JP2015043039A - カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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剛史 尾崎
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Abstract

【課題】像担持体と転写部材との間に保護部材を介在や廃棄を伴わずに、像担持体と転写部材とを確実に離間し、画像形成装置がユーザによって使用されるときに像担持体と転写部材との離間状態を解除することができるカートリッジを提供する。
【解決手段】受け部110cが回転止め部156を保持すると共に押しこみ面部が被押しこみ面部に当接した第1姿勢となり、転写ローラ9が転写バネの付勢力に抗してドラム7から離間した状態となり、受け部110cが回転止め部を保持しないと共に押しこみ面部が被押しこみ面部に当接しない第2姿勢となり、転写ローラ9が転写バネの付勢力によりドラム7に圧接するカートリッジ6を構成した。
【選択図】図9

Description

本発明は、カートリッジ、及び、これを装着可能な電子写真画像形成装置(以降、画像形成装置とする)に関する。ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタなど)、電子写真ファクシミリ装置などが含まれる。
また、カートリッジとは、像担持体と、像担持体に作用するプロセス手段とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。
特許文献1には、画像形成装置が搬送ルートにあるときには、像担持体と転写部材との間にシート材等の保護部材を挟ませて、像担持体と転写部材とが直接に接触しない状態にする構成が開示される。この一方で、画像形成装置がユーザによって使用されるときには、ユーザが保護部材を取り除き、像担持体と転写部材とが直接に接触する状態にする構成が開示される。
また、特許文献2には、画像形成装置が、例えば搬送ルート(未使用状態)にあるときには、像担持体に設けられたギアと転写部材と同軸に設けられた扇形ギアとが噛合うことで、像担持体と転写部材とが離間する構成が開示される。この一方で、画像形成装置がユーザによって使用されるときには、ユーザが装置本体の電源を入力して扇形ギアが回転して像担持体のギアと扇形ギアとの噛合いが解除されて、像担持体と転写部材との離間が解除される構成が開示される。
特開平5−257412号公報 特開平10−142969号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、ユーザは、画像形成装置を使用するときに、保護部材を外して廃棄する必要があり、手間がかかる。また、転写部材の永久変形の対策としては不十分である。
また、特許文献2の構成では、像担持体に設けられたギアと噛み合う扇形ギアを転写部材と同軸上に設ける必要があり、像担持体の付近の部品点数の増加に伴って装置本体の内部が複雑化する。
本発明は、像担持体と転写部材との間に保護部材の介在や廃棄を伴わずに、像担持体と転写部材とを確実に離間し、画像形成装置がユーザによって使用されるときに像担持体と転写部材との離間状態を解除することができるカートリッジを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカートリッジは、転写部材を有する装置本体に着脱自在で像担持体を有するカートリッジであって、前記カートリッジは、前記像担持体を回転自在に支持する枠体と、前記装置本体に保持されるために、前記枠体に形成される被保持部と、前記枠体に形成されて前記転写部材を支持する支持部材に当接可能な当接部と、を有し、前記装置本体の内部で前記像担持体の軸と同軸上に揺動自在に支持され、前記装置本体は、前記転写部材を支持する前記支持部材と、前記支持部材を前記像担持体に付勢する付勢手段と、前記被保持部を保持する保持部と、前記支持部材に形成されて前記当接部に当接される被当接部と、を有し、前記保持部が前記被保持部を保持すると共に前記当接部が前記被当接部に当接した第1姿勢となり、前記転写部材が前記付勢手段の付勢力に抗して前記像担持体から離間した状態となり、前記保持部材が前記被保持部を保持しないと共に前記当接部が前記被当接部に当接しない第2姿勢となり、前記転写部材が前記付勢手段の付勢力により前記像担持体に圧接することを特徴とする。
本発明によれば、像担持体と転写部材との間に保護部材が設けられなくても、像担持体と転写部材とが確実に離間される。同時に、像担持体と転写部材との間の保護部材が廃棄されなくても、画像形成装置がユーザによって使用されるときには、像担持体と転写部材との離間状態が解除される。その結果、従来よりも、ユーザビリティが向上しつつ、像担持体の付近の部品点数の増加に伴う装置本体の内部の複雑化が抑制される。
画像形成装置の断面図である。 開閉ドアを閉じた状態の斜視図等である。 転写ローラの支持機構の分解斜視図等である。 カートリッジを斜め上方から見た斜視図等である。 転写ローラとドラムの配置関係を示す転写部近傍の側面図等である。 カートリッジが装置本体に装着された状態を示す斜視図である。 ドラムが転写ローラから離間したときのカートリッジ及び装置本体の斜視図である。 ドラムが転写ローラに圧接した状態を示す側面図等である。 ドラムが転写ローラから離間したときのカートリッジ及び装置本体を示す側面図である。 ドラムが転写ローラの当接したときのカートリッジ及び装置本体の側面図等である。 実施例2に係る画像形成装置において、ドラムが転写ローラから離間したときのカセット、カートリッジ、装置本体の構成を示す側面図等である。 実施例3に係る画像形成装置において、ドラムが転写ローラから離間したときのカセット、カートリッジ、装置本体の構成を示す側面図等である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、以下の説明では、画像形成装置からカートリッジに駆動力が入力される画像を駆動側(図2(a)中の矢印A方向)、これとは反対側を非駆動側(図2(a)中の矢印B方向)と称する。
図1は、画像形成装置1の断面図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、装置本体1Aを有する。装置本体1Aの内部には、感光体のドラム7が配置される。ドラム7の周囲には、帯電装置(不図示)、レーザスキャナ8、現像装置(不図示)、転写ローラ9が配置される。また、装置本体1Aの下部には、シートSを収納するカセット2が配置される。カセット2の上方には、給送ローラ3、搬送ローラ対4、5、定着装置10、搬送ローラ対11、12が配置される。さらに、装置本体1Aの上部には、トレイ13が形成される。
ドラム7の表面では、帯電装置により一様に帯電され、レーザスキャナ8により静電像が形成され、現像装置により静電像がトナーで現像されてトナー像が形成される。この一方で、カセット2に収納されるシートSは、給送ローラ3、搬送ローラ対4、5、ドラム7及び転写ローラ9の間の転写部T(ニップ部)に搬送される。シートSは、その転写部Tを通過するときに、ドラム7の表面の現像剤像が転写される。そして、そのシートSは、定着装置10で加熱及び加圧されてトナー像が定着され、搬送ローラ対11、12を通過して、トレイ13に排出される。
『像担持体』としてのドラム7を有するカートリッジ6は、『転写部材』としての転写ローラ9を有する装置本体1Aに着脱自在な構成である。
図2(a)は、開閉ドア105を閉じた状態の斜視図である。図2(b)は、開閉ドア105を開いた状態の斜視図である。なお、図2中で、矢印A方向の側を駆動側、矢印B方向の側を非駆動側と称する。駆動側のガイド部材101、非駆動側のガイド部材102、駆動側の転写用の軸受106のガイド部材103、及び、非駆動側の転写用の軸受106のガイド部材104が、装置本体1Aに対し固定されている。
ガイド部材101に形成されるガイド部101Xには、カートリッジ6の被支持部152(図4(a)参照)が挿通され、被支持部152がガイド部101Xに沿って移動可能となっている。ガイド部材102に形成されるガイド部102Xには、カートリッジ6の被支持部153(図4(b)参照)が挿通され、被支持部153がガイド部102Xに沿って移動可能となっている。
ガイド部材101のガイド部101Xには、第1受け部101b及び第2受け部101cが形成される。第2受け部101cが第1受け部101bよりもガイド部101Xから遠い側に配置される。ガイド部材102のガイド部102Xには、第1受け部102b及び第2受け部102cが形成される。第2受け部102cが第1受け部102bよりもガイド部102Xから遠い側に配置される。
装置本体1Aは、カートリッジ6が着脱されるときに開閉される『カバー』としての開閉ドア105を有する。開閉ドア105は、ここでは断面視L字状に形成される部材であり、第1板部105Xと、第2板部105Yと、を有する。開閉ドア105は、軸105aを中心に装置本体1Aに対して回転可能に支持されている。開閉ドア105の閉状態及び開状態2つの位置は、ユーザの操作により任意に切り替えることができる。また、開閉ドア105が装置本体1Aを閉じた状態(図2(a)参照)では、第1板部105Xが天井に配置され、第2板部105Yが側面に配置される。
開閉ドア105の第2板部105Yの内側面には、駆動側にカートリッジ6を押さえる押え部110(図2(b)参照)が形成され、非駆動側にカートリッジ6を押さえる押え部111(図2(b)参照)が形成される。
押え部110が第2板部105Yの面に対して垂直に延びる先端には、第1規制面110a及び第2規制面110bが形成される。『規制部』としての第1規制面110a、第2規制面110bは、カートリッジ6の移動を規制する面である(これに関しては、図6を参照しつつ後述する)。第2板部105Yの面に対する第1規制面110aの角度は、第2板部105Yに対する第2規制面110bの角度よりも大きく設定される。
また、押え部111が第2板部105Yの面に対して垂直に延びる先端には、第1規制面111a及び第2規制面111bが形成される。『規制部』としての第1規制面111a、第2規制面111bは、カートリッジ6の移動を規制する面である。第2板部105Yの面に対する第1規制面111aの角度は、第2板部105Yに対する第2規制面111bの角度よりも大きく設定される。
また、開閉ドア105の押え部110、111には、受け部110c、111cが形成される。『保持部』としての受け部110c、111cは、回転止め部156、157(図4参照)を保持する部位である(これに関しては、図7を参照しつつ後述する)。
装置本体1Aは、軸受106と、転写バネ108と、被押しこみ面部106fと、を有する。『支持部材』としての軸受106は、転写ローラ9を支持する部材である。『付勢手段』としての転写バネ108は、軸受106をドラム7に付勢する部材である。『被当接部』としての被押しこみ面部106fは、軸受106に形成されて押しこみ面部154a、155a(図4参照)に当接される面である。
図3(a)は、転写ローラ9の支持機構の分解斜視図である。図3(a)に示されるように、駆動側では、転写ローラ9の端部9aは軸受106に形成される穴部106aに差し込まれ、回転可能に支持されている。転写バネ108の一端部108aには、軸受106のバネ取付部106bが差し込まれ、転写バネ108の他端部108bには、ガイド部材103に設けられた軸部103aが差し込まれている。
ここで、軸受106の被ガイド部106cが、ガイド部材103のガイド部103bに当接しながらガイドされることにより、軸受106及び転写ローラ9はガイド部103bに沿った矢印C方向及び矢印D方向にスライド可能に支持される。
図3(b)は、転写ローラ9の支持機構の側面図である。また、図3(b)に示すように、軸受106のバネ座面106dが転写バネ108より矢印C方向に付勢力を受ける。これにより、装置本体1Aにカートリッジ6が装着されていないときは、軸受106の付き当て部106eはガイド部材103の被付き当て部103cに当接している。なお、非駆動側においても駆動側と同様の構成となっているため、説明は省略する。
図4(a)は、カートリッジ6を斜め上方から見た斜視図である。図4(a)に示すように、ドラム7を回転自在に支持する枠体151は、ドラム7を回転可能に支持しており、このドラム7の回転軸線を、軸線Lとする。また、駆動側において、ドラム7の端部7aには、駆動力を伝達される受け部7bが設けられている。さらに、駆動側において、枠体151の側面151aには、軸線Lと同軸な円周形状である被支持部152、押しこみ部154、そして円柱形状の回転止め部156が設けられている。
『当接部』としての押しこみ面部154aは、枠体151に形成されて転写ローラ9を支持する軸受106に当接可能な部位である。『被保持部』としての回転止め部156は、装置本体1Aに保持されるために、枠体151に形成される部位である。同時に、回転止め部156は、第1規制面110a、第2規制面110bに規制される『被規制部』としても機能する。
なお、ここでは、回転止め部156、157は、『被保持部』としても機能し、『被規制部』としても機能する構成であるが、『被保持部』として機能する部位と、『被規制部』として機能する部位が異なる部位に構成される形態であっても良い。
図4(b)は、カートリッジ6を斜め下方から見た斜視図である。一方、図4(b)に示すように、非駆動側において、側面151bには、軸線Lと同軸な円柱形状である被支持部153と、押しこみ部155、そして円柱形状の回転止め部157が設けられている。
『当接部』としての押しこみ面部155aは、枠体151に形成されて転写ローラ9を支持する軸受106に当接可能な部位である。『被保持部』としての回転止め部157は、装置本体1Aに保持されるために、枠体151に形成される部位である。回転止め部157は、第1規制面111a、第2規制面111bに規制される『被規制部』としても機能する。
図5(a)は、転写ローラ9とドラム7の配置関係を示す転写部T近傍の側面図である。装置本体1Aにカートリッジ6が装着されると、後述の位置決め手段により装置本体1Aに対しドラム7の位置が決まる。転写ローラ9は転写バネ108により矢印C方向に付勢されているため、図5(a)に示すように、当接点としての点Pにおいて転写ローラ9はドラム7に圧接している。
画像形成時において、不図示の手段によりドラム7の受け部7bが装置本体1Aより駆動力を受けると、ドラム7は矢印E方向に回転する。転写ローラ9は軸受106に回転可能に支持されているため、点Pにおけるドラム7との摩擦により、矢印N方向に従動的に回転する。
シートSが転写部Tに到達すると、図5(b)に示すように、点PにおいてシートSはドラム7と転写ローラ9の間に挟まれ、ドラム7との摩擦により矢印H方向へと搬送される。このとき、不図示の印加手段によりドラム7と転写ローラ9との間には電圧が印加されており、ドラム7の表面上のトナーtがシートSに転写される。
図6は、カートリッジ6が装置本体1Aに装着された状態を示す斜視図である。図6に示されるように、図6に示すように、駆動側では、カートリッジ6に形成される被支持部152は、ガイド部材101に形成される円弧状支持部101aに回転可能に支持される。これにより、カートリッジ6は、装置本体1Aの内部で、ドラム7の『軸』としての軸線Lと同軸上に(ドラム7の軸線Lを中心に)、装置本体1Aに対して揺動自在に支持される(揺動可能に支持される)。
また、カートリッジ6は、自重G1により軸線L周りに矢印Q方向に回転しようとする。そして、カートリッジ6の側面151aに設けられた回転止め部156は、ガイド部材101に設けられた第1受け部101bに当接する。これより、画像形成時におけるカートリッジ6の装置本体1A内での位置が決まる。
また、押え部110の第1規制面110a(図2(b)参照)は、回転止め部156に当接することにより、画像形成時にカートリッジ6が軸線L周りに揺動するのを規制する。また、押え部110の第2規制面110b(図2(b)参照)は、回転止め部156に当接することにより、画像形成時にカートリッジ6が矢印J方向へ抜け出るのを規制する。
このように、第1規制面110a、第2規制面110bが回転止め部156の移動を規制することで、カートリッジ6がドラム7の軸線Lを中心に揺動するのが規制される。このカートリッジ6が第2姿勢J2のときに、開閉ドア105が閉じられて位置が固定される。なお、非駆動側においても駆動側と同様の構成となっているため、説明は省略する。
なお、この第2姿勢J2ときに、受け部110cが回転止め部156を保持しないと共に、押しこみ面部154aが被押しこみ面部106fに当接しない状態となっている。このときに、転写ローラ9が転写バネ108の付勢力によりドラム7に圧接している。
図7は、ドラム7が転写ローラ9から離間したときのカートリッジ6及び装置本体1Aの斜視図である。前述のように、画像形成時では、転写ローラ9は、転写バネ108の付勢力によりドラム7に圧接している(図5参照)。そこで、カートリッジ6を装置本体1Aに装着した状態で出荷する場合、転写ローラ9をドラム7から離間する必要がある。そのため、図7に示すように、カートリッジ6を画像形成時の姿勢(図6参照)に対して軸線L周りに、矢印K方向に回転させた第1姿勢J1で保持する(詳しくは図9及び図10(b)を参照しつつ後述する)。
図8(a)は、ドラム7が転写ローラ9に圧接した第2姿勢J2時の状態を示す側面図である。図8(a)に示されるように、駆動側では、画像形成時の姿勢で、転写ローラ9は、転写バネ108の矢印C方向の付勢力によってドラム7に点Pで圧接している。
図8(b)は、ドラム7が転写ローラ9から離間した第1姿勢J1次の状態を示す側面図である。カートリッジ6が矢印K方向に回転された姿勢では、図8(b)に示すように、カートリッジ6に形成される押しこみ部154に形成される押しこみ面部154aが軸受106に形成される被押しこみ面部106fに当接する。これにより、軸受106は、転写バネ108の付勢力に抗して矢印D方向に押しこまれる。なお、非駆動側においても駆動側と同様の構成となっているため、説明は省略する。駆動側と非駆動側とで前述の動作をすることにより、転写ローラ9は軸受106と共に矢印D方向に移動し、ドラム7との間に隙間Wをもって離間される。
なお、この第1姿勢J1ときには、押しこみ面部154aが被押しこみ面部106fに当接した状態となっていて、転写ローラ9が転写バネ108の付勢力に抗してドラム7から離間した状態となっている。同時に、図9を参照しつつ後述するが、受け部110cが回転止め部156を保持するようになっている。
図9は、ドラム7が転写ローラ9から離間したときのカートリッジ6及び装置本体1Aを示す側面図である。離間時において、開閉ドア105は閉状態となっている。前述のように、カートリッジ6は、装置本体1Aに対しドラム7の軸線L周りに揺動可能に支持されており、自重G1により矢印Q方向に回転しようとする。また、駆動側において、開閉ドア105の押え部110は受け部110cを有している。ドラム7が転写ローラ9から離間する離間時の姿勢では、この受け部110cがカートリッジ6の回転止め部156と当接することにより、カートリッジ6の位置が決まる。
また、駆動側において、ガイド部材101は第2受け部101cを有している。第2受け部101cが回転止め部156と当接することにより、カートリッジ6が矢印K方向に回転する量を規制している。
ここで、回転止め部156と受け部110cとの当接力Fにより開閉ドア105が受けるモーメントMが、開閉ドア105が開状態とする矢印R方向と逆向きになるよう、受け部110cの面が形成される。
こうした構成により、カートリッジ6が第1姿勢J1のときに、受け部110cが回転止め部156から受ける当接力Fの方向は、開閉ドア105が閉じられる方向に向く。これにより、カートリッジ6が離間時の姿勢において、物流時の振動等の衝撃が加わっても、当接力Fにより開閉ドア105が開状態となることはなく、ドラム7と転写ローラ9は離間状態を保つことができる。なお、非駆動側においても駆動側と同様の構成となっているため、説明は省略する。
図10(a)は、ドラム7が転写ローラ9の当接したときのカートリッジ6及び装置本体1Aの側面図である。図10(a)に示されるように、ユーザが開閉ドア105を開状態にすると、装置本体1Aの受け部110cがカートリッジ6の回転止め部156を保持する状態が解除される。そして、カートリッジ6は、第1姿勢J1から、自重G1によりドラム7を中心に軸線L周りに矢印Q方向に揺動して第2姿勢J2へと移行する。
これにより、ドラム7と転写ローラ9とが離間した離間状態が解除され、ドラム7と転写ローラ9とが当接した当接状態(画像形成時の状態)に戻される。このときに、転写バネ108の付勢力によって、ドラム7が転写ローラ9に圧接する。
図10(b)は、ドラム7が転写ローラ9から離間したときのカートリッジ6及び装置本体1Aの側面図である。カートリッジ6を離間時の姿勢にするには、図10(b)に示すように、開閉ドア105を開状態にし、矢印K方向に装置本体1Aを90°傾ければよい。これにより、カートリッジ6は自重G2により軸線Lを中心に矢印K方向に回転し、回転止め部156は駆動側のガイド部材101の第2受け部101cに当接する。この状態で開閉ドア105を閉状態にすることで、カートリッジ6を離間時の姿勢に保持することができる。
以上の構成により、カートリッジ装着同梱にて出荷する際にカートリッジ6を離間時の姿勢にしておくことにより、物流に確実にドラム7と転写ローラ9を離間させることができる。また、ユーザは部材を廃棄することなくカートリッジ6を画像形成位置に装着することが可能となり、特許文献1に対してユーザビリティが向上する。また、ドラム7付近の部品点数を増加させず、装置を複雑化させることなくドラム7と転写ローラ9を離間可能となる。
なお、本実施例においては離間時の姿勢において駆動側及び非駆動側の両側においてカートリッジ6の回転止め部156、及び回転止め部157を支持したが(非駆動側については説明を省略している)、必ずしもその必要はない。駆動側、または非駆動側のどちらか一方のみであっても、本発明の効果を得ることができる。
図11(a)は、実施例2に係る画像形成装置500において、ドラム7が転写ローラ9から離間したときのカセット2、カートリッジ6、装置本体1Aの構成を示す側面図である。なお、実施例2の構成のうち、実施例1と実質的に同一もしくは相当する構成及び作用を有する要素は、同一符号を付し、詳しい説明は実施例1の説明を援用する。本実施例では、装置本体1Aに着脱可能なカセット2の着脱を利用して、転写ローラ9とドラム7との離間を解除可能な構成について説明する。なお、駆動側と非駆動側とは同様の構成であるため、駆動側についてのみ説明する。
実施例2では、装置本体1Aは、装置本体1Aに着脱自在であると共にシートSを収納するカセット2と、カセット2の着脱に連動して装置本体1Aに対して揺動しながらカートリッジ6を保持する『保持部材』としてのレバー202と、を有することを特徴とする。なお、ここでは、レバー202は、装置本体1Aに対して揺動する構成であるが、この構成に限定されなくても良く、装置本体1Aに対してスライドする構成であっても良い。
支持部材201は装置本体1Aに固定されている。また、レバー202には円柱部202aが設けられており、不図示の手段により、円柱部202aを装置本体1Aに回転可能に支持されている。レバー202の円柱部202aにはコイルバネ203が取り付けられており、この付勢力によりレバー202は円柱部202aを中心に矢印U方向のモーメントを受けている。
一方、カセット2の側面2aには押しこみ部204が設けられており、カセット2が装置本体1Aに装着されている状態では、押しこみ部204がコイルバネ203の付勢力に抗してレバー202の被押しこみ面202bを支持している。また、カセット2はユーザ操作により矢印V方向に着脱可能となっている。
一方、カートリッジ6の駆動側の側面151aには凸部205が設けられている。レバー202に形成されるカートリッジ6の保持部202cが凸部205の被保持部205aに当接することにより、カートリッジ6が矢印Q方向に回転するのを規制し、カートリッジ6は離間時の姿勢に保持される。
図11(b)は、ドラム7が転写ローラ9と当接したときのカセット2、カートリッジ6、装置本体1Aの構成を示す側面図である。カートリッジ6を画像形成時の姿勢にするには、図11(a)に示すカートリッジ6が第1姿勢J1のときに、図11(b)に示されるようにカセット2が矢印V方向に装置本体1Aから引出される。
このとき、レバー202はコイルバネ203の付勢力により矢印U方向に回転し、被当接面202dが支持部材201の当接面201aに当接する。同時に、保持部202cが、被保持部205aを保持する状態が解除されることにより、カートリッジ6は自重G1により矢印Q方向に回転し、画像形成時の第2姿勢J2になる。これにより、転写ローラ9とドラム7の離間は解除され、転写バネ108の付勢力を持って圧接する。
ユーザが装置本体1Aを購入し、初めて使用する際にはカセット2を矢印V方向に引き出し、シートSを補充する必要がある。これより、本構成を用いることで、ユーザがカートリッジ6の姿勢を離間時の姿勢から画像形成時の姿勢にするために余計な操作を行う必要のない、ユーザビリティの向上した画像形成装置を提供できる。
なお、本実施例において駆動側と非駆動側は同様の構成と述べたが、必ずしもその必要はない。駆動側、または非駆動側のどちらか一方のみであっても、本発明の効果を得ることができる。
図12(a)は、実施例3に係る画像形成装置において、ドラム7が転写ローラ9から離間したときのカートリッジ6、装置本体1Aの構成を示す側面図である。なお、実施例3の構成のうち、実施例1及び実施例2と実質的に同一もしくは相当する構成及び作用を有する要素は、同一符号を付し、詳しい説明は実施例1及び実施例2の説明を援用する。本実施例では、装置本体1Aの駆動力を利用して、転写ローラ9とドラム7との離間を解除可能な構成について説明する。なお、駆動側と非駆動側とは同様の構成であるため、駆動側についてのみ説明する。
実施例3では、装置本体1Aは、ドラム7に駆動力が伝達されることに連動して装置本体1Aに対して揺動しながらカートリッジ6を保持する『保持部材』としてのレバー302を有することに特徴がある。なお、ここでは、レバー302は、装置本体1Aに対して揺動する構成であるが、この構成に限定されなくても良く、装置本体1Aに対してスライドする構成であっても良い。
当接部材301は装置本体1Aに固定されている。また、レバー302には扇形ギア部302e及び円柱部302aが設けられており、不図示の手段により、円柱部302aを装置本体1Aに回転可能に支持されている。
さらに、装置本体1Aは、不図示の手段によりギア306の中心穴306aを回転可能に支持しており、ギア306のギア部306bは装置本体1Aの駆動列と接続されていると共に(不図示)、レバー302の扇形ギア部302eと噛み合っている。このとき、レバー302に形成される保持部302cがカートリッジ6に設けられた凸部205の被保持部205aに当接することにより、カートリッジ6が矢印Q方向に回転するのを規制し、カートリッジ6は離間時の姿勢に保持される。
図12(b)は、ドラム7が転写ローラ9に当接したときのカートリッジ6、装置本体1Aの構成を示す側面図である。カートリッジ6を画像形成時の姿勢にするには、図12(b)に示すように、装置本体1Aを駆動させればよい。このとき、ギア306は装置本体1Aより受けた駆動力により矢印X方向に回転し、ギア306と噛み合っているレバー302はその噛み合い力により、噛み合いが外れるまで矢印U方向に回転する。
こうして、カートリッジ6が第1姿勢J1のときにレバー302が駆動力を伝達されると、保持部302cが被保持部205aを保持する状態が解除され、カートリッジ6は自重G1により矢印Q方向に回転し、画像形成時の第2姿勢J2になる。これにより、転写ローラ9とドラム7の離間は解除され、転写バネ108の付勢力を持って圧接する。
また、レバー302は自重G3により、被当接面302dが当接部材301の当接面301aに突き当たるまで矢印U方向に回転する。このとき、レバー302の扇形ギア部302eとギア306の噛み合いは完全に外れている。
本構成を用いることで、ユーザがカートリッジ6の姿勢を離間時の姿勢から画像形成時の姿勢にするために余計な操作を行う必要のない、ユーザビリティの向上した画像形成装置を提供できる。
なお、本実施例において駆動側と非駆動側は同様の構成と述べたが、必ずしもその必要はない。駆動側、または非駆動側のどちらか一方のみであっても、本発明の効果を得ることができる。
実施例1乃至3のいずれかの構成によれば、ドラム7と転写ローラ9との間に保護部材が設けられなくても、画像形成装置1が搬送ルートにあるときには、ドラム7と転写ローラ9とが確実に離間される。同時に、ドラム7と転写ローラ9との間の保護部材が廃棄されなくても、画像形成装置1がユーザによって使用されるときには、ドラム7と転写ローラ9との離間状態が解除される。その結果、従来よりも、ユーザビリティが向上しつつ、ドラム7の付近の部品点数の増加に伴う装置本体1Aの内部の複雑化が抑制される。
1A 装置本体
6 カートリッジ
7 ドラム(像担持体)
9 転写ローラ(転写部材)
106 軸受(支持部材)
106f 被押しこみ面部(被当接部)
108 転写バネ(付勢手段)
110c 受け部(保持部)
151 枠体
154、155 押しこみ部面部(当接部)
156、157 回転止め部(被保持部)
L 軸線(軸)
J1 第1姿勢
J2 第2姿勢

Claims (8)

  1. 転写部材を有する装置本体に着脱自在で像担持体を有するカートリッジであって、
    前記カートリッジは、
    前記像担持体を回転自在に支持する枠体と、
    前記装置本体に保持されるために、前記枠体に形成される被保持部と、
    前記枠体に形成されて前記転写部材を支持する支持部材に当接可能な当接部と、
    を有し、
    前記装置本体の内部で前記像担持体の軸と同軸上に揺動自在に支持され、
    前記装置本体は、
    前記転写部材を支持する前記支持部材と、
    前記支持部材を前記像担持体に付勢する付勢手段と、
    前記被保持部を保持する保持部と、
    前記支持部材に形成されて前記当接部に当接される被当接部と、
    を有し、
    前記保持部が前記被保持部を保持すると共に前記当接部が前記被当接部に当接した第1姿勢となり、前記転写部材が前記付勢手段の付勢力に抗して前記像担持体から離間した状態となり、
    前記保持部が前記被保持部を保持しないと共に前記当接部が前記被当接部に当接しない第2姿勢となり、前記転写部材が前記付勢手段の付勢力により前記像担持体に圧接することを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記装置本体の前記保持部が前記カートリッジの前記被保持部を保持する状態が解除されると、前記カートリッジは、第1姿勢から、自重により前記像担持体を中心に揺動して第2姿勢へと移行することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記装置本体は、前記カートリッジが着脱されるときに開閉されるカバーを有し、
    前記カバーは、前記カートリッジの移動を規制する規制部を有し、
    前記カートリッジは、前記規制部に規制される被規制部を有し、
    前記カートリッジが第2姿勢のときに、前記カバーが閉じており、前記規制部が前記被保持部の移動を規制し、前記カートリッジが前記像担持体の軸を中心に揺動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記保持部は、前記カバーに形成され、
    前記カバーが開かれると、前記保持部が前記被保持部を保持する状態が解除されることを特徴とする請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 前記カートリッジが第1姿勢のときに、前記保持部が前記被保持部から受ける当接力の方向は、前記カバーが閉じられる方向に向くことを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記装置本体は、
    前記装置本体に着脱自在であると共にシートを収納するカセットと、
    前記カセットの着脱に連動して前記装置本体に対して揺動又はスライドしながら前記カートリッジを保持する保持部材と、
    を有し、
    前記保持部は、前記保持部材に形成され、
    前記カートリッジが第1姿勢のときに、前記カセットが前記装置本体から引出されると、前記保持部が前記被保持部を保持する状態が解除されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカートリッジ。
  7. 前記装置本体は、前記像担持体に駆動力が伝達されることに連動して前記装置本体に対して揺動又はスライドしながら前記カートリッジを保持する保持部材を有し、
    前記保持部は、前記保持部材に形成され、
    前記カートリッジが第1姿勢のときに、前記保持部材が駆動力を伝達されると、前記保持部が前記被保持部を保持する状態が解除されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカートリッジ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカートリッジと、
    前記装置本体と、
    を備える画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017198958A (ja) * 2016-04-22 2017-11-02 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2017223803A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 キヤノン株式会社 プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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