JP2008090172A - 定着装置 - Google Patents

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英樹 高塚
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Abstract

【課題】 外部加熱手段を有する定着装置の外部加熱部にオフセットトナーが回り込まないようにし、オフセットトナーによる画像不良を回避し、良好な定着性を長期に亘って維持する定着装置の提供。
【解決手段】 外部加熱部材と、外部加熱部材を定着部材に対して接離させる手段とを有し、異常を検知し停止後、最初に挿通させる1枚目の転写材を定着部材のクリーニングペーパーとするクリーニングモードを備えた定着装置において、ジャム処理時及びクリーニングモード時に接離手段により外部加熱部材を定着部材から離間させ、クリーニングモード終了後、接離手段により外部加熱部材を定着部材に当接させることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の複写機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置において、転写材上に形成された未定着現像剤像を加熱及び加圧し、かかる現像剤を転写材に定着させる定着装置に関する。
以下、従来の電子写真方式の画像形成装置について説明する。
図8に、従来の画像形成装置の概略構成図を示す。70Y、70M、70C、70Kは感光体ドラムであり、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤(トナー)を備えたプロセスカートリッジ毎に設けられている。各感光体ドラム70Y、70M、70C、70Kの表面は、それぞれに対応したレーザースキャナ装置71Y、71M、71C、71Kから発せられたレーザー光により露光される。これにより静電潜像が形成され、この静電潜像は現像される。72は中間転写ベルトであり、各感光体ドラム70Y、70M、70C、70Kで形成された各色毎のトナー像が転写される。給紙カセット73には転写材74が積載されており、転写材74は所定のタイミングで給紙ローラ75により給紙され、フィード・リタードローラ対76、搬送ローラ対77、78、レジストローラ対79を通って二次転写ローラ80に搬送される。同時に、転写材74への転写手段である二次転写ローラ80には二次転写バイアスが引加され、中間転写ベルト72上のトナー像が転写材74上に転写され、転写材74は定着装置81に搬送される。定着装置81において、転写材74上のトナー像が溶融固着されることによりカラー画像が得られる。その後、排紙ローラ対82、83を通って排紙トレイ84に排紙される。
次に、図8の定着装置81として用いられる従来の定着装置の一例である従来例1の略構成を図9に示し詳述する。従来例1の定着装置では、温度調整された2種類の加熱部材として加熱ローラである、定着部材(定着ローラ)1と加圧部材(加圧ローラ)2が備えられ、それらの当接ニップ10を、上記のフルカラートナー像である未定着現像剤像11を載せた転写材12が通過できるように構成されている。未定着現像剤像11はその際加熱、加圧され転写材12上に定着される。尚、ここでは、未定着現像剤像11は、転写材12の、定着ローラ1側の表面に作成されている。尚、ここでは、両ローラ1、2を構成する部材については、例えば、定着ローラ1の部材としてのヒータをヒータ13a、加圧ローラ2の部材としてはヒータ13b、というように表記するが、ヒータ13と表記したときは、ヒータ13a、13b両方を示すこととする。他の定着ローラ1、加圧ローラ2の部材についても同様の方法で表記をする。
各々のローラ1、2はそれぞれの中央部に、ハロゲンヒータ13を備えており、ヒータ13の発する輻射エネルギーをローラ1、2内側で、ヒータ13周囲を囲うアルミ芯金14で吸収し、各々のローラ1、2は加熱される。トナー溶融を良好に行い転写材12上に定着させるためには、定着ローラ1、加圧ローラ2の当接ニップ10を確保する必要があるため、ローラ1、2はアルミ芯金14の周りに厚さ2mmのシリコンゴムより形成される弾性層15を設けている。また、ローラ1、2表面にトナーや紙紛が固着するのを防ぐため、ローラ1、2の表面である最表層はPFA、PTFE等の離型性の高い樹脂によるコーティング層16にて形成されている。
一方、こうした例のように弾性層15を有するローラの場合、ヒータ13の輻射を収集し発熱する部分からローラ表面までの距離が遠くなり、以下のような不都合が生じる。連続部分からローラ1、2表面の熱が急速に奪われた場合、芯金14からの熱伝導による熱供給が間に合わず、ローラ1、2表面の温度が低下し定着不良を招いてしまう。また、表面の温度低下を補うために強い加熱を行うと芯金14付近のシリコンゴム弾性層15の温度が高くなりすぎ劣化を早めてしまう。このような不都合は、転写材12の供給速度が同じ場合、ローラ径が小さく、弾性層15が厚いほど厳しい。
上記の問題を解決するため、定着ローラを外側から加熱する方式が提案されている。図10はそのような方式の定着装置の一例である従来例2の構成を示したものである。図10では、定着ローラ1表面且つ転写材12に触れない位置に当接し、定着ローラ1の表面を直接加熱する加熱ローラである外部加熱部材(外部加熱ローラ)3を有している。外部加熱ローラ3は、定着ローラ1や加圧ローラ2と同様のハロゲンヒータ13cを中央に設けたアルミ芯金14cにて構成される。通紙により定着ローラ1表面から奪われた熱エネルギーを、外部加熱ローラ3により表面から直接補充でき、連続通紙した場合でもローラ1、2表面の温度低下を招きにくい。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開平11-174889号公報 特開2004-333683号公報
従来例2の定着装置においては、定着ニップ10内でトナーは溶融され、次のような力関係が成立している。
1.トナー同士の凝集力>定着ローラ、加圧ローラとトナーの接着力
2.トナーと転写材の接着力>定着ローラ、加圧ローラ表面とトナーの接着力
その結果、トナーは定着ローラ表面16aに付着せず、転写材12に定着される。
一方、画像形成装置はジャム等の異常を検知すると装置の動作を停止し、また、安全確保のためヒータ13によるローラ加熱を停止する。その際、未定着トナー11を載せた転写材12が定着ニップ10に存在すると、ローラ1、2の温度低下により上記の力関係が崩れ、定着ローラ1、加圧ローラ2表面にトナーが付着(オフセット)する場合がある。図9に示した従来例1の定着装置の場合、上記の理由で定着ローラ1、加圧ローラ2の表面がオフセットトナーで汚れる場合があるが、装置が通常状態に復帰すれば、再び上記の力関係が成立し、最初の通紙で定着ローラ1、加圧ローラ2上のオフセットトナーは転写材12上に再び定着され、ローラ上から除去することができる。
しかし、図10に示した従来例2の定着装置の場合、ジャム等によるオフセットトナーは、外部加熱ローラ3上にも回りこんでしまい、ジャム後の最初の通紙においても、転写材12に直接接しない外部加熱ローラ3上のトナーは、その全てを除去することができない。外部加熱ローラ3上のトナーは徐々に定着ローラ1に戻り、そのたびに転写材12上の画像トナーと混ざって定着され大きな問題とされていた。
以上の不都合を防ぐため、図11に示す従来例3のように定着ローラ1や外部ローラ3に当接するクリーニング部材17を設け、オフセットトナーを除去する方法も提案されているが、ユーザーがクリーニング部材を定期的に交換する必要が発生してしまう。
本発明の目的は、上記のような問題を解決するために、外部加熱手段を有する定着装置の外部加熱部にオフセットトナーが回り込まないようにし、オフセットトナーによる画像不良を回避し、良好な定着性を長期に亘って維持する定着装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る定着装置にて達成される。要約すれば、回転する定着部材と、該定着部材に当接して回転する加圧部材と、発熱手段を有し転写材に接触せずに前記定着部材表面に接触して該定着部材表面を加熱する外部加熱部材と、該外部加熱部材を前記定着部材に対して接離させる手段とを有し、前記定着部材と前記加圧部材との間に未定着現像剤像を担持した転写材を挿通し、該転写材を加熱し、該転写材上の前記現像剤像の定着を行い、且つ異常を検知し停止後、最初に挿通させる1枚目の転写材を前記定着部材のクリーニングペーパーとするクリーニングモードを備えた定着装置において、
第1の本発明は、定着装置内に残留した転写材のジャム処理動作に連動して前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材から離間させ、前記クリーニングモード終了後、前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材に当接させることを特徴とするものである。
第2の本発明は、異常を検知し停止と同時に前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材から離間させ、前記クリーニングモード終了後、前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材に当接させることを特徴とするものである。
以上説明したように、本発明の画像形成装置は、転写材を加熱可能な定着部材と、発熱手段を有し転写材に接触せずに定着部材表面に接触して定着部材表面を加熱する外部加熱部材と、該外部加熱部材を前記定着部材に対して接離させる手段とを有し、定着装置内に残留した転写材のジャム処理時、および定着部材表面に付着したオフセットトナーを除去するためにクリーニングペーパーを挿通させるクリーニングモード時に、外部加熱部材を定着部材から離間させることで、オフセットトナーが外部加熱部材へ回り込むのを防止でき、通常画像形成時にオフセットトナーによる画像不良を回避し、良好な定着性を長期に亘って維持することができる。また、特に定着装置のクリーニング部材を設けていないので、クリーニング部材を交換するというユーザーの作業が無くなる。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を図面に則して詳しく説明する。
本実施例における画像形成装置および定着装置の構成は、図8および図10に既に示した従来例の構成と同様である。ここでは、本発明の特徴である外部加熱部材の接離手段について述べる。
本実施例における定着装置の構成を図1に、その駆動手段を図3に示す。図3のモータ25の出力軸は画像形成装置から定着装置の駆動信号を受けると矢印D方向に回転し、アイドラギア26を介して定着駆動ギア27が矢印E方向に回転駆動される。これに伴って、定着駆動ギア27に連結された図1の定着ローラ1が矢印A方向に回転駆動される。このときの定着ローラ1の周速は約120mm/sである。また、定着ローラ1と加圧ローラ2とは図示しないバネの付勢により所定の圧力(40kgf)で接触しており、加圧ローラ2は矢印B方向に従動回転される。外部加熱ローラ3を保持した離間レバー20は軸21を支点として回動可能になっている。また、カム22はカム回転軸23に固定され、カム回転軸23の回転とともに回転可能になっている。図3の29は半周制御クラッチで、定着駆動ギア27からアイドラギア28を介して矢印F方向に駆動が伝達されるが、電流のon、offによりその出力軸であるカム回転軸23の回転を半周づつ制御できる。定着装置駆動時は半周制御クラッチ29の電流がonにされ、カム22の偏芯位置は図1に示す状態に保たれ、バネ24の付勢により外部加熱ローラ3と定着ローラ1とは所定の圧力(20kgf)で接触する。そして、外部加熱ローラ3は矢印C方向に従動回転される。また、それぞれのローラ1、2および3はサーミスタ等の温度検知手段(不図示)を有しており、それらによる温度検知情報を基に各々のヒータ13の点灯が制御され、所定の温度になるよう温度調整が行われる。
定着装置または画像形成装置に異常が発生し検知されると、定着装置は駆動停止の信号を受けモータ25の回転が停止する。それと同時に、ヒータ13が消灯される。また、半周制御クラッチ29の電流はoffにされるが、半周制御クラッチ29のギアにはモータ25からの駆動が伝達されないのでカム22の偏芯位置は図1の状態のままであり、外部加熱ローラ3と定着ローラ1とはバネ24の付勢により当接したままである。このとき、定着ローラ1と加圧ローラ2の当接ニップ10に転写材が存在していると、それを取り除くジャム処理作業が必要になる。ここで、転写材上のニップ10より上流側のトナー像は未定着トナー像である。ジャム処理は、ユーザーが転写材を図1の矢印G方向に引っ張ることによって行われる。この転写材に従動して定着ローラ1と加圧ローラ2が回転し、定着ローラ1に従動して外部加熱ローラ3が回転する。ここで、ローラ1、2の温度低下によりニップ10よりも上流側にあった転写材上の未定着トナー像は定着ローラ1の表面に付着(オフセット)する。
図2は本実施例の定着装置の外部加熱ローラが定着ローラから離間した状態を示す概略図である。ジャム処理時に、転写材に従動回転する定着ローラ1に連結された定着駆動ギア27は図3の矢印E方向に回転させられ、アイドラギア28を介して半周制御クラッチ29のギアは矢印F方向に回転させられる。ここで、半周制御クラッチ29の電流はoffになっているので、その出力軸であるカム回転軸23は半周だけ回転したところで止まり、これに固定されたカム22の偏芯位置は図2に示す状態に保持される。このとき、離間レバー20はカム22に押されて軸23を支点に反時計回りに回動し、離間レバー20に保持された外部加熱ローラ3は定着ローラ1から離間する。ここで、定着ローラ1の表面に付着したオフセットトナーが外部加熱ローラ3との当接ニップ18に到達する前に、外部加熱ローラ3を離間しなければならないので、定着駆動ギア27に対する半周制御クラッチ29のギアの減速比をある値(ニップ10からニップ18までの角度)/(外部加熱ローラ3が離間するまでにカム22が回転する角度)以下にしなければならない。
ジャム処理終了後、画像形成装置は異常なしと判断すると、定着ローラ1表面に付着したオフセットトナーを除去するためのクリーニングモードに入る。モータ25に駆動信号が送られ、定着ローラ1が矢印A方向に回転され、加圧ローラ2も矢印B方向に従動回転される。それと同時にヒータ13a、13bが点灯され、定着ローラ1表面および従動回転によって回り込んだ加圧ローラ2表面のオフセットトナーが溶融する温度に達した後、クリーニングペーパーとしての転写材が給紙手段から給紙される。クリーニングペーパーがニップ10を通過するときに、定着ローラ1表面および加圧ローラ2表面に付着したオフセットトナーは全てクリーニングペーパーに移動し定着される。その後クリーニングペーパーは画像形成装置外部に排紙される。
クリーニングモード終了後、画像形成装置が通常画像形成状態に入ると、ヒータ13cも点灯され、それと同時に半周制御クラッチ29の電流がonにされ、カム22が半周だけ回転し、その偏芯位置は図2に示す状態から図1に示す状態になる。これに伴い、離間レバー20はバネ24の付勢により軸21を支点に時計回り方向に回動し、外部加熱ローラ3は定着ローラ1に当接し矢印C方向に従動回転する。その後、未定着トナー像を載せた転写材がニップ10を通過して定着され、画像形成装置外部に出力されるが、ジャム処理時のオフセットトナーによる画像不良が発生することはない。
本実施例では、定着ローラ1、加圧ローラ2共にヒータ13を内臓しているが、各々のローラ1、2におけるヒータ13の内臓は任意である。また、加圧部材および外部加熱部材としてはローラ以外のものを採用してもよい。図4に示すのは、加圧部材および外部加熱部材として無端状に成形した薄膜フィルム31、32の内側にセラミックヒータ33a、33bを備えたものを採用した例である。フィルム31、32は厚さ50μmのポリイミド樹脂で形成された基体層と、例えばPFA等の高離型材料より形成される表面層とを有しており、定着ローラ1に従動し、セラミックヒータ33およびフィルムガイド34a、34bに摺動してそれぞれ矢印J、K方向に回転する。フィルム32の両端にある不図示のフランジが離間レバー20に保持されており、外部加熱ローラ3と同様に定着ローラ1から離間できる。以上の例では、定着ローラ1表面を効率良く加熱することができる。また、図5に示すのは、外部加熱部材として板状のセラミックヒータ33cを採用した例である。セラミックヒータ33cを保持したヒータホルダー35が離間レバー20に保持されており、外部加熱ローラ3と同様に定着ローラ1から離間できる。以上の例では、定着ローラ1表面を効率良く加熱することができ、構成を簡略化できる。
本実施例における画像形成装置および定着装置の構成も、図8および図10に既に示した従来例の構成と同様である。本実施例においても、本発明の特徴である外部加熱部材の接離手段について述べる。
本実施例における定着装置の構成を図6に示す。画像形成装置から定着装置の駆動信号を受けると、定着ローラ1は図3に示すような駆動手段により矢印A方向に回転駆動される。このときの定着ローラ1の周速は約120mm/sである。また、定着ローラ1と加圧ローラ2とは図示しないバネの付勢により所定の圧力(40kgf)で接触しており、加圧ローラ2は矢印B方向に従動回転される。外部加熱ローラ3を保持した離間レバー40は軸41を支点として回動可能になっている。定着装置駆動時は、ソレノイド42への電流をonにすることにより、鉄心43がソレノイド42側へ引き付けられ、ピン44で連結された離間レバー40は軸41を支点に時計回り方向に付勢され、外部加熱ローラ3と定着ローラ1とは所定の圧力で接触する。そして、外部加熱ローラ3は矢印C方向に従動回転される。また、それぞれのローラ1、2および3はサーミスタ等の温度検知手段(不図示)を有しており、それらによる温度検知情報を基に各々のヒータ13の点灯が制御され、所定の温度になるよう温度調整が行われる。
定着装置または画像形成装置に異常が発生し検知されると、定着装置は駆動停止の信号を受け定着ローラ1の駆動が停止する。それと同時に、ヒータ13が消灯される。また、ソレノイド42への電流がoffにされ、バネ45の付勢により離間レバー40が軸41を支点に反時計回りに回動し、図7に示すように外部加熱ローラ3は定着ローラ1から離間される。このとき、定着ローラ1と加圧ローラ2の当接ニップ10に転写材が存在していると、それを取り除くジャム処理作業が必要になる。ここで、転写材上のニップ10より上流側のトナー像は未定着トナー像である。ジャム処理は、ユーザーが転写材を図1の矢印G方向に引っ張ることによって行われる。この転写材に従動して定着ローラ1と加圧ローラ2が回転するが、ローラ1、2の温度低下によりニップ10よりも上流側にあった転写材上の未定着トナー像は定着ローラ1の表面に付着(オフセット)する。
ジャム処理終了後、画像形成装置は異常なしと判断すると、定着ローラ1表面に付着したオフセットトナーを除去するためのクリーニングモードに入る。図示しない駆動手段により定着ローラ1が矢印A方向に回転され、加圧ローラ2も矢印B方向に従動回転される。それと同時にヒータ13a、13bが点灯され、定着ローラ1表面および従動回転によって回り込んだ加圧ローラ2表面のオフセットトナーが溶融する温度に達した後、クリーニングペーパーとしての転写材が給紙手段から給紙される。クリーニングペーパーがニップ10を通過するときに、定着ローラ1表面および加圧ローラ2表面に付着したオフセットトナーは全てクリーニングペーパーに移動し定着される。その後クリーニングペーパーは画像形成装置外部に排紙される。
クリーニングモード終了後、画像形成装置が通常画像形成状態に入ると、ヒータ13も点灯され、それと同時にソレノイド42への電流がonにされ、鉄心43がソレノイド42側へ引き付けられ、ピン44を介して離間レバー40は軸41を支点に時計回り方向に回動し、外部加熱ローラ3は定着ローラ1と当接し矢印C方向に従動回転する。その後、未定着トナー像を載せた転写材がニップ10を通過して定着され、画像形成装置外部に出力されるが、ジャム処理時のオフセットトナーによる画像不良が発生することはない。
本実施例では、定着ローラ1、加圧ローラ2共にヒータ13を内臓しているが、各々のローラ1、2におけるヒータ13の内臓は任意である。また、加圧部材および外部加熱部材としてはローラ以外のものを採用してもよい。図4に示すのは、加圧部材および外部加熱部材として無端状に成形した薄膜フィルム31、32の内側にセラミックヒータ33a、33bを備えたものを採用した例である。フィルム31、32は厚さ50μmのポリイミド樹脂で形成された基体層と、例えばPFA等の高離型材料より形成される表面層とを有しており、定着ローラ1に従動し、セラミックヒータ33およびフィルムガイド34a、34bに摺動してそれぞれ矢印J、K方向に回転する。フィルム32の両端にある不図示のフランジが離間レバー40に保持されており、外部加熱ローラ3と同様に定着ローラ1から離間できる。以上の例では、定着ローラ1表面を効率良く加熱することができる。また、図5に示すのは、外部加熱部材として板状のセラミックヒータ33cを採用した例である。セラミックヒータ33cを保持したヒータホルダー35が離間レバー40に保持されており、外部加熱ローラ3と同様に定着ローラ1から離間できる。以上の例では、定着ローラ1表面を効率良く加熱することができ、構成を簡略化できる。
本発明の定着装置の実施例1を説明するための概略図。 本発明の定着装置の実施例1における外部加熱部材が離間した様子を示す概略図。 本発明の定着装置の実施例1における駆動手段を示す概略図。 本発明の定着装置の1構成例を示す概略図。 本発明の定着装置の1構成例を示す概略図。 本発明の定着装置の実施例2を説明するための概略図。 本発明の定着装置の実施例2における外部加熱部材が離間した様子を示す概略図。 従来および本発明における画像形成装置の概略図。 定着装置の従来例1を示す概略図。 定着装置の従来例2を示す概略図。 定着装置の従来例3を示す概略図。
符号の説明
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 外部加熱ローラ
13 ハロゲンヒータ
20,40 離間レバー
22 カム
27 定着駆動ギア
29 半周制御クラッチ
42 ソレノイド
31,32 フィルム
33 セラミックヒータ
42 ソレノイド
81 定着装置

Claims (2)

  1. 回転する定着部材と、該定着部材に当接して回転する加圧部材と、発熱手段を有し転写材に接触せずに前記定着部材表面に接触して該定着部材表面を加熱する外部加熱部材と、該外部加熱部材を前記定着部材に対して接離させる手段とを有し、前記定着部材と前記加圧部材との間に未定着現像剤像を担持した転写材を挿通し、該転写材を加熱し、該転写材上の前記現像剤像の定着を行い、且つ異常を検知し停止後、最初に挿通させる1枚目の転写材を前記定着部材のクリーニングペーパーとするクリーニングモードを備えた定着装置において、
    該定着装置内に残留した転写材のジャム処理動作に連動して前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材から離間させ、前記クリーニングモード終了後、前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材に当接させることを特徴とする定着装置。
  2. 回転する定着部材と、該定着部材に当接して回転する加圧部材と、発熱手段を有し転写材に接触せずに前記定着部材表面に接触して該定着部材表面を加熱する外部加熱部材と、該外部加熱部材を前記定着部材に対して接離させる手段とを有し、前記定着部材と前記加圧部材との間に未定着現像剤像を担持した転写材を挿通し、該転写材を加熱し、該転写材上の前記現像剤像の定着を行い、且つ異常を検知し停止後、最初に挿通させる1枚目の転写材を前記定着部材のクリーニングペーパーとするクリーニングモードを備えた定着装置において、
    異常を検知し停止と同時に前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材から離間させ、前記クリーニングモード終了後、前記接離手段により前記外部加熱部材を前記定着部材に当接させることを特徴とする定着装置。
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