JP6532790B2 - 巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷機や塗工機などの製造ラインに組み込まれ、巻芯を交互に切り替えながら長尺のウエブを連続して巻き取る巻取装置に関する。
このような巻取装置では、巻芯の切替時に、自動的にウエブを切断してその切断端を巻芯に巻き付ける必要があるため、粘着テープを外周面に備えたテープ付き巻芯が多く使用されている。しかし、テープ付きの巻芯は、扱い辛いうえに、少しでも付着位置がずれるとウエブのシワや蛇行を招くおそれがあるなどの難点がある。
また近年では、コンピュータ技術の進歩により、複雑で膨大な演算でも安価で高速処理できるようになり、これまで経験と勘に頼らざるを得なかったウエブの巻取条件の設定が、モデルを用いた解析によって定量的に設定することが可能になってきている(例えば、特許文献1)。ところが、テープ付きの巻芯の場合、粘着テープの厚みなどを考慮する必要が生じるため、解析で定量的に取り扱うことが極めて困難になるという問題がある。
そこで、粘着テープの無い巻芯に切断端を自動的に巻き付けることができる巻取装置も提案されている(テープレス式の巻取装置)。
例えば、特許文献2の巻取装置では、巻芯を抱き込むように180度以上の巻き付け角度で、走行中のウエブを巻芯に巻き付けた後、その状態でウエブを切断し、巻芯から遊離したウエブの切断端を、エアを吹き付けて巻芯に巻き付けるようにしている。
また、特許文献3の巻取装置では、回転する巻芯の外周面に水を付着させた後、走行中のウエブを巻芯に巻き付けないで、巻芯と押付ローラとで走行するウエブを挟持し、その挟持部位を越えた位置で、切断端が巻芯に巻き付くようにウエブを切断している。
更に、静電気を利用してウエブを巻芯に巻き付ける巻取装置も提案されている(特許文献4)。具体的には、その巻取装置では、巻芯の周辺に帯電用電極が配置されていて、巻取時の巻芯やウエブに静電気が付与できるようになっている。特許文献3の巻取装置と同様に、巻芯やウエブを帯電させた後、走行中のウエブを巻芯に巻き付けないで、巻芯と押付ローラとで走行するウエブを挟持し、その挟持部位を越えた位置でウエブを切断している。
そうすることで、巻芯から離れていくウエブの切断端を、静電気によって巻芯に吸着させている。
特開2012−46261号公報 特開平9−30697号公報 特開2013−227093号公報 特開昭58−220038号公報
印刷機等のライン速度は益々高速になってきており、それに伴って、巻取装置も、高速走行するウエブを安定して巻き取ることが必要になってきている。例えば、従来であれば、20m/分程度の速度で走行するウエブを巻き取ることができればよかったのが、近年では、200m/分以上で高速走行するウエブを安定して巻き取ることが求められるようになってきている。
テープレス式の巻取装置の場合、そのような高速で走行するウエブに対して安定した切替処理を実現するのは容易でない。例えば、ウエブの走行が速くなると、巻芯とウエブとの間に空気を巻き込み易くなるため、巻芯とウエブとの密着性が低下し、切断時の衝撃でシワや弛みが生じるおそれがある。
しかも、ウエブの張力は、巻取径が大きくなるほど減少するように制御されることから、切り替え時には、ウエブの張力が低張力から高張力に切り替わる。ウエブが高速になると、ウエブを安定して保持し難くなるため、切断時の張力変動の抑制がよりいっそう困難になる。また、ウエブの走行が速くなるほど、切断端が長くなるため、切断端を巻芯に巻き付け難くなるし、巻芯の形状や処理タイミングのズレなどに敏感になるため、切替動作が不安定になり易い。特に、巻芯は撓み易い紙製品が多く、その影響を受け易い。
また、従来の速度であれば、特許文献4のように、静電気の吸着作用で、ばたつく切断端を巻芯に安定して吸着させることも可能である。しかし、上述したような高速では、空気の巻き込みや切断端の増大、張力変動などの影響により、安定して切断端を巻芯に巻き付けるのは難しい。特に、巻芯の外径が小さい場合には、切断端を、大きく巻き込んで巻芯に巻き付けなければならないため、よりいっそう困難になる。
そこで本発明の目的は、高速走行するウエブであっても、安定して巻芯を切り替えることができる巻取装置を提供することにある。
本発明は、巻芯を交互に切り替えながらウエブを連続してロール状に巻き取る巻取装置に係わる。前記巻取装置は、前記巻芯を個別に装着して回転制御する一対の軸支部を有し、前記ウエブの巻き取りが行われる巻取位置と、前記巻芯の入れ替えが行われる待機位置とに、前記巻芯の位置を交換するターレットと、切り替え時に、前記巻取位置に位置する巻取前の前記巻芯である新巻芯の近傍に進出することにより、前記待機位置に位置する前記巻芯に巻き取られて走行する前記ウエブを、前記新巻芯の一部に巻き付ける巻付ローラと、前記新巻芯に巻き付いている前記ウエブの下流側の部位を当該新巻芯に押し付けるニップローラと、前記ニップローラで押し付けられた前記ウエブの前記新巻芯から下流側に離れた部位を切断するカッターと、前記新巻芯の近傍で静電気を発生させる静電気発生装置と、を備える。そして、前記ウエブが前記新巻芯に巻き付く前に、前記静電気発生装置が、当該ウエブ及び当該新巻芯の少なくともいずれか一方に静電気を帯電させるようになっている。
すなわち、この巻取装置によれば、巻取位置でウエブを巻き取る巻芯が巻き取り完了間近になると、待機位置で装着された巻取前の巻芯との間で、ターレットによって位置が交換される。そうして、巻取位置に位置した巻取前の巻芯(新巻芯)の近傍に巻付ローラが進出し、待機位置で巻き取られて走行するウエブが、新巻芯の一部に巻き付けられる。新巻芯に巻き付いているウエブの下流側の部位が、ニップローラで新巻芯に押し付けられ、そのウエブの新巻芯から下流側に離れた部位がカッターで切断される。
そして、ウエブが新巻芯に巻き付く前に、静電気発生装置が、新巻芯の近傍で静電気を発生させ、ウエブ及び新巻芯の少なくともいずれか一方に静電気を帯電させるようになっているので、その後、新巻芯に巻き付くウエブを新巻芯に強固に密着させることができる。
その結果、空気の巻き込みが抑制され、巻芯の全域に安定してウエブを密着させることができる。しかも、巻き付いたウエブが巻芯から剥がれ難くなるため、高速で走行するウエブをテープレスの巻芯に強固に保持することが可能になり、ウエブの切断時に張力が多少変動しても、巻き付け状態を安定して維持できる。
例えば、前記カッターは、切刃と、前記新巻芯に沿って前記切刃をスライドさせるアクチュエータと、を有し、前記ウエブが、前記切刃によって一方の側縁から切り裂いて切断されるようにするのが好ましい。
そうすれば、切断される部分から順次、ウエブを新巻芯に巻き付けることができるので、幅方向にシワ等を発生させずに、安定してウエブの切断端を新巻芯に巻き付けることができる。
その場合、前記アクチュエータは、空圧で制御されるロッドレスシリンダとし、押圧と背圧の空圧差によって前記切刃がスライドするように設定するとよい。
そうすれば、高速でウエブを切断できるカッターを安価で実現でき、高速で走行するウエブであっても、切断端が幅方向に大きく傾斜するのを抑制できる。
また、前記ニップローラと連動して、前記新巻芯の前記ウエブが巻き付いていない範囲に押し付けられるカウンタローラを更に備えるようにしてもよい。
通常使用される巻芯は厚紙製が多いため、ニップローラの押圧によって偏心し易く、空気の巻き込み量の増加やウエブのシワ、折れなどの不具合が発生するおそれがあるが、巻き付いたウエブで押し上げられ、更にニップローラで押し付けられる範囲の反対側である、新巻芯のウエブが巻き付いていない範囲にカウンターローラを押し付けることで、新巻芯の偏心を効果的に抑制することができる。しかも、カウンターローラは、新巻芯に直接押し付けられるので、カウンターローラに起因してウエブに悪影響が及ぶおそれがない。
また、前記巻付ローラは、走行する前記ウエブに対して前記新巻芯の下流側に進出し、走行する前記ウエブに対して前記新巻芯の上流側の近傍に進出するニアローラを更に備えるようにしてもよい。
そうすれば、ウエブが新巻芯に巻き付く範囲を大きくできるので、よりいっそう安定してウエブを巻き付けることができる。ニアローラが新巻芯の近傍に位置することで、ニアローラから新巻芯に向かうウエブの走行経路が新巻芯に近接し、空気の巻き込みを抑制することができる。それにより、高速で走行するウエブの安定した新巻芯への巻き付けが可能になる。
その場合、前記ウエブが、V字状に拡がった状態で前記新巻芯の外周を略二分した範囲に巻き付くように設定するのが好ましい。
そうすれば、巻芯の略半分にウエブを巻き付けることができるので、小径の巻芯であっても巻き付け状態を安定して保持できる。そして、新巻芯の一方に比較的大きなスペースが確保できるので、新巻芯の近傍への設置が要求される静電気発生装置等を適切かつ容易に配置できる。
特に、前記静電気発生装置が、前記ニアローラと前記新巻芯との間を走行する前記ウエブに対して、前記新巻芯に接触する面側で静電気を発生させるようにするとよい。
そうすれば、ニアローラと新巻芯との間のウエブの走行距離が短いため、ウエブが高速で走行してもほとんど波打つことがなく、ウエブのより近くで静電気を発生させることができ、静電気を効率よく利用できる。新巻芯に接触する面側で静電気を発生させることで、より効率よくウエブを新巻芯に密着させることができる。
更に、前記ニアローラと前記新巻芯との間を走行する前記ウエブに対して、前記新巻芯に接触しない面側で静電気を除去する静電気除去装置を備えるようにするとよい。
そうすれば、ウエブの新巻芯に接触しない面側で静電気が除去されるため、よりいっそうウエブと新巻芯との密着力を高めることができる。
本発明の巻取装置によれば、高速走行するウエブであっても、安定して巻芯を切り替えることができる。
本実施形態の巻取装置を示す概略斜視図である。 図1におけるX−X線での概略断面図である。 制御装置の主なシステム構成を示すブロック図である。 巻き取り時の状態の一例を示す図2相当図である。 切り替え時の状態の一例を示す図2相当図である。 図5に続く切り替え時の状態を示す図である。 図6における要部を示す概略斜視図である。 巻芯の直径が異なる場合の図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<巻取装置の構成>
図1及び図2に、本実施形態の巻取装置1を示す。この巻取装置1は、巻芯Cに巻かれた状態の原反から、例えば、PETやOP、CP等、合成樹脂製のウエブWを連続的に巻き出しながら、そのウエブWに印刷や塗工を行って、再度、別の巻芯Cに巻き取っていく、いわゆるロールツーロール方式の印刷機や塗工機の製造ライン(図示せず)の最終工程に使用される。巻取装置1は、製造ラインを止めることなく、巻芯Cを自動的に交互に切り替えながら、連続してウエブWを巻き取れるように構成されている。
この巻取装置1は、テープレス式であり、外周面に粘着テープの無い、長さ1〜2m程度の円筒形状をした厚紙製の巻芯Cが使用できるように構成されている。すなわち、この巻取装置1では、一般的なテープレスの巻芯Cがそのまま使用できる。特に、この巻取装置1の場合、直径が6インチ以下の比較的小径な巻芯Cが使用可能であり、そのような小径の巻芯Cに対し、200m/分以上の高速で走行するウエブWを、安定して切り替えできるように工夫されている。
巻取装置1には、制御装置2、ターレット3、巻付ローラ4、ニップローラ5、カッター6、カウンタローラ7、ニアローラ8、静電気発生装置9、鉄棒10(静電気除去装置の一例)、ダンサローラ11、各種ガイドローラRなどが備えられていて、これら装置が、フレーム15aやベース15bなどからなる支持体15に組み付けられている。巻付ローラ4等はアーチ形状のフレーム15aに設置されていて、そのフレーム15aに隣接するように、ベース15bの上にターレット3が設置されている。なお、ターレット3や巻付ローラ4等、回動する各装置の中心軸は、互いに平行に配置されていて、ウエブWの走行方向と直交する方向(軸方向)に延びている。
ターレット3は、一対の支持プレート31,31、主軸32、一対の横リブ33,33、一対の主軸受部34,34、一対の副軸受部35,35、一対の軸支部36,36などで構成されている(2軸ターレット方式)。各支持プレート31は、円板状の同一部材からなり、軸方向に離れて互いに対向している。主軸32は、これら支持プレート31,31の中心を貫通した状態でこれら支持プレート31,31に固定されている。各横リブ33は、角柱状の部材からなり、支持プレート31の中心から離れて対向した状態で、両支持プレート31,31の間に架設されている。
主軸32の両端は、ベース15bに設置された一対の主軸受部34,34によって回転自在に支持されており、一方の主軸受部34には、ターレット3を制御可能に回転させる駆動モータ(図示せず)が連結されている。各副軸受部35は、各支持プレート31の下方に位置するようにベース15bに設置されており、各副軸受部35には、回転する支持プレート31の外周の円形端面を下側から受け止める一対の転輪35a,35aが設けられている。
一対の軸支部36,36は、一対の横リブ33,33と直交するように、支持プレート31の中心から離れた位置に対称状に配置されている。各軸支部36は、両支持プレート31,31の対向面に対向して配置された一対の突軸36a,36aを有しており、これら一対の突軸36a,36aに、巻芯Cの両端部が着脱可能に装着される。各軸支部36の突軸36aの一方には巻取モータ36bが連結されており、軸支部36に装着される巻芯Cは、回転制御可能となっている(中心駆動巻取方式)。
ターレット3は、ウエブWの巻き取りが行われる巻取位置と、巻芯Cの入れ替えが行われる待機位置とに、両軸支部36,36に装着された巻芯Cの位置が交換されるように回転制御される。図2において、フレーム15aに近い左側の軸支部36のある位置が巻取位置であり、右側の軸支部36のある位置が待機位置である。巻取位置及び待機位置は、略水平に並んで位置している。
ターレット3は、主軸32と一対の横リブ33,33とで剛性が強化されているうえに、両支持プレート31,31が副軸受部35で支持された状態で回転するため、各軸支部36に支持される巻芯Cの回転軸の歪みや振れを効果的に抑制できるようになっている。それにより、巻き取り時や切り替え時における巻芯Cやロールの軸方向の位置精度を高度に維持できるので、高速で走行するウエブWであっても巻き取り処理や切り替え処理を安定して行える。
各横リブ33には、巻芯Cの切り替え時に使用される補助ローラ33aが回転自在な状態で設置されている。各補助ローラ33aは、各横リブ33よりも各支持プレート31の外周側に配置されている。また、主軸32の周囲には、一対の軸支部36,36に対応した一対の補助アーム構造体37,37が点対称状に設置されている。
各補助アーム構造体37は、各支持プレート31の近傍に配置された2つの補助アーム37a,37aを有し、両補助アーム37a,37aの一端の間には、ウエブWの巻き取り時に使用されるタッチローラ37bが回転自在に軸支されている。各補助アーム構造体37は、各補助アーム37aの他端側に位置する軸部を中心に揺動し、巻取位置に位置する巻芯CにウエブWを巻き取って形成されるロールの外周面に、所定の荷重でタッチローラ37bが接するように、制御可能に構成されている。
巻付ローラ4、ニップローラ5、カッター6は、フレーム15aに設置されたウエブ押上機構41に設置されている。ウエブ押上機構41は、軸方向に離れて対向するとともに、上側の端部が巻取位置よりも下方でフレーム15aに回動自在に軸支された一対の押上アーム41a,41aと、これら押上アーム41a,41aを揺動させる押上シリンダ41b,41bと、を有している。
各押上アーム41aは、ターレット3の側に向かって下端部がJ字状に屈曲した形状を有し、これら押上アーム41a,41aの下端部の突端間に、巻付ローラ4が回転自在に軸支されている。両押上アーム41a,41aが揺動することにより、巻付ローラ4は、巻取位置に位置する巻取前の巻芯C(新巻芯Cn)と主軸32との間のスペースに入り込んで、新巻芯Cnの近傍(新巻芯Cnの斜め上方に離れた位置、図6参照)に進出する切替位置と、新巻芯Cnから下方に大きく離れて位置する非切替位置と、に切替制御可能に構成されている。
また、本実施形態の巻付ローラ4は、張力検出器としての機能を有し、巻付ローラ4に巻き掛けられたウエブWの張力を検出してその検出値を制御装置2に出力するように構成されている。ニップローラ5は、巻付ローラ4に隣接した位置に回転自在に軸支されており、カッター6は、ニップローラ5の近傍に配置されている(これらの詳細は後述)。
カウンタローラ7は、フレーム15aに設置されたローラ変位機構71に設置されている。ローラ変位機構71は、軸方向に離れて対向するとともに、下端部が巻取位置よりも上方でフレーム15aに回動自在に軸支された一対の支持アーム71a,71aと、これら支持アーム71a,71aを揺動させることによってターレット3の側に押し下げる押下シリンダ71b,71bとを有している。カウンタローラ7は、両支持アーム71a,71aの上端部の突端間に回転自在に軸支されている。両支持アーム71a,71aが揺動することにより、カウンタローラ7は、新巻芯Cnの上部に押し付けられる切替位置と、新巻芯Cnから上方に大きく離れて位置する非切替位置と、に切替制御可能に構成されている。
ニアローラ8、静電気発生装置9、鉄棒10は、フレーム15aに設置されたスライド機構81に設置されている。スライド機構81は、軸方向に離れて位置するフレーム15aの両側壁に設けられた一対のスライダー81a,81aを有している。両スライダー81a,81aは、巻取位置と略同じ高さを略水平にスライドし、その突端部がターレット3の側に向かって進退するように構成されている。両スライダー81a,81aの突端部の間に、ニアローラ8と、ニアローラ8を補助するサポートローラ81bとが回転自在に軸支されている。ニアローラ8は、サポートローラ81bよりもターレット3の側に配置されている。
両スライダー81a,81aは、切り替え時には新巻芯Cnに対して、また、巻き取り時にはロールに対して、ニアローラ8が一定の隙間を保持するように制御される。静電気発生装置9及び鉄棒10は、ニアローラ8の上下に位置するように、両スライダー81a,81aの突端部の間に架設されている(これらの詳細は後述)。
各種ガイドローラR及びダンサローラ11は、ウエブWが巻き掛けられて、その走行方向を所定の方向に誘導するようにフレーム15aの側壁間に回転自在に軸支されている。ダンサローラ11は、ウエブWの走行距離を一時的に増減できるように、フレーム15aに変位可能な状態で支持されている。
制御装置2は、巻取装置1の動作を総合的に制御する装置であり、組み込まれる印刷機等の各装置と連動して、適切にウエブWの巻取処理を行うように構成されている。特にこの制御装置2には、図3に示すように、ウエブWの巻き取り時に、勘や経験に頼ることなく、最適条件での巻き取りを可能にする巻取処理部21と、巻芯Cの切り替え時に、位置ズレや折れなどの発生を抑制しながら、テープレスの巻芯Cに安定したウエブWの巻き付けを可能にする切替処理部22とが設けられている。
巻取処理部21には、巻取モータ36bの回転を制御することによって巻き取るウエブWの張力を調整する張力制御部21a、補助アーム構造体37の揺動を制御することによってタッチローラ37bの荷重を調整する荷重制御部21b、モデルを用いた解析によって定量的にウエブWの巻取条件を設定する巻取条件設定部21cなどが備えられている。巻取条件設定部21cでは、巻芯CにウエブWを巻き取って形成されるロール内部の半径方向応力の分布を、モデルを用いて解析する応力解析が行われ、その解析結果に基づいて最適化された張力関数が巻取条件設定部21cに設定される。
切替処理部22には、ターレット3を回転させて両軸支部36,36に装着された巻芯Cの位置を切り替えるターレット制御部22a、ウエブ押上機構41を制御して、一対の押上アーム41a,41aを揺動させる押上制御部22b、ローラ変位機構71を制御して、一対の支持アーム71a,71aを揺動させる押下制御部22c、所定のタイミングで静電気発生装置9を作動させる静電気制御部22d、所定のタイミングでニップローラ5を新巻芯Cnに押し付けるニップローラ制御部22e、所定のタイミングでカッター6を作動させるカッター制御部22fなどが備えられている。スライド制御部23は、巻取処理部21及び切替処理部22の双方に備えられていて、スライド機構81を制御して、スライダー81aを進退させる。
<巻取装置の動作>
図4に、巻き取り時における巻取装置1の状態の一例を示す。巻き取り時の巻付ローラ4及びカウンタローラ7は、いずれも非切替位置に位置している。各軸支部36には、直径が6インチの巻芯Cが装着されており、巻取位置に位置する巻芯Cに、各種ガイドローラR、ダンサローラ11、サポートローラ81b、ニアローラ8に誘導されて、200m/分以上の高速で走行するウエブWが巻き取られている。ロールの直径が所定の大きさになるまで、連続してウエブWの巻き取りが行われる。
巻き取り時には、巻取条件設定部21cに設定されている張力関数等に基づき、巻き取られるウエブWの張力は張力制御部21aによって適正に調整され、タッチローラ37bの荷重は荷重制御部21bによって適正に調整される。また、ニアローラ8は、直径が次第に大きくなるロールとの間に一定の隙間を保持するように、スライド制御部23によって後退される。ニアローラ8とロールとの間を、ウエブWの走行距離の短い一定の隙間に保つことで、ウエブWの長手方向に発生する縦シワ(トラフ)を抑制することが可能になり、空気の巻き込み量を減少させることができる。これらの結果、直径の小さい巻芯Cに高速で巻き取っても、シワやスリップなどのウエブWの巻き取り時に発生する不具合を効果的に抑制することができる。
そうして、ロールの直径が所定の大きさになると、切り替え処理が行われる。具体的には、補助アーム構造体37の一方が揺動制御されることにより、ロールに接していたタッチローラ37bが離脱する。そして、ターレット制御部22aの制御によってターレット3が回転し(図4において半時計回り)、両軸支部36,36の位置が交換される。それにより、図5に示すように、待機位置に有った巻取前の巻芯Cは巻取位置に移動し、次にウエブWを巻き取る新巻芯Cnが構成される。巻取位置に有ったロールは待機位置に移動し、走行するウエブWは、一方の補助ローラ33aに巻き掛けられてV字状に誘導され、継続して待機位置で巻き取られる。
図6に示すように、ニアローラ8は、新巻芯Cnとの間に一定の隙間を保持するように、スライド制御部23によって前進される。それにより、ニアローラ8は、走行するウエブWに対して新巻芯Cnの上流側の近傍に進出した状態となる。なお、切り替え時の新巻芯Cnは、走行するウエブWに対して適切な速度で回転するように制御される。
続いて、押上アーム41aが押上制御部22bによって揺動されることにより、巻付ローラ4が、切替位置に移動し、走行するウエブWに対して新巻芯Cnの下流側の近傍に進出した状態となる。そうすることにより、待機位置に位置する巻芯Cに巻き取られて高速で走行するウエブWのうち、新巻芯Cnの下流側の近傍部位が巻付ローラ4によって押し上げられ、新巻芯Cnの下側の部分にウエブWが巻き付けられた状態となる。具体的には、ウエブWが、V字状に拡がった状態で新巻芯Cnの外周を略二分した下側の範囲(新巻芯Cnを軸方向から見て、その外周のうち、180度より小さいその近傍の中心角を有する円弧の範囲)にウエブWが巻き付くように設定されている。
すなわち、ニアローラ8と巻付ローラ4とにより、新巻芯Cnの略半分の範囲にウエブWが巻き付けられた状態となり、高速で走行するウエブWであっても、テープレスの巻芯Cに過度な負荷を与えずに巻き付けることができる。ニアローラ8は新巻芯Cnの近傍に位置しているため、ニアローラ8から新巻芯Cnに向かうウエブWの走行経路が新巻芯Cnに近接し、空気の巻き込みが抑制される。それにより、高速で走行するウエブWでも安定して新巻芯Cnに巻き付けが行える。そして、ウエブWが新巻芯Cnに対してV字状に拡がっているため、新巻芯Cnの両側の近傍にニアローラ8及び巻付ローラ4を配置しながら、新巻芯Cnの上側に比較的大きなスペースが確保できる。この巻取装置1では、そのスペースを利用して、カウンタローラ7や静電気発生装置9が適切に配置されている。
巻付ローラ4が切替位置に位置している時には、ニップローラ5は、新巻芯Cnに巻き付いているウエブWの下流側の部位(ウエブWが新巻芯Cnから離れる直前の部位)と隙間を隔てて位置している。ニップローラ5は、ニップローラ制御部22eの制御により、所定のタイミングで新巻芯Cnの側に進出し、新巻芯Cnに巻き付いているウエブWの下流側の部位を新巻芯Cnに押し付けるように設定されている。
その時、厚紙製の新巻芯Cnはニップローラ5の押圧によって偏心し易いため、空気の巻き込み量の増加や切断時のウエブWのシワ、折れなどの不具合が発生するおそれがある。そこで、図7に矢印で示すように、新巻芯Cnの偏心を防ぐために、ニップローラ5の押し付け動作に連動して、支持アーム71aが押下制御部22cによって揺動されることにより、カウンタローラ7が、切替位置に移動して新巻芯Cnの上部、詳しくは新巻芯Cnの真上より巻付ローラ4の側に偏った部分に押し付けられる。
そうすることにより、走行しながら巻き付くウエブWに押し上げられ、ニップローラ5で斜め下方から押し付けられている新巻芯Cnに対し、その上方から押し付けることで、新巻芯Cnの偏心を効果的に抑制することができる。しかも、カウンタローラ7は、新巻芯Cnに直接押し付けられるので、ウエブWに悪影響が及ぶおそれがない。
新巻芯Cnがニップローラ5及びカウンタローラ7で押し付けられた状態になると、待機位置に位置する軸支部36の回転制御は、巻付ローラ4が検出するウエブWの張力に基づく補助制御に切り替わる。そして、その代わりに、巻取位置に位置する軸支部36の回転制御が、巻取処理部21の制御に基づいて最適条件での巻き取りを可能にする主制御に移行する。
ニップローラ5がウエブWを新巻芯Cnに押し付けるタイミングに連動して、静電気制御部22dの制御によって静電気発生装置9が作動する。図7に示すように、静電気発生装置9は、直流高電圧発生装置91、静電気発生器92などで構成されている。静電気発生器92は、一定間隔で配置された複数の電極を有する柱状の部材からなり、軸方向に延びるようにスライダー81a,81aの突端部の間に架設されている。
切り替え時の静電気発生器92は、ニアローラ8と新巻芯Cnとの間の隙間を走行するウエブWに対して、新巻芯Cnに接触する面側に位置するように設置されている。各電極は、直流高電圧発生装置91と電気的に接続されている。静電気制御部22dの制御により、これら電極にプラス又はマイナスの高電圧が印加されることにより、その周囲にイオンが形成されて静電気が発生する。それにより、ウエブWの新巻芯Cnに接触する面と、ウエブWに接触する新巻芯Cnの外周面とが、ウエブWが新巻芯Cnに巻き付く直前に帯電し、両者に吸引力が作用するようになる。
それにより、その後、新巻芯Cnに巻き付くウエブWを新巻芯Cnに強固に密着させることができる。その結果、空気の巻き込みが抑制され、巻芯Cの全域にウエブWが安定して密着し、しかも巻き付いたウエブWが剥がれ難くなる。その結果、高速で走行するウエブWでも、テープレスの巻芯Cに安定して巻き付けることができ、ウエブWの切断時の反動で張力が大きく変動しても、巻き付け状態を安定して保持できる。巻芯Cの略半分にウエブWが強固に密着するため、小径の巻芯Cであっても巻き付け状態を安定して保持できる。
更に、この巻取装置1では、ニアローラ8と新巻芯Cnとの間の隙間を走行するウエブWに対して、新巻芯Cnに接触しない面側には、静電気発生器92と略平行に延びる、アースされた鉄棒10が配置されている。この鉄棒10により、ウエブWの新巻芯Cnに接触しない面側では静電気が除去されるため、よりいっそうウエブWと新巻芯Cnとの密着力を高めることができる。
ニアローラ8と新巻芯Cnとの間は、距離が短いため、ウエブWが高速で走行していてもほとんど波打つことがない。そのため、静電気発生器92及び鉄棒10をその近傍に配置することができ、静電気の作用を効率よく利用できる。
カッター制御部22fの制御により、ニップローラ5で押し付けられているウエブWがカッター6で切断される。図7に示すように、カッター6は、切刃61、空圧制御で作動するロッドレスシリンダ62(アクチュエータの一例)、空圧供給装置63などで構成されている。ロッドレスシリンダ62は、押上アーム41aの下端部の突端間に架設されている。切刃61は、ロッドレスシリンダ62のスライドブロックに固定されていて、切断時には、新巻芯Cnに沿ってスライドするように設定されている。
切刃61は、新巻芯Cnから離れていくウエブWに新巻芯Cnの近傍(例えば、新巻芯Cnから5〜10mm離れた位置)で接触し、一方の側縁から切り裂くようにしてウエブWを切断する。切刃61は、ウエブWの新巻芯Cnに接触しない面側から、新巻芯Cnの接線方向に切り込むように配置されている。それにより、ウエブWの切断端が新巻芯Cnに向かって付勢され、静電気の吸引作用と合わさって、ウエブWの切断端が新巻芯Cnに瞬時に巻き付くようになっている。しかも、切断された部分から順次新巻芯Cnに巻き付いていくので、幅方向に発生するシワ等が防止され、安定してウエブWの切断端を新巻芯Cnに巻き付けることができる。
ロッドレスシリンダ62には、空圧供給装置63から空圧が供給される押圧部62aと背圧部62bとが備えられている。押圧部62aは、切刃61を切断方向にスライドさせるように作用し、背圧部62bは、切刃61を逆方向にスライドさせるように作用する。押圧部62aに供給される空圧(押圧)は、例えば0.8〜0.9MPa等、高圧に設定され、背圧部62bに供給される空圧(背圧)は、例えば0.02〜0.05MPa等、低圧に設定されている。
切断時には、空圧供給装置63から押圧部62a及び背圧部62bに押圧及び背圧が供給される。この押圧と背圧との空圧差により、ロッドレスシリンダ62が作動し、切刃61が切断方向にスライドしてウエブWが切断される。このように、空圧差で切刃61をスライドさせる構成とすることにより、瞬時に加速して高速でウエブWを切断することができる。高速で走行するウエブWを幅方向に切断すると、切り始め側と切り終わり側とで切断位置が大きくずれるため、切断端が幅方向に大きく傾斜するが、このように高速で切断することで、その切断端の傾斜が抑制できる。切断端が幅方向に大きく傾斜すると、巻取状態の差が幅方向に生じるため、モデルを用いた解析の精度が低下するが、このカッター6によれば、そのような不具合を抑制することができる。
また、切断時には、ダンサローラ11の作動により、新巻芯Cnより上流側を走行するウエブWの走行距離が増大するように設定されている。それにより、新巻芯Cnを通過するウエブWの走行速度が一時的に低下し、より適切にウエブWが切断できるようになっている。
ウエブWが切断されて新巻芯CnにウエブWが巻き付けられると、その後は、巻付ローラ4及びカウンタローラ7が非切替位置に移動する。そして、対応する補助アーム37a構造体37が揺動制御されることにより、新巻芯Cnに巻き取られて形成されるロールの外周面にタッチローラ37bが接触する。ニアローラ8は、徐々に後退するように制御される。ウエブWは、巻取処理部21の制御により、タッチローラ37bの荷重や巻取張力を変化させながら新巻芯Cnに巻き取られる。そうして、ロールの直径が所定の大きさになれば、待機位置に装着された新たな巻芯Cと切り替えられる。
この巻取装置1には、更に、異なる直径の巻芯Cが使用できるように、切替機構100が設けられている。
具体的には、ウエブ押上機構41及びローラ変位機構71の双方に、シリンダ101が設置されており、これらシリンダ101,101により、押上アーム41a及び支持アーム71aは、ターレット3の側に向かって進退可能となっている。具体的には、図8に示すように、3インチ等、小径の巻芯C’が使用される場合には、両シリンダ101,101のロッド101aが後退し、巻芯C’の直径に合わせて押上アーム41a及び支持アーム71aの支持位置が調整できるように構成されている。従って、直径が異なる巻芯であっても適切な状態の下で使用できるので、汎用性に優れる。
なお、本発明にかかる巻取装置は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、静電気除去装置は、静電気発生装置9と逆の極性の電圧を印加する静電気発生装置であってもよい。アクチュエータは、切刃61を高速でスライドさせるものであれば足り、ロッドレスシリンダに限らない。
1 巻取装置
2 制御装置
3 ターレット
4 巻付ローラ
5 ニップローラ
6 カッター
7 カウンタローラ
8 ニアローラ
9 静電気発生装置
10 鉄棒(静電気除去装置)
37b タッチローラ
61 切刃
62 ロッドレスシリンダ(アクチュエータ)
R ガイドローラ
C 巻芯
Cn 新巻芯
W ウエブ

Claims (7)

  1. 巻芯を交互に切り替えながらウエブを連続してロール状に巻き取る巻取装置であって、
    前記巻芯を個別に装着して回転制御する一対の軸支部を有し、前記ウエブの巻き取りが行われる巻取位置と、前記巻芯の入れ替えが行われる待機位置とに、前記巻芯の位置を交換するターレットと、
    切り替え時に、前記巻取位置に位置する巻取前の前記巻芯である新巻芯の近傍に進出することにより、前記待機位置に位置する前記巻芯に巻き取られて走行する前記ウエブを、前記新巻芯の一部に巻き付ける巻付ローラと、
    前記新巻芯に巻き付いている前記ウエブの下流側の部位を当該新巻芯に押し付けるニップローラと、
    前記ニップローラで押し付けられた前記ウエブの前記新巻芯から下流側に離れた部位を切断するカッターと、
    前記ニップローラと連動して、前記新巻芯の前記ウエブが巻き付いていない範囲に押し付けられるカウンタローラと、
    前記新巻芯の近傍で静電気を発生させる静電気発生装置と、
    を備え、
    前記ウエブが前記新巻芯に巻き付く前に、前記静電気発生装置が、当該ウエブ及び当該新巻芯の少なくともいずれか一方に静電気を帯電させる巻取装置。
  2. 請求項1に記載の巻取装置において、
    前記カッターは、
    切刃と、
    前記新巻芯に沿って前記切刃をスライドさせるアクチュエータと、
    を有し、
    前記ウエブが、前記切刃によって一方の側縁から切り裂いて切断される巻取装置。
  3. 請求項2に記載の巻取装置において、
    前記アクチュエータは、空圧で制御されるロッドレスシリンダからなり、
    押圧と背圧の空圧差によって前記切刃がスライドするように設定されている巻取装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の巻取装置において、
    前記巻付ローラは、走行する前記ウエブに対して前記新巻芯の下流側に進出し、
    走行する前記ウエブに対して前記新巻芯の上流側の近傍に進出するニアローラを更に備える巻取装置。
  5. 請求項4に記載の巻取装置において、
    前記ウエブが、V字状に拡がった状態で前記新巻芯の外周を略二分した範囲に巻き付くように設定されている巻取装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の巻取装置において、
    前記静電気発生装置が、前記ニアローラと前記新巻芯との間を走行する前記ウエブに対して、前記新巻芯に接触する面側で静電気を発生させる巻取装置。
  7. 請求項6に記載の巻取装置において、
    前記ニアローラと前記新巻芯との間を走行する前記ウエブに対して、前記新巻芯に接触しない面側で静電気を除去する静電気除去装置を更に備える巻取装置。
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