる。
(リンク機構)
本実施形態において、リンク機構は記録材搬送方向に交差する長手方向の両端部に設けられる。図2(a)は加熱回転体側から見て記録材搬送方向に交差する長手方向の一方の端部(左側端部)のリンク機構、図2(b)は加熱回転体側から見て記録材搬送方向に交差する長手方向の他方の端部(右側端部)のリンク機構を示す。また、図2(a)は加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位するとき、連動して加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置に変位することを示す。
一方、図2(b)は加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置に変位するとき、連動して加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位することを示す。このように、図1(b)に示すジャム状態では、加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置、かつ加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位する。
(リンク機構の具体的構造)
図2(a)、(b)で、加熱側ガイド手段43aと加圧側ガイド手段43bは、それぞれ軸43a1と43b1を中心に回動可能に取り付けられ、軸43a1と43b1はそれぞれ支持ガイド45、46に支持されている。そして、図1(a)に示すように、加熱側ガイド手段43a、加圧側ガイド手段43bは、それぞれ付勢部材としてのガイドバネ44a、44bによって記録材搬送路方向に交差する方向に付勢されている。また、図1(a)に示す定常状態では、ストッパ43a2、43b2が支持ガイド45、46の係止部45a、46aにそれぞれ係止されている。
ここで、図2(a)、(b)に示すように、加熱側ガイド手段43aと加圧側ガイド手段43bは、長手方向端部の対向する位置にレバーまたは係止部を有している。具体的には、図2(b)に示すように、連結部として、加熱側ガイド手段43aに形成されたレバー43a3と、加圧側ガイド手段43bに形成された係止部43b3が連結する。また、図2(a)に示すように、加熱側ガイド手段43aに形成された係止部43a4と、加圧側ガイド手段43bに形成されたレバー43b4が連結する。
この構成により、加熱ニップ部Nを通過したシート材Sが搬送不良を起こし、加熱ニップ部Nと排出ローラ対42との間でジャムした際、行き場を失ったシート材Sはどちらか一方のみのガイド手段を押したとしても、対向するガイドも連動する。
ここで、ガイド手段43がシート材Sに押された状態の断面図を図1(b)に示す。図1(b)に示したガイド手段43の位置を第2の位置とする。例えば、加熱側ガイド手段43aがジャムしたシート材Sに押圧されると、加熱側ガイド手段43aは加熱回転体40aに接近する方向に移動する。この際、図2(b)で示したようにレバー43a3と係止部43b3がリンクしているために、加圧側ガイド手段43bも加熱側ガイド手段43aに連動し、加熱側ガイド手段43aは加熱回転体40aに接近する。これにより、加圧側ガイド手段43bは加圧ユニット40bに接近する方向に連動して移動する。
このように、加熱ニップ部Nを通過したシート材Sが搬送不良を起こし、加熱ニップ部Nと排出ローラ対42との間でジャムした場合、ガイド手段43は第1の位置から第2の位置に移動する。これにより、ジャムしたシート材Sが加熱回転体40aまたは加圧ユニット40bに入り込む経路を塞ぐ構成になっている。
なお、ここでは加熱側ガイド手段43aが記録材(シート材)Sに押された場合を説明したが、加圧側ガイド手段43bが記録材(シート材)Sに押された場合も同様である。
《第2の実施形態》
次に本発明の第2の実施形態に係わる画像加熱装置としての定着装置40について、図4乃至図7を用いて説明する。リンク機構として第1の実施形態では加圧側ガイド手段43bとストッパ43b2を一体化したものを用いた。これに対し、本実施形態ではストッパ43b2の替りにリンク部43b5を加圧側ガイド手段43bと一体化したものを用いる。更にリンク部43b5に関連して、記録材(シート材)の有無を検知する記録材検知手段を設け、記録材検知手段を第1のガイド手段(加熱側ガイド手段)または第2のガイド手段(加圧側ガイド手段)の変位位置への変位に応じて作動させる。
なお、本実施形態に係る画像加熱装置の基本構成は、第1の実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、前述した実施形態と同一機能を有する部材には同一符号を付す。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位するとき、連動して加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置に変位する。また、加熱側ガイド手段43aが加熱回転体40aに当接または近接した第1の変位位置に変位するとき、連動して加圧側ガイド手段43bが加圧部材40bに当接または近接した第2の変位位置に変位する
(記録材検知手段)
図4で、60は記録材(シート材)Sの有無(ジャムの有無)を検知する記録材検知手段であり、支持ガイド46に設けられている。検知手段60は、不図示の発光部およびセンサ62と、発光部とセンサ62の間に設けられるフラグ61と、記録材搬送停止に関与するリンク部材70で構成される。フラグ61は、シート材Sの先端と当接して軸61a(フラグ61の回転軸)を中心に反時計回り(図4のCCW方向)に回動し、センサ62はフラグ61が回動して発光部からの光を遮光している状態を記録材(シート材)Sがある状態(ジャム状態)と認識する。
フラグ61の回転軸である軸61aはフラグ支持部46c(図6)に回転可能に設けられ、フラグ61は記録材(シート材)Sの通過後は再び図4に示す位置に戻る様に、不図示のバネにより時計回り方向に付勢されている。記録材検知手段60は任意のタイミングで記録材(シート材)Sの有無を検知し、装置全体を司る不図示の制御手段は、予め設定されたシーケンスに反する場合(例えば所定時間を経過した場合)に搬送不良と判断して記録材(シート材)Sの搬送を強制的に止める。
(記録材搬送停止に関与するリンク部材70)
次に、図4乃至図7を用いて、本実施形態における記録材搬送停止に関与するリンク部材70を説明する。図5で、リンク部材70は、軸70aと係止部70bとリンク部70cで構成される。リンク部材70は軸70aを中心に回動可能に設けられ、リンクバネ71により軸70aを中心に時計回り(図4のCW方向)に付勢されている。そして、リンク部材70は、係止部70bとリンク部43b5が当接することでCW方向の回転を規制し、軸70aは支持ガイド46のリンク支持部46bに支持される。
通常の搬送状態(ガイド手段43が第1の位置)の断面図を図6に、ガイド手段43がシート材Sに押された状態(ガイド手段43が第2の位置)の断面図を図7にそれぞれ示す。例えば、加圧側ガイド手段43bがジャムしたシート材Sに押圧されると、加圧側ガイド手段43bは加圧ユニット40bに接近する方向に移動する。
この際、図7に示すように、加圧側ガイド手段43bのリンク部43b5が、リンク部材70の係止部70bに当接する。すると、リンク部材70は軸70aを中心に時計周り(図7のCW方向)に回動し、リンク部70cはフラグ61の係止部61bに当接し、フラグ61を軸61a中心に更に反時計周り(図7のCCW方向)に回動させる。この時、センサ62が受光状態となるようにフラグ61を配設することで、記録材検知手段60は搬送不良としてシート材Sの搬送が強制的に止められる。
これにより、加熱ニップ部Nを通過したシート材Sが搬送不良を起こし、加熱ニップ部Nと排出ローラ対42との間でジャムした場合、ガイド手段43は第1の位置から第2の位置に移動する。そして、ジャムしたシート材Sが加熱ユニット40aまたは加圧ユニット40bに入り込む経路を塞ぎ、かつ、搬送を強制的に止めてシート材Sを定着装置40内に滞留させないことで、ジャム処理の良好なユーザビリティ性を実現できる構成になっている。なお、ここでは加圧側ガイド手段43bがシート材Sに押された場合を説明したが、加熱側ガイド手段43aがシート材Sに押された場合も効果は同様である。
(変形例)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限らず、同一性の範囲内で種々の変形が可能である。
(変形例1)
上述した実施形態では、第1のガイド手段である加熱側ガイド手段43a、第2のガイド手段である加圧側ガイド手段43bを、夫々1枚配設したが、少なくとも一方を複数枚で構成しても良い。即ち、図3(a)に示すようにガイドリンク部43a5を介して複数枚の加熱側ガイド手段43a6が連動する構成を用いることもできる。同様に、図3(b)に示すように、ガイドリンク部43b6を介して複数枚の加圧側ガイド手段43b7が連動する構成を用いることもできる。
この場合、第1のガイド手段の少なくとも一部の第1の基準位置から第1の変位位置への変位と、第2のガイド手段の少なくとも一部の第2の基準位置から第2の変位位置への変位と、を連動させる。そして、記録材により押圧されたガイド手段の枚数を超える枚数が変位することが好ましい。例えば、第1のガイド手段が5枚のガイド部材で構成され、第2のガイド手段が6枚のガイド部材で構成される場合で、第1のガイド部材の内の3枚が記録材により押圧された場合、以下のようにする。即ち、その3枚の変位に連動して第2のガイド手段が少なくとも1枚変位する、更には第1のガイド手段が更に少なくとも1枚変位するようにする。
(変形例2)
上述した実施形態では、変位可能なガイド手段を定着ニップ部の下流側に設けたが、定着ニップ部の上流側に設けても良い。
(変形例3)
上述した実施形態では、加熱手段としてのヒータ40a2を加熱回転体の内部に設けたが、加熱回転体の外部に設けても良い。また、加熱手段は記録材のトナー画像を加熱できるものであれば種類を問わず、例えば電磁誘導加熱方式のものでも良い。
(変形例4)
上述した実施形態では、加圧部材として駆動ローラである加圧ローラを用いたが、固定された加圧パッドを用いても良い。この場合、加熱回転体は駆動プーリーを含む複数のプーリーに無端ベルト(フィルム)を懸架させる構成とすることができる。
40a・・加熱ユニット(加熱回転体)、40b・・加圧ユニット(加圧部材)、43a・・加熱側ガイド手段、43b・・加圧側ガイド手段

Claims (11)

  1. 加熱部材によって加熱される加熱回転体と、
    前記加熱回転体との間でトナー像が形成された記録材が挟持搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
    記録材をガイドするガイド手段であって、前記加熱回転体から離間した第1の基準位置と、前記加熱回転体に当接または近接する第1の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第1のガイド手段と、
    記録材をガイドするガイド手段であって、前記加圧部材から離間した第2の基準位置と、前記加圧部材に当接または近接する第2の変位位置との間で変位する1枚または複数枚の第2のガイド手段と、
    を有し、
    前記第1のガイド手段の少なくとも一部の前記第1の基準位置から前記第1の変位位置への変位と、前記第2のガイド手段の少なくとも一部の前記第2の基準位置から前記第2の変位位置への変位と、を連動させることを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記第1のガイド手段を前記第1の基準位置へ付勢する第1の付勢部材と、前記第2のガイド手段を前記第2の基準位置へ付勢する第2の付勢部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記第1のガイド手段の少なくとも一部の前記第1の基準位置から前記第1の変位位置への変位と、前記第2のガイド手段の少なくとも一部の前記第2の基準位置から前記第2の変位位置への変位と、をリンク機構で連動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像加熱装置。
  4. 前記リンク機構は、記録材搬送方向に交差する長手方向の両端部に設けられることを特徴とする請求項3に記載の画像加熱装置。
  5. 前記リンク機構は、前記長手方向の一方の端部では、前記第1のガイド手段が前記第1の変位位置へ変位するとき、連動して前記第2のガイド手段が前記第2の変位位置へ変位し、
    且つ前記長手方向の他方の端部では、前記第2のガイド手段が前記第2の変位位置へ変位するとき、連動して前記第1のガイド手段が前記第1の変位位置へ変位することを特徴とする請求項4に記載の画像加熱装置。
  6. 前記記録材の有無を検知する記録材検知手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  7. 前記記録材検知手段は、前記第1のガイド手段または前記第2のガイド手段の前記変位位置への変位に応じて作動することを特徴とする請求項6に記載の画像加熱装置。
  8. 前記記録材検知手段は、前記ニップ部の下流側に設けられることを特徴とする請求項6または7に記載の画像加熱装置。
  9. 前記第1のガイド手段、前記第2のガイド手段は、前記ニップ部の下流側に設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  10. 前記加圧部材は加圧ローラであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
  11. 前記加圧部材は加圧パッドであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像加熱装置。
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