JP2015043153A - 現金処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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【課題】運用モードで取り扱う現金に関する処理のデータの紛失を防止する。
【解決手段】現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード、及びメンテナンスが行われる場合に設定される保守モードの2つの動作モードで稼動する現金処理装置1であって、可搬記録媒体であるUSBメモリ21が装着される装着部としてのUSBコントローラ11と、USBメモリ21が何れの動作モードで用いられるのかを判定する動作モード判定部31と、動作モード判定部31が判定した動作モードで稼動するように制御する動作モード制御部32と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、現金処理装置及びその制御方法に関するものである。例えば、本発明は、小売店、スーパーマーケット、セルフガソリンスタンド等の商業施設のバックヤードに設置され、キャッシュレジスタ等の釣銭準備金を出金したり、売上金を入金したりする現金処理装置に適用し得るものである。
従来から、小売店等の商業施設のバックヤードには、POSレジやネットレジ等のようなキャッシュレジスタ(以下、単にレジスタともいう)の現金を取り込み、当日の売上金を計数する現金処理装置が設置されている。
この現金処理装置は、例えば、現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード、及び、装置のメンテナンスが行われる場合に設定される保守モードの2つのモードで稼動する。
運用モードの現金処理装置は、例えば、店員が店舗の開店前に、各レジスタに釣銭準備金を収めるために釣銭出金を行ない、又、店舗の閉店後に、各レジスタにある現金を取り込むように構成されている。つまり、現金処理装置は、入金額(すなわち、売上金+釣銭出金額)の計上を行い、入金額から釣銭出金額を差し引くことで当日の売上金の額を計上するものである。そして、店長等の管理者は、現金処理装置から売上金を回収し、回収した売上金を金融機関等に入金する。
保守モードでは、例えば、保守ベンダ(メンテナンス会社)の社員(保守者)が、部品の清掃や装置の稼動状況の調査を行う。また、修理会社の社員(修理者)が、故障した部品の交換を行う。
一方、可搬記録媒体(例えば、USBメモリ)を装着する装着部(例えば、USBポート)を備えた警備端末装置において、USBポートへの装着状態を検出する検出手段を有し、USBポートにUSBメモリが装着されたことを検出した場合に、運用モードから保守モードに切り替えて保守作業を行う保守方法が提案されていた(特許文献1参照)。
特開2006−309531号公報
しかしながら、USBメモリが装着されたことの検出をトリガとしてモードを切り替えている特許文献1に記載された警備端末装置の保守方法を、現金処理装置に適用することは問題である。
つまり、現金処理装置では、運用モードにおいても装着部(例えば、USBポート)に可搬記録媒体(例えば、USBメモリ)を装着するのが通常であるからである。それは、運用モードにおける現金に関する処理のデータをUSBメモリに記録しておき、万一の事故が発生した場合に、このUSBメモリに記録されたデータを用いて調査が行えるようにする為である。
その為、特許文献1に記載された保守方法を現金処理装置に適用する場合、運用モードにおいて管理者が装着するUSBメモリ(運用USBメモリ)の代わりに、保守モードにおいて保守者や修理者が装着するUSBメモリ(保守用USBメモリ)が装着された状態で運用モードが稼動する可能性がある。この場合、運用モードで取り扱う現金に関する処理のデータがUSBメモリに書き込まれてしまい、現金処理装置から削除されることがあるという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、運用モードで取り扱う現金に関する処理のデータの紛失を防止する、現金処理装置及びその制御方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現金処理装置は、現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード、及びメンテナンスが行われる場合に設定される保守モードの2つの動作モードで稼動する現金処理装置(1)であって、可搬記録媒体(21)が装着される装着部(11)と、前記装着部に装着された前記可搬記録媒体が何れの動作モードで用いられるのかを判定する動作モード判定部(31)と、前記動作モード判定部が判定した動作モードで稼動するように制御する動作モード制御部(32)と、を備えることを特徴とする。但し、括弧内の符号は例示である。
この現金処理装置は、前記動作モード判定部が、前記可搬記録媒体に記録された動作モード情報(例えば、装置固有ID(Identification)、保守ベンダ固有ID、ファイル名、拡張子等)を読み出し、読み出した前記動作モード情報から前記可搬記録媒体が何れの動作モードで用いられるのかを判定するようにするのがよい。
本発明によれば、運用モードで取り扱う現金に関する処理のデータの紛失を防止することができる。
実施形態に係る現金処理装置の現金処理装置を用いた現金管理システムを説明するための図である。 実施形態に係る現金処理装置の概略斜視図である。 実施形態に係る現金処理装置の概略ブロック図である。 実施形態に係る現金処理装置に装着されるUSBメモリのデータ構成を説明する為の図であり、図4(a)は運用USBメモリのデータ構成図であり、図4(b)は保守用USBメモリのデータ構成図である。 実施形態に係る現金処理装置の起動時のフローチャート(1)である。 実施形態に係る現金処理装置の起動時のフローチャート(2)である。
以下、本発明の実施をするための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
≪実施形態に係る現金処理装置の構成≫
実施形態に係る現金処理装置を用いた現金管理システムを図1に示す。現金管理システム3は、1台(複数台でも可)の現金処理装置1が通信線路4により集中管理装置2に接続された構成となっている。
集中管理装置2は、現金処理装置1を管理するものである。例えば、集中管理装置2は、現金処理装置1から現金不足による補充要求や現金満杯による回収要求を受信する。そして、集中管理装置2が、現金処理装置1からこれらのデータを受信した場合に、担当者が現金処理装置1に現金を補充したり、現金処理装置1から現金を回収したりする。
現金処理装置1は、小売店、スーパーマーケット、セルフガソリンスタンド等の商業施設のバックヤードに設置され、キャッシュレジスタ等の釣銭準備金を出金したり、売上金を入金したりするものである。図2は、実施形態に係る現金処理装置1の概略斜視図である。現金処理装置1は、正面視で右側に配置される紙幣ユニット1aと、正面視で左側に配置される硬貨ユニット1bと、を主に備えて構成される。それ以外の構成については後記する。
紙幣ユニット1aは、紙幣投入口から投入された紙幣の金種判定や真偽判定を行う。そして、紙幣ユニット1aは、本物と鑑定された紙幣を金種毎にカセットに格納し、偽物と判定された紙幣をリジェクト庫に格納する。
硬貨ユニット1bは、硬貨投入口から投入された硬貨の金種判定や真偽判定を行う。そして、硬貨ユニット1bは、本物と鑑定された硬貨を金種毎にそれぞれ格納し、偽物と判定された硬貨をリジェクト庫に格納する。
続いて、図3を参照して、現金処理装置1のそれ以外の構成について説明する。図3は、実施形態に係る現金処理装置の概略ブロック図である。
現金処理装置1は、CPU10内に、USBコントローラ11と、LCDコントローラ12と、ブザーI/F13と、タッチパネルI/F14と、BSC(バスステートコントローラ)I/F15とが内蔵されている。
USBコントローラ11には可搬記録媒体であるUSBメモリ21が接続され、LCDコントローラ12にはLCDモジュール22が接続され、ブザーI/F13にはブザー23が接続され、タッチパネルI/F14にはタッチパネル制御回路24aを介してタッチパネル24bが接続され、BSC−I/F15には不揮発性記憶部としてのFLASHメモリ25、2つのRAM(Random Access Memory)26、不揮発性記憶部としてのBBM(バッテリバックアップメモリ)27、及びその他のI/OデバイスがI/F素子28を介して接続されている。
以下では、現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード時にUSBコントローラ11に常時接続されるUSBメモリ21を、特に「運用USBメモリ21a」と呼ぶ場合がある。図4(a)は運用USBメモリ21aのデータ構成図である。運用USBメモリ21aは、正しい現金処理装置1を識別する装置固有IDと、現金処理装置の動作記録が時系列に記録されている装置動作記録ファイルとで構成されている。
装置固有IDは、例えば、数字及び英字で構成されるシリアルナンバーである。この装置固有IDは、運用USBメモリ21aにのみ記録され、運用モードで用いられるUSBメモリであることを示す情報(動作モード情報)である。
装置動作記録ファイルは、現金処理に関するあらゆる処理が記録され、万一の現金事故が発生した場合に解決のための調査に使用する唯一の情報源となる。その為、装置動作記録ファイルの紛失は厳に防止する必要がある。
一方、現金処理装置1のメンテナンスが行われる場合に設定される保守モード時にUSBコントローラ11に接続されるUSBメモリ21を、特に「保守用USBメモリ21b」と呼ぶ場合がある。図4(b)は保守用USBメモリ21bのデータ構成図である。保守用USBメモリ21bは、保守ベンダ(メンテナンス会社)を識別する保守ベンダ固有IDと、メンテナンス作業で用いる種々の情報が記録されている保守用ファイルとで構成されている。保守用ファイルは、例えば、現金処理装置1の動作時間、交換部品の使用時間、処理紙幣枚数、処理硬貨枚数、動作エラー時の内容・日時・メモリダンプが装置固有ID毎に格納され、保守ベンダの管理に使用される。
保守ベンダ固有IDは、数字及び英字で構成される識別番号である。この保守ベンダ固有IDは、保守用USBメモリ21bにのみ記録され、保守モードで用いられるUSBメモリであることを示す情報(動作モード情報)である。保守用ファイルはメンテナンスの内容によっては、保守用USBメモリに記録されていなくてもよい。
LCDモジュール22は、CPU10の命令に従い様々な画面を表示する。ブザー23は、CPU10の命令に従い肯定/否定の意味を持たせた2種類の音を出力する。タッチパネル24bは、現金処理装置1の利用者の選択に応じた入力情報がCPUに入力されるように接続されている。
FLASHメモリ25は、現金処理装置1を動作させるプログラムが格納されている。RAM26は、FLASHメモリ25に格納されるプログラムがCPU10によって読み出され、展開される。BBM27には、自己の現金処理装置1を識別する装置固有IDが記録されている。
CPU10は、RAM26に読み出されて展開されたプログラムを順次実行することにより、様々な機能を実現する。図3では、本発明に関連する動作モード部30のみを図示し、他の一般的な機能の記載を省略している。
動作モード部30は、動作モード判定部31と、動作モード制御部32とを備える。ここでは、これらの機能の概略のみを説明し、その詳細は後記する動作モードの制御において説明する。
動作モード判定部31は、現金処理装置1に装着されたUSBメモリ21が何れの動作モード(運用モード、保守モード)で用いられるのかを判定する。例えば、動作モード判定部31は、現金処理装置1の電源が投入された場合に、USBメモリ21内部に書き込まれている装置固有ID及び装置動作記録ファイルの読み出しを行い、BBM27内の装置固有IDと合致すれば、正常に運用USBメモリ21aが装着されていると判定する。また、動作モード判定部31は、USBメモリ21内部の装置固有IDが読み出せなければ、次ステップとして保守ベンダ固有IDの読み出しを行い、正常に読み出せれば保守USBメモリ21bが装着されていると判定する。その為、現金処理装置1は、USBコントローラ11へUSBメモリ21が接続されている事を確認する手段として、装着状態を検出する方法だけではない。
動作モード制御部32は、動作モード判定部31が判定した動作モードで現金処理装置1が稼働するように制御する。例えば、動作モード制御部32は、現金処理装置1の電源が投入された場合に、動作モード判定部31により装置固有IDが合致したと判定されたら運用モードで現金処理装置1を稼動させ、保守ベンダ固有IDが読み出せた場合に保守モードで現金処理装置1を稼動させる。一方、装置固有IDが合致せず、また保守ベンダ固有IDを読み出せない場合には、動作モード制御部32は、USBメモリ21が故障しているか、又は本装置用ではない他のUSBメモリ21が取り付けられていると判断し、その旨をLCDモジュールに表示し装置を動作停止する。その際に、ブザー23が否定のブザー音を鳴動するようにしてもよい。
しかしながら、動作モード制御部32は、現金処理装置1が保守モードで稼動した場合においては、電源OFF/ONの動作が実行された後でなければ保守モードから運用モードへの移行を行わない。すなわち、運用モードで稼動させる為には、動作モード判定部31による正常に運用USBメモリ21aが装着されているか否かの判定を行うようにする。その為に、動作モード制御部32は、保守モードにて現金処理装置1を起動した場合、保守モードでの作業終了後に運用モードへ移行するには、電源OFF/ONを実行する以外の選択肢をなくし、保守用USBメモリ21bを装着したまま運用モードへ移行することが出来ないようにする。例えば、動作モード制御部32は、保守モード終了メニューが表示されたら、自動的に電源OFFされ、必ず、利用者が電源ONを実行するような構成にする。
以上で、実施形態に係る現金処理装置1の構成についての説明を終了する。
≪実施形態に係る現金処理装置の動作モードの制御≫
図5及び図6を参照して、実施形態に係る現金処理装置1の動作モードの制御について説明する。図5及び図6は、実施形態に係る現金処理装置1の起動時のフローチャートである。
現金処理装置1の電源が利用者(店員、保守者等)により投入される(ステップS10)。現金処理装置1は、CPU10によってFLASHメモリ25内に書き込まれたプログラムがRAM26内に読み出され、展開、実行される(ステップS20)。これにより、CPU10内に動作モード判定部31、及び動作モード制御部32の機能が実現される。
続いて、現金処理装置1は、デバイス(USBメモリ21を含む)の装着の有無を順次確認していく(ステップS30)。ここで、USBメモリ21の装着の確認として、現金処理装置1の動作モード判定部31は、USBコントローラ11を介してUSBメモリ21が接続されているか否かを判定する(ステップS40)。USBメモリ21が接続されているとき(ステップS40で“Yes”)には、処理はステップS50(図6参照)に進む。一方、USBメモリ21が接続されていないとき(ステップS40で“No”)には、処理はステップS60に進み、動作モード判定部31は、USBメモリ21ではない又はUSBメモリ21が物理故障していると判断する。そして、動作モード制御部32は、その旨をLCDモジュール22に表示し装置を動作停止する(ステップS60)。この際に、ブザー23が否定のブザー音を鳴動するようにしてもよい。
USBメモリ21が接続されている(ステップS40で“Yes”)と判定された場合に、動作モード判定部31は、USBメモリ21から装置固有IDが読み出せるか否かを判定する(ステップS50)。装置固有IDが読み出せたとき(ステップS50で“Yes”)には、処理はステップS70に進み、一方、装置固有IDが読み出せないとき(ステップS50で“No”)には、処理はステップS130に進む。
装置固有IDが読み出せた(ステップS50で“Yes”)と判定された場合に、動作モード判定部31は、読み出した装置固有IDとBBM27で保持されている装置固有IDとが同一であるか否かを判定する(ステップS70)。装置固有IDが同一であるとき(ステップS70で“Yes”)には、処理はステップS80に進む。一方、装置固有IDが同一でないとき(ステップS70で“No”)には、処理はステップS90に進み、動作モード判定部31は、異なる装置のUSBメモリ21が装着されていると判断する。そして、動作モード制御部32は、その旨をLCDモジュール22に表示し装置を動作停止する(ステップS90)。この際に、ブザー23が否定のブザー音を鳴動するようにしてもよい。
装置固有IDが同一である(ステップS70で“Yes”)と判定された場合に、動作モード判定部31は、装置動作記録ファイルが読み出せるか否かを判定する(ステップS80)。装置動作記録ファイルが読み出せるとき(ステップS80で“Yes”)には、処理はステップS100に進み、動作モード判定部31は、本装置用の運用USBメモリ21aが正常に装着されていると判断する。そして、動作モード制御部32は、次デバイスの確認に移行する(ステップS100)。一方、装置動作記録ファイルが読み出せないとき(ステップS80で“No”)には、処理はステップS110に進み、動作モード判定部31は、USBメモリ21のログ(装置動作記録ファイル)が壊れていると判断する。そして、動作モード制御部32は、その旨をLCDモジュール22に表示すると共にBBM27に記録し、次デバイスの確認に移行する(ステップS110)。
ステップS100又はステップS110に続いて、動作モード判定部31は、運用に必要な全てのデバイスが接続されていることを確認する(ステップS120)。そして、動作モード制御部32は、現金処理装置1を運用モードへ移行する(運用モードとして稼働させる)。なお、ステップS110でログ(装置動作記録ファイル)が壊れていると判断された場合には、上位装置である集中管理装置2(図1)に報告するようにしてもよい。
一方、ステップS50で装置固有IDが読み出せない(ステップS50で“No”)と判定された場合に、動作モード判定部31は、保守ベンダ固有IDが読み出せるか否かを判定する(ステップS130)。保守ベンダ固有IDが読み出せるとき(ステップS130で“Yes”)には、処理はステップS140に進み、動作モード判定部31は、保守USBメモリ21bが装着されていると判断する。そして、動作モード制御部32は、その旨をLCDモジュールに表示し、現金処理装置1を保守モードへ移行する(保守モードとして稼働させる)(ステップS140)。一方、保守ベンダ固有IDが読み出せないとき(ステップS130で“No”)には、処理はステップS150に進み、動作モード判定部31は、本用途ではない保守用USBメモリ21b又はUSBメモリ21が物理故障していると判断する。そして、動作モード制御部32は、その旨をLCDモジュール22に表示し装置を動作停止する(ステップS150)。この際に、ブザー23が否定のブザー音を鳴動するようにしてもよい。
利用者は、ステップS140で移行した保守モードを終了する場合に、保守モード終了メニューから保守モードの終了を選択する。この際、動作モード制御部32は、保守モード終了メニューを表示すると、自動的に電源OFFを実行し、利用者が必ず電源ONを実行するようにする(S160)。なお、動作モード制御部32は、保守モード終了メニューにおいて、利用者に対して電源OFF/ONを利用者に実行させる旨の表示をLCDモジュール22に行わせるようにしてもよい。そして、ステップS160で利用者により電源ONが実行されると、処理はステップS20に戻る。
以上で、実施形態に係る現金処理装置1の動作モードの制御についての説明を終了する。
以上説明したように、実施形態に係る現金処理装置1は、電源ONされた場合に、装着されているUSBメモリ21に記憶されるIDにより稼動する動作モード(運用モード/保守モード)を選択する。その為、現金処理装置1は、装着するUSBメモリ21に応じた動作モード切替(運用モード/保守モード)を行うことができる。
また、実施形態に係る現金処理装置1は、運用モードでの稼働を開始する前に正常な運用USBメモリが装着されていることを確認する。その為、現金処理装置1は、記録必須な装置動作記録ファイルが紛失することを防止することができる。
また、実施形態に係る現金処理装置1は、装置固有IDの照合を行う。その為、現金処理装置1は、間違って装着した運用USBメモリ21aへ装置動作記録ファイルを記録することを防止できる。
さらに、実施形態に係る現金処理装置1は、保守ベンダ固有IDを照合してから保守モードでの稼働を開始するようにしている。その為、現金処理装置1は、保守用USBメモリ21bが保守キーの役割を果たしており、利用者を保守員として証明することができる。
また、現金処理装置1は、保守モードから運用モードへの移行を禁止し、電源OFF/ONの実行を必須にしている。その為、現金処理装置1は、保守用USBメモリ21bを装着したまま運用モードで稼働を開始してしまうことを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例の一例を以下に示す。
実施形態では、可搬記録媒体としてUSBメモリ21を用いる場合を説明した。しかしながら、可搬記録媒体は、USBメモリ21に限られず種々の記録媒体を用いることが可能である。例えば、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカード等を用いることもできる。
また、実施形態では、動作モード情報として装置固有IDや保守ベンダ固有IDを用いる場合を説明した。しかしながら、動作モード情報は、装置固有IDや保守ベンダ固有IDに限られず種々の情報を用いることが可能である。例えば、USBメモリ21に記録されるファイル名や拡張子を運用モード及び保守モードで異ならせて、ファイル名や拡張子を動作モード情報として用いることもできる。
また、実施形態では、現金処理装置1が稼動する動作モードとして「運用モード」及び「保守モード」の二つの場合を説明した。しかしながら、現金処理装置1がそれ以外の動作モードを含めた三つ以上の動作モードで稼動することも可能である。
また、実施形態では、BBM(バッテリバックアップメモリ)27に装置固有IDが記録されている場合を説明したが、装置固有IDは、現金処理装置1の他の構成に記録することも可能である。
[参考例]
また、実施形態では、電源OFF/ON時にUSBメモリ21に記録される動作モード情報を判定していたが、USBメモリ21の読み出し、書き込みのタイミングで、動作モード情報を判定するようにしてもよい。この際に、USBメモリ21が挿入されていなければ、アラームを出してUSBメモリ21の挿入を要求したり、次の書き込みタイミングで書き込むようにしてもよい。なお、書き込みを行わなかったことを、上位装置である集中管理装置2に報告するようにしてもよい。
1 現金処理装置
2 集中管理装置
10 CPU(制御部)
11 USBコントローラ
12 LCDコントローラ
13 ブザーI/F
14 タッチパネルI/F
15 BSC−I/F
21 USBメモリ(可搬記録媒体)
21a 運用USBメモリ
21b 保守用USBメモリ
22 LCDモジュール
23 ブザー
24b タッチパネル
25 FLASHメモリ
26 RAM
27 BBM(不揮発性記憶部)
31 動作モード判定部
32 動作モード制御部

Claims (6)

  1. 現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード、及びメンテナンスが行われる場合に設定される保守モードの2つの動作モードで稼動する現金処理装置であって、
    可搬記録媒体が装着される装着部と、
    前記装着部に装着された前記可搬記録媒体が何れの動作モードで用いられるのかを判定する動作モード判定部と、
    前記動作モード判定部が判定した動作モードで稼動するように制御する動作モード制御部と、
    を備えることを特徴とする現金処理装置。
  2. 前記動作モード判定部は、前記可搬記録媒体に記録された動作モード情報を読み出し、読み出した前記動作モード情報から前記可搬記録媒体が何れの動作モードで用いられるのかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記動作モード情報は、現金処理装置を識別する装置固有ID、又は保守の担当を識別する保守ベンダ固有IDであり、
    前記動作モード判定部は、前記装置固有IDを読み出せた場合に前記可搬記録媒体が運用モードで用いられると判定し、前記保守ベンダ固有IDが読み出せた場合に前記可搬記録媒体が保守モードで用いられると判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の現金処理装置。
  4. 自己を識別する自己装置固有IDが記憶された不揮発性記憶部をさらに備え、
    前記動作モード制御部は、前記装置固有IDを読み出せた場合に、読み出した前記装置固有IDと前記不揮発性記憶部に記憶された前記自己装置固有IDとを比較し、一致しない場合に運用モードの稼動を停止する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記動作モード制御部は、保守モードで稼動した後に電源OFF及び電源ONの実行が行われていない場合に、前記可搬記録媒体と異なる新たな可搬記録媒体から装置固有IDを読み出せた場合でも運用モードに移行させない、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4の現金処理装置。
  6. 現金に関する処理が行われる場合に設定される運用モード、及びメンテナンスが行われる場合に設定される保守モードの2つの動作モードで稼動する現金処理装置の制御方法であって、
    前記現金処理装置は、可搬記録媒体が装着される装着部を備え、
    前記装着部に装着された前記可搬記録媒体が何れの動作モードで用いられるのかを判定し、前記判定した動作モードで稼動するように制御する、
    ことを特徴とする現金処理装置の制御方法。
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