JP6126915B2 - 建物の空調設備 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の空調設備に関するものである。
空調設備が設置されている住宅等の建物において、空気を居住空間に吹き出す吹出口や居住空間から空気を取り込む取込口が、空調装置や換気装置といった空調機器から離間した位置に設置されている場合、空気が流れる通気経路を形成する空調ダクトが設置されている。ここで、空調ダクトに空調チャンバが接続され、その空調チャンバを通じて空調ダクトと居住空間との空気の授受が行われる構成として、空調ダクトがフレキシブルダクト等の伸縮部と伸縮しないダクト部とを有しており、伸縮部を伸縮させることでダクト部と空調チャンバとの相対的な位置合わせを行うことができる、という構成がある(例えば特許文献1参照)。この構成では、伸縮部と空調チャンバとの間にダクト部が配置されている。
特開2008−241198号公報
ここで、空調ダクトや空調チャンバは建物の間取りやユーザの嗜好等に合わせて設置されており、建物の仕様が異なれば空調チャンバの設置位置も異なることになる。しかしながら、伸縮部と空調チャンバとの間にダクト部が設けられている構成では、空調チャンバの位置を変更した場合、それに合わせてダクト部の位置や伸縮部の伸縮状態などを変更すると、空調ダクト全体の設置態様を変更することになり、建物の仕様に合わせて空調ダクト全体の設置態様を個別に設計する必要が生じてしまう。その一方で、空調ダクト全体の設置態様を変更しない場合には、空調チャンバの設置位置が制限されてしまう。これは、伸縮部を有していない空調ダクトについても同様に生じる問題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、空調ダクトの汎用性を好適に高めることを主たる目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用、効果等を示しつつ説明する。
第1の発明の建物の空調設備は、居住空間の空調を行うための空気が流れる空調ダクトと、前記空調ダクトに接続され、前記空調ダクトを流れる空気を前記居住空間に吹き出す、又は前記居住空間から空気を取り込んで前記空調ダクトに流す空調チャンバと、を備え、前記空調ダクトの外周部には、前記空調チャンバを接続するためのチャンバ用接続孔の加工が可能な複数の加工対象領域が設けられており、前記複数の加工対象領域のうち少なくとも1つに前記チャンバ用接続孔が加工され、該チャンバ用接続孔に前記空調チャンバが接続されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、空調ダクトの外周部が複数の加工対象領域を有しているため、チャンバ用接続孔を形成するための孔開け加工が複数位置において実施可能になっている。このため、空調ダクト全体の設置位置を変更したり、空調ダクトを構築するために用いるダクト部の種類や数を変更したりしなくても、建物の間取りやユーザの嗜好などに合わせて孔開け位置を変更することで、建物の多様な仕様に対して適正な位置に空調チャンバを設置することができる。この場合、空調ダクトの仕様によって空調チャンバの設置位置が制限されるということを抑制し、空調チャンバの設置位置に関する自由度を好適に高めることができる。したがって、空調ダクトの汎用性を好適に高めることができる。
第2の発明では、第1の発明において、前記空調ダクトは、当該空調ダクトの通気経路に沿って並べられた複数のダクト部を有しており、前記複数のダクト部には、前記空調ダクトの通気経路における直線部分を形成する直線ダクト部と、折れ曲がり部分を形成する曲がりダクト部とが含まれており、隣り合う前記ダクト部は、それぞれの開放部同士で接続されており、前記直線ダクト部は、前記直線部分に沿って並べられた2つの前記開放部を有し、前記曲がりダクト部は、前記折れ曲がれ部分に沿って並べられた少なくとも2つの前記開放部を有しており、前記加工対象領域は、前記直線ダクト部及び前記曲がりダクト部のそれぞれにおいて、複数の周面部のうち少なくとも1つに設けられている。
第2の発明によれば、複数のダクト部には、直線ダクト部及び曲がりダクト部が含まれているため、例えば可撓ダクトを使用しなくても、折れ曲がった通気経路を有する空調ダクトを構築することができる。しかも、直線ダクト部及び曲がりダクト部のいずれにも加工対象領域が付与されているため、全てのダクト部にチャンバ用接続孔を形成することが可能になる。したがって、例えば、直線ダクト部及び曲がりダクト部のうち一方にしか加工対象領域が付与されていない構成に比べて、空調チャンバの設置位置に関する自由度を高めることができる。
第3の発明では、第2の発明において、前記直線ダクト部においては、前記加工対象領域を有する周面部には前記開放部が設けられておらず、前記曲がりダクト部においては、前記直線ダクト部の前記加工対象領域と前記開放部との位置を基準として、前記2つの開放部のうち一方の開放部と前記加工対象領域を有する周面部との位置が入れ替わっている。
第3の発明によれば、直線ダクト部及び曲がりダクト部のうち一方に対して、加工対象領域を有する周面部と開放部との位置を入れ替えるという加工を施すことにより、他方を製作することができる。このため、建築現場において、例えば直線ダクト部及び曲がりダクト部のうち一方が足りなくなった場合に、他方を加工することで一方の不足を補うことができる。
第4の発明の建物の空調設備は、居住空間の空調を行うための空気が流れる空調ダクトと、前記空調ダクトに接続され、前記空調ダクトを流れる空気を前記居住空間に吹き出す又は前記居住空間から空気を取り込んで前記空調ダクトに流す空調チャンバと、を備え、前記空調ダクトは、あらかじめ定められた所定の長さ寸法に成型され、空調機器と前記空調チャンバとの離間距離に応じて複数組み合わされることで当該空調ダクトの通気経路を形成する複数のダクト部と、前記ダクト部と前記空調チャンバとの間に設けられ、それらダクト部と空調チャンバとを接続する伸縮可能な伸縮部と、を有していることを特徴とする。
第4の発明によれば、空調ダクトが、互いに組み合わされた複数のダクト部により形成されているため、空調ダクト全体の設置位置を変更しなくても、建物の間取りなどに合わせて設置した空調チャンバを空調ダクトに接続することができる。例えば、伸縮部を伸縮させた状態でもその伸縮部がダクト部と空調チャンバとの離間距離に合わない場合には、ダクト部の数を増やし、ダクト部と空調チャンバとの離間距離が伸縮部の伸縮範囲に含まれる場合には、伸縮部を伸縮させることで、伸縮部を介してダクト部と空調チャンバとを好適に連結することができる。この場合、空調ダクトの設置態様によって空調チャンバの設置位置が制限されるということを抑制し、空調チャンバの設置位置に関する自由度を好適に高めることができる。したがって、空調ダクトの汎用性を好適に高めることができる。
第5の発明では、第2乃至第4のいずれかの発明において、前記居住空間には、居室と該居室に隣接する廊下とが含まれており、前記空調ダクトは、前記廊下の天井裏空間に設けられ、前記複数のダクト部は、前記廊下の通行方向に沿って並べられている。
第5の発明によれば、空調ダクトを居室の天井裏空間に設置しないで済むため、居室の天井高が空調ダクトにより制限されることを回避できる。この場合、複数のダクト部の設置位置が廊下の上方位置に制限されることになるが、空調ダクトと空調チャンバとの位置合わせ作業を容易化できることで、天井裏空間という狭小スペースにおいても空調ダクトと空調チャンバとの接続作業を好適に行うことができる。
第6の発明では、第5の発明において、前記居室と前記廊下とを仕切る間仕切壁が設けられ、前記廊下の天井面が前記居室の天井面よりも低い位置に設けられている建物に適用され、前記空調チャンバは、前記廊下の天井裏空間において前記空調ダクトと横並びに設けられており、前記間仕切壁には、前記空調チャンバが空気を吹き出す又は空気を取り込むための壁連通孔が設けられている。
第6の発明によれば、空調ダクトに加えて空調チャンバも居室の天井裏空間に設置しないで済むため、居室の天井高が空調ダクトにより制限されること及び空調チャンバにより制限されることの両方を回避できる。しかも、廊下の天井部が居室の天井部よりも低い位置に設置されているため、居室の側方位置に空調チャンバが設置された構成において、空調チャンバを廊下の天井部により下方から覆い隠すことができる。
第7の発明では、第2乃至第6のいずれかの発明において、柱、天井大梁、天井小梁を有する建物ユニットが複数組み合わされることで構築されたユニット式建物に適用され、前記居住空間の天井裏空間は、前記天井小梁よりも低い位置に設けられた下側空間部を有しており、前記複数のダクト部は、前記下側空間部において横並びに設けられている。
ユニット式建物においては、天井小梁の上方に空調ダクトを設置する場合、ダクト部を天井小梁や天井大梁を避けて上方に持ち上げなければならず、ダクト部の大きさや形状が天井小梁の配置により制限されることが懸念される。これに対して、第7の発明によれば、各ダクトが天井小梁の下方に設置されているため、ダクト部の大きさや形状が天井小梁の配置により制限されるということを回避できる。これにより、ダクト部の設置態様に関する自由度を高めることができる。
第8の発明では、第7の発明において、前記居住空間と前記下側空間部とを上下に仕切る下側天井面材と、前記下側天井面材の上方に設けられ且つ前記天井小梁に取り付けられている上側天井面材と、を備えている建物に適用され、前記複数のダクト部は、前記下側天井面材と前記上側天井面材との間において横並びに設けられている。
第8の発明によれば、空調ダクトの上方位置であるか否かに関係なく天井小梁に上側天井面材を取り付けることができるため、空調ダクトを設置する建物ユニットと空調ダクトを設置しない建物ユニットとで、天井小梁に上側天井面材が取り付けられているという天井構成を同じにできる。このため、工場での建物ユニット製造工程において、建物ユニットごとに仕様を個別に設定するという作業負担を削減できる。
第9の発明では、第8の発明において、前記上側天井面材の下方には、前記下側天井面材が取り付けられている下側天井下地が設けられており、前記ダクト部は、前記下側天井下地により下方から支持されている。
第9の発明によれば、ダクト部を支持する専用部材を上側天井面材の下方に設ける必要がないため、下側天井面材の上方位置に空調ダクトを設置する際のコスト負担や作業負担を低減できる。
二階部分の構成を示す概略縦断面図 第1ダクト部周辺の平面図 空調設備の構成を示す斜視図 第1ダクト部及び第2ダクト部の斜視図 第1ダクト部及び第3ダクト部の分解斜視図 第1ダクト部と第2ダクト部との締結構造を示す図 第1ダクト部及び第2ダクト部の分解斜視図 空調ダクトの縦断面図 建物の概略斜視図 建物ユニットの構成を示す斜視図 別の第4ダクト部及び第5ダクト部の斜視図 別の第4ダクト部及び第5ダクト部の分解斜視図 別の建物の間取りを示す平面図 別の空調ダクトの構成を示す図
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、本発明の空調設備を、鉄骨ラーメン構造を有する二階建てのユニット式建物において具体化している。まず、ユニット式建物の構成について、図9、図10を参照しつつ説明する。図9は建物10の概略斜視図、図10は建物ユニット20の構成を示す斜視図である。
図9に示すように、住宅等の建物10は、基礎11の上に設けられた一階部分12と、一階部分12の上に設けられた二階部分13と、二階部分13の上に設けられた屋根14とを有している。一階部分12と二階部分13とは上下に重ねられており、一階部分12が下階部に相当し、二階部分13が上階部に相当する。一階部分12の居住空間と二階部分13の居住空間との間には、階間空間が設けられている。屋根14は、陸屋根(フラットルーフ)とされており、二階部分13を形成する複数の建物ユニット20に掛け渡された状態で設けられている。
図10に示すように、建物ユニット20は、四隅に配置された柱21と、柱21の上端部(上仕口)に連結された天井大梁22と、柱21の下端部(下仕口)に連結された床大梁23とを有しており、これら柱21、天井大梁22、床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。また、天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、溝部開放側を互いに向き合わせるようにユニット内側に向けて配置されている。
建物ユニット20において長辺部(桁面)に沿って延び且つ相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく長辺部に沿って延び且つ相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25及び床小梁26は、それぞれ同一の間隔で且つ短辺側(妻側)の天井大梁22及び床大梁23と平行に延びている。天井小梁25及び床小梁26はそれぞれリップ溝形鋼よりなる。天井小梁25によって天井面材28が支持され、床小梁26によって床面材29が支持されている。
建物10には、居住空間の空調を行うための空調設備31が設けられている。ここでは、空調設備31について図1〜図3を参照しつつ説明する。図1は二階部分13の構成を示す概略縦断面図、図2は第1ダクト部51A周辺の平面図、図3は空調設備31の構成を示す斜視図である。なお、図1においては、(a)に居室32、廊下33及び機械室34の縦断面を示し、(b)に居室32から廊下33側を見た図を示している。図3においては、建物10の図示を省略し、空調設備31のみを図示している。
図1(a)に示すように、二階部分13は、居室32、廊下33及び機械室34を有しており、廊下33は、居室32及び機械室34の両方に隣り合っている。これら居室32、廊下33及び機械室34は、二階部分13の居住空間に含まれている。建物10は、複数の居住空間を仕切る間仕切壁35を有しており、間仕切壁35には、廊下33と居室32とを連通する出入口32aと、廊下33と機械室34とを連通する出入口34aとが設けられている。出入口32a,34aには、開き戸等のドア36が設けられている。
二階部分13においては、居住空間の上方に天井裏空間37が設けられており、二階部分13は、居住空間と天井裏空間37とを上下に仕切る二階天井38を有している。二階部分13においては、天井裏空間37が二階天井38と屋根14との間に設けられており、天井裏空間37を屋根裏空間と称することもできる。
二階天井38は、第1天井部38Aと、その第1天井部38Aよりも低い位置に設けられた第2天井部38Bとを有している。第1天井部38Aと第2天井部38Bとは横並びに配置されており、第2天井部38Bは、第1天井部38Aから下方に下がった下がり天井を形成している。第1天井部38Aは居室32及び機械室34に設けられており、居室32及び機械室34の天井面を形成している。第2天井部38Bは廊下33に設けられており、廊下33の天井面を形成している。第2天井部38Bは、間仕切壁35における廊下33を挟んで互いに対向する部分に掛け渡された状態で、廊下33の通行方向に沿って延びている。この場合、間仕切壁35は、第2天井部38Bの周縁部に沿って延びている。
空調設備31は、空調空気を生成する空調装置41と、空調装置41に接続された空調ダクト42と、空調ダクト42に接続された空調チャンバ43とを有している。空調装置41は、建物10内の空気を還気として取り込む還気部と、還気から生成した空調空気を空調ダクト42に供給する給気部とを有している。空調装置41は、機械室34に設置された室内機であり、空調装置41の還気部には、出入口34aのドア36のアンダーカット等を通じて廊下33の空気が取り込まれる。なお、空調装置41が空調機器に相当する。
空調ダクト42は、廊下33の上方において天井裏空間37に設置されている。空調ダクト42は、第2天井部38Bよりも高い位置であって、第1天井部38Aよりも低い位置に配置されている。空調ダクト42は、間仕切壁35を貫通して廊下33の上方位置から機械室34に突出しており、その突出部分が接続ダクト44を介して空調装置41に接続されている。
図1(a),(b)、図2において、空調チャンバ43は、空調ダクト42に横並びに配置され、空調ダクト42の側面に取り付けられている。空調チャンバ43は、空調空気を吹き出す吹出口46を有しており、吹出口46は、空調チャンバ43における空調ダクト42とは反対側の端部に設けられている。間仕切壁35には、第2天井部38Bよりも高い位置において、天井裏空間37と居室32とを連通する壁連通孔47が設けられており、空調チャンバ43は、吹出口46を居室32に向けた状態で壁連通孔47に挿し入れられている。
壁連通孔47は、例えば居室32の出入口32aの上方に配置されている。この場合、居室32においては、第1天井部38Aと出入口32aとの間に壁連通孔47が配置されていることになる。壁連通孔47には、居室32側から吹出グリル48が取り付けられている。吹出グリル48は、矩形枠状に形成されており、壁連通孔47及び空調チャンバ43を居室32側から覆い隠している。
図3に示すように、空調ダクト42は、横並びに配置された複数のダクト部51を有している。ダクト部51は、ポリスチレン等の合成樹脂材料を発泡させた状態で平面視多角形の偏平形状に成型されたポリスチレンフォーム等の発泡スチロールであり、上面部、下面部及び側面部を有している。ダクト部51においては、上面部、下面部及び側面部がそれぞれ周面部に相当しており、これら周面部によりダクト部51の外周部が構成されている。ダクト部51の周面部には、外周側に向けて突出したリブ53が設けられている。リブ53は、ダクト部51の上面部及び下面部に配置されており、それぞれ上面及び下面に沿って複数方向に延びている。
空調ダクト42においては、空調空気が流れる通気経路が廊下33の通行方向に沿って延びており、複数のダクト部51は、空調ダクト42の通気経路に沿って並べられている。図3の空調ダクト42は、機械室34から廊下33に沿って延びていることで平面視略L字状になっている。
隣り合うダクト部51は、それぞれの端部同士で接続されている。ダクト部51の端部は、そのダクト部51の内部空間を側方に向けて開放する開放部52(図4,5参照)とされており、ダクト部51は少なくとも1つの開放部52を有している。複数の開放部52を有するダクト部51においては、少なくとも1つの開放部52から空調空気が流れ込み、他の開放部52から空調空気が流れ出す。
複数のダクト部51には、空調ダクト42の通気経路の直線部分を形成する第1ダクト部51Aと、空調ダクト42の通気経路の折れ曲がった部分を形成する第2ダクト部51Bと、空調ダクト42の通気経路の端部を形成する第3ダクト部51Cとが含まれている。第1ダクト部51Aにおいては、空調空気が流れ込む向きと流れ出す向きとが同じになり、第2ダクト部51Bにおいては、空調空気が流れ込む向きと流れ出す向きとが交差する。なお、第1ダクト部51Aが直線ダクト部に相当し、第2ダクト部51Bが曲がりダクト部に相当する。
第1ダクト部51A、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51Cの構成について、図4〜図6を参照しつつ説明する。図4は、第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bの斜視図、図5は、第1ダクト部51A及び第3ダクト部51Cの分解斜視図、図6は、第1ダクト部51Aと第2ダクト部51Bとの締結構造を示す図である。なお、図5においては、(a)に第1ダクト部51Aを示し、(b)に第3ダクト部51Cを示す。図6においては、(a)に締結部分の斜視図を示し、(b)に締結部分の分解斜視図を示す。
図4に示すように、第1ダクト部51Aは、直線状(I字状)の四角筒体であり、全体として直方体形状になっている。第1ダクト部51Aにおいては、内部空間を挟んで対向する位置に2つの開放部52が配置されており、これら開放部52は、直線状の通気経路に沿って並んでいる。この場合、第1ダクト部51Aの側面部は、四方のうち開放部52が設けられていない反対向きの二方に存在することになる。
第2ダクト部51Bは、平面視略L字状に折れ曲がった四角筒体であり、略L字状の通気経路を有している。第2ダクト部51Bにおいては、互いの開放向きが交差するように2つの開放部52が配置されており、これら開放部52は、略L字状の通気経路に沿って並んでいる。この場合、第2ダクト部51Bの側面部は、四方のうち開放部52が設けられていない隣り合う二方に存在することになる。
図5(a)に示すように、第3ダクト部51Cは、直線状の四角筒体であり、全体として直方体形状になっている。第3ダクト部51Cは、開放部52を1つだけ有しており、第3ダクト部51Cの内部空間は四方のうち一方にだけ向けて開放されている。この場合、第3ダクト部51Cの側面部は、四方のうち開放部52が設けられていない三方に存在することになる。
第1ダクト部51A、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51Cのいずれにおいても、リブ53は、上面部及び下面部に設けられている一方で、側面部には設けられていない。この場合、上面部及び下面部を、強度に関する補強がリブ53により施された補強面部と称し、側面部を、リブ53による補強が施されていない非補強面部と称することができる。
ここで、隣り合うダクト部51の接続部分の構成について説明する。ここでは、第1ダクト部51Aと第2ダクト部51Bとの接続部分を例示する。なお、第3ダクト部51Cとの接続部分も同じ構成になっているため、第3ダクト部51Cについては説明を省略する。
図4に示すように、ダクト部51A,51Bは、開放部52の端面から外側に向けて突出している挿入部54と、開放部52の端面が内側に向けて凹んだ受け部55とを有している。挿入部54及び受け部55は、それぞれ複数ずつ設けられており、開放部52において開放口の周縁部に沿って交互に並べられている。開放部52が有する4つの角部は、それぞれ挿入部54又は受け部55が跨いだ状態になっており、角部を跨いだ状態の挿入部54及び受け部55は、ダクト部51A,51Bの上面部又は下面部と側面部とに掛け渡されている。
第1ダクト部51Aと第2ダクト部51Bとの接続部分においては、ダクト部51A,51Bのうち一方の挿入部54が他方の受け部55に挿入されている。これにより、ダクト部51A,51Bの接続状態が解除されにくくなっている。また、挿入部54及び受け部55は、ダクト部51A,51Bの周面部の厚み方向において、ダクト部51A,51Bの外周面から内部空間側に離間した位置に配置されており、受け部55は、内部空間側に開放されている。これにより、挿入部54及び受け部55がダクト部51A,51Bの接続部分の外周側に露出しないようになっている。
ダクト部51A,51Bの接続部分において、それぞれの開放部52の端面同士は接着剤等により接合されている。
図6(a),(b)に示すように、ダクト部51A,51Bは、側面部から側方に向けて突出している突出部57を有しており、それぞれの突出部57同士が締結具58a,58bにより締結されている。突出部57は、開放部52の両側方にそれぞれ配置されており、突出部57の一側面が開放部52の端面と同一平面を形成している。このため、ダクト部51A,51Bの接続部分においては、それぞれの突出部57が互いに当接している。なお、突出部57は、上面部や下面部から上方や下方に向けて突出していてもよい。
締結具58a,58bは、それぞれ長尺状に形成されており、ダクト部51A,51Bの各突出部57の境界部を跨いだ状態でそれら突出部57に巻き付けられている。締結具58a,58bは、互いの一端同士及び他端同士が連結されることで、突出部57同士を締結している。例えば、一端同士は、引掛部が被引掛部に引っ掛けられることで連結されており、他端同士は、ビスが羅着されることで連結されている。
複数のダクト部51のうち、第1ダクト部51Aは、四角筒状に成型されることで製作されるが、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51Cは、第1ダクト部51Aを加工することで製作される。ここでは、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51Cの製作手順について、図5(b)、図7を参照しつつ説明する。図7は、第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bの分解斜視図である。なお、図7においては、(a)に第1ダクト部51Aを示し、(b)に第2ダクト部51Bを示す。
第2ダクト部51Bを製作する場合、図7(a)に示すように、第1ダクト部51Aを切断することで第1部品61a〜第4部品61dの4つの部品を形成する。ここでは、第1ダクト部51Aについて、一方の開放部52寄りの位置をその開放部52の端面と平行に切断することで、一方の開放部52を含んだ第2部品61bと、他方の開放部52を含んだ第5部品61eとを形成する。そして、第5部品61eについて、一方の側面部と上面部及び下面部との境界位置をその側面部の側面と平行に切断することで、一方の側面部である側面部品と、他方の側面部、上面部及び下面部を含んだ第1部品61aとを形成する。さらに、側面部品について、第2部品61bとは反対側の端部(突出部57の一部)寄りの位置をその端部の端面と平行に切断することで、突出部57の一部を含んだ第3部品61cと、突出部57を含まない板状の第4部品61dとを形成する。
その後、図7(b)に示すように、第1部品61a及び第3部品61cの位置関係はそのままで、第2部品61bと第4部品61dとの位置を入れ替え、第2部品61b〜第4部品61dを第1部品61aに固定する。具体的には、板状の第4部品61dを、第1部品61aの側面部の隣に配置し、第4部品61dの板面を、第1部品61aの上面部、下面部及び側面部の切断面に接着剤等で接合する。そして、第2部品61bを、第1部品61aの側面部の反対側に配置し、第2部品61bの切断面を、第1部品61aの上面部、下面部の切断面と第4部品61dの側端面とに接着剤等で接合する。また、第3部品61cを、その位置のまま第1部品61aの上面部及び下面部の切断面と第2部品61bの側面部の外面とに接着剤等で接合する。
第3ダクト部51Cを製作する場合、あらかじめ第4部品61dを準備しておき、第1ダクト部51Aを切断することで第2部品61bと第5部品61eとを形成し、図5(b)に示すように、第2部品61bを第4部品61dに取り替える。そして、第4部品61dの板面を、第1部品61aの上面部、下面部及び側面部の切断面に接着剤等で接合する。
次に、ダクト部51と空調チャンバ43との接続構成について説明する。空調チャンバ43は、ダクト部51A〜51Cのいずれにも接続されており(図3参照)、その接続構成はダクト部51A〜51Cのいずれについてもほぼ同じになっている。まず、空調チャンバ43との接続構成を第3ダクト部51Cについて説明する。
図5(b)において、空調チャンバ43は、ダクト部51と同様に合成樹脂材料を発泡させた状態で、直線状の四角筒体に成型された発泡スチロールであり、全体として直方体形状になっている。空調チャンバ43の両端部は、その空調チャンバ43の内部空間を側方に向けて開放する開放部62とされている。第3ダクト部51Cの側面部には、空調チャンバ43を接続するためのチャンバ用接続孔63が形成されており、空調チャンバ43は、その開放部62がチャンバ用接続孔63に連通する位置に配置されている。空調チャンバ43においては、その端面が第3ダクト部51Cの側面に接着剤等により接合されており、空調空気が第3ダクト部51Cからチャンバ用接続孔63及び開放部62を通じて空調チャンバ43に流れ込むようになっている。
第3ダクト部51Cにおいては、開放部62とは異なる位置に配置された3つの側面部を有しており、これら側面部のいずれにもチャンバ用接続孔63を形成することが可能になっている。各側面部は、チャンバ用接続孔63を形成するための孔開け加工を施すことが可能な加工対象領域64を有している。開口対象領域は、リブ53を有していない非補強面部としての側面部に設定されている一方で、リブ53を有している補強面部としての上面部及び下面部には設定されていない。
加工対象領域64は、上面部と下面部との間において、その加工対象領域64を挟んで対向する一対の側面部の間に定められた領域である。チャンバ用接続孔63は、加工対象領域64からはみ出さない大きさ、形状とされており(図5(a)参照)、チャンバ用接続孔63の設置位置を加工対象領域64内において任意に設定することが可能になっている。加工対象領域64は、ナイフ等の工具を使用して側面部を部分的に切り取ってチャンバ用接続孔63を形成することが容易な領域になっている。
図5(b)においては、第3ダクト部51Cの各側面部のうち、第4部品61dにより構成された側面部を対象として、その側面部の加工対象領域64にチャンバ用接続孔63が形成されている。チャンバ用接続孔63は、その全体が空調チャンバ43の開放部62に重なる大きさ及び形状とされており、空調チャンバ43は、チャンバ用接続孔63の位置に合わせて配置されている。
第3ダクト部51Cにおいて、加工対象領域64を有する側面部の外側面には、上下方向の中央位置にて水平方向に延びる直線状の目印(直線)が設けられており、その目印をチャンバ用接続孔63を形成する際に高さ位置の基準として使用することができるようになっている。なお、側面部に設けられる目印としては、直線の他に円などが挙げられる。例えば、複数の円が横並びに複数設けられている場合、円の数を左右方向におけるチャンバ用接続孔63の位置の基準として使用することができる。
第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bについて、空調ダクト42との接続構造における第3ダクト部51Cとの相違点を説明する。第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bは、第3ダクト部51Cとは異なり、それぞれ開放部52を2つ有し、側面部も2つ有しており、これら側面部のそれぞれが加工対象領域64を有している。第1ダクト部51Aにおいては、各加工対象領域64が2つの開放部52に挟まれた位置にあり、第2ダクト部51Bにおいては、各加工対象領域64がそれぞれ別の開放部52に隣り合っている。この場合、第2ダクト部51Bにおいては、第1ダクト部51Aの加工対象領域64と開放部62との位置を基準とすれば、1つの開放部52と1つの加工対象領域64(側面部)との位置が入れ替わっていることになる。
次に、天井裏空間37における空調ダクト42の支持構造について、図1、図2、図6、図8を参照しつつ説明する。図8は空調ダクト42の縦断面図である。なお、図8においては、(a)に図2のA−A線断面図を示し、(b)に図2のB−B線断面図を示す。
図2、図8に示すように、間仕切壁35は、一対の壁面材66と、それら壁面材66の間に設けられた壁下地67とを有している。壁下地67は、壁高さ方向に延びている縦フレーム材67aと、壁幅方向に延びている横フレーム材67bとを有している。縦フレーム材67aは、所定間隔で横並びに複数設けられ、横フレーム材67bは、所定間隔で縦並びに複数設けられている。
図1、図8に示すように、第1天井部38Aは、天井小梁25により支持されている天井面材28(以下、第1天井面材28という)と、第1天井面材28と天井小梁25との間に設けられた野縁等の第1天井下地71を有している。第1天井面材28は第1天井下地71を介して天井大梁22や天井小梁25に取り付けられている。ここで、第1天井面材28及び第1天井下地71は、第2天井部38Bに上下に重ならない位置に加えて、上下に重なる位置にも配置されている。
第2天井部38Bは、第1天井部38Aよりも低い位置に設けられた野縁等の第2天井下地72と、第2天井下地72に下方から取り付けられた第2天井面材73と、第2天井下地72を上方から支持する天井支持材74とを有している。天井支持材74は、第1天井面材28の上方に複数設けられており、間仕切壁35に沿って上下方向に延びる長尺部材である。天井支持材74は、壁下地67や第1天井下地71、天井小梁25などに固定されており、第2天井下地72は天井支持材74の側面にビス等により固定されている。
廊下33においては、第1天井面材28と第2天井面材73とが上下に並べて配置されており、廊下33の上方においては、天井裏空間37が第1天井面材28により上下に仕切られている。この場合、天井裏空間37において、第1天井面材28よりも上側が上側空間部37aとされ、第1天井面材28よりも下側が下側空間部37bとされている。空調ダクト42は、下側空間部37bに配置されており、第1天井面材28と第2天井面材73との間において、補助横桟76を介して第2天井下地72の上に設置されている。補助横桟76は、廊下33の幅方向に沿って延びており、廊下33の通行方向に沿って所定間隔で複数並べられている。補助横桟76は、複数の天井支持材74に掛け渡された状態で設けられており、それら天井支持材74に固定されている。ちなみに、補助横桟76は、第2天井下地72を形成する複数の野縁の上にも載せられている。
なお、第1天井面材28が上側天井面材に相当し、第1天井下地71が上側天井下地に相当する。また、第2天井面材73が下側天井面材に相当し、第2天井下地72が下側天井下地に相当する。さらに、空調ダクト42は補助横桟76の上に載せられており、補助横桟76は、上下方向について空調ダクト42の位置決めを行う位置決め手段に相当する。
下側空間部37bにおいては、第2天井面材73と空調ダクト42との間に第2天井下地72及び補助横桟76が配置されており、これら第2天井下地72及び補助横桟76により、空調ダクト42が第2天井面材73から上方に離間した位置にて位置保持されている。このため、空調ダクト42と第2天井面材73との離間部分を利用して、例えば天井埋め込みタイプのダウンライトなどの天井埋め込み機器を、空調ダクト42の下方位置に配置することが可能になる。
空調ダクト42は、第2天井下地72や天井支持材74、補助横桟76に固定されている。具体的には、空調ダクト42において、ダクト部51同士を連結する締結具58a,58bが、連結部材79を介して第2天井下地72や天井支持材74、補助横桟76に連結されている(例えば図9参照)。図6に示すように、連結部材79は、締結具58aにビス等により固定された長尺部材であり、その先端部が第2天井下地72や天井支持材74、補助横桟76に固定されている。
次に、天井裏空間37に空調ダクト42及び空調チャンバ43を設置する際の作業手順について説明する。
まず、工場にて製作した複数の建物ユニット20を建築現場にて設置する。この場合、廊下33を形成する建物ユニット20についても、他の建物ユニット20と同じように天井面材28を天井小梁25や天井大梁22に対して取り付け、第1天井部38Aを形成する。
建築現場において、廊下33の第1天井部38Aの下方に天井支持材74、第2天井下地72及び補助横桟76を設置する。そして、補助横桟76の上方において、廊下33の通行方向に沿って複数のダクト部51を並べていく。この場合、ダクト部51は、第2天井下地72や補助横桟76を避けて廊下33から天井裏空間37に差し入れ、補助横桟76の上に載せる。その後、ダクト部51同士を締結具58a,58bを用いて連結し、締結具58a,58bから延びる連結部材79を用いてダクト部51を天井支持材74や第2天井下地72、補助横桟76に固定する。そして、第2天井下地72の下側に第2天井面材73を取り付け、第2天井部38Bを形成する。
ここで、空調チャンバ43を取り付けるダクト部51については、天井裏空間37に設置する前に、空調チャンバ43の設置位置に合わせて側面部の加工対象領域64にチャンバ用接続孔63を形成する。そして、そのダクト部51及び空調チャンバ43を天井裏空間37に差し入れ、空調チャンバ43を壁連通孔47に挿入し、その状態でそれらダクト部51と空調チャンバ43とを接続する。その後、吹出グリル48を居室32側から壁連通孔47に挿入し、吹出グリル48の凹部84と空調チャンバ43の凸部83とを嵌め合わせ、それら吹出グリル48と空調チャンバ43とを接続する。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
空調ダクト42の外周部が複数の加工対象領域64を有しているため、チャンバ用接続孔63を形成するための孔開け加工が複数位置において実施可能になっている。このため、空調ダクト42全体の設置態様を変更したり、ダクト部51の種類や数を変更したりしなくても、建物10の間取りやユーザの嗜好などに合わせて孔開け位置を変更することで、建物10の多様や仕様に対して適正な位置に空調チャンバ43を設置することができる。この場合、空調ダクト42の仕様によって空調チャンバの設置位置が制限されるということを抑制し、空調チャンバ43の設置位置に関する自由度を好適に高めることができる。したがって、空調ダクト42の汎用性を好適に高めることができる。
空調ダクト42は、第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bを有しているため、例えば可撓ダクトを使用しなくても、第2ダクト部51Bにより折れ曲がった通気経路を形成することができる。しかも、第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bのいずれにも加工対象領域64が付与されているため、全てのダクト部51にチャンバ用接続孔63を形成することができる。したがって、例えば第1ダクト部51A及び第2ダクト部51Bのうち一方にしか加工対象領域64が付与されていない構成に比べて、空調チャンバ43の設置位置に関する自由度を高めることができる。
第1ダクト部51Aに対して、1つの開放部52と1つの側面部(加工対象領域64)とを入れ替えるという加工を施すことにより、第2ダクト部51Bを製作することができる。このため、建築現場において、第2ダクト部51Bが足りなくなった場合に、第1ダクト部51Aを切断したり加工したりして第2ダクト部51Bを製作することで、第2ダクト部51Bの不足を補うことができる。
空調ダクト42が廊下33の天井裏空間37に設置されているため、居室32の天井高が空調ダクト42により制限されることを回避できる。しかも、空調チャンバ43の位置に合わせてチャンバ用接続孔63をダクト部51に形成できるため、天井裏空間37という狭小スペースにおいてもダクト部51と空調チャンバ43との接続作業を好適に行うことができる。
空調チャンバ43の設置位置が居室32の天井裏空間37ではないため、居室32の天井高が空調チャンバ43により制限されることを回避できる。しかも、居室32の第1天井部38Aに対して廊下33の第2天井部38Bが下がり天井になっているため、居室32の側方位置に空調チャンバ43が設置された構成において、空調チャンバ43を廊下33の第2天井部38Bにより下方から覆い隠すことができる。
廊下33において、空調ダクト42が天井小梁25の下方に設けられているため、例えば空調ダクト42が天井小梁25の上方に設けられている構成とは異なり、ダクト部51や空調チャンバ43を天井小梁25を避けて上方に持ち上げる作業を行う必要がない。また、この場合、天井小梁25の設置間隔などによりダクト部51や空調チャンバ43の大きさや形状が制限されることがないため、ダクト部51や空調チャンバ43の設置態様に関する自由度を高めることができる。
建物ユニット20においては、廊下33の上方位置であるか居室32の上方位置であるかにかかわらず、天井小梁25に第1天井面材28が取り付けられているため、建物10を構成する各建物ユニット20について第1天井面材28の取り付け構成を同じにできる。このため、例えば廊下33の上方位置だけ第1天井面材28を取り付けない構成とは異なり、工場での建物ユニット20の製造工程において、建物ユニット20ごとに第1天井面材28の取り付け位置に関する仕様を個別に設定するという作業負担を低減できる。
天井裏空間37において、空調ダクト42は第2天井下地72により下方から支持されているため、空調ダクト42を支持するための専用部材を設置する必要がない。このため、第2天井面材73の上方位置に空調ダクト42を設置する際のコスト負担や作業負担を低減できる。しかも、ダクト部51及び空調チャンバ43が軽量の発泡スチロールにより形成されているため、第2天井下地72の支持強度を空調ダクト42の支持のために過剰に高くしなくても済む。
[他の実施形態]
本発明は上記各実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)複数のダクト部51には、第1ダクト部51A、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51C以外の種類のダクト部51が含まれていてもよい。ダクト部51A〜51C以外のダクト部51としては、例えば、図11(a),(b)に示すように、空調ダクト42の通気経路の分岐部分を形成する第4ダクト部51Dと、第1ダクト部51Aよりも長さ寸法が小さい第5ダクト部51Eとが挙げられる。第4ダクト部51Dは、平面視略T字状の分岐した四角筒体であり、略T字状の通気経路を有している。第4ダクト部51Dにおいては、四方のうち三方に開放部52が配置されており、加工対象領域64を有する側面部が1つだけある。なお、第4ダクト部51Dは曲がりダクト部に相当する。
第4ダクト部51D及び第5ダクト部51Eも、第2ダクト部51B及び第3ダクト部51Cと同様に、第1ダクト部51Aを加工することで製作される。第4ダクト部51Dを製作する場合、図12(a)に示すように、第1ダクト部51Aを切断して形成した第6部品61fと、第2部品61bと、2つの第3部品61cとを接着剤等で接合して一体化する。第6部品61fは、第1ダクト部51Aについて、一方の側面部をその側面部と平行に切除することで形成されたものである。なお、第4ダクト部51Dの第3部品61cは、第2ダクト部51Bの第3部品61cに比べると長さ寸法が小さくなっている。第5ダクト部51Eを製作する場合、図12(b)に示すように、2つの第2部品61bを接着剤等で接合して一体化する。
複数のダクト部51としてダクト部51A〜ダクト部51Eを選択して使用することで、廊下33に合わせて多種多様な空調ダクト42を構築することができ、その構築例を図13(a)〜(d)に示す。例えば、分岐している第4ダクト部51Dを使用することで、図13(b)に示す建物10において空調ダクト42を構築できる。また、第5ダクト部51Eを使用することで、図13(a)〜(d)に示す各建物10において空調ダクト42を構築できる。
なお、第1部品61a〜第6部品61fは、第1ダクト部51Aを切断することで形成するのではなく、第2ダクト部51Bや第3ダクト部51C、第4ダクト部51Dを切断することで形成してもよく、最初から発泡スチロール等を第1部品61a〜第6部品61fの形状に成型してもよい。
(2)上記実施形態では、ダクト部51のチャンバ用接続孔63が空調チャンバ43の位置に合わせて形成されることで、ダクト部51と空調チャンバ43とが接続されているが、空調ダクト42が、ダクト部と空調チャンバとの位置合わせ可能な伸縮部を有していてもよい。例えば、図14(a)に示すように、空調ダクト42に空調チャンバ91が接続されている空調設備31において、空調ダクト42が、複数のダクト部92と伸縮可能な伸縮部93とを備えた構成とする。空調チャンバ91、複数のダクト部92及び伸縮部93は、いずれも略直方体形状に形成されており、空調ダクト42の通気経路に沿って並べられている。空調チャンバ91は、側方に向けて空調空気を吹き出す吹出部94を有している。
伸縮部93は、フレキシブルダクト等により形成されており、所定の許容範囲で伸縮するものである。伸縮部93は、ダクト部92と空調チャンバ91との間に設けられており、それらダクト部92と空調チャンバ91とを接続している。また、伸縮部93は、空調チャンバ91と空調装置41との間にも設けられており、これら空調チャンバ91と空調装置41とを接続している。
空調チャンバ91は、空調ダクト42の通気経路上に複数配置されている。これら空調チャンバ91には、空調ダクト42の通気経路の端部に配置された空調チャンバ91が含まれており、その空調チャンバ91と空調装置41との間には、それら空調チャンバ91と空調装置41との離間距離に応じた数のダクト部92が配置されている。
ここで、空調チャンバ91、ダクト部92及び伸縮部93は、それぞれ所定の形状や大きさ、機能を有しているが、それぞれ準備された複数の空調チャンバ91、ダクト部92及び伸縮部93の中から選択されたものである。図14(b)には、準備された空調チャンバ91、ダクト部92及び伸縮部93を示し、空調ダクト42の通気経路と直交する方向の幅寸法が同じ(例えば60cm)になっている。
空調チャンバ91としては、その短手方向(通気経路が延びる方向)に沿って吹出部94が空調空気を吹き出す空調チャンバ91Aと、その長手方向(通気経路に直交する方向)に沿って吹出部94が空調空気を吹き出す空調チャンバ91B,91Cとが準備されている。空調チャンバ91Bは、一対の短辺のうち一方にだけ吹出部94が配置されたものであり、空調チャンバ91Cは、一対の短辺のそれぞれに吹出部94が配置されたものである。
ダクト部92としては、空調ダクト42の通気経路の直線部分を形成するダクト部92A,92Bと、空調ダクト42の通気経路の折れ曲がった部分を形成するダクト部93Cとが準備されている。ダクト部92A,92Bは、その長手方向が通気経路に沿って延びており、ダクト部92Bの長手寸法(例えば1m)は、ダクト部92Aの長さ寸法(例えば50cm)よりも大きくされている。ダクト部92Cは、平面視略L字状とされている。
なお、ダクト部92A,92Bの長手寸法は、建物10の基準寸法単位に応じた基本モジュールの整数倍であることが好ましい。例えば、基準寸法単位がメータモジュールである建物10において、そのメータモジュールの1/2である0.5mを基本モジュールとした場合、ダクト部92A,92Bの長手寸法は0.5×n(nは整数)とされる。
伸縮部93としては、その伸縮方向が通気経路に沿って延びている伸縮部93A,93Bが準備されている。伸縮部93Bは伸縮部93Aよりも長さ寸法が大きくされている。ここで、伸縮部93Aについて、縮んだ状態の最小長さ寸法(例えば12.5cm)をL1とし、伸びた状態の最大長さ寸法(例えば25cm)をL2とし、伸縮部93Bについて、縮んだ状態の最小長さ寸法(例えば37.5cm)をL3とし、伸びた状態の最大長さ寸法(例えば50cm)をL4とした場合、伸縮部93Aの最大長さ寸法L2は、伸縮部93Bの最小長さ寸法L3よりも小さくなっている(L2<L3)。
また、ダクト部92の付属品として、ダクト部92同士を接続することが可能なニップルフランジ96と、ダクト部92の開放部を閉鎖するエンドキャップ97とが準備されている。
準備された空調チャンバ91、ダクト部92、伸縮部93、ニップルフランジ96及びエンドキャップ97のうち、図14(a)の空調設備31は、空調チャンバ91A,91B、ダクト部92B、伸縮部93A,93B、ニップルフランジ96を使用して構築されている。この空調設備31においては、空調ダクト42の通気経路の端部側に配置された空調チャンバ91Aと空調装置41との離間距離に合わせて、ダクト部92Bが2つ、伸縮部93Aが2つ、伸縮部93Bが1つ、空調チャンバ91Bが1つ選択されている。
以上の構成によれば、空調ダクト42が互いに組み合わされた複数のダクト部92により形成されているため、空調ダクト42全体の設置位置を変更しなくても、建物10の間取りなどに合わせて設置した空調チャンバ91を空調ダクト42に接続することができる。例えば、伸縮部93を伸縮させた状態でもその伸縮部93が、ダクト部92と空調チャンバ91との離間距離に合わない場合には、ダクト部92の数を増やし、ダクト部92と空調チャンバ91との離間距離が伸縮部93の伸縮可能な範囲に含まれる場合には、伸縮部93を伸縮させることで、伸縮部93を介してダクト部92と空調チャンバ91とを好適に連結することができる。この場合、空調ダクト42の設置態様によって空調チャンバ91の設置位置が制限されるということを抑制し、空調チャンバ91の設置位置に関する自由度を好適に高めることができる。したがって、空調ダクト42の汎用性を好適に高めることができる。
また、空調ダクト42の構築に使用するダクト部92や伸縮部93の種類や数を変更することで、空調ダクト42と空調チャンバ91との位置合わせ作業を容易化できる。これにより、天井裏空間37という狭小スペースにおいても空調ダクト42と空調チャンバ91との接続作業を好適に行うことができる。
(3)空調ダクト42において加工対象領域64は、チャンバ用接続孔63の形成位置が選択可能な状態で設けられていれば、その数や大きさ、形状などは限定されない。例えば、複数のダクト部51のいずれかに対して加工対象領域64が1つだけ設けられた場合、その加工対象領域64がチャンバ用接続孔63よりも大きければよい。また、加工対象領域64がチャンバ用接続孔63と同じ大きさ及び形状とされている場合、複数のダクト部51に設けられた加工対象領域64が複数であればよい。例えば、加工対象領域64の周縁部に沿って切り込み線が設けられていれば、仮にダクト部51が孔開け加工の困難な金属材料などにより形成されていても、加工対象領域64と同じ大きさ及び形状のチャンバ用接続孔63の形成加工を容易に行うことができる。
(4)上記実施形態では、複数のダクト部51が廊下33の通行方向に沿って並べられていたが、複数のダクト部51は、空調装置41と空調チャンバ43とを繋ぐ経路に沿って並べられていればよい。このため、複数のダクト部51は、上下方向に沿って並べられていてもよい。また、空調ダクト42の設置場所は、天井裏空間37の他、階間空間や床下空間、壁内空間とされていてもよい。さらに、加工対象領域64は、ダクト部51の上面部や下面部に設定されていてもよい。
(5)上記実施形態では、空調装置41から居室32に供給される空調空気が空調ダクト42を流れる構成としたが、空調ダクト42には、居室32から空調装置41に取り込まれる還気が流れてもよい。また、空調機器としては、空調装置41の他に、換気を行うことで居室32等の居住空間の空調を行うことが可能な換気装置が挙げられる。この場合、空調ダクト42には、屋外から居住空間に取り込まれる外気や、居住空間から屋外に排出される内気が流れることになる。要は、居住空間の空調を行うための空気が空調ダクト42に流れる構成であればよい。
(6)廊下33の上方においては、第1天井面材28や天井小梁25が設けられていなくてもよい。この場合、工場にて建物ユニット20を製造する段階で、廊下33の上方位置については、第1天井面材28や天井小梁25を設置しなくて済むため、その建物ユニット20についてのコスト負担や作業負担を低減できる。
10…建物、20…建物ユニット、21…柱、22…天井大梁、25…天井小梁、28…上側天井面材、32…居室、33…廊下、35…間仕切壁、37…天井裏空間、37b…下側空間部、41…空調機器としての空調装置、42…空調ダクト、43…空調チャンバ、47…壁連通孔、51…ダクト部、51A…直線ダクト部としての第1ダクト部、51B…曲がりダクト部としての第2ダクト部、51D…曲がりダクト部としての第4ダクト部、52…開放部、63…チャンバ用接続孔、64…加工対象領域、72…下側天井下地、73…下側天井面材、91…空調チャンバ、92…ダクト部、93…伸縮部。

Claims (8)

  1. 居住空間の空調を行うための空気が流れる空調ダクトと、
    前記空調ダクトに接続され、前記空調ダクトを流れる空気を前記居住空間に吹き出す、又は前記居住空間から空気を取り込んで前記空調ダクトに流す空調チャンバと、
    を備え、
    前記空調ダクトは、当該空調ダクトの通気経路に沿って並べられ互いに接続された複数のダクト部を有しており、
    前記複数のダクト部は発泡スチロールからなり、
    前記複数のダクト部にはそれぞれ周面部に前記空調チャンバを接続するためのチャンバ用接続孔の加工が可能な加工対象領域が設けられており、前記各ダクト部の前記加工対象領域のうち少なくとも1つに前記チャンバ用接続孔が加工され、該チャンバ用接続孔に前記空調チャンバが接続されており、
    隣り合う前記ダクト部は、前記周面部から突出し互いに当接する突出部を有しており、
    前記隣り合うダクト部の各突出部は長尺状に形成された一対の締結具により締結され、
    前記各締結具は前記各突出部に巻き付けられるように設けられ、互いの一端同士及び互いの他端同士が連結されることで前記各突出部を締結していることを特徴とする建物の空調設備。
  2. 記複数のダクト部には、前記空調ダクトの通気経路における直線部分を形成する直線ダクト部と、折れ曲がり部分を形成する曲がりダクト部とが含まれており、
    隣り合う前記ダクト部は、それぞれの開放部同士で接続されており、前記直線ダクト部は、前記直線部分に沿って並べられた2つの前記開放部を有し、前記曲がりダクト部は、前記折れ曲が部分に沿って並べられた少なくとも2つの前記開放部を有しており、
    前記加工対象領域は、前記直線ダクト部及び前記曲がりダクト部のそれぞれにおいて、複数の前記周面部のうち少なくとも1つに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物の空調設備。
  3. 前記直線ダクト部においては、前記加工対象領域を有する前記周面部には前記開放部が設けられておらず、
    前記曲がりダクト部においては、前記直線ダクト部の前記加工対象領域と前記開放部との位置を基準として、前記2つの開放部のうち一方の開放部と前記加工対象領域を有する周面部との位置が入れ替わっていることを特徴とする請求項2に記載の建物の空調設備。
  4. 前記居住空間には、居室と該居室に隣接する廊下とが含まれており、
    前記空調ダクトは、前記廊下の天井裏空間に設けられ、前記複数のダクト部は、前記廊下の通行方向に沿って並べられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の建物の空調設備。
  5. 前記居室と前記廊下とを仕切る間仕切壁が設けられ、前記廊下の天井面が前記居室の天井面よりも低い位置に設けられている建物に適用され、
    前記空調チャンバは、前記廊下の天井裏空間において前記空調ダクトと横並びに設けられており、
    前記間仕切壁には、前記空調チャンバが空気を吹き出す又は空気を取り込むための壁連通孔が設けられていることを特徴とする請求項に記載の建物の空調設備。
  6. 柱、天井大梁、天井小梁を有する建物ユニットが複数組み合わされることで構築されたユニット式建物に適用され、
    前記居住空間の天井裏空間は、前記天井小梁よりも低い位置に設けられた下側空間部を有しており、
    前記複数のダクト部は、前記下側空間部において横並びに設けられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の建物の空調設備。
  7. 前記居住空間と前記下側空間部とを上下に仕切る下側天井面材と、前記下側天井面材の上方に設けられ且つ前記天井小梁に取り付けられている上側天井面材と、を備えている建物に適用され、
    前記複数のダクト部は、前記下側天井面材と前記上側天井面材との間において横並びに設けられていることを特徴とする請求項に記載の建物の空調設備。
  8. 前記上側天井面材の下方には、前記下側天井面材が取り付けられている下側天井下地が設けられており、
    前記ダクト部は、前記下側天井下地により下方から支持されていることを特徴とする請求項に記載の建物の空調設備。
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