JP2015048235A - エレベータ用清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術においては、例えば、長期間にわたる必要部位の清掃の点でさらなる改善の余地がある。
【解決手段】実施形態のエレベータ用清掃装置は、清掃部材と、付勢部材と、押圧部材とを備える。清掃部材は、エレベータの扉の開閉に伴ってローラが転動する転動面を有するレールの、前記扉の閉位置側の端部である閉端部に対して、前記転動面に接触した状態で前記扉の開閉方向に沿って往復移動可能に支持される。付勢部材は、前記清掃部材を前記扉の閉位置側から開位置側に向けて付勢する。押圧部材は、扉の開位置側から閉位置側への移動に伴って前記清掃部材を前記付勢部材による付勢の方向とは反対方向に押圧する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータ用清掃装置に関する。
従来、エレベータは、昇降路内を乗りかご(かご)が移動することにより、乗りかごを任意の階床に移動させる。このようなエレベータでは、例えば、当該エレベータの各部を清掃するために、種々の清掃装置が適用される場合がある。
特開2011−140378号公報
ところで、従来技術においては、例えば、長期間にわたる必要部位の清掃の点でさらなる改善の余地がある。
実施形態のエレベータ用清掃装置は、清掃部材と、付勢部材と、押圧部材とを備える。清掃部材は、エレベータの扉の開閉に伴ってローラが転動する転動面を有するレールの、前記扉の閉位置側の端部である閉端部に対して、前記転動面に接触した状態で前記扉の開閉方向に沿って往復移動可能に支持される。付勢部材は、前記清掃部材を前記扉の閉位置側から開位置側に向けて付勢する。押圧部材は、扉の開位置側から閉位置側への移動に伴って前記清掃部材を前記付勢部材による付勢の方向とは反対方向に押圧する。
図1は、実施形態に係るエレベータの概略構成例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係るエレベータ用清掃装置の概略構成例を示す模式図である。 図3は、実施形態に係るエレベータ用清掃装置の概略構成例を示す模式図である。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るエレベータの概略構成例を示すブロック図である。図2、図3は、実施形態に係るエレベータ用清掃装置の概略構成例を示す模式図である。図2は、ブラシが保持位置にある状態を表し、図3は、ブラシが最閉端位置にある状態を表している。
本実施形態に係るエレベータ用清掃装置100は、図1に示すようなエレベータ1に適用され、エレベータ1において所定の部位を清掃するものである。エレベータ1は、乗りかご2が昇降路7内を昇降することで任意の目的階の乗場6に移動することができるものである。エレベータ1は、乗りかご2、カウンタウェイト3、メインロープ4、巻上機5、制御装置10等を含んで構成される。エレベータ1は、乗りかご2とカウンタウェイト3とをメインロープ4で連結したいわゆるつるべ式のエレベータである。エレベータ1は、乗場6が設けられる。
乗りかご2は、建物に設けられた昇降路7を昇降可能である。乗りかご2は、かご操作盤8等を含んで構成される。かご操作盤8は、利用者による操作入力に応じていわゆるかご呼び登録等を行う。メインロープ4は、巻上機5のメインシーブ5aやそらせシーブ5b等に掛けられる。メインロープ4は、一端に乗りかご2が接続され、他端にカウンタウェイト3が接続される。巻上機5は、例えば、動力を発生させる電動機(モータ)5cを有する。巻上機5は、電動機5cが駆動することで、この電動機5cに連結されたメインシーブ5aが回転駆動する。そして、巻上機5は、メインシーブ5aとメインロープ4との間に生じる摩擦力を利用してメインロープ4を電動で巻き上げる。本実施形態のエレベータ1は、いわゆるマシンルームレスエレベータであり、昇降路7の上部に機械室を備えておらず、昇降路7内の頂部に巻上機5、制御装置10等が設けられている。乗場6は、乗りかご2が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられる。各乗場6は、それぞれ乗場操作盤9等が設けられる。乗場操作盤9は、利用者による操作入力に応じていわゆる乗場呼び登録等を行う。
また、エレベータ1は、乗りかご2の乗場6への乗降口11Aに設けられる扉(かご扉)11と、各乗場6の乗りかご2への乗降口12Aに設けられる扉(乗場扉)12とを含んで構成される。扉12は、乗場6と昇降路7との間を開閉可能に仕切る。扉12は、通常は閉鎖状態にあり、乗場6側と乗りかご2が昇降移動する昇降路7側との間を遮っており、乗りかご2の着床時に、乗りかご2側の扉11に連動して開閉される。
制御装置10は、通常の形式の双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM、バックアップRAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。ROM(Read Only Memory)は、所定の制御プログラム等を予め記憶している。RAM(Random Access Memory)は、CPUの演算結果を一時記憶する。バックアップRAMは予め用意されたマップデータ、エレベータ1の仕様等の情報を記憶する。制御装置10は、種々のセンサ、検出器やエレベータ1の各部と電気的に接続され、各部の動作を統括的に制御する。
上記のように構成されるエレベータ1は、利用者によりかご操作盤8、乗場操作盤9等を介して乗りかご2の呼び操作が行われた場合、下記のように動作する。すなわち、エレベータ1は、かご操作盤8、乗場操作盤9等から制御装置10にこれに応じたかご呼び登録信号、乗場呼び登録信号が入力される。そして、エレベータ1は、制御装置10がこのかご呼び登録信号、乗場呼び登録信号に応じて乗りかご2のかご呼び登録、あるいは、乗場呼び登録を行う。そして、制御装置10は、かご呼び登録、乗場呼び登録、種々のセンサ、検出器からの出力、乗りかご2の現在の移動方向(昇降方向)等に基づいて、乗りかご2が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに応答するように乗りかご2の着床順序を定める。そして、制御装置10は、巻上機5を駆動制御し、乗りかご2を目的の階床へと移動させる。これにより、エレベータ1は、乗りかご2が昇降路7内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗場6に移動する。そして、エレベータ1は、乗りかご2が目的階の乗場6に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、乗りかご2の扉11、及び、当該階床の乗場6の扉12を連動して開放する。これにより、乗場6で待機している利用者は、乗りかご2内に乗り込むことが可能となり、また、乗りかご2内の利用者は乗場6に降りることが可能となる。
そして、本実施形態のエレベータ用清掃装置100は、乗場6の扉12に対してそれぞれ設けられることで、長期間にわたって必要部位を適正に清掃することができるようにしている。
本実施形態のエレベータ用清掃装置100は、図2、図3に示すように、清掃部材としてのブラシ101と、シャフト102と、固定金具103と、ゴムクッション104と、付勢部材としてのスプリング105と、ストッパ金具106と、押圧部材107とを備える。
ブラシ101は、刷毛状の部材であり、例えば、ポリエステルの毛状部材の束によって形成される。ブラシ101は、扉12を支持するレールとしてのハンガーレール13に支持される。
ここで、ハンガーレール13は、各乗場6の乗降口12A(図1参照)の鉛直方向上側でかつ昇降路7(図1参照)側に面するように設けられる。ハンガーレール13は、例えば、ヘッダーケース内に収容されている。このヘッダーケース内には、例えば、扉12を乗りかご2の扉11と連動して開閉させるための種々の機構や、乗りかご2が所定の着床位置にある状態以外の状態で扉12が開かないようにするためのインターロック機構等が収容されている。ハンガーレール13は、乗降口12Aの鉛直方向上側の端部に沿って水平方向に設けられる。ハンガーレール13は、扉12の開閉移動を案内する案内部材であり、このハンガーレール13に沿った方向、すなわち、水平方向が扉12の開閉方向となる。言い換えれば、ハンガーレール13は、扉12の開閉方向に沿って設けられる。ハンガーレール13は、扉12の開閉に伴ってローラとしてのハンガーローラ12cが転動する転動面13aを有する。本実施形態の転動面13aは、ハンガーレール13の鉛直方向上側の面によって構成される。
扉12は、扉パネル12a、ハンガープレート12b、ハンガーローラ12c等を含んで構成される。扉パネル12aは、矩形状のパネル部材として形成される。扉パネル12aは、1枚で構成されてもよいし、複数枚で構成されてもよい。また、扉パネル12aは、片開き式であってもよいし、中央開き式であってもよい。ハンガープレート12bは、扉パネル12aの鉛直方向上側に固定されるプレート状の部材である。ハンガープレート12bは、ハンガーローラ12cを扉パネル12aの鉛直方向上側端部に支持する。ハンガーローラ12cは、円筒状の転動体として形成され、ハンガーレール13の転動面13a上を転動することで、ハンガーレール13によって案内されるものである。ハンガーローラ12cは、複数設けられるが、図2、図3ではそのうちの1つを図示している。ハンガーローラ12cは、中心軸線が水平方向に沿いかつ開閉方向に対して直交するような位置関係でハンガープレート12bに支持される。ハンガーローラ12cは、当該中心軸線を中心として回転自在(転動自在)にハンガープレート12bに支持される。
そして、扉12は、ハンガーローラ12cの外周面がハンガーレール13の鉛直方向上側の転動面13aに接触するような位置関係で、全体がハンガーレール13に吊り下げられる構造となっている。つまり、扉12は、扉パネル12aがハンガープレート12b、ハンガーローラ12cを介してハンガーレール13に吊り下げられた状態で設置される。
扉12は、乗りかご2側の扉11の開閉動作と連動してハンガーレール13に沿って水平方向に開閉する。このとき、扉12は、ハンガーローラ12cがハンガーレール13の転動面13aを転動することで、当該ハンガーレール13によって水平方向に沿った開閉移動が案内される。扉12は、ハンガーレール13に沿って、閉位置と開位置とに往復移動可能である。扉12は、閉位置では乗場6の乗降口12A(図1参照)を閉鎖した状態となり、開位置では乗降口12Aを開放した状態となる。図2、図3では、向って右側が開位置側、向って左側が閉位置側となっている。
そして、ブラシ101は、上記のように扉12を支持するハンガーレール13の閉端部13bに対して、転動面13aに接触した状態で、扉12の開閉方向に沿って往復移動可能に支持される。ブラシ101は、シャフト102、固定金具103等を介してハンガーレール13に支持される。
シャフト102は、円柱状に形成された支持軸である。シャフト102は、一方の端部の外周面にブラシ101が固定される。また、シャフト102は、ブラシ101が設けられている側の端部にゴムクッション104が装着されている。ゴムクッション104は、所定の弾性を有するキャップ状のゴムにより構成される。ゴムクッション104は、シャフト102の端面と後述の押圧部材107との間に介在する緩衝材として機能する。
また、シャフト102は、スプリング105、ストッパ金具106が装着される。スプリング105は、ブラシ101を扉12の閉位置側から開位置側に向けて付勢するものである。スプリング105は、円筒コイル状の圧縮バネによって構成される。スプリング105は、内周面側にシャフト102が挿入される。ストッパ金具106は、スプリング105の付勢力を受けるものである。ストッパ金具106は、円盤状のリング部材であり、シャフト102の外周面に固定される。ストッパ金具106は、シャフト102の軸方向に対して、ブラシ101とスプリング105との間に位置するように設けられる。言い換えれば、シャフト102は、ゴムクッション104側の端部から反対側の端部に向って、ゴムクッション104、ブラシ101、ストッパ金具106、スプリング105の順となるように、各部品が組み付けられている。シャフト102は、スプリング105、ストッパ金具106等が装着された状態で、ブラシ101、ゴムクッション104側の端部が扉12の開位置側に位置し、反対側の端部、すなわち、閉位置側の端部が固定金具103に支持される。
固定金具103は、ハンガーレール13に対して鉛直方向上側に突出するブラケット状の部材である。固定金具103は、基端部(鉛直方向下側端部)側が固定ビス103a等を介してハンガーレール13に締結固定される。本実施形態の固定金具103は、ハンガーレール13の閉端部13b側、すなわち、扉12の閉位置側の端部に設けられており、ブラシ101、シャフト102等をハンガーレール13における閉端部13b側に支持する。ここで、ハンガーレール13の閉端部13bとは、ハンガーレール13における扉12の閉位置側の端部である。シャフト102は、固定金具103の先端部(鉛直方向上側端部)側に支持される。固定金具103は、ハンガーレール13の閉端部13bに対して、シャフト102の中心軸線が扉12の開閉方向に沿うような位置関係で当該シャフト102を支持する。ブラシ101は、シャフト102が固定金具103に支持された状態で、鉛直方向下側の先端が所定の押圧力でハンガーレール13の転動面13aに接触する。固定金具103は、この状態でシャフト102を扉12の開閉方向に沿って往復移動可能に支持している。スプリング105は、シャフト102が固定金具103に支持された状態で、開閉方向に対して当該固定金具103とストッパ金具106との間に介在する。つまり、このエレベータ用清掃装置100は、シャフト102が固定金具103に支持された状態で、扉12の開位置側から順に、ゴムクッション104、ブラシ101、ストッパ金具106、スプリング105、固定金具103の順となるように各部品が配置される。
これにより、エレベータ用清掃装置100は、ブラシ101がシャフト102、固定金具103等を介してハンガーレール13の閉端部13bに支持され、転動面13aに接触した状態で扉12の開閉方向に沿って往復移動可能な構成となる。この状態で、ブラシ101は、スプリング105によって、固定金具103、シャフト102等を介して、扉12の閉位置側から開位置側に向けて付勢された状態となる。なお、エレベータ用清掃装置100は、扉パネル12aが片開き式である場合には、ハンガーレール13における扉12の閉端部13bに1つ設けられる。エレベータ用清掃装置100は、扉パネル12aが中央開き式である場合には、例えば、少なくとも左右一対で設けられるハンガーレール13の各閉端部13bにそれぞれ設けられる。
押圧部材107は、扉12の開位置側から閉位置側への移動に伴ってブラシ101をスプリング105による付勢の方向とは反対方向、すなわち、扉12の開位置側から閉位置側に向けて押圧するものである。本実施形態の押圧部材107は、ハンガーローラ12cを扉パネル12aに支持するハンガープレート12bの閉位置側の端部によって構成される。押圧部材107は、扉12の開位置側から閉位置側への移動に伴ってゴムクッション104に当接し、シャフト102を介してブラシ101を閉位置側に押圧する。
そして、本実施形態のブラシ101は、図2に示すように、押圧部材107によって押圧されていない状態、すなわち、扉12が開位置側にある状態で、ハンガーレール13の閉端部13b側の所定の保持位置に保持される。この状態では、当該ブラシ101を支持するシャフト102に設けられたゴムクッション104と、押圧部材107、すなわち、ハンガープレート12bの閉位置側の端部とは、離間した状態となっている。そして、押圧部材107は、図3に示すように、扉12の開位置側から閉位置側への移動に伴ってゴムクッション104を介してシャフト102を閉位置側に押圧し、扉12の全閉位置(扉12が全閉となる位置)にて、ブラシ101をハンガーレール13に沿った最閉端位置まで押圧する。つまり、ブラシ101は、スプリング105による付勢と、扉12の開閉移動に伴った押圧部材107による押圧とによって、ハンガーレール13の閉端部13bにおいて保持位置と最閉端位置との間で往復移動することができる。
上記のように構成されるエレベータ用清掃装置100は、扉12が開位置にある状態では、図2に示すように、ブラシ101がハンガーレール13における閉端部13b側の保持位置に保持されている。そして、エレベータ用清掃装置100は、扉12が開位置側から閉位置側に移動すると、ハンガープレート12bの閉位置側の端部によって構成される押圧部材107がシャフト102に設けられたゴムクッション104に当接する。そして、エレベータ用清掃装置100は、扉12がさらに閉位置側に移動することで、図3に示すように、押圧部材107がスプリング105による付勢力に打ちかって、シャフト102を閉位置側にスライド移動させて押し込み、ブラシ101を最閉端位置まで押圧する。
このとき、エレベータ用清掃装置100は、押圧部材107がゴムクッション104に当接する際、当該ゴムクッション104によって押圧の衝撃が吸収される。この結果、エレベータ用清掃装置100は、シャフト102を介してブラシ101を閉位置側に押圧する際に打音等の騒音が発生することを抑制することができる。
一方、エレベータ用清掃装置100は、扉12が閉位置側から開位置側に移動すると、シャフト102、ブラシ101がスプリング105の付勢力によって押圧部材107(ハンガープレート12b)の開位置側への移動に追従して開位置側に移動する。そして、ブラシ101は、所定位置まで押圧部材107の移動に追従した後、スプリング105が所定の初期寸法にもどった位置で保持される。当該スプリング105が所定の初期寸法にもどった際のブラシ101の位置が図2に例示した保持位置に相当する。
エレベータ用清掃装置100は、上記のようにして、扉12の開閉移動に伴ってブラシ101がハンガーレール13の閉端部13bにおいて保持位置と最閉端位置との間で往復移動する。この間、エレベータ用清掃装置100は、ブラシ101がハンガーレール13の転動面13aに接触したまま摺動することで、当該ブラシ101によって転動面13aを清掃することができ、当該転動面13a上に塵埃等が堆積することを抑制することができる。このとき、ブラシ101による清掃部位は、ハンガーレール13の閉端部13b側の保持位置と最閉端位置との間に限定される。
ここで、ハンガーレール13において、清掃不足による扉12の開閉の不具合を防止するためには、当該ハンガーレール13の閉端部13b側の転動面13aを適正に清掃することで、より効率的に上記不具合を回避することができるという知見が得られた。したがって、ハンガーレール13の転動面13aの全域を清掃するのではなく、本実施形態のエレベータ用清掃装置100のように、ハンガーレール13における閉端部13b側の所定の部位に限定して清掃することで、上記不具合を好適に回避することができる。そして、本実施形態のエレベータ用清掃装置100は、上記のように、所定の部位、すなわち、ハンガーレール13の閉端部13b側の部位に限定してブラシ101によって清掃を行うことで、適正な清掃を行った上で、ブラシ101の摩耗を抑制することができる。この結果、エレベータ用清掃装置100は、長期間にわたって安定して必要部位を適正に清掃することができる。これにより、エレベータ用清掃装置100は、例えば、ブラシ101の交換やブラシ101の接触量の調整等を長期間に渡って必要とせず、この結果、作業員等によるメンテナンス作業の手間を削減することができる。また、エレベータ用清掃装置100は、電気的な制御を必要としない機械的な構成によって、ハンガーレール13の閉端部13b側の転動面13aを清掃することができるので、より安価で故障の少ない清掃装置とすることができる。
以上で説明したエレベータ用清掃装置100によれば、ブラシ101と、スプリング105と、押圧部材107とを備える。ブラシ101は、エレベータ1の扉12の開閉に伴ってハンガーローラ12cが転動する転動面13aを有するハンガーレール13の、扉12の閉位置側の端部である閉端部に対して、転動面13aに接触した状態で扉12の開閉方向に沿って往復移動可能に支持される。スプリング105は、ブラシ101を扉12の閉位置側から開位置側に向けて付勢する。押圧部材107は、扉12の開位置側から閉位置側への移動に伴ってブラシ101をスプリング105による付勢の方向とは反対方向に押圧する。したがって、エレベータ用清掃装置100は、長期間にわたって安定して必要部位を適正に清掃することができる。
なお、上述した実施形態に係るエレベータ用清掃装置は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明したエレベータ用清掃装置100は、例えば、乗りかご2の扉(かご扉)11に適用されてもよい。
以上で説明した実施形態、変形例に係るエレベータ用清掃装置によれば、長期間にわたって必要部位を適正に清掃することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ
2 乗りかご
6 乗場
11、12 扉
12a 扉パネル
12b ハンガープレート
12c ハンガーローラ(ローラ)
13 ハンガーレール(レール)
13a 転動面
13b 閉端部
100 エレベータ用清掃装置
101 ブラシ(清掃部材)
102 シャフト
103 固定金具
104 ゴムクッション
105 スプリング(付勢部材)
106 ストッパ金具
107 押圧部材
実施形態のエレベータ用清掃装置は、清掃部材と、付勢部材と、押圧部材とを備える。清掃部材は、エレベータの扉の開閉に伴ってローラが転動する転動面を有するレールの、前記扉の閉位置側の端部である閉端部に対して、前記転動面に接触した状態で前記扉の開閉方向に沿って前記閉端部側の部位を往復移動可能に支持される。付勢部材は、前記清掃部材を前記扉の閉位置側から開位置側に向けて付勢する。押圧部材は、扉の開位置側から閉位置側への移動に伴って前記清掃部材を前記付勢部材による付勢の方向とは反対方向に押圧する。

Claims (2)

  1. エレベータの扉の開閉に伴ってローラが転動する転動面を有するレールの、前記扉の閉位置側の端部である閉端部に対して、前記転動面に接触した状態で前記扉の開閉方向に沿って往復移動可能に支持される清掃部材と、
    前記清掃部材を前記扉の閉位置側から開位置側に向けて付勢する付勢部材と、
    前記扉の開位置側から閉位置側への移動に伴って前記清掃部材を前記付勢部材による付勢の方向とは反対方向に押圧する押圧部材とを備えることを特徴とする、
    エレベータ用清掃装置。
  2. 前記清掃部材は、前記押圧部材によって押圧されていない状態で、前記レールの前記閉端部側の保持位置に保持され、
    前記押圧部材は、前記ローラを前記扉の扉パネルに支持するハンガープレートの閉位置側の端部によって構成され、前記扉の全閉位置にて、前記清掃部材を前記レールに沿った最閉端位置まで押圧する、
    請求項1に記載のエレベータ用清掃装置。
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