JP3204075U - フィルム巻取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触圧を容易に調整することが可能なフィルム巻取装置を提供する。【解決手段】フィルム巻取装置100は、分岐ローラ4から一方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第1巻取機構5および第1タッチローラ6と、分岐ローラ4から他方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第2巻取機構7および第2タッチローラ8とを備える。フィルム巻取装置100は、フィルム巻取時に、第1巻取機構5によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第1巻取軸53が第1タッチローラ6から離れるように第1ベース51を水平方向に移動させるとともに、第2巻取機構7によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第2巻取軸73が第2タッチローラ8から離れるように第2ベース71を水平方向に移動させる。【選択図】図1

Description

本考案は、フィルム巻取装置に関する。
従来、原反から繰り出されるフィルムを分割するとともに、その分割されたフィルムを一方側および他方側に振り分けて巻き取るフィルム巻取装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1のフィルム巻取装置は、スリット部と、分岐ローラと、第1巻取機構および第1タッチローラと、第2巻取機構および第2タッチローラとを備えている。スリット部は、原反から繰り出されるフィルムに搬送方向に沿って連続的に切れ目を入れ、複数のフィルムに分割するように構成されている。分岐ローラは、分割されたフィルムが分岐される分岐部分に配置されている。すなわち、分割されたフィルムは、分岐ローラから一方側(右側)および他方側(左側)に振り分けられる。
なお、分割されたフィルムは、一方側に搬送される第1分割フィルム群と、他方側に搬送される第2分割フィルム群とを含む。第1分割フィルム群を構成するフィルムおよび第2分割フィルム群を構成するフィルムは、分岐ローラの軸方向において交互に配置されている。すなわち、分割されたフィルムのうち、分岐ローラの軸方向における一つおきのフィルムが第1分割フィルム群であり、残りのフィルムが第2分割フィルム群である。
第1巻取機構および第1タッチローラは、分岐ローラから一方側に振り分けられる第1分割フィルム群を巻き取るように構成されている。第1巻取機構は、第1アームと第1巻取軸と第1エアシリンダとを含んでいる。第1アーム、第1巻取軸および第1エアシリンダは、第1分割フィルム群の各フィルムに対応するように複数設けられている。
第1アームは、回動可能に構成されている。第1巻取軸は、第1アームに回転可能に設けられている。第1エアシリンダは、第1巻取軸を第1タッチローラ側に押圧するために設けられている。そして、第1巻取軸が回転されることにより第1分割フィルム群のフィルムが巻き取られ、その巻径が大きくなるに連れて第1アームが回動されるようになっている。なお、第1巻取軸に巻き取られる巻取ロールと第1タッチローラとの接触圧は、第1エアシリンダによって調整される。
第2巻取機構および第2タッチローラは、分岐ローラから他方側に振り分けられる第2分割フィルム群を巻き取るように構成されている。第2巻取機構は、第2アームと第2巻取軸と第2エアシリンダとを含んでいる。第2アーム、第2巻取軸および第2エアシリンダは、第2分割フィルム群の各フィルムに対応するように複数設けられている。
第2アームは、回動可能に構成されている。第2巻取軸は、第2アームに回転可能に設けられている。第2エアシリンダは、第2巻取軸を第2タッチローラ側に押圧するために設けられている。そして、第2巻取軸が回転されることにより第2分割フィルム群のフィルムが巻き取られ、その巻径が大きくなるに連れて第2アームが回動されるようになっている。なお、第2巻取軸に巻き取られる巻取ロールと第2タッチローラとの接触圧は、第2エアシリンダによって調整される。
特許第4851635号公報
しかしながら、上記した従来のフィルム巻取装置では、第1巻取軸に巻き取られる巻取ロールの直径が大きくなるに連れて第1アームが回動されるため、第1タッチローラに対する巻取ロールの接触位置が変化するので、巻取ロールと第1タッチローラとの接触圧の調整が複雑になるという問題点がある。なお、第2巻取軸に巻き取られる巻取ロールと第2タッチローラとの接触圧の調整についても同様である。
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本考案の目的は、接触圧を容易に調整することが可能なフィルム巻取装置を提供することである。
本考案によるフィルム巻取装置は、原反から繰り出されるフィルムを分割するとともに、その分割されたフィルムを一方側および他方側に振り分けて巻き取るものである。フィルム巻取装置は、原反から繰り出されるフィルムに搬送方向に沿って連続的に切れ目を入れ、複数のフィルムに分割するスリット部と、分割されたフィルムが一方側および他方側に振り分けられる分岐部分に配置される分岐ローラと、分岐ローラから一方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第1巻取機構および第1タッチローラと、分岐ローラから他方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第2巻取機構および第2タッチローラとを備える。第1巻取機構は、水平方向に移動可能に設けられた第1ベースと、第1ベースに回動可能に設けられた複数の第1アームと、第1アームに回転可能に設けられた第1巻取軸と、第1巻取軸を第1タッチローラ側に押圧する第1エアシリンダとを含む。第2巻取機構は、水平方向に移動可能に設けられた第2ベースと、第2ベースに回動可能に設けられた複数の第2アームと、第2アームに回転可能に設けられた第2巻取軸と、第2巻取軸を第2タッチローラ側に押圧する第2エアシリンダとを含む。そして、フィルム巻取装置は、フィルム巻取時に、第1巻取機構によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第1巻取軸が第1タッチローラから離れるように第1ベースを水平方向に移動させるとともに、第2巻取機構によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第2巻取軸が第2タッチローラから離れるように第2ベースを水平方向に移動させるように構成されている。
このように構成することによって、第1タッチローラに対する巻取ロールの接触位置を一定にすることができるので、第1タッチローラと巻取ロールとの接触圧を容易に調整することができる。また、第2タッチローラに対する巻取ロールの接触位置を一定にすることができるので、第2タッチローラと巻取ロールとの接触圧を容易に調整することができる。
上記フィルム巻取装置において、好ましくは、駆動源と、駆動源によって昇降される昇降部材とを含む巻取機構駆動部を備え、昇降部材には、第1ベースおよび第2ベースが連結され、駆動源により昇降部材が上昇される場合に、第1ベースおよび第2ベースが互いに離れるように水平方向に移動する構成とされている。
本考案のフィルム巻取装置によれば、接触圧を容易に調整することができる。
本考案の一実施形態によるフィルム巻取装置の概略構成を示した模式図である。 図1のフィルム巻取装置の第1巻取軸および第2巻取軸の位置関係を説明するための図である。 図1のフィルム巻取装置の巻取機構駆動部を示した図である。 図1のフィルム巻取装置において巻径が増大した状態を示した図である。 図3のフィルム巻取装置において巻径が増大した状態を示した図である。 図4のフィルム巻取装置において巻取ロールが取り外されるときの状態を示した図である。 図5のフィルム巻取装置において巻取ロールが取り外されるときの状態を示した図である。
以下、本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。
−構成−
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態によるフィルム巻取装置100の概略構成について説明する。このフィルム巻取装置100は、原反1から繰り出されるフィルム1aを分割するとともに、その分割されたフィルム1bを一方側および他方側に振り分けて巻き取るように構成されている。なお、一方側は、Y1方向側(図1における右側であって、図3では左側)であり、他方側は、Y2方向側(図1における左側であって、図3では右側)である。
フィルム巻取装置100は、図1に示すように、原反1と、ガイドローラ2と、スリット部3と、分岐ローラ4と、第1巻取機構5および第1タッチローラ6と、第2巻取機構7および第2タッチローラ8と、巻取機構駆動部9(図3参照)とを備える。
原反1は、フィルム巻取装置100に着脱可能に装着されている。原反1には、帯状のフィルム1aが巻き付けられている。フィルム1aは、たとえば、樹脂製であり、厚みが8μm〜40μmである。フィルム巻取装置100は、装着された原反1を回転させることにより、原反1からフィルム1aを繰り出すように構成されている。
ガイドローラ2は、原反1から繰り出されたフィルム1aをスリット部3にガイドするために設けられている。ガイドローラ2は、フィルム搬送経路に沿って複数設けられている。
スリット部3は、原反1から繰り出されるフィルム1aに搬送方向に沿って連続的に切れ目(スリット)を入れ、複数のフィルム1bに分割するために設けられている。スリット部3は、受けローラ31と、固定刃(レザーカッター)32とを含んでいる。
受けローラ31には、外周面に複数の溝部(図示省略)が形成されている。複数の溝部は、軸方向(図1の紙面に対して垂直方向)に所定の間隔を隔てて配置されている。溝部は、外周面の周方向に沿って延びるように形成され、環状に形成されている。固定刃32は、受けローラ31の溝部に配置されるとともに、受けローラ31の軸方向に所定の間隔を隔てて複数配置されている。このため、原反1から繰り出されたフィルム1aが、スリット部3を通過する際に、固定刃32により搬送方向に沿って連続的に切れ目が入れられる。
分岐ローラ4は、分割されたフィルム1bが分岐される分岐部分に配置されている。すなわち、分割されたフィルム1bは、分岐ローラ4から一方側および他方側に振り分けられる。分岐ローラ4は、受けローラ31の近傍に配置されている。なお、分割されたフィルム1bは、一方側に搬送される第1分割フィルム群1cと、他方側に搬送される第2分割フィルム群1dとを含む。図2に示すように、第1分割フィルム群1cを構成するフィルムおよび第2分割フィルム群1dを構成するフィルムは、分岐ローラ4の軸方向において交互に配置されている。すなわち、分割されたフィルム1bのうち、分岐ローラ4の軸方向における一つおきのフィルムが第1分割フィルム群1cであり、残りのフィルムが第2分割フィルム群1dである。
第1巻取機構5および第1タッチローラ6は、図3に示すように、分岐ローラ4から一方側(Y1方向側)に搬送される第1分割フィルム群1cを巻き取るために設けられている。第1巻取機構5および第1タッチローラ6は、分岐ローラ4に対して一方側に配置されている。なお、図3は、第1巻取機構5および第1タッチローラ6を図1の紙面の奥側から見た図である。また、図3では、フィルム1aの搬送方向における分岐ローラ4よりも上流側については図示を省略した。
第1巻取機構5は、第1ベース51と、第1アーム52と、第1巻取軸53と、第1エアシリンダ54と、第1モータ55とを含んでいる。第1アーム52、第1巻取軸53、第1エアシリンダ54および第1モータ55は、第1分割フィルム群1cの各フィルムに対応するように複数設けられている。
第1ベース51は、水平方向(Y1およびY2方向)に移動可能に構成されている。第1アーム52は、第1ベース51に回動可能に設けられるとともに、分岐ローラ4の軸方向に沿って複数配置されている。第1巻取軸53は、各第1アーム52の先端に回転可能に設けられている。各第1巻取軸53は、第1分割フィルム群1cの各フィルムに対応するように配置され、各第1巻取軸53が各フィルムを巻き取るようになっている。第1エアシリンダ54は、各第1アーム52に対応するように設けられ、各第1巻取軸53を第1タッチローラ6側に押圧するように構成されている。第1モータ55は、各第1巻取軸53に対応するように設けられ、その第1巻取軸53を回転させるように構成されている。すなわち、複数の第1巻取軸53が対応する第1モータ55によって個別に駆動されるようになっている。なお、第1ベース51には、所定の第1アーム52の位置を検出するためのセンサ(図示省略)が設けられている。
第1モータ55は、出力軸にベルト55aが巻き掛けられ、ベルト55aを駆動するように構成されている。ベルト55aは、プーリ55bにも巻き掛けられている。プーリ55bは、第1アーム52に回転自在に設けられ、その回転中心が第1アーム52の回動中心と一致している。プーリ55bにはベルト55cが巻き掛けられ、ベルト55cはプーリ55dにも巻き掛けられている。プーリ55dは、第1アーム52の先端に回転自在に設けられ、第1巻取軸53に連結されている。このため、第1モータ55の駆動力が、ベルト55a、プーリ55b、ベルト55cおよびプーリ55dを介して第1巻取軸53に伝達されるようになっている。
第1エアシリンダ54は、シリンダ本体54aとピストン54bとを有し、ピストン54bがシリンダ本体54aに対して進退可能に構成されている。シリンダ本体54aは、軸部54cを中心にして回動可能に第1ベース51に設けられている。ピストン54bは、第1アーム52に連結されている。そして、第1エアシリンダ54は、第1巻取軸53に巻き取られる巻取ロールと第1タッチローラ6との接触圧を調整するように構成されている。また、第1エアシリンダ54は、巻取ロールの取り出し時に、第1アーム52を回動させるように構成されている。
第1タッチローラ6は、分岐ローラ4の近傍に配置され、回転可能に構成されている。第1タッチローラ6は、フィルム巻取時における第1巻取軸53と同じ高さ位置に配置されている。なお、第1タッチローラ6は、回転中心が移動しないようになっている。また、第1タッチローラ6は、原反1の幅よりも長く形成されている。
第2巻取機構7および第2タッチローラ8は、分岐ローラ4から他方側(Y2方向側)に搬送される第2分割フィルム群1dを巻き取るために設けられている。第2巻取機構7および第2タッチローラ8は、分岐ローラ4に対して他方側に配置されている。
第2巻取機構7は、第2ベース71と、第2アーム72と、第2巻取軸73と、第2エアシリンダ74と、第2モータ75とを含んでいる。第2アーム72、第2巻取軸73、第2エアシリンダ74および第2モータ75は、第2分割フィルム群1dの各フィルムに対応するように複数設けられている。
第2ベース71は、水平方向(Y1およびY2方向)に移動可能に構成されている。第2アーム72は、第2ベース71に回動可能に設けられるとともに、分岐ローラ4の軸方向に沿って複数配置されている。第2巻取軸73は、各第2アーム72の先端に回転可能に設けられている。各第2巻取軸73は、第2分割フィルム群1dの各フィルムに対応するように配置され、各第2巻取軸73が各フィルムを巻き取るようになっている。第2エアシリンダ74は、各第2アーム72に対応するように設けられ、各第2巻取軸73を第2タッチローラ8側に押圧するように構成されている。第2モータ75は、各第2巻取軸73に対応するように設けられ、その第2巻取軸73を回転させるように構成されている。すなわち、複数の第2巻取軸73が対応する第2モータ75によって個別に駆動されるようになっている。
第2モータ75は、出力軸にベルト75aが巻き掛けられ、ベルト75aを駆動するように構成されている。ベルト75aは、プーリ75bにも巻き掛けられている。プーリ75bは、第2アーム72に回転自在に設けられ、その回転中心が第2アーム72の回動中心と一致している。プーリ75bにはベルト75cが巻き掛けられ、ベルト75cはプーリ75dにも巻き掛けられている。プーリ75dは、第2アーム72の先端に回転自在に設けられ、第2巻取軸73に連結されている。このため、第2モータ75の駆動力が、ベルト75a、プーリ75b、ベルト75cおよびプーリ75dを介して第2巻取軸73に伝達されるようになっている。
第2エアシリンダ74は、シリンダ本体74aとピストン74bとを有し、ピストン74bがシリンダ本体74aに対して進退可能に構成されている。シリンダ本体74aは、軸部74cを中心にして回動可能に第2ベース71に設けられている。ピストン74bは、第2アーム72に連結されている。そして、第2エアシリンダ74は、第2巻取軸73に巻き取られる巻取ロールと第2タッチローラ8との接触圧を調整するように構成されている。また、第2エアシリンダ74は、巻取ロールの取り出し時に、第2アーム72を回動させるように構成されている。
第2タッチローラ8は、分岐ローラ4の近傍に配置され、回転可能に構成されている。第2タッチローラ8は、フィルム巻取時における第2巻取軸73と同じ高さ位置に配置されている。なお、第2タッチローラ8は、回転中心が移動しないようになっている。また、第2タッチローラ8は、原反1の幅よりも長く形成されている。
巻取機構駆動部9は、第1ベース51および第2ベース71を水平方向に移動させるために設けられている。巻取機構駆動部9は、モータ91と、昇降部材92と、リンク93aおよび93bと、回動部材94aおよび94bと、リンク95aおよび95bとを含んでいる。なお、モータ91は、本考案の「駆動源」の一例である。
モータ91は、昇降部材92を垂直方向(Z1およびZ2方向)に移動させるために設けられており、リードスクリュー91aを回転させるように構成されている。昇降部材92は、リードスクリュー91aが挿入されており、リードスクリュー91aの回転によって垂直方向に移動するように構成されている。
昇降部材92には、リンク93aを介して回動部材94aが連結され、回動部材94aには、リンク95aを介して第2ベース71が連結されている。また、昇降部材92には、リンク93bを介して回動部材94bが連結され、回動部材94bには、リンク95bを介して第1ベース51が連結されている。このため、昇降部材92の垂直方向への直線運動が、回動部材94aおよび94bの回動運動に変換されるとともに、回動部材94aおよび94bの回動運動が、第1ベース51および第2ベース71の水平方向への直線運動に変換される。具体的には、モータ91により昇降部材92が上昇される場合には、第1ベース51および第2ベース71が互いに離れるように水平方向に移動し、モータ91により昇降部材92が下降される場合には、第1ベース51および第2ベース71が互いに近づくように水平方向に移動する。
−動作−
次に、図1〜図7を参照して、本実施形態によるフィルム巻取装置100の動作について説明する。なお、図5および図7では、巻取機構駆動部9の図示を部分的に省略している。また、巻取動作が開始される前に、図2に示すように、第1巻取軸53および第2巻取軸73が間隔を隔てて配置されるとともに、第1巻取軸53と第2巻取軸73とが軸方向において交互に配置されている。
まず、図1に示すように、原反1からフィルム1aが繰り出され、そのフィルム1aがガイドローラ2によりガイドされてスリット部3に送られる。そして、フィルム1aがスリット部3を通過する際に、固定刃32によりフィルム1aに搬送方向に沿って連続的に切れ目が入る。このため、フィルム1aが複数のフィルム1bに分割される。そして、分割されたフィルム1bが分岐ローラ4に送られる。
分岐ローラ4では、分割されたフィルム1bのうち、第1分割フィルム群1cが一方側(Y1方向側)に送られ、第2分割フィルム群1dが他方側(Y2方向側)に送られる。なお、第1分割フィルム群1cのフィルムと第2分割フィルム群1dのフィルムとは、分岐ローラ4の軸方向において交互に配置されている。
そして、第1巻取機構5および第1タッチローラ6により第1分割フィルム群1cが巻き取られるとともに、第2巻取機構7および第2タッチローラ8により第2分割フィルム群1dが巻き取られる。
具体的には、図3に示すように、第1エアシリンダ54により第1巻取軸53が第1タッチローラ6側に押圧されることにより、第1巻取軸53が第1分割フィルム群1cを介して第1タッチローラ6に接触される。なお、1本の第1タッチローラ6に対して複数の第1巻取軸53が第1分割フィルム群1cの各フィルムを介して接触される。このとき、第1アーム52の先端が下方(Z2方向)を向き、第1タッチローラ6および第1巻取軸53が同じ高さ位置に配置される。このため、第1巻取軸53に巻き取られる巻取ロールと第1タッチローラ6とが接触する接触位置の接線方向が垂直方向を向いている。つまり、第1タッチローラ6におけるY1方向側の端部に巻取ロールが接触される。なお、巻取ロールと第1タッチローラ6との接触圧は第1エアシリンダ54によって調整される。
また、第2エアシリンダ74により第2巻取軸73が第2タッチローラ8側に押圧されることにより、第2巻取軸73が第2分割フィルム群1dを介して第2タッチローラ8に接触される。なお、1本の第2タッチローラ8に対して複数の第2巻取軸73が第2分割フィルム群1dの各フィルムを介して接触される。このとき、第2アーム72の先端が下方を向き、第2タッチローラ8および第2巻取軸73が同じ高さ位置に配置される。このため、第2巻取軸73に巻き取られる巻取ロールと第2タッチローラ8とが接触する接触位置の接線方向が垂直方向を向いている。つまり、第2タッチローラ8におけるY2方向側の端部に巻取ロールが接触される。なお、巻取ロールと第2タッチローラ8との接触圧は第2エアシリンダ74によって調整される。
この状態で、第1モータ55によって第1巻取軸53が回転されることにより、第1分割フィルム群1cの各フィルムが各第1巻取軸53に巻き取られるとともに、第2モータ75によって第2巻取軸73が回転されることにより、第2分割フィルム群1dの各フィルムが各第2巻取軸73に巻き取られる。
そして、第1巻取軸53に第1分割フィルム群1cのフィルムが巻き取られることにより、その巻径(巻取ロールの直径)が大きくなると、第1アーム52が第1タッチローラ6から離れる側に回動しようとする。このとき、第1ベース51に設けられたセンサ(図示省略)により、第1アーム52の回動を検出すると、第1アーム52の回動(変位)を打ち消すように第1ベース51が水平方向(Y1方向)に移動される。具体的には、モータ91によって昇降部材92がZ1方向に移動することにより、回動部材94bが回動されるとともに、第1ベース51がY1方向に移動される。このため、第1アーム52の先端が下方を向いた状態で保たれる。すなわち、第1巻取軸53に巻き取られる巻取ロールが第1タッチローラ6に対して接触する位置が一定のまま保たれる。
また、第2巻取軸73に第2分割フィルム群1dのフィルムが巻き取られることにより、その巻径も大きくなるが、昇降部材92がZ1方向に移動すると、回動部材94aが回動されるとともに、第2ベース71がY2方向に移動されるため、第2アーム72の先端が下方を向いた状態で保たれる。すなわち、第2巻取軸73に巻き取られる巻取ロールが第2タッチローラ8に対して接触する位置が一定のまま保たれる。
その後、図4および図5に示すように、第1巻取軸53による第1分割フィルム群1cの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第1巻取軸53が第1タッチローラ6から離れるように第1ベース51を水平方向(Y1方向)に移動させる。また、第2巻取軸73による第2分割フィルム群1dの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第2巻取軸73が第2タッチローラ8から離れるように第2ベース71を水平方向(Y2方向)に移動させる。これにより、フィルム巻取時において、第1タッチローラ6に対する巻取ロールの接触位置、および、第2タッチローラ8に対する巻取ロールの接触位置を一定に保つことが可能である。
フィルム巻取装置100では、上記のようにして、原反1に比べて幅の小さい複数の巻取ロールが形成される。すなわち、原反1のフィルム1aの幅が小さくされて巻き替えられる。その後、巻き取りが終了されて巻取ロールの取り出し時には、第1分割フィルム群1cおよび第2分割フィルム群1dが幅方向に切断され、図6および図7に示すように、第1エアシリンダ54により、第1アーム52が第1タッチローラ6から離れるように回動されるとともに、第2エアシリンダ74により、第2アーム72が第2タッチローラ8から離れるように回動される。
−効果−
本実施形態では、上記のように、フィルム巻取時に、第1巻取軸53による第1分割フィルム群1cの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第1巻取軸53が第1タッチローラ6から離れるように第1ベース51を水平方向(Y1方向)に移動させる。このように構成することによって、第1タッチローラ6に対する巻取ロールの接触位置を一定にすることができるので、第1タッチローラ6と巻取ロールとの接触圧を容易に調整することができる。
同様に、第2巻取軸73による第2分割フィルム群1dの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、第2巻取軸73が第2タッチローラ8から離れるように第2ベース71を水平方向(Y2方向)に移動させる。このように構成することによって、第2タッチローラ8に対する巻取ロールの接触位置を一定にすることができるので、第2タッチローラ8と巻取ロールとの接触圧を容易に調整することができる。
また、本実施形態では、第1タッチローラ6および第2タッチローラ8が分岐ローラ4の近傍に配置されることによって、分岐ローラ4から第1タッチローラ6までの距離、および、分岐ローラ4から第2タッチローラ8までの距離を短くすることができる。これにより、第1分割フィルム群1cおよび第2分割フィルム群1dが空中を走行する距離を短くすることができるので、第1分割フィルム群1cおよび第2分割フィルム群1dにしわが発生するのを抑制することができる。したがって、巻取ロールにしわが発生するのを抑制することができるので、巻取品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、第1ベース51および第2ベース71を昇降部材92に連結することによって、第1ベース51および第2ベース71を容易に同期した状態で移動させることができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本考案の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本考案の技術的範囲には、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態において、スリット部3により分割されたフィルム1bの幅や、分割されたフィルム1bの数などは、適宜変更可能である。具体的には、固定刃32の数やその間隔を変更可能である。そして、第1巻取機構5では、第1ベース51に対して第1アーム52を原反1の軸方向に移動可能であり、第1巻取軸53の軸方向における位置を調整することが可能である。なお、第2巻取機構7についても同様である。
また、本実施形態では、スリット部3が固定刃32を含む例を示したが、これに限らず、スリット部が、回転する上刃および下刃を含むシェアカッターであってもよい。
また、本実施形態では、第1アーム52の位置を検出するためのセンサが設けられる例を示したが、これに限らず、そのセンサの代わりに、第2アームの位置を検出するためのセンサ(図示省略)が設けられていてもよい。
1 原反
3 スリット部
4 分岐ローラ
5 第1巻取機構
6 第1タッチローラ
7 第2巻取機構
8 第2タッチローラ
9 巻取機構駆動部
51 第1ベース
52 第1アーム
53 第1巻取軸
54 第1エアシリンダ
71 第2ベース
72 第2アーム
73 第2巻取軸
74 第2エアシリンダ
91 モータ(駆動源)
92 昇降部材
100 フィルム巻取装置

Claims (2)

  1. 原反から繰り出されるフィルムを分割するとともに、その分割されたフィルムを一方側および他方側に振り分けて巻き取るフィルム巻取装置であって、
    前記原反から繰り出されるフィルムに搬送方向に沿って連続的に切れ目を入れ、複数のフィルムに分割するスリット部と、
    分割されたフィルムが一方側および他方側に振り分けられる分岐部分に配置される分岐ローラと、
    前記分岐ローラから一方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第1巻取機構および第1タッチローラと、
    前記分岐ローラから他方側に振り分けられるフィルムを巻き取るための第2巻取機構および第2タッチローラとを備え、
    前記第1巻取機構は、水平方向に移動可能に設けられた第1ベースと、前記第1ベースに回動可能に設けられた複数の第1アームと、前記第1アームに回転可能に設けられた第1巻取軸と、前記第1巻取軸を前記第1タッチローラ側に押圧する第1エアシリンダとを含み、
    前記第2巻取機構は、水平方向に移動可能に設けられた第2ベースと、前記第2ベースに回動可能に設けられた複数の第2アームと、前記第2アームに回転可能に設けられた第2巻取軸と、前記第2巻取軸を前記第2タッチローラ側に押圧する第2エアシリンダとを含み、
    フィルム巻取時に、前記第1巻取機構によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、前記第1巻取軸が前記第1タッチローラから離れるように前記第1ベースを水平方向に移動させるとともに、前記第2巻取機構によるフィルムの巻き取りに伴いその巻径が大きくなるに連れて、前記第2巻取軸が前記第2タッチローラから離れるように前記第2ベースを水平方向に移動させるように構成されていることを特徴とするフィルム巻取装置。
  2. 請求項1に記載のフィルム巻取装置において、
    駆動源と、前記駆動源によって昇降される昇降部材とを含む巻取機構駆動部を備え、
    前記昇降部材には、前記第1ベースおよび前記第2ベースが連結され、
    前記駆動源により前記昇降部材が上昇される場合に、前記第1ベースおよび前記第2ベースが互いに離れるように水平方向に移動する構成とされていることを特徴とするフィルム巻取装置。
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