JP2015046257A - 酸化物超電導線材及びその製造方法 - Google Patents

酸化物超電導線材及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】超電導層が積層される中間層のMgO層を高配向化することで、より高い超電導特性を実現すること。【解決手段】酸化物超電導線材100は、基板110と、基板110上に形成された中間層120と、中間層120上に形成されたREBayCu3Oz系超電導層130と、を備える。酸化物超電導線材100では、中間層120は、LaMnO3層122と、LaMnO3層122上に接して形成されるMgO層123とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、REBaCuO(REは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu、Yb、Pr及びHoから選択された1種以上の元素を示す、以下、「REBCO」とも称する)の元素から構成された超電導層を有するRE系の酸化物超電導線材及びその製造方法に関する。
RE系の酸化物超電導線材(以下、便宜上、「酸化物超電導線材」という)は、従来のNbSn系等の合金系超電導体と比較して、臨界温度(Tc)が高く、液体窒素温度で使用できる。よって、液体ヘリウム温度近傍の低温で使用されている超電導機器(送電ケーブル、変圧器、モータ、電力貯蔵システム等)を高温状態で使用できる。
酸化物超電導線材は、結晶のCuO面を揃えるだけでなく、面内の結晶方位も揃えることが要求される。この要求を実現するために酸化物超電導線材においては、Ni合金からなる基板の上に、面内配向度と方位を向上させた中間層を形成し、この中間層の結晶格子をテンプレートとして用いることにより、REBaCuO超電導層の結晶の面内配向度と方位を向上させるようになっている。
中間層の配向性を高配向化させる材料として、例えば、特許文献1に示すように、超電導層と格子定数が近似するMgOを用いることが一般的である。このMgO層上に、超電導層との反応性が小さく、高配向性を有するCeOを積層し、このCeO上に超電導層を形成することで酸化物超電導線材を製造している。
特開2012−072445号公報
上述したように、REBaCuO超電導層の超電導特性を向上させるために、中間層にMgO層を含め、このMgO層の高配向化を図ることが考えられる。
本発明の目的は、超電導層が積層される中間層のMgO層を高配向化することで、より高い超電導特性を有する酸化物超電導線材を提供することである。
本発明の酸化物超電導線材の一つの態様は、基板と、前記基板上に形成された中間層と、前記中間層上に形成されたREBaCu系超電導層と、を備え、前記REは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu、Yb、Pr及びHoから選択された1種以上の元素からなる、酸化物超電導線材であって、前記中間層は、LaMnO層と、前記LaMnO層上に接して形成されるMgO層とを備える構成を採る。
本発明の酸化物超電導線材の製造方法の一つの態様は、基板上に中間層を形成する中間層形成ステップと、前記中間層上に、REBaCu系超電導層(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された1種以上の元素からなる)を形成する超電導層形成ステップと、を備える酸化物超電導線材の製造方法であって、前記中間層形成ステップは、LaMnO層を成膜するステップと、前記LaMnO層上に接してMgO層を形成するステップとを有するようにした。
本発明によれば、超電導層が積層される中間層において、MgO層をLaMnO層上に配置して、MgO層の高配向化を実現することができ、これにより、MgO層の上方に成膜される超電導層の超電導特性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る酸化物超電導線材の構成例を示す図 本発明の実施の形態に係る酸化物超電導線材の変形例の構成を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に、実施の形態に係るRE系の酸化物超電導線材の構成を示す。酸化物超電導線材100は、テープ状であり、テープ状の基板110上に、中間層120、YBCO超電導層130、及び、安定化層140が、順に積層されている。
基板110は、NiまたはNi−W等のNi合金、SUS(ステンレス鋼)、Ag、Cu又はCu合金等である。また、基板110は、NiまたはCuにW、Sn、Zn、Mo、Cr、V、TaまたはTiの中から選択されたいずれか1種以上の元素を添加した合金を用いることもできる。この場合の添加元素量は、形成する超電導層の好適な超電導特性を確保するために1〜10[at%]の範囲とすることが好ましい。基板110の厚さは、例えば、0.1[mm]以下である。ここでは、基板110としてハステロイ(登録商標)テープが適用されているが、インコネル(登録商標)でもよい。また、基板110の厚さは、例えば、30〜200[μm]である。
中間層120は、基板110上に、第1中間層、第2中間層、第3中間層、第4中間層、及び、第5中間層を順次積層することで構成されている。ここでは、第1中間層はAl層121、第2中間層はLaMnO層122、第3中間層はMgO層123、第4中間層はLaMnO層124、第5中間層はCeO層125としている。
第1中間層としてのAl層121は、基板110上に接してスパッタリング法で成膜される。なお、第1中間層は、Alに代えて、ReZrO(Re=Tb、Y、Eu、Gd、Ho、Yb、Lu、Nd、Tm、La、Sm、Dy、Er、Ce、Prからなる群から選ばれる一種又は二種以上の希土類元素)等で、RF−スパッタリング法、MOD法などで成膜してもよい。この第1中間層は、ベッド層であり、耐熱性が高く、界面反応性を低減するための層であり、その上に配される膜の配向性を得るために用いられる。この第1中間層としてのAl層121は、基板110からの元素の拡散を抑制する拡散防止層として機能する。
第2中間層は、非晶質であることが好ましく、ここでは、第2中間層は、非晶質のLaMnO層122を、Al層121上に成膜することで構成されている。LaMnO層122の膜厚は、5〜100[nm]である。LaMnO層122の膜厚が5[nm]以下では、膜の連続性が悪く十分な配向性が得られず、100[nm]以上の膜厚になると、膜表面の凹凸が大きくなり、LaMnO層122上に接して積層されるMgO層123の配向性を阻害するからである。
LaMnO層122は、はRFスパッタ法、イオンビームスパッタ法等のスパッタリング法により、150[℃]以下の範囲(0[℃]より大きく150[℃]以下の範囲)内で、基板110上に成膜される。これは、LaMnOの成膜温度を、150[℃]以下とすると、LaMnOは非晶質となり、150[℃]より高い温度で成膜するとLaMnOは結晶化し易くなり、MgO層123の配向化を阻害するからである。
このLaMnO層122上には、第3中間層としてMgO層123が接して積層される。本実施の形態では、MgO層123直下のLaMnO層122は必須である。MgO層123は、IBAD(Ion Beam Assisted Deposition)法で成膜される。IBAD法は、基板に対して斜め方向からイオンを照射しつつ、基板上(ここではLaMnO層122上)に、ターゲットから発生した粒子を体積させる(ここではMgO層123を成膜する)方法である。
MgO層123上には、第4中間層としてのLaMnO層124がスパッタリング法で成膜されている。MgO層123は、上下でLaMnO層122、124に挟まれた構成となっている。なお、MgO層123より上方の層は、YBCO超電導層130との反応を防止する反応防止層としても機能する。ここでは、第4中間層(LaMnO層124)及び第5中間層(CeO層125)が反応防止層としても機能する。
第4中間層としてのLaMnO層124上には、YBCO超電導層130の直下に配置される層として、第5中間層であるCeO層125が積層されている。
CeO層125は、LaMnO層124上に、スパッタリング法で成膜される。CeO層125は、YBCO超電導層130との整合性がよく、且つ、YBCO超電導層130との反応性が小さいため最も優れた中間層の一つとして知られている。
なお、このCeO層125は、スパッタリング法に代えてPLD(Pulsed Laser Deposition:パルスレーザ蒸着法)法で、LaMnO層124上に成膜されてもよい。また、CeO層125は、CeOにGdを所定量添加したCe−Gd−O膜、又はCeの一部が他の金属原子又は金属イオンで一部置換されたCe−M−O系酸化物からなる膜であってもよい。CeOにGdを添加すると、クラックの発生を抑制できるものの基板110からの元素拡散を抑制できなくなるといった問題が生じるが、本実施の形態では、第1中間層としてのAl層121で元素拡散を抑制できるので、Al層121より上の層である第5中間層としてのCeO層125にGdを添加した材料を用いることができるようになる。
この第5中間層であるCeO層125上には、YBCO超電導層130が積層されている。
YBCO超電導層130は、ここでは、イットリウム系酸化物超電導体(RE123)により構成されている。この超電導層は、全軸配向REBCO層、つまり、REBaCu系(REは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu、Yb、Pr及びHoから選択された1種以上の元素を示し、y≦2及びz=6.2〜7である。)の高温超電導薄膜の層である。YBCO超電導層130は、ここでは、MOD法(Metal Organic Deposition Processes:有機酸塩堆積法)によりCeO層125上に成膜されている。
なお、MOD法は、基板上の金属有機酸塩を加熱して熱分解することで基板上に超電導層である薄膜を形成する方法である。具体的には、MOD法では、まず、金属成分の有機化合物が均一に溶解された原料溶液を基板上に塗布する。次いで、溶液を塗布した基板に仮焼成熱処理を施してアモルファス状の前駆体を形成し、その後、結晶化熱処理(本焼成熱処理)を施すことで前駆体を結晶化させて酸化物超電導体を形成する。
YBCO超電導層130で用いられる原料溶液は、以下のような原料溶液(a)〜(d)の混合溶液である。
(a)REを含む有機金属錯体溶液:REを含むトリフルオロ酢酸塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩、レブリン酸塩、ネオデカン酸塩のいずれか1種以上を含む溶液。特に、REを含むトリフルオロ酢酸塩溶液
(b)Baを含む有機金属錯体溶液:Baを含むトリフルオロ酢酸塩の溶液
(c)Cuを含む有機金属錯体溶液:Cuを含むナフテン酸塩、オクチル酸塩、レブリン酸塩、ネオデカン酸塩のいずれか1種以上を含む溶液
(d)Baと親和性の大きい金属を含む有機金属錯体溶液:Zr、Ce、Sn又はTiから選択された少なくとも1種以上の金属を含むトリフルオロ酢酸塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩、レブリン酸塩、ネオデカン酸塩のいずれか1種以上を含む溶液
YBCO超電導層130は、上記原料溶液(a)〜(d)の混合溶液を第5中間層であるCeO層125上に塗布した後、例えば、水蒸気分圧3〜76[Torr]、酸素分圧300〜760[Torr]の雰囲気中で400〜500[℃]の温度範囲で仮焼する。仮焼されてなるアモルファスを、仮焼の後、例えば、水蒸気分圧30〜100[Torr]、酸素分圧0.05〜1[Torr]の雰囲気中で700〜800[℃]の温度範囲で本焼することでYBCO超電導層130が形成される。
YBCO超電導層130の上には、安定化層140であるAg層が積層されている。なお、安定化層は、ここでは、銀(Ag)により構成しているが、金(Au)、白金(Pt)等の貴金属、あるいはそれらの合金であり低抵抗の金属であってもよい。この安定化層は、YBCO超電導層130の直上に形成することによって、YBCO超電導層130が金、銀などの貴金属、あるいはそれらの合金以外の材料と直接的な接触によって反応によって引き起こす性能低下を防止する。これに加えて、安定化層は、事故電流や交流通電により発生した熱を分散して発熱による破壊・性能低下を防止する。安定化層の厚みはここでは10〜30[μm]である。
このように構成される酸化物超電導線材100は、以下のようにして製造される。テープ状の基板110上に、第1中間層〜第5中間層を順に積層することで中間層120が形成される。具体的には、基板110上に、スパッタリング法で、Alを蒸着して、第1中間層であるAl層121を成膜する。次いで、Al層121上に、スパッタリング法で、LaMnOを蒸着して、第2中間層であるLaMnO層122を非晶質(アモルファス)状態で成膜する。次いで、この非晶質のLaMnO層122上に、ターゲットの構成粒子を堆積させつつ、所定の入射角度でイオン照射を行うIBAD法でMgO層123を成膜する。このとき、LaMnO層122上に形成されるスパッタ膜(MgO)の特定の結晶軸がイオンの入射方向に固定され、結晶のc軸が基板110の表面に対して垂直方向に配向するとともに、a軸及びb軸が面内において一定方向に好適に配向する。これにより、MgO層123は、第1中間層(拡散防止層)上に直接成膜される構成と比較して、高い面内配向度を有するものとなる。次いで、LaMnO層122上に、IBAD法で、第3中間層であるMgO層123を成膜する。次いで、MgO層123上に、スパッタリング法で、LaMnOを蒸着して、第4中間層であるLaMnO層124を成膜した後、スパッタリング法で、CeO層125を成膜する。このようにして基板110上に中間層120を成膜した後、MOD法で、YBCO超電導層130を形成し、安定化層を成膜することで酸化物超電導線材100を製造する。
以上の構成によれば、以下のような顕著な効果を得ることができる。
酸化物超電導線材100では、基板110とYBCC超電導層130との間でバッファ層となる中間層120において、MgO層123が、LaMnO層122上に接して設けられることで、MgO層123の2軸配向性が向上する。このMgO層123の2軸配向性の向上に伴い、このMgO層123の上方にLaMnO層124を介して形成され、且つ、YBCO超電導層130の下地層となるCeO層125は、IBAD法によって、高い面内配向度、つまり、高配向で成膜される。
このCeO層125の高配向化を図る、つまり、中間層120の高配向化を図ることで、YBCO超電導層130の超電導特性の向上を実現できる。
[他の実施の形態]
なお、上述の実施の形態では、主に、中間層120をAl層121、LaMnO層122、MgO層123、LaMnO層124、CeO層125の第1中間層〜第5中間層から構成された5層構造とした場合について述べた。これに限らず、基板110と超電導層(YBCO超電導層130)の間に中間層を有する超電導線材において、中間層が、LaMnO層122上にMgO層123を接して形成した構成を含む層であれば、2層以上で構成してもよい。
例えば、図2の超電導線材100Aに示すように、超電導線材100と同様の基板110及びYBCO超電導層130間に、基板110側から順に、Al層、LaMnO層、MgO層、CeO層を積層した中間層120Aを備える構成してもよい。なお、図2の酸化物超電導線材100Aにおける各層は、酸化物超電導線材100における同名称の各層と同様に成膜され、且つ、同様の機能を有する。図2の酸化物超電導線材100Aによれば、酸化物超電導線材100と同様に、LaMnO層上に、このLaMnO層に接して形成されるMgO層では2軸配向性が向上するので、CeO層を高配向化できる。これに伴い、YBCO超電導層130の超電導特性、つまり、酸化物超電導線材100Aの超電導特性の向上を図ることができる。
また、図1に示す酸化物超電導線材100の構成において、MgO層の下地層であるLaMnO層122より下層で、基板110上に接して設けられるAl層121に代えて、基板110側から順にYAlO層、CeZrO層を積層した層を設けてもよい。酸化物超電導線材100の構成において、Al層121に代えて、GdZr層を設けてもよい。さらに、酸化物超電導線材100の構成において、Al層121に代えて、基板110から順にGdZr層、Y層を積層した層を設けてもよい。
すなわち、酸化物超電導線材100の構成において、基板110とYBCO超電導層130との間に形成される中間層120を、基板110側から順に、GdZr層、Y層、LaMnO層、MgO層、CeO層を積層した中間層としてもよい。また、酸化物超電導線材100の構成において、中間層120を、基板110側から順に、YAlO層、LaMnO層、MgO層、CeO層を積層した中間層としてもよい。さらに、酸化物超電導線材100の構成において、中間層120を、基板110側から順に、CeZrO層、LaMnO層、MgO層、CeO層を積層した中間層としてもよい。また、酸化物超電導線材100の構成において、中間層120を、基板110側から順に、GdZr層、LaMnO層、MgO層、CeO層を積層した中間層としてもよい。また、これら中間層は、LaMnO層を下地層とするMgO層と、CeO層との間にそれぞれLaMnO層等が形成された構成としてもよい。中間層の構成を上記構成に代えたそれぞれの酸化物超電導線材によれば、酸化物超電導線材100と同様に、LaMnO層上に、このLaMnO層に接して形成されるMgO層では2軸配向性が向上する。これにより、MgO層上に成膜されるCeO層を高配向化できる。これに伴い、YBCO超電導層130の超電導特性、つまり、酸化物超電導線材100の超電導特性の向上を図ることができる。
YBCO超電導層130は、MOD法で、中間層120上に形成した構成としたが、これに限らず、例えば、PLD法、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法等により形成してもよい。
また、YBCO超電導層130は、Zrを含む50[nm]以下の酸化物粒子を磁束ピンニング点として分散させた有機金属錯体溶液を塗布後に、焼成して作製してもよい。このようにすることで、磁場印加角度依存性に優れたRE系の酸化物超電導線材を得ることができる。ここで、磁束ピンニング点については、公知の技術なので、ここでの説明は省略する。
以下、本発明の実施例について参照して説明する。
<実施例1>
Ra=2[nm]のハステロイ(登録商標)基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚5[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]にてLaMnO層(第4中間層)124を膜厚10[nm]で成膜し、次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.2[deg.]の高配向基板を得た。なお、Δφは、面内結晶配向度を示す指標である面内方向の結晶軸分散の半値幅(FWHM:Full Width at Half Maximum 半値全幅)である。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]で成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=420[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<実施例2>
実施例1と同様のRa=2[nm]のハステロイ基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚20[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を膜厚10[nm]で成膜し、次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.0[deg.]の高配向基板を得た。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]で成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=460[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<実施例3>
実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、Al層121上に、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚50[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で、第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を、膜厚10[nm]で成膜し、次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を、膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.1[deg.]の高配向基板を得た。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=450[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<実施例4>
実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、Al層121上に、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚100[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で、第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を、膜厚10[nm]で成膜し、次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を、膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.1[deg.]の高配向基板を得た。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=455[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<実施例5>
実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、Al層121上に、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度100[℃]中において、膜厚20[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で、第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を、膜厚10[nm]で成膜し、次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を、膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.4[deg.]の高配向基板を得た。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=400[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<実施例6>
実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)上に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、Al層121上に、RFスパッタにより第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度150[℃]中において、膜厚20[nm]で成膜し、この膜の上に、IBAD法で、第3中間層であるMgO層123を膜厚5[nm]で成膜した。この膜の上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を、膜厚10[nm]で成膜した。次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を、膜厚500[nm]で成膜し、CeO層におけるΔφ(「CeOΔφ」)=3.4[deg.]の高配向基板を得た。この膜上にTFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(臨界電流値であり「YBCO特性Ic」で示す)=410[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<参照例1>
参照例1は、Ra=2[nm]に研磨した実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)に、RFスパッタにより第1中間層としてのAl121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、RFスパッタにより、第2中間層としてLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚2[nm]で成膜した。このLaMnO層122上にIBAD法でMgO層(第3中間層)123を膜厚5[nm]で成膜した。その後、MgO層123上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]にてLaMnO層(第4中間層)124を膜厚10[nm]で成膜した。次いで、LaMnO層(第4中間層)124上に、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を膜厚50[nm]で成膜し、CeO層125におけるΔφ(「CeOΔφ」)=7.0[deg.]の高配向基板を得た。その後、CeO層125上に、TFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]で成膜した。この結果、以下の表1に示すような超電導特性(YBCO特性Ic)=110[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<参照例2>
参照例2は、Ra=2[nm]に研磨した実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)に、RFスパッタにより第1中間層としてAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、RFスパッタにより、第2中間層としてのLaMnO層122を成膜温度50[℃]中において、膜厚150[nm]で成膜した後、LaMnO層122上にIBAD法でMgO層(第3中間層)123を成膜した。その後、MgO層123上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]にてLaMnO層(第4中間層)124を膜厚10[nm]で成膜した。次いで、LaMnO層(第4中間層)124上に、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を膜厚50[nm]で成膜し、CeO層のΔφ=6.5[deg.]の高配向基板を得た。その後、CeO層125上に、TFA−MOD法でYBCO超電導層130を膜厚1.5[μm]で成膜した。この結果、表1に示すような超電導特性(YBCO特性Ic)=150[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<参照例3>
参照例3は、Ra=2[nm]に研磨した実施例1と同様のハステロイ基板(基板110)に、RFスパッタにより第1中間層としてAl層121を膜厚100[nm]で成膜した。この後、RFスパッタにより、第2中間層としてのLaMnO層122を成膜温度200[℃]中において、膜厚20[nm]で成膜した。その後、LaMnO層122上に、IBAD法でMgO層(第3中間層)123を成膜した。その後、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層(第4中間層)124を、膜厚10[nm]で成膜した。次いで、成膜温度650[℃]でCeO層(第5中間層)125を膜厚500[nm]で成膜し、CeO層のΔφ=6.0[deg.]の高配向基板を得た。この後、CeO層125上に、TFA−MOD法でYBCO超電導層130を1.5[μm]成膜した。この結果、表1に示すような超電導特性(YBCO特性Ic)=180[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。
<比較例1>
比較例1は、実施例1の構造においてAl層(第1中間層)の上に成膜されるLaMnO層122を無くし、Al層上にMgOを接して成膜した。具体的には、実施例1と同様のハステロイ基板に、RFスパッタによりAl層を膜厚100[nm]で成膜した。この後、Al層上にIBAD法でMgO層を成膜した後、MgO層上に、RFスパッタにより成膜温度800[℃]でLaMnO層を膜厚10[nm]で成膜した。このLaMnO層上に、成膜温度650[℃]でCeO層を膜厚500[nm]で成膜し、無配向基板を得た。この後、CeO層上に、TFA−MOD法でYBCO層を1.5[μm]成膜した。この結果、表1に示すような超電導特性(YBCO特性Ic)=0[A/cm−w]の酸化物超電導線材を得た。

Figure 2015046257
[実験結果]
表1の比較例1と、実施例1〜6及び参照例1〜3との比較から明らかなように、酸化物超電導線材の中間層において、MgO層の下地層としてLaMnO層を設けるか否かによって、酸化物超電導線材の特性に明らかな違いが生じた。中間層において、LaMnO層上に、MgO層を接して設けた酸化物超電導線材(実施例1〜6及び参照例1〜3)の方が、LaMnO層上にMgO層を設けない酸化物超電導線材(比較例1)よりも、明らかに超電導特性が優れていることがわかった。
また、表1の実施例1〜6に示すように、MgO層がLaMnO層上に成膜された構成において、LaMnO層の膜厚が5〜100[nm]で、このLaMnO層を成膜する温度(成膜温度)が150[℃]以下であると、YBCO特性Ic=400[A/cm−w]以上(400〜460[A/cm−w])という極めて高い超伝導特性が得られた。特に、表1に示すように、LaMnO層の膜厚20[nm]、成膜温度50[℃]とした実施例2の酸化物超電導線材が、最も優れたYBCO特性Ic[A/cm−w]を得た。
本発明にかかるRE系の酸化物超電導線材は、超電導マグネット、超電導ケーブル及び電力機器等に有用である。
100、100A 酸化物超電導線材
110 基板
120、120A 中間層
121 Al
122 LaMnO
123 MgO層
124 LaMnO
125 CeO
130 YBCO超電導層
140 安定化層

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板上に形成された中間層と、前記中間層上に形成されたREBaCu系超電導層と、
    を備え、
    前記REは、Y、Nd、Sm、Gd、Eu、Yb、Pr及びHoから選択された1種以上の元素からなる、酸化物超電導線材であって、
    前記中間層は、LaMnO層と、前記LaMnO層上に接して形成されるMgO層とを備える、
    酸化物超電導線材。
  2. 前記MgO層はIBAD法にて成膜されてなる、
    請求項1記載の酸化物超電導線材。
  3. 前記LaMnO層はスパッタリング法にて成膜されてなる、
    請求項1又は2に記載の酸化物超電導線材。
  4. 前記LaMnO層は非晶質である、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の酸化物超電導線材。
  5. 前記LaMnO層の膜厚は、5〜100nmである、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の酸化物超電導線材。
  6. 基板上に中間層を形成する中間層形成ステップと、
    前記中間層上に、REBaCu系超電導層(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された1種以上の元素からなる)を形成する超電導層形成ステップと、
    を備える酸化物超電導線材の製造方法であって、
    前記中間層形成ステップは、LaMnO層を成膜するステップと、前記LaMnO層上に接してMgO層を形成するステップとを有する、
    酸化物超電導線材の製造方法。
  7. 前記LaMnO層の成膜温度は、150℃以下の範囲内である、
    請求項6記載の酸化物超電導線材の製造方法。
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