JP2015043551A - ダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法 - Google Patents

ダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができるダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法を提供する。
【解決手段】ダイポールアンテナ装置1は、給電部2と、台形の長底辺B1C1側の角部に切欠き部10Bを形成することにより高さI1が高い第一大導体部11及び高さI2が低い第一小導体部12を有する形状をなし、短底辺A1D1を給電部2側に向けて配置される第一導体10と、台形の長底辺B2C2側の角部に切欠き部20Bを形成することにより高さJ1が高い第二大導体部21及び高さJ2が低い第二小導体部22とを有する形状をなし、給電部2を挟んで第一導体10とは反対側に短底辺A2D2を給電部2側に向けて配置される第二導体20と、を備え、第一小導体部12と第二小導体部22とが、同一の台形状をなしていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法に関する。
近年、高速・大容量の近距離無線通信システムを実現できるUWB(Ultra Wideband)技術が注目されている。UWBで使用する広帯域アンテナとして、給電点と、給電点を挟んで配置された一対の導体とを備え、導体が台形状に形成された台形ダイポールアンテナが提案されている。この台形ダイポールアンテナでは、一対の導体は、短底辺を対向配置し、互いに非対称の形状とされている(下記非特許文献1参照)。
また、上記の台形ダイポールアンテナの一対の導体における長底辺側の角部が切り欠かれた形状をなす非対称台形ダイポールアンテナも、提案されている。この非対称台形ダイポールアンテナの導体は、切り欠かれることにより高さの低い台形状をなす部分と、高さの高い台形状をなす部分とが一体に形成されたものである。また、給電点を挟んで対向配置された一対の導体において、高さが低い台形状をなす部分の形状は、互いに異なっている(下記非特許文献1参照)。
このような非対称台形ダイポールアンテナでは、短底辺と長底辺とを連結する一対の側辺側で、異なる周波数において共振することで広帯域化が可能とされている。
堀田篤,岩崎久雄,"UWB・無線LAN対応広帯域平面ダイポールアンテナの検討",電子情報通信学会論文誌,vol.J89−B,no.9,pp.1633−1640,2006年
しかしながら、上記の非特許文献1に記載の非対称台形ダイポールアンテナでは、一対の導体において、高さが低い台形状をなす部分の形状が互いに異なっている。よって、高さが低い導体に対応する高周波数帯域において、水平面内放射パターンの偏差が大きくなるという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができるダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るダイポールアンテナ装置は、給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなし、短底辺を前記給電部側に向けて配置される第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低い第二小導体部とを有する形状をなし、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置される第二導体と、を備え、前記第一小導体部と前記第二小導体部とが、同一の台形状をなしていることを特徴とする。
また、本発明に係るダイポールアンテナ装置の配置方法は、給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなした第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低いとともに前記第一小導体部と同一の台形状をなす第二小導体部を有する形状をなした第二導体とを配置するダイポールアンテナ装置の配置方法であって、前記給電部を配置し、前記第一導体を、短底辺を前記給電部側に向けて配置し、前記第二導体を、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に、短底辺を前記給電部側に向けて配置することを特徴とする。
このように構成されたダイポールアンテナ装置及びダイポールアンテナ装置の配置方法では、第一導体において高さの異なる第一大導体部及び第一小導体部が形成され、第二導体において高さの異なる第二大導体部及び第二小導体部が形成されている。このため、第一大導体部の第一小導体部とは反対側の側辺を、第一小導体部の第一大導体部とは反対側の側辺よりも長くすることができる。つまり、第一大導体部の上記側辺の長さと第一小導体部の上記側辺の長さとを異ならせるとともに、同様に第二大導体部の側辺の長さと第二小導体部の側辺の長さとを異ならせることができる。よって、異なる周波数において共振することで広帯域化が可能となる。
また、第一小導体部の高さは第一大導体部の高さよりも低く、第一小導体部は波長の短い高周波に対応する。同様に、第二小導体部の高さは第二大導体部の高さよりも低く、第二小導体部は波長の短い高周波に対応する。これら第一小導体部と第二小導体部とは同一形状であるため、第一小導体部及び第二小導体部それぞれの対応する高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を抑えることができる。
したがって、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができる。
また、本発明に係るダイポールアンテナ装置は、前記第一大導体部と前記第二大導体部とは、互いに異なる台形状をなしていることが好ましい。
このように構成されたダイポールアンテナ装置では、第一大導体部及び第二大導体部は、波長の長い低周波に対応する。これら第一大導体部と第二大導体部とは互いに異なる形状であるため、第一大導体部及び第二大導体部それぞれの対応する低周波領域において広帯域化することができる。
本発明によれば、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係るダイポールアンテナ装置を模式的に表した図である。 (a)は比較例1に係るダイポールアンテナ装置を模式的に表した図であり、(b)は比較例2に係るダイポールアンテナ装置を模式的に表した図である。 周波数ごとの実施例1及び比較例1の水平面内放射パターンを示す図であって、(a)は周波数2.4GHzの場合を示し、(b)は周波数9.4GHzの場合を示し、(c)は周波数10GHzの場合を示している。 周波数ごとの実施例2及び比較例1の水平面内放射パターンを示す図であって、(a)は周波数5.5GHzの場合を示し、(b)は周波数10GHzの場合を示している。 実施例1、比較例1及び比較例2の比帯域を示す表である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のダイポールアンテナ装置1は、給電部2と、給電部2の一方側に配置される上部導体10(第一導体)と、給電部2を挟んで上部導体10とは反対側に配置される下部導体20(第二導体)とを備えている。このダイポールアンテナ装置1は、上下方向に沿って配置されている。
ここで、上部導体10から下部導体20に向かう方向(図1の紙面上下方向)を上下方向とし、上下方向と直交し上部導体10及び下部導体20と平行な方向(図1の紙面左右方向)を左右方向と称する。
上部導体10及び下部導体20は、それぞれ給電部2から給電される。この上部導体10及び下部導体20は、それぞれ台形の長底辺側の角部が切り欠かれた形状をなしている。つまり、上部導体10、下部導体20は、それぞれ基本形状が台形である台形基本体10A,20Aに、切欠き部10B,20Bが形成された形状をなしている。
ここで、上部導体10の台形基本体10Aにおいて、頂点をそれぞれ点A1,B1,C1,D1とする。同様に、下部導体20の台形基本体20Aにおいて、頂点をそれぞれ点A2,B2,C2,D2とする。また、台形基本体10A,20Aのそれぞれの辺の名称は、両端の頂点の符号を引用したものとする。
上部導体10の台形基本体10Aは、互いに平行な底辺A1D1,B1C1と、これら一対の底辺A1D1,B1C1を互いに連結する一対の側辺A1B1,C1D1とを有している。
この一対の底辺A1D1,B1C1のうち、長さが短い方の短底辺A1D1が下側に配置され、長さが長い方の長底辺B1C1が上側に配置されている。
下部導体20の台形基本体20Aも同様に、互いに平行な一対の底辺A2D2,B2C2と、これら一対の底辺A2D2,B2C2を互いに連結する一対の側辺A2B2,C2D2とを有している。
この一対の底辺A2D2,B2C2のうち、長さが短い方の短底辺A2D2が上側に配置され、長さが長い方の長底辺B2C2が下側に配置されている。換言すると、上部導体10の台形基本体10Aと下部導体20の台形基本体20Aとは、互いに短底辺A1D1,A2D2を給電部2側に向けて、対向するように配置されている。
上部導体10の台形基本体10Aの短底辺A1D1と下部導体20の台形基本体20Aの短底辺A2D2とは、互いに平行に配置されている。その結果、上部導体10の台形基本体10Aの長底辺B1C1と、短底辺A1D1と、下部導体20の台形基本体20Aの短底辺A2D2と、長底辺B2C2とは、互いに平行に配置されている。
また、上部導体10の台形基本体10Aの短底辺A1D1の長さは、下部導体20の台形基本体20Aの短底辺A2D2の長さよりも短い。上部導体10の台形基本体10Aの長底辺B1C1の長さは、下部導体20の台形基本体20Aの長底辺B2C2の長さよりも短い。さらに、上部導体10の台形基本体10Aの高さI1は、下部導体20の台形基本体20Aの高さJ1よりも短い。
ここで、給電部2を通り上下方向に延びる仮想線Kと長底辺B1C1との交点を点E1とする。また、短底辺A1D1と仮想線Kとの交点を点H1とする。
上部導体10の切欠き部10Bは、点E1から長底辺B1C1と直交して仮想線K上の点G1まで延びる直線部E1G1と、点G1から側辺A1B1の途中の点F1まで長底辺B1C1と平行且つ直線部E1G1と直交して延びる直線部F1G1とによって形成されている。
このように台形基本体10Aに切欠き部10Bが形成されることにより、上部導体10は、仮想線Kの図1における左側に位置する第一大導体部11と、仮想線Kの図1における右側に位置する第一小導体部12とを有する形状をなしている。第一大導体部11の高さI1は、第一小導体部12の高さI2よりも高い。
第一大導体部11は、台形状をなし、点D1と点H1とを結ぶ辺D1H1と、点H1と点E1とを結ぶ辺E1H1と、点E1と点C1とを結ぶ辺C1E1と、点C1と点D1とを結ぶ辺C1D1とを有している。
第一小導体部12は、台形状をなし、点H1と点A1とを結ぶ辺A1H1と、点A1と点F1とを結ぶ辺A1F1と、点F1と点G1とを結ぶ辺F1G1と、点G1と点H1とを結ぶ辺G1H1とを有している。辺F1G1は、辺A1H1と平行とされている。
ここで、辺D1H1の延長線と辺C1D1とで形成される角度をP1とし、辺A1H1の延長線と辺A1F1とで形成される角度をQ1とする。
また、仮想線Kと長底辺B2C2との交点を点E2とする。また、短底辺A2D2と仮想線Kとの交点を点H2とする。
下部導体20の切欠き部20Bも、上部導体10の切欠き部10Bと同様に、点E2から長底辺B2C2と直交して仮想線K上の点G2まで延びる直線部E2G2と、点G2から側辺A2B2の途中の点F2まで長底辺B2C2と平行且つ直線部E2G2と直交して延びる直線部F2G2とによって形成されている。
このように台形基本体20Aに切欠き部20Bが形成されることにより、下部導体20は、仮想線Kの図1における右側に位置する第二大導体部21と、仮想線Kの図1における左側に位置する第二小導体部22とを有する形状をなしている。第二大導体部21の高さJ1は、第二小導体部22の高さJ2よりも高い。
第二大導体部21は、台形状をなし、点D2と点H2とを結ぶ辺D2H2と、点H2と点E2とを結ぶ辺E2H2と、点E2と点C2とを結ぶ辺C2E2と、点C2と点D2とを結ぶ辺C2D2とを有している。
第二小導体部22は、台形状をなし、点H2と点A2とを結ぶ辺A2H2と、点A2と点F2とを結ぶ辺A2F2と、点F2と点G2とを結ぶ辺F2G2と、点G2と点H2とを結ぶ辺G2H2とを有している。辺F2G2は、辺A2H2と平行とされている。
ここで、辺D2H2の延長線と辺C2D2とで形成される角度をP2とし、辺A2H2の延長線と辺A2F2とで形成される角度をQ2とする。角度P2は上部導体10における角度P1と同一であり、角度Q2は上部導体10における角度Q1と同一である。
また、第一小導体部12と第二小導体部22とは、同一の台形状をなしている。つまり、辺A1H1の長さは辺A2H2の長さと同一であり、辺A1F1の長さは辺A2F2の長さと同一であり、辺F1G1の長さは辺F2G2の長さと同一であり、辺G1H1の長さは辺G2H2の長さと同一である。
また、第一大導体部11と第二大導体部21とは、互いに異なる台形状をなしている。本実施形態では、第一大導体部11は、第二大導体部21よりも小さい形状をなしている。辺D1H1の長さは辺D2H2の長さよりも短く、辺E1H1の長さは辺E2H2の長さよりも短く、辺C1E1の長さは辺C2E2の長さよりも短く、辺C1D1の長さは辺C2D2の長さよりも短い。また、辺A2H2の長さは、辺D2H2の長さよりも短い。
なお、上記に示す角度同士が同一、長さ同士が同一とは、完全同一のみならず許容範囲の寸法差がある場合も含まれる。
次に、上記のように構成されたダイポールアンテナ装置1の配置方法について説明する。
まず、給電部2を配置する。次に、給電部2の上方に、短底辺A1D1を給電部2側である下方に向けるようにして上部導体10を配置する。次に、給電部2の下方に、短底辺A2D2を給電部2側である上方に向けるようにして下部導体20を配置する。
このように構成されたダイポールアンテナ装置1及びダイポールアンテナ装置1の配置方法では、上部導体10において高さの異なる第一大導体部11及び第一小導体部12が形成され、下部導体20において高さの異なる第二大導体部21及び第二小導体部22が形成されている。このため、第一大導体部11の側辺C1D1の長さを、第一小導体部12の側辺A1F1の長さよりも長くすることができる。また、第二大導体部21の側辺C2D2の長さを、第二小導体部22の側辺A2F2の長さよりも長くすることができる。よって、この第一大導体部11の側辺C1D1の長さと第一小導体部12の側辺A1F1の長さとを異ならせることができるとともに、第二大導体部21の側辺C2D2の長さと第二小導体部22の側辺A2F2の長さとを異ならせることができるため、異なる周波数において共振することで広帯域化が可能となる。
また、第一小導体部12の高さI2は第一大導体部11の高さI1よりも低く、第一小導体部12は波長の短い高周波に対応する。同様に、第二小導体部22の高さJ2は第二大導体部21の高さJ1よりも低く、第二小導体部22は波長の短い高周波に対応する。これら第一小導体部12と第二小導体部22とは同一形状であるため、第一小導体部12及び第二小導体部22のそれぞれ対応する高周波領域において、水平面内放射パターンの偏差を抑えることができる。
したがって、広帯域化が可能であるとともに、高周波数帯域において水平面内放射パターンの偏差を小さくすることができる。
また、第一大導体部11及び第二大導体部21は、波長の長い低周波に対応する。これら第一大導体部11と第二大導体部21とは互いに異なる形状であるため、第一大導体部11及び第二大導体部21のそれぞれ対応する低周波領域において広帯域化することができる。
実施例1は、上記に示すダイポールアンテナ装置1において、各辺の長さ、角度を以下の通り設定したものとする。
角度P1、角度Q1、角度P2及び角度Q2は、それぞれ60度である。
辺D1H1の長さは5.0mmであり、辺A1H1の長さ及び辺A2H2の長さは6.5mmであり、辺D2H2の長さは7.5mmである。また、辺C1E1の長さは15.0mmであり、辺F1G1の長さ及び辺F2G2は14.3mmであり、辺C2E2の長さは22.5mmである。また、高さI1は17.5mmであり、高さI2,J2は14.3mmであり、高さJ1は26.3mmである。
また、実施例2は、上記に示すダイポールアンテナ装置1において、各辺の長さ、角度を以下の通り設定したものとする。
角度P1及び角度P2はそれぞれ60度であり、角度Q1及び角度Q2はそれぞれ75度である。
辺D1H1の長さは5.0mmであり、辺A1H1の長さ及び辺A2H2の長さは6.5mmであり、辺D2H2の長さは7.5mmである。また、辺C1E1の長さは10.0mmであり、辺F1G1の長さ及び辺F2G2は14.3mmであり、辺C2E2の長さは15.0mmである。また、高さI1は17.5mmであり、高さI2,J2は14.3mmであり、高さJ1は26.3mmである。
次に、比較例1の構成について、図2(a)を参照して説明する。
なお、この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記に示すダイポールアンテナ装置1では上部導体10における第一小導体部12と下部導体20における第二小導体部22とは同一形状であった。一方、図2(a)に示すように、比較例1に係るダイポールアンテナ装置101において、給電部2よりも上方の導体110における仮想線Kよりも右側の台形部分112の形状と、給電部2よりも下方の導体120における仮想線Kよりも左側の台形部分122の形状とは異なるものである。
具体的には、角度P3,角度P4,角度Q2及び角度Q4は、それぞれ60度である。
辺A3D3の長さは10.0mmであり、辺A4D4の長さは15.0mmである。また、辺C3E3の長さは15.0mmであり、辺F3G3の長さは11.0mmである。また、辺F4G4は15.0mmであり、辺C4E4の長さは22.5mmである。また、上側の導体110における仮想線Kよりも左側の台形部分111の高さI3は17.5mmであり、仮想線Kよりも右側の台形部分112の高さJ3は11.0mmである。また、下側の導体120における仮想線Kよりも右側の台形部分121の高さI4は26.0mmであり、仮想線Kよりも左側の台形部分122の高さJ4は13.0mmである。
実施例1、実施例2及び比較例1の周波数ごとの水平面内放射パターンにおける偏差について説明する。
図3及び図4に破線で示すように、比較例1では、2.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は0.9dBである(図3(a)参照)。また、5.5GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は5.5dBである(図4(a)参照)。また、9.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は9.9dBである(図3(b)参照)。また、10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は13.1dBである(図3(c)及び図4(b)参照)。
つまり、周波数が高くなるにしたがって、水平面内放射パターンの偏差が大きくなっていることが判る。
一方、図3に実線で示すように、実施例1では、2.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は0.9dBである(図3(a)参照)。また、9.4GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は2.1dBである(図3(b)参照)。また、10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は4.2dBである(図3(c)参照)。
つまり、周波数帯域9.4GHz,10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は、実施例1の方が比較例1よりも小さくなっていることが判る。
また、図4に実線で示すように、実施例2では、5.5GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は1.7dBである(図4(a)参照)。また、10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は7.0dBである(図4(b)参照)。
つまり、周波数帯域5.5GHz,10GHzの水平面内放射パターンにおける偏差は、実施例2の方が比較例1よりも小さくなっていることが判る。
次に、実施例1、実施例2及び比較例2の比帯域について説明する。
比較例2の構成について、図2(b)を参照して説明する。
比較例2に係るダイポールアンテナ装置201は、給電部2と、給電部2の上方に配置され短底辺を給電部2側に向けて配置され台形状をなす導体210と、給電部2の下方に配置され短底辺を給電部2側に向けて配置され台形状をなす導体220とを有している。
図5に示すように、比較例2に係るダイポールアンテナ装置201は、比帯域120%である。また、比較例1に係るダイポールアンテナ装置101は、137%である。また、実施例1に係るダイポールアンテナ装置は、比帯域129%である。
つまり、実施例1は、比較例1,2と比べて比帯域がわずかに劣るものの遜色がないことが判る。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記に示す実施形態においては、上部導体10における第一大導体部11と下部導体20における第二大導体部21とは異なる形状であったが、本発明はこれに限られない。例えば、第一大導体部11と第二大導体部21とが同一形状であってもよい。
また、上記に示す実施形態においては、上部導体10の第一小導体部12は仮想線Kよりも右側に配置され、下部導体20の第二小導体部22は仮想線Kよりも左側に配置されているが、本発明はこれに限られない。つまり、第一小導体部12と第二小導体部22とが、仮想線Kよりも同一側、つまり右側(又は左側)に配置されていてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、上部導体10における第一大導体部11よりも下部導体20における第二大導体部21の方が大きいが、本発明はこれに限られない。つまり、第一大導体部11よりも第二大導体部21の方が小さくてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1…ダイポールアンテナ装置
2…給電部
10…上部導体(第一導体)
11…第一大導体部
12…第一小導体部
20…下部導体(第二導体)
21…第二大導体部
22…第二小導体部
10B,20B…切欠き部
A1D1,A2D2…短底辺
B1C1,B2C2…長底辺

Claims (3)

  1. 給電部と、
    台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなし、短底辺を前記給電部側に向けて配置される第一導体と、
    台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低い第二小導体部とを有する形状をなし、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置される第二導体と、を備え、
    前記第一小導体部と前記第二小導体部とが、同一の台形状をなしていることを特徴とするダイポールアンテナ装置。
  2. 前記第一大導体部と前記第二大導体部とは、互いに異なる台形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のダイポールアンテナ装置。
  3. 給電部と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第一大導体部及び高さが低い第一小導体部を有する形状をなした第一導体と、台形の長底辺側の角部に切欠き部を形成することにより高さが高い第二大導体部及び高さが低いとともに前記第一小導体部と同一の台形状をなす第二小導体部を有する形状をなした第二導体とを配置するダイポールアンテナ装置の配置方法であって、
    前記給電部を配置し、
    前記第一導体を、短底辺を前記給電部側に向けて配置し、
    前記第二導体を、前記給電部を挟んで前記第一導体とは反対側に短底辺を前記給電部側に向けて配置することを特徴とするダイポールアンテナ装置の配置方法。
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