JP2015048173A - ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法 - Google Patents

ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015048173A
JP2015048173A JP2013179202A JP2013179202A JP2015048173A JP 2015048173 A JP2015048173 A JP 2015048173A JP 2013179202 A JP2013179202 A JP 2013179202A JP 2013179202 A JP2013179202 A JP 2013179202A JP 2015048173 A JP2015048173 A JP 2015048173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
roll
winding
peripheral surface
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013179202A
Other languages
English (en)
Inventor
治彦 石井
Haruhiko Ishii
治彦 石井
亮 秋山
Akira Akiyama
亮 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013179202A priority Critical patent/JP2015048173A/ja
Publication of JP2015048173A publication Critical patent/JP2015048173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

【課題】ウエブにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができるウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法を提供する。
【解決手段】ウエブ巻取装置10は、ウエブWを巻き取り可能な複数の巻取ロール(例えば、第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14)と、ウエブWが巻き取られるべき巻取ロールの交換が行われるときに当該ウエブWを切断する切断部(例えば、カッター26)と、を備えている。切断部は、ウエブWが新たに巻き取られるべき巻取ロールの外周面にウエブWが接した状態で当該ウエブWの切断を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、紙やフィルム等の帯状のシート状物であるウエブを巻き取るためのウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法に関する。
従来から、印刷機やラミネーター等の各種フィルムの生産ラインにおいて、生産したフィルムを巻取装置によりロール状に巻き取るようになっている。このような巻取装置としては、例えばターレットと呼ばれる複数の巻取ロールを有した旋回機構により、フィルムが巻き取られるべき巻取ロールを旧巻取ロールから新巻取ロールに自動で交換するようになっているものが知られており、このような旋回機構によりフィルムの連続生産を実現するようになっている。このような巻取装置では、巻取ロールを交換する際に、新巻取ロールと旧巻取ロールとの間にあるフィルムをカッターで切断し、切断部分以降を新巻取ロールに巻き取らせるようになっているが、フィルムにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ることで(このような現象を「巻き折れ」ともいう)、新巻取ロールに巻き取られるフィルムにシワが生じてしまい巻き取りロスが発生するという問題がある。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、カッターにブラシを設け、フィルムをカッターにより切断した後に、このカッターに設けられたブラシでフィルムの切断端部を新巻取ロールに巻き付けることにより、フィルムの折れ返りを防いでシワの発生を抑制するような技術が開示されている。また、特許文献2には、巻取ロールを交換する際に、ニップロールにより新巻取ロールにフィルムを押し付けることによって、新巻取ロールによるフィルムの巻き取りの安定性を向上させるような技術が開示されている。
特開平7−117904号公報 実開昭62−53271号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるようなフィルムの巻取方法では、カッターによるフィルムの切断箇所と新巻取ロールとの間に距離があるため、フィルムをカッターにより切断した後にブラシでフィルムの切断端部を新巻取ロールに巻き付けたとしても、依然としてフィルムにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまう可能性がある。また、このような方法ではライン運転速度が速くなると対応できなくなったり、ブラシを高速で動作させるために大きな装置が必要になったりする等の問題がある。また、特許文献2に開示されるようなフィルムの巻取装置でも、カッターによるフィルムの切断箇所と新巻取ロールとの間に距離があるため、フィルムにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまう可能性があり、カッターに押え部材(特許文献2の図1乃至図3において参照符号10で表示)を取り付ける必要があるという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ウエブにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができるウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法を提供することを目的とする。
本発明のウエブ巻取装置は、ウエブを巻き取り可能な複数の巻取ロールと、ウエブが巻き取られるべき前記巻取ロールの交換が行われるときに当該ウエブを切断する切断部と、を備え、前記切断部は、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行うことを特徴とする。
このようなウエブ巻取装置によれば、ウエブが新たに巻き取られるべき巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行うことにより、ウエブにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができる。
本発明のウエブ巻取装置においては、前記切断部は、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面に当接する切断位置と、当該巻取ロールの外周面から離間した退避位置との間で移動自在となっていてもよい。
また、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面に前記切断部が当接したときに当該巻取ロールの外周面に対する前記切断部の押圧力を緩和する緩和手段が設けられていてもよい。
この場合、前記切断部には、当該切断部を保持する切断部保持部材が設けられており、前記緩和手段は、前記切断部保持部材に取り付けられた弾性体を含むようになっていてもよい。
この際に、前記弾性体はバネを含んでいてもよい。
本発明のウエブ巻取装置は、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブを押さえ付けるニップロールを更に備え、前記切断部は、前記ニップロールにより前記巻取ロールの外周面に押さえ付けられた後のウエブの切断を行うようになっていてもよい。
この場合、前記ニップロールには、当該ニップロールを支持するニップロール支持アームが設けられており、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面を押圧する圧接位置と、当該巻取ロールの外周面から離間した退避位置との間で前記ニップロールが移動自在となるよう前記ニップロール支持アームが揺動するようになっており、前記切断部は切断部支持アームにより前記ニップロール支持アームに取り付けられていてもよい。
本発明のウエブ巻取方法は、ウエブを巻き取り可能な複数の巻取ロールを備えたウエブ巻取装置によるウエブ巻取方法であって、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブを当接させる工程と、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行う工程と、切断されたウエブを前記巻取ロールにより巻き取る工程と、を備えたことを特徴とする。
このようなウエブ巻取方法によれば、ウエブが新たに巻き取られるべき巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行うことにより、ウエブにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができる。
本発明のウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法によれば、ウエブにおける切断端部が新巻取ロールの外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態によるウエブ巻取装置の構成の概略を示す概略構成図である。 図1に示すウエブ巻取装置におけるカッター保持部材やカッター支持アーム等の構成の詳細を示す構成図である。 比較例としての、従来技術のウエブ巻取装置の構成の概略を示す概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1および図2は、本実施の形態に係るウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態によるウエブ巻取装置の構成の概略を示す概略構成図であり、図2は、図1に示すウエブ巻取装置におけるカッター保持部材やカッター支持アーム等の構成の詳細を示す構成図である。なお、図3は、比較例としての、従来技術のウエブ巻取装置の構成の概略を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施の形態のウエブ巻取装置10は、紙やフィルム等の帯状のシート状物であるウエブWを複数の巻取ロール(例えば、第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14)により連続的に巻き取るものである。なお、図1では、第1の巻取ロール12は、既にウエブWの巻き取りが行われたものであり、第2の巻取ロール14は、これから新たにウエブWの巻き取りが行われるものである。そして、第1の巻取ロール12によりウエブWの巻き取りが行われた後、ウエブWの巻き取りが行われるべき巻取ロールが第1の巻取ロール12から第2の巻取ロール14に交換されることによって、ウエブ巻取装置10に連続的に送られるウエブWが引き続き第2の巻取ロール14により巻き取られるようになっている。
図1に示すように、本実施の形態のウエブ巻取装置10には、第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14をそれぞれ回転自在に支持する、ターレットと呼ばれる旋回機構が設けられている。このような旋回機構について具体的に説明すると、十字形状の支持アーム18における互いに対向する両端部において第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14がそれぞれ回転自在に支持されており、この支持アーム18は回転軸18aを中心として回転するようになっている。また、支持アーム18における第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14が設けられていない端部にはガイドロール16が回転自在に設けられている。ここで、支持アーム18が回転軸18aを中心として図1における時計回りの方向に180°回転することにより、第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14の位置が入れ替わるようになっている。
次に、本実施の形態のウエブ巻取装置10において、ウエブWが巻き取られるべき巻取ロールの交換が上述した旋回機構により行われるときに当該ウエブWを切断する切断機構20が配設されている。切断機構20は、ニップロール22およびカッター26を有しており、これらのニップロール22およびカッター26は一体的に移動するようになっている。ここで、ニップロール22は、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWを押さえ付けるようになっており、カッター26は、ニップロール22により第2の巻取ロール14の外周面に押さえ付けられた後のウエブWの切断を行うようになっている。
図1に示すように、ニップロール22には、当該ニップロール22を回転自在に支持するニップロール支持アーム24が設けられており、このニップロール支持アーム24はその基端部分に設けられた回転軸24aを中心として揺動するようになっている。より詳細には、ニップロール22が、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面を押圧する圧接位置(図1における実線で示す位置)と、第2の巻取ロール14の外周面から離間した退避位置(図1における二点鎖線で示す位置)との間で移動自在となるよう、ニップロール支持アーム24が回転軸24aを中心として揺動するようになっている。
また、カッター26には、このカッター26を支持するカッター支持アーム30が設けられており、このカッター支持アーム30はニップロール支持アーム24に取り付けられている。このことにより、ニップロール支持アーム24が回転軸24aを中心として揺動すると、カッター支持アーム30もニップロール支持アーム24に連動して移動するようになり、このことにより、カッター26は、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面に当接する切断位置(図1における実線で示す位置)と、第2の巻取ロール14の外周面から離間した退避位置(図1における二点鎖線で示す位置)との間で移動自在となっている。
また、図2に示すように、カッター26の両側部には、当該カッター26を保持するためのカッター保持部材28が設けられている。そして、左右一対のカッター保持部材28の各々はバネ等の弾性体29によりカッター支持アーム30の先端部分に取り付けられている。ここで、各カッター保持部材28に設けられたバネ等の弾性体29は、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にカッター26が当接したときにこの第2の巻取ロール14の外周面に対するカッター26の押圧力を緩和する緩和手段として機能するようになっている。すなわち、ニップロール支持アーム24およびカッター支持アーム30が回転軸24aを中心として図1における時計回りの方向に回転し、カッター26が図1における二点鎖線で示す退避位置から図1における実線で示す切断位置に移動したときに、各カッター保持部材28に設けられたバネ等の弾性体29によって、第2の巻取ロール14の外周面に対するカッター26の押圧力が緩和されるため、カッター26によりウエブWの切断を行った際に第2の巻取ロール14の外周面が傷つけられてしまうことを防止することができる。
また、図1に示すように、カッター26にはブラシ27が設けられており、ウエブWをカッター26により切断した後に、このカッター26に設けられたブラシ27でウエブWの切断端部を第2の巻取ロール14に巻き付けるようになっている。このようなブラシ27が設けられていることにより、カッター26により切断された後のウエブWの折れ返りが防止され、このことによりウエブWにおいてシワの発生が抑制されるようになる。
次に、このような構成からなるウエブ巻取装置10の動作(具体的には、ウエブ巻取装置10によるウエブWの巻取方法)について以下に説明する。
まず、ウエブ巻取装置10に送られたウエブWを第1の巻取ロール12により巻き取る際には、この第1の巻取ロール12は十字形状の支持アーム18における左端部分(すなわち、図1において第2の巻取ロール14が存在する箇所)に位置するようになっている。この際に、次にウエブWの巻き取りを行うべき第2の巻取ロール14は、十字形状の支持アーム18における右端部分(すなわち、図1において第1の巻取ロール12が存在する箇所)に位置するようになっている。また、ニップロール支持アーム24やカッター支持アーム30は図1における二点鎖線で示す場所に位置するようになっている。
そして、第1の巻取ロール12に十分な量のウエブWが巻き付けられ、ウエブWが巻き取られるべき巻取ロールを第1の巻取ロール12から第2の巻取ロール14に交換する際に、支持アーム18は回転軸18aを中心として図1における時計回りの方向に180°回転する。このことにより、第1の巻取ロール12および第2の巻取ロール14はそれぞれ図1に示す箇所に位置するようになる。また、この際に、第1の巻取ロール12に巻き付けられるウエブWは、十字形状の支持アーム18における上端部分に位置するガイドロール16により案内されるようになる。
次に、ニップロール支持アーム24やカッター支持アーム30が図1における二点鎖線の位置から実線の位置に移動する。このことにより、ニップロール22が第2の巻取ロール14に当接してこの第2の巻取ロール14の外周面を押圧するようになり、ウエブWはニップロール22と第2の巻取ロール14との間に挟まれた状態で当該ニップロール22により第2の巻取ロール14の外周面に押さえ付けられるようになる。そして、カッター26は、ニップロール22により第2の巻取ロール14の外周面に押さえ付けられた後のウエブWを、当該ウエブWが第2の巻取ロール14の外周面に接した状態で切断する。このようにして、切断された後のウエブWは第2の巻取ロール14に巻き付けられるようになる。
以上のような構成からなる本実施の形態のウエブ巻取装置10によれば、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWが接した状態で当該ウエブWの切断を行うことにより、ウエブWにおける切断端部が第2の巻取ロール14の外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができ、巻き取りロスの発生を抑制することができる。
ここで、比較例として、従来技術のウエブ巻取装置の構成の概略を図3に示す。図3に示すようなウエブ巻取装置50においては、複数の巻取ロール12、14をそれぞれ回転自在に支持する、ターレットと呼ばれる旋回機構については図1に示すような本実施の形態のウエブ巻取装置10と同じものが用いられるようになっているが、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWが接していない状態で当該ウエブWの切断を行うという点で、図1に示すような本実施の形態のウエブ巻取装置10とは構成が異なるようになっている。このような従来技術のウエブ巻取装置50について以下に説明する。
図3に示すような従来技術のウエブ巻取装置50は、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブを押さえ付けるニップロール52と、ニップロール52により第2の巻取ロール14の外周面に押さえ付けられた後のウエブWの切断を行うカッター56とを備えている。また、カッター56にはブラシ57が設けられており、ウエブWをカッター56により切断した後に、このカッター56に設けられたブラシ57でウエブWの切断端部を第2の巻取ロール14に巻き付けるようになっている。
図3に示すように、カッター56は、旋回機構によりウエブWが巻き取られるべき巻取ロールが第1の巻取ロール12から第2の巻取ロール14に切り換えられる際に、第2の巻取ロール14とガイドロール16との間でウエブWを切断するようになっている。しかしながら、この場合には、カッター56によるウエブWの切断箇所と第2の巻取ロール14との間に距離があるため、ウエブWにおける切断端部が第2の巻取ロール14の外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうおそれがある。これに対し、本実施の形態のウエブ巻取装置10では、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWが接した状態でカッター26により当該ウエブWの切断を行うことによって、このようなウエブWの切断端部の折り返りが生じてしまうことを抑制することができる。
また、本実施の形態のウエブ巻取装置10においては、前述したように、カッター26は、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面に当接する切断位置(図1において実線で示す位置)と、第2の巻取ロール14の外周面から離間した退避位置(図1において二点鎖線で示す位置)との間で移動自在となっている。
また、本実施の形態のウエブ巻取装置10においては、前述したように、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にカッター26が当接したときに第2の巻取ロール14の外周面に対するカッター26の押圧力を緩和する緩和手段として、各カッター保持部材28に取り付けられたバネ等の弾性体29が設けられている。このことにより、カッター26が図1における二点鎖線で示す退避位置から図1における実線で示す切断位置に移動したときに、緩和手段によって第2の巻取ロール14の外周面に対するカッター26の押圧力が緩和されるため、カッター26によりウエブWの切断を行った際に第2の巻取ロール14の外周面が傷つけられてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態のウエブ巻取装置10においては、前述したように、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWを押さえ付けるニップロール22が設けられている。この場合には、巻取ロールを交換する際に、ニップロール22により第2の巻取ロール14にウエブWを押し付けることによって、この第2の巻取ロール14によるウエブWの巻き取りの安定性を向上させることができる。
また、前述したように、ニップロール22には、当該ニップロール22を支持するニップロール支持アーム24が設けられている。そして、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面を押圧する圧接位置と、第2の巻取ロール14の外周面から離間した退避位置との間でニップロール22が移動自在となるようニップロール支持アーム24が揺動するようになっている。また、カッター26はカッター支持アーム30によりニップロール支持アーム24に取り付けられている。この場合には、ニップロール支持アーム24およびカッター支持アーム30が一体的に移動するようになるため、ニップロール22およびカッター26を一体的に移動させることができるようになる。
なお、本実施の形態によるウエブ巻取装置やウエブ巻取方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、本実施の形態によるウエブ巻取装置では、ウエブWが新たに巻き取られるべき第2の巻取ロール14の外周面にウエブWを押さえ付けるニップロール22を必ずしも設置する必要がない。すなわち、ニップロール22やニップロール支持アーム24が設置されていなくとも、第2の巻取ロール14の外周面にウエブWが接した状態で当該ウエブWの切断を行うことができるものであれば、ウエブWにおける切断端部が第2の巻取ロール14の外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態によるウエブ巻取装置では、ウエブWの切断を行うためのカッターにブラシ27を必ずしも設ける必要はない。ブラシ27が設けられていないようなカッターでも、第2の巻取ロール14の外周面にウエブWが接した状態で当該ウエブWの切断を行うことができるものであれば、ウエブWにおける切断端部が第2の巻取ロール14の外周面に貼り付けられずに折り返ってしまうことを防止することができる。
10 ウエブ巻取装置
12 第1の巻取ロール
14 第2の巻取ロール
16 ガイドロール
18 支持アーム
18a 回転軸
20 切断機構
22 ニップロール
24 ニップロール支持アーム
24a 回転軸
26 カッター
27 ブラシ
28 カッター保持部材
29 弾性体
30 カッター支持アーム
50 ウエブ巻取装置
52 ニップロール
56 カッター
57 ブラシ
W ウエブ

Claims (8)

  1. ウエブを巻き取り可能な複数の巻取ロールと、
    ウエブが巻き取られるべき前記巻取ロールの交換が行われるときに当該ウエブを切断する切断部と、
    を備え、
    前記切断部は、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行う、ウエブ巻取装置。
  2. 前記切断部は、ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面に当接する切断位置と、当該巻取ロールの外周面から離間した退避位置との間で移動自在となっている、請求項1記載のウエブ巻取装置。
  3. ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面に前記切断部が当接したときに当該巻取ロールの外周面に対する前記切断部の押圧力を緩和する緩和手段が設けられている、請求項1または2記載のウエブ巻取装置。
  4. 前記切断部には、当該切断部を保持する切断部保持部材が設けられており、
    前記緩和手段は、前記切断部保持部材に取り付けられた弾性体を含む、請求項3記載のウエブ巻取装置。
  5. 前記弾性体はバネを含む、請求項4記載のウエブ巻取装置。
  6. ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブを押さえ付けるニップロールを更に備え、
    前記切断部は、前記ニップロールにより前記巻取ロールの外周面に押さえ付けられた後のウエブの切断を行う、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のウエブ巻取装置。
  7. 前記ニップロールには、当該ニップロールを支持するニップロール支持アームが設けられており、
    ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面を押圧する圧接位置と、当該巻取ロールの外周面から離間した退避位置との間で前記ニップロールが移動自在となるよう前記ニップロール支持アームが揺動するようになっており、
    前記切断部は切断部支持アームにより前記ニップロール支持アームに取り付けられている、請求項6記載のウエブ巻取装置。
  8. ウエブを巻き取り可能な複数の巻取ロールを備えたウエブ巻取装置によるウエブ巻取方法であって、
    ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブを当接させる工程と、
    ウエブが新たに巻き取られるべき前記巻取ロールの外周面にウエブが接した状態で当該ウエブの切断を行う工程と、
    切断されたウエブを前記巻取ロールにより巻き取る工程と、
    を備えた、ウエブ巻取方法。
JP2013179202A 2013-08-30 2013-08-30 ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法 Pending JP2015048173A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013179202A JP2015048173A (ja) 2013-08-30 2013-08-30 ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013179202A JP2015048173A (ja) 2013-08-30 2013-08-30 ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015048173A true JP2015048173A (ja) 2015-03-16

Family

ID=52698494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013179202A Pending JP2015048173A (ja) 2013-08-30 2013-08-30 ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015048173A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108556470A (zh) * 2018-01-10 2018-09-21 苏州德丽雅塑胶科技有限公司 一种全自动烫金机
CN115583528A (zh) * 2022-12-08 2023-01-10 山东恒越汽车内饰件有限公司 一种无纺布加工用分卷机
JP7245555B1 (ja) 2021-12-24 2023-03-24 共進電機株式会社 巻取装置及び搬送物の巻替方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108556470A (zh) * 2018-01-10 2018-09-21 苏州德丽雅塑胶科技有限公司 一种全自动烫金机
JP7245555B1 (ja) 2021-12-24 2023-03-24 共進電機株式会社 巻取装置及び搬送物の巻替方法
JP2023094994A (ja) * 2021-12-24 2023-07-06 共進電機株式会社 巻取装置及び搬送物の巻替方法
CN115583528A (zh) * 2022-12-08 2023-01-10 山东恒越汽车内饰件有限公司 一种无纺布加工用分卷机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014156305A (ja) 巻取り装置
JP2015048173A (ja) ウエブ巻取装置およびウエブ巻取方法
JP6087418B1 (ja) シート巻取装置
JP2013023350A (ja) デカール装置
JP3204075U (ja) フィルム巻取装置
KR101666546B1 (ko) 무테이핑 오토 스플라이싱 리와인더
JP6969890B2 (ja) ウエブの巻取り装置
JP5085301B2 (ja) ウエブの巻き出し装置
JP6532790B2 (ja) 巻取装置
CN203529533U (zh) 单轴复卷机
JP3200506U (ja) フィルム巻取装置
JP6868898B2 (ja) ウエブ巻取装置
JP5738325B2 (ja) 巻替装置
JP2017213583A (ja) ロールプレス機
JP7231961B1 (ja) タッチローラ装置およびフィルム巻取装置
JP4653134B2 (ja) スリッタの巻取装置
JP6754181B2 (ja) ウエブ巻取装置
JP5997354B1 (ja) フィルム巻取装置
JP5997346B1 (ja) フィルム巻取装置
JP3178319U (ja) シート巻取装置
JP5833588B2 (ja) シート巻取装置
JP6162857B1 (ja) シート巻取装置
JP6135843B2 (ja) 記録装置
JP2018095408A (ja) ウエブの巻取り装置
JP6383042B1 (ja) フィルム巻取装置