JP2015045166A - 二重床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、床下空間への作業者の出入りを容易にすることを目的とする。
【解決手段】二重床構造10は、床スラブ28と、床スラブ28の上側に配置され、該床スラブとの間にメンテナンス空間Mを形成する二重床Fと、床スラブ28からメンテナンス空間Mへ突出し、二重床を支持すると共に、梁幅方向に貫通する開口部60が形成された逆梁20と、を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、二重床構造に関する。
順梁によって支持された床スラブと、サーバルームやクリーンルーム等の床(フリーアクセスフロア)との間に、床下空間を形成する二重床構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の床下空間には、例えば、配線や配管等が敷設される。
また、二重床構造としては、トラス梁によってサーバルーム等の床下に床下空間を形成するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−3599号公報 特開2011−174286号公報
ところで、前述したサーバルーム等の床と床スラブの間に形成された床下空間を利用して逆梁を設置することが考えられる。しかしながら、この場合、逆梁が床スラブから床下空間へ突出することになるため、床下空間への作業者の出入りが困難になる可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、床下空間への作業者の出入りを容易にすることを目的とする。
請求項1に記載の二重床構造は、床スラブと、前記床スラブの上側に配置され、該床スラブとの間に床下空間を形成する二重床と、前記床スラブから前記床下空間へ突出し、前記二重床を支持すると共に、梁幅方向に貫通する開口部が形成された逆梁と、を備えている。
請求項1に係る二重床構造によれば、逆梁には、梁幅方向に貫通する開口部を形成されている。これにより、開口部を介して床下空間に作業者が出入りすることができる。
請求項2に記載の二重床構造は、請求項1に記載の二重床構造において、前記二重床が、上下方向に通風可能とされると共に電子機器が設置される電子機器室用床部と、空調機が設置される空調機室用床部と、を有し、前記空調機室用床部には、前記空調機から前記床下空間へ冷却風を前記逆梁に沿って送風可能な送風開口が形成されている。
請求項2に係る二重床構造によれば、空調機室用床部に設置された空調機から送風開口を介して床下空間へ冷却風を逆梁に沿って送風すると、冷却風が電子機器室用床部を上下方向に通過する。これにより、電子機器室用床部に設置された電子機器が冷却される。
このように本発明では、空調機室用床部に設置された空調機から床下空間を介して電子機器へ冷却風を送風することができる。そのため、本発明では、床下空間に空調機を設置する必要がない。したがって、床下空間に空調機を設置する場合と比較して、床下空間の高さを必要最小限に抑えることができる。
請求項3に記載の二重床構造は、請求項2に記載の二重床構造において、前記開口部が、カバー材によって閉塞可能になっている。
請求項3に係る二重床構造によれば、例えば、逆梁を挟んで一方側の電子機器室用床部に電子機器が設置され、他方側の電子機器室用床部に電子機器が設置されていない場合であって、空調機から一方側の床下空間にのみ冷却風を送風する場合、カバー材によって逆梁の開口部を塞ぐことにより、一方側の床下空間から他方側の床下空間へ冷却風が漏れることを抑制することができる。したがって、一方側の電子機器室用床部に設置された電子機器の冷却効率を高めることができる。
請求項4に記載の二重床構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の二重床構造において、前記逆梁が、梁幅方向に間隔を空けて複数設けられ、隣接する前記逆梁には、前記二重床を支持する小梁が架設されている。
請求項4に係る二重床構造によれば、隣接する逆梁に架設された小梁によって二重床を支持することにより、二重床の剛性を高めることができる。
請求項5に記載の二重床構造は、請求項4に記載の二重床構造において、前記小梁が、前記逆梁の上に設置されている。
請求項5に係る二重床構造によれば、逆梁の上に小梁を設置することにより、重量を増加させずに、床下空間の高さを高くすることができる。
以上説明したように、本発明に係る二重床構造によれば、床下空間への作業者の出入りを容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係る二重床構造が適用された構造物を示す図2の1−1線断面図である。 本発明の一実施形態に係る二重床構造が適用された構造物を示す図1の2−2線断面図である。 図1の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る二重床構造の変形例が適用された空調機室及びサーバ室を示す図1に対応する拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る二重床構造の変形例が適用された床スラブを示す図2に対応する拡大平面図である。 本発明の一実施形態における小梁の設置例を示す側面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る二重床構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印X及び矢印Yは、互いに直交する水平二方向を示している。
図1には、本実施形態に係る二重床構造10が適用された構造物12が示されている。構造物12は、例えばデータセンタとして用いられるものであり、その所定階にサーバ室30、電源室40、及び空調機室50が設けられている。また、構造物12は免震構造とされており、複数の柱14が積層ゴム支承等の免震装置16を介して基礎スラブ18に支持されている。なお、構造物12は、免震構造に限らない。構造物12には、種々の構造を適用することができ、例えば、柱14を基礎スラブ18に直接支持させても良い。
図2に示されるように、複数の柱14は、鉄筋コンクリート等で形成されており、X方向及びY方向に配列されている。また、複数の柱14には、X方向に逆梁20が架設されると共に、Y方向に交差梁22が架設されている。逆梁20は、Y方向(梁幅方向)に間隔を空けて複数(本実施形態では3本以上)設けられ、交差梁22はX方向に間隔を空けて複数設けられている。これらの逆梁20及び交差梁22によって区画された領域上に、情報処理装置等の複数の電子機器32が設置されるサーバ室30(図1参照)が設けられている。サーバ室30は、図示しない間仕切り壁等によって区画されている。
なお、本実施形態では、交差梁22は順梁とされており、逆梁20と交差する方向に沿って配置されている。また、逆梁20及び交差梁22は、鉄筋コンクリートで形成されている。
各柱14には、逆梁20と反対側へ跳ね出す跳出し梁24,26が接合されている。跳出し梁24,26は順梁とされており、一方側の跳出し梁24及び交差梁22によって区画された領域上に予備電源装置42が設置される電源室40(図1参照)が設けられており、他方側の跳出し梁26及び交差梁22によって区画された領域上に空調機52が設置される空調機室50(図1参照)が設けられている。つまり、電源室40及び空調機室50は、サーバ室30のX方向両側に設けられている。なお、跳出し梁24,26の先端部には、外壁27が取り付けられている。
図3に示されるように、逆梁20の下側で、且つ交差梁22及び跳出し梁24の上側には、鉄筋コンクリート製の床スラブ28が配置されている。床スラブ28は、逆梁20の下端部に接合されると共に交差梁22及び跳出し梁24の上端部に接合されている。これらの逆梁20、交差梁22、及び跳出し梁24,26によって、床スラブ28が支持されている。なお、床スラブ28は、プレキャストコンクリートや、ハーフプレキャストコンクリート、ALC(軽量気泡コンクリート)等で形成しても良い。
ここで、サーバ室30、電源室40、及び空調機室50には、二重床構造10が適用されており、各々の床下にメンテナンス空間(床下空間)Mが形成されている。具体的には、床スラブ28の上側には、各サーバ室30、電源室40、及び空調機室50の床を構成する二重床Fが配置されている。この二重床Fと床スラブ28との間に、メンテナンス空間Mが形成されている。
メンテナンス空間Mには、図示しない配線や配管等の敷設材が敷設されている。また、メンテナンス空間Mには、空調機室50に設置された空調機52から冷却風が導入され、当該メンテナンス空間Mを介してサーバ室30の電子機器32及び電源室40の予備電源装置42が冷却されるようになっている。そのため、メンテナンス空間Mの高さH、つまり、サーバ室30の床下のメンテナンス空間Mの気積(=高さH×サーバ室30の床面積)は、複数の電子機器32の冷却に必要な冷却風の風量に応じて設定されている。
二重床Fは、各サーバ室30、電源室40、及び空調機室50の床となるサーバ室用床部30A、電源室用床部40A、及び空調機室用床部50Aを有している。電子機器室用床部としてのサーバ室用床部30Aは、例えば、上下方向に通風可能な網目状の床パネルによって形成されており、その上に電子機器32が設置されている。
サーバ室用床部30Aは、隣接する逆梁20に架設された複数の小梁34に支持されている。小梁34はH形鋼で形成されており、床スラブ28の上面からメンテナンス空間Mに突出する逆梁20の上に設置されている。これらの小梁34によってサーバ室用床部30Aを支持することにより、サーバ室用床部30Aの剛性が確保されている。また、逆梁20の上に小梁34を設置することにより、メンテナンス空間Mの高さHが所定高さに設定されている。
電源室用床部40Aは、サーバ室用床部30Aと同様に、例えば、上下方向に通風可能な網目状の床パネルによって形成されている。この電源室用床部40Aの上には、停電時に電子機器32に電気を供給する無停電電源装置(UPS)等の予備電源装置42等が設置されている。
空調機室用床部50Aには、サーバ室30及び電源室40を冷却(空調)するための空調機52や電子機器32へ冷却水を供給する図示しない配管等が設置されている。この空調機室用床部50Aには、図4に示されるように、空調機52からメンテナンス空間Mへ冷却風を逆梁20に沿って送風するための送風開口54が形成されている。これにより、空調機52で生成された冷却風が、メンテナンス空間Mを介してサーバ室30及び電源室40へ送風されるようになっている。
ここで、図2及び図3に示されるように、逆梁20には、梁幅方向(Y方向)に貫通する複数の開口部(メンテナンス用開口部)60が形成されている。複数の開口部60は、円形状に形成されると共に、逆梁20の材軸方向に間隔を空けて形成されている。これらの開口部60を介してメンテナンス空間Mに作業者が出入り可能になっている。また、逆梁20の各開口部60は、図示しないビニールカーテンやパネル材等のカバー材によって閉塞可能になっている。
次に、サーバ室30及び電源室40の空調方法(冷却方法)の一例について説明する。
図3に示されるように、先ず、空調機室50の空調機52を作動させると、矢印で示されるように、送風開口54を介してメンテナンス空間Mに冷却風が送風される。メンテナンス空間Mに送風された冷却風は、隣接する逆梁20の間を通ってサーバ室30及び電源室40の床下のメンテナンス空間Mへ案内される。このとき、冷却風の一部が、サーバ室用床部30A及び電源室用床部40Aを上下方向に通過し、サーバ室30及び電源室40に流入する。これにより、サーバ室30及び電源室40が冷却される結果、電子機器32及び予備電源装置42が冷却される。
次に、サーバ室30及び電源室40に流入した冷却風は、矢印で示されるように、天井に沿って空調機室50へ流れ、空調機52によって冷却された後、送風開口54を介してメンテナンス空間Mへ再び送風される。このように冷却風を循環させることにより、サーバ室30の電子機器32及び電源室40の予備電源装置42が冷却される。
なお、図2に示されるように、平面視にて空調機室50とサーバ室30と境界部、及びサーバ室30と電源室40との境界部には交差梁22がそれぞれ設置されているが、この交差梁22は床スラブ28から下階へ突出する順梁とされており、メンテナンス空間Mには突出していない。そのため、交差梁22が冷却風の流れを阻害しないため、冷却風が逆梁20に沿って流れ易くなる。したがって、サーバ室30及び電源室40の冷却効率が向上する。
次に、本実施形態に作用及び効果について説明する。
図3に示されるように、空調機室50、サーバ室30、電源室40の床下には、メンテナンス空間Mが形成されている。このメンテナンス空間Mを介して空調機室50からサーバ室30及び電源室40へ冷却風を送風することにより、電子機器32及び予備電源装置42が冷却される。
ここで、メンテナンス空間Mの高さHは、サーバ室30に設置される複数の電子機器32の冷却に必要な冷却風の風量に応じて設定されるため、高くなり易い。このメンテナンス空間Mを利用して逆梁20を設置することにより、逆梁20の梁成を大きくすることができる。したがって、逆梁20のロングスパン化が可能となるため、サーバ室30の床面積を広げることができる。
また、隣接する逆梁20に架設された複数の小梁34によってサーバ室用床部30Aを支持することにより、サーバ室用床部30Aの剛性を高めることができる。さらに、サーバ室用床部30Aを支持する小梁34を逆梁20の上に設置したことにより、重量を増加させずに、メンテナンス空間Mの高さHを確保することができる。これにより、メンテナンス空間Mの設備計画の自由度を高めることができる。
また、順梁によって床スラブ28を支持した場合は、床スラブ28から下階のサーバ室30へ梁型が突出するが、逆梁20によって床スラブ28を支持したことにより、床スラブ28から下階のサーバ室30へ突出する梁型が無くなる。この梁型が無くなる分、サーバ室30の有効スペースが広がるため、順梁によって床スラブ28を支持した構成と比較して、サーバ室30の設置階の階高(上下の床スラブ28間の距離)を低く抑えることができる。つまり、本実施形態では、サーバ室30の床面積を広げつつ、サーバ室30の設置階の階高を低く抑えることができる。
さらに、本実施形態では、空調機室50に空調機52を設置したことにより、メンテナンス空間Mに空調機52を設置する場合と比較して、メンテナンス空間Mの高さHを必要最小限に抑えることができる。したがって、サーバ室30の設置階の階高をさらに低く抑えることができる。
ここで、メンテナンス空間Mに逆梁20を設置すると、逆梁20が障害となってメンテナンス空間Mへの作業者の出入りが困難になるが、本実施形態の逆梁20には、複数の開口部60が形成されている。これらの開口部60を介してメンテナンス空間Mに作業者が出入りすることができるため、電子機器32や配線、配管等のメンテナンスが容易となる。
一方、本実施形態では、図2に示されるように、隣接する逆梁20間に設けられたサーバ室30毎に空調機室50が設けられている。そして、各空調機室50から隣接する逆梁20間に形成されたメンテナンス空間Mを介してサーバ室30及び電源室40に冷却風(白矢印)が送風される。しかしながら、前述したように逆梁20に開口部60が形成されていると、開口部60を介して冷却風が隣接するメンテナンス空間Mへ漏れ出する可能性がある。特に、図2に示されるように、使用中のサーバ室30と未使用(電子機器32が未設置または未稼働)のサーバ室30とが隣接している場合には、矢印aで示されるように、使用中のサーバ室30の床下のメンテナンス空間Mから未使用のサーバ室30の床下のメンテナンス空間Mへ冷却風が漏れ出すため、使用中のサーバ室30の冷却効率が低下する可能性がある。
この対策として本実施形態では、逆梁20の開口部60が図示しないカバー材によって閉塞可能になっている。このカバー材によって逆梁20の開口部60を閉塞することにより、隣接するメンテナンス空間Mへ冷却風が漏れ出すことを抑制することができる。したがって、サーバ室30の冷却効率の低下を抑制することができる。
なお、逆梁20は、トラス構造にすることも考えられる。しかしながら、逆梁20をトラス構造にすると、上下の弦材間に亘る大きな開口部が逆梁20の全長に亘って複数形成されるため、開口部を閉塞する作業に手間がかかる。これに対して本実施形態では、非トラス構造の逆梁20に、必要に応じて開口部60を形成することができるため、開口部60の閉塞する作業の手間を低減することができる。
また、本実施形態では、サーバ室30の両側に電源室40及び空調機室50を設けている。そして、サーバ室30を挟んで電源室40と反対側の空調機室50に、電子機器32に冷却水を供給する供給配管を設置している。これにより、供給配管の漏水等の影響が電源室40の予備電源装置42に及ばないようになっている。したがって、予備電源装置42の故障等を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、柱14から跳出し梁24,26を外側へ跳ね出し、これらの跳出し梁24,26によって電源室40及び空調機室50のスペースを確保したことにより、柱14の本数が減るため、免震装置16の数を減らすことができると共に免震ピットを小さくすることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、逆梁20を鉄筋コンクリートで形成した例を示したが、これに限らない。逆梁20は、非トラス構造(非トラス逆梁)であれば良く、例えば、鉄骨鉄筋コンクリートやH形鋼、I形鋼、チャンネル鋼等の形鋼によって形成しても良い。また、逆梁20に形成する開口部60の形状や数、配置も適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、交差梁22及び跳出し梁24を順梁にした例を示したが、交差梁22及び跳出し梁24は、逆梁にしても良い。また、交差梁22を順梁にした場合は、図4に示されるように、交差梁22が障害となり、サーバ室30から空調機室50へ冷却風が流れ難くなるため、交差梁22の根元に熱が溜まる可能性がある。この対策として、二点鎖線で示されるように、交差梁22を扁平梁としても良い。これにより、サーバ室30から空調機室50へ冷却風が流れ易くなるため、交差梁22の根元に溜まる熱を低減することができる。なお、扁平梁は、鉄筋コンクリートや鉄骨で形成することができる。
また、図5に示されるように、床スラブ70を複数のワンウェイスラブ(一方向スラブ)72で形成し、交差梁22を省略することも可能である。具体的には、隣接する逆梁20、及び隣接する跳出し梁26には、複数のワンウェイスラブ72がそれぞれ架設されており、各ワンウェイスラブ72の荷重が逆梁20または跳出し梁26へ伝達されるようになっている。そのため、交差梁22によってワンウェイスラブ72を支持する必要がない。したがって、交差梁22を省略することができる。
なお、耐震性能の観点からすれば、交差梁22によって柱14を連結することが望ましい。また、図5に示される変形例では、跳出し梁26が床スラブ70から上方へ突出する逆梁とされている。
また、上記実施形態では、サーバ室30と電源室40との間、及びサーバ室30と空調機室50との間に柱14を立てた例を示したが、これに限らない。例えば、柱14を構造物12の外周部へそれぞれ移動し、サーバ室30の有効スペースを広げることも可能である。
次に、図6に示されるように、材軸方向に隣接する小梁34の端部34A同士を逆梁20上で剛接合し、連梁としても良い。この場合、小梁34の剛性が高まるため、サーバ室用床部30Aの剛性を高めることができる。したがって、電子機器32の設置台数等を増加させることができると共に、耐震性能を向上させることができる。なお、図6に示される変形例では、逆梁20がH形鋼で形成されており、当該逆梁20の上部フランジ20Aにも小梁34の端部34Aが接合されている。
また、図6に示される変形例では、逆梁20の上で小梁34の端部34A同士を剛接合したが、これに限らない。例えば、小梁34の端部34Aを逆梁20の側面に剛接合しても良いし、小梁34の端部34A同士を逆梁20の下で剛接合しても良い。また、例えば、小梁34の端部34A同士を剛接合せずに、各小梁34の端部34Aを逆梁20の上部フランジ20Aにのみ接合(ピン接合)しても良い。さらに、小梁34は、H形鋼、I形鋼、チャンネル鋼等の形鋼に限らず、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート等で形成しても良い。さらには、小梁34は、必要に応じて設ければ良く、適宜省略可能である。
次に、上記実施形態では、空調機室50からメンテナンス空間Mを介してサーバ室30及び電源室40に冷却風を送風した例を示したが、これに限らない。空調機室50からは、メンテナンス空間Mを介して少なくともサーバ室30に冷却風を送風可能であれば良く、電源室40は他の空調機によって冷却しても良い。
また、上記実施形態では、サーバ室30の両側に電源室40及び空調機室50を設けた例を示したが、これに限らない。サーバ室30の片側に電源室40及び空調機室50を設けても良いし、電源室40を省略し、空調機室50に予備電源装置42等を設置しても良い。
さらに、上記実施形態では、電子機器室として、サーバ室30を例に説明したが、これに限らない。電子機器室には、サーバに限らず、発熱部を有する種々の電子機器を設置することができる。さらに、上記実施形態は、サーバ室30に限らず、例えば、クリームルーム等にも適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 二重床構造
20 逆梁
28 床スラブ
30A サーバ室用床部(電子機器室用床部)
32 電子機器
34 小梁
50A 空調機室用床部
52 空調機
54 送風開口
60 開口部
70 床スラブ
F 二重床
M メンテナンス空間(床下空間)

Claims (5)

  1. 床スラブと、
    前記床スラブの上側に配置され、該床スラブとの間に床下空間を形成する二重床と、
    前記床スラブから前記床下空間へ突出し、前記二重床を支持すると共に、梁幅方向に貫通する開口部が形成された逆梁と、
    を備えた二重床構造。
  2. 前記二重床が、上下方向に通風可能とされると共に電子機器が設置される電子機器室用床部と、空調機が設置される空調機室用床部と、を有し、
    前記空調機室用床部には、前記空調機から前記床下空間へ冷却風を前記逆梁に沿って送風可能な送風開口が形成されている、
    請求項1に記載の二重床構造。
  3. 前記開口部が、カバー材によって閉塞可能になっている、
    請求項2に記載の二重床構造。
  4. 前記逆梁が、梁幅方向に間隔を空けて複数設けられ、
    隣接する前記逆梁には、前記二重床を支持する小梁が架設されている、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の二重床構造。
  5. 前記小梁が、前記逆梁の上に設置されている、
    請求項4に記載の二重床構造。
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