JP2015044273A - ドレッシング装置及びそれを備えた化学的機械的研磨装置、それに用いるドレッサーディスク - Google Patents

ドレッシング装置及びそれを備えた化学的機械的研磨装置、それに用いるドレッサーディスク Download PDF

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【課題】ドレッサーディスクの回転が揺らぐことを改善できるドレッシング装置及びそれを備えたCMP装置、それに用いるドレッサーディスクを提供する。【解決手段】ドレッシング装置は、研磨パッドをドレッシングすることができるものであって、回転可能かつ上下動可能なドレッサ駆動軸2に連結できるホルダー部と、ホルダー部に装着でき、研磨パッドに擦り付けるドレッシング面4aを有するドレッサーディスク4と、ホルダー部及びドレッサーディスク4に形成し、ドレッサーディスク4をホルダー部に装着した際に嵌合する、ディスク半径方向に延びる凹凸状のトルク伝達部6と、トルク伝達部6の周囲の一面として形成し、ドレッサ駆動軸2のトルクを伝達する際に平面接触する平坦面状の接触面と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウェハ等の被研磨物の研磨に使用する研磨パッドをドレッシングするドレッシング装置及びそれを備えた化学的機械的研磨装置、それに用いるドレッサーディスクに関する。
近年、半導体素子は、微細化及び複雑化が進みつつあり、半導体素子の製造工程において半導体ウェハ等の基板表面の平坦化はナノメートル単位で求められる。それを実現するため、半導体ウェハ等の表面の平坦化には、例えば、化学的機械的研磨装置(以下、CMP(Chemical Mechanical Polishing)装置という。)が用いられる。
CMP装置は、例えば、図16に示すように、上面に研磨パッド10を備えた研磨テーブル11と、半導体ウェハ等の基板を保持するトップリング12とを備えている。研磨パッド10、トップリング12をそれぞれ矢印の方向に回転させ、研磨パッド10上に研磨液を供給しながらトップリング12内に保持した基板を研磨パッド10に所定の圧力で押し付けることにより基板表面を研磨することができる。研磨液には、例えば、アルカリ溶液にシリカ等の微粒子を砥粒として懸濁したものを用いることができる。これにより、基板表面は、研磨パッドによる研磨だけでなく、研磨液のアルカリによる化学的研磨作用と、砥粒による機械的研磨作用とにより平坦化される。
このようなCMP装置において、基板の研磨を繰り返すうちに、研磨パッド10は滑らかになるとともに砥粒や研磨屑などが付着するため研磨性能が低下してしまう。そこで、研磨性能を回復させるために、ドレッシング(目立て)を行う必要がある。研磨パッド10のドレッシングを行うために、CMP装置にはドレッシング装置13が備え付けられていることがある。
ドレッシング装置13は、例えば、回転可能なホルダー部14と、ホルダー部に装着するドレッサーディスクとを備えている。ドレッサーディスクの底面はドレッシング面としてあり、ダイヤモンド粒子などが電着されている。ドレッシング面を回転させながら研磨パッド上に擦り付けることにより、研磨パッド10をドレッシングするとともに研磨パッド10に付着した砥粒や研磨屑などを取り除くことができる。
従来のドレッサーディスクとしては、下記特許文献1に、台金の表面に円環状にダイヤモンド粒子を電着し、研磨屑を十分に掻き出すことができるコンディショニングディスク(ドレッサーディスクに相当)が示されている。
従来のドレッシング装置としては、下記特許文献2に、ドレッシング部材(ドレッサーディスクに相当)をドレッサ駆動軸に対して傾動可能とする球面軸受と、ドレッシング部材の傾動に抗する力を発生するばね機構とを備え、研磨パッドを偏摩耗することのないドレッシング装置が示されている。
また、下記特許文献3には、研磨面のコンディショニング中に、研磨面の高さの測定と測定点の位置の算出を繰り返して、研磨面内における高さ分布を生成し、研磨パッドの研磨面を監視する方法が示されている。
特開2001−121417号公報 特開2010−172996号公報 特開2012−250309号公報
上記特許文献1−3などに示されるように、半導体素子の微細化及び複雑化を実現するため様々な方法により研磨パッドの平坦化が図られている。
しかし、従来のドレッシング装置においては、例えば、図17(特許文献2の図4)に示されるように、ホルダー部14とドレッサーディスク15とを固定ねじや丸棒状のピンなどの固定具16で連結して、ホルダー部14の回転トルクをドレッサーディスク15に伝達するものであった。
このように固定ねじや丸棒状のピンなどの固定具16でドレッサーディスク15に回転トルクを伝達すると固定具16付近に局所的に応力が集中し、ドレッサーディスク15の回転が微妙に揺らぎ、水平回転を保てないことがあった。そのため、研磨パッド10との接触状況がミクロに変化し、研磨パッド10のドレッシングに影響を及ぼすことがあった。
そこで、本発明は、ドレッサーディスクの回転が揺らぐことを改善できるドレッシング装置及びそれを備えたCMP装置、それに用いるドレッサーディスクを提案する。
本発明の一態様は、研磨パッドをドレッシングするドレッシング装置において、回転可能かつ上下動可能なドレッサ駆動軸に連結できるホルダー部と、ホルダー部に装着でき、研磨パッドに擦り付けるドレッシング面を有するドレッサーディスクと、ホルダー部及びドレッサーディスクに形成し、ドレッサーディスクをホルダー部に装着した際に嵌合する、ディスク半径方向に延びる凹凸状のトルク伝達部と、トルク伝達部の周囲の一面として形成し、ドレッサ駆動軸のトルクを伝達する際に平面接触する平坦面状の接触面と、を備えたドレッシング装置である。
本発明の好ましい態様として、トルク伝達部は、ドレッサーディスク側を凹溝状に形成し、ホルダー部側を凸条状に形成することができ、また、トルク伝達部は、ディスク平面視において、ドレッサーディスクの回転中心に対して点対称に少なくとも一対形成することができる。
本発明の好ましい態様として、接触面は、ディスク平面視において、ドレッサーディスクの回転中心を通る直線上に形成することができ、又は、ドレッサーディスクの回転中心を通る直線に対して13°以下に形成することができる。
本発明の好ましい態様として、ホルダー部は、外周に、下方に突出する周壁部を設け、その内側に前記ドレッサーディスクを収納できるディスク収納部を形成することができる。
本発明の好ましい態様として、トルク伝達部は、ディスク平面視において、ディスク外縁側の幅が、接触面の内側端点から回転中心までの距離の1/2以下に形成することができ、また、接触面は、ディスク平面視において、ドレッシングディスクの上面に表れる縁部の長さが、ディスク半径に対して0.4以上に形成することができる。
本発明の他の態様は、上記ドレッシング装置を備えた化学的機械的研磨装置である。
本発明の他の態様は、研磨パッドをドレッシングするドレッシング装置に用い、回転可能かつ上下動可能なドレッサ駆動軸に連結できるホルダー部に装着可能なドレッサーディスクにおいて、ホルダー部に装着した際に嵌合する、ディスク半径方向に延びる凹状又は凸状のトルク伝達部と、トルク伝達部の周囲の一面として形成した平坦面状の接触面と、を備えたドレッサーディスクである。
本発明は、ホルダー部及びドッレサーディスクに、ディスク半径方向に延びる凸状又は凹状のトルク伝達部を形成し、トルク伝達部に平坦面状の接触面を形成して、この面で平面接触してドッレサ駆動軸のトルクを伝達できるようにしたため、応力を分散して応力集中を緩和でき、ドレッサーディスクが水平回転しやすくなり、研磨パッドを偏摩耗させることなくドレッシングすることができる。
本発明の一実施形態のドレッシング装置を示した概略斜視図である。 図1に示したドレッシング装置のホルダー部及びドレッサーディスク付近の断面図である。 ホルダー部及びドレッサーディスクを示した斜視図である。 ホルダー部にドレッサーディスクを装着した状態を示した底面図である。 ドレッサーディスクの各変形例を示した平面図である。 ドレッサーディスクの被嵌合部付近を示した拡大斜視図である。 トルク伝達部付近を示した拡大断面図である。 トルク伝達部の角度を説明するための図である。 トルク伝達部の幅と位置との関係を説明するための図である。 トルク伝達部の接触面の長さとディスク半径との関係を説明するための図である。 従来のCMP装置の一例を示す概略斜視図である。 従来のドレッシング装置の一例を示す断面図である。
以下、本発明のドレッシング装置の好適な実施形態について説明する。
本発明の一実施形態のドレッシング装置1は、図1に示すように、半導体基板などを研磨する研磨パッド8bをドレッシングするために用いることができ、図2などに示すように、ドレッサ駆動軸2と、ホルダー部3と、ドレッサーディスク4と、を備える。
ドレッシング装置1は、図1に示すように、ドレッサ駆動軸2の下端部にホルダー部3を連結してある。ホルダー部3はドレッサーディスク4を装着してある。回転する研磨テーブル8a上に設けた研磨パッド8bにドレッサーディスク4を水平回転させながら擦り付けることにより、研磨パッド8bをドレッシングすることができる。ドレッサ駆動軸2は、支持アーム1aにより支持され、適宜位置に移動可能にしてある。
ドレッシング装置1は、図1に示すように、CMP装置8に備えてあり、CMP装置8は半導体ウェハ等の基板を保持するトップリング9なども備えている。CMP装置8は、トップリング9、研磨パッド8bをそれぞれ矢印の方向に回転させ、研磨パッド8b上に研磨液を供給しながらトップリング9内に保持した基板を研磨パッド8bに所定の圧力で押し付けることにより基板表面を研磨することができる。研磨液には、例えば、アルカリ溶液にシリカ等の微粒子を砥粒として懸濁したものを用いることができる。これにより、基板表面は、研磨パッド8bによる研磨だけでなく、研磨液のアルカリによる化学的研磨作用と、砥粒による機械的研磨作用とにより平坦化することができる。
ドレッサ駆動軸2は、図1又は図2などに示すように、回転可能かつ上下動可能に形成してあり、下端にホルダー部3を固定できる。ドレッサ駆動軸2を上下動させることにより、ホルダー部4に装着したドレッサーディスク4を昇降させて研磨パッドに対する荷重を調整することができ、また、回転させることにより、ホルダー部3に装着したドレッサーディスク4が回転し、研磨パッドをドレッシングすることができる。
ホルダー部3は、図2又は図3などに示すように、円盤状に形成してあり、上面側はドレッサ駆動軸2の下端部に連結でき、底面側はドレッサーディスク4を装着できるように形成してある。ホルダー部3の材質は、特に限定するものではないが、合成樹脂などから選択することができる。
ホルダー部3の中心には円形状の開口部3aが形成してあり、ドレッサ駆動軸2に嵌め合せて連結できるようにしてある。ドレッサ駆動軸2に連結する方法は、これに限定されるものではなく、従来公知の連結方法を用いることができるが、例えば、球面軸受などを介して固定し、駆動軸2に対して傾動可能に連結することができる。
ホルダー部3の底面3bは、水平面状に形成し、外周に、全周に渡り下方に突出する周壁部3cが設けてある。周壁部3cの内側は、ドレッサーディスク4を装着できるディスク収納部3dとしてある。
周壁部3cは、断面矩形状に形成し、その内側面は装着したドレッサーディスク4の外縁に沿うように形成してある。周壁部3cを設けることにより、ドレッサーディスク4の位置決めをし、回転時にドレッサーディスク4が遠心力によりずれることを防止できる。
ホルダー部3の底面3bには、半径方向に延びる凸状の嵌合部5aが形成してあり、ドレッサーディスク4に形成した被嵌合部5bに嵌め合せてトルク伝達部6を形成できるようにしてある。嵌合部5aは、凹状に形成することもでき、詳しくは後述する。
ドレッサーディスク4は、図3などに示すように、中心に円形開口部を有する円盤板状に形成してあり、底面には、研磨パッドに擦り付けるドレッシング面4aを形成し、上面側は、ホルダー部3に装着できるように形成してある。円形開口部は設けなくてもよい。
ドレッシング面4aは、図4などに示すように、一定幅の円環状に形成してあり、ダイヤモンドなどの硬度のある粒子を電着などさせて形成してある。ドレッシング面4aの形状は、これに限定されるものではなく、従来公知の形状にすることができ、例えば、外周を一定幅で下方に突出させた凸部を形成し、この凸部の先端面にドレッシング面4aを形成してもよい。
ホルダー部3にドレッサーディスク4を装着するには、従来公知の方法を用いることができるが、ホルダー部3内に磁石などを埋設させ、ドレッサーディスク4を磁力により装着できるようにすることが好ましい。この際、ドレッサーディスク4は、磁性を有する金属、例えば、ステンレス鋼などで形成することが好ましい。これ以外にも、例えば、ピン、ねじ、ボルトなどを用いて装着することもでき、また、ホルダー部3の上面に貫通する孔を設けておき、吸引によりドレッサーディスク4を装着できるようにしてもよい。
ドレッサーディスク4の上面には、図2又は図3などに示すように、ディスク半径方向に延びる凹状の被嵌合部5bが形成してあり、被嵌合部5bは、嵌合部5aに嵌め合せ可能な形状に形成し、嵌合部5aとともにトルク伝達部6を形成する。
トルク伝達部6は、互いに嵌り合う嵌合部5aと被嵌合部5bとで形成され、レッサ駆動軸2のトルクを、ホルダー部3からドレッサーディスク4に効率良く伝達することができる。被嵌合部5bは、凸状に形成することもでき、嵌合部5aに嵌り合うようにそれぞれ対応した凹凸状として形成することができる。嵌合部5a及び被嵌合部5bは、嵌合した際、略隙間なく嵌め合せできることが好ましく、また、周囲の各面は、略垂直な面とするのが好ましい。
図2又は図3などに示す形態では、ドレッサーディスク4に凹溝状の被嵌合部5bを設け、ホルダー部3に凸条状の嵌合部5aを設けてある。ドレッサーディスク4に凸条状の被嵌合部5bを設け、ホルダー部3に凹溝状の嵌合部5aを設けてもよいが、このようにすると、例えば、ドレッサーディスク4の上面が平面状であれば装着できてしまうことがある。そのため、誤装着を防ぐために被嵌合部5bを凹溝状に、嵌合部5aを凸条状に形成した方が好ましい。
被嵌合部5b(又は嵌合部5a)は、ディスク平面視において、ディスク半径方向に延びる形状に形成してある。例えば、図5〜図8には、ドレッサーディスク4の被嵌合部5bの変形例を示してあるが、図5に示すような楔形状、図6に示すような半円状乃至蒲鉾状、図7に示すような長方形状、図8に示すような長円状などに形成することができる。ディスク半径方向に延びる形状とすることにより、ディスク半径方向に力が働きにくくなり、ドレッサーディスク4の回転が安定する。図6に示すような半円状乃至蒲鉾状に形成した場合は、ドレッサーディスクが回転した際に特に位置ずれがしにくいものである。なお、図5〜図8に示した被嵌合部5bは凹溝状に形成した場合を示してある。
被嵌合部5b(又は嵌合部5a)の深さ(又は出代幅)は、特に限定するものではないが、トルクを伝達する際にお互いが掛り合う深さ(又は出代幅)に形成することができ、ドレッサーディスク4の外縁の厚みに対して20%〜80%、特に40%〜60%が好ましい。
トルク伝達部6は、少なくとも一つ形成してあればよいが、ドレッサーディスク4の回転中心に対して点対称に少なくとも一対形成することが好ましく、特に一対〜四対形成することが好ましい。これにより、応力集中がより緩和できる。図8に示すように、レッサーディスク4の回転中心に対して点対称に四対形成してもよい。
トルク伝達部6には、図9又は図10などに示すように、ドレッサ駆動軸2が回転した際に、嵌合部5aと被嵌合部5bとが平面接触するように平坦面状の接触面7を形成してある。接触面7を有することにより、応力が適度に分散するとともにドレッサーディスク4に損失を少なくして伝達できる。図10に示すように、ホルダー部3が矢印の方向に回転する際は、図10において、嵌合部5a及び被嵌合部5bの左側の面が接触面7となる。
接触面7は、効率良くトルクを伝達するため、略垂直な面とするのが好ましい。また、接触面7は平坦面として形成してあるため、ドッレサーディスク4の上面において接触面7の縁部が直線状に表れる。
トルク伝達部6を、平面視において、楔形状、長円状、長方形状などに形成した場合は、接触面7に対向する面も接触面7’にすることができ、どちら向きに回転しても対応できるドレッサーディスク4になる。
接触面7は、図11又は図12に示すように、ディスク平面視において、ドレッサーディスク4の回転中心及び接触面7の内側端点Iを通る直線に対する角度θが、13°以下、特に5°以下に形成することが好ましい。この値が13°を超えると、トルクがディスク半径方向に逃げやすくなり、ドレッサーディスク4の回転が安定しにくくなる。
特に、図13に示すように、ドレッサーディスク4の回転中心及び接触面7の内側端点Iを通る直線上(つまりθ=0)になるように形成することが好ましい。図11又は図12に示すように、接触面7はディスク半径方向に対して斜めでもよいが、図13に示すよう接触面7がディスク半径方向になることにより、トルクの損失が減少し、トルクをドレッサーディスク4に確実に伝達できる。
トルク伝達部6は、図14に示すように、ディスク平面視において、ディスク外縁側の幅Wが、接触面7の内側端点Iから回転中心までの距離Rの1/2以下、特に1/4以下に形成することが好ましい。これにより、応力がディスク半径方向に逃れにくくなり、トルクの損失が減少する。図14は、被嵌合部5bを、ディスク平面視において、長方形状の凹溝状に形成した場合を示してあるが、これに限定されるものではない。
接触面7は、図15に示すように、ディスク平面視において、ドッレサーディスク4の上面に表れる縁部の長さLがディスク半径rに対して0.4以上、特に0.7以上に形成することが好ましい。これにより、接触面7において応力が適度に分散されるため、ドレッサーディスク4が回転する際に揺らぐことを防止できる。
ドレッシング装置1は、ホルダー部3及びドッレサーディスク4に、ディスク半径方向に延びる凸状又は凹状のトルク伝達部6を形成し、トルク伝達部6に平坦面状の接触面7を形成して、この面で平面接触してドッレサ駆動軸2のトルクを伝達できるようにしたため、応力集中を緩和し、ドレッサーディスク4が回転する際の揺らぎが減少し、研磨パッド8bを偏摩耗させることなくドレッシングすることができる。
ドレッシング装置1は、CMP装置8に備えることができ、半導体ウェハ等の被研磨物の研磨に使用する研磨パッドをドレッシングすることができる。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
1ドレッシング装置
1a支持アーム
2ドレッサ駆動軸
3ホルダー部
3a開口部
3b底面
3c周壁部
3dディスク収納部
4ドレッサーディスク
4aドレッシング面
5a嵌合部
5b被嵌合部
6トルク伝達部
7接触面
8CMP装置
8a研磨テーブル
8b研磨パッド
9トップリング

Claims (10)

  1. 研磨パッドをドレッシングするドレッシング装置において、
    回転可能かつ上下動可能なドレッサ駆動軸に連結できるホルダー部と、
    ホルダー部に装着でき、研磨パッドに擦り付けるドレッシング面を有するドレッサーディスクと、
    ホルダー部及びドレッサーディスクに形成し、ドレッサーディスクをホルダー部に装着した際に嵌合する、ディスク半径方向に延びる凹凸状のトルク伝達部と、
    トルク伝達部の周囲の一面として形成し、ドレッサ駆動軸のトルクを伝達する際に平面接触する平坦面状の接触面と、
    を備えたドレッシング装置。
  2. トルク伝達部は、ドレッサーディスク側を凹溝状に形成し、ホルダー部側を凸条状に形成した請求項1に記載のドレッシング装置。
  3. トルク伝達部は、ディスク平面視において、ドレッサーディスクの回転中心に対して点対称に少なくとも一対形成した請求項1又は2に記載のドレッシング装置。
  4. 接触面は、ディスク平面視において、ドレッサーディスクの回転中心を通る直線上に形成した請求項1〜3のいずれかに記載のドレッシング装置。
  5. 接触面は、ディスク平面視において、ドレッサーディスクの回転中心を通る直線に対して13°以下に形成した請求項1〜3のいずれかに記載のドレッシング装置。
  6. ホルダー部は、外周に、下方に突出する周壁部を設け、その内側にドレッサーディスクを収納できるディスク収納部を形成した請求項1〜5のいずれかに記載のドレッシング装置。
  7. トルク伝達部は、ディスク平面視において、ディスク外縁側の幅が、接触面の内側端点から回転中心までの距離の1/2以下に形成した請求項1〜6に記載のドレッシング装置。
  8. 接触面は、ディスク平面視において、ドレッシングディスクの上面に表れる縁部の長さが、ディスク半径に対して0.4以上に形成した請求項1〜7に記載のドレッシング装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のドレッシング装置を備えた化学的機械的研磨装置。
  10. 研磨パッドをドレッシングするドレッシング装置に用い、回転可能かつ上下動可能なドレッサ駆動軸に連結されたホルダー部に装着可能なドレッサーディスクにおいて、
    ホルダー部に装着した際に嵌合する、ディスク半径方向に延びる凹状又は凸状のトルク伝達部と、
    トルク伝達部の周囲の一面として形成した平坦面状の接触面と、
    を備えたドレッサーディスク。
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